JP3871253B2 - 組立式収納キャビネット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、工場出荷時などにできるだけコンパクトに梱包できるようにした組立式収納キャビネットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、最終組立を顧客に委ねる組立式収納キャビネットが種々ある。これらは最終組立を顧客が行うものであるから、できるだけ簡便に組み立てることができるように簡単な構成が好ましいが、それと同時に、工場出荷時の梱包状態では、可能な限りコンパクトにすることが望まれる。それは、体積を小さくすることによって輸送コストが削減できるからであり、また顧客にとっても、持ち帰りが容易となるからである。
【0003】
従来の組立式収納キャビネットの一般的な構成の概略を図4に示す。図4(A)は組立時の正面、同図(B)▲1▼、▲2▼はそれぞれ梱包時の正面の態様を示すものである。図に示すように、この種のキャビネットは一般に、各段を構成する複数のフレーム(イ)と、各フレーム(イ)の四隅に立設して上下フレーム間を接続する支柱(ロ)と、上記フレーム(イ)と支柱(ロ)で構成された枠体に挿脱する複数の引き出し(ハ)と、最上段を覆う天板(ニ)とから構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この組立式収納キャビネットを梱包する場合、例えば同図(B)▲1▼のようにフレーム(イ)だけを積み重ね、さらに引き出し(ハ)をその上に積み重ねると、フレームに多大な荷重がかかり、各フレーム中央が下方に撓んで変形してしまい、商品価値を損なうものとなっていた。また、この変形を防止するためには各フレーム間に別途支持部材を挟む必要があり、不要な部品が増えてコスト高となると共に、ゴミの増加にも繋がるものであった。
【0005】
そこで、同図(B)▲2▼のようにフレームの一つを引き出しの上に表裏逆向きに積み重ねる梱包方法が考えられる。これによってフレームに対する荷重は軽減されるが、なお図示のようにフレームと引き出しの間に隙間が生じ、フレームの変形を完全に防止することはできなかった。
【0006】
これは、各フレームにおいて、少なくともその四隅に支柱を立設するための立ち上がり嵌合部(ホ)が必要であり、この立ち上がり嵌合部(ホ)には支柱が上下方向からそれぞれ嵌入するから、フレームの他の部分に比べて相当の高さを必要とするものであったからである。そのため、フレームと引き出しを重ねても、この立ち上がり嵌合部(ホ)の高さによって部材間に不要な間隙を生じていたのである。
【0007】
本発明は、特に梱包時にフレームを引き出しの上縁に表裏逆向きに重ねたときに生じる上記不要な間隙の発生をなくし、フレームの変形を防止すると共に、従来より更にコンパクトに梱包できるようにした組立式収納キャビネットを提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、各段を構成し、四隅に立ち上がり嵌合部を有する複数のフレームと、各フレームの四隅に設けた前記立ち上がり嵌合部に嵌合、立設して枠体を構成する複数の支柱と、フレームと支柱で構成した枠体に挿脱可能で、上方に拡開する収納部を有する複数の引き出しと、前記枠体の最上段を覆う天板とからなる組立式収納キャビネットにおいて、上記フレームの四隅に設ける立ち上がり嵌合部は、支柱の下端嵌合部が嵌合する細幅の第1嵌合部を外側に設けると共に、この第1嵌合部より高さの低い第2嵌合部をその内側に設けて、嵌合部を2段の構成とし、左右の外側の第1嵌合部間の距離を上記引き出しの収納部の上縁が嵌入可能な大きさとするという手段を採用した。
【0009】
かかる構成の収納キャビネットは、梱包時において、フレームの一つを表裏逆に引き出しに重ねた場合に、引き出し上縁が左右の第1嵌合部間に陥入するので、引き出し上縁とフレームの間に不要な間隙を生じることがなく、フレームの撓みによる変形を防止するものである。
【0010】
また、支柱が、上端に上段のフレームの下面に嵌合する上端嵌合片を有し、下端にフレームの第1嵌合部に設けた第1嵌合孔に嵌入係止する下端嵌合片を有するものとするという手段を採用した。
