JP3875558B2 - 表示針付き電子時計 - Google Patents
表示針付き電子時計 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3875558B2 JP3875558B2 JP2001555280A JP2001555280A JP3875558B2 JP 3875558 B2 JP3875558 B2 JP 3875558B2 JP 2001555280 A JP2001555280 A JP 2001555280A JP 2001555280 A JP2001555280 A JP 2001555280A JP 3875558 B2 JP3875558 B2 JP 3875558B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- hands
- hand
- electronic timepiece
- display hands
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 7
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 9
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 3
- 235000016496 Panda oleosa Nutrition 0.000 description 2
- 240000000220 Panda oleosa Species 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 208000012661 Dyskinesia Diseases 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04C—ELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
- G04C3/00—Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
- G04C3/14—Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
- G04C3/146—Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor incorporating two or more stepping motors or rotors
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B19/00—Indicating the time by visual means
- G04B19/04—Hands; Discs with a single mark or the like
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B19/00—Indicating the time by visual means
- G04B19/04—Hands; Discs with a single mark or the like
- G04B19/048—Hands; Discs with a single mark or the like having the possibility of indicating on more than one scale, e.g. hands with variable length which work on different scales
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B19/00—Indicating the time by visual means
- G04B19/22—Arrangements for indicating different local apparent times; Universal time pieces
- G04B19/23—Arrangements for indicating different local apparent times; Universal time pieces by means of additional hands or additional pairs of hands
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B45/00—Time pieces of which the indicating means or cases provoke special effects, e.g. aesthetic effects
- G04B45/003—Inscriptions and pictures moved by hand
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B45/00—Time pieces of which the indicating means or cases provoke special effects, e.g. aesthetic effects
- G04B45/0038—Figures or parts thereof moved by the clockwork
- G04B45/0061—Moving parts of the clockwork, e.g. pendulum, hands in special form, mostly constructed as a figure
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04C—ELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
- G04C17/00—Indicating the time optically by electric means
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
本発明は、図形等が一体形成された表示針を有する表示針付き電子時計に関する。
背景技術
従来から、キャラクタ等の図形が一体的に形成された表示針を備えた表示針付き電子時計が利用されている。
従来の表示針付き電子時計は、表示針としての機能を有する針が、針状の秒針あるいは円盤状の秒針によって構成されており、秒針が前記表示針を兼ねていた。また、使用者の操作によってのみ動作する表示針を備えた従来の電子時計においても、前記表示針が時刻を表す時刻針を兼ねているか、又は、前記表示針が時刻針に連動して動作するものであった。
したがって、前記いずれの電子時計においても、時刻表示を兼ねた1本の表示針を備えているにすぎず、1本の表示針ではキャラクタ等の図形に多様な動きを与えることができず、多彩な表示はできなかった。
また、常に運針している表示針を備える電子時計は存在したものの、円盤状の秒針や針状の秒針に図形等を施す程度のものでしかなく、多様な動きを与える等の多彩な表示を行うことができなかった。
また、表示針が時刻針を兼ねていたり、時刻針と連動している場合、針のモーメントによる制約から、表示針に一体的に形成可能な図形等の大きさが制約され、多彩な表示が可能な表示針を使用することは困難であった。
これらの問題を解決して表示針による多様な表示を実現する方法として、時刻針とは別に複数の表示針を設け、前記表示針を往復運動させるように構成することが考えられる。
しかしながら、単に表示針を往復運動させた場合、衝撃等によって表示針の針飛びが生じ、表示動作が不安定になる恐れがある。
本発明は、多彩な表示が可能な表示針を備えると共に、表示針の針飛び等による不安定な動作の発生を防止可能な表示針付き電子時計を提供することを目的としている。
発明の開示
本発明は、前記目的を達成するために、以下に記載されたような技術構成を採用するものである。
即ち、本発明に係る表示針付き電子時計は、時刻を示す時刻針と、前記時刻針とは別に設けられた第1、第2の表示針と、前記第1、第2の表示針を相互に逆方向に所定範囲で往復回転させる回転手段と、前記第1、第2の表示針の可動範囲を規制する規制手段とを備えて成ることを特徴としている。回転手段は、第1、第2の表示針を相互に逆方向に所定範囲で往復回転させる。衝撃等によって、前記第1、第2の表示針が規制範囲外へ移動しようとした場合、規制手段が前記移動を規制する。これにより、多彩な表示が可能な表示針を備えると共に、表示針の針飛び等による不安定な動作の発生を防止可能な表示針付き電子時計を提供することができる。
ここで、前記回転手段は、前記第1、第2の表示針を同一速度で往復回転させるように構成してもよい。
また、前記回転手段は、所定量ずつ交互に正転及び逆転を行うモータと、前記モータの回転を前記第1、第2の表示針に伝達する輪列を備えて成るように構成してもよい。
さらに、前記規制手段は、所定位置に固定された第1の係合部と、前記輪列に含まれる車に設けられた第2の係合部とによって構成され、前記表示針が所定の規制範囲外に回転しようとする際に、前記第1の係合部と第2の係合部が係合することによって、前記表示針の回転を規制するように構成してもよい。
ここで、前記第1の係合部は所定位置に固定されたピン部材によって構成され、前記第2の係合部は前記車に穴部を設けることにより形成される端部によって構成されるようにしてもよい。また、前記第1の係合部は所定位置に固定された凸部によって構成され、前記第2の係合部は前記車に一体形成された凸部によって構成されるようにしてもよい。
尚、前記電子時計は電子腕時計であってもよい。
発明を実施するための最良の形態
以下に、本発明に係る表示針付き電子時計の具体例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は、本発明に係る表示針付き電子時計の一具体例の外観を示す正面図で、電子腕時計の例を示している。第1図において、表示針付き電子腕時計100は、時刻を表す分針101及び時針102から成る時刻針を有すると共に、三日月形図形105が一体的に形成された第1の表示針103及び星形図形106が一体的に形成された第2の表示針104を備えている。表示針103、104は、分針101及び時針102と文字盤107の間に、同軸上に配設されている。
後述するように、時刻針101、102を駆動するモータとは異なる1つのモータを駆動源とし、減速比がともに秒針相当で表示針103、104に対して相互に逆方向の回転を伝達する2系統の輪列を用いることにより、一対の表示針103、104を、各々、同一の速度で且つ同一の所定角度Aの範囲で、相互に逆方向に往復運動するように回転駆動する。
第2図は第1図に示した表示針付き電子腕時計100の駆動機構を示す背面図、第3図は第1図に示した表示針付き電子時計の駆動機構を示す拡大背面図、第4図は第2図におけるB−B断面図、第5図は第4図の部分拡大図断面図であり、各々、同一部分には同一符号を付している。
第2図乃至第5図において、地板201と支持板202間には、分針101及び時針102から成る時刻針並びに1対の表示針103、104を回転駆動するための駆動機構や、電子回路が収容されており、詳細には次の通りに構成されている。
コイル203、ステータ204及びロータ磁石205によって構成された第1のステッピングモータ200は、周知の時計用ステッピングモータであり(例えば、日本国公開特許公報第54−127365号参照)、後述するように、表示針103、104を所定範囲(第1図の角度範囲A)内で相互に反対方向に往復回転させるように、正転駆動及び逆転駆動が行われる。ステータ204及びコイル203は、ネジ207、208によって地板201に固定されている。
ロータ磁石205の歯車206には、車209の歯車301が歯合している。車209のかな302には車210の歯車303が歯合している。また、車210の歯車303には表示針103を回転駆動するための筒車212の歯車306が歯合している。
一方、車210のかな304には、反転用の車211の歯車305が歯合している。また、車211の歯車305には、表示針104を回転駆動するための筒車213の歯車307が歯合している。
車211には、その円周方向に沿って細長の穴部225が形成されており、これにより、車211には第2の係合部としての端部227、228が形成されている。穴部225には、地板201に植設されて固定された第1の係合部としてのピン部材226が挿通されている。車211の端部227、228とピン部材226は、表示針103、104の回転範囲を規制するための規制手段を構成しており、表示針103、104が所定の規制範囲(例えば、第1図の角度範囲A)外に回転しようとする際にピン部材226と車211の端部227、228が係合して、表示針103、104の回転を規制するように構成されている。
また、車209、210及び筒車212は、ステッピングモータ200の回転方向(即ち、ロータ磁石205の回転方向)と逆方向の回転を第1の表示針103に伝達する第1の輪列を構成し又、車209、210、211及び筒車213は、ステッピングモータ200の回転方向と同一方向の回転を第2の表示針104に伝達する第2の輪列を構成している。ここで、車209のかな302から筒車212の歯車306に至る第1の輸列の歯車比と、車209のかな302から筒車213の歯車307に至る第2の輪列の歯車比は同一に形成されており、表示針103と表示針104が同一速度で、相互に逆方向に回転駆動されるように構成されている。これにより、表示針103に一体的に形成された三日月形図形105と、表示針104に一体的に形成された星形図形106が同一速度で、相互に反対方向に回転駆動されるようになっている。
尚、ステッピングモータ200、車209、210、211、筒車212、213は、第1、第2の表示針103、104を互いに逆方向に所定範囲で往復回転させる回転手段を構成している。
一方、電子腕時計100は、分針101及び時針102から成る時刻心を回転駆動するための構成を備えている。即ち、コイル219、ステータ220及びロータ磁石221によって構成された第2のステッピングモータ222を備えると共に、ロータ磁石221の回転を伝達する車223、224、分針101を回転駆動するための車214及び時針102を回転駆動するための筒車215によって構成された第3の輪列を備えている。
筒車212、213、215は、車214と一体的に形成された軸216に同心円状に配設されている。
また、発振回路を構成する水晶振動子218及び駆動回路が内蔵された集積回路217から成る電子回路を内蔵している。
第6図は、本発明に係る表示付き電子時計の一具体例に使用する駆動回路600のブロック図で、第1図乃至第5図と同一部分には同一符号を付している。第6図において、駆動回路600は、水晶振動子218等によって構成された発振回路601、発振回路601の出力信号からシステムクロックを生成するシステムクロック発生回路602、プログラムや後述するモータ駆動用パルスが記憶され記憶手段を構成する不揮発性の読出専用メモリ(ROM)603、システムクロック発生回路602からのシステムクロックに応答して、ROM603に記憶されたプログラムによって動作し、各種の演算処理やステッピングモータ200、222の駆動制御等を行う中央処理装置(CPU)604、ステッピングモータ200、222に駆動信号を供給するドライバ回路605、表示針103、104を回転駆動するステッピングモータ200、分針101及び時針102を回転駆動するステッピングモータ222を備えている。
ROM603には、第7図に示す駆動パルスの波形が記憶されており、ステッピングモータ200を正逆転駆動する場合、CPU604はROM603から前記駆動パルスを読み出して、ドライバ回路605を介して、ステッピングモータ200を正逆転駆動する(例えば、前記公開公報参照)。
即ち、第7図において、ステッピングモータ200を正回転する場合、第7図(a)に示すように、時間幅P1のパルスを端子OUT1に印加することにより正転させ、次に、時間幅P1のパルスをOUT2に印加することにより正転させ、これを1周期分(例えば、正回転動作10回分)交互に繰り返すことにより、ステッピングモータ200の正転が繰り返される。
また、ステッピングモータ200を逆回転させる場合には、第7図(b)に示すように、端子OUT1に、先ず時間幅PEの消磁パルスを供給し、時間PS経過後に時間幅P1のパルスを供給して一端正回転させ、その後、端子OUT2に時間幅P2の逆回転用パルスを供給し、その後、端子OUT1に時間幅P3の逆回転用パルスを供給する。これにより、ステッピングモータ200が逆回転する。前記動作を、端子OUT1と端子OUT2に印加する信号を交互に入れ替えて、1周期分(例えば、逆回転動作10回分)の動作を行う。
以後、前記正回転動作及び逆回転動作を1周期ずつ交互に繰り返し行うことにより、ステッピングモータ200を同一の所定量ずつ正転及び逆転させ、これを繰り返す。
これにより、ステッピングモータ200のロータ磁石205が、正転方向と逆転方向に交互に、同一量ずつ回転駆動される。
ステッピングモータ200が所定回数だけ正方向(第3図の矢印方向)に回転すると、車209、車210、筒車212が各々矢印方向に回転し、これによって表示針103が矢印方向(時計方向)に、角度範囲Aだけ回転する。同時に、車210に歯合する車211が矢印方向に回転して、筒車213が矢印方向に回転し、表示針104が矢印方向(反時計方向)に角度範囲Aだけ回転する。
次に、ステッピングモータ200が前記所定回数だけ逆方向(第3図の反矢印方向)に回転すると、車209、車210、筒車212が反矢印方向に回転し、これによって表示針103が反矢印方向(反時計方向)に角度範囲Aだけ回転する。同時に、車210に歯合する車211が反矢印方向に回転して、筒車213が反矢印方向に回転し、表示針104が反矢印方向(時計方向)に角度範囲Aだけ回転する。
以後、上記動作を繰り返し、これにより、表示針103と一体になった三日月形図形105と、表示針104と一体になった星形図形106とは、互いに逆方向に同一速度で、同一の角度範囲Aで往復運動する。尚、表示針103、104の回転範囲、即ち第1図の回転角度範囲Aは、ステッピングモータ200が正逆方向に回転する量(数)によって定められ、ステッピングモータ200の回転量を種々設定することにより、表示針103、104の回転範囲を種々に設定することができ、したがって、三日月形図形105及び星形図形106を種々の範囲で往復回転させることができる。
以上のようにして、表示針103、104が角度範囲A内で正常に往復運動している際に、機械的な衝撃等によって表示針103、104に針飛びが生じて角度範囲A外に回転しようとした場合、表示針103、104の回転にともなって車211が回転するが、穴部225によって形成された車211の端部227、228がピン部材226と係合し、表示針103、104がそれ以上に回転することが規制される。これにより、表示針103、104が異常な動きをすることが防止できる。
第8図は、本発明に係る表示針付き電子時計の他の具体例の外観を示す正面図であり、第1図と同一部分には同一符号を付している。
第8図において、表示針付き電子腕時計100は、分針101及び時針102によって構成される時刻針を有すると共に、矢形の図形801が一体的に形成された第1の表示針103及びハート形の図形802が一体的に形成された第2の表示針104を備えている。表示針103、104は、分針101及び時針102と文字盤107の間に配設されている。一対の表示針103、104は、各々、同一の所定角度Cの範囲で、同一速度で、相互に逆方向に往復運動するように回転駆動される。
第9図は、本発明に係る表示針付き電子時計の他の具体例の外観を示す正面図であり、第1図及び第8図と同一部分には同一符号を付している。
第9図において、表示針付き電子腕時計100は、分針101及び時針102によって構成される時刻針を有すると共に、矢形の図形801が一体的に形成された第1の表示針103及びハート形の図形802が一体的に形成された第2の表示針104を備えている。表示針103、104は、分針101及び時針102と文字盤107の間に配設されている。一対の表示針103、104は、各々、同一の所定角度Dの範囲で、同一速度で、相互に逆方向に往復運動するように回転駆動される。
第1図、第8図及び第9図に示すように、表示針103、104に取付ける図形をキャラクタ等の各種図形にしたり文字にする、又は、表示針103、104の取付け角度を変える、あるいは、表示針103、104の回転角度範囲を変える等、種々の態様にすることにより、多彩な表現が可能になる。
以上述べたように、前記具体例に係る表示針付き電子腕時計100は、特に、時刻を示す時刻針(分針101、時刻針102)とは別に設けられた第1、第2の表示針103、104と、第1、第2の表示針103、104を互いに逆方向に所定範囲で往復回転させる回転手段(ステッピングモータ200、車209、210、211、筒車212、213)と、第1、第2の表示針103、104の可動範囲を規制する規制手段(車211の端部227、228、ピン部材226)とを備えている。
したがって、表示針103、104によって多彩な表示が可能になると共に、衝撃等によって表示針103、104が規制範囲外に回転しようとする動きが規制手段によって規制されるため、異常な動きをすることを規制可能な表示針付き電子腕時計100を提供することが可能になる。
また、単一方向への回転のみでは表現できないような、例えば、2本の表示針103、104に各々、キャラクタの両手または両足を一体的に形成する等、ある決められた所定範囲内で動作させたい動きを表現することが可能になると共に、表示針103、104が異常な動きをすることを規制することが可能になる。
また、表示針103、104に、両手の図形を一体的に形成した場合、動かしたい所定の範囲で前記両手をパタパタと往復運動させたり、表示針103、104の取付け角度を種々に設定することにより、キャラクタが大きく手を振ってみせたり、あるいは拍手してみせたりするような動作を表現することができると共に、表示針103、104が異常な動きをすることを規制することが可能になる。
さらに、表示針103、104を時刻針(分針101、時針102)と文字盤107の間に配置したことにより、文字盤107上のデザインと一体感を持たせることができる。
第10図乃至第13図は、本発明に係る表示針付き電子時計の他の具体例の駆動機構を示す図で、第10図は第2図に対応させた背面図、第11図は駆動機構の拡大背面図、第12図は第10図におけるE−E断面図、第13図は第12図の部分拡大図断面図である。尚、第10図乃至第13図において、第1図乃至第5図と同一部分には同一符号を付している。
本具体例と前述した具体例との相違点は、表示針103、104の回転を規制するための規制手段の構成が相違している点であり、その他の構成や動作は同一であるため、以下、前記相違点についてのみ説明する。
本実施の形態においては、前述した具体例における車221の代わりに、車1001が使用されている。
車210の歯車304は車1001の歯車1101に歯合し、歯車1101は筒車213の歯車307に歯合している。
車1001の支持板202側には第2の係合部を構成する凸部1002が一体的に形成されている。また、支持板202の車1001に対向する面には第1の係合部を構成する2個の凸部1003が固定されている。凸部1002及び凸部1003は、規制手段を構成している。
表示針103、104が、機械的な衝撃等によって、所定の規制範囲外に回転しようとした場合、車1001が回転するが、このとき凸部1002が凸部1003の一方に係合して、表示針103、104の回転が規制される。また、機械的な衝撃等によって、反対方向の規制範囲外に回転しようとした場合には、凸部1002が他方の凸部1003に係合して、表示針103、104の回転が規制される。これにより、表示針103、104の異常な動作を防止することが可能になる。
尚、前記各具体例においては、モータとして、コイル203、ステータ204及びロータ磁石205によって構成された時計用のステッピングモータ200を使用したが、他の構成のモータを使用してもよい。
また、前記各具体例においては、表示針103、104を同一速度で回転するようにしたが、相互に異なる速度で回転させるようにしてもよい。
さらに、前記各具体例においては、表示針103、104の回転範囲を同一にしたが、異なるようにしてもよい。
さらにまた、前記各具体例においては、時刻針は分針101及び時針102によって構成したが、これに秒針を加えるようにしてもよい。
また、前記規制手段を、車211の端部227、228と、地板201に固定されたピン部材226とによって構成した例を示したが、ピン部材226を支持板202側に固定するようにしてもよい。
また、規制手段を、車1001に形成した凸部1002と、支持板202に固定した凸部1003とによって構成した例を示したが、凸部1003を地板201側に固定すると共に、凸部1002を車1001の地板201に対向する側に設けるようにする等、種々の変更が可能である。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明に係る表示針付き電子時計は、電子腕時計をはじめとして、壁掛け型電子時計、卓上型電子時計等の各種電子時計に適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る表示針付き電子時計の一具体例の外観を示す正面図である。
第2図は、本発明に係る表示針付き電子時計の一具体例に使用する駆動機構の背面図である。
第3図は、本発明に係る表示針付き電子時計の一具体例に使用する駆動機構の拡大背面図である。
第4図は、第2図におけるB−B断面図である。
第5図は、第4図の部分拡大図断面図である。
第6図は、本発明に係る表示付き電子時計の一具体例に使用する駆動回路のブロック図である。
第7図は、第6図に示す駆動回路の動作を説明するためのタイミング図である。
第8図は、本発明に係る表示針付き電子時計の他の具体例の外観を示す正面図である。
第9図は、本発明に係る表示針付き電子時計の他の具体例の外観を示す正面図である。
第10図は、本発明に係る表示針付き電子時計の他の具体例に使用する駆動機構の背面図で、第2図に対応させた図である。
第11図は、本発明に係る表示針付き電子時計の他の具体例に使用する駆動機構の拡大背面図である。
第12図は、第10図におけるE−E断面図である。
第13図は、第12図の部分拡大図断面図である。
Claims (7)
- 時刻を示す時刻針(101、102)と、前記時刻針(101、102)とは別に設けられた第1、第2の表示針(103、104)と、前記第1、第2の表示針(103、104)を相互に逆方向に所定範囲で往復回転させる回転手段と、前記第1、第2の表示針(103、104)の可動範囲を規制する規制手段とを備えて成ることを特徴とする表示針付き電子時計。
- 前記回転手段は、前記第1、第2の表示針(103、104)を同一速度で往復回転させることを特徴とする請求の範囲第1項記載の表示針付き電子時計。
- 前記回転手段は、所定量ずつ交互に正転及び逆転を行うモータ(200)と、前記モータ(200)の回転を前記第1、第2の表示針(103、104)に伝達する輪列を備えて成ることを特徴とする請求の範囲第2項記載の表示針付き電子時計。
- 前記規制手段は、所定位置に固定された第1の係合部(226、1003)と、前記輪列に含まれる車(211、1001)に設けられた第2の係合部(227、228、1002)とによって構成され、前記表示針(103、104)が所定の規制範囲外に回転しようとする際に、前記第1の係合部(226、1003)と第2の係合部(227、228、1002)が係合することによって、前記表示針(103、104)の回転を規制することを特徴とする請求の範囲第3項記載の表示針付き電子時計。
- 前記第1の係合部は所定位置に固定されたピン部材(226)によって構成され、前記第2の係合部は前記車(211)に穴部(225)を設けることにより形成される端部(227、228)によって構成されていることを特徴とする請求の範囲第4項記載の表示針付き電子時計。
- 前記第1の係合部は所定立置に固定された凸部(1003)によって構成され、前記第2の係合部は前記車(1001)に一体形成された凸部(1002)によって構成されていることを特徴とする請求の範囲第4項記載の表示針付き電子時計。
- 前記電子時計は電子腕時計(100)であることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか一に記載の表示針付き電子時計。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2000/000325 WO2001055799A1 (fr) | 2000-01-24 | 2000-01-24 | Piece d'horlogerie electronique comprenant des aiguilles indicatrices |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3875558B2 true JP3875558B2 (ja) | 2007-01-31 |
Family
ID=11735606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001555280A Expired - Fee Related JP3875558B2 (ja) | 2000-01-24 | 2000-01-24 | 表示針付き電子時計 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6618326B1 (ja) |
EP (1) | EP1164442A4 (ja) |
JP (1) | JP3875558B2 (ja) |
CN (1) | CN1350661A (ja) |
AU (1) | AU3077000A (ja) |
HK (1) | HK1046741A1 (ja) |
WO (1) | WO2001055799A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7751324B2 (en) * | 2004-11-19 | 2010-07-06 | Nokia Corporation | Packet stream arrangement in multimedia transmission |
JP6661930B2 (ja) * | 2015-09-17 | 2020-03-11 | カシオ計算機株式会社 | 電子時計、制御方法、及びプログラム |
JP6694270B2 (ja) * | 2016-01-05 | 2020-05-13 | セイコーインスツル株式会社 | 指針駆動用モータユニットおよび指針駆動用モータユニットの制御方法 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB752804A (en) * | 1954-02-09 | 1956-07-18 | Erwin Triebold | Watch |
CH339107A (fr) * | 1956-05-08 | 1959-06-15 | Villard Henri | Automate |
JPS57153294A (en) * | 1981-03-17 | 1982-09-21 | Citizen Watch Co Ltd | Clock with metronome |
JPS5963585A (ja) * | 1982-10-01 | 1984-04-11 | Citizen Watch Co Ltd | 指針式メロデイ時計 |
JPS6027389A (ja) * | 1983-07-25 | 1985-02-12 | Yakult Honsha Co Ltd | 乳酸桿菌属の細菌のプロトプラストの融合、再生方法 |
JPS6027389U (ja) * | 1983-08-02 | 1985-02-23 | シチズン時計株式会社 | 動作表示付時計 |
US5119349A (en) * | 1987-12-25 | 1992-06-02 | Citizen Watch Co., Ltd. | Display device by means of a hand |
GB9012385D0 (en) * | 1990-06-04 | 1990-07-25 | Renton Julian E | Children's night and day clock |
US5202858A (en) * | 1990-11-28 | 1993-04-13 | Casio Computer Co., Ltd. | Analog electronic timepiece having an electric-optical display device |
JPH04315987A (ja) * | 1991-04-16 | 1992-11-06 | Seiko Epson Corp | アナログ電子時計の輪列構造 |
JPH04366788A (ja) * | 1991-06-14 | 1992-12-18 | Citizen Watch Co Ltd | 打方装置付き時計 |
US5331608A (en) * | 1992-03-31 | 1994-07-19 | Citizen Watch Co., Ltd. | Electronic watch with an antenna for a receiving device |
US5889736A (en) * | 1995-09-26 | 1999-03-30 | Citizen Watch Co., Ltd. | Electronic watch |
JPH09297185A (ja) * | 1996-05-02 | 1997-11-18 | Kotsubo:Kk | 時 計 |
JP2000126471A (ja) * | 1998-10-26 | 2000-05-09 | Rhythm Watch Co Ltd | からくり時計 |
AU5314500A (en) * | 1999-06-04 | 2000-12-28 | Sii Marketing International, Inc. | Second hand substitute apparatus and method |
BR0006967A (pt) * | 1999-07-16 | 2001-06-12 | Citizen Watch Co Ltd | Relógio |
EP1102134A1 (fr) * | 1999-11-19 | 2001-05-23 | AGENHOR SA, Atelier Genevois d'Horlogerie | Dispositif d'affichage à secteur rétrograde |
-
2000
- 2000-01-24 CN CN00807521A patent/CN1350661A/zh active Pending
- 2000-01-24 EP EP00900895A patent/EP1164442A4/en not_active Withdrawn
- 2000-01-24 WO PCT/JP2000/000325 patent/WO2001055799A1/ja not_active Application Discontinuation
- 2000-01-24 AU AU30770/00A patent/AU3077000A/en not_active Abandoned
- 2000-01-24 JP JP2001555280A patent/JP3875558B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2000-01-24 US US09/914,520 patent/US6618326B1/en not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-11-12 HK HK02108185.6A patent/HK1046741A1/zh unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1164442A4 (en) | 2005-06-15 |
EP1164442A1 (en) | 2001-12-19 |
HK1046741A1 (zh) | 2003-01-24 |
WO2001055799A1 (fr) | 2001-08-02 |
US6618326B1 (en) | 2003-09-09 |
CN1350661A (zh) | 2002-05-22 |
AU3077000A (en) | 2001-08-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1812829B1 (en) | Timepiece movement and display | |
JP6508093B2 (ja) | 指針装置、電子時計、電子時計の指針駆動方法、および電子時計の指針駆動プログラム | |
JP5210557B2 (ja) | 時計 | |
JP3875558B2 (ja) | 表示針付き電子時計 | |
JP4550203B2 (ja) | 電子時計 | |
JP4438267B2 (ja) | 表示針付き電子時計 | |
JP3875559B2 (ja) | 表示針付き電子時計 | |
JP3895597B2 (ja) | 表示針付き電子時計 | |
JP5098469B2 (ja) | 時計 | |
JP2010014738A (ja) | 時計 | |
JP6699778B2 (ja) | 指針装置、電子時計、電子時計の指針駆動方法、および電子時計の指針駆動プログラム | |
WO2001077758A1 (fr) | Montre electronique a aiguilles | |
JP2002236186A (ja) | 表示針付き電子時計 | |
JP2002071843A (ja) | 電子時計 | |
JP2002221584A (ja) | 表示針付き電子時計 | |
JP4453110B2 (ja) | カレンダー装置を備えた電子時計 | |
JP5098470B2 (ja) | 時計 | |
JP2002341062A (ja) | 表示針付き電子時計 | |
JP2002221583A (ja) | 表示針付き電子時計 | |
US20210240140A1 (en) | Electronic timepiece and indication control method | |
JP2742217B2 (ja) | アナログ時計における打鈴方法 | |
JP5682857B2 (ja) | 表示車の駆動装置 | |
JP2005098764A (ja) | 指針表示式電子時計 | |
JPH10148684A (ja) | 時計用指針駆動機構 | |
JP2005245880A (ja) | 可変表示器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20040303 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061024 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061026 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 4 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |