JP3157945U - 緑化パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造で、壁面の補修等の際には別の場所に容易に移動でき、部屋などの壁面に簡単に置くことができ、しかも水の供給や管理が容易である緑化パネルを提供する。【解決手段】緑化パネル10は、適宜厚さを有する枠体20と、枠体20の前面を覆う前面側網30と、植物を定着させる緑化マット40と、土壌51と不織布52とを1組または複数組重ねた植栽セット50と、枠体20の後面を塞ぐ後面側網60とを有し、緑化マット40は、前面側網側に配置され、植栽セット50は、後面側網側に配置され、枠体20の下部には、貯水部と排水栓と貯水目盛を備え、枠体20の上部には、着脱式の蓋を備える。【選択図】図1
Description
この考案は、建物の室内の壁面、屋外の壁面、ベランダなどの構造物の壁面などに設けられる緑化パネルに関するものである。
従来、構造物の壁面を緑化する方法としては、例えばツル植物を構造物の壁面に沿って這わせることにより緑化する方法や、構造物の壁面やフェンスに植物を育成したポットや植物鉢を引っ掛けて吊るし下げるハンギング等が知られている。また、壁面緑化を目的として種々の緑化パネルが提案され(特許文献1〜4)、この緑化パネルは室内の飾りなどとしても利用されている。
このような種々の緑化パネルは、四周に枠を設けて内部に植生基盤材を設け、前後方向から植生基盤材を網で固定してパネル状とする形式のものであるが、複雑なマット構造であったり、壁面の補修等の際には別の場所に容易に移動できなかったり、部屋の壁面に簡単に置くことができなかったり、水の供給や管理に手間を要するなどの問題があった。
この考案は、かかる点に鑑みてなされたもので、簡単な構造で、壁面の補修等の際には別の場所に容易に移動でき、部屋などの壁面に簡単に置くことができ、しかも水の供給や管理が容易である緑化パネルを提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この考案は、以下のように構成した。
請求項1に記載の考案は、適宜厚さを有する枠体と、
前記枠体の前面を覆う前面側網と、
植物を定着させる緑化マットと、
土壌と不織布とを1組または複数組重ねた植栽セットと、
前記枠体の後面を塞ぐ後面側網とを有し、
前記緑化マットは、前記前面側網側に配置され、
前記植栽セットは、前記後面側網側に配置され、
前記枠体の下部には、貯水部と排水栓と貯水目盛を備え、
前記枠体の上部には、着脱式の蓋を備える、
ことを特徴とする緑化パネルである。
前記枠体の前面を覆う前面側網と、
植物を定着させる緑化マットと、
土壌と不織布とを1組または複数組重ねた植栽セットと、
前記枠体の後面を塞ぐ後面側網とを有し、
前記緑化マットは、前記前面側網側に配置され、
前記植栽セットは、前記後面側網側に配置され、
前記枠体の下部には、貯水部と排水栓と貯水目盛を備え、
前記枠体の上部には、着脱式の蓋を備える、
ことを特徴とする緑化パネルである。
前記構成により、この考案は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載した考案では、枠体の前面を覆う前面側網と、植物を定着させる緑化マットと、土壌と不織布とを1組または複数組重ねた植栽セットと、枠体の後面を塞ぐ後面側網とを有し、緑化マットは、前面側網側に配置され、植栽セットは、後面側網側に配置された簡便な構成であり、壁面の補修等の際には別の場所に容易に移動でき、かつ部屋の壁面などに簡単に置くことができる。
また、枠体の下部には、貯水部と排水栓と貯水目盛を備え、枠体の上部には、着脱式の蓋を備えることで、枠体の上部から水を供給し、また枠体の表や裏からも水を供給でき、設置の仕方でいろいろな水の供給が可能である。
また、植物を定着させる緑化マットと、土壌と不織布とを1組または複数組重ねた植栽セットとを有することで、保水力が向上でき植物の育成に好適であると共に、潅水の回数を低減することができ、水の管理の手間を大幅に低減することができる。
以下、この考案の緑化パネルの実施の形態について説明する。この考案の実施の形態は、考案の最も好ましい形態を示すものであり、この考案はこれに限定されない。
この実施の形態の緑化パネルを、図1乃至図3に示す。図1は緑化パネルを分解した状態の斜視図、図2は緑化パネルを組み付けた状態の斜視図、図3は緑化パネルを組み付けた状態の断面図である。
この実施の形態の緑化パネル10は、適宜厚さを有する枠体20と、枠体20の前面を覆う前面側網30と、植物41を定着させる緑化マット40と、土壌51と不織布52とを1組または複数組重ねた植栽セット50と、枠体20の後面を塞ぐ後面側網60とを有し、これらは組み付け可能に構成されている。緑化マット40は、前面側網30側に配置され、植栽セット50は、後面側網60側に配置される。
