JP3876862B2 - 配線基板ユニット及びディスク装置のピックアップ制御装置 - Google Patents

配線基板ユニット及びディスク装置のピックアップ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3876862B2
JP3876862B2 JP2003295424A JP2003295424A JP3876862B2 JP 3876862 B2 JP3876862 B2 JP 3876862B2 JP 2003295424 A JP2003295424 A JP 2003295424A JP 2003295424 A JP2003295424 A JP 2003295424A JP 3876862 B2 JP3876862 B2 JP 3876862B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
lead wire
motor
connection pattern
chassis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003295424A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005064386A (ja
Inventor
朋宏 白川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2003295424A priority Critical patent/JP3876862B2/ja
Publication of JP2005064386A publication Critical patent/JP2005064386A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3876862B2 publication Critical patent/JP3876862B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Combinations Of Printed Boards (AREA)
  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Description

本発明は、配線基板ユニット、特にフレキシブルケーブルの半田付け作業を容易にするための対策を講じた配線基板ユニットに関する。
また、本発明は、ディスク装置のピックアップ制御装置、特に、上記配線基板ユニットを用いることによって、ディスク装置のピックアップ制御用モータとそのモータを回転制御するためのセンサーとに接続される電路を統合するための対策を講じたディスク装置のピックアップ制御装置に関する。
ディスク装置では、ディスクの半径方向に沿って走行するピックアップによってディスク記録面が走査されるようになっていて、ピックアップはモータを駆動源として走行し、そのモータの回転制御がセンサーを用いて行われるようになっている。このようなディスク装置のピックアップ制御装置の従来例を図4に概略で示してある。
図4において、1はシャーシで、このシャーシ1に取り付けられたモータ2の回転軸21がシャーシ1の上方へ突出していると共に、その回転軸21にギヤ付きパターン円板31が水平姿勢で固着されている。このパターン円板1は、たとえば、放射状に配列された多数のスリットを備えた円板体でなる。これに対し、シャーシ1には、モータ2の回転軸線Lに沿う起立姿勢でセンサー搭載基板4が固着されている。このセンサー搭載基板4には、上記パターン円板31に対峙する光学式センサー32が搭載されていて、このセンサー32によって形成される光路の方向が上記パターン円板31に対して垂直になっている。
他の従来例として、2つのフレキシブル配線基板のパターン同士をコネクタを介して直角に接続することが知られていた(特許文献1参照)。
さらに他の従来例として、硬質基板にフレキシブル基板を直角に接続する場合に、フレキシブル基板の中間部で芯線を露出させ、その芯線露出箇所を硬質基板のパターンに半田付けすることが知られていた(特許文献2参照)。
さらに他の従来例として、2つの硬質基板の相互間にフレキシブル基板を介在させ、そのフレキシブル基板を変形させて回路パターンの断線などを防ぐようにしたものがあった(特許文献3参照)。
