JP3886199B2 - 電子写真用トナー、熱ローラー定着方法及びトナーリサイクル画像形成方法 - Google Patents

電子写真用トナー、熱ローラー定着方法及びトナーリサイクル画像形成方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真用トナー及び熱ローラー定着方法及びトナーリサイクル方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
実用化されている代表的電子写真プロセスでは、感光体表面に静電潜像を形成し、その潜像に磁気ブラシ等の現像手段によりトナーを付着させ、その顕画像を記録材に転写し、最後に熱ローラー等を用い現像剤を記録材表面に融着させ永久画像とする。この電子写真プロセスには高信頼化、高画質化、高耐久化、高速化等が要求されてきた。近年ではこれらの要求に加え、環境保護への要求が高まっている。
【0003】
以上の要求を満足するためにトナーについて様々な検討がなされて、高速化及び高信頼性化の観点から、特に定着性能及び耐オフセット性能の改良を目的とした検討が為されてきた。
【0004】
特公昭55−6895号公報には、トナーの結着樹脂の分子量分布についてMw/Mn=3.5〜40とし分子量分布を広くしたバインダーが提案されている。この発明によれば、従来のトナーに対しある程度、定着性能、耐ホットオフセット性能の両立ができる。しかし定着性能の点でまだ不十分であり近年の高速複写機には十分に対応できない。
【0005】
これに対し特開平4−190244号公報には分子量30万以上の高分子量体と分子量1000〜3万の低分子量体と分子量5万〜20万の中間分子量体とからなる結着樹脂が、特開平1−221758号公報には分子量が10〜10の間に少なくとも3つの極大値を有する結着樹脂からなるトナーが提案されている。確かにこれらの発明によれば定着性に優れるトナーが得られる。しかし、トナー中の結着樹脂の分子量分布が広くなっているために、結着樹脂成分の分散状態の制御ができていない。このため定着性能が悪化したり、連続両面コピーを行った際に排紙トレー上の紙が融着し複写機の信頼性を著しく損なうという問題を生ずる。
【0006】
ホットオフセット防止技術については、特開昭49−65231号に開示されている様に、離型剤として低分子量のポリプロピレンをトナー中に含有させることによって、ホットオフセットを防止することが可能である。また、USP4,997,739号に於いては数平均分子量が2000〜6000のポリプロピレンが更に好適であることが示されている。
【0007】
しかし、従来用いられてきているポリプロピレンは数平均分子量が2000以上であることから、溶融するための熱エネルギーが多く必要となっている。このため、少ないエネルギーでの定着では上記ポリプロピレンは溶融性が不足し定着性を阻害する、さらに紙の巻き付き現象を誘発し複写機の高速化、高信頼化を妨げるという問題がある。
【0008】
さらに環境保護の観点からは、廃棄トナーを生ずることのないトナーリサイクルシステムを搭載することが有効である。
【0009】
従来のポリプロピレンは数平均分子量が低いためにトナー表面に存在する流動性付与剤が埋め込まれ易く、トナーリサイクルシステムを有する複写機においてはトナー流動性の悪化による現像機内での凝集を生ずる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は定着性及び耐ホットオフセット性に優れ、連続両面コピー時に融着を生じず、熱ローラーに対する紙の巻き付きを生じない電子写真用トナーを得ることにある。
【0011】
本発明の別の目的は定着性及び耐ホットオフセット性に優れ、連続両面コピー時に融着を生じず、熱ローラーに対する紙の巻き付きを生じない熱ローラー定着方法を得ることにある。
【0012】
本発明の別の目的はリサイクル特性に優れるトナーを得ることにあり、トナー凝集を生ずることのないトナーリサイクル画像形成方法を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記構成の何れかを採ることにより達成される。
【0014】
(1) 少なくとも結着樹脂、着色剤、離型剤よりなる電子写真用トナーにおいて、該結着樹脂が下記低分子量成分(A成分)、中分子量成分(B成分)、高分子量成分(C成分)を含有し、A成分とB成分及びC成分とが構成が異なり、A成分がスチレン系モノマー成分を90重量%以上含有する重合体であり、A成分のガラス転移点をTgA、B成分のガラス転移点をTgB、C成分のガラス転移点をTgCとした時、下記式(1)及び(2)を満足し、
80(℃)≧TgA>TgC≧TgB≧40(℃) (1)
TgA≧60(℃) (2)
該離型剤がポリプロピレン換算Z平均分子量(Mz)とポリプロピレン換算数平均分子量(Mn)との比が3〜20であり、且つMz=10000〜70000である低分子量ポリオレフィンからなることを特徴とする電子写真用トナー。
低分子量成分(A成分):ゲルパーミュエイションクロマトグラフィー(以下GPCという)により測定される分子量分布において2万以下の領域に分子量の最大値を有する成分
中分子量成分(B成分):GPCにより測定される分子量分布において分子量2万を越えるが20万未満の領域に分子量の最大値を有する成分
高分子量成分(C成分):GPCにより測定される分子量分布において分子量20万以上の領域に分子量の最大値を有する成分
【0015】
(2) A成分中に、B成分及びC成分が0.2〜3μmの大きさで分散してなることを特徴とする(1)記載の電子写真用トナー。
【0016】
(3) 加熱ローラーと圧着ローラーとを有してなる熱ローラー定着器に、(1)又は(2)記載のトナーによる顕画像を狭圧搬送し、熱ローラーに接触させて記録材に定着させることを特徴とする熱ローラー定着方法。
【0017】
(4) トナー現像画像を転写後の感光体面上より、転写残トナーをクリーニングにより回収し、現像に再利用するトナーリサイクル画像形成方法において、(1)又は(2)記載の電子写真用トナーを使用して行うことを特徴とするトナーリサイクル画像形成方法。
【0018】
定着性の向上にはトナーに使用される結着樹脂の分子量分布が二極化していることが必要である。二極化により結着樹脂の低分子量成分と高分子量成分の溶融粘度差が大きくなるために非相溶となり、それぞれの成分が単独で存在するようになる。このために低分子量成分が低温定着性改善と高分子量成分がオフセット防止という機能分離が達成される。
【0019】
しかし、この構造においては低分子量成分が単独で存在し、且つ溶融粘度が極めて小さいために連続両面コピーの際の排紙温度において、トナーの一部が溶融しコピー画像同士が融着してしまう。この問題について本発明者らは検討を加え、高分子量成分と低分子量成分の分散状態を特定の範囲に制御し、かつ、各々の成分のガラス転移点を特定の値とすることで問題を解決できることを見いだした。
【0020】
また、定着性を阻害せず耐ホットオフセット性に優れ、且つ巻き付きを生じない、またリサイクル特性に優れるトナーを得るためには、特定の分子量分布を有する離型剤を含有させれば達成できることを見い出した。
【0021】
以下、さらに本発明についての説明を行う。
【0022】
まず結着樹脂成分については、本発明の電子写真用トナーに使用される結着樹脂は低分子量成分(A成分という)、中分子量成分(B成分という)、高分子量成分(C成分という)を含有する。
【0023】
本発明において低分子量成分(A成分)とは、ゲルパーミュエイションクロマトグラフィー(以下GPCという)により測定される分子量分布において2万以下の領域に分子量の最大値を有する成分のことである。
【0024】
本発明において中分子量成分(B成分)とは、GPCにより測定される分子量分布において分子量2万を越えるが20万未満の領域に分子量の最大値を有する成分のことである。
【0025】
本発明において高分子量成分(C成分)とは、GPCにより測定される分子量分布において分子量20万以上の領域に分子量の最大値を有する成分のことである。
【0026】
さらに本発明のトナーは、結着樹脂A成分とB成分及びC成分とがその構成が異なる。A成分とB成分及びC成分の構成が同一であると、各成分の適度な分散状態を得ることができないからである。尚、本発明において結着樹脂の各成分の構成とは、その成分を構成するモノマーの基本的化学構造といった意味である。
【0027】
本発明のトナーは、その結着樹脂のA成分がスチレン系モノマー成分を90重量%以上含有する重合体である。A成分のスチレン系モノマー成分の含有量が90重量%以下であると連続両面コピー時の融着を防止できない。
【0028】
本発明において重合体とは、単独のモノマー成分よりなる重合体及び2種以上のモノマー成分よりなる共重合体のことである。
【0029】
本発明のトナーは、結着樹脂のA成分のガラス転移点をTgA、B成分のガラス転移点をTgB、C成分のガラス転移点をTgCとした時、下記式(1)及び(2)を満足する。
【0030】
80(℃)≧TgA>TgC≧TgB≧40(℃) (1)
TgA≧60(℃) (2)
A成分は熱的に不安定な成分であるため、TgAが60℃未満であると融着を防止できない。また80℃を越えると定着性能を満足できない。
【0031】
B成分は熱的に安定であり、定着性能の向上に大きく寄与する成分であるため、
TgA>TgC≧TgB
でなければならない。またTgBが40℃未満であると連続両面コピー時の融着を防止できない。
【0032】
C成分は主にオフセット防止に寄与する成分であるが、TgCがTgA以上であると定着性能が悪化する。またTgCがTgB未満であると連続両面コピー時の融着を防止できない。
【0033】
本発明のトナーはA成分中に、B成分及びC成分が0.2〜3μmの大きさで分散してなるのが好ましい。
【0034】
本発明者らは鋭意検討の結果、高粘性の成分であるB成分及びC成分が低粘性の成分であるA成分中に完全に相溶ぜず0.2μm以上の大きさで分散していることにより優れた定着性能を得ることができることを見い出した。また連続両面コピー時の融着を防止する観点から分散径は3μm以下がよい。
【0035】
本発明においてA成分は結着樹脂中に50重量%以上60重量%以下含まれることが好ましい。この範囲においては、定着性能、オフセット性能が特によい。
【0036】
本発明においてB成分は結着樹脂中に10重量%以上25重量%以下含まれることが好ましい。この範囲においては、連続両面コピー時の耐融着性、定着性能が特によい。
【0037】
本発明においてC成分は結着樹脂中に15重量%以上30重量%以下含まれることが好ましい。この範囲においては、オフセット性能、定着性能が特によい。
【0038】
本発明において、トナー中の結着樹脂のドメイン径は以下の方法により測定される。
【0039】
トナー成分の混練後の固形物より厚さ20nmの薄切片を切り出す。この薄切片を透過電子顕微鏡にて倍率5000倍で観察する、得られた画像を解析しドメイン径を計測する。
【0040】
本発明の電子写真用トナーのバインダー成分のガラス転移点は以下に示す方法により測定される。結着樹脂成分5mgをアルミニウムパンに秤取し、封入する。この試料を0℃から200℃まで昇温速度10℃/minで昇温し、その温度で3分間放置した後、降温速度10℃/minで0℃まで冷却する。ついで昇温速度10℃/minで200℃まで昇温する。第2回目の昇温時の熱量変化曲線のベースラインの延長線と、吸熱ピークの立ち上がり部分からピークの間で熱量変化曲線が最大傾斜を示す点の接戦の延長線の交点をガラス転移点とする。測定機にはパーキンエルマー社製の示差走査熱量計DSC−7を使用した。
【0041】
本発明の電子写真用トナーに使用される結着樹脂を構成するビニル系樹脂としては、スチレン系モノマーおよび/またはアクリル酸エステルもしくはメタアクリル酸エステル系モノマー、および側鎖にカルボキシル基を有する成分としてアクリル酸もしくはメタアクリル酸系モノマーの共重合体を使用することができる。
【0042】
スチレン系モノマーとしては、例えば、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,3−ジメチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレン、p−クロルスチレン、3,4−ジクロルスチレン等を挙げることができる。これらの中でもスチレンが好ましい。
【0043】
アクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステル系モノマーとしては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸−n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸−n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸−n−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル等のアクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエステル、アクリル酸−2−クロルエチル、アクリル酸フェニル、α−クロルアクリル酸メチル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチルアミノフェニル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル等が挙げられる。これらの中でもアクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸−n−ブチル等のアクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエステルが好ましく、特にアクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸−n−ブチル等が好ましい。
【0044】
アクリル酸、メタアクリル酸系モノマーとしては、アクリル酸、メタアクリル酸が好ましい。
【0045】
また、本発明の電子写真用トナーに使用される結着樹脂はB成分あるいはA成分及びB成分にアクリル酸系モノマーを構成単位として含むことが好ましい。B成分あるいはA成分及びB成分にアクリル酸系モノマーを構成単位として含むと定着性能が向上するからである。
【0046】
A成分中におけるアクリル酸系モノマーの含有率は2重量%以下であることが好ましい。
【0047】
B成分中におけるアクリル酸系モノマーの含有率は3重量%以下であることが好ましい。
【0048】
本発明のトナーに使用される結着樹脂の酸価は0.1以上10以下であることが好ましい。0.1未満であると定着性能の向上に対する効果を出しにくい場合もある。10より大きいとトナーの帯電性能が不安定になる。
【0049】
本発明の電子写真用トナーに使用される結着樹脂の重合には溶液重合、懸濁重合、乳化重合、塊状重合が用いられる。この中でも溶液重合及び懸濁重合が最も好適に用いられる。
【0050】
また本発明のトナーに使用される結着樹脂は、高分子量体と中分子量体と高分子量体を、加熱混合することにより得られる。
【0051】
本発明の電子写真用トナーに使用される離型剤を構成する低分子量ポリオレフィンとしては、ポリプロピレン換算Z平均分子量(Mz)とポリプロピレン換算数平均分子量(Mn)との比が3〜20であり、且つMz=10000〜70000である低分子量ポリオレフィンからなるものであることが好ましい。このMz/Mnが3未満であると低分子量成分の含有率が低下し、定着時に於ける巻き付き性の改善効果を発揮することができない。
【0052】
一方、この20を越えると定着に於ける巻き付きの問題は減少するものの、いわゆる低分子量成分の増加に伴ってトナー表面が軟化しやすくなり、流動性付与のために添加される外添剤のトナー表面への埋め込みによるリサイクル特性の低下の問題が発生する。一方では高分子量成分の増加に伴い定着性が悪化する。
【0053】
さらに、Mzが10000に満たない場合には前述の比が過多である場合と同様に高分子量成分の減少に伴う問題を発生する。Mzが70000を越えると、高分子量成分の増加に伴いリサイクル特性は向上するものの、定着に於ける巻き付き性の低下の問題を発生する。
【0054】
本発明の電子写真用トナーに使用される離型剤を構成する低分子量ポリオレフィンの分子量分布は以下の様にして測定される。溶媒として0.1%のアイオノールを添加したo−ジクロロベンゼンを使用し、温度を135℃、流速1ml/minの条件でサンプルを注入する。なお測定装置としてはWATERS(株)社製GPC−150C、カラムとしてSHODEX(株)社製HT−806を使用した。
【0055】
本発明の電子写真用トナー中には、結着樹脂、着色剤、離型剤、流動性付与剤及び必要に応じて荷電制御剤、磁性体、クリーニング助剤等が含まれる。
【0056】
また本発明の電子写真用トナーには必要に応じてカルナバワックス、ビスステアリン酸アミドワックス、ライスワックス、パラフィンワックス等が添加されても良い。
【0057】
本発明の電子写真用トナーに含有される離型剤の含有量は結着樹脂100部に対し1〜20重量部、特に2〜15重量部が好ましい。
【0058】
本発明の電子写真用トナーに使用される着色剤としてはカーボンブラック、ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコオイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、オリエントオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオキザレート、ランプブラック、ローズベンガル等が挙げられる。
【0059】
本発明に使用される流動性付与剤としては、親水性シリカ、疎水性シリカ、酸化アルミナ、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化ジルコニウム等の金属酸化物、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム等が挙げられる。
【0060】
本発明の電子写真用トナーが一成分系現像剤の場合は、使用される磁性体としては、マグネタイト、ヘマタイト、フェライト、などの酸化鉄、鉄、ニッケル、コバルトの様な金属あるいはこれらの金属とアルミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セレン、チタン、タングステン、バナジウムの様な金属との合金を挙げることができる。
【0061】
またこの磁性体は体積平均粒径が0.1〜2μm、好ましくは0.1〜0.5μmのものが好ましい。トナー中に含有させる量としては樹脂成分100重量部にたいし40〜150重量部が好ましい。
【0062】
本発明の電子写真用トナーに使用される荷電制御剤としては、ニグロシン系染料、4級アンモニウム塩化合物、アルキルピリジウム化合物及び2価以上の金属を含む有機性の塩類あるいは錯体等を挙げることができる。
【0063】
本発明の電子写真用トナーに使用されるクリーニング助剤としては、スチレン−アクリル微粒子や、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウムの様な脂肪族金属塩を挙げることができる。
【0064】
本発明の電子写真用トナーは、以下の様にして製造される。
【0065】
結着樹脂成分、着色剤、離型剤、および必要に応じて磁性体、荷電制御剤をドライブレンド後、エクストルーダ、ニーダ、練りロール機、密閉式混合機等でトナー中の各組成物が均一になるように溶融混練する。冷却後ジェットミル、ターボミル等で微粉砕し、分級後所定の粒径とした着色粒子を流動性付与剤、および必要であればクリーニング助剤とドライブレンドし本発明の電子写真用トナーを得る。
【0066】
本発明には、例えば図1に示すごとき熱ローラー定着方式を用いる。
【0067】
図1は本発明に係わる熱ローラー定着方式を説明する概要断面図である。
【0068】
中央部にヒーター4を有し、1は熱ローラー表面層でテトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体で被覆されている。3は金属シリンダー1として40mmの鉄製円柱を使用した上ローラー(熱ローラー)である。6は圧接ローラー表面層でその下にテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体で被覆したシリコーンゴム8がある。9は金属シリンダー2として直径40mmの鉄製円柱よりなる下ローラー(圧接ローラー)とを有したものである。
【0069】
熱ローラー定着方式は、表面にテトラフロオロエチレンやポリテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルコキシビニルエーテル共重合体類等を被覆した、鉄やアルミニウム等で構成される金属シリンダー内部に熱源を有する熱ローラーと、厚いシリコーンゴム等で被覆された圧接ローラーとから形成されているのが普通である。詳しくは、熱源として線状のヒーターを有し、上ローラーの表面温度を120〜200℃程度に加熱するものである。定着部に於いては上ローラーと下ローラー間に圧力を加え、下ローラーを変形させ、いわゆるニップを形成する。ニップ幅としては1〜10mm、好ましくは1.5〜7mmである。定着線速は40mm/sec〜400mm/secが好ましい。ニップが狭い場合には熱を均一にトナーに付与することができなくなり、定着のムラを発生する。一方でニップ幅が広い場合には樹脂の溶融が促進され、定着オフセットが過多となる問題を起こしやすくなる。
【0070】
いずれに於いても必要に応じて定着クリーニング10の機構を付与してもよい。この場合には、シリコーンオイルを定着の上ローラーあるいはフィルムに供給する方式やシリコーンオイルを含浸したパッド・ローラー・ウェッブ等でクリーニングする方法が使用できる。
【0071】
シリコーンオイルとしては耐熱性の高いものが使用され、ポリジメチルシリコーン、ポリフェニルメチルシリコーン等が使用される。粘度の低いものは使用時に流出が大きくなることから、20℃に於ける粘度が1000〜100000cpのものが好適に使用される。
【0072】
本発明のトナーリサイクル画像形成方法の機構とは、転写されずに感光体上に残留した未転写トナーをクリーニング部で回収し、この回収トナーを再び現像器、またはトナー補給ボックスに戻し再利用する機構である。トナーリサイクルは回収トナーを再利用するため、廃トナーが発生せず環境保護の点で優れた機構である。
【0073】
具体的にトナーリサイクル機構を図2に示す。
【0074】
11は現像器であり、この中にある現像剤(主成分は二成分現像剤の場合、トナーとキャリアの混合物であり、一成分現像剤ではトナーのみである)が現像剤搬送スクリュー13により現像スリーブ12の方に送られ、現像スリーブ12から感光体14上の静電潜像にトナーが付着し、これを現像する。図示していない転写工程を経て感光体上に残留したトナーを、クリーナー部15にあるクリーニングブレード等クリーニング部材16により除去する。感光体面から剥ぎ取られたトナーはリサイクルトナー回収スクリュー17により集められ、リサイクルトナー搬送スクリュー18によって現像器11に戻され、再び利用される。
【0075】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0076】
(結着樹脂製造例)
樹脂製造例1
スチレン100重量部よりなり分子量最大値3,600、ガラス転移点62℃であるA成分50重量部と、スチレン73重量部とn−ブチルアクリレート25重量部とアクリル酸2重量部よりなり分子量最大値100,000、ガラス転移点52℃であるB成分20重量部と、スチレン80重量部とn−ブチルアクリレート20重量部よりなり分子量最大値600,000、ガラス転移点60℃であるC成分の25重量部をキシレン中に溶解混合した。樹脂溶液を減圧乾燥し樹脂1を得た。得られた樹脂を透過型電子顕微鏡にて観察を行ったところA成分中にB成分及びC成分が0.23〜2.5μmの大きさで分散していた。
【0077】
樹脂製造例2、3及び比較樹脂製造例1〜4
樹脂製造例1と同様にして樹脂製造例2、3及び比較樹脂製造例1〜4により、それぞれ樹脂2、3及び比較樹脂1〜4を得た。
【0078】
表1にそれぞれの組成、分子量分布、Tg、分散状態を示した。
【0079】
【表1】
Figure 0003886199
【0080】
(離型剤製造例)
通常の合成法により製造されたポリプロピレンを用いて、熱溶融させた状態で熱分解を行い、必要に応じて高温GPCで分取を行い、表2に示す離型剤を得た。
【0081】
【表2】
Figure 0003886199
【0082】
(トナー製造例)
樹脂1の100重量部に対し、カーボンブラック10重量部、離型剤1の3重量部を用い、常法に従い予備混合、溶融混練、粉砕、風力分級を行い体積平均粒径9μmの着色粒子を得た。着色粒子100重量部に対し疎水性シリカの1重量部を添加、混合しトナー1を得た。
【0083】
トナー製造例1と同様にして、トナー2〜4、比較トナー1〜6を得た。それぞれのトナーに使用した樹脂、離型剤を表3に示した。
【0084】
(熱ロール定着条件)
図1に示す熱ロール定着装置を用いた。
【0085】
また線圧は1.0kg/cm、ニップ幅は5.0mm、線速度は270mm/sec、上ローラ温度は160〜220℃の可変とした。
【0086】
なお定着クリーニング機構は設置しなかった。
【0087】
(トナーリサイクル機構)
図2に示すトナーリサイクル機構を用いた。
【0088】
(トナー評価)
トナー1〜4及び比較トナー1〜6の5重量部とフッ素系樹脂被覆キャリア(体積平均粒径65μm)100重量部を混合し実写評価に用いた。
【0089】
下記の評価を行い、結果を表3にまとめた。
【0090】
▲1▼ 定着性能
定着機設定温度を160℃に設定し、濃度1.0のパッチ画像を印字した。晒し綿布を用いてパッチ画像を擦り、擦り前後での反射濃度の変化を定着率として測定した。定着率は(擦り後の反射濃度/擦り後の反射濃度)として計算した。評価は定着率70%以上を○(良好)、70%未満を×(問題有り)とした。
【0091】
試験機はコニカ(株)社製、Konica U−BIX3135複写機を改造して使用した。
【0092】
▲2▼ 耐ホットオフセット性能
定着機を220℃に設定し、100枚の連続コピーを行いホットオフセット発生の有無を目視判定した。評価はホットオフセットの発生が見られない場合「○」、発生が見られる場合「×」とした。
【0093】
試験機はコニカ(株)社製、Konica U−BIX3135複写機を改造して使用した。
【0094】
▲3▼ 耐融着性
定着機を220℃に設定し、500面の連続両面コピーを行い融着発生の有無を確認した。評価は融着の発生が見られない場合「○」、見られる場合「×」とした。
【0095】