枠体20は、例えば横300mm、縦400mm、厚さ50mmの方形であり、木材を組み付けて形成される。枠体20の表面側に縁21を設けて30mm程度の厚さを残して繰り抜かれ、方形の開口部22が形成されるが、材料は樹脂などでもよく、横、縦、厚さなどの大きさも特に限定されない。また、方形に限らず、台形などの多角形でも、円形などでもよい。
枠体20の下部には、貯水部23と、排水栓24と、貯水目盛25を備える。貯水部23は、下部の枠部20aに沿って内部に形成され、この貯水部23は緑化マット40に対応した位置に形成されている。排水栓24は貯水部23に連通して形成され、貯水目盛25は外部から貯水部23に溜まった水量を見ることができるようになっている。
枠体20の上部には、着脱式の蓋26を備える。この実施の形態では、上部の枠部20bに沿って内部に供給開口27が形成され、蓋26を開いて水を供給開口27から供給するようになっており、水を供給した後は蓋26を閉じる。
前面側網30は、金属線で形成されているが、表面を防錆塗装したものや、樹脂などで形成してもよく、例えば75mm間隔で張られたメッシュであるが、メッシュは枠体20の大きさや植える植物などによって自由に決めることができる。この前面側網30は、枠体20の前面の開口部22を覆うように組み付ける。
緑化マット40は、保水性を有する不織布で構成され、植物41を定着させることができるものが用いられるが、例えばカッターナイフで切り込みを入れて、花などを新たに植え込むこともできる。この緑化マット40には、植物41が定着させてあり、前面側網30の網目から葉が飛び出して緑化面となる。
植栽セット50は、土壌51と不織布52とを1組または複数組重ねたセットであるが、土壌51は、例えば袋53などに入れておき、組み付け時に取り出すようにしてもよく、透水性の袋53を用い、袋53に土壌51を入れて平らにした状態で用いてもよい。また、植栽セット50を構成する組み込む組数は、緑化マット40に入れる植物の種類に応じて適宜選択する。
後面側網60は、前面側網30と同様に金属線で形成されているが、表面を防錆塗装したものや、樹脂などで形成してもよく、例えば75mm間隔で張られたメッシュであるが、メッシュは枠体20の大きさや植える植物などによって自由に決めることができる。この後面側網60は、枠体20の後面の開口部22を覆うように組み付ける。
次に、緑化パネル10を使用する場合の一例を説明する。この実施の形態の緑化パネル10は、枠体20と、前面側網30と、植栽セット50と、後面側網60とをセットとして販売し、緑化マット40は植物41を定着させた状態で、別途育成させたものを購入者に別便で郵送しても良い。
購入者は、緑化マット40が届くと、枠体20の前面に前面側網30を組み付け、緑化マット40を、植物41が前面側網30側になるようにして敷き、緑化マット40の上に植栽セット50の土壌51を敷き、さらに土壌51の上に不織布52を敷き、後面側網60を枠体20の後面に組み付ける。また、植栽セット50は、不織布52を袋状とし、その中に土壌51を入れ、土壌51が散乱しないようにして、組み込んでも良い。
このようにして、緑化パネル10の組み付けが完了すると、図4(a)に示すように、好みに応じて、緑化マット40にカッター90によって切り込み70を入れて、好きな花などの植物91を植え込んでも良い。
使用する時には、図4(b)に示すように垂直にして、部屋の壁面やバルコニーの壁面、外構の柵などの好きな壁面に設置する。なお、緑化パネル10には、植物91を植え込まないようにしてもよい。
この緑化パネル10に水を供給する場合には、図5(a)に示すように、緑化パネル10の表面や裏面からの霧吹き92を用いて、水を霧状にして吹き付けて供給し、植物には表面から水を供給できる他に、裏面からも水を供給することができる。
また、図5(b)に示すように、上部の枠部20bに設けた蓋26を開いて、枠部20bの上方からコップ93などを用いて内部の供給開口27に注ぎ込み、水を供給開口27から供給し、水を供給した後は蓋26を閉じ、上部からも水を供給することが可能である。
緑化マット40は保水性があるため、一度水の供給を行うとある程度の水を保水し、植物に供給することができ、また余分な水は下に流れ落ちる。
枠体20は、木材の繋ぎ目はシーリングが行われており、繋ぎ目から水が漏れないようになっている。下に流れ落ちた水は、枠体20の下部の貯水部23に溜まるため、下に流れ落ちず、上部の緑化マット40が乾燥すると毛細管現象により水を吸い上げることができる。
枠体20の下部の側面には、排水栓24が設けられており、運搬・移動時のこぼれ防止など、必要に応じて排水栓24を開いて水をコップ94などに排出することができる。
また、枠体20の下部の側面には、貯水目盛25が設けられており、この貯水目盛25によって貯水部23に溜まった水の水位を見て、溜まった水の状態を確認することができる。
また、枠体20の後面側網60は取外し可能となっており、植栽セット50は取替えすることができる。また、植物が枯れた場合や違う植物を楽しむ場合には、前面側網30を取外し、緑化マット40を取替えることで新たな緑化を楽しむことができる。
このように、緑化パネル10は、枠体20の前面を覆う前面側網30と、植物41を定着させる緑化マット40と、土壌51と不織布52とを1組または複数組重ねた植栽セット50と、枠体20の後面を塞ぐ後面側網60とを有し、緑化マット40は、前面側網30側に配置され、植栽セット50は、後面側網60側に配置された簡便な構成であり、部屋の壁面の補修等の際には別の場所に容易に移動でき、かつ部屋の壁面などに簡単に置くことができる。
また、緑化パネル10は、枠体20の下部に、貯水部23と、排水栓24と、貯水目盛25を備え、枠体20の上部には、着脱式の蓋27を備えることで、枠体20の上部から水を供給し、また枠体20の表や裏からも水を供給でき、設置の仕方でいろいろな水の供給が可能である。
また、緑化パネル10は、植物41を定着させる緑化マット40と、土壌51と不織布52とを1組または複数組重ねた植栽セット50とを有することで、保水力が向上でき植物の育成に好適であると共に、潅水の回数を低減することができ、水の管理の手間を大幅に低減することができる。また、緑化パネル10は、最裏面の不織布を緑化マットに交換したり、緑化マットとして利用することで、表裏両面を緑化することもできる。
この考案は、建物の室内の壁面、屋外の壁面、ベランダなどの構造物の壁面などに設けられる緑化パネルに適用でき、簡単な構造で、壁面の補修等の際には別の場所に容易に移動でき、部屋などの壁面に簡単に置くことができ、しかも水の供給や管理が容易である。
10 緑化パネル
20 枠体
20a 下部の枠部
21 縁
22 開口部
23 貯水部
24 排水栓
25 貯水目盛
26 蓋
30 前面側網
40 緑化マット
41 植物
50 植栽セット
51 土壌
52 不織布
60 後面側網
20 枠体
20a 下部の枠部
21 縁
22 開口部
23 貯水部
24 排水栓
25 貯水目盛
26 蓋
30 前面側網
40 緑化マット
41 植物
50 植栽セット
51 土壌
52 不織布
60 後面側網
Claims (1)
- 適宜厚さを有する枠体と、
前記枠体の前面を覆う前面側網と、
植物を定着させる緑化マットと、
土壌と不織布とを1組または複数組重ねた植栽セットと、
前記枠体の後面を塞ぐ後面側網とを有し、
前記緑化マットは、前記前面側網側に配置され、
前記植栽セットは、前記後面側網側に配置され、
前記枠体の下部には、貯水部と排水栓と貯水目盛を備え、
前記枠体の上部には、着脱式の蓋を備える、
ことを特徴とする緑化パネル。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009009148U JP3157945U (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | 緑化パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009009148U JP3157945U (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | 緑化パネル |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016000033A (ja) * | 2014-05-23 | 2016-01-07 | 株式会社節句田 | 植物展示キット |
CN113170673A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-07-27 | 东北师范大学 | 一种提高土地绿化率的装置及其方法 |
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2009
- 2009-12-24 JP JP2009009148U patent/JP3157945U/ja not_active Expired - Fee Related
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