特開2000−123892号公報 特開2002−270981号公報 特開平8−298364号公報
しかしながら、図4で説明したように、センサー32によって形成される光路の方向をパターン円板31に対して垂直に定めることが要求されるディスク装置のピックアップ制御装置では、センサー32を搭載したセンサー搭載基板4をシャーシ1に起立姿勢で固着しておくことが要求される。この要求に応えるため、従来は、図4のように、シャーシ1をモータ2の設置箇所よりも側方に延出させ、その延出部分12に、センサー搭載基板4を取り付けたホルダー5をビス止めなどの手段で固定することを余儀なくされていた。
また、図4で説明した従来のピックアップ制御装置においては、モータ2のリード線22をシャーシ1の下側から上側に引き出すことによってそのリード線22をセンサー搭載基板4から引き出されている引出線41と共に束ねて別場所に配備されている配線基板(不図示)に接続するという引廻し形態を採用することが望まれていて、そのようにすると、それらのリード線22や引出線41の引廻しに要するスペースが狭くて済むので好ましい、ということが判っていたのであるけれども、そのようにすると、リード線22がシャーシ1の延出部分12の端縁のエッジや、リード線22を延出部分12に開設したリード線挿通用の開口に通す場合にはその開口の口縁のエッジと擦れ合うという事態が起こり得るので、リード線22の被覆が剥がれたり断線したりするというおそれが多分にあった。そのため、従来は、リード線22を、シャーシ1の下側に配備した配線基板(不図示)に接続し、引出線41をシャーシ1の上側に配備した配線基板(不図示)に接続することを余儀なくされ、そのために、リード線22の引廻しスペースやリード線22を接続する配線基板が余分に必要になり、そのことが部品コストや組立コストを安く抑えることの障害になっていた。
これらの状況は、上掲の特許文献1〜3に記載されている技術によっては到底改善されない。
本発明は以上の状況に鑑みてなされたものであり、シャーシにモータとセンサー搭載基板とが取り付けられてなるピックアップ制御装置の電路の引廻しに要するスペースを狭く抑えることが可能であり、しかも、容易に製作することのできる配線基板ユニットを提供することを目的とする。
また、本発明は、ディスク装置のピックアップ制御用モータとそのモータを回転制御するためのセンサーとに接続される電路を統合することによって電路の引廻しに要するスペースを狭く抑えることなどが可能になり、しかも、図4で説明したホルダーを用いずにセンサー搭載基板をシャーシに起立姿勢で固着することが可能になるディスク装置のピックアップ制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る配線基板ユニットは、シャーシに取り付けられたモータを回転制御するためのセンサーが搭載されるセンサー搭載基板のセンサー接続パターンに、そのセンサー接続パターンを介して上記センサーと接続されるフレキシブルな引出線が接続されていて、上記センサー搭載基板をシャーシに起立姿勢で固着して上記モータの回転軸線に沿わせることによって、上記モータの回転軸に固着された水平姿勢のパターン円板に、上記センサー搭載基板に搭載された上記センサーが対峙するようになっている配線基板ユニットにおいて、上記センサー搭載基板に、上記シャーシに水平姿勢で取り付けられる中継基板がフラット状態に連設され、その中継基板に上記モータのリード線が接続されるリード線接続パターンが備わっていると共に、それらのセンサー搭載基板と中継基板との境界部が折曲げ破断可能な脆弱部として形成され、長手方向中間部に具備された芯線露出箇所が上記センサー搭載基板のセンサー接続パターンに半田付けされてなるフレキシブルケーブルの一端部が上記中継基板のリード線接続パターンに接続されていると共に、そのフレキシブルケーブルの上記芯線露出箇所の半田付け部からそのフレキシブルケーブルの他端部に至る部分が上記引出線に置き換えられている、というものである。
