JP3875662B2 - シールド電線のシールド処理構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シールド電線及びアース線を2つの樹脂部材を用いて超音波溶着することによって形成されるシールド電線のシールド処理構造に関する。
従来の超音波溶着によるシールド処理構造として、特許文献1に開示されたものがある。このシールド処理構造は、図7(a),(b)に示す2つの樹脂部材50,51を使用して形成される。各樹脂部材50,51は、その接合面50a,51aに円弧状のシールド電線収容溝50b,51bが形成されていると共に、樹脂流入凹部50c,51cがそれぞれ形成されている。シールド電線収容溝50b,51bと樹脂流入凹部50c,51cとの間には、先端面がフラットなアース線保持突起部50d,51dがそれぞれ設けられている。
次に、シールド処理手順を説明する。芯線52aの外周が編組線(シールド被覆部材)52cで覆われたシールド電線52の上位置にアース線53を交差させて載置し、アース線53を載置したシールド電線52の個所を2つの樹脂部材50,51で挟み、この上下2つの樹脂部材50,51間を圧縮しつつ超音波ホーンで超音波振動を加える。
上記超音波ホーンで超音波振動を加えると、超音波加振時の振動エネルギーによって各樹脂部材50,51、シールド電線52の絶縁外皮52d、アース線53の絶縁外皮53bが溶融し、アース線53の芯線53aとシールド電線52の編組線52cが接触状態にされる。超音波加振を終了して溶融個所が固化すると、2つの樹脂部材50,51が一体化してシールド電線52とアース線53が接合される。
特開2001−6767号公報
しかしながら、前記超音波溶着をするに際して2つの樹脂部材50,51でシールド電線52とアース線53を挟み込んだ状態では、シールド電線52が各樹脂部材50,51のシールド電線収容溝50b,51b内に収容されているのに対し、アース線53が各樹脂部材50,51のアース線保持突起部50d,51d間に圧接され、この状態で超音波加振を受ける。従って、超音波加振時の熱によってアース線53の絶縁外皮53bが溶融すると、絶縁外皮53bによる拘束が解除された芯線53aは、フラットなアース線保持突起部50d,51d上を超音波振動によって自由に移動可能になる。そのため、芯線53aがアース線保持突起部50d,51dより外れ、図11及び図12に示すようにバラけた状態になり易い。このように芯線53aがバラけると、シールド電線52とアース線53との電線保持力が低下した。また、芯線53aと編組線52cの良好な接触状態が形成されずに電気的接続性能が低下した。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、芯線がアース線保持突起部より外れることに起因する不具合を防止して、シールド電線とアース線間の電線保持力と電気的接続性能を共に向上させることができるシールド電線のシールド処理構造を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、芯線の外周をシールド被覆部材で覆ったシールド電線と前記シールド電線に交差して配置されるアース線とを2つの樹脂部材で挟み、これら各樹脂部材間に圧縮力を作用させつつ超音波加振して樹脂部分を溶融させて前記シールド電線の前記シールド被覆部材と前記アース線の芯線との接触部分が形成されたシールド電線のシールド処理構造であって、前記各樹脂部材の接合面に、前記シールド電線を収容するシールド電線収容溝と前記アース線を収容するアース線収容溝とがそれぞれ設けられると共に、該シールド電線収容溝の近傍で、且つ、前記アース線収容溝に突出するアース線保持突起部がそれぞれ設けられ、これら各アース線保持突起部は、前記2つの樹脂部材で前記シールド電線と前記アース線を挟み込んだ状態において、該各アース線保持突起部の先端面同士が中央部より両側の端部で近接するように設定された前記先端面の端部を備え、前記アース線と前記シールド電線が密着した状態で前記アース線の芯線における前記シールド電線に沿う屈曲部分の近傍に位置する部分(シールド電線の近傍に位置する部分)は、前記超音波加振による前記アース線の絶縁外皮が溶融する過程において、前記各アース線保持突起部の先端面の中央部において移動が許容されると共に、該各アース線保持突起部の先端面の端部に当接することを特徴とする。
このシールド電線のシールド処理構造では、超音波溶着をするに際して2つの樹脂部材でシールド電線とアース線を挟み込んだ状態では、アース線が各樹脂部材のアース線保持突起部間に圧接され、超音波加振を受けてアース線の絶縁外皮及びアース線保持突起部が溶融することになるが、この溶融過程にあって、双方のアース線保持突起部の先端面同士は、その両方の端部が中央部より早く当接してアース線の芯線の移動を規制するため、芯線が振動によってアース線保持突起部の外側に分散するのが阻止される。
請求項2の発明は、請求項1記載のシールド電線のシールド処理構造であって、前記各アース線保持突起部の先端面は、その両側の端部が共に中央部より高く設定されたことを特徴とする。
このシールド電線のシールド処理構造では、請求項1の発明と同様の作用が得られる。
請求項3の発明は、請求項1記載のシールド電線のシールド処理構造であって、前記各アース線保持突起部の先端面は、互いに異なる一方の端部が中央部より高く設定されたことを特徴とする。
このシールド電線のシールド処理構造では、請求項1の発明と同様の作用が得られる。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3記載のシールド電線のシールド処理構造であって、前記各アース線保持突起部は、前記シールド電線用収容溝の両側に設けられたことを特徴とする。
このシールド電線のシールド処理構造では、請求項1〜請求項3の発明の作用に加え、アース線の芯線はシールド電線の両側の位置で分散が阻止される。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、2つの樹脂部材の接合面に、シールド電線を収容するシールド電線収容溝とアース線を収容するアース線収容溝とがそれぞれ設けられると共に、シールド電線収容溝の近傍で、且つ、アース線収容溝に突出するアース線保持突起部がそれぞれ設けられ、これら各アース線保持突起部の先端面同士が中央部より両側の端部で近接するように設定されたので、超音波溶着をするに際して2つの樹脂部材でシールド電線とアース線を挟み込んだ状態では、アース線が各樹脂部材のアース線保持突起部間に圧設し、超音波加振を受けてアース線の絶縁外皮及びアース線保持突起部が溶融することになるが、この溶融過程にあって、双方のアース線保持突起部の先端面同士は、その両方の端部が中央部より早く当接してアース線の芯線の移動を規制することができる。このため、芯線が振動によってアース線保持突起部の外側に分散するのを阻止することができる。従って、芯線がアース線保持突起部より外れることなく集束状態でシールド電線のシールド被覆部材に接触されるため、シールド電線とアース線間の電線保持力と電気的接続性能を共に向上させることができる。
請求項2の発明によれば、各アース線保持突起部の先端面は、その両側の端部が共に中央部より高く設定されたので、請求項1の発明と同様の効果が得られる。
請求項3の発明によれば、各アース線保持突起部の先端面は、互いに異なる一方の端部が中央部より高く設定されたので、請求項1の発明と同様の効果が得られる。
請求項4の発明によれば、アース線保持突起部は、シールド電線用収容溝の両側に設けられたので、アース線の芯線はシールド電線の両側の位置で分散を阻止される。このため、シールド電線とアース線間の電線保持力と電気的接続性能が更に向上する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の第1実施形態を示し、図1はシールド処理方法を説明する分解斜視図、図2は樹脂部材の斜視図、図3は超音波溶着部分の断面図、図4はアース線の芯線が分散されずに集束している状態を示す斜視図、図5は双方のアース線保持突起部によってアース線の芯線が分散されずに集束された状態を示す側面図である。
図1に示すように、シールド電線1は、撚り合わされた2本の芯線1a,1aと、この各芯線1a,1aの外周をそれぞれ覆う樹脂材の絶縁内皮1b,1bと、これら絶縁内皮1b,1bの外周を覆うシールド被覆部材である編組線1cと、この編組線1cの外周を覆う樹脂材の絶縁外皮1dとから構成されている。
アース線2は、芯線2aと、この芯線2aの外周を覆う樹脂材の絶縁外皮2bとから構成されている。
図1及び図2に示すように、一対の樹脂部材3,3は同一部品であり、各接合面3a,3aにはシールド電線1及びアース線2を収容する円弧状のシールド電線収容溝15及びアース線収容溝16がそれぞれ形成されている。シールド電線収容溝15とアース線収容溝16は、互いに直交する方向に配置されている。各接合面3a,3aには、シールド電線収容溝15の両側の近傍位置で、且つ、アース線収容溝16に突出するアース線保持突起部17がそれぞれ設けられている。各アース線保持突起部17の先端面は、その両側の端部17aが中央部17bより高く設定されている。両側の各端部17a,17aは、内側から外側に向かって徐々に高くなる傾斜面に形成されている。この構成によって、双方のアース線保持突起部17,17の先端面同士は、中央部17bより両側の端部17aで近接するように設定されている。
また、各接合面3a,3aには、アース線保持突起部17の外側位置を包囲するように環状の樹脂流入凹部18が形成されている。この樹脂流入凹部18は、アース線保持突起部17等より溶融した樹脂が流れ込むためのものであり、これによって溶融樹脂が上下一対の樹脂部材3,3の外側に流出するのを阻止するようになっている。
樹脂流入凹部18より外側の対角線上の4箇所位置には外縁面19がそれぞれ形成されている。一方の対角線上の各外縁面19には突起部20が、他方の対角線上の各外縁面19には穴21がそれぞれ設けられている。つまり、上下一対の樹脂部材3,3は、互いの接合面3a,3a同士を突き合わせると、双方の樹脂部材3,3の各突起部20が各穴21にそれぞれ挿入されることによって組み付けられるようになっている。
図2に示すように、穴21の底面より奥には樹脂流入溝(いずれも図示せず)が形成されている。この樹脂流入溝は突起部20等から溶融した樹脂が流れ込むためのものであり、これによって溶融樹脂が上下一対の樹脂部材3,3の外側に流出するのを阻止するようになっている。さらに、穴21の底面は傾斜面として形成され、突起部20の先端面が穴21の底面に当接する際には線接触で接触するようになっている。
また、超音波加振するに際して、上下一対の樹脂部材3,3でシールド電線1とアース線2を挟み込んだ状態では、図3に示すように、双方のシールド電線収容溝15,15及びアース線収容溝16,16の各面がシールド電線1及びアース線2に密着状態になると共に、突起部20の先端面と穴21の底面の間とが共に密着状態になるように設定されている。
図1に示すように、超音波ホーン4は、下側支持台5と、この真上に配置され、超音波振動を発生する超音波ホーン本体6とから構成されている。下側支持台5及び超音波ホーン本体6は、共に別個に上下方向に移動自在に設けられている。下側支持台5の上面には樹脂部材3がセットされ、このセットされた樹脂部材3はその接合面3aを上方として保持されるようになっている。また、超音波ホーン本体6の下面には樹脂部材3がセットされ、このセットされた樹脂部材3はその接合面3aを上方として保持されるようになっている。
シールド処理用治具7は、上下方向に貫通された樹脂設置用開口部8を有し、この樹脂設置用開口部8より外側の左右位置に一対の電線挿入溝9,9が設けられている。この一対の電線挿入溝9,9は、芯線1a,1aの撚り合わせピッチPの2分の1の間隔(P/2)の位置に設けられ、且つ、撚り合わされた2本の芯線1a,1aが縦向きに並列配置された位置でのみ挿入が許容される幅に設定されている。この実施形態の撚り合わせピッチPは、約30mm程度である。各電線挿入溝9,9の入口は、電線挿入方向に向かって徐々に幅を狭めるテーパ面9a,9aに形成されている。
また、シールド処理用治具7には、樹脂設置用開口部8より外側位置で、且つ、一対の電線挿入溝9,9を結ぶ線に対して直交方向にアース線挿入溝10と基準凹部11とがそれぞれ設けられている。アース線挿入溝10より挿入されたアース線2は、一対の電線挿入溝9,9の間のほぼ中心位置にセットできるようになっている。
次に、シールド処理用治具7を用いたシールド処理方法を説明する。
図1に示すように、超音波ホーン本体6の下面及び下側支持台5の上面に樹脂部材3,3をそれぞれセットする。また、シールド処理用治具7の一対の電線挿入溝9,9にシールド電線1を挿入する。ここで、シールド電線1は撚り合わせた芯線1a,1aが縦向きに並列配置された位置でのみ電線挿入溝9,9に挿入される。
次に、シールド処理用治具7のアース線挿入溝10にアース線2を挿入し、アース線2の先端が基準凹部11に当接する位置まで挿入する。これにより、アース線2は、シールド電線1の上面にほぼ接触し、且つ、シールド電線1に交差した状態で配置される。
次に、アース線2の先端が上下一対の樹脂部材3,3より突出しない程度にアース線2を所定寸法だけ引き戻すと共に下側支持台5を上方に、超音波ホーン本体6を下方にそれぞれ移動させ、上下一対の樹脂部材3,3を互いの接合面3a,3aで突き合わせる。すると、上下一対の樹脂部材3,3がシールド電線1及びアース線2を挟み込み、シールド電線1が双方のシールド電線収容溝15,15間に、アース線2が双方のアース線収容溝16,16間にそれぞれ嵌まる。また、一対の樹脂部材3,3の突起部20が穴21に挿入されることによって一対の樹脂部材3,3間が位置決めされる。
次に、超音波ホーン本体6と下側支持台5間に圧縮力を作用させつつ超音波振動を加える。すると、シールド電線1の絶縁外皮1dとアース線2の絶縁外皮2bが振動エネルギーによる発熱によって溶融飛散され、アース線2の芯線2aとシールド電線1の編組線1cとが接触状態とされる。また、一対の樹脂部材3,3の接合面3a,3aの各接触部分や、一対の樹脂部材3,3のシールド電線収容溝15,15の面とシールド電線1の絶縁外皮1dとの接触部分や、一対の樹脂部材3,3のアース線収容溝16,16の面とアース線2の絶縁外皮2bとの接触部分が振動エネルギーによる発熱によって溶融し、この溶融された部分が超音波加振終了後に固化されることによって一対の樹脂部材3,3、シールド電線1及びアース線2がそれぞれ互いに固定される(図3参照)。
次に、上記超音波加振時におけるアース線2の溶着について説明する。
上下一対の樹脂部材3,3でシールド電線1とアース線2を挟み込んだ状態では、アース線2が各樹脂部材3,3のアース線保持突起部17,17間に圧接され、超音波加振を受けてアース線2の絶縁外皮2b及びアース線保持突起部17,17が溶融することになるが、この溶融過程にあって、双方のアース線保持突起部17,17の先端面同士は、図4及び図5の仮想線で示すように、その両方の端部17a,17aが中央部17b、17bより早く当接してアース線2の芯線2aの移動を規制するため、芯線2aが振動によってアース線保持突起部17,17の外側に分散するのを阻止することができる。従って、図4及び図5の実線で示すように、芯線2aがアース線保持突起部17より外れることなく集束状態でシールド電線1のシールド被覆部材1cに接触される。このため、シールド電線1とアース線2間の電線保持力と電気的接続性能を共に向上させることができる。
この第1実施形態では、アース線保持突起部17は、シールド電線収容溝15の両側に設けられているので、アース線2の芯線2aがシールド電線1の両側位置で分散が阻止され、集束状態でシールド電線1の編組線1cに接触するため、シールド電線1とアース線2間の電線保持力と電気的接続性能が更に向上する。
図6は本発明の第2実施形態を示し、双方のアース線保持突起部17,17によってアース線2の芯線2aが分散されずに集束された状態を示す側面図である。
この第2実施形態では、一対の樹脂部材3,3の接合面には、前記第1実施形態と同様にアース線保持突起部17,7がそれぞれ設けられ、これら各アース線保持突起部17,17の先端面は、図6に仮想線で示すように、互いに異なる一方の端部17aが中央部17bより高く設定されている。この構成によって、双方のアース線保持突起部17,17の先端面同士は、中央部17bより両側の端部17aで近接するように設定されている。尚、他の構成は、前記第1実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
この第2実施形態にあっても、前記第1実施形態と同様に、溶融過程にあって、双方のアース線保持突起部17,17の先端面同士は、図6に仮想線で示すように、その両方の端部17a,17aが中央部17b,17bより早く当接してアース線2の芯線2aの移動を規制するため、芯線2aが振動によってアース線保持突起部17,17の外側に分散するのを阻止することができる。従って、図6に実線で示すように、芯線2aがアース線保持突起部17より外れることなく集束状態でシールド電線1のシールド被覆部材に接触される。このため、シールド電線1とアース線2間の電線保持力と電気的接続性能を共に向上させることができる。
尚、前記各実施形態によれば、シールド電線1のシールド被覆部材は編組線1cによって形成されているが、絶縁内皮1b,1bの外周をほぼ全域に亘って覆う導電部材であれば良く、例えば、導電金属箔によって形成しても良い。また、2本の撚り合わせた芯線1a,1aを有するシールド電線1についてシールド処理を行う場合を説明したが、芯線1aが1本や3本以上を有するシールド電線であっても、2本の撚り合わされていない芯線を有するシールド電線であっても同様に本発明を適用可能である。
本発明の第1実施形態を示し、シールド処理方法を説明する分解斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、樹脂部材の斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、超音波溶着部分の断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、アース線の芯線が分散されずに集束している状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、双方のアース線保持突起部によってアース線の芯線が分散されずに集束された状態を示す側面図である。 本発明の第2実施形態を示し、双方のアース線保持突起部によってアース線の芯線が分散されずに集束された状態を示す側面図である。 従来例を示し、(a)は上位置に配置される樹脂部材の斜視図、(b)は下位置に配置される樹脂部材の斜視図である。 従来例を示し、超音波溶着部分の斜視図である。 従来例を示し、図8中A−A線に沿う断面図である。 従来例を示し、図8中B−B線に沿う断面図である。 従来例を示し、アース線の芯線が分散された状態を示す斜視図である。 従来例を示し、双方のアース線保持突起部によってアース線の芯線が分散された状態を示す側面図である。
符号の説明
1 シールド電線
1a 芯線
1c 編組線(シールド被覆部材)
2 アース線
2a 芯線
3 樹脂部材
3a 接合面
15 シールド電線収容溝
16 アース線収容溝
17 アース線保持突起部
17a 先端面の端部
17b 先端面の中央部

Claims (4)

  1. 芯線の外周をシールド被覆部材で覆ったシールド電線と前記シールド電線に交差して配置されるアース線とを2つの樹脂部材で挟み、これら各樹脂部材間に圧縮力を作用させつつ超音波加振して樹脂部分を溶融させて前記シールド電線の前記シールド被覆部材と前記アース線の芯線との接触部分が形成されたシールド電線のシールド処理構造であって、
    前記各樹脂部材の接合面に、前記シールド電線を収容するシールド電線収容溝と前記アース線を収容するアース線収容溝とがそれぞれ設けられると共に、該シールド電線収容溝の近傍で、且つ、前記アース線収容溝に突出するアース線保持突起部がそれぞれ設けられ、これら各アース線保持突起部は、前記2つの樹脂部材で前記シールド電線と前記アース線を挟み込んだ状態において、該各アース線保持突起部の先端面同士が中央部より両側の端部で近接するように設定された前記先端面の端部を備え、
    前記アース線と前記シールド電線が密着した状態で前記アース線の芯線における前記シールド電線に沿う屈曲部分の近傍に位置する部分は、前記超音波加振による前記アース線の絶縁外皮が溶融する過程において、前記各アース線保持突起部の先端面の中央部において移動が許容されると共に、該各アース線保持突起部の先端面の端部に当接することを特徴とするシールド電線のシールド処理構造。
  2. 請求項1記載のシールド電線のシールド処理構造であって、
    前記各アース線保持突起部の先端面は、その両側の端部が共に中央部より高く設定されたことを特徴とするシールド電線のシールド処理構造。
  3. 請求項1記載のシールド電線のシールド処理構造であって、
    前記各アース線保持突起部の先端面は、互いに異なる一方の端部が中央部より高く設定されたことを特徴とするシールド電線のシールド処理構造。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のシールド電線のシールド処理構造であって、
    前記各アース線保持突起部は、前記シールド電線収容溝の両側に設けられたことを特徴とするシールド電線のシールド処理構造。
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