JP2742217B2 - アナログ時計における打鈴方法 - Google Patents
アナログ時計における打鈴方法Info
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 18
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指針である分針及び時
針により時刻を表示し、正時などに鈴や鐘などのベルを
鳴らすアナログ時計に関するものであり、尚詳しくは鈴
や鐘などのベルを鳴らす方法に関するものである。
針により時刻を表示し、正時などに鈴や鐘などのベルを
鳴らすアナログ時計に関するものであり、尚詳しくは鈴
や鐘などのベルを鳴らす方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、置時計や掛時計では時報を知らせ
るために鈴や鐘を鳴らすものがあり、分針車に合わせて
回転するカムなどにより正時信号を形成し、この正時信
号に基づいてハンマーなどを駆動することにより鈴や鐘
などのベルを叩いて鳴らすものや、電子合成音による鈴
や鐘の音を正時信号によって音声ICを作動させること
により流すようにしたものがある。
るために鈴や鐘を鳴らすものがあり、分針車に合わせて
回転するカムなどにより正時信号を形成し、この正時信
号に基づいてハンマーなどを駆動することにより鈴や鐘
などのベルを叩いて鳴らすものや、電子合成音による鈴
や鐘の音を正時信号によって音声ICを作動させること
により流すようにしたものがある。
【0003】又、今日、アナログ時計としては、通常は
単一の駆動用モータを用い、このモータの回転を歯車列
により順次減速し、60分で1回転する分針車、分針車
の回転を更に日の裏車などの歯車により減速して12時
間で1回転する時針車を形成し、この分針車により分針
軸及び分針を回転させ、時針車により時針軸及び時針を
回転させる時計用ムーブメントを使用することが一般的
であるも、本件出願人は、2個の正逆回転可能なパルス
モータを用い、1個のパルスモータを分針駆動用として
用いることにより分針軸及び分針を60分で360度回
転させるか、または60分間に360度未満の所定の角
度だけ一定速度で一方向に駆動した後、60分毎に前記
所定の角度だけ短時間に逆転させて元の回転角度位置に
戻すこととし、他の1個のパルスモータを時針用として
時針軸及び時針を12時間で360度回転させるか、ま
たは12時間に360度未満の所定の角度だけ一定速度
で一方向に駆動した後、12時間毎に前記所定の角度だ
け短時間に逆転させて元の回転角度位置に戻すものと
し、この2個のパルスモータの制御をマイクロコンピュ
ータを用いて行うことにより、プログラムによって単純
に分針及び時針を連続回転させるのみでなく、例えば1
80度の範囲内など、一定の角度内を分針及び時針が移
動するようにし、指針とした分針及び時針による時刻表
示範囲を扇型など種々の形状とした文字板を使用するこ
とを可能とするムーブメントを用いたアナログ時計を提
案している(例えば特開平5−93784号)。
単一の駆動用モータを用い、このモータの回転を歯車列
により順次減速し、60分で1回転する分針車、分針車
の回転を更に日の裏車などの歯車により減速して12時
間で1回転する時針車を形成し、この分針車により分針
軸及び分針を回転させ、時針車により時針軸及び時針を
回転させる時計用ムーブメントを使用することが一般的
であるも、本件出願人は、2個の正逆回転可能なパルス
モータを用い、1個のパルスモータを分針駆動用として
用いることにより分針軸及び分針を60分で360度回
転させるか、または60分間に360度未満の所定の角
度だけ一定速度で一方向に駆動した後、60分毎に前記
所定の角度だけ短時間に逆転させて元の回転角度位置に
戻すこととし、他の1個のパルスモータを時針用として
時針軸及び時針を12時間で360度回転させるか、ま
たは12時間に360度未満の所定の角度だけ一定速度
で一方向に駆動した後、12時間毎に前記所定の角度だ
け短時間に逆転させて元の回転角度位置に戻すものと
し、この2個のパルスモータの制御をマイクロコンピュ
ータを用いて行うことにより、プログラムによって単純
に分針及び時針を連続回転させるのみでなく、例えば1
80度の範囲内など、一定の角度内を分針及び時針が移
動するようにし、指針とした分針及び時針による時刻表
