JP4845545B2 - 緑化ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、緑化ユニットに関するものであり、より詳細には、建築物の外壁面を緑化する壁面緑化用の緑化ユニットに関するものである。
建築物等の壁面緑化及び屋上緑化が、ヒートアイランド現象緩和、美観向上、環境負荷軽減等の観点より、近年殊に、注目されている。壁面緑化方法として、付着根を有するつる植物を自立登攀させて壁面を覆う登攀式壁面緑化法、屋上、ベランダ等に設置したプランターから植物を垂らして壁面を緑化する垂下式壁面緑化法、ワイヤー等の補助材を用いてつる植物を登攀又は下垂させて壁面を緑化する補助材式壁面緑化法(特開2004-267084号公報)、つる植物を誘引・巻付け可能なユニットを用いたユニット式壁面緑化(特開2004-254565号公報)、更には、壁面緑化専用の植栽済み緑化パネルを用いて壁面を早期に緑化する立体基盤式壁面緑化法(特開2003-155714号公報、特開2001-169658号公報)等が知られている。この他、多数の植栽ユニット等を屋上等から懸吊して建築物の壁面を緑化する方法(特開2004-24855号公報)等の様々な緑化方法がこれまで提案されてきた。
このような緑化方法は、建築物の外壁面全体を統一的に緑化することを企図したものであるが、慣用的な壁面緑化方法として、建築物の外壁面に設けられたベランダ等に植栽ユニットを配置することによって外壁を局所的に緑化することが広く行われている。これに類する緑化方法として、建築物の外壁面に鋼構造の枠体又は鉄筋コンクリートの床版等を壁面緑化用に突設させ、枠体又は床版等によって植栽ユニットを支持する方法が挙げられる。このように枠体、床版等を外壁に設けた場合、植物育成の維持・管理のための作業通路をも枠体、床版等によって形成することが可能となるので、このような緑化方法は、植物の種類等を多様化し、或いは、植物の成長を適正化し又は促進する上で有利である。
特開2004-267084号公報 特開2004-254565号公報 特開2003-155714号公報 特開2001-169658号公報 特開2004-24855号公報
壁面緑化は、市街地に建設される建築物に殊に要求される傾向があるが、市街地に建設される建築物は、外壁面が隣地境界又は道路境界に接近した位置に配置される傾向がある。このため、垂下式壁面緑化法、補助材式壁面緑化法等により、外壁面を緑化する方法が一般に採用される。しかし、このような緑化方法では、植物の種類の制約、給水方法の制約、栄養剤供給方法の制約、植物交換の困難性等の管理上の問題が残る。
他方、外壁面が隣地境界又は道路境界に接近した建築物において、前述の如く壁面緑化用の枠体、床版等を外壁面に突設させた場合、維持・管理用の作業床を確保するには、建築物の外壁面を敷地内にセットバックする必要がある。しかしながら、壁面緑化のために建築物の外壁位置を設計変更することは、現実には許容し難く、このため、植物育成の維持・管理のための作業通路を確保することは、極めて困難である。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外壁面が隣地境界又は道路境界に接近した建築物の外壁面を緑化するとともに、植物育成の維持・管理のための作業床及び作業用通路を確保することができる緑化ユニットを提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明は、建築物の外壁面を緑化する植物を植栽するための土壌を収容可能なプランタボックス部分と、植物が登攀可能又は垂下可能な正面を有する垂直パネル部分とを一体化した構造を有し、建築物の外壁面の外側に整列配置され且つ該建築物によって支持される壁面緑化用の緑化ユニットであって、
前記プランタボックス部分は、前記垂直パネル部分から後方又は前方に突出した頂部開口形容器を構成し、
該容器は、建築物によって支持され、前記建築物の外側に床構造体を形成し、
作業床を構成する床版が前記プランタボックス部分の上側に配置され、該床版は、前記プランタボックス部分によって支持され、隣り合う緑化ユニットの前記床版は、実質的に連続する作業用通路を前記建築物の外側に形成し、前記床版と前記プランタボックスとは、前記緑化ユニットの奥行方向に相対的にずれた位置に配置され、前記作業床から前記プランタボックス内の植物及び土壌を点検・管理可能な開口部が、前記床版と前記垂直パネル部分との間に形成されることを特徴とする緑化ユニットを提供する。
本発明の上記構成によれば、プランタボックスの植物は、外壁面の外側に配置された垂直パネル部分の正面に伸び、垂直パネル部分の正面を登攀し又は垂下する。整列配置した緑化ユニットの床版は、実質的に連続する作業用通路を外壁面の外側に形成するので、植物育成の維持・管理のための作業床及び作業用通路を確保することができる。しかも、作業床を形成する床版が、プランタボックス部分の上側に配置され、床版及びプランタボックス部分は、上下にオーバーラップするので、緑化ユニットの奥行を縮小することができる。更には、床版とプランタボックスとが緑化ユニットの奥行方向(前後方向)に相対的にずれた位置に配置されるので、床版と垂直パネル部分との間には、開口部が形成される。作業床上の管理者は、この開口部を介してプランタボックス内の植物及び土壌を点検・管理することができる。
本発明の緑化ユニットによれば、外壁面が隣地境界又は道路境界に接近した建築物の外壁面を緑化するとともに、植物育成の維持・管理のための作業床及び作業用通路を確保することができる。
本発明の好適な実施形態によれば、上記プランタボックス部分及び垂直パネル部分の枠体は、一体的に相互連結されるとともに、建築物の外壁に設けられた支持部材に固定可能な固定手段を夫々有する。支持部材は、建築物の構造体に支持され、緑化ユニットの自重(鉛直荷重)は、主としてプランタボックス部分から支持部材に伝達し、建築物の構造体によって支持される。プランタボックス部分及び垂直パネル部分の双方を支持部材に固定することにより、緑化ユニットの傾倒又は水平変位を阻止することができる。
好ましくは、上記床版は、プランタボックス部分の枠体に固定され、床版の荷重は、プランタボックス部分を介して上記支持部材に伝達し、建築物の構造体によって支持される。更に好ましくは、床版の枠体は、解放可能な係止手段(ボルト・ナット組立体等)によってプランタボックスの枠体に固定され、床版の床面は、エキスパンドメタル等の通気・通水性面材によって形成される。所望により、枢動式又はスライド式の開閉構造を床版に設け、床版を開閉式又はスライド式に構成しても良い。
本発明の好適な実施形態において、プランタボックス内の土壌面と床版の床面との間の距離(h4)は、少なくとも100mmに設定され、上記開口部の奥行寸法(S5)は、少なくとも100mmに設定される。また、作業床の奥行寸法(D1)は、少なくとも250mmに設定され、緑化ユニットの正面(S4)は、外壁面から550〜700mmの範囲内に配置される。緑化ユニットをこのように建築物の外壁面近傍の帯域に納めるにもかかわらず、管理者等は、床版上を移動し、上記開口部から土壌及び植物の点検、植物・土壌への肥料・薬剤等の供給、植物の交換、植栽又は除去等を行うことができる。
所望により、垂直パネル部分を上下に分割しても良い。また、緑化ユニットは、複数のプランタボックスと単一の垂直パネル部分とを一体化した構造、或いは、複数の垂直パネル部分と単一のプランタボックスとを一体化した構造に設計しても良い。更には、植物が登攀可能な繊維質マットを垂直パネル部分の枠内に張設しても良く、また、垂直パネル部分を若干傾斜させることも可能である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。
図1、図2及び図3は、本発明の実施例に係る緑化ユニットの全体構成を示す側面図、正面図及び平面図である。また、図4は、緑化ユニットの組立図であり、図5は、緑化ユニットの斜視図である。
図1に示す如く、緑化ユニット1は、プランタボックス2、垂直登攀パネル3及び作業床4から構成される。作業床4は、建築物の外壁5に沿って水平に配置される。作業床4は、外壁5から距離S1(約50〜150mm)だけ離間し、作業者が歩行可能な奥行D1(約300mm)を有する。プランタボックス2は、作業床4の下側に配置され、作業床4に対して距離S2(約100〜150mm)だけ更に外壁5から離間する。プランタボックス2の奥行D2は、約300mm程度に設定され、上下のブラケット21、22が、プランタボックス2から外方に突出する。ブラケット21、22の先端部には、垂直登攀パネル3の垂直支柱31が固定される。垂直登攀パネル3は、外壁5と平行にブラケット21、22の先端部から垂直上方に延びる。垂直登攀パネル3の正面(前面)と、プランタボックス2の正面(前面)との間の距離S3は、約50〜100mm程度に設定され、緑化ユニット1の全奥行寸法D3は、約500mm程度に設定される。垂直登攀パネル3は、作業床4から高さh3(約1200mm)だけ上方に突出する。作業床4は、プランタボックス2の下端から高さh2(約400mm)を隔てた位置に配置され、従って、垂直登攀パネル3の高さh1(=h2+h3)は、約1600mm程度に設定される。図2及び図3に示すように、緑化ユニット1は、左右対称の形態・構造を有し、正面視長方形の垂直登攀パネル3の枠体内には、線材34が縦横に張設される。
図4に示す如く、プランタボックス2は、四隅の垂直支柱25と、横架材23、24とを溶接等の固着手段によって一体的に相互連結してなる立体枠を有する。ブラケット21、22は、溶接等の固着手段によってプランタボックス2の枠体に固定される。開口率50〜70%程度のパンチングメタル26がプランタボックス2の端面及び側面の開口に張設され、プランタボックス2は、全体的に直方体形の頂部開口形容器を構成する。支柱25及び横架材23、24は、アングル形鋼等の形鋼材からなり、ブラケット21、22は、鋼材の曲げ加工品からなる。図3に示すように、底板28が、プランタボックス2の底面に配置される。底板28は、複数の排水孔29を備える。なお、パンチングメタル26に換えて、エキスパンドメタル、有孔樹脂板、ボード建材等をプランタボックス2の端面及び側面に配置しても良い。
図4に示すように、植栽用の軽量土壌90と、排水層用の土壌改良資材(黒曜石パーライト等)91とが袋状不織布93内に充填され、ヘデラ等の蔦植物(蔦類)又はつる植物の苗92が袋状不織布93内の土壌90に植栽される。苗92を植栽した袋状不織布93は、プランタボックス2内に収納される。図5に示すように、プランタボックス2の上側横架材24は、横架材23の下方に配置され、植物育成空間が土壌90の上面と作業床4との間に形成される。土壌90に植栽された植物は、蔦又はつるを垂直登攀パネル3に伸ばし、垂直登攀パネル3の正面を登攀し又は垂下する。なお、端面のパンチングメタル26には、給水装置管100(仮想線で示す)を挿通可能な切欠き部27が形成される。
作業床4は、鋼製方形枠41の開口部にエキスパンドメタル42を張設した水平版からなり、ボルト43によって横架材23上に固定される。図1に示す如く、作業床4は、土壌90(仮想線で示す)の上面レベルから上方に高さh4の距離を隔てる。高さh4は、約100〜150mmに設定される。図3に示すように、作業床4及びプランタボックス2は、緑化ユニット1の奥行方向に互いにずれた位置に配置される。作業床4が相対的に外壁5の側にオフセットしていることから、比較的大きな方形開口部46が、作業床4と垂直登攀パネル3との間に形成される。プランタボックス2及び作業床4の幅W2は、約650mmに設定され、垂直登攀パネル3の幅W1及び厚さD4は、約800mm、約30mmに夫々設定される。垂直登攀パネル3の正面と外壁5との間の距離S4は、約600mmに設定され、方形開口部46の奥行S5は、約150mm程度に設定される。なお、エキスパンドメタル42に換えて、パンチングメタル、グレーチング、有孔樹脂板等によって作業床の床面を形成しても良い。
図2及び図4に示すように、垂直登攀パネル3は、左右一対の垂直支柱31と、上下の横架材32、33とを溶接等の固着手段によって一体的に相互連結した方形枠体からなり、枠体内の方形開口部には、線材34が縦横に張設される。線材34は、所定直径(例えば、直径約4〜5mm)の円形断面を有する金属線材からなり、線材34の端部は、溶接等の固着手段によって支柱31及び横架材32、33に固定される。垂直登攀パネル3をプランタボックスに固定するための取付けピース35が、支柱3の内側面に突設され、ボルト36が取付けピース35のボルト孔に挿通され、ブラケット21に締結される。垂直登攀パネル3は、ボルト36の締結により、プランタボックス2に垂直に固定される。垂直登攀パネル3を建築物に固定するための取付けピース38が、所定間隔を隔てて横架材32に取付けられる。取付けピース35、38は、鋼材の曲げ加工品からなる。
図6(A)は、建築物に対する緑化ユニット1の取付け方法を示す斜視図である。
建築物の構造体(図示せず)に固定した水平支持部材51が建築物の外壁5を貫通し、外壁面の垂線方向に外壁5から突出する。水平支持部材52が水平支持部材51の先端部に架設され、外壁5と平行に延在する。水平支持部材51、52は、緑化ユニット1を支持する支持構造体を建築物の外側に形成する。垂直登攀パネル3をボルト連結するための取付けピース53が所定間隔を隔てて水平支持部材52に固定されるとともに、プランタボックス2をボルト連結するためのボルト孔54が水平支持部材52のフランジ部に穿設される。なお、水平支持部材51、52は、H形鋼材からなり、取付けピース53は、鋼材の曲げ加工品からなる。
図6(B)には、垂直登攀パネル3と水平支持部材52との連結構造が部分拡大斜視図として示されている。
垂直登攀パネル3の取付けピース38は、取付けピース53の垂直面に位置決めされ、取付けピース38、53のボルト孔は、整合する。ボルト55が、取付けピース38、53のボルト孔に挿通される。ナット58がボルト55の先端部に締結され、取付けピース38、53は、一体的に連結される。
図6(C)には、プランタボックス2と水平支持部材52との連結構造が部分拡大斜視図として示されている。
プランタボックス2のブラケット22は、水平支持部材52上の所定位置に位置決めされ、ブラケット22に穿設されたボルト孔22aが、水平支持部材52のボルト孔54に整合する。ボルト55が、ボルト孔22a、54に挿通される。ナット58がボルト55の先端部に締結され、ブラケット22及び水平支持部材52は、一体的に連結される。
図7は、緑化ユニット1を外壁5に取付けた状態を示す斜視図である。
緑化ユニット1は、水平支持部材51、52に支持され、外壁5の外側に整列する。隣り合う垂直登攀パネル3は、施工上必要なクリアランス程度の間隔W3(例えば、50mm)を隔てて離間する。
プランタボックス2の植物は、プランタボックス2の開口部46から垂直登攀パネル3の線材34に伸び、線材34に沿って登攀し又は垂下する。
各垂直登攀パネル3の背後には、作業床4が配置される。整列した作業床4は、実質的に連続する作業用通路を外壁5の壁面に沿って形成する。植物の管理者等は、作業床4上を移動することができる。前述の如く、垂直登攀パネル3と作業床4との間には、奥行S5(図3)の開口部46が形成されるので、管理者等は、開口部46を介して、プランタボックス2内の土壌及び植物の点検や、プランタボックス2内の清掃、植物・土壌への肥料・薬剤等の供給、植物の交換、植栽又は除去等の管理を行うことができる。
本例では、垂直登攀パネル3の高さh1は、前述の如く、約1600mm程度に設定され、垂直登攀パネル3の上端部と水平支持部材52との間の距離(高さ寸法)h5は、50〜100mm程度に設定され、上下の水平支持部材52の間の距離(高さ寸法)h6は、約1700mm程度に設定される。
なお、緑化ユニット1を構成する各種の形鋼材、曲げ加工鋼材、エキスパンドメタル等には、必要に応じて、亜鉛メッキ、樹脂被覆、耐候性塗装等が施される。また、植物登攀用金属線材、ボルト及びナットとして、ステンレス製の線材、ボルト、ナット等を好ましく使用し得る。
図8は、本発明の他の実施例に係る緑化ユニットの全体構成を示す側面図である。
前述の実施例と同じく、緑化ユニット1は、プランタボックス2、垂直登攀パネル3及び作業床4から構成され、作業床4は、建築物の外壁5に沿って水平に配置される。しかしながら、本実施例では、垂直登攀パネル3は、外壁5の壁面を覆うように外壁5に接近し、例えば、外壁5から約50〜150mmだけ離間するにすぎない。作業床4の下側に配置されたプランタボックス2は、上下のブラケット21、22によって垂直登攀パネル3の垂直支柱31に一体的に連結され、垂直登攀パネル3から前方に突出する。
水平支持部材51は、外壁5と平行に延びる水平支持部材52を支持する。下側の水平支持部材52は、プランタボックス2を支持し、上側の水平支持部材52は、ブラケット56及び取付けピース53を介して垂直登攀パネル3の取付けピース38に連結される。垂直登攀パネル3の上端部と作業床4との間の距離(高さh3)は、例えば、約1500〜1600mmに設定される。
作業床4は、鋼製方形枠41の開口部にエキスパンドメタル42を張設した水平版からなる。作業床4は、外壁5と反対の側にオフセットし、方形開口部46は、作業床4と垂直登攀パネル3との間に形成される。給水装置管100(仮想線で示す)は、開口部46の下側に配置される。プランタボックス2内の軽量土壌90及び土壌改良資材91には、ヘデラ等の蔦植物(蔦類)又はつる植物の苗92が植栽される。蔦植物(蔦類)又はつる植物は、開口部46から垂直登攀パネル3に沿って登攀し又は垂下する。所望により、蔦植物(蔦類)又はつる植物をプランタボックス2の正面側に垂下させても良い。
以上、本発明の好適な実施例について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変形又は変更が可能である。
例えば、上下の水平支持部材52の間隔h6を増大し且つ緑化ユニット1の高さh1の寸法を増大し、これにより、管理者等が腰を曲げることなく作業床4上を移動し得るように設計しても良い。
また、給水装置100は、例えば、プランタボックス2内に配管された有孔散水管と、散水管に給水を圧送する給水圧送装置と、散水時間等を制御する制御部とから構成される。
更に、植物の種類は、任意であり、植物登攀補助用の線材の配置及び構造、プランタボックスの寸法・構造、土壌の種類及び量、植物への散水方法等は、植物の種類に相応して適宜設計変更し得るものである。
また、やしマット等の繊維質植栽マットを垂直登攀パネル3の枠体内に張設しても良い。
更には、上記作業床4は、比較的容易に開放可能な開閉式又はスライド式の床版として構成しても良い。
本発明の緑化ユニットは、建築物の外壁面を緑化するための壁面緑化手段として使用される。殊に、本発明の緑化ユニットは、外壁面が隣地境界又は道路境界に接近した建築物の壁面を緑化するための壁面緑化手段として有利に使用される。
本発明の実施例に係る緑化ユニットの全体構成を示す側面図である。 図1に示す緑化ユニットの正面図である。 図1に示す緑化ユニットの平面図である。 緑化ユニットの組立図である。 緑化ユニットの斜視図である。 建築物に対する緑化ユニットの取付け方法を示す斜視図及び部分拡大斜視図である。 緑化ユニットを外壁に取付けた状態を示す斜視図である。 本発明の他の実施例に係る緑化ユニットの全体構成を示す側面図である。
符号の説明
1 緑化ユニット
2 プランタボックス
3 登攀パネル延長部
4 作業床
5 外壁
46 方形開口部
90 軽量土壌
92 苗

Claims (7)

  1. 建築物の外壁面を緑化する植物を植栽するための土壌を収容可能なプランタボックス部分と、植物が登攀可能又は垂下可能な正面を有する垂直パネル部分とを一体化した構造を有し、建築物の外壁面の外側に整列配置され且つ該建築物によって支持される壁面緑化用の緑化ユニットであって、
    前記プランタボックス部分は、前記垂直パネル部分から後方又は前方に突出した頂部開口形容器を構成し、
    該容器は、建築物によって支持され、前記建築物の外側に床構造体を形成し、
    作業床を構成する床版が前記プランタボックス部分の上側に配置され、該床版は、前記プランタボックス部分によって支持され、隣り合う緑化ユニットの前記床版は、実質的に連続する作業用通路を前記建築物の外側に形成し、前記床版と前記プランタボックスとは、前記緑化ユニットの奥行方向に相対的にずれた位置に配置され、前記作業床から前記プランタボックス内の植物及び土壌を点検・管理可能な開口部が、前記床版と前記垂直パネル部分との間に形成されることを特徴とする緑化ユニット。
  2. 前記プランタボックス部分及び垂直パネル部分の枠体は、一体的に相互連結されることを特徴とする請求項1に記載の緑化ユニット。
  3. 前記枠体は、建築物の構造体に支持された支持部材に固定可能な固定手段を夫々有することを特徴とする請求項2に記載の緑化ユニット。
  4. 前記床版は、前記プランタボックス部分の枠体に固定され、床版の荷重は、プランタボックス部分を介して建築物に伝達し、建築物の構造体によって支持されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の緑化ユニット。
  5. 前記床版の床面は、通気・通水性面材によって形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の緑化ユニット。
  6. 前記プランタボックス内の土壌面と前記床版の床面との間の距離(h4)は、少なくとも100mmに設定され、上記開口部の奥行寸法(S5)は、少なくとも100mmに設定されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の緑化ユニット。
  7. 前記作業床の奥行寸法(D1)は、少なくとも250mmに設定され、緑化ユニットの正面は、外壁面から550〜700mm(S4)の範囲内に配置されることを特徴とする請求項6に記載の緑化ユニット。
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