JP3879724B2 - 印刷配線板、半導体装置、及びそれらの製造方法 - Google Patents

印刷配線板、半導体装置、及びそれらの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷配線板、半導体装置、及びそれらの製造方法に関し、特に、半導体素子搭載面から突出する複数の半導体素子用パッドの高さを均一にして、半導体素子を印刷配線板にフリップチップ実装したときの信頼性が高い印刷配線板、半導体装置、及びそれらの製造方法に関する。
従来の印刷配線板(半導体装置用パッケージ)において、導体配線が絶縁性樹脂層を介して多層に形成されて成る多層基板本体の一面側が、搭載される半導体素子の電極端子と接続される半導体素子用パッドが形成された半導体素子搭載面であり、且つ多層基板本体の他面側が、外部接続端子用パッドが形成された外部接続端子装着面である半導体装置用パッケージにおいて、該外部接続端子装着面には、外部接続端子用パッドの各々に対応するように形成された貫通孔の内壁面を含む全表面に絶縁処理が施された絶縁性金属板が接着され、前記半導体素子搭載面には、金属製の枠体が接合され、半導体素子用パッドが、その先端部が多層基板本体の半導体素子搭載面から突出するバンプ状のものがある(特許文献1参照)。このような構成によれば、半導体素子が搭載される搭載面が可及的に平坦で且つ厚さも可及的に薄くでき、構成部材間の熱膨張差に起因する反りを防止できるとともに、端面が平坦面に形成された半導体素子の電極端子を対応する半導体素子用パッドに直接接合できるというものである。
特開2003−142617号公報
しかしながら、従来の印刷配線板は、半導体素子搭載面から突出する複数の半導体素子用パッドの高さが不均一になる場合があり、半導体素子からの熱により半導体素子用パッドと導体配線の熱伝導等の差が生じ、半導体素子用パッドに応力がかかりクラックが生じることがあった。
また、印刷配線板の半導体素子用パッドの間隔がファインピッチ(200μm未満)になるにつれ、各半導体素子用パッド間でのショートが生じやすく、各半導体素子用パッドへのバンプ(半田ボール)の形成(スクリーン印刷等)が困難になってきた。
また、印刷配線板の反り等を防止するために、印刷配線板に接合された金属製の枠体(金属板)をそのまま補強板(スティフナー)として残すと、半導体素子が収納される部分が凹部となり、当該凹部の領域内の正確な位置にバンプを形成(スクリーン印刷等)することが困難であった。
さらに、従来の印刷配線板は、半導体素子用パッドとなる半田と導体配線となる銅めっきとが直接接合している。半導体素子と印刷配線板に熱膨張率の差があった場合、半導体素子などからの熱により応力が生じる。半導体素子と半導体素子用パッドは結合しているため、応力は半導体素子用パッドと導体配線との結合部に集中する。そのため、印刷配線板にクラックが生じやすく、半導体装置の信頼性を低下させていた。
本発明の第1の目的は、半導体素子搭載面から突出する複数の半導体素子用パッドの高さを均一にして、半導体素子を印刷配線板にフリップチップ実装したときの信頼性が高い印刷配線板、半導体装置、及びそれらの製造方法を提供することである。
本発明の第2の目的は、各半導体素子用パッドの正確な位置にバンプが形成された印刷配線板、半導体装置、及びそれらの製造方法を提供することである。
本発明の第3の目的は、半導体素子用パッドと導体配線との密着性がよく、半導体素子を印刷配線板にフリップチップ実装したときの信頼性が高い印刷配線板、半導体装置、及びそれらの製造方法を提供することである。
本発明の第1の視点においては、印刷配線板において、半導体素子を収納するための開口部を有する金属板と、前記金属板上に積層されるとともに、複数の配線層及び絶縁層が交互に積層され、かつ、前記配線層間がビア接続された多層配線層と、前記金属板が配された前記多層配線層の第1の面における前記金属板の開口部内に形成されるとともに、前記第1の面から突出した突起状に形成され、かつ、前記半導体素子と接続される複数の第1の導電性パッドと、前記第1の面の反対側の第2の面に形成された複数の第2の導電性パッドと、を備え、前記多層配線層における前記第1の面側の前記絶縁層に形成された開口部内であって、前記第1の導電性パッドと、該第1の導電性パッドと接続される前記配線層との間に、絶縁樹脂に銅よりなる導電性微粒子を分散させた導電性銅ペーストからなる導電層を有し、前記金属板と前記多層配線層との間に、前記金属板側から順に、第1の金属めっき層及び第2の金属めっき層が介在し、前記第1の金属めっき層は、少なくとも前記金属板及び前記第2の金属めっき層に対してエッチングの際の選択比がとれる金属よりなり、前記第2の導電性パッドは、少なくとも前記配線層を介して対応する前記第1の導電性パッドと電気的に接続し、前記金属板及び前記第2の金属めっき層は、銅よりなり、前記第1の導電性パッドは、半田ボールよりなり、前記第1の導電性パッドは、突出部分の高さが前記第2の金属めっき層の厚さで均一であるとともに、前記突起の頂部が平坦であることを特徴とする。
本発明の前記印刷配線板において、前記第1の金属めっき層は、ニッケルよりなることが好ましい。
本発明の前記印刷配線板において、前記第2の導電性パッドは、前記配線層側から順に、ニッケルめっき層及び金めっき層の2層よりなることが好ましい。
本発明の第2の視点においては、半導体装置において、前記印刷配線板と、前記第1の導電性パッドに接続された半導体素子と、を備えることを特徴とする。
本発明の第3の視点においては、印刷配線板の製造方法において、銅よりなる金属板の表面に、前記金属板に対してエッチングの際の選択比がとれる金属よりなる第1の金属めっき層を形成する工程と、前記第1の金属めっき層の表面に、銅よりなる第2の金属めっき層を形成する工程と、前記第2の金属めっき層の表面に、第1の絶縁層に銅箔が貼り付けられた樹脂付き銅箔を貼り付けて、前記銅箔に複数の開口部を形成し、前記銅箔の前記開口部と対応する位置の前記第1の絶縁層に開口部を形成する工程と、銅のエッチングにより、前記銅箔をエッチング除去するとともに、前記第1の絶縁層の前記開口部から露出した前記第2の金属めっき層の部位をエッチング除去し、前記第1の金属めっき層が露出した凹状部を形成する工程と、少なくとも前記凹状部内に第1の導電性パッドを形成する工程と、前記第1の絶縁層の前記開口部内であって、前記第1の導電性パッドの表面に、絶縁樹脂に銅よりなる導電性微粒子を分散させた導電性銅ペーストからなる導電層を形成する工程と、前記導電層を含む前記第1の絶縁層上に、複数の配線層及び絶縁層が交互に積層され、前記配線層間がビア接続された多層配線層を形成する工程と、前記多層配線層における最上部の絶縁層に形成された開口部から露出する配線層の表面に、少なくとも前記配線層を介して対応する前記第1の導電性パッドと電気的に接続される第2の導電性パッドを形成する工程と、前記金属板の表面に形成されたエッチングマスクをマスクとして、前記金属板、前記第1の金属めっき、及び前記第2の金属めっきをこの順に選択的にエッチングすることで、前記金属板、前記第1の金属めっき、及び前記第2の金属めっきに、前記第1の導電性パッドが形成されている領域を含むように、半導体素子を収納するための開口部を形成し、前記第2の金属めっき層の厚さで均一な高さの突起であるとともに前記突起の頂部が平坦な前記第1の導電性パッド、及び前記第1の絶縁層を露出させる工程と、前記金属板の開口部を形成する工程の後に、少なくとも前記第1の導電性パッドの表面部を洗浄する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の第4の視点においては、半導体装置の製造方法において、前記印刷配線板の製造方法により製造された印刷配線板の第1の導電性パッドに半導体素子を接続することを特徴とする。
本発明によれば、半導体素子搭載面から突出する複数の第1の導電性パッド(半導体素子用パッド)の高さが均一であるので、半導体素子を印刷配線板にフリップチップ実装したときの信頼性が高くなる。これにより、半導体装置の歩留まりの低下を抑えることができる。
また、本発明によれば、金属板の開口部内に層配線層(の第1の面)から突出して形成された第1の導電性パッド(半導体素子用パッド)を有する。第1の導電性パッドをバンプ(はんだボール)とすることにより、各半導体素子用パッドの正確な位置にバンプ(はんだボール)を形成しているといえる。
さらに、本発明によれば、第1の導電性パッドと配線層との間に導電性ペースト等の密着性を高める導電層を介在させている。導電層により、第1の導電性パッドと配線層との密着性が高まるとともに、印刷配線板にクラックが生じることを防止できる。すなわち、印刷配線板と半導体素子との熱膨張率の差により生じた応力は、半導体素子と結合した第1の導電性パッドを通じて印刷配線板に伝わるが、当該応力は、導電層に吸収される。そのため、第1の導電性パッドと配線層との間や、印刷配線板の他の部位でのクラックの発生を防止することができ、半導体素子を印刷配線板にフリップチップ実装したときの信頼性がさらに高くなる。これにより、半導体装置の歩留まりの低下をさらに抑えることができる。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る半導体装置及び印刷配線板について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の構成を模式的に示した(A)表面側からの斜視図、(B)裏面側からの斜視図、及び(C)部分断面図である。実施形態1に係る半導体装置は、フリップチップボールグリッドアレイ(FCBGA)を適用したものである。
図1(A)を参照すると、半導体装置1は、印刷配線板10、半導体素子30、を有する。印刷配線板10は、金属板11、多層配線層23、を有する。金属板11は、多層配線層23上に積層され、半導体素子30を収納するための貫通した開口部11aを有する。多層配線層23は、コアになる基板のないビルドアップ層であり、複数の配線層及び絶縁層が交互に積層され、配線層間がビア接続されている。多層配線層23は、公知のサブトラクティブ法、セミアディティブ法又はフルアディティブ法等のビルドアップ工法によって形成することができる。半導体素子30は、金属板11の開口部11aに収納され、多層配線層23に実装されている。
図1(B)を参照すると、多層配線層23における金属板11が配置されている面(表面)の反対側の面(裏面)には、第1のバンプ22が搭載されている。
図1(C)を参照すると、半導体装置1は、金属板11、第1の金属めっき層12、第2の金属めっき層13、第1の絶縁層14、第1の導電性パッド15、導電層16、第1の配線層17、第2の絶縁層18、第2の配線層19、第3の絶縁層20、第2の導電性パッド21、第1のバンプ22、半導体素子30、第2のバンプ31、封止樹脂40、を有する。第1の絶縁層14、第1の配線層17、第2の絶縁層18、第2の配線層19、第3の絶縁層20が積層した層は、図1(A)の多層配線層23に対応する。
金属板11は、その中央に貫通する開口部11aが形成された枠状の補強板(スティフナー)である。また、金属板11は金属から構成されているため、最表層のグランドとしての機能を有する。金属板11の開口部11a内には、半導体素子30が収納されている。金属板11には、例えば、ステンレス、鉄、ニッケル、銅及びアルミニウムよりなる群から選択された少なくとも1種の金属を用いることができ、また、その合金を用いることができるが、取り扱いの面からすれば、銅が最適である。また、金属板11の厚さは、例えば、0.1〜1.5mmとすることができる。
第1の金属めっき層12は、少なくとも金属板11及び第2の金属めっき層13に対してエッチングの際の選択比がとれる金属よりなるめっき層であり、第1の導電性パッド15に対してもエッチングの際の選択比がとれることが好ましい。第1の金属めっき層12には、金属板11の開口部11aと同様に貫通する開口部が形成されている。第1の金属めっき層12に用いられる材料は、金属板11に用いられる材料と関係によって選択されるが、例えば、金属板11が銅である場合には、第1の金属めっき層12はニッケルが選択される。
第2の金属めっき層13は、第1の金属めっき層12及び第1の導電性パッド15に対してエッチングの際の選択比がとれる金属よりなるめっき層である。第2の金属めっき層13には、金属板11の開口部11a及び第1の金属めっき層12の開口部と同様に貫通する開口部が形成されている。第2の金属めっき層13には、金属板11と同様の材料を用いることができ、金属板11と異なる材料を用いてよいが、取り扱いの面からすれば、銅が最適である。
第1の絶縁層14は、第2の金属めっき層13と接合する絶縁性の樹脂層である。第1の絶縁層14は、半導体素子30の電極端子と対応する位置に開口部を有する。第1の絶縁層14の開口部内には、少なくとも第1の導電性パッド15及び導電層16が配されている。第1の絶縁層14として、例えば、エポキシ樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ウレタンアクリレート樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、フッ素樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、液晶ポリマー等の絶縁性樹脂から選択された1種又は2種以上の絶縁性樹脂を用いることができ、熱硬化性樹脂や感光性樹脂であってもよく、例えば、感光性ソルダーレジスト(太陽インキ製造社製 PSR4000 NAS−90−TY、タムラ化研社製 DSR 2200 BGX−8等)等を用いることができる。また、基板強度を上げるため、絶縁性樹脂に、補強材としてガラスクロス、ガラス不織布、アラミド不織布、アラミドフィルム、ポリイミドフィルム等を積層してもよい。また、第1の絶縁層14には、樹脂フィルムや樹脂付き銅箔(RCC)を用いることもでき、ビルドアップの観点から、樹脂付き銅箔が最適である。
第1の導電性パッド15は、半導体素子30の電極端子と電気的に接続するための導電性媒体であり、第1の絶縁層の表面から突出した突起状パッドである。第1の導電性パッド15は、第1の絶縁層14の開口部ごとに配されている。第1の導電性パッド15の突出部分の高さ(第1の絶縁層14表面から先端部分までの高さ)は、概ね第2の金属めっき層13の厚さで均一である。第1の導電性パッド15の突起の頂部は、概ね第1の金属めっき層12と第2の金属めっき層13の境界面に沿って平坦である。第1の導電性パッド15には、例えば、金、錫及び半田から選択された少なくとも1種の金属や、その合金を用いることができ、また、導電性ペーストや、半田粉が混入した導電性ペーストも用いることができる。導電性ペーストや、半田粉が混入した導電性ペーストを用いる場合は、半導体素子30の第2のバンプ31はAuのスタッドバンプであることが好ましい。第1の導電性パッド15は、取り扱いの面からすれば、半田が適しているが、この場合には、第2の金属めっき層13をエッチング(開口部11aを形成)した後に、第1の金属めっき層12をエッチングしたときに半田の表面にできた汚染部分(酸化膜)を洗浄(除去)することが好ましい。なお、半田にて第1の導電性パッド15を形成すれば、第1の導電性パッド15をバンプ(半田ボール)とすることができる。この場合、第2のバンプ31を形成しなくてもよい場合もある。
導電層16は、第1の導電性パッド15と第1の配線層17とが直接接合するときよりも密着性を高める導電性媒体であり、第1の絶縁層14の開口部ごとに、第1の導電性パッド15と第1の配線層17の間に介在している。導電層16には、第1の導電性パッド15と第1の配線層17とが直接接合するときよりも密着性を高める材料が選択され、例えば、エポキシ樹脂、シリコン樹脂などの絶縁樹脂に金属(銅、銀、金、半田等)、カーボンなどの導電性微粒子を分散させた1種又は2種以上の導電性ペーストや、ポリピロール、ポリアセチレン、ポリアニリン、ポリアリレーン、ポリアリレーンビニレン、ポリチオフェン、ポリ−3−アルキルチオフェン等の導電性高分子を用いることができ、コストの観点から、導電性銅ペーストが最適である。導電層16は、半導体素子30と印刷配線板10との間に熱膨張率の差による応力が生じた場合、第1の導電性パッド15を介して伝わる応力を吸収するクッションともなる。
第1の配線層17は、導電層16を含む第1の絶縁層14の表面に配線パターンが形成された導電層である。第1の配線層17には、例えば、無電解めっき、電解めっき等による金、銀、銅、ニッケル等から選択された少なくとも1種の金属又はその合金を用いることができ、コストの観点から、銅が最適である。
第2の絶縁層18は、第1の配線層17を含む第1の絶縁層14の表面に形成された絶縁性の樹脂層である。第2の絶縁層18は、第1の配線層17に通じる開口部(ビア)を有する。第2の絶縁層18には、第1の絶縁層14と同様の材料を用いることができ、第1の絶縁層14と異なる材料を用いてもよいが、ビルドアップの観点から、樹脂付き銅箔が最適である。
第2の配線層19は、第2の絶縁層18の表面にパターン形成された導電層であり、第2の絶縁層18の開口部を通じて第1の配線層17と電気的に接続(ビア接続)する。第2の配線層19は、さらに第2の絶縁層18を介して多層に形成して層間をビア接続させてもよい。第2の配線層19には、第1の配線層17と同様の材料を用いることができ、コストの観点から、銅が最適である。
第3の絶縁層20は、第2の配線層19を含む第2の絶縁層18の表面に形成された絶縁性の樹脂層である。第3の絶縁層20は、第2の配線層19に通じる開口部を有する。第3の絶縁層20の開口部内には、第2の導電性パッド21が配されている。第3の絶縁層20には、第1の絶縁層14と同様の材料を用いることができ、第1の絶縁層14及び第2の絶縁層18と異なる材料を用いてもよいが、多層配線層の表層であることを考慮すると、ソルダーレジストが最適である。
第2の導電性パッド21は、第3の絶縁層20の開口部における第2の配線層19の表面に形成された導電性媒体である。第2の導電性パッド21は、少なくとも第2の配線層19、第1の配線層17及び導電層16を介して対応する第1の導電性パッド15と電気的に接続している。第2の導電性パッド21には、例えば、無電解めっき、電解めっき等による金、錫、ニッケル及び半田から選択された少なくとも1種の金属を用いることができ、また、その合金を用いることができる。第2の導電性パッド21は、1層構造だけでなく2層以上であってもよく、第2の導電性パッド21と第2の配線層19の密着性等を考慮すれば、第2の配線層19側から順に、ニッケルめっき層及び金めっき層の2層構造が最適である。
第1のバンプ22は、第2の導電性パッド21の表面に形成された、外部の電子部品(図示せず)と電気的に接続するための導電性突起媒体である。第1のバンプ22には、金、銅、半田(Sn−Pb共晶はんだ、Sn−Ag−Cuはんだ等)などの金属材料、導電性樹脂、樹脂部材の表面に金属材料を被覆した複合材料を用いることができ、取り扱い等の観点から、半田ボールが最適である。
半導体素子30は、例えば、LSI等の半導体チップであり、半導体素子30の電極端子は、対応する第2のバンプ31を介して第1の導電性パッド15と接続される。第2のバンプ31には、第1のバンプ22と同様の材料を用いることができ、取り扱い等の観点から、半田が最適である。
封止樹脂40は、半導体素子30と第1の絶縁層14の間の隙間を封止する絶縁性樹脂である。封止樹脂40には、求められる特性に応じて、公知の封止材料(例えば、エポキシ樹脂等)を選択して用いることができる。
次に、本発明の実施形態1に係る半導体装置及び印刷配線板の製造方法について図面を用いて説明する。図2及び図3は、本発明の実施形態1に係る印刷配線板の断面を主たる製造工程について工程順に模式的に示した部分断面図である。なお、図2及び図3は、単に、図面作成の都合で分図されている。
まず、金属板11(例えば、銅板)の表面の片側に、第1の金属めっき層12、第2の金属めっき層13、第1の絶縁層14をこの順に形成した後、第1の絶縁層14の所定の位置に第2の金属めっき層13を露出する開口部14aを形成する(ステップA1;図2(A)参照)。ここで、第1の金属めっき層12(例えば、ニッケルめっき)、第2の金属めっき層13(例えば、銅めっき)は、無電解めっき、電解めっき等により形成することができる。第1の絶縁層14の形成方法には、例えば、(1)樹脂フィルムを貼り付けて、YAGレーザ、炭酸ガスレーザ等のレーザ光によって開口部14aを形成する方法、(2)樹脂付き銅箔(RCC)を貼り付けて、開口部14aの銅箔をエッチングし、プラズマにより開口部14aを形成し、不要な銅箔を除去する方法、(3)熱硬化性樹脂を印刷、塗布等して硬化させ、YAGレーザ、炭酸ガスレーザ等のレーザ光によって開口部14aを形成する方法、(4)第1の絶縁層14として、感光性樹脂を印刷、塗布等して硬化させ、フォトリソグラフィ法によって開口部14aを形成する方法等があり、ビルドアップの観点から、樹脂付き銅箔を用いる方法が最適である。また、レーザ光によって開口部14aを形成した場合、開口部14aの壁面に付着したコンタミネーションを除去するために、過マンガン酸液で洗浄することが好ましい。
次に、第1の絶縁層14の開口部14aから露出した第2の金属めっき層13の部位をエッチング除去して、第1の金属めっき層12が露出した凹状部13aを形成する(ステップA2;図2(B)参照)。ここで、凹状部13aは、第1の絶縁層14をマスクとして、第2の金属めっき層13を第1の金属めっき層12が露出するまでエッチング(ウェットエッチング)することにより形成することができる。この時のエッチング液は、第2の金属めっき層13を溶解し、第1の金属めっき層12を溶解しないものを用いる。また、凹状部13aの深さは、第2の金属めっき層13の厚みと同一となるもので、複数の凹状部13aの深さは、第1の金属めっき層12と第2の金属めっき層13のエッチングの際の選択比の差異によって、第1の金属めっき層12と第2の金属めっき層13との境界面に沿って均一にすることができる。
次に、第2の金属めっき層13の凹状部13a及び第1の絶縁層14の開口部14a内に第1の導電性パッド15を形成した後、第1の導電性パッド15の表面に導電層16を形成する(ステップA3;図2(C)参照)。ここで、第1の導電性パッド15(例えば、半田)の形成方法は、例えば、(1)電解半田めっきにより形成する方法、(2)ソルダーペーストを充填(印刷など)してリフローすることによって形成する方法がある。導電層16(例えば、導電性銅ペースト)は、インクジェット方式又はスクリーン方式などの印刷により形成することができる。
次に、導電層16を含む第1の絶縁層14の表面に、第1の配線層17、第2の絶縁層18、第2の配線層19、第3の絶縁層20がこの順に形成され、配線層間がビア接続された多層配線層23を形成する(ステップA4;図2(D)参照)。ここで、第1の配線層17(例えば、銅めっき)は、例えば、第1の絶縁層14の表面の化学粗化(デスミア、樹脂粗化処理等)を行ない、その後、組立体表面(ビア底も含む)に無電解銅めっきでシード層を形成し、その後、回路形成用のドライフィルムを基板にラミネートしてからマスク露光、現像工程を経て、所望の配線パターンを形成した後、電解めっき法で配線パターンを形成し、ドライフィルムを剥がし、その後、エッチングによりシード層を除去することにより形成することができる。第2の配線層19(例えば、銅めっき)も、第1の配線層17と同様の方法により形成することができる。第2の絶縁層18(例えば、樹脂付き銅箔)は、第1の絶縁層14と同様の方法(例えば、樹脂付き銅箔を用いる方法)により形成することができる。なお、第2の配線層19上に配線層、絶縁層を多層に形成して層間をビア接続させてもよい。第3の絶縁層20は、第1の絶縁層14と同様の方法(例えば、感光性樹脂(ソルダーレジスト)を用いる方法)により形成することができる。第3の絶縁層20の所定の位置に、第2の配線層19が露出する開口部20aが形成されている。
次に、第3の絶縁層20に形成された開口部から露出する第2の配線層19の表面に第2の導電性パッド21を形成する(ステップA5;図3(A)参照)。ここで、第2の導電性パッド21(例えば、ニッケルめっき層、金めっき層の積層構造)は、例えば、電解めっき法によって形成することができる。
次に、金属板11、第1の金属めっき12、及び第2の金属めっき13に、第1の導電性パッド15が形成されている領域を含むように、半導体素子を収納するための開口部11aを形成し、第1の導電性パッド15及び第1の絶縁層14を露出させる(ステップA6;図3(B)参照)。ここで、開口部11aは、少なくとも多層配線層が配された面とは反対側の面の金属板11の表面に開口部を有するエッチングレジスト24を形成し、その後、このエッチングレジスト24をマスクとして、エッチングレジスト24の開口部より露出した金属板11、第1の金属めっき12、及び第2の金属めっき13の部位をこの順に選択的にエッチングする。つまり、エッチングレジスト24をマスクとして金属板11を第1の金属めっき12が露出するまでエッチングし、エッチングレジスト24及び金属板11をマスクとして第2の金属めっき13及び第1の導電性パッド15が露出するまでエッチングし、エッチングレジスト24、金属板11及び第2の金属めっき13をマスクとして第1の絶縁層14が露出するまでエッチングすることにより形成することができる。なお、エッチングに際し、第2の導電性パッド21を含む第3の絶縁層20の表面にもエッチングレジストを形成して、第2の導電性パッド21を保護してもよい。エッチングレジスト24の形成方法には、(1)エッチングレジスト24が液状の場合はスピンコート法、ダイコート法、カーテンコート法又は印刷法等によりエッチングレジスト24を積層する方法、(2)エッチングレジスト24がドライフィルムの場合はラミネート法等でエッチングレジスト24を積層した後、乾燥等の処理を施してエッチングレジスト24を固める方法、(3)エッチングレジスト24が感光性の場合はフォトリソグラフィ法等によりエッチングレジスト24をパターニングする方法、(4)エッチングレジスト24が非感光性の場合はレーザ加工法等によりエッチングレジスト24をパターニングする方法などがある。また、エッチングには、例えば、(a)金属板11若しくは第2の金属めっき13(例えば、銅)が溶出し、かつ、第2の金属めっき13(例えば、ニッケル)及び第1の導電性パッド(例えば、半田)が溶出しない、例えば、アルカリエッチング液等の第1のエッチング液、(b)第2の金属めっき13が溶出し、かつ、金属板11、第2の金属めっき13及び第1の導電性パッドが溶出しない第2のエッチング液、の少なくとも2種類のエッチング液が用いられる。開口部11aを形成した後は、第1の金属めっき層12をエッチングしたときに第1の導電性パッド15(例えば、半田)の表面にできた汚染部分(酸化膜)を洗浄(除去)し、その後、エッチングレジスト24を除去する。汚染部分の洗浄(除去)は、例えば、フラックスを少なくとも第1の導電性パッド15の表面に塗布し、リフローで半田を溶融させ、その後、洗浄剤を用いてフラックス洗浄することにより行うことができる。
次に、半導体素子30を第2のバンプ31により第1の導電性パッド15にフリップチップ接続し、封止樹脂40を半導体素子30と第1の絶縁層14との間の空間に流し込み、硬化させる(ステップA7;図3(C)参照)。
最後に、第2の導電性パッド21に第1のバンプ22を装着する(ステップA8;図3(D)参照)。
以上のように構成された印刷配線板によれば、平坦な金属板11上に多層配線層23を設けているため、多層配線層23の平坦性が良好である。また、第1の導電性パッド15は、突起の頂部が平坦であるため、半導体素子30を印刷配線板10にフリップチップ実装することが容易である。また、第1の導電性パッド15の突出部分の高さが均一であるため、多層配線層23と半導体素子30との接続部が均一であり、半導体素子30を印刷配線板10にフリップチップ実装したときの信頼性が高い。また、半導体装置は、半導体素子30が金属板11の開口部内に収納され、反りがなく平坦な多層配線層23の最表面に接続されているため、多層配線層23と半導体素子30との接続部が安定し信頼性が高い。さらに、第1の導電性パッド15と第1の配線層17との間に導電層16が介在する場合は、第1の導電性パッド15と第1の配線層17との密着性がよくなる。また、第1の導電性パッド15を介して印刷配線板10に伝わる応力は、導電層16に吸収され、第1の導電性パッド15と第1の配線層17との間や、印刷配線板10の他の部位でのクラックの発生を防止することができ、半導体素子30を印刷配線板10にフリップチップ実装したときの信頼性がさらに高くなる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2に係る半導体装置及び印刷配線板について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施形態2に係る半導体装置の構成を模式的に示した部分断面図である。実施形態2に係る半導体装置も、フリップチップボールグリッドアレイ(FCBGA)を適用したものである。実施形態2に係る半導体装置と実施形態1に係る半導体装置とは、第1の導電性パッド以外の構成についてほぼ同様であるが、第1の導電性パッドについてはその構成が異なる。
図4を参照すると、第1の導電性パッド15は、半導体素子30の電極端子と電気的に接続するための導電性媒体であり、第1の絶縁層の表面から突出した突起状パッドである。第1の導電性パッド15は、第1の絶縁層14の開口部ごとに配されており、半導体素子30と第2のバンプ31を介してフリップチップ接続されている。第1の導電性パッド15は、第1の金属めっき層12のエッチングの際にも選択比が取れるようにするため、表面に金めっきが形成された半田、又は金が拡散した半田を用いている。リフローする前は、表面に金めっき層15aが形成された半田15bの状態にあり(図5(B)参照)、リフローした後は金を半田中に拡散させた状態(15)にある(図5(C)参照)。半田15bの表面に金めっき層15aを形成した状態では、第1の金属めっき層12のエッチングの際にも、半田15bの表面の粗化を防止することができ、各第1の導電性パッド15の高さの均一性を向上させることができる。リフローして金を半田中に拡散させるのは、パッド表面に金が露出していると半導体素子30の搭載時に接合しにくいからである。リフロー前の金めっきの厚さは、0.01μm以上かつ1μm以下であることが好ましい。なお、リフローしたときに金を半田中に拡散させやすく、Auの拡散量(含有量)が増加することにともなう半田の耐クラック性の劣化を抑えることができるからである。
次に、本発明の実施形態2に係る半導体装置及び印刷配線板の製造方法について図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施形態2に係る印刷配線板の主たる製造工程について模式的に示した(A)第1の導電性パッドの形成時、(B)第1の導電性パッドのリフロー前、(C)第1の導電性パッドのリフロー後、の部分断面図である。
まず、金属板11に第1の金属めっき層12、第2の金属めっき層13、第1の絶縁層14を形成した後、第1の絶縁層14に開口部14aを形成する工程(ステップB1)、第2の金属めっき層13に凹状部13aを形成する工程(ステップB2)を行うが、ステップB1及びステップB2は、それぞれ実施形態1に係るステップA1(図2(A)参照)及びステップA2(図2(B)参照)と同様である。
次に、第2の金属めっき層13の凹状部13aの表面に金めっき層15aを形成し、金めっき層15aの表面であって凹状部13a及び第1の絶縁層14の開口部14a内に半田15bを充填(第1の導電性パッド15を形成)した後、第1の導電性パッド15の表面に導電層16を形成する(ステップB3;図5(A)参照)。
次に、多層配線層23を形成する工程(ステップB4)、第2の導電性パッド21を形成する工程(ステップB5)、半導体素子を収納するための開口部11aを形成する工程(ステップB6)を行うが、ステップB4、ステップB5及びステップB6は、それぞれ実施形態1に係るステップA4(図2(D)参照)、ステップA5(図3(A)参照)及びステップA6(図3(B)参照)と同様である。ステップB6が終了した時点の印刷配線板は、図5(B)のようになる。なお、ここでは第1の導電性パッド15の表面が金めっき層15aであるため、開口部11aを形成する際の第1の金属めっき12及び第2の金属めっき13のエッチングによって第1の導電性パッド15が汚染されないことから、実施形態1と同様な洗浄を行わなくてもよい場合がある。
次に、第1の導電性パッド15をリフローして、金を半田中に拡散させる(ステップB7;図5(C)参照)。
ステップB7の後は、半導体素子30をフリップチップ接続し、封止樹脂40を流し込み、硬化させる工程(ステップB8)、第1のバンプ22を装着する工程(ステップB9)を行うが、ステップB8及びステップB9は、それぞれ実施形態1に係るステップA7(図3(C)参照)及びステップA8(図3(D)参照)と同様である。
以上のように構成された半導体装置及び印刷配線板によれば、実施形態1に係る半導体装置及び印刷配線板と同様の効果を奏する。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3に係る半導体装置及び印刷配線板について図面を用いて説明する。図6は、本発明の実施形態3に係る半導体装置の構成を模式的に示した部分断面図である。実施形態3に係る半導体装置も、フリップチップボールグリッドアレイ(FCBGA)を適用したものである。実施形態3に係る半導体装置は、導電層がない点で、実施形態1及び2に係る半導体装置と異なる。導電層以外の構成についてはほぼ同様である。ここで、第1の導電性パッド15の表面にめっき層ができて第1の配線層17と直接に接合しても、第1の導電性パッド15と第1の配線層17との密着性がある程度確保できる場合には、導電層を形成しなくてもよい場合がある。この場合の半導体装置の構成は、図6の通りである。以上のように構成された半導体装置及び印刷配線板によれば、実施形態1に係る半導体装置及び印刷配線板と同様の効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る半導体装置の構成を模式的に示した(A)表面側からの斜視図、(B)裏面側からの斜視図、及び(C)部分断面図である。 本発明の実施形態1に係る印刷配線板の断面を主たる製造工程について工程順に模式的に示した第1の部分断面図である。 本発明の実施形態1に係る印刷配線板の断面を主たる製造工程について工程順に模式的に示した第2の部分断面図である。 本発明の実施形態2に係る半導体装置の構成を模式的に示した部分断面図である。 本発明の実施形態2に係る印刷配線板の主たる製造工程について模式的に示した(A)第1の導電性パッドの形成時、(B)第1の導電性パッドのリフロー前、(C)第1の導電性パッドのリフロー後、の部分断面図である。 本発明の実施形態3に係る半導体装置の構成を模式的に示した部分断面図である。
符号の説明
1 半導体装置
10 印刷配線板
11 金属板
11a 開口部
12 第1の金属めっき層
13 第2の金属めっき層
13a 凹状部
14 第1の絶縁層
14a 開口部
15 第1の導電性パッド
15a 金めっき層
15b 半田
16 導電層
17 第1の配線層
18 第2の絶縁層
19 第2の配線層
20 第3の絶縁層
20a 開口部
21 第2の導電性パッド
22 第1のバンプ
23 多層配線層
24 エッチングレジスト
30 半導体素子
31 第2のバンプ
40 封止樹脂

Claims (6)

  1. 半導体素子を収納するための開口部を有する金属板と、
    前記金属板上に積層されるとともに、複数の配線層及び絶縁層が交互に積層され、かつ、前記配線層間がビア接続された多層配線層と、
    前記金属板が配された前記多層配線層の第1の面における前記金属板の開口部内に形成されるとともに、前記第1の面から突出した突起状に形成され、かつ、前記半導体素子と接続される複数の第1の導電性パッドと、
    前記第1の面の反対側の第2の面に形成された複数の第2の導電性パッドと、
    を備え、
    前記多層配線層における前記第1の面側の前記絶縁層に形成された開口部内であって、前記第1の導電性パッドと、該第1の導電性パッドと接続される前記配線層との間に、絶縁樹脂に銅よりなる導電性微粒子を分散させた導電性銅ペーストからなる導電層を有し、
    前記金属板と前記多層配線層との間に、前記金属板側から順に、第1の金属めっき層及び第2の金属めっき層が介在し、
    前記第1の金属めっき層は、少なくとも前記金属板及び前記第2の金属めっき層に対してエッチングの際の選択比がとれる金属よりなり、
    前記第2の導電性パッドは、少なくとも前記配線層を介して対応する前記第1の導電性パッドと電気的に接続し、
    前記金属板及び前記第2の金属めっき層は、銅よりなり、
    前記第1の導電性パッドは、半田ボールよりなり、
    前記第1の導電性パッドは、突出部分の高さが前記第2の金属めっき層の厚さで均一であるとともに、前記突起の頂部が平坦であることを特徴とする印刷配線板。
  2. 記第1の金属めっき層は、ニッケルよりなることを特徴とする請求項1記載の印刷配線板。
  3. 前記第2の導電性パッドは、前記配線層側から順に、ニッケルめっき層及び金めっき層の2層よりなることを特徴とする請求項1又は2記載の印刷配線板。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の印刷配線板と、
    前記第1の導電性パッドに接続された半導体素子と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  5. 銅よりなる金属板の表面に、前記金属板に対してエッチングの際の選択比がとれる金属よりなる第1の金属めっき層を形成する工程と、
    前記第1の金属めっき層の表面に、銅よりなる第2の金属めっき層を形成する工程と、
    前記第2の金属めっき層の表面に、第1の絶縁層に銅箔が貼り付けられた樹脂付き銅箔を貼り付けて、前記銅箔に複数の開口部を形成し、前記銅箔の前記開口部と対応する位置の前記第1の絶縁層に開口部を形成する工程と、
    銅のエッチングにより、前記銅箔をエッチング除去するとともに、前記第1の絶縁層の前記開口部から露出した前記第2の金属めっき層の部位をエッチング除去し、前記第1の金属めっき層が露出した凹状部を形成する工程と、
    少なくとも前記凹状部内に第1の導電性パッドを形成する工程と、
    前記第1の絶縁層の前記開口部内であって、前記第1の導電性パッドの表面に、絶縁樹脂に銅よりなる導電性微粒子を分散させた導電性銅ペーストからなる導電層を形成する工程と、
    前記導電層を含む前記第1の絶縁層上に、複数の配線層及び絶縁層が交互に積層され、前記配線層間がビア接続された多層配線層を形成する工程と、
    前記多層配線層における最上部の絶縁層に形成された開口部から露出する配線層の表面に、少なくとも前記配線層を介して対応する前記第1の導電性パッドと電気的に接続される第2の導電性パッドを形成する工程と、
    前記金属板の表面に形成されたエッチングマスクをマスクとして、前記金属板、前記第1の金属めっき、及び前記第2の金属めっきをこの順に選択的にエッチングすることで、前記金属板、前記第1の金属めっき、及び前記第2の金属めっきに、前記第1の導電性パッドが形成されている領域を含むように、半導体素子を収納するための開口部を形成し、前記第2の金属めっき層の厚さで均一な高さの突起であるとともに前記突起の頂部が平坦な前記第1の導電性パッド、及び前記第1の絶縁層を露出させる工程と、
    前記金属板の開口部を形成する工程の後に、少なくとも前記第1の導電性パッドの表面部を洗浄する工程と、
    を含むことを特徴とする印刷配線板の製造方法。
  6. 請求項5記載の方法により製造された印刷配線板の第1の導電性パッドに半導体素子を接続することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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