JP3892415B2 - 物品取出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、装置本体の操作部を操作すると、装置本体内に設けられたカプセル等の物品を一つずつ取り出すことができる物品取出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、装置本体内に設けられたカプセル等の物品を一つずつ取り出すことができる物品取出装置は、カプセル等の物品を収納する物品収納室とコインセレクターを収納する管理室とを有する。物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられている。また、物品収納室の底壁には、回転盤に設けられた収容孔と対向する落下口が形成されている。装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられている。さらに装置本体には、動力伝達手段を介して前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられている。前記コインセレクターは、コイン挿入口から挿入されたコインにより回転盤又は動力伝達手段を回転可能とするものであり、下部にコイン収容ケースが設けられている。
【0003】
従来の物品取出装置は、装置本体の正面に、物品取出口、操作部、コイン挿入口、動力伝達手段を管理すると共にコイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口と、管理用開口を開閉する蓋部材が設けられている(例えば、特許文献1、2、3)。従来の物品取出装置は、カプセル等の物品を収納する物品収納室の下部にコインセレクターを収納する管理室が設けられていた(例えば、特許文献1、2、3)。
【0004】
又、従来の物品取出装置は、動力伝達手段を管理すると共にコイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口と離れて、物品収納室の物品を出し入れする出入用開口が形成され、前記管理用開口と出入用開口は、異なる部分で塞がれており、それぞれ異なる手順により開放するようになっていた(例えば、特許文献1、2、3)。
【0005】
従来の物品取出装置は、物品収納室に小さな物品を収容した場合、回転盤の収容孔に複数の物品が収容され、複数の物品が同時に落下口に落下するのを防止するため、収容孔の大きさを規制する規制部材が設けられていた(例えば、特許文献4)。また、従来の物品取出装置は、正面に、物品の値段、内容等を表示する表示部が回動自在に設けられている(例えば、特許文献4)。
【0006】
【特許文献1】
実公昭62−20068号公報
【特許文献2】
特開2001−209844号公報
【特許文献3】
特開2002−133492号公報
【特許文献4】
特開平8−212438号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の物品取出装置は、コイン投入口、物品取出口、操作部等のお客により使用される部分と、物品の補充、コインセレクターの管理、動力伝達手段の管理、コイン収容ケース等の店員により使用される部分が、装置本体の正面に配置されているため、お客も店員も装置本体の正面からのみしかアクセスすることができない。そのため、従来の物品取出装置は、店員と客により挟まれるように設置され、店員と客が対面しつつ使用するような場合には、店員が装置本体の正面に移動しなければ、物品の補充、コイン収容ケースの引き出し等の作業を行なうことができず、面倒であるという問題点があった。
【0008】
また、従来の物品取出装置は、物品の補充、コインセレクターの管理、動力伝達手段の管理、コイン収容ケース等の店員により使用される部分も装置本体の正面に配置されているため、お客が不正にアクセスすることができ、保安管理のため、監視していなければならないという問題点があった。
【0009】
従来の物品取出装置は、カプセル等の物品を収納する物品収納室の下部に管理室が設けられ、管理室にコイン投入口、物品取出口、操作部、動力伝達機構、コインセレクター、コイン収容ケースが設けられているので、縦方向に大型化しており、店員と客の間に設けられたカウンター等の設置台に設置するには不安定で適していないという問題点があった。
【0010】
従来の物品取出装置は、動力伝達手段を管理すると共にコイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口と、物品収納室の物品を出し入れする出入用開口が、それぞれ異なる蓋部材で塞がれて鍵でロックされていたため、それぞれを開放するにはそれぞれ別の鍵が必要であり、そのため管理するには常に二つの鍵を所持していなければならず、管理に手間がかかるという問題点があった。また、管理用開口と出入用開口を塞ぐ蓋部材がそれぞれ必要となるため、コンパクトに形成することが難しいという問題点があった。
【0011】
従来の物品取出装置は、物品収納室に小さな物品を収容した場合、対応できるように、収容孔の大きさを規制する規制部材が設けられていたが、回転盤と物品収納室の底壁との間のスペースが同じであるため、この回転盤と底壁の間に径の小さな物品が挟まってしまい、回転盤の回転を阻止する共に回転盤を壊してしまう可能性があるという問題点があった。
【0012】
また、従来の物品取出装置は、物品取出口から手が入らないように、物品取出口側にしか開かない開閉扉を落下通路に設けている。この開閉扉は、サイズの大きな重い物品であれば、落下通路の傾斜による自重の回転で押し開くことができるが、サイズの小さな軽い物品であると、押し開くことができず、止まってしまうという問題点があった。
【0013】
従来の物品取出装置は、正面に、物品の値段、内容等を表示する表示部が回動自在に設けられているが、外側から表示部を回動させることができるので、誤って表示部を回動させてしまう可能性があった。
【0014】
本願発明は、上記問題点に鑑み案出したものであって、コイン投入口、物品取出口、操作部等のお客により使用される部分を装置本体の正面側に配置し、物品の補充、コインセレクターの管理、動力伝達手段の管理、コイン収容ケース等の店員により使用される部分を装置本体の背面側に配置し、店員と客の間に置かれ、店員と客が対面しつつ使用するのに特に適した物品取出装置を提供することを第1の目的とする。
【0015】
また、カプセル等の物品を収納する物品収納室の側部に、コイン投入口、物品取出口、操作部、動力伝達機構、コインセレクター、コイン収容ケースが設けられた管理室を設け、コンパクトにした物品取出装置を提供することを第2の目的とする。さらに、動力伝達手段を管理すると共にコイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口と、物品収納室の物品を出し入れする出入用開口を一つの蓋部材で塞ぐようにしたので、一つの鍵だけで対応することができ、管理が容易な物品取出装置を提供することを第3の目的とする。
【0016】
さらにまた、取り出す物品の大きさに合わせて、物品収納室の底壁の高さを調節し、物品をスムーズに落下口まで運ぶことができ、複数の物品が同時に落下口に落下するのを防止した物品取出装置を提供することを第4の目的とする。
【0017】
また、落下口から落下する物品の落下位置を開閉扉から離して落下通路に落下させ、物品に勢いを付けることができ、サイズの小さな軽い物品が開閉扉によって止まってしまうことを少なくした物品取出装置を提供することを第5の目的とする。
【0018】
物品の値段、内容等を表示する表示部を透過性を有するカバー体で覆い、不用意に表示部が変わってしまうの防止した物品取出装置を提供することを第6の目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に係る物品取出装置は、上記第1の目的を達成するため、下記の構成を有する。
(イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室とコインセレクターを収納する管理室とを有すること。
(ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
(ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
(ニ)装置本体には、動力伝達手段を介して前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
(ホ)前記コインセレクターは、コイン挿入口から挿入されたコインにより回転盤又は動力伝達手段を回転可能とするものであって、下部にコイン収容ケースが設けられていること。
(ヘ)装置本体の正面には、物品取出口、操作部及びコイン挿入口が設けられていること。
(ト)装置本体の背面には、コイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口と、管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
【0020】
本願請求項2に係る物品取出装置は、上記第1の目的を達成するため、下記の構成を有する。
(イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室と動力伝達手段を収納する管理室とを有すること。
(ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
(ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
(ニ)装置本体には、動力伝達手段を介して前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
(ホ)装置本体の正面には、物品取出口、操作部及びコイン挿入口が設けられていること。
(ヘ)装置本体の背面には、動力伝達手段を管理する管理用開口と、管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
【0021】
本願請求項3に係る物品取出装置は、上記第1の目的を達成するため、下記の構成を有する。
(イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室と、動力伝達手段及びコインセレクターを収納する管理室とを有すること。
(ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
(ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
(ニ)装置本体には、前記動力伝達手段を介して前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
(ホ)前記コインセレクターは、コイン挿入口から挿入されたコインにより回転盤又は動力伝達手段を回転可能とするものであって、下部にコイン収容ケースが設けられていること。
(ヘ)装置本体の正面には、物品取出口、操作部及びコイン挿入口が設けられていること。
(ト)装置本体の背面には、動力伝達手段を管理すると共にコイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口と、管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
【0022】
本願請求項4に係る物品取出装置は、上記第1の目的を達成するため、上記蓋部材は、物品収納室に形成された、物品を出し入れする出入用開口を、前記管理用開口と共に開閉するように構成されている。
【0023】
本願請求項5に係る物品取出装置は、上記第2の目的を達成するため、下記の構成を有する。
(イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室とコインセレクターを収納する管理室とを有すること。
(ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
(ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
(ニ)装置本体には、動力伝達手段を介して前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
(ホ)前記コインセレクターは、コイン挿入口から挿入されたコインにより回転盤又は動力伝達手段を回転可能とするものであって、下部にコイン収容ケースが設けられていること。
(ヘ)管理室は、物品収納室の側部に設けられていること。
(ト)管理室には、物品取出口、操作部、コイン挿入口、コイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口と、管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
【0024】
本願請求項6に係る物品取出装置は、上記第2の目的を達成するため、上記構成に加え、下記の構成を有する。
(イ)管理室の正面には、物品取出口、操作部及びコイン挿入口が設けられていること。
(ロ)管理室の背面には、コイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口と、管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
【0025】
本願請求項7に係る物品取出装置は、上記第3の目的を達成するため、下記の構成を有する。
(イ)装置本体は、第1の収納室と第2の収納室を有すること。
(ロ)第1の収納室は、物品を収納すると共に、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が底壁に回動自在に設けられ、さらに底壁に、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
(ハ)第2の収納室は、前記第1の収納室の落下口と対向し、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路を有すること。
(ニ)第2の収容室は、装置本体に設けられた操作部の回転を回転盤に伝達し、回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる動力伝達手段を収容するようになっていること。
(ホ)第1の収納室には、物品を出し入れする出入用開口が形成されていること。
(ヘ)第2の収納室には、動力伝達手段を管理する管理用開口が形成され、装置本体には、出入用開口と管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
【0026】
本願請求項8に係る物品取出装置は、上記第3の目的を達成するため、上記第2の収納室には、コイン挿入口から挿入されたコインにより回転盤又は動力伝達手段を回転可能とするコインセレクターと、コインセレクターの下部に設けられ、前記管理用開口から引き出し可能なコイン収容ケースが設けられている。
【0027】
本願請求項9に係る物品取出装置は、上記第3の目的を達成するため、下記の構成を有する。
(イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室と動力伝達手段を収納する管理室とを有すること。
(ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
(ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
(ニ)装置本体には、前記動力伝達手段を介して前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
(ホ)物品収納室には、物品を出し入れする出入用開口が形成されていること。
(へ)管理室には、動力伝達手段を管理する管理用開口が形成されていること。
(ト)装置本体には、出入用開口と管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
【0028】
本願請求項10に係る物品取出装置は、上記第3の目的を達成するため、下記の構成を有する。
(イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室とコインセレクターを収納する管理室とを有すること。
(ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
(ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
(ニ)装置本体には、動力伝達手段を介して前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
(ホ)前記コインセレクターは、コイン挿入口から挿入されたコインにより回転盤又は動力伝達手段を回転可能とするものであって、下部にコイン収容ケースが設けられていること。
(ヘ)物品収納室には、物品を出し入れする出入用開口が形成されていること。
(ト)管理室には、コイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口が形成されていること。
(チ)装置本体には、出入用開口と管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
【0029】
本願請求項11に係る物品取出装置は、上記第3の目的を達成するため、下記の構成を有する。
(イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室と、動力伝達手段及びコインセレクターを収納する管理室とを有すること。
(ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
(ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
(ニ)装置本体には、前記動力伝達手段を介して前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
(ホ)前記コインセレクターは、コイン挿入口から挿入されたコインにより回転盤又は動力伝達手段を回転可能とするものであって、下部にコイン収容ケースが設けられていること。
(ヘ)物品収納室には、物品を出し入れする出入用開口が形成されていること。
(ト)管理室には、動力伝達手段を管理すると共にコイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口が形成されていること。
(チ)装置本体には、出入用開口と管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
【0030】
本願請求項12に係る物品取出装置は、上記第3の目的を達成するため、上記装置本体には、蓋部材を開くと回転盤を回転不能にロックし、蓋部材を閉じると回転盤を回転可能にロックを解除するロック手段が設けられている。
【0031】
本願請求項13に係る物品取出装置は、上記第4の目的を達成するため、下記の構成を有する。
(イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室を有すること。
(ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
(ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
(ニ)装置本体には、前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
(ホ)底壁には、回転盤の収容孔に収容された物品の高さ方向の位置を調節することができる高さ調節手段が設けられていること。
【0032】
本願請求項14に係る物品取出装置は、上記第4の目的を達成するため、上記高さ調節手段は、底壁に形成された凹部に設けられたガイド部材である。
【0033】
本願請求項15に係る物品取出装置は、上記第4の目的を達成するため、上記ガイド部材は、物品収納室の一側に形成された長溝から突出する操作部材を有し、操作部材によって一方に動作させると底壁の凹部に形成された傾斜突起に沿って上昇し、操作部材によって他方に動作させると傾斜突起に沿って下降するようになっている。
【0034】
本願請求項16に係る物品取出装置は、上記第5の目的を達成するため、下記の構成を有する。
(イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室を有すること。
(ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
(ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
(ニ)装置本体には、前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
(ホ)底壁には、回転盤の収容孔に収容された物品の高さ方向の位置を調節することができる高さ調節手段が設けられていること。
(ヘ)底壁には、落下口から落下する物品の落下位置を調節することができる落下調節手段が設けられていること。
【0035】
本願請求項17に係る物品取出装置は、上記第5の目的を達成するため、上記構成に加え、下記の構成を有する。
(イ)落下調節手段は、底壁に設けられたガイド部材であること。
(ロ)ガイド部材は、物品収納室の一側に形成された長溝から突出する操作部材を有し、操作部材によって一方に動作させると落下口を狭めて物品の落下位置を物品取出口から離れた位置にし、操作部材によって他方に動作させると落下口を拡げるようになっていること。
【0036】
本願請求項18に係る物品取出装置は、上記第4、5の目的を達成するため、下記の構成を有する。
(イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室を有すること。
(ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
(ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
(ニ)装置本体には、前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
(ホ)底壁には、回転盤の収容孔に収容された物品の高さ方向の位置及び落下口から落下する物品の落下位置を調節することができる調節手段が設けられていること。
【0037】
本願請求項19に係る物品取出装置は、上記第4、5の目的を達成するため、下記の構成を有する。
(イ)調節手段は、底壁に形成された凹部に設けられたガイド部材であること。
(ロ)ガイド部材は、物品収納室の一側に形成された長溝から突出する操作部材を有し、操作部材によって一方に動作させると底壁の凹部に形成された傾斜突起に沿って上昇し且つ落下口を狭めて物品の落下位置を物品取出口から離れた位置にし、操作部材によって他方に動作させると傾斜突起に沿って下降し且つ落下口を拡げるようになっていること。
【0038】
本願請求項20に係る物品取出装置は、上記第6の目的を達成するため、下記の構成を有する。
(イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室とコインセレクターを収納する管理室とを有すること。
(ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
(ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
(ニ)装置本体には、動力伝達手段を介して前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
(ホ)前記コインセレクターは、コイン挿入口から挿入されたコインにより回転盤又は動力伝達手段を回転可能とするものであって、下部にコイン収容ケースが設けられていること。
(ヘ)装置本体には、物品の値段、内容、コインの挿入枚数等を表示する表示部が設けられ、さらにこの表示部を覆うことができる、透過性素材で形成されたカバー部材が回動自在に設けられていること。
(ト)カバー部材は、前記コインセレクターによって固定されるようになっており、コインセレクターの収納時に表示部を覆った状態で固定され、コインセレクターの取り外し時に固定が解除され、回動して表示部を露出させることができるようになっていること。
【0039】
本願請求項21に係る物品取出装置は、上記第6の目的を達成するため、上記構成に加え、下記の構成を有する。
(イ)表示部は、装置本体に回動自在に設けられ、装置本体に形成された開口から一部が表出する回胴部に設けられていること。
(ロ)カバー部材は、装置本体の開口から表出した回胴部の一部を覆うことができるように形成され、一側に係合部材が設けられ、係合部材が収納時のコインセレクターと係合することによって、回胴部の一部を覆った状態で固定されるようになっていること。
【0040】
本願請求項22に係る物品取出装置は、上記第1の目的を達成するため、下記の構成を有する。
(イ)装置本体と、
(ロ)前記装置本体に設けられた物品を収容可能な物品収容室と、
(ハ)前記装置本体に設けられ、前記装置本体正面側からコインを投入可能なコイン投入口と、
(ニ)前記装置本体に設けられ、前記コイン投入口からコインが投入された後に操作可能となる操作部と、
(ホ)前記装置本体に設けられ、前記操作部の操作に応じて、前記物品収容室に収容された物品を前記装置本体外部に導出する導出手段と、
(ヘ)前記コイン投入口から投入されたコインを収容可能なコイン収容ケースであって、前記装置本体背面側から接触可能なコイン収容ケース。
【0041】
本願請求項23に係る物品取出装置は、上記第1の目的を達成するため、前記操作部は、前記装置本体正面側から操作可能である。
【0042】
本願請求項24に係る物品取出装置は、上記第1の目的を達成するため、前記物品収容室は、前記装置本体背面側から物品投入可能な物品投入口を有する。
【0043】
本願請求項25に係る物品取出装置は、上記第1の目的を達成するため、前記コイン収容ケースは前記装置本体内部に設けられており、前記装置本体は、前記コイン収容ケースへの前記装置本体背面側からの接触を禁止する禁止扉を有し、当該禁止扉は前記装置本体の背面側外壁を形成している。
【0044】
本願請求項26に係る物品取出装置は、上記第1の目的を達成するため、上記構成に加え、下記の構成を有する。
(イ)前記物品収容室は、前記装置本体背面側から物品投入可能な物品投入口を有し、
(ロ)前記コイン収容ケースは前記装置本体内部に設けられており、
(ハ)前記装置本体は、前記コイン収容ケースへの前記装置本体背面側からの接触を禁止するとともに、前記物品投入口からの物品の投入を禁止する禁止扉を有する。
【0045】
本願請求項27に係る物品取出装置は、上記第1の目的を達成するため、前記操作部は、前記装置本体正面側から操作可能である。
【0046】
本願請求項28に係る物品取出装置は、上記第1の目的を達成するため、下記の構成を有する。
(イ)装置本体と、
(ロ)前記装置本体に設けられた物品を収容可能な物品収容室と、
(ハ)前記物品収容室の底壁に回動可能に設けられ、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤と、
(ニ)前記物品収容室の底壁に設けられ、前記回転盤の収容孔と対向可能な落下口と、
(ホ)前記装置本体に設けられ、前記物品収容室の側方に位置するコイン投入口と、
(ヘ)前記装置本体に設けられ、前記物品収容室の側方であって、前記コイン投入口の下方に位置するコイン収容ケースと、
(ト)前記コイン投入口と前記コイン収容ケースの間に設けられ、前記コイン投入口からコインが投入されたことを検出可能なコイン検出手段と、
(チ)前記回転盤と前記コイン検出手段の間に位置し、前記コイン検出手段にてコインが検出された後に操作可能となる操作部と、
(リ)前記装置本体に設けられ、前記操作部の操作に応じて、前記収容孔が前記落下口に対向し当該収容孔に収容された物品を落下口より落下せしめるように、前記回転盤を回転可能な動力伝達手段。
【0047】
【発明の実施の形態】
本願発明に係る物品取出装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本願発明に係る物品取出装置の一つの実施の形態を示す正面側から視た全体斜視図である。図2は、図1の一部透視図である。図3は、図1の背面側から視た全体斜視図である。図4は、高さ調節手段の動きを説明する説明図である。図5は、落下位置調節手段の動きを説明する側面断面図である。図6は、図4の要部説明図である。図7は、図5の説明図である。図8は、値段表示部の透明カバーを説明する側面断面図である。
【0048】
物品取出装置1の装置本体2は、物品A,Bを収納する物品収納室3(第1の収納室)と、動力伝達手段95及びコインセレクター100を収納する管理室5(第2の収納室)とを有する。物品収納室3の底壁6には、物品A,Bを収容するための収容孔37が形成された回転盤36が回動自在に設けられ、さらに、回転盤36の収容孔37と対向する落下口22が形成されている。装置本体2には、前記物品収納室3の落下口22と対向すると共に、装置本体2の下部に形成された物品取出口72と連通する落下通路71が設けられている。
【0049】
装置本体2には、前記動力伝達手段95を介して前記回転盤36を回転させて前記収容孔37を前記落下口22に対向させ、前記収容孔37に収容されている物品A,Bを前記落下口22及び前記落下通路71を介して前記物品取出口72に落下させる操作部81が設けられている。前記コインセレクター100は、コイン挿入口102から挿入されたコインにより回転盤36又は動力伝達手段95を回転可能とするものであって、下部にコイン収容ケース115が設けられている。
【0050】
管理室5は、物品収納室3の側部に設けられている。装置本体2の正面、即ち、管理室5の正面には、物品取出口72、操作部81及びコイン挿入口102が設けられている。装置本体2の背面、即ち、管理室5の背面には、動力伝達手段95を管理すると共にコイン収容ケース115を引き出すことができる管理用開口60が設けられている。物品収納室3には、物品A,Bを出し入れする出入用開口16が形成されている。装置本体2の背面には、出入用開口16と管理用開口60を開閉する蓋部材150が設けられている。
【0051】
装置本体2には、蓋部材150を開くと回転盤36を回転不能にロックし、蓋部材150を閉じると回転盤36を回転可能にロックを解除するロック手段50が設けられている。底壁6には、回転盤36の収容孔37に収容された物品A,Bの高さ方向の位置及び落下口22から落下する物品A,Bの落下位置を調節することができる調節手段30(高さ調節手段、落下調節手段)が設けられている。調節手段(高さ調節手段、落下調節手段)は、底壁6に形成された凹部23に設けられたガイド部材30である。
【0052】
ガイド部材30は、物品収納室3の一側に形成された長溝47から突出する操作部材35を有し、操作部材35によって一方に動作させると底壁6の凹部23に形成された傾斜突起26に沿って上昇し且つ落下口22を狭めて物品A,Bの落下位置を物品取出口72から離れた位置にし、操作部材35によって他方に動作させると傾斜突起26に沿って下降し且つ落下口22を拡げるようになっている。
【0053】
装置本体2には、物品の値段、内容、コインの挿入枚数等を表示する表示部134が設けられ、さらにこの表示部134を覆うことができる、透過性素材で形成されたカバー部材135が回動自在に設けられている。表示部134は、装置本体2に回動自在に設けられ、装置本体2に形成された開口126から一部が表出する回胴部130に設けられている。
【0054】
カバー部材135は、装置本体2の開口126から表出した回胴部130の一部を覆うことができるように形成され、一側に係合部材139が設けられ、係合部材139が収納時のコインセレクター100と係合することによって、回胴部130の表示部134を覆った状態で固定されるようになっており、コインセレクター100の取り外し時に固定が解除され、回動して表示部134を露出させることができるようになっている。
【0055】
すなわち、物品取出装置1は、装置本体2と、前記装置本体2に設けられた物品Aを収容可能な物品収容室3と、前記装置本体2に設けられ、前記装置本体2正面側からコインを投入可能なコイン投入口120と、前記装置本体2に設けられ、前記コイン投入口120からコインが投入された後に操作可能となる操作部81と、前記装置本体2に設けられ、前記操作部81の操作に応じて、前記物品収容室3に収容された物品Aを前記装置本体2外部に導出する導出手段36と、前記コイン投入口120から投入されたコインを収容可能なコイン収容ケース115であって、前記装置本体2背面側から接触可能なコイン収容ケース115とを備えている。
【0056】
前記操作部81は、前記装置本体2正面側から操作可能である。前記物品収容室3は、前記装置本体2背面側から物品投入可能な物品投入口16を有する。前記コイン収容ケース115は前記装置本体2内部に設けられており、前記装置本体2は、前記コイン収容ケース115への前記装置本体2背面側からの接触を禁止する禁止扉150を有し、当該禁止扉150は前記装置本体2の背面側外壁を形成している。
【0057】
前記物品収容室3は、前記装置本体2背面側から物品投入可能な物品投入口16を有する。前記コイン収容ケース115は、前記装置本体2内部に設けられている。前記装置本体2は、前記コイン収容ケース115への前記装置本体2背面側からの接触を禁止するとともに、前記物品投入口16からの物品Aの投入を禁止する禁止扉150を有する。
【0058】
物品取出装置1は、装置本体2と、前記装置本体2に設けられた物品Aを収容可能な物品収容室3と、前記物品収容室3の底壁6に回動可能に設けられ、物品Aを収容するための収容孔37が形成された回転盤36と、前記物品収容室3の底壁6に設けられ、前記回転盤36の収容孔37と対向可能な落下口22と、前記装置本体2に設けられ、前記物品収容室3の側方に位置するコイン投入口120と、前記装置本体2に設けられ、前記物品収容室3の側方であって、前記コイン投入口120の下方に位置するコイン収容ケース115と、前記コイン投入口120と前記コイン収容ケース115の間に設けられ、前記コイン投入口120からコインが投入されたことを検出可能なコイン検出手段100と、前記回転盤36と前記コイン検出手段100の間に位置し、前記コイン検出手段100にてコインが検出された後に操作可能となる操作部81と、前記装置本体2に設けられ、前記操作部81の操作に応じて、前記収容孔37が前記落下口22に対向し当該収容孔37に収容された物品Aを落下口22より落下せしめるように、前記回転盤36を回転可能な動力伝達手段95を備えている。
【0059】
さらに物品取出装置について詳細に説明する。物品取出装置1は、装置本体2を有する。装置本体2は、物品A,Bを収納する物品収納室3と、動力伝達手段95及びコインセレクター100を収納する管理室5とを有する。物品収納室3は、円形の底壁6と、底壁6の周囲に形成されたガイド壁7と、ガイド壁7の周縁に連接された傾斜壁9と、傾斜壁9の周縁に形成された突縁10と、傾斜壁9の右側に設けられた垂直壁11と、突縁10の後側に設けられた略球面状の後壁12とからなり、垂直壁11と後壁12の間、すなわち、装置本体2の背面側にに略コ字状の凹部13が形成されている。
【0060】
さらに、物品収納室3は、透過性を有する素材で形成されたドーム状のカバー体15を有する。当該カバー体15は、垂直壁11及び後壁12の上端に係止され、さらに突縁10を囲んで後記管理室5の周壁69に形成された係合縁80に係合されて固定される。従って、物品収納室3は、底壁6と、ガイド壁7と、傾斜壁9と、垂直壁11と、後壁12と、カバー体15によって、密閉形状に構成され、前記凹部13によって、装置本体2の背面側にカプセル等の物品A,Bを出し入れする略矩形状の出入用開口16が形成される。
【0061】
底壁6は、略中心に支軸20が設けられている。支軸20の下部には、フランジ21が形成されている。また、底壁6には、物品を落下させる落下口22が形成されている。さらに又底壁6には、支軸20を中心とした環状の凹部23が形成されている。凹部23は、断面略コ字状となっており、両端が前記落下口22の略中心と連通している。凹部23の底部25には、一対の傾斜突起26,26が設けられている。傾斜突起26は、板状に形成され、水平部27と傾斜部28とからなり、落下口22近傍に設けられている。
【0062】
凹部23内には、略C字状のガイド部材30が設けられている。ガイド部材30は、物品A,Bの高さ方向の位置を調節することができる高さ調節手段であって、断面略コ字状に形成され、前部と後部に傾斜壁31,32が形成されており、前記傾斜突起26,26を内挿している。ガイド部材30は、前端に上壁と略同一のガイド突起33が形成されている。ガイド突起33は、落下口22内に出没可能となっている。ガイド部材30は、下部に操作部材35が設けられている。操作部材35は、ガイド壁7に形成された長溝47から突出するようになっている。
【0063】
底壁6には、回転盤36が底壁6に突設された支軸20によって回動自在に設けられている。回転盤36は、フランジ21に載置された形となり、底壁6との間にスペースSを形成している。回転盤36の支軸20を中心とした周囲には、内部に小玩具を収容したカプセル等の物品A,Bを一つずつ収容することのできる収容孔37が所定間隔あけて設けられている。回転盤36の下面周縁には、環状のラック39が形成されている。上記回転盤36の周囲に設けられた複数の収容孔37は、回転するとそれぞれが前記落下口22に対向するようになっている。
【0064】
回転盤36には、略中心に略円錐状の物品振り分け軸41が突設され、物品振り分け軸41の周囲に屈曲された攪拌スプリング42がネジ43によって取り付けられている。また、物品収納室3の傾斜壁9には、収容孔37に一つずつ物品A,Bを入れ、2つ以上の物品A,Bを収容孔37から弾き出すための防止スプリング45が落下口22の略真上に設けられ、落下口22に物品A,Bが連続して2つ落下するのを防止している
【0065】
物品収納室3は、のガイド壁7の下端外周縁からガイド壁7の外方に向けて水平方向にに仕切壁46が延設されている。設けられている仕切壁46は、物品収納室3の右部右方及び下部下方に設けられた管理室5のを上下をに仕切るようになっている。なお、ガイド壁7には、前記操作部材35を管理室5内側に突出させる長溝47が形成されている。また、ガイド壁7には、一対の軸受け部51,51が縦方向に並んで形成されており、当該軸受け部51,51は、ロック手段50を水平方向に回動可能に軸受けしている。
ロック手段50が設けられている。ロック手段50は、ガイド壁7に形成された一対の軸受け部51,51に回動自在に取り付けられている。
【0066】
ロック手段50は、先端に係止突起52が形成され、後端に操作片53が設けられ、略中央部が一対の軸受け部51,51によって回動自在可能に取り付けられている軸受けされている。ロック手段50は、係止突起52がガイド壁7に形成された開口55から挿通して前記回転盤36のラック39を係止するようになっており、さらにバネ等の弾性部材56によって係止突起52のが開口55から突出して前記回転盤36のラック39を係止する方向に付勢されている。
【0067】
管理室5は、物品収納室3の右部右方に設けられたコインセレクター収納部62と、物品収納室3の下部下方に設けられた載置部61を有する。管理室5の載置部61は、物品収納室3を載置している形となっている。コインセレクター収納部62は、蒲鉾状の右側壁63とを有し、右側壁63の前部下端から蒲鉾状の湾曲部分における頂点までの間にて左方に延設された湾曲した正面壁65と、右側壁63の下縁から左方に延設された下壁67とが、、蒲鉾状の前記垂直壁11と接続することで形成されている。とからなり、また、右側壁63の蒲鉾状の湾曲部分における頂点から後部下端までが開放されていることから、コインセレクター収納部62の背面には背面開口68が形成されている。又、載置部61は、半円筒状の装置本体2の周壁69と、周壁69の下縁から装置本体2の内方に延設され、コインセレクター収納部62の下壁67と接続する下壁70とからなる。周壁69は、後壁12の後端縁まで伸びており、周壁69及び後壁12の後端と右側壁63の後端、および、下壁67の後端によりの間に装置本体2の背面側には下部開口64が形成されている。上記背面開口68と前記下部開口64によって管理用開口60が形成されている。
【0068】
下壁70には、物品収納室3の落下口22と対向する落下通路71が設けられている。この落下通路71は、断面が略コ字状に形成され、周壁69の下部に形成された物品取出口72に向かって下降傾斜しており、物品取出口72の前部に形成された物品受け部73に連接している。
【0069】
落下通路71は、後部74が落下口22の略真下に位置しており、その湾曲した後壁78に一対の傾斜リブ75,75が設けられ、この傾斜リブ75,75に物品A,Bが落下するようになっている。また、落下通路71の略中央上部には、軸受け凹部76が形成され、当該軸受け凹部76,76に蓋体77の支軸79が回動自在に取り付けられている。蓋体77は、物品取出口72側に向かってのみ回動するように構成され、物品取出口72側から手を差し込むことができないようになっている。前記周壁69の係合縁80には、前記カバー体15の下端17が係合するようにして、カバー体15が取り付けられている。