この配線基板ユニットによれば、脆弱部を折曲げ破断することによって、シャーシに水平姿勢で取り付けられる中継基板と、シャーシに起立姿勢で固着されるセンサー搭載基板とが得られ、しかも、それらの各基板のリード線接続パターンとセンサー接続パターンとはフレキシブルケーブルによって接続されている。したがって、中継基板のリード線接続パターンにモータのリード線を接続するだけで、モータのリード線が、中継基板のリード線接続パターンと、フレキシブルケーブルと、センサー搭載基板のセンサー接続パターンとを介して引出線に接続されるようになる。しかも、引出線が、フレキシブルケーブルの芯線露出箇所の半田付け部からそのフレキシブルケーブルの他端部に至る部分によって置き換えられているので、モータやセンサーにつながる電路が、フレキシブルケーブルや上記各パターンにより統合されてピックアップ制御装置の電路の引廻しに要するスペースを狭く抑えることが可能になる。すなわち、リード線と引出線とを別々の場所で引き廻す必要がなくなる。
また、この配線基板ユニットは、脆弱部によってフラット状態に連設された中継基板とセンサー搭載基板との各パターンに、フレキシブルケーブルを接続することによって製作することができるので、その製作が容易であってそれだけ製作コストを安く抑えることが可能である。
本発明に係る配線基板ユニットは、上記構成に加えて、フレキシブルケーブルが、上記脆弱部を跨いで中継基板及びセンサー搭載基板の板面上に重なり状に配備されたフレキシブルフラットケーブルでなる、という構成を採用することが可能であり、そのようにすると、モータやセンサーにつながる電路の引回しに要するスペースをいっそう狭くすることが可能になる。また、上記芯線露出箇所の半田付け作業は、中継基板とセンサー搭載基板との上にフレシキブルフラットケーブルを重ね合わせた状態で容易に行うことが可能になる。
本発明に係るディスク装置のピックアップ制御装置は、シャーシに取り付けられたモータを回転制御するためのセンサーを搭載したセンサー搭載基板が、上記シャーシに、上記モータの回転軸線に沿う起立姿勢で固着され、そのモータの回転軸に固着された水平姿勢のパターン円板に上記センサーが対峙していると共に、上記センサー搭載基板のセンサー接続パターンに、そのセンサー接続パターンを介して上記センサーと接続された引出線が接続されているディスク装置のピックアップ制御装置において、上記シャーシに、上記モータのリード線を接続したリード線接続パターンを有する中継基板が水平姿勢で取り付けられ、長手方向中間部に具備された芯線露出箇所が上記センサー搭載基板のセンサー接続パターンに半田付けされてなるフレキシブルケーブルの一端部が上記中継基板側に引き出されてその中継基板のリード線接続パターンに接続されていると共に、そのフレキシブルケーブルの上記芯線露出箇所の半田付け部分からそのフレキシブルケーブルの他端部に至る部分が上記引出線に置き換えられており、上記中継基板及び上記センサー搭載基板は、請求項1又は請求項2に記載した配線基板ユニットの脆弱部を折曲げ破断することによって分割形成されていると共に、上記フレキシブルケーブルは、請求項1又は請求項2に記載したフレキシブルケーブルである、というものである。
このものによっても、モータのリード線が、中継基板のリード線接続パターンと、フレキシブルケーブルと、センサー搭載基板のセンサー接続パターンとを介して引出線に接続されていて、しかも、引出線が、フレキシブルケーブルの芯線露出箇所の半田付け部からそのフレキシブルケーブルの他端部に至る部分によって置き換えられているので、モータやセンサーにつながる電路が、フレキシブルケーブルや上記各パターンにより統合されてピックアップ制御装置の電路の引廻しに要するスペースが狭くなる。
本発明では、上記シャーシを折り曲げることによってそのシャーシに水平板部とその水平板部から立ち上がった垂直板部とが形成されていて、水平板部に上記上記モータと中継基板とが取り付けられ、垂直板部に上記センサー搭載基板が取り付けられていることが望ましい。また、上記垂直板部に上記センサーが嵌合される孔部が備わり、その垂直板部の背面に上記センサー搭載基板を重なり状に固着して上記センサーを上記孔部に嵌合させることによって、そのセンサーを上記パターン円板に対峙させていることが望ましい。これらの各発明によれば、図4で説明したホルダー5を用いずにセンサー搭載基板をシャーシに起立姿勢で取り付けることが可能になる。
