JP3880195B2 - 半導体装置及びデータ処理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路の電源投入時に動作電圧が所定のレベルに到達したかを検出する回路、更にはその検出回路による検出結果を用いた内部回路の動作活性化制御に関し、例えば高集積化のために動作電圧が低電圧化されたDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)若しくはSDRAM(シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)などに適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置に電源電圧が投入されたとき、その電源電圧が一定電圧に到達するまで、内部回路の動作は安定しない。例えば、半導体メモリでは電源電圧投入の直後はチャージポンピング動作による基板バイアス電圧やワード線昇圧電圧などの内部電圧がまだ充分立ち上がらず、チップ内部が安定状態に達していない。このため、電源電圧が一定電圧に達するまでメモリ回路の動作開始を遅らせることがラッチアップの防止のために必要になる。そこで、電源電圧が一定電圧に到達した状態を電源電圧検出回路で検出した後に、半導体装置の内部論理回路を活性化させ、レギュレータ回路及びチャージポンプ回路などを定常動作させる。レギュレータ回路は、外部電源電圧を降圧して内部動作電圧を形成し、チャージポンプ回路は電源電圧以上の昇圧電圧VPPや負の基板電圧VBBを形成する。
【0003】
前記電源電圧検出回路は、例えば、電源電圧と接地電圧との間に配置された分圧回路と、シリコンのバンドギャップ等を利用して一定の基準電圧を形成する基準電圧発生回路と、その基準電圧と前記分圧回路で形成される分圧電圧とを比較する差動増幅回路とによって構成することができる。電源電圧投入時、分圧電圧が電源電圧の立ち上がりに比例してレベル上昇される。基準電圧発生回路は、立ち上がり途上の電源電圧がある程度上昇したところで、基準電圧を一定電圧に維持する。差動増幅回路は前記分圧電圧が基準電圧以上にされる状態を検出して出力を反転する。この差動増幅回路の出力反転タイミングが、電源電圧が所定レベルに到達した状態を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記電源電圧検出方式では、分圧回路や差動増幅回路に貫通電流が流れ、消費電力が大きくなるという問題が有る。
【0005】
また、電源電圧検出回路による半導体装置内部の制御には内部回路の機能の相違などが考慮されていなかった。例えば、外部電源電圧を降圧するレギュレータ回路を有する場合、電源電圧投入時は当該レギュレータ回路の出力ノードに電源電圧をMOSトランジスタを通して接続してレギュレータ回路の出力の立ち上がりを高速化する加速回路を採用することができる。前記レギュレータ回路にそのような加速回路を採用したとき、加速回路は、投入された電源電圧の立ち上がり初期の段階だけ動作されるのが望ましい。また、ワード線昇圧電源であるVPPや基板電圧であるVBBなどの電源発生回路は、電源投入の初期段階では、発生電圧のレベルをセンスする定常動作ではなく、常時動作してすみやかに所定の電圧レベルに到達することが望まれる。一方、外部制御信号の入力バッファなどは電源電圧が所定レベル(動作保証レベル)以上になった後に動作されなければならない。このとき、加速回路及びバッファ回路の双方を、電源電圧が所定レベル以上になったとき同時に動作可能にすると、レギュレータの動作が安定化する前に外部制御信号が受け付けられてしまうこともあり、これによってユーザーが意図しないモードレジスタ設定、テストモード設定などの誤動作を生ずる虞がある。
【0006】
また、投入された電源電圧の変化が速い場合には電源電圧の立ち上がり速度に対して電源電圧検出回路の内部動作の追従が遅れ、逆に電源電圧の立ち上がり変化が遅い場合には電源電圧の立ち上がり速度に対して電源電圧検出回路の内部動作は良好に追従する。したがって、電源電圧検出回路による出力反転が得られた時の実際の電源電圧は電源電圧の立ち上がり速度によって相違する。したがって、前記加速回路とバッファ回路を動作可能にする場合には、電源電圧の立ち上がり速度のばらつきも考慮しなければならないことが本発明者によって明らかにされた。
【0007】
本発明の目的は、電源投入直後に内部回路が安定状態に達していないときに動作して誤動作を生ずる虞を未然に防止できる半導体装置を提供することにある。
【0008】
本発明の別の目的は、投入された電源が一定電圧に達する前は特定の内部回路の回路動作の開始を遅らせ、また、電源投入当初より内部電圧発生回路の出力立ち上がりを加速することができる半導体装置を提供することにある。
【0009】
本発明の更に別の目的は、動作電源電圧検出回路を低消費電力化することにある。
【0010】
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
【0012】
すなわち、半導体装置(1)は、電源投入時に立ち上げられる動作電源(VDD)が第1のレベルに到達するのを検出して第1の出力信号(PUPB1)を反転させる第1の検出回路(41)と、電源投入時に立ち上げられる動作電源が前記第1のレベルよりも高い第2のレベルに到達するのを検出して第2の出力信号(PUPB2)を反転させる第2の検出回路(42)と、前記第1の出力信号の反転によって動作を停止する第1の回路(30C)と、前記第2の出力信号の反転によって動作を開始する第2の回路(27)とを含む。動作電源は外部電源電圧(VDD)又は、内部動作電圧(VPERI)であってよい。前記第1の回路は、内部電圧を形成する電圧形成回路の出力に動作電源を接続して当該出力の立ち上がりを加速するスイッチ回路(MN31,MN32)とすることができる。第2の回路は外部制御信号などのバッファ回路とすることができる。第1の回路は電源投入直後から動作され、第1の回路による出力加速動作が終了しても第2の回路は直には動作許可されない。第2の回路は、第1の回路の動作を経て内部電圧などが安定化されてから動作可能状態にされ、これにより、電源投入直後に内部回路が安定状態に達していないときに生ずる誤動作の発生を防止できる。しかもそのようなタイミングのずれを予め確保することは、電圧検出回路で検出結果が得られた時の実際の動作電圧が当該動作電圧の立ち上がり速度によって相違される、という事情に対しても誤動作防止の方向に作用する。
【0013】
前記第1の回路としてのスイッチ回路(30C)は、電源電圧に接続されその制御端子に前記第1の出力信号を受けてスイッチ制御される第1のスイッチ素子(MN31)と、前記第1のスイッチ素子に直列接続され前記制御端子に前記第1の出力信号を受けてスイッチ制御される第2のスイッチ素子(MN32)とによって構成することができる。前記電圧形成回路は、外部電源電圧(VDD)に基づいて第1の内部動作電圧(VPERI)を形成する第1の電圧形成回路(30A)と、外部電源電圧に基づいて前記第1の内部動作電圧よりもレベルの低い第2の内部動作電圧(VDL)を形成する第2の電圧形成回路(30B)とによって構成することができる。前記第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子との接続点には前記第1の電圧形成回路の出力端子が接続され、前記第2のスイッチ素子の直列接続端には前記第2の電圧形成回路の出力端子を接続する。
【0014】
前記第2の内部動作電圧はメモリセルアレイにおけるダイナミック型メモリセルの蓄積電極電源とし、前記第1の内部動作電圧はメモリ周辺回路の動作電源とすることができる。
【0015】
前記第1及び第2の検出回路のような検出回路を比較的簡単に構成するには、回路の一対の動作電源の間に直列配置された分圧回路(Z1,Z2)及び第3のスイッチ素子(SW1)と、前記分圧回路の分圧点に入力が接続されたインバータ(INV0)を有する出力クランプ手段(43)と、出力クランプ手段の入力と前記一対の動作電源の内の何れか一方との間に配置された第1の容量素子(C1)と、前記クランプ手段の出力に直列接続された少なくとも2個のインバータと、前段のインバータ(INV3)の入力と前記一対の動作電源の内の一方の動作電源(VDD)との間に配置された第2の容量素子(C2)と、次段インバータ(INV4)の入力と前記一対の動作電源の内の他方の動作電源(VSS)との間に配置された第3の容量素子(C3)とを含み、電源投入時に動作電源が立ち上げられる時、第1の容量素子はクランプ手段を非クランプ状態とするように当該クランプ手段の入力を強制すると共に、前記第2及び第3の容量素子は前記第3のスイッチ素子をオン状態とするように終段インバータの出力を強制し、その後、前記分圧点の分圧電圧がその分圧電圧を入力とするインバータ(INV0)の論理閾値電圧を越えることによって当該インバータ(INV0)の出力を反転して前記終段インバータ(INV4)の出力を反転させるように構成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
《SDRAMの概要》
図1には本発明に係る半導体装置の一例であるSDRAMのブロック図が示される。同図に示されるSDRAM1は、特に制限されないが、公知の半導体集積回路製造技術によって単結晶シリコンのような一つの半導体基板に形成される。このSDRAM1は、バンクAを構成するメモリアレイ10AとバンクBを構成するメモリアレイ10Bを備える。夫々のメモリアレイ10A,10Bは、マトリクス配置されたダイナミック型のメモリセルMCを備え、図に従えば、同一列に配置されたメモリセルMCの選択端子は列毎のワード線WLに結合され、同一行に配置されたメモリセルのデータ入出力端子は行毎に相補データ線BL,BLbに結合される。同図にはワード線と相補データ線は一部だけが代表的に示されているが、実際にはマトリクス状に多数配置されている。
【0017】
上記メモリアレイ10Aのワード線WLはロウデコーダ11Aによるロウアドレス信号のデコード結果に従って選ばれた1本がワードドライバ12Aによって選択レベルに駆動される。
【0018】
メモリアレイ10Aの相補データ線はセンスアンプ及びカラム選択回路13Aに結合される。センスアンプ及びカラム選択回路13Aにおけるセンスアンプは、メモリセルMCからのデータ読出しによって夫々の相補データ線に現れる微小電位差を検出して増幅する増幅回路である。それにおけるカラムスイッチ回路は、相補データ線を各別に選択して相補共通データ線14に導通させるためのスイッチ回路である。カラムスイッチ回路はカラムデコーダ15Aによるカラムアドレス信号のデコード結果に従って選択動作される。メモリアレイ10B側にも同様にロウデコーダ11B、ワードドライバ12B、センスアンプ及びカラム選択回路13B、そしてカラムデコーダ15Bが設けられている。上記相補共通データ線14はデータ入力バッファ16の出力端子及びデータ出力バッファ17の入力端子に接続される。データ入力バッファ16の入力端子及びデータ出力バッファ17の出力端子は16ビットのデータ入出力端子I/O0〜I/O15に接続される。
【0019】
アドレス入力端子A0〜A9から供給されるロウアドレス信号とカラムアドレス信号はカラムアドレスバッファ20とロウアドレスバッファ21にアドレスマルチプレクス形式で取り込まれる。供給されたアドレス信号は夫々のバッファが保持する。ロウアドレスバッファ21は、リフレッシュ動作モードではリフレッシュカウンタ22から出力されるリフレッシュアドレス信号をロウアドレス信号として取り込む。カラムアドレスバッファ20の出力はカラムアドレスカウンタ23のプリセットデータとして供給され、カラムアドレスカウンタ23は後述のコマンドなどで指定される動作モードに応じて、上記プリセットデータとしてのカラムアドレス信号、又はそのカラムアドレス信号を順次インクリメントした値を、カラムデコーダ15A,15Bに向けて出力する。
【0020】
コントローラ25は、特に制限されないが、外部制御信号として、クロック信号CLK、クロックイネーブル信号CKE、チップセレクト信号CSb(サフィックスbはそれが付された信号がローイネーブルの信号であることを意味する)、カラムアドレスストローブ信号CASb、ロウアドレスストローブ信号RASb、及びライトイネーブル信号WEb、及びデータイネーブル信号DQML,DQMUが制御信号バッファ27を介して入力される。更に、コントローラ25には図示を省略する信号経路を介してアドレス入力端子A0〜A9から制御データが供給される。コントローラ25は、それら信号のレベルや変化のタイミングなどに基づいてSDRAMの動作モード及び上記回路ブロックの動作を制御するための内部タイミング信号を形成するものであり、そのためのコントロールロジック(図示せず)とモードレジスタ26を備える。
【0021】
クロック信号CLKはSDRAM1のマスタクロックとされ、その他の外部入力信号は当該クロック信号CLKの立ち上がりエッジに同期して有意とされる。
【0022】
チップセレクト信号CSbはそのローレベルによってコマンド入力サイクルの開始を指示する。チップセレクト信号がハイレベルのとき(チップ非選択状態)その他の入力は意味を持たない。但し、後述するメモリバンクの選択状態やバースト動作などの内部動作はチップ非選択状態への変化によって影響されない。
【0023】
RASb,CASb,WEbの各信号は通常のDRAMにおける対応信号とは機能が相違され、後述するコマンドサイクルを定義するときに有意の信号とされる。
【0024】
クロックイネーブル信号CKEは次のクロック信号の有効性を指示する信号であり、当該信号CKEがハイレベルであれば次のクロック信号CLKの立ち上がりエッジが有効とされ、ローレベルのときは無効とされる。パワーダウンモードとする場合にはクロックイネーブル信号CKEはローレベルとされる。
【0025】
前記データイネーブル信号DQML,DQMUは、例えばリードモードにおいてデータ出力バッファ211に対するアウトプットイネーブルの制御を行う。その信号DQML,DQMUがハイレベルのとき、データ出力バッファ211は端子I/O0〜I/O15の全てを高出力インピーダンス状態にする。
【0026】
上記ロウアドレス信号は、クロック信号CLKの立ち上がりエッジに同期する後述のロウアドレスストローブ・バンクアクティブコマンドサイクルにおけるA0〜A8のレベルによって定義される。
【0027】
A9からの入力は、上記ロウアドレスストローブ・バンクアクティブコマンドサイクルにおいてバンク選択信号とみなされる。即ち、A9の入力がローレベルの時はメモリバンクAが選択され、ハイレベルの時はメモリバンクBが選択される。メモリバンクの選択制御は、特に制限されないが、選択メモリバンク側のロウデコーダのみの活性化、非選択メモリバンク側のカラムスイッチ回路の全非選択、選択メモリバンク側のみのデータ入力バッファ16及びデータ出力バッファ17への接続などの処理によって行うことができる。
【0028】
上記カラムアドレス信号は、クロック信号CLKの立ち上がりエッジに同期するリード又はライトコマンド(カラムアドレス・リードコマンド、カラムアドレス・ライトコマンド)サイクルにおけるA0〜A7のレベルによって定義される。そして、この様にして定義されたカラムアドレスはバーストアクセスのスタートアドレスとされる。
【0029】
次に、SDRAM1のコマンドを簡単に説明する。〔1〕モードレジスタセットコマンドは、上記モードレジスタ26をセットするためのコマンドである。このコマンドは、CSb,RASb,CASb,WEb=ローレベルによって当該コマンドが指定され、セットすべきデータ(レジスタセットデータ)はA0〜A9を介して与えられる(A0〜A9がコントローラ212へ伝達される経路は図示を省略してある)。レジスタセットデータは、特に制限されないが、バーストレングス、CASレイテンシー、ライトモードなどとされる。〔2〕ロウアドレスストローブ・バンクアクティブコマンは、ロウアドレスストローブの指示とA9によるメモリバンクの選択を有効にするコマンドであり、CSb,RASb=ローレベル、CASb,WEb=ハイレベルによって指示され、このときA0〜A8に供給されるアドレスがロウアドレス信号として取り込まれ、A9に供給される信号がメモリバンクの選択信号として取り込まれる。取り込動作は上述のようにクロック信号CLKの立ち上がりエッジに同期して行われる。〔3〕カラムアドレス・リードコマンは、バーストリード動作を開始するために必要なコマンドであると共に、カラムアドレスストローブの指示を与えるコマンドであり、CSb,CASb,=ロウレベル、RASb,WEb=ハイレベルによって指示され、このときA0〜A7に供給されるアドレスがカラムアドレス信号として取り込まれる。これによって取り込まれたカラムアドレス信号はバーストスタートアドレスとしてカラムアドレスカウンタ23に供給される。これによって指示されたバーストリード動作においては、その前にロウアドレスストローブ・バンクアクティブコマンドサイクルでメモリバンクとそれにおけるワード線の選択が行われており、当該選択ワード線のメモリセルが、クロック信号CLKに同期してカラムアドレスカウンタ23から出力されるアドレス信号に従って順次選択されて、データが連続的に読出される。連続的に読出されるデータ数は上記バーストレングスによって指定された個数とされる。その他に、カラムアドレス・ライトコマンド、プリチャージコマンド、オートリフレッシュコマンド等があるが、ここではその説明を省略する。
【0030】
図1に示されたSDRAMは、3.3Vのような外部電源電圧VDDを外部電源端子より受けるが、記憶容量増大のためにメモリアレイ10A,10BにおけるMOSトランジスタは小型化され、それによって、それらMOSトランジスタのゲート長の縮小化、ゲート酸化膜が薄膜化されているので、メモリアレイ10A,10Bにおける内部動作電圧は低電圧化され、例えば2.0Vのような降圧電圧VDLを動作電源とする。降圧電圧VDLは外部電源電圧(単に電源電圧とも称する)VDDを降圧回路30で降圧して形成される。また、前記降圧回路30ではカラムアドレスデコーダ23やロウデコーダ11A,11B等の周辺回路の動作電源VPERIも同様に降圧して形成する。動作電源VPERIは例えば2.5Vとされる。また、メモリセルから電荷信号の読み出し量を多くするため、ワード線の選択レベルは昇圧電圧VPPとされる。昇圧電圧VPPは、特に制限されないが、チャージポンプ回路31で外部電源電圧VDDを昇圧して形成される。また、チャージポンプ回路31は負の基板バイアス電圧VBBも形成する。
【0031】
前記SDRAM1において、電源電圧VDD投入の直後では、基板バイアス電圧VBB及びワード線昇圧電圧VPPがまだ充分立ち上がらず、同様に、前記内部動作電圧VDL,VPERIのレベルも充分に立ち上がらない。このため、電源電圧VDDが一定電圧に達する前はメモリ回路の動作開始を遅らせたり、内部電圧発生回路30,31の立ち上がりを加速するための工夫を行なって、誤動作防止が図られている。以下、外部電源電圧VDDが投入された時、それが実用レベルにパワーアップされるまでの制御について説明する。
【0032】
《パワーアップ検出回路》
図1においてSDRAM1は第1の電源電圧検出回路41と、第2の電源電圧検出回路42を有する。これら電源電圧検出回路を以下パワーアップ検出回路とも記す。第1及び第2のパワーアップ検出回路41,42はパワーアップ検出信号PUPB1,PUPB2を出力する。詳細は後述するが、パワーアップ検出信号PUPB1,PUPB2は、外部電源電圧VDDが投入されてから当該電源電圧VDDが所定のレベルに到達するまでの期間に応ずるパルス状波形を有する1ショットパルス信号である。以下の例では、第1及び第2のパワーアップ検出回路41、42が検出対象とする動作電源は、外部電源電圧VDDを一例としている。
【0033】
図2にはパワーアップ検出回路の一例が示される。同図に示されたパワーアップ検出回路41は低消費電力化が考慮されている。即ち、パワーアップ検出回路41は、回路の電源電圧VDDと接地電圧VSSの間に直列配置された分圧回路(抵抗性分Z1,Z2の直列回路)及びスイッチ素子SW1と、分圧点V1に接続された出力クランプ手段43と、出力クランプ手段43の入力と前記一対の動作電源の内の何れか一方との間に配置された第1の容量素子C1と、前記クランプ手段の出力に直列接続された少なくとも2個例えば4個のCMOSインバータINV1〜INV4と、前段のCMOSインバータINV3の入力と前記外部電源電圧VDDとの間に配置された第2の容量素子C2と、次段CMOSインバータINV4の入力と前記接地電圧VSSとの間に配置された第3の容量素子C3とを含み、終段CMOSインバータINV4の出力が前記スイッチ素子SW1の制御端子に帰還されて構成される。クランプ手段43は、CMOSインバータINV0、前記CMOSインバータINV0の出力をゲートに受けて当該CMOSインバータINV0の入力と外部電源電圧VDDとの間に配置されたpチャンネル型のチャージMOSトランジスタMP1とによって構成される。
【0034】
外部電源電圧VDDが立ち上げられる時、前記容量素子C1はクランプ手段43を非クランプ状態とするように当該クランプ手段43の入力をローレベルに強制すると共に、前記第2及び第3の容量素子C2,C3は前記スイッチ素子SW1をオン状態とするように終段CMOSインバータINV4の出力をハイレベルに強制し、前記分圧点V1の分圧電圧がその分圧電圧を入力とするCMOSインバータINV0の閾値電圧を越えることによって当該CMOSインバータINV0の出力を反転してクランプ手段43をローレベル出力に固定し、前記終段CMOSインバータINV4の出力をローレベルに反転させる。この出力反転状態は外部電源電圧VDDが印加されている限り維持される。
【0035】
図3には前記パワーアップ検出回路41の更に具体的な回路構成が示される。図1との相違点は分圧回路であり、Z1はダイオード接続(ゲート・ドレインの短絡)されたPチャンネル型MOSトランジスタMP2、Z2はゲートに電源電圧VDDが接続されたnチャンネル型MOSトランジスタMN2、スイッチ素子SW1はnチャンネル型MOSトランジスタMN1によって構成される。その他の点は図2と同じである。
【0036】
図4には図3のパワーアップ検出回路41の内部の電源電圧追随特性が示される。ダイオード接続MOSトランジスタMP2による電圧降下は当該MOSトランジスタMP2の閾値電圧VTとの関係でほぼ一定であるので、電源電圧VDDが立ち上がる時、分圧点V1の電圧は、VDD−VTの関係を満足しながら上昇する。一方、次段のCMOSインバータINV0の論理閾値電圧VTCは、当該CMOSインバータINV0を構成するPチャンネル型MOSトランジスタとnチャンネル型MOSトランジスタとのゲート幅の比kで決まり、k×VDD(0<k<1)で表現でき、電源電圧VDDの上昇と共に漸次大きくなってくる。図4に示されるように、V1とVTCはやがて交差し、これによってCMOSインバータINV0の出力をローレベルに反転させる。この状態でフィードバックMOSトランジスタMP1がオン動作し、分圧点V1を電源電圧VDDレベルまで持ち上げる。これによってCMOSインバータINV4から出力されるパワーアップ検出信号PUPB1がハイレベルからローレベルに反転される。パワーアップ検出信号PUPB1がローレベルにされると、MOSトランジスタMN1がオフ状態にされる。これ以降、分圧回路には貫通電流は流れない。この点で、図2、図3で説明したパワーアップ検出回路41は低消費電力である。
【0037】
《SDRAMのパワーアップ制御》
前記パワーアップ検出回路42も前述したパワーアップ検出回路41とほぼ同様に構成されている。但し、ここでは、信号のパルス幅は、パワーアップ検出信号PUPB1に比べてPUPB2の方が長くされる。パルス幅の長短は、特に制限されないが、CMOSインバータINV0の論理閾値電圧によって決定することができる。図4の論理閾値電圧VTCの傾向線の傾きを大きくすればパワーアップ検出信号PUPB2のパルス幅は長くなる。
【0038】
パワーアップ検出信号PUPB1は電源投入時に前記降圧回路30及び昇圧回路31の出力ノードのレベル立ち上げ速度を加速制御するのに用いられ、パワーアップ検出信号PUPB1のハイ(High)パルス期間に加速制御を行なう。ここで言う加速制御とは、例えば降圧回路30の電圧VDL,VPERIの出力ノードに電源電圧を一定期間(PUPB1のパルス期間)供給する制御である。パワーアップ信号PUPB2は前記制御信号バッファ27の活性化抑止制御に用いられ、パワーアップ検出信号PUPB2のパルス期間中は制御信号バッファ27の活性化を遅延させる。換言すれば、制御信号バッファ27は、電源が投入された時、パワーアップ信号PUPB2のパルス期間が経過するまで非活性状態が維持される。
【0039】
上記パワーアップ制御によれば、電源電圧投入時、降圧回路30及び昇圧回路31は電源投入直後から前記加速動作され、その加速動作が終了しても制御信号バッファ27は直には動作許可されない。制御信号バッファ27は、降圧回路30及び昇圧回路31による電圧形成動作などが安定化される時間を更に経てから動作可能状態にされる。これにより、電源投入直後に内部回路が安定状態に達していないときに生ずる誤動作の発生を防止できる。
【0040】
また、パワーアップ検出信号PUPB1,PUPB2のパルス幅に所定の相違を持たせた場合、パワーアップ検出信号がローレベルにされる実際の電源電圧VDDが電源電圧VDDの立ち上がり速度によって相違されるという事情によっても悪影響も受けない。すなわちPUPB1、PUPB2のパルス幅の相対的な大小関係は不変である。
【0041】
即ち、図5に例示されるように、投入された電源電圧VDDの変化が速い場合には電源電圧VDDの立ち上がり速度に対して電源電圧検出回路の内部動作の追従が遅れる。図5は電源電圧VDDの立ち上がりが早い時と遅い時のパワーアップ検出信号PUPBの応答特性の概略を示す。電源電圧VDDの立ち上がりが速いときは、図5の(b)に例示されるように、パワーアップ検出回路の内部ノードの応答が遅れ、比較的高い電源電圧VDDでパワーアップ検出信号PUPBがローレベルに切り換わる。逆に電源電圧VDDの立ち上がり変化が遅い場合には、図5の(a)に例示されるように、電源電圧VDDの立ち上がり速度に対してパワーアップ検出回路の内部動作は良好に追従でき、低い電源電圧VDDでパワーアップ検出信号PUPBがローレベルに切り換わる。したがって、パワーアップ検出信号PUPBがローレベルにされた時の実際の電源電圧VDDは電源電圧VDDの立ち上がり速度によって相違され、電源電圧VDDの立ち上がり速度が速いほど高くされる傾向に有る。換言すれば、パワーアップ検出信号PUPBがローレベルに切り変わるときの電源電圧の値は、電源電圧VDDの立ち上がり速度に応じてばらつく。そのようなばらつきにより、SDRAM内部の基板バイアス電圧VBBやワード線駆動電圧VPPがまだ十分に立ち上がらないうちにメモリ動作が開始されると、CMOS半導体集積回路ではラッチアップを起こす可能性がある。
【0042】
図6には前述のパワーアップ検出信号PUPB1,PUPB2のように信号パルス幅に所定の相違を有する場合に電源電圧VDDの立ち上がり速度に応じて当該パワーアップ検出信号PUPB1,PUPB2の応答特性がどのように変化されるかが示されている。電源電圧VDDが立ち上がる時、まずパワーアップ検出信号PUPB1がローレベルになり、次にパワーアップ検出信号PUPB2がローレベルになる。パワーアップ検出信号PUPB1は降圧回路30や昇圧回路31の加速回路に供給され、パワーアップ検出信号PUPB2は制御信号バッファ27の入力禁止信号として用いられる。電源電圧VDDの立ち上がりが遅い時、パワーアップ検出信号PUPB1が先にローレベルになって加速回路の動作を停止する。加速回路の動作が停止しても電源電圧VDDの上昇は遅いので、降圧回路30及び昇圧回路31は自らの回路能力に従って降圧、昇圧動作を継続する。パワーアップ検出信号PUPB2は、その後電源電圧VDDがかなり上昇してからローレベルに反転され、制御信号バッファ27の入力動作禁止を解除する。このときワード線昇圧電圧VPPや基板バイアス電圧VBBはかなり上昇しているので誤動作は起きない。電源電圧VDDの立ち上がりが早いときはパワーアップ検出信号PUPB1,PUPB2の変化タイミングは近づくが逆転することはなく、誤動作防止が保証される。
【0043】
図7には降圧回路30に含まれる加速回路30Cの一例が示される。30Aは電圧VPERI形成用のレギュレータ、30Bは電圧VDL形成用のレギュレータである。レギュレータ30Aの出力端子はnチャンネル型MOSトランジスタMN31を介して電源電圧VDDに接続される。レギュレータ30Bの出力端子はnチャンネル型MOSトランジスタMN31とnチャンネル型MOSトランジスタMN32との直列回路を介して電源電圧VDDに接続される。MOSトランジスタMN31,MN32のゲートは前記パワーアップ検出信号PUPB1によってスイッチ制御される。この加速回路30Cによれば、電圧VDLが電圧VPERIよりも速く立ち上がることはない。仮に、別個に並列された2個のMOSトランジスタで電圧VPERIとVDLとを立ち上げるとすると、負荷容量の相違によって電圧VDLが先に立ち上がってしまうことがあり得る。チップ内では最終電圧の大小関係を前提にしてウェルの印加電圧を変えているが、過渡的に電圧の上下関係が逆転すると、場合によってはラッチアップを起こすことがあるが、図7の構成によれば、その虞はない。
【0044】
図8にはパワーアップ制御の別の例が示される。パワーアップ検出回路42Aは動作電圧VPERIの立ち上がりを検出して、パワーアップ検出信号PUPB3を出力する。このパワーアップ検出回路42Aは図9に示されるように構成できる。図3との相違点は回路の動作電源が電源電圧VDDから内部動作電圧VPERIに変更された点だけである。この回路は、内部論理回路の動作電源であるVPERIをパワーアップ検出回路の動作電源としているため、VDDを動作電源とする前記のパワーアップ検出回路に比べ、更なる内部論理回路の高信頼が得られる。すなわち、前記パワーアップ検出回路はVDDを動作電源としているため、VPERIが十分な電圧レベルとなった時のVDD値を確認し、VDDとVPERIの立ち上がりタイミングを考慮する必要があるが、VPERI動作のパワーアップ検出回路は、VPERIを直接センスするため、その必要はなくなる。
【0045】
図10にはSDRAM1を用いたデータ処理システムの一例であるコンピュータシステムのブロック図が示される。このコンピュータシステムは、プロセッサボード110と周辺回路によって構成される。プロセッサボード110は、マイクロプロセッサ111を中心に、当該マイクロプロセッサ111が結合されたプロセッサバス112に、代表的に示されたメモリコントローラ113及びPCI(Peripheral Component Interconnect)バスコントローラ114が結合される。メモリコントローラ113には、マイクロプロセッサ111のワーク領域若しくは一次記憶領域とされるメインメモリとしてのSDRAM(Random Access Memory)1が結合されている。PCIバスコントローラ114は低速の周辺回路をPCIバス116を介してプロセッサバス112にインタフェースするブリッジ回路として機能される。PCIバス116には、特に制限されないが、ディスプレイコントローラ117、IDE(Integrated Device Electronics)インタフェースコントローラ118、SCSI(Small Computer System Interface)インタフェースコントローラ119及びその他のインタフェースコントローラ120が結合されている。前記ディスプレイコントローラ117にはフレームバッファメモリ121が接続されている。
【0046】
周辺回路として、前記ディスプレイコントローラ117に結合されたディスプレイ122、IDEインタフェースコントローラ118に結合されたハードディスクドライブ(HDD)123、SCSIインタフェースコントローラ119に結合されたイメージスキャナ124、そして、前記その他のインタフェースコントローラ120に結合されたキーボード125、マウス126、及びモデム127等が設けられている。
【0047】
このデータ処理システムによれば、前記SDRAM1の作用により、動作電源投入時におけるシステム全体としての誤動作防止に寄与する。
【0048】
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、パワーアップ検出回路が検出対象とする動作電源は、上記外部電源電圧VDD、内部動作電源電圧VPERIに限定されず、その他の内部動作電源であってもよい。また、パワーアップ検出信号の用途は、レギュレータの加速回路や制御信号バッファに対する動作活性/非活性制御に限定されず、その他の回路の動作活性/非活性制御等に広く適用することができる。
【0049】
また、以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるSDRAMに適用した場合について説明したが、その他のメモリ、メモリをオンチップしたマイクロプロセッサ若しくはマイクロコンピュータなど、種々の半導体装置に広く適用することができる。
【0050】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
【0051】
すなわち、電源投入時に立ち上げられる動作電源の検出レベルが相違される第1の検出回路と第2の検出回路を設け、先の検出タイミングに同期して加速回路のような第1の回路の動作を停止させ、後の検出タイミングに同期して入力バッファのような第2の回路の動作不能を解除するから、第1の回路は電源投入直後から動作され、第1の回路による加速動作等の動作が終了しても第2の回路は直には動作許可されない。第2の回路は、第1の回路の動作を経て内部電圧などが安定化されてから動作可能状態にされ、これにより、電源電源投入直後に内部回路が安定状態に達していないときに生ずる誤動作の発生を防止することができる。また、投入された電源が一定電圧に達する前は特定の内部回路の回路動作の開始を遅らせ、また、電源投入当初より内部電圧発生回路の出力立ち上がりを加速することができる。
【0052】
更に、スイッチに直列配置された分圧回路の分圧点に出力クランプ手段及び複数のCMOSインバータを直列接続すると共に、終段CMOSインバータの出力を前記スイッチの制御端子に帰還させ、動作電源が立ち上げられる時、所定のインバータの入力と出力側に配置した容量素子を介して前記スイッチをオン状態とするように終段インバータの出力を強制し、その後、前記分圧点の分圧電圧がクランプ手段の論理閾値電圧を越えることによって当該クランプ手段の出力を反転させて、動作電源の立ち上がりを検出すると共に、前記スイッチ素子を閉じるように動作電源電圧検出回路を構成するから、一旦、動作電源が所定レベルに到達した後は電流貫通経路が断たれ、動作電源電圧検出回路の低消費電力化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の一例であるSDRAMのブロック図である。
【図2】パワーアップ検出回路の一例を示す回路図である。
【図3】パワーアップ検出回路の更に具体的な構成を示す回路図である。
【図4】パワーアップ時におけるパワーアップ検出回路の内部ノードの追随特性の一例を示す説明図である。
【図5】VDD立ち上がり速度に依存するパワーアップ検出信号の応答特性の一例を示す説明図である。
【図6】パルス幅の異なる2種類のパワーアップ検出信号のVDD立ち上がり速度による影響を表した応答特性の説明図である。
【図7】出力電圧の異なる2個のレギュレータの出力加速回路の詳細な一例を示す回路図である。
【図8】内部動作電圧VPERIを検出対象電圧とするパワーアップ検出回路を用いたパワーアップ制御の別の例を示すブロック図である。
【図9】内部動作電圧VPERIを検出対象電圧とするパワーアップ検出回路の一例を示す回路図である。
【図10】SDRAMを用いたデータ処理システムの一例であるコンピュータシステムのブロック図である。
【符号の説明】
1 SDRAM
10A,10B メモリアレイ
27 制御信号バッファ(第2の回路)
30 降圧回路
30A,30B レギュレータ
30C 加速回路(第1の回路)
31 昇圧回路
VCC 外部電源電圧
VDLP,VPERI 降圧電圧
VPP 昇圧電圧
VBB 基板バイアス電圧
41 パワーアップ検出回路(第1の検出回路)
42 パワーアップ検出回路(第2の検出回路)
PUPB1,PUPB2 パワーアップ検出信号
MP2,MN2(Z1,Z2) 分圧回路構成素子
MN1 MOSトランジスタ(第3のスイッチ素子)
43 クランプ回路
INV0〜INV4 CMOSインバータ
C1,C2,C3 容量素子
MN31 MOSトランジスタ(第1のスイッチ素子)
MN32 MOSトランジスタ(第2のスイッチ素子)

Claims (2)

  1. 電源投入時に立ち上げられる動作電圧が第1のレベルに到達するのを検出して第1の出力信号を反転させる第1の検出回路と、
    電源投入時に立ち上げられる動作電圧が前記第1のレベルよりも高い第2のレベルに到達するのを検出して第2の出力信号を反転させる第2の検出回路と、
    前記第1の出力信号の反転によって動作を停止する第1の回路と、
    前記第2の出力信号の反転によって動作を開始する第2の回路とを含んで成り、
    前記第1の回路は、
    外部電源電圧に基づいて内部動作電圧を形成する電圧形成回路の出力端子に前記外部電源電圧を接続するスイッチ回路を備え、
    前記スイッチ回路はその制御端子に前記第1の出力信号を受け、前記動作電圧が前記第1のレベルに到達して前記第1の出力信号が反転されるまで前記スイッチ回路がオン状態にされるものであり、
    前記第2の回路は、前記動作電源が前記第2のレベルに到達して前記第2の出力信号が反転されるまでその動作が停止されるものであり、
    前記第2の回路は、外部制御信号の入力バッファであって、前記動作電源が前記第2のレベルに到達して前記第2の出力信号が反転されるまでその動作が停止されるものであることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記スイッチ回路は、外部電源電圧に接続され前記制御端子に前記第1の出力信号を受けてスイッチ制御される第1のスイッチ素子と、前記1のスイッチ素子と直列接続され前記制御端子に前記第1の出力信号を受けてスイッチ制御される第2のスイッチ素子とを有し、
    前記電圧形成回路は、前記外部電源電圧に基づいて第1の内部動作電圧を出力端子に生成する第1の電圧形成回路と、前記外部電源電圧に基づいて前記第1の内部動作電圧よりもレベルの低い第2の内部動作電圧を出力端子に生成する第2の電圧形成回路とを有し、
    前記第1のスイッチ素子と前記第2のスイッチ素子との接続点には前記第1の電圧形成回路の前記出力端子が接続され、前記第2のスイッチ素子の直列接続端には前記第2の電圧形成回路の前記出力端子が接続されて成るものであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置
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