示範囲を扇型など種々の形状とした文字板を使用するこ
とを可能とするムーブメントを用いたアナログ時計を提
案している(例えば特開平5−93784号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】正時毎などの報知音と
して鈴や鐘などのベル音を発する時計は、ベルの音色に
より使用者を楽しませるものであり、ハンマーにより小
型の鈴や鐘を叩くものは、自然な音色により一層聞く者
を楽しませるものであるも、ハンマーなどの打鈴機構は
見栄えが悪く、通常は打鈴機構を隠すように工夫を行っ
て打鈴機構を組み込み、ベルのみを見せるようにするた
めに視覚的な印象を強く与えることができず、又、打鈴
機構を隠すために時計体の構造が複雑となり、時計体の
組み立てに手数を要することとなる欠点があった。
して鈴や鐘などのベル音を発する時計は、ベルの音色に
より使用者を楽しませるものであり、ハンマーにより小
型の鈴や鐘を叩くものは、自然な音色により一層聞く者
を楽しませるものであるも、ハンマーなどの打鈴機構は
見栄えが悪く、通常は打鈴機構を隠すように工夫を行っ
て打鈴機構を組み込み、ベルのみを見せるようにするた
めに視覚的な印象を強く与えることができず、又、打鈴
機構を隠すために時計体の構造が複雑となり、時計体の
組み立てに手数を要することとなる欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、正逆回転可能
な分針用モータと時針用モータとを有する時計用ムーブ
メントを用い、所定時間毎にベルを指針の駆動範囲内に
移動させ、指針によりベルを叩くこととする。また、正
逆回転可能な分針用モータと時針用モータとを有し、分
針及び時針を一定角度で往復させて時刻表示を行う時計
体を用い、時刻表示範囲外にベルを固定しておき、所定
時間毎に指針をベルの位置まで回転させて指針によりベ
ルを叩くこととする。
な分針用モータと時針用モータとを有する時計用ムーブ
メントを用い、所定時間毎にベルを指針の駆動範囲内に
移動させ、指針によりベルを叩くこととする。また、正
逆回転可能な分針用モータと時針用モータとを有し、分
針及び時針を一定角度で往復させて時刻表示を行う時計
体を用い、時刻表示範囲外にベルを固定しておき、所定
時間毎に指針をベルの位置まで回転させて指針によりベ
ルを叩くこととする。
【0006】
【作 用】本発明は、指針によりベルを叩く方法を採用
する故、ハンマーなどの打鈴機構を別途必要とすること
なく自然なベルを叩く音を鳴らすことができる。特に、
分針及び時針の回転範囲を一定範囲内として指針を往復
させる時計体を用い、指針による時刻表示範囲外にベル
を固定しておく方法は、指針駆動用モータの回転量を制
御するのみで指針によりベルを鳴らすことができる方法
であり、機械的構造を単純とすることができる。
する故、ハンマーなどの打鈴機構を別途必要とすること
なく自然なベルを叩く音を鳴らすことができる。特に、
分針及び時針の回転範囲を一定範囲内として指針を往復
させる時計体を用い、指針による時刻表示範囲外にベル
を固定しておく方法は、指針駆動用モータの回転量を制
御するのみで指針によりベルを鳴らすことができる方法
であり、機械的構造を単純とすることができる。
【0007】
【実施例】本発明の第1実施例は、マイクロコンピュー
タ(以下単にマイコンという)により時針用パルスモー
タと分針用パルスモータとを駆動し、時針用パルスモー
タにより時針17を一定速度で回転させて12時間で36
0度回転させることとし、分針用パルスモータにより分
針13を一定速度で回転させて1時間に360度回転させ
ることとしている時計用ムーブメントが組み込まれてい
るアナログ時計を用いるものである。
タ(以下単にマイコンという)により時針用パルスモー
タと分針用パルスモータとを駆動し、時針用パルスモー
タにより時針17を一定速度で回転させて12時間で36
0度回転させることとし、分針用パルスモータにより分
針13を一定速度で回転させて1時間に360度回転させ
ることとしている時計用ムーブメントが組み込まれてい
るアナログ時計を用いるものである。
【0008】この時計体において、図1に示すように、
分針13の回転範囲に1部が重なるように時刻表示部の上
方左右に各々ベル21を設けるものとし、このベル21は、
図2に示すように、文字板11に設けた収納部25にスライ
ダー23から揺動可能に吊り下げて指針である分針13や時
針17の回転範囲後方に位置させておくものとし、正時な
どの所定時刻になると、図3に示すように、収納部25の
内部からベル21を前進させるものである。
分針13の回転範囲に1部が重なるように時刻表示部の上
方左右に各々ベル21を設けるものとし、このベル21は、
図2に示すように、文字板11に設けた収納部25にスライ
ダー23から揺動可能に吊り下げて指針である分針13や時
針17の回転範囲後方に位置させておくものとし、正時な
どの所定時刻になると、図3に示すように、収納部25の
内部からベル21を前進させるものである。
【0009】そして、このように指針である分針13の回
転範囲内にベル21を前進させた後、図4に示すように、
分針13を左右のベル21に触れる角度範囲で短時間に素早
く往復させ、分針13の先端でベル21を叩くようにするも
のである。尚、この分針13は、先端部分に剛性を有する
鋼棒などを用いた剛体部14を形成し、基部近くには弾性
を有する鋼線などを用いた弾性体部15を形成することと
し、更に、分針軸の先端にはローレットまたはスプライ
ンを設け、分針軸の回転量に一致した角度で常に分針13
が回転するようにしている。
転範囲内にベル21を前進させた後、図4に示すように、
分針13を左右のベル21に触れる角度範囲で短時間に素早
く往復させ、分針13の先端でベル21を叩くようにするも
のである。尚、この分針13は、先端部分に剛性を有する
鋼棒などを用いた剛体部14を形成し、基部近くには弾性
を有する鋼線などを用いた弾性体部15を形成することと
し、更に、分針軸の先端にはローレットまたはスプライ
ンを設け、分針軸の回転量に一致した角度で常に分針13
が回転するようにしている。
【0010】このように、本実施例は、例えばパルスモ
ータの1ステップ回転によって1度づつ分針13を回転さ
せるように適宜の減速歯車を介して分針軸に接続される
分針用モータを有し、同様にパルスモータの1ステップ
回転によって1度づつ時針17を回転させるように減速歯
車を介して時針軸に接続される時針用モータを有するム
ーブメント12であって、分針用モータに10分の1ヘル
ツの駆動パルスを印加して分針13を10秒毎に1度づつ
回転させ、時針用モータに2分毎に1つのパルスを駆動
パルスとして印加する制御プログラムを内蔵するマイコ
ンにより分針用モータ及び時針用モータを制御する時計
用ムーブメント12を用い、このマイコンに組み込まれて
いるプログラムの一部変更し、1時間毎に例えば100
ヘルツ余りなどの駆動パルスを分針用モータに印加して
分針13を所定範囲内で素早く往復させることとして分針
13でベル21を叩くようにし、且つ、スライダー23により
前後移動するベル21及びこのベル21の駆動機構を組み込
み、1時間毎などの所定時間毎にベル21を前方に移動さ
せて分針13の駆動範囲内に位置させ、ベル21を指針であ
る分針13で叩いた後はベル21を後退させて収納部25に収
納しておくものであって、プログラムの変更とベル21及
びこのベル21の駆動機構を組み込むのみで容易に実施す
ることができ、分針13の動きによる視覚的な面白さとベ
ル21を叩く自然な音による聴覚的な楽しさとを使用者に
与えることができるものである。
ータの1ステップ回転によって1度づつ分針13を回転さ
せるように適宜の減速歯車を介して分針軸に接続される
分針用モータを有し、同様にパルスモータの1ステップ
回転によって1度づつ時針17を回転させるように減速歯
車を介して時針軸に接続される時針用モータを有するム
ーブメント12であって、分針用モータに10分の1ヘル
ツの駆動パルスを印加して分針13を10秒毎に1度づつ
回転させ、時針用モータに2分毎に1つのパルスを駆動
パルスとして印加する制御プログラムを内蔵するマイコ
ンにより分針用モータ及び時針用モータを制御する時計
用ムーブメント12を用い、このマイコンに組み込まれて
いるプログラムの一部変更し、1時間毎に例えば100
ヘルツ余りなどの駆動パルスを分針用モータに印加して
分針13を所定範囲内で素早く往復させることとして分針
13でベル21を叩くようにし、且つ、スライダー23により
前後移動するベル21及びこのベル21の駆動機構を組み込
み、1時間毎などの所定時間毎にベル21を前方に移動さ
せて分針13の駆動範囲内に位置させ、ベル21を指針であ
る分針13で叩いた後はベル21を後退させて収納部25に収
納しておくものであって、プログラムの変更とベル21及
びこのベル21の駆動機構を組み込むのみで容易に実施す
ることができ、分針13の動きによる視覚的な面白さとベ
ル21を叩く自然な音による聴覚的な楽しさとを使用者に
与えることができるものである。
【0011】そして、このベル21を叩く分針13は、先端
を剛体部14とし、基部の近くを弾性体部15としている
故、ベル21の音色を濁らせることなくベル21を叩くこと
ができ、また、分針13の基部近くを弾性体部15としてい
ることと分針軸にローレットやスプラインを設けている
ことによって分針13でベル21を叩いても分針13が分針軸
に対してその取り付け角度をずらすことを防止できる。
を剛体部14とし、基部の近くを弾性体部15としている
故、ベル21の音色を濁らせることなくベル21を叩くこと
ができ、また、分針13の基部近くを弾性体部15としてい
ることと分針軸にローレットやスプラインを設けている
ことによって分針13でベル21を叩いても分針13が分針軸
に対してその取り付け角度をずらすことを防止できる。
【0012】また、上記実施例は、ベル21を前後に移動
させることによりベル21を分針13の駆動範囲内に移動さ
せることとしているも、本発明の第2実施例としては、
図5に示すようにスライダー23を文字板11の表面と平行
に配置し、所定時刻になると図6に示すように、ベル21
を左右に移動させてベル21の下端を分針13の駆動範囲内
に位置させることもある。
させることによりベル21を分針13の駆動範囲内に移動さ
せることとしているも、本発明の第2実施例としては、
図5に示すようにスライダー23を文字板11の表面と平行
に配置し、所定時刻になると図6に示すように、ベル21
を左右に移動させてベル21の下端を分針13の駆動範囲内
に位置させることもある。
【0013】さらに、ベル21の数も2個に限ることな
く、図7に示すように、4個のベル21を設け、図8に示
すように、2個のベル21を分針13の駆動範囲内に位置さ
せるとともに、残る2個のベル21は時針17の駆動範囲内
に位置させ、分針13及び時針17によりベル21を叩くよう
にすることもある。なお、この第3実施例の場合は、ベ
ル21を移動させる前に時針17を図8に示したように12
時の位置に移動させて時針17により左右のベル21を内側
から叩く場合や、ベル21を移動させる前に時針17を6時
の位置に移動させて左右のベル21の外側から時針17によ
りベル21を叩く場合などが有り、又、時針17にも分針13
と同様に剛体部18と弾性体部19とを形成し、ローレット
またはスプラインを設けた時針軸に時針17を取り付ける
ものである。
く、図7に示すように、4個のベル21を設け、図8に示
すように、2個のベル21を分針13の駆動範囲内に位置さ
せるとともに、残る2個のベル21は時針17の駆動範囲内
に位置させ、分針13及び時針17によりベル21を叩くよう
にすることもある。なお、この第3実施例の場合は、ベ
ル21を移動させる前に時針17を図8に示したように12
時の位置に移動させて時針17により左右のベル21を内側
から叩く場合や、ベル21を移動させる前に時針17を6時
の位置に移動させて左右のベル21の外側から時針17によ
りベル21を叩く場合などが有り、又、時針17にも分針13
と同様に剛体部18と弾性体部19とを形成し、ローレット
またはスプラインを設けた時針軸に時針17を取り付ける
ものである。
【0014】そして、上記実施例は、時刻表示に際して
分針13及び時針17が360度の範囲で常に一方向へ回転
する時計体を用いたものであるも、第4実施例として
は、図9に示すように、分針13が1時間で一定の角度だ
け一定速度で移動し、1時間毎に元の位置に戻り、時針
17も12時間または24時間で一定の角度だけ一定速度
で移動し、12時間または24時間毎に短時間で逆転し
て元の位置に戻ることを繰り返して時刻を表示するアナ
ログ時計を用いることもある。
分針13及び時針17が360度の範囲で常に一方向へ回転
する時計体を用いたものであるも、第4実施例として
は、図9に示すように、分針13が1時間で一定の角度だ
け一定速度で移動し、1時間毎に元の位置に戻り、時針
17も12時間または24時間で一定の角度だけ一定速度
で移動し、12時間または24時間毎に短時間で逆転し
て元の位置に戻ることを繰り返して時刻を表示するアナ
ログ時計を用いることもある。
【0015】この場合は、半円形や扇形とした分針13及
び時針17による時刻表示範囲を外して時針軸から時針17
の長さ以内の位置や分針軸から分針13の長さ以内の位置
にベル21を設け、所定時刻毎に分針13や時針17をベル21
の位置まで移動させるように大きく回転させて分針13や
時針17によりベル21を叩くものである。そしてこの第4
実施例においては、文字板11の所定位置に固定するよう
にベル21を吊り下げ、このベル21の取り付け位置として
指針による時刻表示範囲を外しつつ分針軸や時針17軸か
ら所定の距離の位置にベル21を吊り下げておけば、分針
用モータ及び時針用モータの駆動プログラムを一部変更
するのみで極めて容易に実施することができる利点があ
る。
び時針17による時刻表示範囲を外して時針軸から時針17
の長さ以内の位置や分針軸から分針13の長さ以内の位置
にベル21を設け、所定時刻毎に分針13や時針17をベル21
の位置まで移動させるように大きく回転させて分針13や
時針17によりベル21を叩くものである。そしてこの第4
実施例においては、文字板11の所定位置に固定するよう
にベル21を吊り下げ、このベル21の取り付け位置として
指針による時刻表示範囲を外しつつ分針軸や時針17軸か
ら所定の距離の位置にベル21を吊り下げておけば、分針
用モータ及び時針用モータの駆動プログラムを一部変更
するのみで極めて容易に実施することができる利点があ
る。
【0016】なお、この第4実施例の場合も、分針13の
みをベル21の位置に回転させて1個または2個のベル21
を叩くようにする場合や、分針13及び時針17により2個
乃至4個のベル21を叩くようにする場合など、ベル21の
配置個数は適宜とすることができるものである。そし
て、ベル21の数を複数とする場合は、各ベル21の大きさ
や肉厚などを異ならせて音色の異なるベル21を用い、単
純なメロディーを奏でるように各ベル21を適宜の順番で
叩くようにすることもある。
みをベル21の位置に回転させて1個または2個のベル21
を叩くようにする場合や、分針13及び時針17により2個
乃至4個のベル21を叩くようにする場合など、ベル21の
配置個数は適宜とすることができるものである。そし
て、ベル21の数を複数とする場合は、各ベル21の大きさ
や肉厚などを異ならせて音色の異なるベル21を用い、単
純なメロディーを奏でるように各ベル21を適宜の順番で
叩くようにすることもある。
【0017】このように、本実施例は、指針によりベル
21を叩くものであるから、自然な音色の音を出して使用
者を楽しませ、また、指針によりベル21を叩く斬新な動
きにより視覚的にも強い印象を与えて使用者を楽しませ
ることができ、ハンマーなどの打鈴機構を必要とせず時
計体の組み立てを容易とすることができるものである。
21を叩くものであるから、自然な音色の音を出して使用
者を楽しませ、また、指針によりベル21を叩く斬新な動
きにより視覚的にも強い印象を与えて使用者を楽しませ
ることができ、ハンマーなどの打鈴機構を必要とせず時
計体の組み立てを容易とすることができるものである。
【0018】
【発明の効果】本発明は、所定時間毎にベルを指針駆動
範囲内に移動させ、指針によりベルを叩くようにして音
を出す方法である故、ハンマーなどの打鈴機構を必要と
せず、従ってハンマーなどを隠す工夫を施す必要がな
く、且つ、ベルを鳴らすに際して視覚的に強い印象を与
える斬新な動作を楽しませることができる打鈴方法であ
る。
範囲内に移動させ、指針によりベルを叩くようにして音
を出す方法である故、ハンマーなどの打鈴機構を必要と
せず、従ってハンマーなどを隠す工夫を施す必要がな
く、且つ、ベルを鳴らすに際して視覚的に強い印象を与
える斬新な動作を楽しませることができる打鈴方法であ
る。
【0019】また、指針を一定角度で往復させて時刻表
示を行う時計体を使用し、指針の時刻表示範囲外にベル
を設けておいて所定時間毎に指針によりベルを叩く方法
は、斬新な動作を楽しませるとともに、時計体の機械的
構造を単純とし、時計体の製造を容易としつつ自然な音
色のベルを鳴らすことができる利点をも有するものであ
る。
示を行う時計体を使用し、指針の時刻表示範囲外にベル
を設けておいて所定時間毎に指針によりベルを叩く方法
は、斬新な動作を楽しませるとともに、時計体の機械的
構造を単純とし、時計体の製造を容易としつつ自然な音
色のベルを鳴らすことができる利点をも有するものであ
る。
【図1】本発明に係る方法を実施するアナログ時計の正
面図。
面図。
【図2】本発明に係る方法を実施するアナログ時計の一
部断面側面図。
部断面側面図。
【図3】本発明に係る方法を実施するアナログ時計の作
動状態を示す一部断面側面図。
動状態を示す一部断面側面図。
【図4】本発明に係る方法を実施するアナログ時計の作
動状態を示す正面図。
動状態を示す正面図。
【図5】本発明に係る方法を実施するアナログ時計の第
2実施例を示す正面図。
2実施例を示す正面図。
【図6】本発明に係る方法を実施するアナログ時計の第
2実施例における作動状態を示す正面図。
2実施例における作動状態を示す正面図。
【図7】本発明に係る方法を実施するアナログ時計の第
3実施例を示す正面図。
3実施例を示す正面図。
【図8】本発明に係る方法を実施するアナログ時計の第
3実施例における作動状態を示す正面図。
3実施例における作動状態を示す正面図。
【図9】本発明に係る方法を実施するアナログ時計の第
4実施例を示す正面図。
4実施例を示す正面図。
11 文字板 12 時計用ムーブ
メント 13 分針 14 剛体部 15 弾性体部 17 時針 18 剛体部 19 弾性体部 21 ベル 23 スライダ 25 収納部
メント 13 分針 14 剛体部 15 弾性体部 17 時針 18 剛体部 19 弾性体部 21 ベル 23 スライダ 25 収納部
Claims (2)
- 【請求項1】 正逆回転可能な分針用モータと時針用モ
ータとを有する時計用ムーブメントを使用し、所定時間
毎にベルを指針駆動範囲内に移動させ、指針を左右に回
転移動させることにより指針によってベルを叩くことを
特徴とするアナログ時計における打鈴方法。 - 【請求項2】 正逆回転可能な分針用モータと時針用モ
ータとを有し、分針及び時針を一定角度で往復させて時
刻表示を行う時計体を使用し、時刻表示範囲外にベルを
固定しておき、所定時間毎に指針をベル位置まで回転さ
せて指針によりベルを叩くことを特徴とするアナログ時
計における打鈴方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14688194A JP2742217B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | アナログ時計における打鈴方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14688194A JP2742217B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | アナログ時計における打鈴方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0815452A JPH0815452A (ja) | 1996-01-19 |
JP2742217B2 true JP2742217B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=15417689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14688194A Expired - Lifetime JP2742217B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | アナログ時計における打鈴方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2742217B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6851276B2 (ja) * | 2017-07-18 | 2021-03-31 | セイコーインスツル株式会社 | 時計、時計システム、および時計の制御方法 |
-
1994
- 1994-06-29 JP JP14688194A patent/JP2742217B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0815452A (ja) | 1996-01-19 |
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