【0070】
装置本体2の正面、即ち周壁69の正面には、円盤状の操作部材81が設けられている。操作部材81の位置は、装置本体2を正面から見た場合、左から物品収納室3内の回転盤36、操作部材81、コインセレクター収納部62の順に並ぶように位置している。この操作部材81の回転軸83は、下壁70に軸受けされ、略中間部に大平歯車85が取り付けられ、後部にピン歯車86が取り付けられている。大平歯車85は、周壁69に回動自在に取り付けられた中間小歯車93と噛み合っている。
【0071】
ピン歯車86は、底壁6の下面に回動自在に軸受けされた中間平歯車87と噛み合っている。中間平歯車87には、一体に駆動歯車89が設けられている。駆動歯車89は、底壁6に形成された開口8を介して前記回転盤36のラック39と噛み合っている。また周壁69には、前記回転軸83と略平行に動力伝達軸90が回動自在に設けられている。動力伝達軸90は、前部に小歯車91が固定して取り付けられ、後部に出力傘歯車92が固定して取り付けられている。前記出力傘歯車92は、後記コインセレクター100の回転軸に設けられた入力傘歯車103と噛み合っている。動力伝達手段95は、回転軸83と、ピン歯車86と、中間平歯車87と、駆動歯車89とから構成されている。
【0072】
管理室5は、物品収納室3の右部に設けられたコインセレクター収納部62と、物品収納室3の下部に設けられた載置部61を有している。コインセレクター収納部62と載置部61は、ガイド壁7の下端外周縁からガイド壁7の外方に向けて水平に延設された設けられた仕切壁46によって、上下が仕切られている。仕切壁46の上部には、前記した動力伝達手段95が配置されている。蒲鉾状の右側壁63と、湾曲した正面壁65と、下壁67と、蒲鉾状の前記垂直壁11とからなるコインセレクター収納部62は、仕切壁46によって仕切られ、仕切壁46の上部にコインセレクター100が設けられ、仕切壁46の下部にコインセレクター100から排出されたコインを収容し、回収するコイン収容ケース115が設けられている。コイン収容ケース115は、コイン収納部62の正面壁65、右側壁63、下壁67により囲まれているため、コイン収容ケース115には、装置本体2の背面側に形成された前記下部開口64より接触することとなる。
【0073】
コインセレクター100は、装置本体2の背面に形成された管理用開口66から装着するものであって、コインの挿入枚数を設定することができるようになっている。コインセレクター本体101は、正面上部にコイン挿入口102が設けられ、コイン挿入口102の下部にコイン返却押し釦104が形成され、左面下部に入力傘歯車103が設けられている。コインセレクター100は、必要枚数のコインをコイン挿入口102から挿入すると、入力傘歯車103が回動可能となり、コインの挿入枚数が不足している場合又は不正コインが挿入された場合は、入力傘歯車103が回動不能のままである。コインセレクター本体101の下部両側には、4本の係合軸105・・が略水平に突出して設けられている。
【0074】
コインセレクター収納部62内の仕切壁46の上部には、一対のガイド壁106,106が前後方向に向かって設けられている。このガイド壁106,106には、略L字状の突片109によって形成された係合溝107・・・が設けられている。コインセレクター100は、一対のガイド壁106,106に案内されて前後方向に移動可能に取り付けられ、係合軸105・・・が係合溝107・・・に係合して位置決めされるようなっている。コインセレクター100は、上記したように位置決めされた時、仕切壁46に設けられた係止爪110によってコインセレクター本体101の後端が係止される。
【0075】
仕切壁46の下部には、前後方向に伸びる案内縁112が形成されている。前記したコイン収容ケース115は、上端縁116が案内縁112に案内されて、前後方向に移動可能に取り付けられている。コインセレクター収納部62の正面壁65は、垂直壁66を有し、垂直壁66の正面上部(すなわち、装置本体2の正面側)には、前記コインセレクター100のコイン挿入口102と対向するコイン投入口120が形成され、コイン投入口120の下部には、前記コインセレクター100のコイン返却押し釦104を挿通させる挿通孔121が形成されている。さらにコインセレクター収納部62の垂直壁66の正面略中間部には、半円筒状の膨出部125が形成されている。この膨出部125には、矩形状の開口126が形成されている。
【0076】
コインセレクター収納部62の垂直壁66裏面には、一対の軸受け部129,129が形成されている。この一対の軸受け部材129,129には、円柱状の回胴部130の中心軸131が回動自在に取り付けられている。回胴部130は、前記開口126から表出するようになっており、周面に物品の値段、内容、コインの挿入枚数等の表示部134、134が複数段に形成されている。なお、表示部134は、表示シートであって、回胴部130の周面に形成された矩形状凹部138内に装着しても構わないのは勿論である。
【0077】
中心軸131は、断面矩形状に形成されている。軸受け部材129には、中心軸131を押圧する略三角状の押圧部132を備えた弾性片133が設けられている。当該弾性片133は、中心軸131の位置決めを可能にし、開口126から挿入金額等を表示している表示部134が不用意に替わらないように、回胴部130を回動不能にロックしている。なお、回胴部130は、弾性片133の弾性に抗して回転可能であり、挿入金額等を表示している表示部134を替えることができるのは勿論である。
【0078】
また、中心軸131には、カバー部材135が回動自在に取り付けられている。カバー部材135は、透過性素材で形成された半円筒状のカバー部136と、カバー部136の両端に設けられた半円状の側壁137,137と、カバー部136の下端縁に設けられた係合部材139とからなる。カバー部材136は、側壁137,137の略中心が前記中心軸131に枢支され、前記回胴部130を覆うようにして、開口126を塞ぐように回動する。係合部材139は、板状に形成され、下端に係合突起140が形成されている。カバー部材136は、係合突起140が前記コインセレクター100の下部141に係合すると、開口部126を塞いだ形で固定される。
【0079】
前記管理用開口60は、蓋部材150によって塞がれるようになっている。蓋部材150は、前記管理用開口60の背面開口68を塞ぐ第1の蓋部151と、下部開口64を塞ぐ第2の蓋部152と、物品収納室3の出入用開口16を塞ぐ第3の蓋部153とからなる。第1の蓋部151の上端縁142には、一対の係止爪156,156が形成され、一対の係止爪156,156は正面壁65の上端縁143に係止されるようになっている。第2の蓋部材152には、着脱キー158を備えた錠157が設けられている。当該錠157は、キー158を差し込んで回動することにより、下壁70に設けられた被係合板159に係合して、蓋部材150を装置本体2に取り外し不能に取り付けることができる。蓋部材150が取り付けられると、蓋部材150がロック手段50の操作片53を押圧操作し、係止突起52が弾性部材56の弾性に抗して反係止方向に回動し、係止突起52が回転盤36のラック39から外れ、回転盤36は回転可能となる。
【0080】
物品取出装置1は、上記構成からなり、正面側にコイン投入口120、コン返却押し釦104、操作部材81、物品取出口72が設けられ、背面側に管理室5の管理用開口60と物品収納室3の出入用開口16が設けられている。管理用開口60と出入用開口16は、蓋部材150によって塞がれている。錠157にキー158を差し込んでキー158を回動すると、錠157が被係合板159から外れ、蓋部材150を装置本体2から取り外すことができる(図3参照)。
【0081】
蓋部材150を装置本体2から取り外すと、蓋部材150がロック手段50の操作片53を押圧操作しなくなるため、係止突起52が弾性部材56の弾性によって係止方向に回動し、係止突起52が回転盤36のラック39を係止し、回転盤36は回転不能となる。コイン収容ケース115にコインが溜まっている場合には、コイン収容ケース115を装置本体2の背面側の下部開口64から後方に引き出してコインを取り出し、次にコイン収容ケース115を前方に押し込んで、コインセレクター収納部62内に収納する。
【0082】
物品収納室3の出入用開口16から、安価な小玩具を内蔵したカプセル等の物品A又はBを収納する。大きな物品Aの場合には操作部材35を手前に引き、小さな物品Bの場合には操作部材35を押し込む。操作部材36を押し込むと、ガイド部材30が凹部23に沿って時計方向に回動し、ガイド突起33が落下口22を1/3程度塞ぐ(図4(b),図7(b)参照)。また、ガイド部材30は、傾斜壁31,32が傾斜突起26,26の傾斜部28,28に案内されて上方に移動し、傾斜突起26,26の水平部27に乗り上げる。このようにガイド部材30が底壁6から突出するため、回転盤36の収容孔37によって案内される物品A,Bの位置を高くすることができる。
【0083】
操作部材36を手前に引っ張ると、ガイド部材30が凹部23に沿って反時計方向に回動し、ガイド突起33が落下口22を開放する(図4(a),図7(b)参照)。また、ガイド部材30は、傾斜壁31,32が傾斜突起26,26の傾斜部28,28に案内されて下方に移動し、凹部23内に収納される。このようにガイド部材30が底壁6と同じ高さになるため、回転盤36の収容孔37によって案内される物品A,Bの位置を低くすることができる。本実施の形態では、最初は、操作部材36を手前に引っ張り、大きな物品Aを出入用開口16から物品収納室3に収納する。
【0084】
コインセレクター収納部62からコインセレクター100を引き出すと、カバー部材136の係合部材139がコインセレクター100の下部141に係合しなくなるため、カバー部材136が回動可能となる。装置本体2の背面側に位置する管理用開口60(背面開口68)から手を入れて、係合部材139を引き上げると、カバー部材136は開口126から外れ、回胴部130の表示部134が開口126から表出する。開口126から指を入れて回胴部130を回動し、物品Aに対応した表示部134に変更する。係合部材139を引き下げると、カバー部材136が回胴部130を覆うようにして開口126を塞ぐように回動する。コインセレクター100をコインセレクター収納部62に収納すると、コインセレクター100の入力傘歯車103が出力傘歯車92と噛み合い、コインセレクター100の下部141が係合部材139に係合し、カバー部材136が開口部126を塞いだ形で固定される。