本発明に係るディスク装置のピックアップ制御装置では、次の構成、すなわち、シャーシに取り付けられたモータを回転制御するためのセンサーを搭載したセンサー搭載基板が、上記シャーシに、上記モータの回転軸線に沿う起立姿勢で固着され、そのモータの回転軸に固着された水平姿勢のパターン円板に上記センサーが対峙していると共に、上記センサー搭載基板のセンサー接続パターンに、そのセンサー接続パターンを介して上記センサーと接続された引出線が接続されているディスク装置のピックアップ制御装置において、上記シャーシを折り曲げることによってそのシャーシに水平板部とその水平板部から立ち上がった垂直板部とが形成されていて、その水平板部に上記モータとそのモータのリード線を接続したリード線接続パターンを有する中継基板とが取り付けられ、その垂直板部に上記センサーが嵌合される孔部が備わっていると共に、その垂直板部の背面に上記センサー搭載基板を重なり状に固着して上記センサーを上記孔部に嵌合させることによって、そのセンサーを上記パターン円板に対峙させてあり、長手方向中間部に具備された芯線露出箇所が上記センサー搭載基板のセンサー接続パターンに半田付けされてなるフレキシブルケーブルの一端部が上記垂直板部の背方に確保したスペースを利用して上記中継基板側に引き出されてその中継基板のリード線接続パターンに接続されていると共に、そのフレキシブルケーブルの上記芯線露出箇所の半田付け部からそのフレキシブルケーブルの他端部に至る部分が上記引出線に置き換えられており、上記中継基板及び上記センサー搭載基板は、請求項1又は請求項2に記載した配線基板ユニットの脆弱部を折曲げ破断することによって分割形成されていると共に、上記フレキシブルケーブルは、請求項1又は請求項2に記載したフレキシブルケーブルである、という構成を採用することも可能である。この発明の作用については、後述する実施形態を参照して詳細に説明する。
本発明に係る配線基板ユニットによれば、シャーシにモータとセンサー搭載基板とが取り付けられてなるピックアップ制御装置の電路の引廻しに要するスペースを狭く抑えることが可能である上、製作も容易である。
本発明に係るディスク装置のピックアップ制御装置によれば、ディスク装置のピックアップ制御用モータとそのモータを回転制御するためのセンサーとに接続されるそれぞれの電路が統合されてその電路の引廻しに要するスペースが狭く抑えられ、しかも、図4で説明したホルダーを用いずにセンサー搭載基板をシャーシに起立姿勢で固着することも可能になる。そのため、ピックアップ制御装置の必要部品点数が削減され、部品コストや製作コストが安く抑えられる。また、モータのリード線がシャーシのエッジに擦れ合うという事態を防いで、リード線の被覆が剥がれたり断線したりするというおそれを無くすることが可能である。これらのことから、このピックアップ制御装置によれば、小形化や電気的性能の向上を図り安いという利点がある。
図1は本発明に係るディスク装置のピックアップ制御装置を例示した部分縦断正面図、図2は本発明に係る配線基板ユニットを説明的に示した平面図、図3は同配線基板ユニットの変形例を説明的に示した平面図である。
図1において、シャーシ1には、その所定箇所を直角に折り曲げることによって水平板部13とその水平板部13の端部から立ち上がった垂直板部14とが形成されていて、水平板部13に中継基板6が重ね合わせて取り付けられている。また、この水平板部13にモータ2が取り付けられていて、このモータ2の回転軸21が水平板部13と中継基板6とに形成された孔部13a,6aとに貫挿されて中継基板6の上方へ突出されていると共に、その回転軸21に、ギヤ付きパターン円板31が水平姿勢で固着されている。さらに、中継基板6には、モータ2のリード線22が接続されたリード線接続パターンが備わっている。なお、ギヤ33は、ディスク装置のピックアップに走行力を伝達するための歯車列の始段に位置するギヤに相当している。
これに対し、垂直板部14には、孔部15が備わっている。そして、垂直板部14の背面に重なり状にセンサー搭載基板4が固着されていると共に、そのセンサー搭載基板4に搭載されているセンサー32を、上記孔部15に嵌合させることによって、そのセンサー32を上記パターン円板31に対峙させてある。このように、垂直板部14を利用してセンサー搭載基板4をシャーシ1に起立姿勢で取り付けたことによって、図4で説明したホルダー5が不要になった。
次に、7はフレキシブルフラットケーブルでなるフレキシブルケーブルである。このフレキシブルケーブル7は、その長手方向中間部で被覆を剥がして形成した芯線露出箇所71をセンサー搭載基板4に備わっているセンサー接続パターンに半田付け71aしてある。また、フレキシブルケーブル7の一端部72が上記垂直板部14の背方に確保されているスペースSを利用して下方の中継基板6側へ引き出されていて、その一端部72で露出した芯線が中継基板6の上記リード線接続パターンに半田付け72aされている。具体的には、中継基板6は、垂直板部14の根元に形成されたスリット状の開口16を挿通して上記スペースSに突出しており、フレキシブルケーブル7の一端部72の芯線は、開口16からスペースSに突出している中継基板6の突出部分で上記リード線接続パターンに半田付け72aされている。したがって、モータ2のリード線22やフレキシブルケーブル7がシャーシ1のエッジに擦れ合ってそれらの被覆が剥がれたり断線を生じたりするおそれはない。これに対し、フレキシブルケーブル7の芯線露出箇所71の半田付け部(半田付け71aを施した箇所)からそのフレキシブルケーブル7の他端部73に至る部分(以下「他端側部分」という)74が、センサー搭載基板4から引き出されている。そして、この他端側部分74が図4で説明した引出線41に置き換えられていて、その引出線41と同様の機能を担うようになっている。
以上のように構成されたピックアップ制御装置では、モータ2を回転制御するためのセンサー32を搭載したセンサー搭載基板4が、モータ2の回転軸線に沿う起立姿勢で固着されていて、水平姿勢のパターン円板31にセンサー32が対峙している。また、センサー搭載基板4のセンサー接続パターンに、そのセンサー接続パターンを介してセンサー32と接続された引出線の代用としての上記他端側部分74が接続されている。
また、このピックアップ制御装置では、モータ2のリード線22につながる電路が、中継基板6のリード線接続パターンと、フレキシブルケーブル7と、センサー搭載基板4のセンサー接続パターンとを介して引出線の代用である上記他端側部分74とによって形成され、しかも、センサー32につながる電路がセンサー接続パターンと上記他端側部分74とによって形成されているので、リード線22やセンサー32につながる電路がフレキシブルケーブル7や上記各パターンにより1系統のものとして統合されている。そのため、リード線7の他端部73を1つの配線基板(不図示)に接続するだけで、リード線22やセンサー32につながる電路が形成されるようになり、図4で説明した従来例のようにリード線22と引出線41とを別々の配線基板に接続するという事態を回避することが可能になり、そのことによって、ピックアップ制御装置の電路の引廻しに要するスペースが狭く抑えられるようになる。
次に、図2を参照して配線基板ユニット100を説明する。
この配線基板ユニット100は、センサー搭載基板4に中継基板6がフラット状態に連設されていて、それらのセンサー搭載基板4と中継基板6との境界部が折曲げ破断可能な脆弱部101として形成されている。脆弱部101は、センサー搭載基板4と中継基板6とを手指で掴んで折り曲げることによって破断されるようになっていればどのような構成のものでもよいけれども、図例では、センサー搭載基板4と中継基板6とを複数箇所で連結する折曲げ破断可能なタイバーによって形成してある。この他、脆弱部101を、センサー搭載基板4及び中継基板6よりも薄肉に形成して折曲げ破断可能としておいても、折曲げ破断可能なミシン目構造として形成してもよい。
図1で説明したように、センサー搭載基板4は、モータ2を回転制御するためのセンサー32を搭載可能であり、モータ2の回転軸線に沿って起立姿勢でシャーシ1の垂直板部14に固着される基板である。そして、このセンサー搭載基板4を垂直板部14に固着すると、上述したようにモータ2の回転軸21に固着された水平姿勢のパターン円板31にセンサー32が対峙する。センサー搭載基板4には、センサー32が接続されるセンサー接続パターンが備わっている。中継基板6は、シャーシ1の水平板部13に水平姿勢で取り付けられる基板である。この中継基板6には、モータ2のリード線22が接続されるリード線接続パターンが備わっている。
図2によって類推できるように、センサー搭載基板4のセンサー接続パターンには、フレキシブルフラットケーブルでなるフレキシブルケーブル7の長手方向中間部に具備された芯線露出箇所71が半田付け71a(図1参照)されている。そして、そのフレキシブルケーブル7の一端部72で芯線が中継基板6のリード線接続パターンに半田付け72a(図1参照)で接続されていると共に、そのフレキシブルケーブル7の芯線露出箇所71の半田付け部からそのフレキシブルケーブル7の他端部73に至る他端側部分74が、センサー搭載基板4から引き出されている。この他端側部分74は、図4で説明した引出線41に置き換えられる部分である。また、フレキシブルケーブル7は、上記脆弱部101を跨いで中継基板6及びセンサー搭載基板4の板面上に重なり状に配備されている。この配線基板ユニット100は、脆弱部101を折曲げ破断することによって中継基板6とセンサー搭載基板4とに分割された状態で、図1で説明した構造でそれぞれがシャーシ1に固着される。
この実施形態の配線基板ユニット100では、フレキシブルケーブル7を脆弱部101によってフラットに連結されている中継基板6とセンサー搭載基板4の上に重ねて置き、その状態で芯線露出箇所71や一端部72の芯線を半田付けすることができるため、半田付け作業が容易になるという利点がある。
図3は配線基板ユニット100の変形例を示している。このものにおいて、図2のものと異なる点は、フレキシブルケーブル7の芯線露出箇所71を折り返した状態でセンサー搭載基板4のセンサー接続パターンに半田付けしてある点、フレキシブルケーブル7の他端側部分を、その中間部75で直角に折り返することによって、フレキシブルケーブル7の全体をT形に保形してある点だけであり、その他の点は図2のものと同様である。したがって、同一部分に同一符号を付して説明を省略することにより、説明の重複を回避することにする。
本発明に係るディスク装置のピックアップ制御装置を例示した部分縦断正面図である。 本発明に係る配線基板ユニットを説明的に示した平面図である。 同配線基板ユニットの変形例を説明的に示した平面図である。 従来のディスク装置のピックアップ制御装置を例示した部分縦断正面図である。
符号の説明
1 シャーシ
2 モータ
4 センサー搭載基板
6 中継基板
13 水平板部
14 垂直板部
15 孔部
22 リード線
31 パターン円板
32 センサー
41 引出線
71 芯線露出箇所
72 フレキシブルケーブルの一端部
73 フレキシブルケーブルの他端部
100 配線基板ユニット
101 脆弱部
S スペース

Claims (6)

  1. シャーシに取り付けられたモータを回転制御するためのセンサーが搭載されるセンサー搭載基板のセンサー接続パターンに、そのセンサー接続パターンを介して上記センサーと接続されるフレキシブルな引出線が接続されていて、上記センサー搭載基板をシャーシに起立姿勢で固着して上記モータの回転軸線に沿わせることによって、上記モータの回転軸に固着された水平姿勢のパターン円板に、上記センサー搭載基板に搭載された上記センサーが対峙するようになっている配線基板ユニットにおいて、
    上記センサー搭載基板に、上記シャーシに水平姿勢で取り付けられる中継基板がフラット状態に連設され、その中継基板に上記モータのリード線が接続されるリード線接続パターンが備わっていると共に、それらのセンサー搭載基板と中継基板との境界部が折曲げ破断可能な脆弱部として形成され、
    長手方向中間部に具備された芯線露出箇所が上記センサー搭載基板のセンサー接続パターンに半田付けされてなるフレキシブルケーブルの一端部が上記中継基板のリード線接続パターンに接続されていると共に、そのフレキシブルケーブルの上記芯線露出箇所の半田付け部からそのフレキシブルケーブルの他端部に至る部分が上記引出線に置き換えられ、そのフレキシブルケーブルが、上記脆弱部を跨いで中継基板及びセンサー搭載基板の板面上に重なり状に配備されたフレキシブルフラットケーブルでなることを特徴とする配線基板ユニット。
  2. シャーシに取り付けられたモータを回転制御するためのセンサーが搭載されるセンサー搭載基板のセンサー接続パターンに、そのセンサー接続パターンを介して上記センサーと接続されるフレキシブルな引出線が接続されていて、上記センサー搭載基板をシャーシに起立姿勢で固着して上記モータの回転軸線に沿わせることによって、上記モータの回転軸に固着された水平姿勢のパターン円板に、上記センサー搭載基板に搭載された上記センサーが対峙するようになっている配線基板ユニットにおいて、
    上記センサー搭載基板に、上記シャーシに水平姿勢で取り付けられる中継基板がフラット状態に連設され、その中継基板に上記モータのリード線が接続されるリード線接続パターンが備わっていると共に、それらのセンサー搭載基板と中継基板との境界部が折曲げ破断可能な脆弱部として形成され、
