JPH10148684A - 時計用指針駆動機構 - Google Patents

時計用指針駆動機構

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Publication number
JPH10148684A
JPH10148684A JP32221796A JP32221796A JPH10148684A JP H10148684 A JPH10148684 A JP H10148684A JP 32221796 A JP32221796 A JP 32221796A JP 32221796 A JP32221796 A JP 32221796A JP H10148684 A JPH10148684 A JP H10148684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hand
rotor
step motor
drive pulse
inertia
Prior art date
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Pending
Application number
JP32221796A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Horii
信行 堀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Rhythm Watch Co Ltd filed Critical Rhythm Watch Co Ltd
Priority to JP32221796A priority Critical patent/JPH10148684A/ja
Publication of JPH10148684A publication Critical patent/JPH10148684A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 秒針の慣性の影響による秒針のブレやロータ
ーの回転を防ぎ、電池交換後に正規の指針位置に合う時
計を提供することを課題とする。 【解決手段】 ステップモーター4は1秒間に2回駆動
される。このときにローター4cは180度ずつ回転し
て1回転する。輪列6はステップモーター4が2回駆動
されると指針8を1秒分移動させる。このため、輪列6
の歯数比は従来の倍となり、指針8の慣性による影響を
小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計用指針をステ
ップ運針させる駆動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ステップ運針を行う一般的なアナログ時
計においては、ステップモーターが1秒間に1回駆動さ
れ、ローターが180度回転し、このステップモーター
により駆動される輪列によって秒針が1秒に1回駆動さ
れてステップ運針されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の一般的な時
計においては、ステップ運針による秒針の慣性により、
秒針の移動後のブレが生じることがあり、秒針の慣性が
大きいとその慣性によりローターが1回転(360度回
転)する場合もあった。このような秒針のブレや秒針の
慣性によるローターの回転を防ぐには、軽量の秒針を使
用したり、輪列の歯数比を大きくして秒針の慣性の影響
を小さくすることが必要とされている。しかしながら、
表示面積の大きいクロックにおいて秒針の重量を減らす
には限界があり、また、1秒に1運針する時計において
輪列の歯数比を変更することはできず、秒針のブレ等を
防ぐことは困難であるという課題があった。
【0004】本発明は、上記従来例の課題に鑑みなされ
たもので、その目的は、ステップモーターの駆動方法を
変更することにより歯数比を大きくし、秒針を1秒に2
回運針させて1秒分ステップ運針させることにより、秒
針の慣性の影響による秒針のブレやローターの回転を防
ぎ、更に、電池交換等により秒針が不正の指針位置で停
止しても、新しい電池を装着して1秒後には正規の指針
位置に合う時計を提供することにある。
【0005】尚、本発明における不正の指針位置とは、
文字板の秒を示す指標と指標の中間位置を表し、また、
正規の指針位置とは、文字板の秒を示す指標位置を表し
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の時計用指針駆動
機構は、1秒間に1つの駆動パルスと該駆動パルスを反
転したもう1つの駆動パルスを出力する駆動回路と、前
記駆動パルスを入力する度に半回転回転するステップモ
ーターと、該ステップモーターの回転により指針を駆動
する輪列と、からなり、前記ステップモーターが1秒間
に1回回転すると前記輪列により指針を1秒分ステップ
運針させるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の時計用指針駆動機構にお
いて、ステップモーターは、1秒間に駆動回路から出力
される1つの駆動パルスとこれを反転したもう1つの駆
動パルスにより、1秒間に2回駆動され、このときにロ
ーターが180度ずつ回転して1回転する。このステッ
プモーターにより駆動される輪列は、ステップモーター
の回転を減速して、ステップモーターが2回駆動される
と指針を1秒分移動させる。このように構成することに
より、輪列の歯数比は従来の倍となり、指針の慣性によ
る影響を小さくして、指針のブレや秒針の慣性によるロ
ーターの回転を防ぐことができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る時計用指針駆
動機構を示す説明図である。
【0009】2は駆動回路であり、高周波数信号を出力
する発振器、その高周波数信号を分周する分周回路、及
びその出力信号に応答して駆動パルスが発生する駆動信
号を出力する駆動信号出力回路で構成されている。本実
施例における駆動回路2は、1秒間に2回、駆動パルス
を出力するように構成されている。この駆動パルスは、
図2に示すように連続する正負の駆動パルスが1秒間隔
で発生するか、あるいは図3に示すように人間が認識不
可能な間隔をもって正負のパルスが1秒間にそれぞれ1
回ずつ発生するように設定されている。
【0010】4はステップモーターであり、コイル4
a、コイル4aにより励磁されるステータ4b、及びそ
の磁力により回転するローター4cで構成されている。
本実施例におけるローター4cは、時計に広く使用され
ている2極のローターであり、1駆動につき180度回
転して静止するものである。
【0011】6は輪列であり、本実施例においては、ロ
ーターカナ4dに噛合する五番車6a、更に順次噛合す
る四番車6b、三番車6c、二番車6d、日ノ裏車6
e、筒車6fで構成されている。この輪列6は、ステッ
プモーター4が2回駆動されると1秒分指針を駆動する
ように歯数比が決められている。即ち、本実施例におい
ては、ステップモーター4が1秒間に2回駆動されるた
め、一般の時計に比べて歯数比が2倍になるように設定
されている。尚、輪列6に使用されている歯車の数は、
時計の仕様等により増減されることがある。
【0012】8は指針であり、秒針8a、分針8b、及
び時針8cからなり、それぞれ四番車6b、二番車6
d、及び筒車6fに取り付けられている。
【0013】次に上記構成からなる指針駆動機構の動作
を説明する。はじめに、駆動回路2から正側の駆動パル
スが出力されると、ステップモーター4のローター4c
は180度回転する。このようなローター4cの回転
は、ローターカナ4dから五番車6aを介して四番車6
bに伝わり、秒針8aを駆動する。ここで、本実施例に
おける輪列6は各歯車の歯数比が一般の時計の倍に設定
されているため、図4に示すように、秒針8aは1/2
秒分(図中位置Aまで)運針されることになる。また、
上記動作に続いて駆動回路2から負側の駆動パルスが出
力されると、ステップモーター4のローター4cは更に
180度回転し、上記動作と同様にして秒針8aは更に
1/2秒分運針されて図中位置Bに達する。
【0014】上記のように、駆動パルスが2回発生して
ステップモーター4が2回駆動されると、秒針8aは1
秒分運針されることになる。従って、1秒間に2回駆動
パルスをステップモーター4に供給すれば、秒針8aは
1秒間に1/2秒分ずつ2回運針されて正確に時を刻む
ことになる。
【0015】このように輪列6の歯数比を大きくして秒
針8aが1/2秒分ずつ運針されると、秒針8aの移動
による慣性の影響は一般の時計よりも小さくなり、秒針
8aのブレや秒針の慣性によるローター4cの回転を防
止することが可能となる。
【0016】尚、正負の駆動パルスの間隔は、秒針8a
が2ステップで運針されていることが判別できない程度
に連続して出力されることが望ましい。このように駆動
パルスが出力されると、見かけ上は1ステップで秒針8
aが1秒分運針されているようにすることができる。
【0017】また、輪列6により駆動される分針8bと
時針8cも、秒針8aと同様に1秒間に1/2秒分ずつ
2回運針されることになる。
【0018】次に電池交換等により一時的に電源がオフ
状態になったときの指針駆動の状態を説明する。電池交
換等により電源がオフ状態になると、このとき最後に出
力された駆動パルスの状態に応じてローター4cの停止
位置が決まり、これにより秒針8aは図4に示す正規の
指針位置Bまたは不正の指針位置Aの何れかで停止する
ことになる。ここで、秒針8aが正規の指針位置Bを指
すときのローター4cの停止位置がその後の最初の駆動
パルスの供給により回転する位置となり、また、指針8
aが不正の指針位置Aを指すときのローター4cの停止
位置がその後の次の反転した駆動パルスの供給により回
転する位置となるように設定され、更に、電池交換後の
再スタート時に、駆動回路2はリセットされて最初の正
側の駆動パルスから順次駆動パルスを出力するように設
定されていると、電池交換後の再スタート時にそれぞれ
以下に示すような動作をすることになる。
【0019】即ち、電池交換後の再スタート時に、ロー
ター4cが秒針8aが正規の指針位置Bを指すような位
置で停止していた場合には、駆動回路2から出力される
最初の正側の駆動パルスからローター4cは回転して順
次1秒間に1/2秒分ずつ2回秒針8aを運針し、正し
い運針状態になる。
【0020】一方、電池交換後の再スタート時に、ロー
ター4cが秒針8aが不正の指針位置Aを指すような位
置で停止していた場合には、再スタート時の最初の正側
の駆動パルスでローター4cは回転せず、その次の負側
の駆動パルスで回転して1/2秒分秒針8aを運針し、
その後は1秒間に1/2秒分ずつ2回運針する状態にな
る。このように、秒針8aが不正の指針位置Aで停止し
ていた場合に、その不正の指針位置Aから即座に1秒間
に1/2秒分ずつ2回運針することはないので、電池交
換後であっても1/2秒分指針の位置がずれてしまうこ
とがなく、秒針8aは常に正しい運針を行うことにな
る。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、1秒間に駆動回路から
出力される1つの駆動パルスとそれを反転したもう1つ
の駆動パルスによりステップモーターを1秒間に2回駆
動し、指針を1/2秒分ずつ2回運針することにより1
秒分運針するように構成しているので、輪列の歯数比を
大きくすることができ、指針のステップ運針による慣性
の影響を小さくして、指針のブレや秒針の慣性によるロ
ーターの回転を防止することができる。
【0022】また、指針が正規の指針位置にあるときの
ローターの位置が最初の駆動パルスの供給で回転する位
置になり、指針が不正の指針位置にあるときのローター
の位置が次の反転した駆動パルスの供給で回転する位置
になるように設定しているので、特別な回路等を設ける
ことなく、電池交換後の再スタート時に自動的に指針が
正規の指針位置を指すように修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る時計用指針駆動機構を
示す説明図である。
【図2】図1に示す駆動回路から出力される駆動パルス
の波形図である。
【図3】図2に示す駆動パルスの他の例を示す波形図で
ある。
【図4】図1に示す秒針の運針状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
2 駆動回路 4 ステップモーター 6 輪列 8 指針

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1秒間に1つの駆動パルスと該駆動パル
    スを反転したもう1つの駆動パルスを出力する駆動回路
    と、 前記駆動パルスを入力する度に半回転回転する2極のス
    テップモーターと、 該ステップモーターの回転により指針を駆動する輪列
    と、からなり、 前記ステップモーターが1秒間に1回回転すると前記輪
    列により指針を1秒分ステップ運針させることを特徴と
    する時計用指針駆動機構。
JP32221796A 1996-11-18 1996-11-18 時計用指針駆動機構 Pending JPH10148684A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32221796A JPH10148684A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 時計用指針駆動機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32221796A JPH10148684A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 時計用指針駆動機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10148684A true JPH10148684A (ja) 1998-06-02

Family

ID=18141263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32221796A Pending JPH10148684A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 時計用指針駆動機構

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JP (1) JPH10148684A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7257137B2 (en) 2001-07-14 2007-08-14 Bookham Technology, Plc Tuneable laser having comb reflectors producing combs of reflective wavelength peaks

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7257137B2 (en) 2001-07-14 2007-08-14 Bookham Technology, Plc Tuneable laser having comb reflectors producing combs of reflective wavelength peaks

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