試験機はコニカ(株)社製、Konica U−BIX3135複写機を改造して使用した。
【0096】
▲4▼耐巻き付き性
定着機を160℃に設定し、先端部から1mmの位置に幅40mmのベタ黒画像を印字し、定着上ローラーに対する巻き付き状態を確認した。評価は巻き付き発生のある場合を「×」、無い場合を「○」とした。
【0097】
試験機はコニカ(株)社製、Konica U−BIX3135複写機を改造して使用した。
【0098】
▲5▼リサイクル特性
雰囲気温度30℃、相対湿度80%の環境下で、10,000コピーの実写を行い、画像上の凝集体の有無を確認した。評価は凝集体の発生がある場合「×」、無い場合を「○」とした。
【0099】
試験機はコニカ(株)社製、Konica U−BIX3135複写機を改造して使用した。
【0100】
【表3】
Figure 0003886199
【0101】
表3に示されるごとく、本発明の実施例1〜4においては定着性に優れ、かつ連続両面コピー時の融着、オフセット、定着時の巻き付きが無く、かつリサイクル特性に優れる電子写真用トナーを得ることができる。
【0102】
【発明の効果】
上記したごとく本発明により、下記の効果が得られる。
【0103】
▲1▼ 定着性及び耐ホットオフセット性に優れ、連続両面コピー時に融着を生じず、熱ローラーに対する紙の巻き付きを生じない電子写真用トナーを得ることが出来る。
【0104】
▲2▼ 定着性及び耐ホットオフセット性に優れ、連続両面コピー時に融着を生じず、熱ローラーに対する紙の巻き付きを生じない熱ローラー定着方法を得ることが出来る。
【0105】
▲3▼ リサイクル特性に優れるトナーを得ることが出来る。
【0106】
▲4▼ トナー凝集を生ずることのないトナーリサイクル画像形成方法を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる熱ローラー定着方式を説明する概要断面図である。
【図2】本発明に係わるトナーリサイクル機構を説明する概要断面図である。
【符号の説明】
1 熱ローラー表面層
3 金属シリンダー1
4 ヒーター
6 圧接ローラー表面層
8 シリコーンゴム
9 金属シリンダー2
10 定着クリーニング
11 現像器
12 現像スリーブ
13 現像剤搬送スクリュー
14 感光体
15 クリーナー部
16 クリーニング部材
17 リサイクルトナー回収スクリュー
18 リサイクルトナー搬送スクリュー

Claims (4)

  1. 少なくとも結着樹脂、着色剤、離型剤よりなる電子写真用トナーにおいて、該結着樹脂が下記低分子量成分(A成分)、中分子量成分(B成分)、高分子量成分(C成分)を含有し、A成分とB成分及びC成分とが構成が異なり、A成分がスチレン系モノマー成分を90重量%以上含有する重合体であり、A成分のガラス転移点をTgA、B成分のガラス転移点をTgB、C成分のガラス転移点をTgCとした時、下記式(1)及び(2)を満足し、
    80(℃)≧TgA>TgC≧TgB≧40(℃) (1)
    TgA≧60(℃) (2)
    該離型剤がポリプロピレン換算Z平均分子量(Mz)とポリプロピレン換算数平均分子量(Mn)との比が3〜20であり、且つMz=10000〜70000である低分子量ポリオレフィンからなることを特徴とする電子写真用トナー。
    低分子量成分(A成分):ゲルパーミュエイションクロマトグラフィー(以下GPCという)により測定される分子量分布において2万以下の領域に分子量の最大値を有する成分
    中分子量成分(B成分):GPCにより測定される分子量分布において分子量2万を越えるが20万未満の領域に分子量の最大値を有する成分
    高分子量成分(C成分):GPCにより測定される分子量分布において分子量20万以上の領域に分子量の最大値を有する成分
  2. A成分中に、B成分及びC成分が0.2〜3μmの大きさで分散してなることを特徴とする請求項1記載の電子写真用トナー。
  3. 加熱ローラーと圧着ローラーとを有してなる熱ローラー定着器に、請求項1又は2記載のトナーによる顕画像を狭圧搬送し、熱ローラーに接触させて記録材に定着させることを特徴とする熱ローラー定着方法。
  4. トナー現像画像を転写後の感光体面上より、転写残トナーをクリーニングにより回収し、現像に再利用するトナーリサイクル画像形成方法において、請求項1又は2記載の電子写真用トナーを使用して行うことを特徴とするトナーリサイクル画像形成方法。
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