JP3887480B2 - プリピット検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DVDに代表される記録密度の高い情報記録媒体のうち、DVDリライタブル(以下、DVD−RWと呼ぶ)などのように繰り返し書き込み可能な情報記録媒体において、アドレス情報等の各種制御情報が予め記録されるプリピットを検出するプリピット検出装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
前述のように、DVD−RWなどの情報記録媒体においては、予めプリフォーマット段階でアドレス情報等の各種制御情報を記録したプリピットがディスク上に形成される。そして、当該情報記録媒体に対する記録又は再生を行うに際し、このプリピットを検出することにより、必要な制御情報の取得が可能となる。
【0003】
例えば、DVD−RWにおいては、グルーブトラックに、結晶状態か非晶質状態かによって反射率を変化させることで情報ピットが形成され、ランドトラックに、凹凸形状による位相ピットとしてのプリピットが予め形成されている。
【0004】
ところで、一般に情報を記録媒体に対する再生、記録を行うために用いる光ピックアップには、非点収差によるファーカシングサーボや、プッシュプルによるトラッキングサーボを実現するために、4分割型受光素子が使用されることが多い。従って、前記プリピット検出は、このような受光素子を利用することにより行うことができる。
【0005】
例えば、図6に示すように、グルーブトラック1上に照射されるビームスポットの反射光を、受光素子にて領域A乃至Dの4つに分割してそれぞれ検出信号を得て、ランドトラック2に形成されたプリピット3を、(A−B)+(D−C)を求めることにより検出すればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のプリピット検出においては、位相ピットの特性による検出信号の遅延を考慮する必要がある。すなわち、例えば、DVD−Rなどの情報記録媒体において、情報ピットとプリピットは、共に基板を凹凸形状にして光ビームに位相差を与え、ピットでの回折により変調された光強度を検出するものである。よって、この位相ピットでの回折効率や回折角などの特性の相違に起因して、受光素子のそれぞれの領域ごとに検出タイミングが変わってくる。
【0007】
図7に、従来の4分割型受光素子を用いてプリピット検出を行う方法を示す。図6から明らかなように、4つの領域中、CとDが光ディスクに対する光ビームの相対的な進行方向の前方に、AとBが後方にそれぞれ位置するので、情報ピットの検出タイミングは、AとBがΔt1だけ遅延している。一方、プリピットの検出タイミングは、ビームスポットがグルーブトラックにあり、プリピットがランドトラック上にあることにより、複雑な回折特性となる結果、BとDが先に変化し、AとCはΔt2だけ遅延して変化する。加えて、AとDは光強度を弱める方向に変化し、BとCは光強度を強める方向に変化する。
【0008】
そして、A−B、D−Cをそれぞれ算出すると、これらの信号中、情報ピットによる変化分はキャンセルされ、プリピットによる変化分だけが残存する。最後に、これらを加えて(A−B)+(D−C)で算出される信号によりプリピット検出を行う。このとき、図中のm1がプリピット検出範囲であり、検出マージンとなる。このm1の範囲内で適宜にスレッシュホールドを設定してプリピットが読み取られる。
【0009】
このとき、前述の遅延時間Δt2がゼロであると場合には、得られるプリピット検出範囲m1は大きくなるはずである。ところが、実際にはΔt2の遅延があることによって、プリピットによる変化部分のピークが一致せず、m1を小さくしてしまう結果になっている。これにより、プリピット検出精度が制約を受けると共に、ノイズにより誤動作の影響がその分だけ大きくなってしまうことが問題である。
【0010】
そこで、本発明は上述した問題に鑑みなされたものであり、その課題は、検出遅延によるプリピットの検出マージンの低下を防止し、検出精度が高く、ノイズの影響を受けにくいプリピット検出装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載のプリピット検出装置は、記録情報を記録可能であると共に、当該記録情報が記録される記録トラックへ光ビームを誘導するためのガイドトラックに制御情報を記録するためのプリピットが予め形成された情報記録媒体に対し、当該プリピットを検出するプリピット検出装置であって、前記記録トラックに照射された光ビームの反射光を、前記記録トラックに光学的に略平行な第1の分割線と、前記記録トラックに光学的に略直交する第2の分割線により分割し、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラック側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向の反対側に位置する第1分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラックの反対側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向の反対側に位置する第2分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラックの反対側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向側に位置する第3分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラック側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向側に位置する第4分割領域とが設けられ、それぞれが前記反射光を受光する受光手段と、前記第1分割領域による検出信号から前記第3分割領域による検出信号を減算して、第1差分信号を生成する第1差分信号生成手段と、前記第4分割領域による検出信号から前記第2分割領域による検出信号を減算して、第2差分信号を生成する第2差分信号生成手段と、前記第2差分信号に対し、前記光ビームの進行方向側とその反対側における受光タイミングの遅延に対応して予め設定される遅延時間だけ、当該第2差分信号を遅延させて補正信号を出力する補正手段と、前記第1差分信号と前記補正信号を加算して、プリピット検出信号を出力するプリピット検出信号出力手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、光ビームが情報記録媒体の記録トラックに照射されると、その反射光は、記録トラックに略平行な第1の分割線と略直交する第2の分割線により分割された4つの分割領域を有する受光手段により受光される。そして、ガイドトラック側で、かつ光ビームの進行方向の反対側にある第1分割領域の検出信号から、ガイドトラックの反対側で、かつ光ビームの進行方向側にある第3分割領域の検出信号を減算して、第1差分信号が生成される。また、ガイドトラック側で、かつ光ビームの進行方向側にある第4分割領域の検出信号から、ガイドトラックの反対側で、かつ光ビームの進行方向側にある第3分割領域の検出信号を減算して、第2差分信号が生成される。
【0013】
このとき、位相ピットとしてのプリピット検出の受光タイミングの遅延を補正するため、補正手段により第2差分信号に対し、予め設定される遅延時間だけ遅延させた補正信号が出力される。その後、第1差分信号と補正信号とを加算して、プリピット検出信号が出力される。
【0014】
よって、得られたプリピット検出信号においては、情報ピットによる変化分はキャンセルされる一方、プリピットによる変化分は、各分割領域の変化分が加えられ、しかも遅延時間がキャンセルされてピークが一致した状態に補正されるので、検出マージンは最大化される。そのため、ノイズ等による検出信号の変動の影響を受けにくいプリピット検出を行うことができる。
【0015】
上記課題を解決するために、請求項2に記載のプリピット検出装置は、記録情報を記録可能であると共に、当該記録情報が記録される記録トラックへ光ビームを誘導するためのガイドトラックに制御情報を記録するためのプリピットが予め形成された情報記録媒体に対し、当該プリピットを検出するプリピット検出装置であって、前記記録トラックに照射された光ビームの反射光を、前記記録トラックに光学的に略平行な第1の分割線と、前記記録トラックに光学的に略直交する第2の分割線により分割し、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラック側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向の反対側に位置する第1分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラックの反対側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向の反対側に位置する第2分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラックの反対側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向側に位置する第3分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラック側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向側に位置する第4分割領域とが設けられ、それぞれが前記反射光を受光する受光手段と、前記第2分割領域による検出信号に対し、前記光ビームの進行方向側とその反対側における受光タイミングの遅延に対応して予め設定される遅延時間だけ、当該検出信号を遅延させて第1補正信号を出力する第1補正手段と、前記第4分割領域による検出信号に対し、前記遅延時間だけ、当該検出信号を遅延させて第2補正信号を出力する第2補正手段と、前記第1分割領域による検出信号と前記第2補正信号を加算して第1加算信号を生成する第1加算信号生成手段と、前記第3分割領域による検出信号と前記第1補正信号を加算して第2加算信号を生成する第加算信号生成手段と、前記第1加算信号から前記第2加算信号を減算してプリピット検出信号を出力するプリピット検出信号出力手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、光ビームが情報記録媒体の記録トラックに照射されると、その反射光は、記録トラックに略平行な第1の分割線と略直交する第2の分割線により分割された4つの分割領域を有する受光手段により受光される。このとき、位相ピットとしてのプリピット検出の受光タイミングの遅延を補正するため、ガイドトラックの反対側で、かつ光ビームの進行方向の反対側にある第2分割領域の検出信号に対し、予め設定される遅延時間だけ遅延させた第1補正信号が出力される。また、ガイドトラック側で、かつ光ビームの進行方向側にある第4分割領域の検出信号に対しても、前記遅延時間だけ遅延させた第2補正信号が出力される。
【0017】
そして、第1分割領域の検出信号と第2補正信号が加算された第1加算信号、及び、第3分割領域の検出信号と第1補正信号が加算された第2加算信号が、それぞれ生成される。その後、第1加算信号から第2加算信号が減算されたプリピット検出信号が出力される。
【0018】
よって、得られたプリピット検出信号においては、請求項1の場合と同様、情報ピットによる変化分はキャンセルされる一方、プリピットによる変化分は、各分割領域の変化分が加えられ、しかも遅延時間がキャンセルされてピークが一致した状態に補正されるので、検出マージンは最大化される。そのため、ノイズ等による検出信号の変動の影響を受けにくいプリピット検出を行うことができる。
上記課題を解決するために、請求項3に記載のプリピット検出装置は、記録情報を記録可能であると共に、当該記録情報が記録される記録トラックへ光ビームを誘導するためのガイドトラックに制御情報を記録するためのプリピットが予め形成された情報記録媒体に対し、当該プリピットを検出するプリピット検出装置であって、前記記録トラックに照射された光ビームの反射光を、前記記録トラックに光学的に略平行な第1の分割線と、前記記録トラックに光学的に略直交する第2の分割線により分割し、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラック側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向の反対側に位置する第1分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラックの反対側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向の反対側に位置する第2分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラックの反対側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向側に位置する第3分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラック側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向側に位置する第4分割領域とが設けられ、前記第1分割領域乃至前記第4分割領域の各分割領域が前記反射光を受光して、検出信号A、検出信号B、検出信号C、検出信号Dを出力する受光手段と、前記検出信号A、前記検出信号C、及び所定の遅延時間だけ前記検出信号B及び前記検出信号Dを遅延させた検出信号B’及び検出信号D’を基に、前記検出信号A−前記検出信号B’−前記検出信号C+前記検出信号D’で示されるプリピット検出信号を生成するプリピット検出信号生成手段と、を備えることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項4に記載のプリピット検出装置は、請求項3に記載のプリピット検出装置において、前記プリピット検出信号生成手段は、前記第1分割領域による前記検出信号Aから前記第3分割領域による前記検出信号Cを減算して、第1差分信号を生成する第1差分信号生成手段と、前記第4分割領域による前記検出信号Dから前記第2分割領域による前記検出信号Bを減算して、第2差分信号を生成する第2差分信号生成手段と、
当該第2差分信号を前記所定の遅延時間だけ遅延させる補正手段と、前記第1差分信号と遅延された前記第2補正信号を加算して、プリピット検出信号を出力するプリピット検出信号出力手段と、を備えることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項5に記載のプリピット検出装置は、請求項3に記載のプリピット検出装置において、前記プリピット検出信号生成手段は、前記第2分割領域による前記検出信号Bに対し、前記所定の遅延時間だけ当該検出信号Bを遅延させて第1補正信号を出力する第1補正手段と、前記第4分割領域による前記検出信号Dに対し、前記所定の遅延時間だけ当該検出信号Dを遅延させて第2補正信号を出力する第2補正手段と、前記第1分割領域による前記検出信号Aと前記第2補正信号を加算して第1加算信号を生成する第1加算信号生成手段と、前記第3分割領域による前記検出信号Cと前記第1補正信号を加算して第2加算信号を生成する第2加算信号生成手段と、前記第1加算信号から前記第2加算信号を減算してプリピット検出信号を生成し、出力するプリピット検出信号出力手段と、
を備えることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項6に記載のプリピット検出装置は、請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載のプリピット検出装置において、前記所定の遅延時間は、前記光ビームの進行方向側とその反対側における受光タイミングの遅延に対応して予め設定される時間であることを特徴とする。
【0019】
上記課題を解決するために、請求項に記載のプリピット検出装置は、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のプリピット検出装置において、前記記録トラックはグルーブトラックであり、前記ガイドトラックはランドトラックであることを特徴とする。
【0020】
請求項に記載の発明によれば、情報記録媒体のグルーブトラック上を光ビームで照射して情報ピットを検出し、並列するランドトラック上に形成されたプリピットの検出が別個に行われる。
【0021】
よって、情報ピットの検出とプリピットの検出とで、相互に与える影響を軽減しつつ、高性能にプリピット検出を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、本発明をDVD−RWに対応するプリピット検出装置に対して説明する場合について説明を行う。
【0023】
図1は、本実施形態に係るプリピット検出装置の第1実施形態の概略構成を示すブロック図である。なお、本実施形態に係るプリピット検出装置において使用される4分割型受光素子の分割形状とビームスポットとの対応関係は、既に説明した図6に示す従来の分割型受光素子と同様であるものとして、以下の説明を行う。
【0024】
図1に示すように、第1実施形態に係るプリピット検出装置は、減算器10、11と、プログラマブルディレイライン12と、CPU13と、加算器14とを備えている。図1においては、前述したように、4分割型受光素子はディスクに照射された光ビームの反射光を、A、B、C、Dの4つの領域に分割して受光する。そして、A乃至Dの各分割領域から、それぞれ反射光による検出信号を出力する。
【0025】
ここで、図2により、このA乃至Dの検出信号のパターンを説明する。図2では、始めにグルーブトラック1の情報ピットが検出されるが、従来の場合の図7における遅延時間Δt1は現れないことがわかる。すなわち、情報ピットを検出する際のA乃至Dの変化は同タイミングとなる。
【0026】
ここで、DVD−RWにおいては、情報ピットが位相ピットではなく、相変化記録を用いて、記録膜が結晶状態か非晶質状態かで異なる反射率の変化を検出するものである。そのため、光ビームの位相差に基づく回折特性の違いに起因する各分割領域ごとの検出遅延が生じないのである。
【0027】
なお、この点は著書「光ディスクシステム(朝倉書店発行、応用物理学会・光学懇話会編)」等により知られている。
【0028】
次に、ランドトラック2のプリピット3が検出される。この場合は、図7と同様に変化し、先に変化するBとDに対して、後に変化するAとCは、Δt2だけ遅延を生じる。すなわち、プリピット3は、DVD−RWにおいても出荷の際、予め形成されているものであり、書き換え不要であるため凹凸形状の位相ピットとなっているためである。なお、A乃至Dの光強度の強弱の変化も図7の場合と同様となっている。
【0029】
図1において、AとCの検出信号は減算器10に入力される。そして、減算器10では、AとCの検出信号の差分をとって、A−Cに対応する差分信号が出力される。その結果、差分信号A−Cは、図2に示すパターンで変化する。すなわち、情報ピットによる変化はキャンセルされ、プリピット3に対応する変化のみが現れる波形パターンとなる。
【0030】
また、図1において、BとDの検出信号は、減算器11に入力される。そして、減算器11では、BとDの検出信号の差分をとって、D−Bに対応する差分信号が出力される。その結果、差分信号D−Bは、図2に示すパターンで変化し、この場合も、情報ピットによる変化はキャンセルされ、プリピット3に対応する変化のみが現れる波形パターンが得られる。
【0031】
このとき、差分信号A−CとD−Bは、変化の方向がどちらも同じであるが、差分信号D−Bに対し、差分信号A−Cは、前述の遅延時間Δt2だけ遅れて変化のピークが現れる関係になっている。そこで、本実施形態では、図1に示すように、差分信号D−Bを、補正手段としてのプログラマブルディレイライン12に入力して、遅延時間Δt2をキャンセルさせた補正信号が出力されるように構成する。
【0032】
プログラマブルディレイライン12は、入力された差分信号D−Bを、CPU13により設定される遅延時間だけ保持し、当該遅延時間だけずらした補正信号(D−B)'を出力する。例えば、計時手段を用いて、信号が入力されるタイミングに対して、出力すべきタイミングを定めればよい。なお、プログラマブルディレイライン12には、設定される遅延時間に対応する差分信号D−Bを保持できるだけのメモリ容量が必要となる。
【0033】
CPU13は、前述したようにプログラマブルディレイライン12に対して、遅延時間の設定を行う。ここで、設定される遅延時間は、複数用意することができ、この中の特定の遅延時間を選択するようにできる。すなわち、Δt2に一致する遅延時間を設定することが望ましいのであるが、実際には、Δt2は、ディスクの種別やディスクに対する線速度によって大きさが変化する。よって、複数の設定値の中から、Δt2に最も近いものを選択して設定するようにしたものである。
【0034】
次に、減算器10から出力された差分信号A−Cと、プログラマブルディレイライン12から出力された補正信号(D−B)'は、加算器14に入力される。この加算器14では、差分信号A−Cと補正信号(D−B)'とを加えることにより、プリピット検出信号(A−C)+(D−B)'を出力する。
【0035】
ここで、図2に示すように、差分信号A−Cと、補正信号(D−B)'は、プリピット3に対して同様の変化パターンを示すと共に、変化は同一タイミングであって、ピークも一致している。従って、加算器10から出力されるプリピット検出信号(A−C)+(D−B)'も、差分信号A−C、補正信号(D−B)'と同一タイミングで変化すると共に、2倍の大きさでピークが現れる。これにより、プリピット検出範囲m2は、図7に示す従来のプリピット検出の場合のプリピット検出範囲m1に比べると大きく取れることになる。
【0036】
このプリピット検出範囲m2において、適切にスレッシュホールドを設定することにより、当該スレッシュホールドを超えるか否かで、プリピット3の判定が行われる。このとき、受光素子にて受光される光ビームの反射光の強度がノイズ等の影響で変動する場合に、プリピット検出範囲m2が大きければ大きいほど、検出マージンが十分に確保されるため、検出信号レベルの変動の影響を受けにくくなる。よって、第1実施形態によりプリピット検出装置を構成した場合には、従来のプリピット装置に比べると、同じ検出信号を用いた場合でも、検出精度が高く、良好な検出性能が得られることになる。
【0037】
図3は、本実施形態に係るプリピット検出装置の第2実施形態の概略構成を示すブロック図である。なお、プリピット検出装置において使用される4分割型受光素子の分割形状とビームスポットとの対応関係は、第1実施形態の場合と同様である。
【0038】
図3に示すように、第2実施形態に係るプリピット検出装置は、プログラマブルディレイライン20、21と、加算器22、23と、減算器24と、CPU25とを備えている。図3におけるA乃至Dは、図1の場合と同様、ディスクに照射された光ビームの反射光を、4分割型受光素子の4つの分割領域で分割して受光し、出力される検出信号に対応するものである。
【0039】
図4に示すように、各検出信号A乃至Dのパターンは、図1に示す第1実施形態の場合と同様に変化する。すなわち、情報ピット検出時の検出パターンは同一タイミングで変化し、プリピット検出時の検出パターンは、BとDに対してAとCでは、Δt2だけの遅延を伴って変化する。
【0040】
ここで、第2実施形態では、プリピット検出の際に、時間的に検出パターンの変化が先行するBとDの検出信号に対して、加減算処理を行う前に予め遅延をキャンセルさせるように構成されている。そして、同一の変化タイミングとなったA乃至Dの補正された検出信号を用いてプリピット検出が行われる。
【0041】
実際には、図3において、検出信号Bがプログラマブルディレイライン20に入力され、CPU25により設定される遅延時間だけ保持され、当該遅延時間だけずらした補正信号B'が出力される。また、検出信号Dは、プログラマブルディレイライン21に入力され、前記遅延時間だけすらした補正信号D'が出力される。
【0042】
なお、CPU25によるプログラマブルディレイライン20、21に対する遅延時間の設定は、同じ設定値を用いることができると共に、第1実施形態の場合と同様、複数の設定値の中から最適なものを選択して設定を行うことが可能である。
【0043】
そして、検出信号Aとプログラマブルディレイライン21から出力された補正信号D'が、加算器22に入力される。この加算器22では、AとD'を加えることで、A+D'に対応する加算信号が出力される。その結果、加算信号A+D'は、図4に示すパターンで変化し、情報ピットに対応する変化分と、プリピット3に対応する変化分が含まれる波形パターンが得られる。
【0044】
一方、プログラマブルディレイライン20から出力された補正信号B'と検出信号Cが、加算器23に入力される。この加算器23では、B'とCを加えることで、B'+Cに対応する加算信号が出力される。この場合も、図4に示すように、情報ピットによる対応する変化分と、プリピット3に対応する変化分が含まれる波形パターンが得られる。
【0045】
次に、加算器22から出力された加算信号A+D'と、加算器23から出力された加算信号B'+Cは、減算器24に入力される。この減算器24では、2つの加算信号A+D'とB'+Cの差分をとって、プリピット検出信号(A+D')−(B'+C)を出力する。
【0046】
この結果、加算信号A+D'と、加算信号B'+Cに含まれていた情報ピットによる変化分がキャンセルされる。一方、A、D'、B'、Cの各信号は、プリピット3に対して同一タイミングで変化し、同方向にピークがそろう。よって、プリピット検出信号(A+D')−(B'+C)は、第1実施形態の場合のプリピット検出信号(A−C)+(D−B)'と同様な波形パターンとなる。すなわち、第1実施形態と第2実施形態とは、加減算処理と遅延時間に対する補正を行う順序が前後する点で異なるだけにすぎない。よって、当該プリピット検出信号(A+D')−(B'+C)は、第1実施形態と同様に、プリピット検出範囲m2を有することになる。
【0047】
従って、第2実施形態によりプリピット検出装置を構成した場合にも、第1実施形態により構成したプリピット検出装置と同様、ノイズ等の影響による変動に対して、十分な検出マージンが確保され、従来のプリピット検出装置に比べて、良好な検出性能を得ることが可能となる。
【0048】
なお、以上説明した第1実施形態及び第2実施形態においては、何れの場合も、プリピット3は位相ピットである一方、情報ピットは位相ピットではなく、相変化記録等の反射率の変化により情報が記録されるピットであることが、本発明を適用するための必要条件となる。これを、図5を用いて説明する。
【0049】
図5は、第1実施形態と同様のプリピット検出を、DVD−R(DVD−Recordable)に対して行う場合を説明する図である。すなわち、DVD−Rは、相変化記録等は用いられず、情報ピットとプリピット3は共に位相ピットであるので、前記必要条件は満たされていない。なお、以下の説明においても、4分割型受光素子の分割形状とビームスポットとの対応関係は、第1実施形態、第2実施形態の場合と同様であるものとする。
【0050】
図5に示すように、各検出信号A乃至Dの波形パターンは、図7に示す従来例と同様であり、情報ピット検出時の検出パターンは、進行方向前方のCとDに対してAとDはΔt1だけ遅延し、プリピット検出時の検出パターンは、BとDに対してAとCでは、Δt2だけ遅延して、それぞれ変化する。
【0051】
このとき、第1実施形態形態における図1に示した構成を用いて、プリピット検出を行う場合を考える。まず、減算器10から出力される差分信号A−Cと、減算器11から出力される差分信号D−Bは、図5に示すように、プリピット3に対応する変化分に加え、情報ピットの検出パターンのエッジに、パルスが現れる。これは、情報ピットが位相ピットであるため。AとC、BとDは、それぞれ光ビームの進行方向に対して前後の位置関係となり、遅延時間Δt1だけ波形パターンがずれるために生じるものである。
【0052】
そして、プリピット3の遅延時間Δt2をキャンセルするため、プログラマブルディレイライン12により、補正信号(D−B)'を出力した後、加算器14において、この補正信号(D−B)'と、差分信号(A−C)とを加えて、プリピット検出信号(A−C)+(D−B)'が出力される。
【0053】
このようにして得られたプリピット検出信号(A−C)+(D−B)'には、図2の場合と同様、プリピット検出範囲m2に相当する変化が現れるが、これに加えて、情報ピットの検出パターンの影響によるパルスが多く含まれている。これにより、プリピット3が誤検出されることになるので、実際のプリピット検出範囲はm2からこの情報ピットの誤差分を差し引いたm3しか確保されなくなる。よって、図1の構成をDVD−Rにおけるプリピット検出に適用するのは困難であることがわかる。
【0054】
以上説明したように、本実施形態に係るプリピット検出装置を用いたDVD−RWに対するプリピット検出においては、受光素子の分割領域ごとのプリピット検出タイミングの遅延を補正すると共に、所定の加減算処理を行ってプリピット検出信号を得るようにした。その結果、位相ピットではない情報ピットの変化分のみが除去される一方、位相ピットとして形成されるプリピット3の変化分は、プリピット検出範囲m2となり、大きな検出マージンが確保される。よって、検出信号のノイズ等による変動に伴うプリピット3の誤検出の可能性を低くする。
【0055】
なお、本実施形態においては、記録情報を繰り返し記録可能なDVD−RWに対して本発明を適用した場合について説明したが、これ以外にも、情報ピットが反射率の変化で記録され、プリピット3が位相ピットとして形成される情報記録媒体に対して、本発明を適用することが可能である。
【0056】
更には、情報ピットに位相変化を生じない情報記録媒体だけではなく、情報ピットの位相変化が少なく、m3>m1を満足するような情報記録媒体であっても本発明の適用が可能であり、同様の効果を得られる。また、情報ピットが位相ピットとして形成される情報記録媒体であっても、ピットの深さがλ/4nであれば、本発明の適用が可能であり、同様の効果を得られる。
【0057】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、プリピット検出信号中、情報ピットによる変化分はキャンセルされ、プリピットによる変化分は、遅延時間をキャンセルした上で、各分割領域の変化分が加えられ、ピークが一致した状態となるので、プリピットの検出マージンが最大化され、ノイズ等による検出信号の変動の影響を受けにくいプリピット検出を行うことができる。
【0058】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様、情報ピットによる変化分はキャンセルされ、プリピットによる変化分は、遅延時間をキャンセルした上で、各分割領域の変化分が加えられ、ピークが一致した状態となるので、プリピットの検出マージンが最大化され、ノイズ等による検出信号の変動の影響を受けにくいプリピット検出を行うことができる。
【0059】
請求項に記載の発明によれば、記録トラックはグルーブトラック、ガイドトラックはランドトラックとなるようにしたので、情報ピットの検出とプリピットの検出とで、相互に与える影響を軽減しつつ、高性能にプリピット検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるプリピット検出装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態におけるプリピット検出による検出信号のパターン図である。
【図3】本発明の第2実施形態におけるプリピット検出装置の概略構成図である。
【図4】本発明の第2実施形態におけるプリピット検出による検出信号のパターン図である。
【図5】本発明の第1実施形態をDVD−Rに適用した場合のプリピット検出による検出信号のパターン図である。
【図6】情報記録媒体におけるビームスポットの反射光に対する受光素子の分割形状を示す図である。
【図7】従来のプリピット検出による検出信号のパターン図である。
【符号の説明】
1…グルーブトラック
2…ランドトラック
3…プリピット
10、11、24…減算器
12、20、21…プログラマブルディレイライン
13、25…CPU
14、22、23…加算器

Claims (7)

  1. 記録情報を記録可能であると共に、当該記録情報が記録される記録トラックへ光ビームを誘導するためのガイドトラックに制御情報を記録するためのプリピットが予め形成された情報記録媒体に対し、当該プリピットを検出するプリピット検出装置であって、
    前記記録トラックに照射された光ビームの反射光を、前記記録トラックに光学的に略平行な第1の分割線と、前記記録トラックに光学的に略直交する第2の分割線により分割し、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラック側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向の反対側に位置する第1分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラックの反対側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向の反対側に位置する第2分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラックの反対側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向側に位置する第3分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラック側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向側に位置する第4分割領域とが設けられ、それぞれが前記反射光を受光する受光手段と、
    前記第1分割領域による検出信号から前記第3分割領域による検出信号を減算して、第1差分信号を生成する第1差分信号生成手段と、
    前記第4分割領域による検出信号から前記第2分割領域による検出信号を減算して、第2差分信号を生成する第2差分信号生成手段と、
    前記第2差分信号に対し、前記光ビームの進行方向側とその反対側における受光タイミングの遅延に対応して予め設定される遅延時間だけ、当該第2差分信号を遅延させて補正信号を出力する補正手段と、
    前記第1差分信号と前記補正信号とを加算して、プリピット検出信号を出力するプリピット検出信号出力手段と、
    を備えることを特徴とするプリピット検出装置。
  2. 記録情報を記録可能であると共に、当該記録情報が記録される記録トラックへ光ビームを誘導するためのガイドトラックに制御情報を記録するためのプリピットが予め形成された情報記録媒体に対し、当該プリピットを検出するプリピット検出装置であって、
    前記記録トラックに照射された光ビームの反射光を、前記記録トラックに光学的に略平行な第1の分割線と、前記記録トラックに光学的に略直交する第2の分割線により分割し、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラック側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向の反対側に位置する第1分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラックの反対側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向の反対側に位置する第2分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラックの反対側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向側に位置する第3分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラック側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向側に位置する第4分割領域とが設けられ、それぞれが前記反射光を受光する受光手段と、
    前記第2分割領域による検出信号に対し、前記光ビームの進行方向側とその反対側における受光タイミングの遅延に対応して予め設定される遅延時間だけ、当該検出信号を遅延させて第1補正信号を出力する第1補正手段と、
    前記第4分割領域による検出信号に対し、前記遅延時間だけ、当該検出信号を遅延させて第2補正信号を出力する第2補正手段と、
    前記第1分割領域による検出信号と前記第2補正信号とを加算して第1加算信号を生成する第1加算信号生成手段と、
    前記第3分割領域による検出信号と前記第1補正信号とを加算して第2加算信号を生成する第2加算信号生成手段と、
    前記第1加算信号から前記第2加算信号を減算してプリピット検出信号を出力するプリピット検出信号出力手段と、
    を備えることを特徴とするプリピット検出装置。
  3. 記録情報を記録可能であると共に、当該記録情報が記録される記録トラックへ光ビームを誘導するためのガイドトラックに制御情報を記録するためのプリピットが予め形成された情報記録媒体に対し、当該プリピットを検出するプリピット検出装置であって、
    前記記録トラックに照射された光ビームの反射光を、前記記録トラックに光学的に略平行な第1の分割線と、前記記録トラックに光学的に略直交する第2の分割線により分割し、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラック側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向の反対側に位置する第1分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラックの反対側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向の反対側に位置する第2分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラックの反対側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向側に位置する第3分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラック側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向側に位置する第4分割領域とが設けられ、前記第1分割領域乃至前記第4分割領域の各分割領域が前記反射光を受光して、検出信号A、検出信号B、検出信号C、検出信号Dを出力する受光手段と、
    前記検出信号A、前記検出信号C、及び所定の遅延時間だけ前記検出信号B及び前記検出信号Dを遅延させた検出信号B’及び検出信号D’を基に、前記検出信号A前記検出信号B’−前記検出信号C前記検出信号D’で示されるプリピット検出信号を生成するプリピット検出信号生成手段と、
    を備えることを特徴とするプリピット検出装置。
  4. 前記プリピット検出信号生成手段は、
    前記第1分割領域による前記検出信号Aから前記第3分割領域による前記検出信号Cを減算して、第1差分信号を生成する第1差分信号生成手段と、
    前記第4分割領域による前記検出信号Dから前記第2分割領域による前記検出信号Bを減算して、第2差分信号を生成する第2差分信号生成手段と、
    当該第2差分信号を前記所定の遅延時間だけ遅延させる補正手段と、
    前記第1差分信号と遅延された前記第2補正信号を加算して、プリピット検出信号を出力するプリピット検出信号出力手段と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載のプリピット検出装置。
  5. 前記プリピット検出信号生成手段は、
    前記第2分割領域による前記検出信号Bに対し、前記所定の遅延時間だけ当該検出信号Bを遅延させて第1補正信号を出力する第1補正手段と、
    前記第4分割領域による前記検出信号Dに対し、前記所定の遅延時間だけ当該検出信号Dを遅延させて第2補正信号を出力する第2補正手段と、
    前記第1分割領域による前記検出信号Aと前記第2補正信号を加算して第1加算信号を生成する第1加算信号生成手段と、
    前記第3分割領域による前記検出信号Cと前記第1補正信号を加算して第2加算信号を生成する第2加算信号生成手段と、
    前記第1加算信号から前記第2加算信号を減算してプリピット検出信号を生成し、出力するプリピット検出信号出力手段と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載のプリピット検出装置。
  6. 前記所定の遅延時間は、前記光ビームの進行方向側とその反対側における受光タイミングの遅延に対応して予め設定される時間であることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載のプリピット検出装置。
  7. 前記記録トラックはグルーブトラックであり、前記ガイドトラックはランドトラックであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のプリピット検出装置。
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