    長手方向中間部に具備された芯線露出箇所が上記センサー搭載基板のセンサー接続パターンに半田付けされてなるフレキシブルケーブルの一端部が上記中継基板のリード線接続パターンに接続されていると共に、そのフレキシブルケーブルの上記芯線露出箇所の半田付け部からそのフレキシブルケーブルの他端部に至る部分が上記引出線に置き換えられていることを特徴とする配線基板ユニット。
  3. シャーシに取り付けられたモータを回転制御するためのセンサーを搭載したセンサー搭載基板が、上記シャーシに、上記モータの回転軸線に沿う起立姿勢で固着され、そのモータの回転軸に固着された水平姿勢のパターン円板に上記センサーが対峙していると共に、上記センサー搭載基板のセンサー接続パターンに、そのセンサー接続パターンを介して上記センサーと接続された引出線が接続されているディスク装置のピックアップ制御装置において、
    上記シャーシを折り曲げることによってそのシャーシに水平板部とその水平板部から立ち上がった垂直板部とが形成されていて、その水平板部に上記モータとそのモータのリード線を接続したリード線接続パターンを有する中継基板とが取り付けられ、その垂直板部に上記センサーが嵌合される孔部が備わっていると共に、その垂直板部の背面に上記センサー搭載基板を重なり状に固着して上記センサーを上記孔部に嵌合させることによって、そのセンサーを上記パターン円板に対峙させてあり、
    長手方向中間部に具備された芯線露出箇所が上記センサー搭載基板のセンサー接続パターンに半田付けされてなるフレキシブルケーブルの一端部が上記垂直板部の背方に確保したスペースを利用して上記中継基板側に引き出されてその中継基板のリード線接続パターンに接続されていると共に、そのフレキシブルケーブルの上記芯線露出箇所の半田付け部からそのフレキシブルケーブルの他端部に至る部分が上記引出線に置き換えられており、
    上記中継基板及び上記センサー搭載基板は、請求項1又は請求項2に記載した配線基板ユニットの脆弱部を折曲げ破断することによって分割形成されていると共に、上記フレキシブルケーブルは、請求項1又は請求項2に記載したフレキシブルケーブルであることを特徴とするディスク装置のピックアップ制御装置。
  4. シャーシに取り付けられたモータを回転制御するためのセンサーを搭載したセンサー搭載基板が、上記シャーシに、上記モータの回転軸線に沿う起立姿勢で固着され、そのモータの回転軸に固着された水平姿勢のパターン円板に上記センサーが対峙していると共に、上記センサー搭載基板のセンサー接続パターンに、そのセンサー接続パターンを介して上記センサーと接続された引出線が接続されているディスク装置のピックアップ制御装置において、
    上記シャーシに、上記モータのリード線を接続したリード線接続パターンを有する中継基板が水平姿勢で取り付けられ、
    長手方向中間部に具備された芯線露出箇所が上記センサー搭載基板のセンサー接続パターンに半田付けされてなるフレキシブルケーブルの一端部が上記中継基板側に引き出されてその中継基板のリード線接続パターンに接続されていると共に、そのフレキシブルケーブルの上記芯線露出箇所の半田付け部分からそのフレキシブルケーブルの他端部に至る部分が上記引出線に置き換えられており、
    上記中継基板及び上記センサー搭載基板は、請求項1又は請求項2に記載した配線基板ユニットの脆弱部を折曲げ破断することによって分割形成されていると共に、上記フレキシブルケーブルは、請求項1又は請求項2に記載したフレキシブルケーブルであることを特徴とするディスク装置のピックアップ制御装置。
  5. 上記シャーシを折り曲げることによってそのシャーシに水平板部とその水平板部から立ち上がった垂直板部とが形成されていて、水平板部に上記上記モータと中継基板とが取り付けられ、垂直板部に上記センサー搭載基板が取り付けられている請求項4に記載したディスク装置のピックアップ制御装置。
  6. 上記垂直板部に上記センサーが嵌合される孔部が備わり、その垂直板部の背面に上記センサー搭載基板を重なり状に固着して上記センサーを上記孔部に嵌合させることによって、そのセンサーを上記パターン円板に対峙させている請求項5に記載したディスク装置のピックアップ制御装置。
JP2003295424A 2003-08-19 2003-08-19 配線基板ユニット及びディスク装置のピックアップ制御装置 Expired - Fee Related JP3876862B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003295424A JP3876862B2 (ja) 2003-08-19 2003-08-19 配線基板ユニット及びディスク装置のピックアップ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003295424A JP3876862B2 (ja) 2003-08-19 2003-08-19 配線基板ユニット及びディスク装置のピックアップ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005064386A JP2005064386A (ja) 2005-03-10
JP3876862B2 true JP3876862B2 (ja) 2007-02-07

Family

ID=34371683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003295424A Expired - Fee Related JP3876862B2 (ja) 2003-08-19 2003-08-19 配線基板ユニット及びディスク装置のピックアップ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3876862B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005064386A (ja) 2005-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5655285A (en) Method for attaching a printed circuit cable to an actuator arm in a disc drive assembly
JP2006302378A (ja) 電子機器およびピックアップ装置
JP3876862B2 (ja) 配線基板ユニット及びディスク装置のピックアップ制御装置
JPS61271707A (ja) ワイヤハ−ネス
JPH10215084A (ja) 配線基板の取付構造
WO2019230066A1 (ja) 回転機器
JP3719379B2 (ja) モータ
JP7095850B2 (ja) ケーブル配索構造及びケーブル配索方法
JP5357789B2 (ja) フレキシブル基板、そのフレキシブル基板を備える装置、フレキシブル基板の半田付け方法、およびフレキシブル基板を備える装置の製造方法
JP5169048B2 (ja) インバータ装置
JP2007128697A (ja) コネクタに対するフラットケーブルの接続構造
JP2005191162A (ja) リジットフレキシブル配線基板、及びそれを使用した電子機器
JP2007311517A (ja) 電子機器用回路基板
JP4338535B2 (ja) 可撓性の配線部材を有する電子機器
JP2007135357A (ja) Dcブラシレスモータ
JP2007213949A (ja) ケーブルの構造
JP3076695B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2566986Y2 (ja) プリント配線基板
JP2009213318A (ja) ドライブ装置の製造方法、接続配線基板およびこれを用いたドライブ装置
JPH0735309Y2 (ja) 自動実装対応フレキシブルコネクタ
JP2548891Y2 (ja) フレキシブルプリント基板
JP2011090743A (ja) 光ディスクドライブ装置
JP3020345U (ja) 電子機器
JPH0573114A (ja) Pcのi/oモジユール
JPS6317262Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061023

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101110

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131110

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees