JPH11316472A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

静電荷像現像用トナー

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JPH11316472A
JPH11316472A JP26775098A JP26775098A JPH11316472A JP H11316472 A JPH11316472 A JP H11316472A JP 26775098 A JP26775098 A JP 26775098A JP 26775098 A JP26775098 A JP 26775098A JP H11316472 A JPH11316472 A JP H11316472A
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JP
Japan
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toner
modified polysiloxane
molecular weight
developing
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP26775098A
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English (en)
Inventor
Tomoko Ishikawa
智子 石川
Noriaki Takahashi
徳明 高橋
Takayuki Kanai
孝之 金井
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08742Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • G03G9/08773Polymers having silicon in the main chain, with or without sulfur, oxygen, nitrogen or carbon only

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着性、耐オフセット性、耐ブロッキング性
に優れた静電荷像現像用トナーを得る。 【解決手段】 下記の繰り返し単位(a),(b)を有
する変性ポリシロキサンを含有する静電荷像現像用トナ
ー。 【化1】 (式中、R1 はメチル等のC1 6 のアルキル基又はフ
ェニル基等のC1 12のアリール基、R2 は平均炭素数
6〜200の飽和炭化水素基、但しR2 の炭素数はR1
の炭素数より大である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機及びプリンターに用いられる静電荷像現像用トナー
に関する。詳しくは、光沢、透明性、ブロッキング性が
良好で、シリコンオイル等のオフセット防止液を供給し
ない加熱ローラー定着法でトナーを定着した際に、オフ
セット現象やシートの巻き付け現象が発生しない定着温
度幅が広く、定着性が良好な静電荷像現像用トナーに関
する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法は米国特許第2297691
号、特公昭42−23910号公報及び特公昭43−2
4748号公報などに開示されているとおり、一般には
光導電物質を含む感光体上に種々の手段により静電荷の
電気的潜像を形成し、次いでこの潜像をトナーで粉像と
して現像し、必要に応じて紙などに転写した後、加熱、
加圧又は溶剤蒸気などにより定着するものである。加熱
定着法としては、オーブン定着法、フラッシュ定着法、
加圧定着法、加熱ローラー定着法などがあるが、電子写
真複写機等では一般的に加熱ローラー定着法が用いられ
ている。この方法は紙やオーバーヘッドプロジェクタ用
シートなどの被定着シート上に像を融着する際の熱効率
が極めて良好で、迅速に定着することができるので、特
に高速度の複写時における定着方法として極めて有効で
ある。しかしながら、この方法では、トナー像と定着ロ
ーラー表面が加熱溶融状態で圧接触するために、トナー
像の一部が定着ローラー表面に付着し、次の被定着シー
ト上にこれを再移転して被定着シートに汚れを発生させ
る所謂オフセット現象が生じたり、シートの巻き付き現
象が生じたりする。従来、オフセット現象やシートの巻
き付き現象を防止する方法として、ローラー表面をシリ
コンゴムやフッ素系樹脂などのトナーに対して離型性に
優れた材料で形成し、かつその表面にシリコンオイル等
の離型性の良い液体を供給して、その薄膜でローラー表
面を被覆することが行われている。しかし、この方法
は、オフセット現象やシートの巻き付き現象を防止する
のにきわめて有効である反面、液体の供給装置を要する
ため定着装置が複雑になったり、両面印字する際にシリ
コンオイル等によりシート送りがスムーズにいかなくな
ったり、オーバーヘッドプロジェクタ用シートではシー
ト表面がベタついたりする等の問題を有している。そこ
で、シリコンオイル等のオフセット防止液を定着ローラ
ー表面に供給せずにオフセット現象を発生させない方法
として、例えばローラー表面をフッ素系樹脂などのトナ
ーに対して離型性に優れた材料で形成するとともに、ト
ナー中に低分子量ポリプロピレン、低分子量ポリエチレ
ン等のオレフィン系ワックス類を含有する方法が特公昭
52−3304、特公昭60−17109、特公昭57
−52574、特公昭58−58664号各公報等で、
バインダーとして分子量分布の広い樹脂を用いる方法が
特公昭55−6895号公報で提案されている。しかし
ながら、これらの方法は、特に高温域でのオフセット現
象やシートの巻き付き現象の抑制に効果があるものの、
フルカラートナーに応用した場合には、光沢や混色時の
透明性の点で満足すべき性能を発揮しない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、加熱ローラ
ー定着法でトナーを定着した際に、オフセット現象やシ
ートの巻き付き現象を発生しない定着温度幅が低温側に
広く、定着性が良好で、かつ耐ブロッキング性、流動性
に優れた静電荷像現像用トナーを提供せんとするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み鋭意検討した結果、特定の変性ポリシロキサンを
含有させることにより、上記課題が解決できることを見
い出し、本発明に到達した。すなわち、本発明の要旨
は、下記の繰り返し単位(a),(b)を有する変性ポ
リシロキサンを含有することを特徴とする静電荷像現像
用トナーに存する。
【0005】
【化2】
【0006】(式中、R1 は互いに異なっていてもよい
炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数6〜12のアリー
ル基を表わし、R2 は平均炭素数6〜200の炭化水素
基を表わす。但しR2 の炭素数はR1 の炭素数より大で
ある。)
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
1 は、炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル
基又は炭素数6〜12のアリール基であり、好ましく
は、炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル基若しくは
ナフチル基であり、より好ましくは、炭素数1〜4のア
ルキル基又はフェニル基であり、特に好ましくはメチル
基である。
【0008】R2 は、その平均炭素数が6〜200の直
鎖又は分岐鎖の炭化水素基であり、直鎖又は分岐鎖の飽
和炭化水素が好ましく、平均炭素数12〜100がより
好ましく、平均炭素数16〜80が更に好ましい。但
し、R2 の炭素数はR1 の炭素数より大きいものに限ら
れる。この平均炭素数が6未満の場合はオイル状とな
り、トナーがブロッキングしたり、トナーの流動性が低
下する。変性ポリシロキサンの融点は30〜150℃で
あるのが好ましく、55〜130℃であるのが更に好ま
しい。融点が30℃より低い場合はトナーの耐ブロッキ
ング性が不十分であり、150℃より高い場合は離型効
果が不十分になる。繰り返し単位(b)の全体((a)
+(b))に対するモル比には特に限定はないが、好ま
しくは3/4〜1/50、特に好ましくは1/2〜1/
30である。
【0009】変性ポリシロキサンの添加量はバインダー
樹脂100重量部に対して1〜30重量部であるのが好
ましいが、粉砕トナーの場合は1〜15重量部であるの
が好ましく、1〜8重量部であるのが更に好ましい。重
合トナーの場合は1〜25重量部であるのが好ましく、
1〜20重量部であるのが更に好ましい。添加量が1重
量部より少ない場合は離型性、耐オフセット性が不十分
になり、30重量部より多い場合はトナーの耐ブロッキ
ング性が低下する。
【0010】変性ポリシロキサンの平均分子量は、特に
限定はないが好ましくは1.5万〜8万であり、特に好
ましくは2万〜6万であり、より好ましくは2.4万〜
5万である。分子量が1.5万未満の場合はオイル状と
なり、トナーがブロッキングしたり、トナーの流動性が
低下の傾向があり、分子量がより大きい場合は離型効果
が不十分になりやすい。なお、ここでの平均分子量は29
Si−NMRで求められる繰り返し単位(a),(b)
の存在比及び分子末端のSiの存在比から算出される分
子量を意味する。
【0011】本発明で用いるバインダー樹脂は特に限定
されるものではなく、スチレン/アクリル系樹脂、エポ
キシ系樹脂、ポリエステル系樹脂等を用いることができ
る。分子量分布は、1山分布、2山以上分布の両方が用
いられるが、カラートナーとして用いられる場合には、
分子量が40万以上である高分子量成分及びTHF不溶
のゲル分の総和は樹脂全体の10wt%以下が好まし
い。より好ましくは3wt%以下、特に好ましくは1w
t%以下である。分子量40万以上の成分やゲル分が多
すぎると、光沢性、OHPシート上の画像の投影時色再
現性に劣る。
【0012】変性ポリシロキサンをトナー中へ添加する
方法は、トナーの製造法によって異なってくるが、粉砕
法の場合はバインダー中に予じめ溶解または分散してお
いてもよいし、また、着色剤等を混練する際に同時に添
加してもよい。変性ポリシロキサンを予じめ添加する方
法としては、バインダー樹脂と変性ポリシロキサンを有
機溶媒中に溶解又は懸濁した後、減圧蒸留等により溶媒
を除去する方法あるいはバインダー樹脂の重合過程でモ
ノマー中に変性ポリシロキサンを添加、重合する方法等
がある。懸濁重合法の場合には、重合性単量体中に着色
剤、帯電制御剤、重合開始剤、その他の添加剤を加える
のと同時に変性ポリシロキサンを加え、ホモジナイザー
等で均一に溶解又は分散させた単量体系を、分散安定剤
を含有する水系媒体中にホモミキサー等で分散し、加温
して重合を行う方法がとられる。乳化重合凝集法の場合
には、乳化ポリマーと乳化分散した変性ポリシロキサン
をともに凝集してもよいし、変性ポリシロキサンの存在
下で重合性単量体を乳化重合することにより、変性ポリ
シロキサンを中に含有している乳化ポリマーを得、それ
を凝集してもよい。
【0013】着色剤としては、カーボンブラック、ニグ
ロシン、アニリンブルー、フタロシアニンブルー、フタ
ロシアニングリーン、ハンザイエロー、ローダミン系染
顔料、クロムイエロー、キナクリドン、ベンジジンイエ
ロー、ローズベンガル、トリアリルメタン系染料、モノ
アゾ系、ジスアゾ系、縮合アゾ系染顔料など、公知の任
意の染顔料を単独あるいは混合して用いることができ
る。フルカラートナーの場合には、イエローはベンジジ
ンイエロー、モノアゾ系染顔料、縮合アゾ系染顔料、マ
ゼンタはキナクリドン、ローダミン系染顔料、モノアゾ
系染顔料、シアンはフタロシアニンブルーをそれぞれ用
いるのが好ましい。着色剤は、通常、バインダー樹脂1
00重量部に対し3〜20重量部となるように用いられ
る。
【0014】トナーの帯電制御は、バインダー樹脂、着
色剤自体で行っても良いが、必要に応じて帯電制御剤を
併用しても良い。正帯電性制御剤として、4級アンモニ
ウム塩、塩基性・電子供与性の有機物質、負帯電性制御
剤として、金属キレート類、合金染料、酸性もしくは電
子求引性の有機物質等を用いることができる。カラート
ナーの場合、カラートナー適応性(帯電制御剤自体が無
色ないしは淡色でトナーへの色調障害がないこと)を勘
案すると、正荷電性としては4級アンモニウム塩化合物
が、負帯電性としてはサリチル酸もしくはアルキルサリ
チル酸のクロム、亜鉛、アルミニウムなどとの金属塩、
金属錯体や、ベンジル酸の金属塩、金属錯体、アミド化
合物、フェノール化合物、ナフトール化合物等が望まし
い。この他、金属酸化物等の無機粒子や前記有機物質で
表面処理した無機物質を用いても良い。
【0015】帯電制御剤の添加量はバインダー樹脂の帯
電性、着色剤の添加量・分散方法を含めた製造方法、そ
の他の添加剤の帯電性等の条件を考慮した上で決めるこ
とができるが、バインダー樹脂100重量部に対して
0.1〜10重量部が適当である。本発明で用いるトナ
ーは、本質的に上述のバインダー樹脂、着色剤及び帯電
制御剤よりなるが、所望ならばこれに更にワックスその
他の成分を含有させることができる。
【0016】ワックス類としては、公知の任意のものを
単独ないしは併用して用いることができる。具体例とし
ては、オレフィン系ワックス、特に好ましくは低分子量
ポリプロピレン、パラフィンワックス、高級脂肪酸、脂
肪酸アミド、金属石鹸等が好ましい。その使用量はバイ
ンダー、着色剤により異なるが、バインダー樹脂100
重量部に対し0.1〜10重量部が好ましい。ただしカ
ラートナーの場合バインダー樹脂との組み合わせによっ
ては、ワックス類の結晶性のために多量に用いると透明
性を悪化させる場合もある。
【0017】上記以外の成分としては、微粉末のシリ
カ、アルミナ、チタニア等の流動性向上剤、マグネタイ
ト、フェライト、酸化セリウム、チタン酸ストロンチウ
ム、導電性チタニア等の無機微粉末やスチレン樹脂、ア
クリル樹脂等の抵抗調節剤や滑剤などが内添剤又は外添
剤として用いられる。これらの添加剤の使用量は所望す
る性能により適宜選定すればよく、通常バインダー樹脂
100重量部に対し0.05〜10重量%程度が好適で
ある。
【0018】本発明トナーは、乾式1成分現像剤及び2
成分現像剤のいずれにも使用でき、1成分現像剤に使用
される磁性体としては、フェライト、マグネタイト等を
はじめとする鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性を示す
合金、或いは化合物または強磁性元素を含まないが適当
に熱処理することによって強磁性を示すようになる合
金、例えば、マンガン−銅−アルミニウムあるいはマン
ガン−銅−スズ等のマンガンと銅とを含むホイスラー合
金と呼ばれる種類の合金、または二酸化クロム等を挙げ
ることが出来る。磁性体は、平均粒径0.3〜30μm
の微粉末の形でバインダー樹脂中に均一に分散される。
磁性体粒子の含有量は、バインダー樹脂100重量部当
り20〜70重量部、中でも特に40〜70重量部が望
ましい。
【0019】本発明でトナーを2成分系現像剤として用
いる場合、キャリアとしては鉄粉、マグネタイト粉、フ
ェライト粉等の磁性物質またはそれらの表面に樹脂コー
ティングを施したものや磁性キャリア等公知のものを用
いることができる。樹脂コーティングキャリアの被覆樹
脂としては一般的に知られているスチレン系樹脂、アク
リル系樹脂、スチレンアクリル共重合系樹脂、シリコー
ン系樹脂、変性シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、また
はこれら樹脂の混合物等が利用できる。
【0020】
【実施例】以下に本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。なお以下の実施例においてバインダー樹脂のテト
ラヒドロフラン可溶分の分子量{数平均分子量(M
n)、重量平均分子量(Mw)}、融点、変性ポリシロ
キサンの分子量、耐オフセット性、耐ブロッキング性
は、それぞれ下記により測定した。
【0021】バインダー樹脂のテトラヒドロフラン可溶
分の分子量{数平均分子量(Mn)、重量平均分子量
(Mw)}はゲルパーミュエーションクロマトグラフィ
ー(GPC)により測定した。 装置:TOSO GPC装置HLC−8020 カラム:Polymer Laboratory社 PL−gel Mixed 10μ、 リファレンスカラム TOSO TSKgel GMH 検出器:屈折率(RI)検出器 検量線:Pressure Chemical Co.
の11種類の標準ポリスチレン(分子量2.6×103
〜1.3×106 )を用いて作成 測定:温度40℃において、テトラヒドロフランを1.
0ml/分で流し、これに試料(濃度0.1wt%)を
100μl注入した。 融点:試料をDSC(セイコー電子工業(株)製DSC
−20)にて測定し、その最大吸熱ピークを融点とし
た。 変性ポリシロキサンの分子量:29Si−NMRを測定
し、シリコーン主鎖末端・繰り返し単位(a)・繰り返
し単位(b)の構成比を求め、算出した。
【0022】耐オフセット性:有機光導電体を感光体と
した電子写真方式の複写機を用いて未定着画像を作成し
た。トナーの付着量は0.7mg/cm2 とした。この
未定着画像を紙に転写して、表面がフッ素樹脂からなる
直径58mmの加熱ローラー定着機を用い、ニップ幅4
mm、定着速度100mm/secで定着させた。な
お、定着に際し、ローラーにシリコンオイル等のオフセ
ット防止液は供給しなかった。定着ローラー表面の温度
を5℃きざみで変え、非オフセット域を目視により評価
した。 耐ブロッキング性:トナーに一定荷重を加え、50℃の
環境下に5時間放置した後、凝集の有無を確認し、ブロ
ッキング性の良否を判定した。 ○ 凝集なし △ 塊があるが指で押すとすぐにくずれ粉状になる × 凝集あり
【0023】実施例1 樹脂A(スチレン/アクリル系、Mnl.8万 Mw
4.8万)100重量部に対し、カーボンブラック「M
A−100」(三菱化学(株)製)4重量部、帯電制御
剤「ボントロンE−81」(オリエント化学(株)製)
5重量部、商品名「FZ−3340」(日本ユニカー
(株)製)から溶媒を留去することにより得られた、下
記の繰り返し単位を有する変性ポリシロキサン(融点5
8℃、平均分子量2.7万)
【0024】
【化3】
【0025】(Rは炭素数36の炭化水素基を表わす。
a′:b′は約14:1。) 6重量部を分散混合した後、二軸押出機を用いて溶融混
練した。冷却後、ハンマーミルで粗粉砕し、次いで超音
速ジェットミル粉砕機にて微粉砕した。得られた粉体を
風力分級機で分級し、平均粒径11μmのトナーを得
た。さらにこのトナー100重量部に対し商品名「アエ
ロジルR−972」(日本アエロジル(株)製)0.3
重量部を加えて混合し、本発明のトナーを得た。
【0026】実施例2 樹脂Aを樹脂B(ポリエステル系、Mn0.9万、Mw
3.1万)に変更する以外は実施例1と同様にトナーを
得た。 実施例3 変性ポリシロキサンを商品名「L−49」(日本ユニカ
ー(株)製から得られる、下記の繰り返し単位を有する
変性ポリシロキサン
【0027】
【化4】
【0028】(R′は炭素数18の炭化水素基を表わ
す。a″:b″は約2:1。) (融点33℃、平均分子量2.2万)に変更する以外は
実施例1と同様にトナーを得た。 比較例1 変性ポリシロキサンを添加しない以外は実施例1と同様
にトナーを得た。 比較例2 変性ポリシロキサンを常温でオイル状のオイルフィード
定着方式のプリンターの定着ローラーに供給されるシリ
コンオイルに変更する以外は実施例1と同様にトナーを
得ようとしたが、超音速ジェットミル粉砕機にて微粉砕
する際に粉砕機内部に粉砕されたトナーが付着してしま
い、回収できなかった。
【0029】比較例3 変性ポリシロキサン6重量部を常温でオイル状のシリコ
ンオイル0.5部に変更する以外は実施例1と同様にト
ナーを得た。 比較例4 変性ポリシロキサンをポリプロピレンワックス「ビスコ
ール550P」(三洋化成(株)製)に変更する以外は
実施例1と同様にトナーを得た。
【0030】
【表1】
【0031】表−1からわかるように、本発明のトナー
は、シリコンオイル等のオフセット防止液を供給しない
加熱ローラー定着法においても十分な非オフセット域を
持ち、かつ耐ブロッキング性、流動性が良好である。こ
れに対し変性ポリシロキサンを添加していない比較例1
は耐オフセット性、離型性に劣り、オイル状のシリコン
オイルを用いた比較例2は流動性が特に劣り、シリコン
オイル添加量を減らした比較例3は流動性は改善された
ものの耐オフセット性、離型性に劣り、ポリプロピレン
ワックスを用いた比較例4は低温定着性に劣っていた。
【0032】
【発明の効果】本発明により、シリコンオイル等のオフ
セット防止液を供給しない加熱ローラー定着法において
も十分な非オフセット域を持ち、かつ耐ブロッキング
性、流動性が良好なトナーを得ることができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の繰り返し単位(a),(b)を有
    する変性ポリシロキサンを含有することを特徴とする静
    電荷像現像用トナー。 【化1】 (式中、R1 は互いに異なっていてもよい炭素数1〜6
    のアルキル基又は炭素数6〜12のアリール基を表わ
    し、R2 は平均炭素数6〜200の炭化水素基を表わ
    す。但し、R2 の炭素数はR1 の炭素数より大であ
    る。)
  2. 【請求項2】 R1 がメチル基である請求項1に記載の
    静電荷像現像用トナー。
  3. 【請求項3】 R2 が平均炭素数12〜100の飽和炭
    化水素基である請求項1又は2に記載の静電荷像現像用
    トナー。
  4. 【請求項4】 変性ポリシロキサンの融点が30℃〜1
    50℃である請求項1〜3のいずれかに記載の静電荷像
    現像用トナー。
  5. 【請求項5】 変性ポリシロキサンの含有量がバインダ
    ー樹脂100重量部に対して1〜30重量部である請求
    項1〜4いずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  6. 【請求項6】 変性ポリシロキサンの平均分子量が1.
    5万〜8万である請求項1〜5いずれかに記載の静電荷
    像現像用トナー。
  7. 【請求項7】 バインダー樹脂が、分子量が40万以上
    である高分子量成分及びTHF不溶のゲル分の総和が樹
    脂全体の10wt%以下であるポリエステル系樹脂又は
    スチレン/アクリル系樹脂である、請求項1〜6のいず
    れかに記載の静電荷像現像用トナー。
JP26775098A 1998-03-03 1998-09-22 静電荷像現像用トナー Pending JPH11316472A (ja)

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