【0085】
蓋部材150の一対の係止爪156,156を正面壁65の上端縁143に係止するようにして、蓋部材150によって管理用開口60を塞ぐと、第1の蓋部151が背面開口68を塞ぎ、第2の蓋部152が下部開口64を塞ぎ、第3の蓋部153が物品収納室3の出入用開口16を塞ぐ。蓋部材150の錠157にキー158を差し込んで回動することにより、蓋部材150が装置本体2に取り外し不能に取り付けられる。蓋部材150が取り付けられると、蓋部材150がロック手段50の操作片53を押圧操作し、係止突起52が弾性部材56の弾性に抗して反係止方向に回動し、係止突起52が回転盤36のラック39から外れ、回転盤36は回転可能となる。
【0086】
物品取出装置1は、回胴部130の表示部134に従って、コイン投入口120を介してコイン挿入口102に所定枚数のコインを挿入すると、入力傘歯車103が回動可能となり、そのため、大平歯車85、中間小歯車93、小歯車91、動力伝達軸90、出力傘歯車92、入力傘歯車103も回転可能となる。この状態で、操作部材81を回転させると、操作部材81の回転が、回転軸83、ピン歯車86、中間平歯車87、駆動歯車89、ラック39を介して回転盤36を所定回転させる。コイン挿入口102に所定枚数のコインが挿入されていない場合、又は不正コインが挿入されている場合には、入力傘歯車103が回動不能となり、そのため、大平歯車85、中間小歯車93、小歯車91、動力伝達軸90、出力傘歯車92、入力傘歯車103も回転不能であるため、操作部材81は回転しない。
【0087】
回転盤36が所定回転すると、回転盤36の収容孔37に収容された物品Aが図7(a)に示すように、落下口22の上部に運ばれて落下口22に落下し、落下通路71を転動して蓋体77を押し開け、物品取出口72から物品受け部73に落下する。
【0088】
物品収納室3に物品Bを収納する場合には、前述したように、錠157にキー158を差し込んでキー158を回動すると、錠157が被係合板159から外れ、蓋部材150を装置本体2から取り外すことができる(図3参照)。物品収納室3の出入用開口16から、物品Bを収納する。小さな物品Bなので、操作部材35を押し込む。操作部材36を押し込むと、ガイド突起33が落下口22を1/3程度塞ぎ(図4(b),図7(b)参照)、ガイド部材30が底壁6から突出する。回転盤36の収容孔37によって案内される物品Bの位置を高くすることができる。
【0089】
コインセレクター収納部62からコインセレクター100を引き出し、カバー部材136を回動して、回胴部130の表示部134を開口126から表出させて物品Bに対応した表示部134に変更する。係合部材139を引き下げ、カバー部材136が回胴部130を覆うようにして開口126を塞ぎ、コインセレクター100をコインセレクター収納部62に収納して、コインセレクター100の下部141を係合部材139に係合させ、カバー部材136が開口部126を塞いだ形で固定する。
【0090】
蓋部材150によって管理用開口60を塞ぐ。物品取出装置1は、回胴部130の表示部134に従って、コイン投入口120を介してコイン挿入口102に所定枚数のコインを挿入する。操作部材81を回転させると、回転盤36が所定回転し、回転盤36の収容孔37に収容された物品Bが図7(b)に示すように、落下口22の上部に運ばれて落下口22に落下し、落下通路71を転動して蓋体77を押し開け、物品取出口72から物品受け部73に落下する。
【0091】
回転盤36とガイド部材30の隙間S2が回転盤36と底壁6の隙間S1より狭くなっているため、小さな物品Bであっても回転盤36の下側に入り込むことがなく、物品Bはスムーズに落下口22まで運ばれる。収容孔37に物品Bが複数収納されている場合には、防止スプリング46によって一つ以外が弾き出される。物品Bは、ガイド突起33によって蓋体77から離れた位置に落下せしめられ(図5参照)、蓋体77の近くに落下するよりも勢いが付いて落下通路71を転動して蓋体77を押し開ける。そのため、物品Aに較べて小さくて軽い物品Bであっても、蓋体77によって、落下が阻止されなくなり、物品Bの詰まりを防止することができる。
【0092】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本願発明に係る物品取出装置は、コイン挿入口、物品取出口、操作部等のお客により使用される部分を装置本体の正面側に配置し、物品の補充、コインセレクターの管理、動力伝達手段の管理、コイン収容ケース等の店員により使用される部分を装置本体の背面側に配置し、店員と客の間に置かれ、店員と客が対面しつつ使用するのに特に適した構成にすることができるという効果がある。
【0093】
本願発明に係る物品取出装置は、コインセレクターを収納する管理室を、カプセル等の物品を収納する物品収納室の側部に設け、管理室に、物品取出口、操作部、コイン挿入口、コイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口、管理用開口を開閉する蓋部材を設けたので、コンパクトにすることができるという効果がある。従って、小さなお店等の狭いスペースに置くことができ、置き場所に困ることが少なくなるという効果がある。
【0094】
本願発明に係る物品取出装置は、カプセル等の物品を収納する物品収納室に物品を出し入れする出入用開口を形成し、動力伝達手段及びコインセレクターを収納する管理室に動力伝達手段を管理すると共にコイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口を形成し、この出入用開口と管理用開口を開閉する蓋部材を設けたので、蓋部材に一つの鍵を取り付けるだけで対応することができ、管理が容易であるという効果がある。
【0095】
本願発明に係る物品取出装置は、蓋部材を開くと回転盤を回転不能にロックし、蓋部材を閉じると回転盤を回転可能にロックを解除するロック手段が設けられているので、蓋部材を装置本体から外し、物品の出し入れ等の作業中に回転盤が不用意に回転することがないという効果がある。
【0096】
本願発明に係る物品取出装置は、物品を収納する物品収納室の底壁に、回転盤の収容孔に収容された物品の高さ方向の位置を調節することができる高さ調節手段を設けたので、物品収納室内に収納される物品の大きさに合わせて物品の高さ方向の位置を調節することができ、比較的小さな物品が底壁と回転盤の間に挟まれて、回転盤の回転を阻止することがなく、物品をスムーズに落下口まで運ぶことができ、複数の物品が同時に落下口に落下するのを防止することができるという効果がある。
【0097】
本願発明に係る物品取出装置は、物品を収納する物品収納室の底壁に、落下口から落下する物品の落下位置を調節することができる落下調節手段を設けたので、落下口から落下する物品の落下位置を開閉扉から離して落下通路に落下させ、物品に勢いを付けることができ、サイズの小さな軽い物品が開閉扉によって止まってしまうことを少なくすることができるという効果がある。
【0098】
本願発明に係る物品取出装置は、物品を収納する物品収納室とコインセレクターを収納する管理室とを有し、装置本体の開口に、物品の値段、内容、コインの挿入枚数等を表示する表示部が設けられた回胴部を回動自在に設け、さらにこの開口から表出した回胴部の表示部を覆う、透過性素材で形成されたカバー部材を回動自在に設け、このカバー部材を、前記コインセレクターによって固定できるようにしたので、コインセレクターの収納時には、固定されたカバー部材によって表示部が不用意に変わってしまうのを防止することができ、コインセレクターの取り外し時にカバー部材の固定が解除され、回動して回胴部の表示部を露出させ、回胴部を回動して表示部を変えることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る物品取出装置の一つの実施の形態を示す正面側から視た全体斜視図である。
【図2】図1の一部透視図である。
【図3】図1の背面側から視た全体斜視図である。
【図4】高さ調節手段の動きを説明する説明図である。
【図5】落下位置調節手段の動きを説明する側面断面図である。
【図6】図4の要部説明図である。
【図7】図5の説明図である。
【図8】値段表示部の透明カバーを説明する側面断面図である。
【符号の説明】
A 物品
B 物品
S スペース
1 物品取出装置
2 装置本体
3 物品収納室(第1の収納室)
4 載置室
5 管理室(第2の収納室)
6 底壁
7 ガイド壁
8 開口
9 傾斜壁
10 突縁
11 垂直壁
12 後壁
13 凹部
15 カバー体
16 出入用開口(物品投入口)
17 下端
20 支軸
21 フランジ
22 落下口
23 凹部
25 底部
26 傾斜突起
27 水平部
28 傾斜部
30 ガイド部材(調節手段)
31 傾斜壁
32 傾斜壁
33 ガイド突起
35 操作部材
36 回転盤(導出手段)
37 収容孔
39 ラック
41 物品振り分け軸
42 攪拌スプリング
43 ネジ
45 防止スプリング
46 仕切壁
47 長溝
50 ロック手段
51 軸受け部
52 係止突起
53 操作片
55 開口
56 弾性部材
60 管理用開口
61 載置部
62 コインセレクター収納部
63 右側壁
64 下部開口
65 正面壁
66 垂直面
67 下壁
68 背面開口
69 周壁
70 下壁
71 落下通路
72 物品取出口
73 物品受け部
74 後部
75 傾斜リブ
76 軸受け凹部
77 蓋体
78 後部
79 支軸
80 係合縁
81 操作部材(操作部)
83 回転軸
85 大平歯車
86 ピン歯車
87 中間平歯車
89 駆動歯車
90 動力伝達軸
91 小歯車
92 出力傘歯車
93 中間小歯車
95 動力伝達手段
100 コインセレクター(コイン検出手段)
101 コインセレクター本体
102 コイン挿入口
103 入力傘歯車
104 コイン返却押し釦
105 係合軸
106 ガイド壁
107 係合溝
109 突片
110 係止爪
112 案内縁
115 コイン収容ケース
116 上端縁
120 コイン投入口
121 挿通孔
125 膨出部
126 開口
129 軸受け部
130 回胴部
131 中心軸
132 押圧部
133 弾性片
134 表示部
135 カバー部材
136 カバー部
137 側壁
138 凹部
139 係合部材
