JP2992465B2 - 目覚し時計 - Google Patents

目覚し時計

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JP2992465B2
JP2992465B2 JP7278705A JP27870595A JP2992465B2 JP 2992465 B2 JP2992465 B2 JP 2992465B2 JP 7278705 A JP7278705 A JP 7278705A JP 27870595 A JP27870595 A JP 27870595A JP 2992465 B2 JP2992465 B2 JP 2992465B2
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JP
Japan
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clock
timepiece
rotation
alarm clock
case
Prior art date
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JP7278705A
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JPH09119987A (ja
Inventor
藤郎 小俣
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RIZUMU TOKEI KOGYO KK
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RIZUMU TOKEI KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目覚し時計に関
し、より詳しくは、時計ケース内に設置された時計本体
を回転可能に設けるものであって、時計本体は、表面側
に文字板及び指針を備えるとともに、背面側にはからく
り人形等の装飾体を設置し、目安設定時及び(又は)正
時に、駆動機構により時計本体が時計ケースに対し回転
する目覚し時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】目覚し時計は、周知のように、目安設定
時にアラームを鳴動する時計である。他方、からくり時
計は、常時時計内に隠蔽されている人形等のからくり装
置が、通常は正時(1時、2時という具合に、時計の長
針が文字板の「12」を指す時)になると外界に表われ
る時計であり、小型のものは置時計、掛時計から大型の
ものは建物の壁面や独立塔に設置されるものまで多種多
様のものが知られている。
【0003】このようなからくり時計の一種に、時計本
体が時計ケースに対し回転(反転)する形式のからくり
時計が知られている。この種のからくり時計は、文字板
及び指針を備えた文字板本体の背面にからくり人形等の
装飾体を設置し、正時あるいは設定時になると時計本体
が回転し、背面のからくり人形等が正面側に向いて所定
時間からくり動作し、爾後、時計本体が再び回転して、
従前の時計本体の位置に復帰するもである。
【0004】このようなからくり時計として特開平2−
141693号公報に記載されたものが知られており、
また時計本体が反転するからくり時計のからくり機構
を、壁掛け式時計に設けたもの(特開平7−17486
9号公報)も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の目覚し時計
は一般にアラーム作用を発揮する点に重点が置かれ、ま
た、通常のからくり時計は時計本体を回転駆動させるの
に必要な機構が複雑であり、従って、小型の目覚し時計
に時計本体が回転する形式のからくり構造を組み込むこ
とは困難であった。
【0006】また、前記従来のからくり目覚し時計は、
時計のからくり動作と連係して作動する目安機構を設け
るため、からくり構造がより複雑化し、針合わせや目安
機構の外部操作用のつまみ等を設けることが困難で操作
性もよくなかった。
【0007】そこで、本発明は、従来の複雑な回転機構
を有するからくり時計の構造を簡易化してこれを目覚し
時計に組み込み、製造コストの低減化を可能にする目覚
し時計を提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、時計ケース内
に、時計本体を備えた回転機構体を回転可能に設置した
目覚し時計において、前記時計ケースは、正面側に開口
部又は透明板を設け、前記回転機構体は、正面側に時計
表示部を背面側に装飾体をそれぞれ配置するとともに、
前記時計ケースとの間に設けた回転軸を中心として回転
駆動部により回転可能に設けられ、更に、針回しつまみ
及び目安回しつまみは、前記時計本体に連係するととも
