JP3874896B2 - 植栽基盤および植栽基盤の利用方法 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、植栽基盤に関し、詳しくは集合住宅、戸建て住宅、オフィスビル、ホテル等におけるベランダの緑化に用いる植栽基盤であり、特には、面積の余裕が少ないマンションのベランダの緑化に用いる植栽基盤および植栽基盤の利用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ベランダ、テラス等で植物鑑賞、園芸を楽しむために植物栽培を行う場合、そこに植物の育成基盤としての土壌が存在しないために、植物の大きさに見合った土壌の量を確保する必要があった。そのため、植栽ポットと呼ばれる様々な形態の鉢に土壌を充填し、それを植栽基盤として設置している。その設置方法としては、直接床面に置く方法、天井、壁等に吊るす方法等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、狭いベランダ、テラスもしくは柵際といった植栽ポットを設置する面積の余裕が少ない場所においては、植栽ポットの設置により床面や上部空間の有効面積が制限されるという課題を有している。また条件によっては、植栽ポットの設置が不可能な場所も存在していた。さらに、植栽ポットをベランダの中央に設置することは、ベランダを利用するにあたって邪魔になることから困難であり、そのため、ポットの大きさも制限を受けていた。そこで、省スペース型の薄型のポットも開発され利用されている。これは、平面的に薄型のポットを植栽基盤として直接床面に置く方法や天井、壁等に吊るす方法で設置するものであるが、上部空間の利用が制限されるという課題の完全な解決には至っていない。また、充填できる土壌の量が制限されるため、植栽できる植物の種類、大きさ等も制限を受けていた。
そこで、植栽ポットによって空間を制限することなく植物の栽培が可能となる植栽基盤および植栽基盤の利用方法が求められていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためになされた植栽基盤および植栽基盤の利用方法である。
すなわち、本発明の植栽基盤は、防水性を有するものであって上部が開放されている植栽容器と、この植栽容器内に設けられている植栽土壌と、この植栽土壌を覆う状態で植栽容器上に設置されている新たな床面となる複数枚のパネルと、植栽容器内でパネルを支持することができる支持部材とを備え、前記支持部材の下部に水の流路となる開口部を形成し、前記複数枚のパネルは植栽したい任意の地点のパネルを取り外せて、前記パネルの下部の全域に植物の育成土壌となる前記植栽土壌が敷設されているものである。
【0005】
本発明の植栽基盤の利用方法は、防水性を有するものであって上部が開放されている植栽容器と、前記植栽容器内に設けられている植栽土壌と、前記植栽土壌を覆う状態で前記植栽容器上に設置されている新たな床面となる複数枚のパネルと、植栽容器内でパネルを支持することができる支持部材とを備え、前記支持部材の下部に水の流路となる開口部を形成し、前記複数枚のパネルは植栽したい任意の地点のパネルを取り外せて、前記パネルの下部の全域に育成土壌となる前記植栽土壌が敷設されている植栽基盤を用い、前記植栽容器の底面は排水のための勾配が形成されているもので、植物を移植する部分の前記パネルを取り外して開口部を設け、前記開口部下の前記植栽土壌に植物を移植する方法である。
【0006】
上記植栽基盤および植栽基盤の利用方法では、植栽容器内に植栽土壌が設けられ、その植栽容器上にパネルが設置されていることから、植栽容器内に植栽土壌が植栽の機能を持ち、パネルが床面としての機能を持つことになる。そのため、従来のポットでは利用することが困難であった植栽基盤の上方空間を利用することが可能になる。また植栽したい任意の地点のパネルを取り除くことにより、どの地点でも植物を植えられる。さらに床面となるパネル下の全域に植物の育成土壌となる植栽土壌が敷設されているので、植物の育成基盤としての土壌が従来のポットよりも十分に確保される。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態の一例を、図1の(1)の立体分解図および(2)概略構成断面図によって説明する。この図1では、既存のベランダに設けることが可能な植栽基盤および植栽基盤の利用方法の一例を示す。なお、概略構成断面図は立体分解図の奥行き方向の一断面を示している。
【0008】
図1の(1)および(2)に示すように、防水性を有し、かつ植物71の根によって突き破られることがない強度すなわち防根性を持つもので、上部が開放された植栽容器11を用いる。この植栽容器11は設置場所に見合う大きさに形成されていて、その高さは例えば8cm〜25cm、好ましくは10cm〜15cm程度に形成されている。この植栽容器11の底面11bは、排水のための勾配が形成されていてもよい。この勾配は、水が流れ下る程度の緩やかな傾斜に形成されている。その勾配の底部側には複数の排水孔12が上記勾配方向に対して直角方向に形成されている。
【0009】
さらに植栽容器11内には後述するパネルを支持するための支持部材13が縦横に形成されている。この支持部材13は、例えば、板状を成し、その高さは植栽容器11の高さとほぼ同等に形成され、上記底面11b側に開口部13aが形成されているものであり、かつ縦横に一体に形成されているものである、もしくは縦横に連ねて設けられているものである。なお、上記支持部材13の形状は上記構成に限定されることはなく、パネルを支持することができ、かつ底面11b側に流路となる部分が設けられるものであればいかなる形状(例えば柱状)のものであってもよい。また植物の根が十分に張れるように上記支持部材13の中央部にも開口部(図示省略)が形成されていてもよい。
【0010】
上記植栽容器11の内部には植栽土壌14が充填されている。この植栽土壌14は、排水層15と、その上部に設けた育成層16とからなる。排水層15は、例えば植栽容器11の底面11bの全面に敷きつめた軽量砕石からなり、育成層16は植栽する植物に応じた土壌(好ましくは軽量土壌)からなる。そしてそれらは、育成する植物に合わせて、植栽容器11の底面11bの全面に敷設されている。また、上記植栽土壌14の上部、すなわち、育成層16の上部には利用状況に応じて、例えば浸透ドリップ式の給水管(図示省略)を埋設してもよい。さらに、上記底面11bの勾配の底部に排水管(図示省略)を上記勾配方向に対して直角方向に埋設してもよい。
【0011】
さらに上記植栽容器11上には、上記植栽土壌14との間に空間18を有して、植栽容器11の側壁11sおよび支持部材13によって支持されるもので床材となる複数枚からなるパネル17が上記植栽土壌14を覆う状態に設置されている。または上記植栽土壌14を押圧することなくこの植栽土壌14に接触する状態に上記パネル17を設置しても差し支えはない。上記パネル17には、木材、樹脂材、金属材等の様々な材質のものを利用することが可能である。そして、上記パネル17は任意の位置で取り外すことが可能になっている。
【0012】
上記のように植栽基盤1は構成されている。
【0013】
上記植栽基盤1では、植栽容器11の内部に植栽土壌14を充填し、その植栽容器11上に新たな床面となるパネル17を設けたことから、植栽基盤の機能と床面の機能とを併せ持つことになる。そのため、従来のポットでは利用することが困難であった植栽基盤1の上部空間を利用することが可能になる。そして上記のように創出されたスペースを他の目的(例えば洗濯物干し場、リラックスコーナー等)に利用することが可能になる。
【0014】
しかも植栽したい任意の地点のパネル17を取り外せることから、ベランダ等においてどの地点でも植物を植えることができる。また万が一、植物71の根腐れ等が発生した際のメンテナンス時にもパネル17を取り外して速やかに対処することができる。
【0015】
さらに床面となるパネル17の下部の全域に植物の育成土壌となる植栽土壌14が敷設されていることから、植物の育成基盤としての土壌が従来のポットよりも十分に確保される。よって、従来のポットでは成しえなかった植物栽培量の確保が可能になる。
【0016】
また上記植栽基盤1は、植栽土壌14との間に空間18を有してパネル17が上記植栽土壌14を覆う状態に設置されていることから、植栽土壌14を踏圧することなく、植栽土壌14の利用が可能になる。このように植栽土壌14がパネル17により覆われるため、雑草発生の抑制効果や、水の過蒸散の抑制効果が期待できる。
【0017】
さらに、上記植栽基盤1では排水孔または排水管が床面下部に設けられていることから、従来のポットのように過剰給水によるベランダ床面の水濡れの問題は起こり難くなる。また従来の植栽ポットを利用した場合ではベランダ床面からの日光の照り返しによってポットが熱せられ植物に悪影響を及ぼしていたが、上記植栽基盤1ではパネル17により日光が遮られるため、上記悪影響が抑制される。
【0018】
次に上記植栽基盤1の利用方法の一例を、以下に説明する。
上記植栽基盤1は、例えばマンションのベランダ(図示省略)に設置して用いる。その際、部屋(図示省略)側からベランダの欄干(図示省略)側に向かって植栽容器11の底面11bが下るように設置する。そして植物を育成するには、まず、植物を移植する部分のパネル17を取り外して開口部を作り、その部分の植栽土壌14に植物71を移植する。植栽土壌14への給水は、給水管が備えられている場合には、その給水管を用いて行う。一方、給水管が設置されていない場合には、パネル17の設置されている隙間を利用して給水を行う。もしくはパネル17の一部を取り外して給水を行う。また植栽土壌14への追肥は、パネル17の一部を取り外して施すか、もしくは給水に液肥を混ぜて施せばよい。
【0019】
次に、上記支持部材13の一例を図2の斜視図によって説明する。
【0020】
図2の(1)に示すように、支持部材13は、植栽容器11の底部11bに格子状に形成されている。また図2の(2)に示すように、支持部材13は、植栽容器11の底部11bに、斜め格子状に形成されていてもよい。また支持部材13の下部には開口部13aを形成して、水の通り道を確保しておくことが好ましい。
【0021】
次に本発明の第2実施形態の一例を、図3の概略構成断面図によって説明する。図3では、新設のベランダに設けた植栽基盤の一例を示し、前記図1によって説明したのと同様なる構成部品には同一符号を付す。
【0022】
図3に示すように、ベランダ51の内部には、防水性を有し、かつ植物71の根によって突き破られることがない強度すなわち防根性を持つもので、上部が開放された植栽容器11が設置されている。この植栽容器11は設置場所に見合う大きさに形成されていて、その高さは例えば8cm〜30cm、好ましくは10cm〜15cm程度に形成されている。この植栽容器11の底面11bは、排水のための勾配が形成されていて、その勾配は、水が流れ下る程度の緩やかな傾斜に形成されている。その勾配の低部には排水管19が上記勾配方向に対して直角方向に設けられている。そして、植栽容器11は、部屋61側からベランダ51の欄干52方向に向かって、その底面11bが下るように設置されている。なお、部屋61のベランダ51側には例えばガラス戸62が設けられている。
【0023】
さらに植栽容器11内には後述するパネルを支持するための支持部材13が設けられている。この支持部材13は、例えば柱状のものからなる、または前記第1実施形態と同様のものであってもよい。すなわち、パネルを支持することができ、かつ植栽容器11の底面11b側に流路となる部分が設けられているものであればいかなる形状(例えば板状)のものであってもよい。
【0024】
上記植栽容器11の内部には植栽土壌14が充填されている。この植栽土壌14は、排水層15と、その上部に設けた育成層16とからなる。排水層15は、例えば植栽容器11の底面11bの全面に敷きつめた軽量砕石からなり、育成層16は植栽する植物に応じた土壌(好ましくは軽量土壌)からなる。そしてそれらは、育成する植物に合わせて、植栽容器11の底面11bの全面に敷設されている。また、上記植栽土壌14の上部、すなわち、育成層16の上部には利用状況に応じて、例えば浸透ドリップ式の給水管20を埋設してもよい。その埋設位置は複数箇所とすることが好ましい。
【0025】
さらに上記植栽容器11上には、上記植栽土壌14との間に空間18を有して、植栽容器11の側壁11sおよび支持部材13によって支持されるもので床材となる複数枚からなるパネル17が上記植栽土壌14を覆う状態に設置されている。このパネル17は支持部材13のみで支持されていてもよく、また側壁11sのみで支持されていてもよい。または空間18を形成しないで上記植栽土壌14を押圧することなくこの植栽土壌14に接触する状態に上記パネル17を設置しても差し支えはない。上記パネル17には、木材、樹脂材、金属材等の様々な材質のものを利用することが可能である。そして、上記パネル17は任意の位置で取り外して開口部21を作ることが可能になっている。
【0026】
上記のように植栽基盤2は構成されている。
【0027】
上記図3によって説明した植栽基盤2では、前記第1実施形態で説明した植栽基盤1と同様に、植栽基盤の機能と床面の機能とを併せ持つことになる。そのため、従来のポットでは利用することが困難であった植栽基盤1の上部空間を利用することが可能になる。そして上記のように創出されたスペースを他の目的(例えば洗濯物干し場、リラックスコーナー等)に利用することが可能になる。
【0028】
しかも植栽したい任意の地点のパネル17を取り除いて開口部21を作ることにより、ベランダにおいてどの地点でも植物を植えられる。また万が一、植物71の根腐れ等が発生した際のメンテナンス時にもパネル17を取り外して速やかに対処することができる。
【0029】
さらに床面となるパネル17の下部の全域に植物の育成土壌となる植栽土壌14が敷設されていることから、植物の育成基盤としての土壌が従来のポットよりも十分に確保される。よって、従来のポットでは成しえなかった植物栽培量の確保が可能になる。
【0030】
また上記植栽基盤2は、植栽土壌14との間に空間18を有してパネル17が上記植栽土壌14を覆う状態に設置されていることから、植栽土壌14を踏圧することなく、植栽土壌14の利用が可能になる。このように植栽土壌14がパネル17により覆われるため、雑草発生の抑制効果や、水の過蒸散の抑制効果が期待できる。
【0031】
さらに上記植栽基盤2では排水管19が設けられていることから、従来のポットのように過剰給水によるベランダ床面の水濡れの問題は起こり難くなる。また従来の植栽ポットを利用した場合ではベランダ床面からの日光の照り返しによってポットが熱せられ植物に悪影響を及ぼしていたが、上記植栽基盤2ではパネル17により日光が遮られるため、上記悪影響が抑制される。
【0032】
次に上記植栽基盤2の利用方法の一例を、図5の部分断面斜視図によって以下に説明する。
【0033】
図5に示すように、上記植栽基盤2は、例えばマンションのベランダ(図示省略)に設置して用いる。植物を育成するには、まず、植物を移植する部分のパネル17を取り除いて開口部21を作り、その部分下方の植栽土壌14に植物71a〜71dを移植する。例えばつる性の植物はベランダに設置されている欄干52にからませてもよい。植栽土壌14への給水は、給水管20を用いて行う。また植栽土壌への追肥は、一部のパネル17を取り外して施せばよい。また排水は排水管19によって行われる。
【0034】
なお、前記第1,第2実施形態で説明した植栽基盤1,2において、大きめの植物を植栽するために育成土壌が厚くなり積載荷重が心配な場合には、繊維系保水材、硝石系排水材を含む軽量土壌を利用することが好ましい。
【0035】
以上説明したように、上記各実施形態において、植栽容器の底部が傾斜面で形成されているものでは、植栽土壌に供給された水が植栽容器の底部の低い方に流れるので、植栽容器の底部全域に水が溜まることがなくなる。さらに植栽容器の底部に排水孔が設けられているものでは、その排水孔より過剰な水を排水することができる。そのため、植物の根腐れを防止することができる。
【0036】
植栽容器内にパネルを支持する支持部材が備えられているものでは、幅の広い植栽容器であってもパネルが大きく撓むことなくパネルを支持することができる。また支持部材間のパネルを取り除いてその下部の植栽土壌に植物を移植することができる。すなわち、床面の必要な部分のみを開口して植栽土壌を露出させることが可能になり、さらなるスペースの有効利用を図ることが可能になる。
【0037】
植栽土壌が排水層とその上に堆積されている育成層とからなるものでは、過剰な水が育成層に溜まることなく、排水層に流れるので、植物の根腐れを防止することができる。さらに排水層内に排水管が備えられているものでは、排水層からの排水を容易に行うことができる。また育成層内に給水管が備えられているものでは、パネルを取り外すことなく、パネルで覆われた植栽土壌に給水することが容易にできる。
【0038】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の植栽基盤および植栽基盤の利用方法によれば、本来の植栽基盤の機能と床面の機能とを併せ持つことができるので、従来成しえなかった、植栽土壌上部の利用が可能になる。よって、限られたスペースの有効利用を図ることが可能になる。また植栽したい任意の地点のパネルを取り除くことができるので、ベランダ等において所望の位置に植物を植えることが可能になる。さらにパネル下に植物の育成基盤としての土壌が十分に確保されるので、植物の良好なる育成を図ることができる。また、従来の植栽ポットでは栽培が困難であった大きさの植物の栽培が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の植栽基盤に係わる第1実施形態の一例を説明する立体分解図と概略構成断面図である。
【図2】 支持部材の形態の一例を説明する斜視図である。
【図3】 本発明の植栽基盤に係わる第2実施形態の一例を説明する概略構成断面図である。
【図4】 植栽基盤の利用方法の一例を説明する部分断面斜視図である。
【符号の説明】
1…植栽基盤、11…植栽容器、14…植栽土壌、17…パネル
Claims (3)
- 防水性を有するものであって上部が開放されている植栽容器と、
前記植栽容器内に設けられている植栽土壌と、
前記植栽土壌を覆う状態で前記植栽容器上に設置されている新たな床面となる複数枚のパネルと、
前記植栽容器内で前記パネルを支持することができる支持部材とを備え、
前記支持部材の下部に水の流路となる開口部を形成し、
前記複数枚のパネルは植栽したい任意の地点のパネルを取り外せて、
前記パネルの下部の全域に植物の育成土壌となる前記植栽土壌が敷設されている
ことを特徴とする植栽基盤。 - 防水性を有するものであって上部が開放されている植栽容器と、前記植栽容器内に設けられている植栽土壌と、前記植栽土壌を覆う状態で前記植栽容器上に設置されている新たな床面となる複数枚のパネルと、前記植栽容器内で前記パネルを支持することができる支持部材とを備え、前記支持部材の下部に水の流路となる開口部を形成し、前記複数枚のパネルは植栽したい任意の地点のパネルを取り外せて、前記パネルの下部の全域に植物の育成土壌となる前記植栽土壌が敷設されている植栽基盤を用い、
前記植栽容器の底面は排水のための勾配が形成されているもので、
植物を移植する部分の前記パネルを取り外して開口部を設け、
前記開口部下の前記植栽土壌に植物を移植する
ことを特徴とする植栽基盤の利用方法。 - 排水のために前記植栽基盤を前記植栽容器の底面が傾斜して下るように設置する
ことを特徴とする請求項2記載の植栽基盤の利用方法。
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