140 係合突起
141 下部
142 上端縁
143 上端縁
150 蓋部材(禁止扉)
151 第1の蓋部
152 第2の蓋部
153 第3の蓋部
156 係止爪
157 錠
158 キー
159 被係合板

Claims (28)

  1. 下記の要件を備えたことを特徴とする物品取出装置。
    (イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室とコインセレクターを収納する管理室とを有すること。
    (ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
    (ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
    (ニ)装置本体には、動力伝達手段を介して前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
    (ホ)前記コインセレクターは、コイン挿入口から挿入されたコインにより回転盤又は動力伝達手段を回転可能とするものであって、下部にコイン収容ケースが設けられていること。
    (ヘ)装置本体の正面には、物品取出口、操作部及びコイン挿入口が設けられていること。
    (ト)装置本体の背面には、コイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口と、管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
  2. 下記の要件を備えたことを特徴とする物品取出装置。
    (イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室と動力伝達手段を収納する管理室とを有すること。
    (ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
    (ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
    (ニ)装置本体には、動力伝達手段を介して前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
    (ホ)装置本体の正面には、物品取出口、操作部及びコイン挿入口が設けられていること。
    (ヘ)装置本体の背面には、動力伝達手段を管理する管理用開口と、管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
  3. 下記の要件を備えたことを特徴とする物品取出装置。
    (イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室と、動力伝達手段及びコインセレクターを収納する管理室とを有すること。
    (ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
    (ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
    (ニ)装置本体には、前記動力伝達手段を介して前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
    (ホ)前記コインセレクターは、コイン挿入口から挿入されたコインにより回転盤又は動力伝達手段を回転可能とするものであって、下部にコイン収容ケースが設けられていること。
    (ヘ)装置本体の正面には、物品取出口、操作部及びコイン挿入口が設けられていること。
    (ト)装置本体の背面には、動力伝達手段を管理すると共にコイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口と、管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
  4. 蓋部材は、物品収納室に形成された、物品を出し入れする出入用開口を、前記管理用開口と共に開閉するように構成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の物品取出装置。
  5. 下記の要件を備えたことを特徴とする物品取出装置。
    (イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室とコインセレクターを収納する管理室とを有すること。
    (ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
    (ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
    (ニ)装置本体には、動力伝達手段を介して前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
    (ホ)前記コインセレクターは、コイン挿入口から挿入されたコインにより回転盤又は動力伝達手段を回転可能とするものであって、下部にコイン収容ケースが設けられていること。
    (ヘ)管理室は、物品収納室の側部に設けられていること。
    (ト)管理室には、物品取出口、操作部、コイン挿入口、コイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口と、管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
  6. 下記の要件を備えたことを特徴とする請求項5記載の物品取出装置。
    (イ)管理室の正面には、物品取出口、操作部及びコイン挿入口が設けられていること。
    (ロ)管理室の背面には、コイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口と、管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
  7. 下記の要件を備えたことを特徴とする物品取出装置。
    (イ)装置本体は、第1の収納室と第2の収納室を有すること。
    (ロ)第1の収納室は、物品を収納すると共に、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が底壁に回動自在に設けられ、さらに底壁に、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
    (ハ)第2の収納室は、前記第1の収納室の落下口と対向し、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路を有すること。
    (ニ)第2の収容室は、装置本体に設けられた操作部の回転を回転盤に伝達し、回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる動力伝達手段を収容するようになっていること。
    (ホ)第1の収納室には、物品を出し入れする出入用開口が形成されていること。
    (ヘ)第2の収納室には、動力伝達手段を管理する管理用開口が形成され、装置本体には、出入用開口と管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
  8. 第2の収納室には、コイン挿入口から挿入されたコインにより回転盤又は動力伝達手段を回転可能とするコインセレクターと、コインセレクターの下部に設けられ、前記管理用開口から引き出し可能なコイン収容ケースが設けられていることを特徴とする請求項7記載に物品取出装置。
  9. 下記の要件を備えたことを特徴とする物品取出装置。
    (イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室と動力伝達手段を収納する管理室とを有すること。
    (ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
    (ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
    (ニ)装置本体には、前記動力伝達手段を介して前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
    (ホ)物品収納室には、物品を出し入れする出入用開口が形成されていること。
    (へ)管理室には、動力伝達手段を管理する管理用開口が形成されていること。
    (ト)装置本体には、出入用開口と管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
  10. 下記の要件を備えたことを特徴とする物品取出装置。
    (イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室とコインセレクターを収納する管理室とを有すること。
    (ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
    (ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
    (ニ)装置本体には、動力伝達手段を介して前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
    (ホ)前記コインセレクターは、コイン挿入口から挿入されたコインにより回転盤又は動力伝達手段を回転可能とするものであって、下部にコイン収容ケースが設けられていること。
    (ヘ)物品収納室には、物品を出し入れする出入用開口が形成されていること。
    (ト)管理室には、コイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口が形成されていること。
    (チ)装置本体には、出入用開口と管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
  11. 下記の要件を備えたことを特徴とする物品取出装置。
    (イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室と、動力伝達手段及びコインセレクターを収納する管理室とを有すること。
    (ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
    (ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
    (ニ)装置本体には、前記動力伝達手段を介して前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
    (ホ)前記コインセレクターは、コイン挿入口から挿入されたコインにより回転盤又は動力伝達手段を回転可能とするものであって、下部にコイン収容ケースが設けられていること。
    (ヘ)物品収納室には、物品を出し入れする出入用開口が形成されていること。
    (ト)管理室には、動力伝達手段を管理すると共にコイン収容ケースを引き出すことができる管理用開口が形成されていること。
    (チ)装置本体には、出入用開口と管理用開口を開閉する蓋部材が設けられていること。
  12. 装置本体には、蓋部材を開くと回転盤を回転不能にロックし、蓋部材を閉じると回転盤を回転可能にロックを解除するロック手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の物品取出装置。
  13. 下記の要件を備えたことを特徴とする物品取出装置。
    (イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室を有すること。
    (ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
    (ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
    (ニ)装置本体には、前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
    (ホ)底壁には、回転盤の収容孔に収容された物品の高さ方向の位置を調節することができる高さ調節手段が設けられていること。
  14. 高さ調節手段は、底壁に形成された凹部に設けられたガイド部材であることを特徴とする請求項13記載の物品取出装置。
  15. ガイド部材は、物品収納室の一側に形成された長溝から突出する操作部材を有し、操作部材によって一方に動作させると底壁の凹部に形成された傾斜突起に沿って上昇し、操作部材によって他方に動作させると傾斜突起に沿って下降するようになっていることを特徴とする請求項14記載の物品取出装置。
  16. 下記の要件を備えたことを特徴とする物品取出装置。
    (イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室を有すること。
    (ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
    (ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
    (ニ)装置本体には、前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
    (ホ)底壁には、回転盤の収容孔に収容された物品の高さ方向の位置を調節することができる高さ調節手段が設けられていること。
    (ヘ)底壁には、落下口から落下する物品の落下位置を調節することができる落下調節手段が設けられていること。
  17. 下記の要件を備えたことを特徴とする請求項16記載の物品取出装置。
    (イ)落下調節手段は、底壁に設けられたガイド部材であること。
    (ロ)ガイド部材は、物品収納室の一側に形成された長溝から突出する操作部材を有し、操作部材によって一方に動作させると落下口を狭めて物品の落下位置を物品取出口から離れた位置にし、操作部材によって他方に動作させると落下口を拡げるようになっていること。
  18. 下記の要件を備えたことを特徴とする物品取出装置。
    (イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室を有すること。
    (ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
    (ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
    (ニ)装置本体には、前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
    (ホ)底壁には、回転盤の収容孔に収容された物品の高さ方向の位置及び落下口から落下する物品の落下位置を調節することができる調節手段が設けられていること。
  19. 下記の要件を備えたことを特徴とする請求項18記載の物品取出装置。
    (イ)調節手段は、底壁に形成された凹部に設けられたガイド部材であること。
    (ロ)ガイド部材は、物品収納室の一側に形成された長溝から突出する操作部材を有し、操作部材によって一方に動作させると底壁の凹部に形成された傾斜突起に沿って上昇し且つ落下口を狭めて物品の落下位置を物品取出口から離れた位置にし、操作部材によって他方に動作させると傾斜突起に沿って下降し且つ落下口を拡げるようになっていること。
  20. 下記の要件を備えたことを特徴とする物品取出装置。
    (イ)装置本体は、物品を収納する物品収納室とコインセレクターを収納する管理室とを有すること。
    (ロ)物品収納室の底壁には、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤が回動自在に設けられ、さらに、回転盤の収容孔と対向する落下口が形成されていること。
    (ハ)装置本体には、前記物品収納室の落下口と対向すると共に、装置本体の下部に形成された物品取出口と連通する落下通路が設けられていること。
    (ニ)装置本体には、動力伝達手段を介して前記回転盤を回転させて前記収容孔を前記落下口に対向させ、前記収容孔に収容されている物品を前記落下口及び前記落下通路を介して前記物品取出口に落下させる操作部が設けられていること。
    (ホ)前記コインセレクターは、コイン挿入口から挿入されたコインにより回転盤又は動力伝達手段を回転可能とするものであって、下部にコイン収容ケースが設けられていること。
    (ヘ)装置本体には、物品の値段、内容、コインの挿入枚数等を表示する表示部が設けられ、さらにこの表示部を覆うことができる、透過性素材で形成されたカバー部材が回動自在に設けられていること。
    (ト)カバー部材は、前記コインセレクターによって固定されるようになっており、コインセレクターの収納時に表示部を覆った状態で固定され、コインセレクターの取り外し時に固定が解除され、回動して表示部を露出させることができるようになっていること。
  21. 下記の要件を備えたことを特徴とする請求項20記載の物品取出装置。
    (イ)表示部は、装置本体に回動自在に設けられ、装置本体に形成された開口から一部が表出する回胴部に設けられていること。
    (ロ)カバー部材は、装置本体の開口から表出した回胴部の一部を覆うことができるように形成され、一側に係合部材が設けられ、係合部材が収納時のコインセレクターと係合することによって、回胴部の一部を覆った状態で固定されるようになっていること。
  22. 下記の要件を備えたことを特徴とする物品取出装置。
    (イ)装置本体と、
    (ロ)前記装置本体に設けられた物品を収容可能な物品収容室と、
    (ハ)前記装置本体に設けられ、前記装置本体正面側からコインを投入可能なコイン投入口と、
    (ニ)前記装置本体に設けられ、前記コイン投入口からコインが投入された後に操作可能となる操作部と、
    (ホ)前記装置本体に設けられ、前記操作部の操作に応じて、前記物品収容室に収容された物品を前記装置本体外部に導出する導出手段と、
    (ヘ)前記コイン投入口から投入されたコインを収容可能なコイン収容ケースであって、前記装置本体背面側から接触可能なコイン収容ケース。
  23. 前記操作部は、前記装置本体正面側から操作可能であることを特徴とする請求項22記載の物品取出装置。
  24. 前記物品収容室は、前記装置本体背面側から物品投入可能な物品投入口を有することを特徴とする請求項22または23記載の物品取出装置。
  25. 前記コイン収容ケースは前記装置本体内部に設けられており、前記装置本体は、前記コイン収容ケースへの前記装置本体背面側からの接触を禁止する禁止扉を有し、当該禁止扉は前記装置本体の背面側外壁を形成していることを特徴とする請求項22から24のいずれかに記載の物品取出装置。
  26. 請求項22記載の物品取出装置であって、
    (イ)前記物品収容室は、前記装置本体背面側から物品投入可能な物品投入口を有し、
    (ロ)前記コイン収容ケースは前記装置本体内部に設けられており、
    (ハ)前記装置本体は、前記コイン収容ケースへの前記装置本体背面側からの接触を禁止するとともに、前記物品投入口からの物品の投入を禁止する禁止扉を有する、
    ことを特徴とする物品取出装置。
  27. 前記操作部は、前記装置本体正面側から操作可能であることを特徴とする請求項26記載の物品取出装置。
  28. 下記の要件を備えたことを特徴とする物品取出装置。
    (イ)装置本体と、
    (ロ)前記装置本体に設けられた物品を収容可能な物品収容室と、
    (ハ)前記物品収容室の底壁に回動可能に設けられ、物品を収容するための収容孔が形成された回転盤と、
    (ニ)前記物品収容室の底壁に設けられ、前記回転盤の収容孔と対向可能な落下口と、
    (ホ)前記装置本体に設けられ、前記物品収容室の側方に位置するコイン投入口と、
    (ヘ)前記装置本体に設けられ、前記物品収容室の側方であって、前記コイン投入口の下方に位置するコイン収容ケースと、
    (ト)前記コイン投入口と前記コイン収容ケースの間に設けられ、前記コイン投入口からコインが投入されたことを検出可能なコイン検出手段と、
    (チ)前記回転盤と前記コイン検出手段の間に位置し、前記コイン検出手段にてコインが検出された後に操作可能となる操作部と、
    (リ)前記装置本体に設けられ、前記操作部の操作に応じて、前記収容孔が前記落下口に対向し当該収容孔に収容された物品を落下口より落下せしめるように、前記回転盤を回転可能な動力伝達手段。
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