に、前記回転機構体の前記回転軸の延長上に位置して該
回転機構体と同行回転する構成の目覚し時計である。
【0009】このように構成した場合は、所定時刻にな
るとアラームが鳴動し、時計本体が回転動作する。この
時計本体は時計ケース内で反転して、背面側にある装飾
体を正面側に表わす。このように、時計本体が反転する
からくり作動することにより、意外性のある時計を提供
することができる。
【0010】また、針回しつまみ及び目安回しつまみ
は、前記時計本体に連係するとともに、前記回転機構体
の前記回転軸の延長上に位置して該回転機構体と同行回
転するので、どの位置にあっても時間及び目安合わせを
行うことができ、従って、簡易な構造で操作性が容易と
なる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の具体例に基
づいて詳細に説明する。
【0012】図1は本発明に係る目覚し時計の正面斜視
図、図2は本発明に係る目覚し時計の縦断右側面図、図
3は時計構成図であり、同図において、本発明に係る目
覚し時計は、時計ケースAに対し、回転軸9,10を中
心として時計本体たる回転機構体Bが回転するからくり
形式の時計である。
【0013】時計ケースAは、正面から見て上部が円形
状を呈している時計ケース本体1と、時計ケース本体表
面に設けられた比較的大きい円弧状の開口部2と、時計
ケース上端部に設けられ、後述する回転機構体Bの円板
状蓋体16が回転可能に装着される円弧状の開口部3
と、本体下部に設けられ、後述する回転駆動部Cを設置
する収納部20を備えている。
【0014】回転機構体Bは、ケース4の正面側に文字
板5及び指針6(時針6a、分針6b、目安針6c)
と、文字板の裏側に時計の駆動機構たるムーブメント7
と、背面側に設けられたからくり人形等の装飾体8と、
上下に配置された上部回転軸9及び下部回転軸10と、
ムーブメント7に接続されムーブメント内の針合わせ機
構を作動する針回し回転軸11と、針回し回転軸11に
傘歯車12を介して連係接続された針回し伝達軸13
と、同じくムーブメント7に接続されムーブメント内の
目覚し機構を作動する目安回し回転軸14と、目安回し
回転軸14に傘歯車12を介して連係接続された目安回
し伝達軸15と、を備えて構成されている。
【0015】この回転機構体Bは、上部回転軸9が円板
状蓋体16に接続され、また、下部回転軸10が時計ケ
ースAの前記収納部20の仕切り壁20aに挿通すると
ともに、該下部回転軸10の下端にギア17を固着し、
このギア17が、収納部内に設けられた回転駆動部Cの
作動により回転させられることにより、回転機構体Bは
前記回転軸9,10を中心に回転する。
【0016】尚、前記針回し伝達軸13及び目安回し伝
達軸15は、これらの上端が円板状蓋体16から上方へ
突出し、その突出部には各々つまみ13a,15aが設
けられている。
【0017】回転駆動部Cは、電池からなる電源18及
びモータ19を備え、所定時刻になるとこのモータ19
で前記ギア17を回転させて、前述したように回転機構
体Bを回転させるものである。
【0018】目覚し時計の時計構成部21は、時刻表示
を行うとともに設定時刻に目安出力を発生させて目安動
作を行う部位で、水晶発信回路等の発信回路22から送
出される信号が分周回路23で1Hzまで分周され、更
に波形整形回路24を経由して駆動回路25に送出さ
れ、これにより作動するモータ26の回転は輪列27に
よって減速され、時、分の表示針により時刻表示を行
う。更に、前記輪列27の時針車と目安歯車28とで設
定時刻に目安接点29から目安出力を発生させ、これが
発音回路30に供給されてアラームを作動させるととも
に、前記回転駆動部Cのモータ19を回転させて前記回
転機構体Bを作動させる。
【0019】以上のように構成される本例の目覚し時計
において、時分の調整は針回しつまみ13aを回して行
い、また、目安設定(目覚し設定)は目安回しつまみ5
aを回して行う。例えば、図1に示すように、6時に目
安針6cを合わせておくと、6時に目安接点が入って目
安出力が発生し、これによりアラームが鳴動し、同時
に、回転駆動部Cのモータ19が回転して、前記回転機
構体Bを回転駆動させ(図4参照)、図5に示すよう
に。回転機構体Bが反転してその背面側にある装飾体8
が正面側に表われる。そして、一定時間が経過すると、
再び回転機構体Bが反転して、正面側に文字板5及び指
針6が表われる。
【0020】この回転機構体Bの回転時に、本例の場合
は当該回転機構体Bの一部が時計ケースAの開口部2か
ら突出して移動して行くが、この開口部2にプラスチッ
ク等の透明板を装着する時は、時計ケースAの前後幅を
若干大きく設けるようにする。すなわち、本例において
は、時計ケース本体1の表面に開口部2を設けて、回転
機構体Bが回転駆動する際、当該回転機構体Bのケース
4が回転できるだけの幅を持たせたものであるが、時計
ケースAの前後幅を大きく設けて時計本体が回転できる
だけの幅をもたせ、開口部に透明板等を装着してもよ
い。
【0021】また、針回しつまみ13aと目安回しつま
み15aは円板状蓋体16とともに回転するので、回転
機構体Bが回転してどのような位置にあっても不都合を
きたすことがない。本例では、これらのつまみ13a,
15aを時計ケース本体1の上部に設けたが、これらを
回転軸に沿った適宜位置に設けるようにしてもよい。
【0022】尚、図示の具体例では、針回し回転軸11
に傘歯車12を介して針回し伝達軸13を連係接続し、
目安回し回転軸14に傘歯車12を介して目安回し伝達
軸15を連係接続したが、傘歯車12及び各伝達軸1
3,15を用いないで、例えばフレキシブルチューブ等
の自在変形軸を用いて、各回転軸11,14と各つまみ
13a,15aを連結するようにしてもよい。
【0023】本例の目覚し時計によれば、所定時刻に時
計の文字板及び指針が回転して、人形等の装飾体が表わ
れる機構を時計ケース内に備えて構成されるので、一般
に大型化する傾向にあるからくり機構を、コンパクトに
実施することができる。しかも、針回しつまみと目安回
しつまみは円板状蓋体とともに回転して、回転機構体が
回転してどのような位置にあっても時刻及び目安設定を
行うことができるので、時刻及び目安設定に際し不都合
をきたすことがない。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
るので、時計本体が反転するからくり作動をすることに
より、意外性のある時計を提供することができる。
【0025】また、針回しつまみ及び目安回しつまみ
は、前記時計本体に連係するとともに、前記回転機構体
の前記回転軸の延長上に位置して該回転機構体と同行回
転するので、どの位置にあっても時間及び目安合わせを
行うことができ、従って、簡易な構造で操作性が容易と
なる。
【0026】このように、本発明によれば、従来におい
て時計本体が反転或いは回転する形式のからくり時計に
比べ、簡易な構造のからくり機能を備えた目覚し時計の
製造を可能とし、その結果、製造コストの低減を図るこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る目覚し時計の正面斜視図である。
【図2】本発明に係る目覚し時計の縦断右側面図であ
る。
【図3】本発明に係る目覚し時計の時計構成図である。
【図4】本発明に係り、時計本体が反転する途上を示す
斜視図である。
【図5】本発明に係り、時計本体が反転した状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
A 時計ケース B 回転機構体 C 回転駆動部 1 ケース本体 2 開口部 3 開口部 4 ケース 5 文字板 6 指針 6a 時針 6b 分針 6c 目安針 7 ムーブメント 8 装飾体 9 上部回転軸 10 下部回転軸 11 針回し回転軸 12 傘歯車 13 針回し伝達軸 13a 針回しつまみ 14 目安回し回転軸 15 目安回し伝達軸 15a 目安回しつまみ 16 円板状蓋体 17 ギア 18 電源 19 モータ 20 収納部 20a 仕切り壁 21 時計構成部 22 発信回路 23 分周回路 24 波形整形回路 25 駆動回路 26 モータ 27 輪列 28 目安歯車 29 目安接点 30 発音回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G04B 23/02 G04B 27/00 G04B 45/00 G04C 21/16 G04C 23/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計ケース内に、時計本体を備えた回転
    機構体を回転可能に設置した目覚し時計において、 前記時計ケースは、正面側に開口部又は透明板を設け、 前記回転機構体は、正面側に時計表示部を背面側に装飾
    体をそれぞれ配置するとともに、前記時計ケースとの間
    に設けた回転軸を中心として回転駆動部により回転可能
    に設けられ、 更に、針回しつまみ及び目安回しつまみは、前記時計本
    体に連係するとともに、前記回転機構体の前記回転軸の
    延長上に位置して該回転機構体と同行回転することを特
    徴とする目覚し時計。
JP7278705A 1995-10-26 1995-10-26 目覚し時計 Expired - Lifetime JP2992465B2 (ja)

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JPH09119987A JPH09119987A (ja) 1997-05-06
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