JP3892701B2 - 枚葉印刷機の前当て装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、枚葉印刷機の前当て装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
給紙部に積み重ねられた枚葉紙を上部から一枚ずつ前方のテーブル上に送り込み、そのテーブルの先端から圧胴に設けられたくわえ爪に向けて送り込んで印刷を施すようにした枚葉印刷機においては、テーブル上に送り込まれた枚葉紙を、そのテーブルの先端部において、前縁の位置決めを行ない、その前縁の位置決め後に枚葉紙を一側方に引き込んで一側縁の位置決めを行なったのち、圧胴に設けられたくわえ爪の回転にタイミングを合わせて圧胴に向けて送り込むようにしている。
【0003】
枚葉紙の前縁の位置決めに際しては、テーブルの前側部に左右一対の前当てを設け、その前当てで枚葉紙の前縁を受け止めて前縁を位置決めするようにしている。
【0004】
枚葉印刷機においては、印刷される枚葉紙のサイズが一定でないため、左右一対の前当てを枚葉紙の幅方向に複数組設け、枚葉紙のサイズに応じて使用する前当てを決定し、残りの組の前当ては枚葉紙を受け止めることのない位置まで逃すようにしている。
【0005】
図3(I)は、小サイズ用の一対の前当てA1 、中サイズ用の一対の前当てA2 、大サイズ用の一対の前当てA3 を設けた例を示し、印刷される枚葉紙Sのサイズが大きい場合、図3(II)に示すように、大サイズ用の一対の前当てA3 を使用し、小サイズ用および中サイズ用の一対の前当てA1 、A2 は枚葉紙Sの前縁が当接することのない位置(待機位置)に逃すようにしている。
【0006】
前当てを使用位置と待機位置とに位置の変更が行なえるようにした前当て装置として図4および図5に示したものが従来から知られている。
【0007】
上記前当て装置は、テーブル30の前側下部に設けられた前当て軸31に複数の前当てユニットU2 を設けている。図では単一の前当てユニットU2 のみが示されている。前当てユニットU2 は、前当て軸31に固定された固定ホルダ32と、前当て軸31を中心にして揺動可能な可動ホルダ33を有し、前記可動ホルダ33の外周上部に設けられた支持片34に枚葉紙を受け止めて前縁を位置決めする前当て35を取付けている。
【0008】
また、可動ホルダ33の外周下部に押圧片36を設け、固定ホルダ32にはその押圧片36に対向するピン支持片37を設け、そのピン支持片37にピン挿入孔38を形成している。ここで、ピン挿入孔38は段付き孔から成り、その小径孔はねじ孔39とされ、そのねじ孔39にねじ係合されるねじ軸部41を有する調整ピン40をピン挿入孔38に挿入して先端を前記押圧片36に当接し、調整ピン40の後端部には摘み42を取付けている。
【0009】
さらに、固定ホルダ32および可動ホルダ33のそれぞれにピン43、44を取付け、そのピン43、44間にスプリング45をかけ渡して押圧片36が調整ピン40の先端に当接する方向に可動ホルダ33を付勢している。
【0010】
上記の構成から成る前当て装置は、摘み42の操作により調整ピン40を軸方向に移動させ、その調整ピン40が押圧片36を押圧する作用により可動ホルダ33を図4の時計方向に揺動させて前当て35を使用位置まで変位させるようにしている。
【0011】
また、調整ピン40を押圧片36から離反する方向に移動させ、スプリング45の弾力により可動ホルダ33を反時計方向に揺動させて前当て35を待機位置まで変位させるようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の前当て装置においては、前当て軸31に固定と可動のホルダ32、33を取付け、その可動ホルダ33に前当て35を取付けて、その前当て35を前当て軸31を中心に揺動させる構成であるため、前当てユニットU2 がきわめて大型化し、前当て軸31に複数の前当てユニットU2 を取付けた場合に、隣接する前当てユニットU2 間に大きなスペースを確保することができない。このため、位置決め後の枚葉紙の前縁をくわえて圧胴に向けて枚葉紙を送るスインググリッパをテーブル30の下方に設けようとした場合に、そのスインググリッパの組込むためのスペースを確保することができず、スインググリッパの組込みができないという問題がある。
【0013】
この発明の課題は、前当てユニットの小型コンパクト化を図り、テーブルの下方に対してスインググリッパを組込むことができる前当て装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、枚葉紙が送り込まれてくるテーブルの前側下部に設定角度正逆回転される前当て軸を設け、この前当て軸に前記枚葉紙の前縁を受け止めてその前縁を位置決めする左右一対の前当てユニットの複数組を設けた枚葉印刷機の前当て装置において、前記各前当てユニットが、前当て軸の外周上部に固定された支持台と、その支持台上に設けられる台板部を下端に有し、その台板部の一端部が前記支持台に揺動自在に支持された枚葉紙位置決め用の前当てと、前記前当て軸を半径方向に貫通して先端が前記台板部の下面に当接する調整ピンと、前記台板部を下向きに付勢してその台板部の下面を調整ピンの先端に押し付ける弾性部材とを有し、前記調整ピンにねじ軸部を設け、そのねじ軸部を前記前当て軸に形成されたねじ孔にねじ係合し、前記調整ピンの下端部に摘みを設けた構成を採用したのである。
【0015】
上記のように、前当ての揺動中心を前当て軸ではなく、その前当て軸の外周上部に設けたこと、および前当てを使用位置と使用位置から逃げる待機位置との間で変位させる調整ピンを前当て軸を半径方向に貫通する配置としたことによって、前当てユニットの小型コンパクト化を図ることができる。このため、前当て軸に複数の前当てユニットを取付けた場合に、隣接する前当てユニット間に大きなスペースを確保することができ、テーブルの下方に対してのスインググリッパの組込みを可能とすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1および図2に基づいて説明する。図示のように、枚葉紙が送り込まれるテーブル1の前側下部には枚葉紙の移送方向に対して直交する方向に長く延びる前当て軸2が設けられている。
【0017】
前当て軸2は所定角度正逆方向に回転される。この前当て軸2に複数の前当てユニットU1 が軸方向に間隔をおいて設けられている。図では単一の前当てユニットU1 が示されている。
【0018】
前当てユニットU1 は、前当て軸2の外周上部に設けられた支持台10を有している。
【0019】
支持台10は前当て軸2の外周上部に設けられた平坦な支持面3にボルトの締付けにより固定されている。支持台10上にはテーブル1に送り込まれる枚葉紙を受け止めて枚葉紙の前縁を位置決めする前当て11が設けられている。
【0020】
前当て11は台板部12を下端に有し、その台板部12の一端部を貫通するピン13の両端部が前記支持台10の上面に設けられた一対の支持片10aで支持され、上記ピン13を中心として前当て11が揺動自在とされている。
【0021】
前当て11の上部には枚葉紙の先端の浮きあがりを防止する防止片14が取付けられ、その防止片14にころ15が回転自在に支持されている。
【0022】
前記前当て軸2には外周上部から外周下部に貫通する半径方向のピン挿入孔16が形成されている。ピン挿入孔16は段付き孔から成り、その小径孔はねじ孔17とされている。
【0023】
ピン挿入孔16には調整ピン18が挿入されている。調整ピン18は前記ねじ孔17にねじ係合されるねじ軸部19を有し、そのねじ軸部19の先端部は支持台10に形成された孔20に挿入されて台板部12の下面に当接している。この当接位置は台板部12の揺動中心よりオフセットされた位置であり、調整ピン18を回転してその調整ピン18を上方に移動させると、台板部12が調整ピン18で押し上げられて他端が上方に移動する方向に揺動するようになっている。
【0024】
調整ピン18の下端部にはカラー21と摘み22が取付けられている。カラー21には2本の回り止めピン23が周方向に間隔をおいて設けられ、各回り止めピン23が前当て軸2の外周下部に取付けられた固定ピン24に当接する範囲において前記調整ピン18は回動自在とされている。
【0025】
摘み22の外周には前当て軸2に取付けられた板ばね25の先端部が弾力的に当接しており、その板ばね25の先端部に設けた突起25aと摘み22の外周に設けられた筋目22aの係合によって摘み22は回り止めされ、その摘み22を無理に回転させることにより突起25aが筋目22aに対して係脱するようになっている。
【0026】
前記前当て11における台板部12の他端部には軸挿入孔26が形成され、その軸挿入孔26に挿入されたボルトから成るねじ軸27は支持台10の他端部に形成されたねじ孔28にねじ係合されている。ねじ軸27を頭部27aを有し、その頭部27aと台板部12間に皿ばねから成る弾性部材29が組込まれている。弾性部材29は台板部12を押し下げてその台板部12を調整ピン18の先端面に押し付けている。
【0027】
実施の形態で示す前当て装置は上記の構造から成り、図1は前当て11が枚葉紙の前縁を受け止める使用位置に変位された状態を示す。
【0028】
図1に示す状態において、摘み22の操作により調整ピン18を回転し、その調整ピン18を上方に向けて移動させると、台板部12が調整ピン18で押されてピン13を中心に他端が上方に移動する方向に揺動し、前当て11を枚葉紙を受け止めることがない位置に逃すことができる。
【0029】
このとき、弾性部材29は弾性変形する。このため、調整ピン18を回転して下降させると、弾性部材29の弾力により台板部12は他端が下方に移動する方向に揺動し、前当て11を図1に示す使用位置に変位させることができる。
【0030】
使用位置に変位された前当て11によって枚葉紙の前縁が位置決めされ、その位置決め後に一側縁の位置決めが行なわれた枚葉紙を図示省略した圧胴に向けて送り込む際には、前当て軸2を図1の反時計方向に設定角度回転させて、前当て11の先端部を枚葉紙の移送路から離れた位置まで退避させる。
【0031】
実施の形態で示すように、前当て軸2の外周上部に取付けた支持台10上に前当て11の揺動中心となるピン13を設け、その前当て11を使用位置から待機位置に変位させる調整ピン18を前当て軸2を半径方向に貫通する配置とすることによって、前当てユニットU1 の小型コンパクト化を図ることができる。このため、前当て軸2に複数の前当てユニットU1 を取付けた場合に、隣接する前当てユニットU1 間に大きなスペースを確保することができ、位置決め後の枚葉紙の前縁部をくわえて圧胴に送り込むスインググリッパ(図示省略)のテーブル1の下方への組込みを可能とすることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、使用位置から待機位置に変位される揺動可能な前当ての揺動中心を前当て軸とせず、その前当て軸の外周上部に設け、前記前当てを使用位置とその使用位置から逃げた待機位置との間で揺動させる調整ピンを前当て軸の半径方向に貫通する配置としたことによって、前当てユニットの小型コンパクト化を図ることができ、隣接する前当てユニット間にきわめて大きいスペースを確保することができる。その結果、テーブルの下方に枚葉紙の前縁をくわえて圧胴に供給するスインググリッパを容易に組込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る前当て装置の実施形態を示す縦断正面図
【図2】図1の右側面図
【図3】(I)は前当ての配置の一例を示す平面図、(II)は前当ての使用の一例を示す平面図
【図4】従来の前当て装置を示す縦断正面図
【図5】図4の右側面図
【符号の説明】
1 テーブル
2 前当て軸
1 前当てユニット
10 支持台
11 前当て
12 台板部
17 ねじ孔
18 調整ピン
19 ねじ軸部
22 摘み
29 弾性部材

Claims (1)

  1. 枚葉紙が送り込まれてくるテーブルの前側下部に設定角度正逆回転される前当て軸を設け、この前当て軸に前記枚葉紙の前縁を受け止めてその前縁を位置決めする左右一対の前当てユニットの複数組を設けた枚葉印刷機の前当て装置において、前記各前当てユニットが、前当て軸の外周上部に固定された支持台と、その支持台上に設けられる台板部を下端に有し、その台板部の一端部が前記支持台に揺動自在に支持された枚葉紙位置決め用の前当てと、前記前当て軸を半径方向に貫通して先端が前記台板部の下面に当接する調整ピンと、前記台板部を下向きに付勢してその台板部の下面を調整ピンの先端に押し付ける弾性部材とを有し、前記調整ピンにねじ軸部を設け、そのねじ軸部を前記前当て軸に形成されたねじ孔にねじ係合し、前記調整ピンの下端部に摘みを設けたことを特徴とする枚葉印刷機の前当て装置。
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