【0011】
支柱の上下端がそれぞれ上段または下段のフレームに嵌合して引き出しを挿脱する枠体を構成するものである。
【0012】
この場合、支柱が、更に下端の一部を延長してフレームの第2嵌合部に設けた第2嵌合孔に嵌入係止する下端延長嵌合片を有するものとするという手段を採用した。
【0013】
支柱下端が下端嵌合片と下端延長嵌合片の2箇所で立ち上がり嵌合部に嵌合するから、支柱の強度がより大きくなるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる組立式収納キャビネットの好ましい実施形態を図面に従って従来のものと対比しながら説明する。図1(A)は本発明にかかる収納キャビネットの部分分解図、(B)はその梱包時の説明図である。また、図2は同様に従来の収納キャビネットの分解図、説明図である。なお、各図において、一部のフレームや引き出し、天板等は図示を省略している。
【0015】
図1において、1はキャビネットの各段部を構成するフレームであって、四隅に支柱3を嵌合、立設するための立ち上がり嵌合部2を設けたものである。図2に示す従来のフレーム11の立ち上がり嵌合部12は、支柱13の下端に設けた下端嵌合片13bの大きさに見合う幅と高さを有するものであったが、本発明における立ち上がり嵌合部2は、外側に従来と同じ高さであるが従来より細幅の第1嵌合部2aを設け、その内側に高さの低い第2嵌合部2bを設けて2段に構成している。
【0016】
ここで左右の第1嵌合部2a、2a間の距離は上方に拡開した収納部4aを有する引き出し4の上縁4bの幅より広くして、図1(B)に示すように、フレーム1を裏表逆にして引き出し4に重ねたときに、引き出し4の上縁4bが第2嵌合部2bに接して第1嵌合部2a間に陥入するようにしている。この点が図2(B)に示すように立ち上がり嵌合部12全体が引き出し14の上縁に重なって引き出し14とフレーム11の間に間隙を生じていた従来品と異なる点である。
【0017】
次に、支柱3において、3aは上段のフレームの下面に嵌合する上端嵌合片、3bは図3にも示すように下段のフレームの第1嵌合部2aに設けた第1嵌合孔2cに嵌入係止する下端嵌合片である。また3cは支柱3の下端を一部延長して高さの低い第2嵌合部2bに設けた第2嵌合孔2dに嵌入係止する下端延長嵌合片である。従来の支柱13は図2のように上端に上端嵌合片13a、下端に下端嵌合片13bを設けた構成であるが、本発明では立ち上がり嵌合部2を2段構成にしたことに伴い、嵌合片も長さの異なる2段構成としたものである。これにより支柱3を支承する強度が高くなった。なお、下端嵌合片3bのみで充分な強度が得られる場合には、下端延長嵌合片3cは省略することがある。
【0018】
本発明にかかる収納キャビネットを組み立てる場合、最下段のフレーム1の上面の四隅に設けた2段構成の立ち上がり嵌合部2のそれぞれに、長さの異なる嵌合片3b、3cを有する支柱3を嵌合、立設する。そして、各支柱の上端嵌合片3aは上段のフレーム1の下面に嵌合して引き出し4を挿脱可能な段を構成する。これを必要な段数繰り返して枠体とし、最上段に天板を設ければ組立式収納キャビネットが完成する。
【0019】
なお、工場出荷時などの梱包時には、図1(B)のように、最下段にフレーム1を一段だけ置き、その上に引き出し4を重ね、さらにフレーム1を表裏逆に重ねたうえにフレームと天板を重ねておくようにする。これにより引き出しの上縁4bがフレーム1の第2嵌合部2bに接して重なるので、従来よりコンパクトに梱包できることになる。なお、支柱3は積み重ねた引き出し4内に収納する。
【0020】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明にかかる組立式収納キャビネットは、フレームの立ち上がり嵌合部を2段構成とし、外側に第1嵌合部を設けると共にその内側に第1嵌合部より高さの低い第2嵌合部を設けたものであるから、特に梱包時に、フレームを表裏逆にして引き出しに重ねることによって、引き出し上縁が第2嵌合部に接してフレーム内に陥入するようになる。そのため、フレームと引き出しの間に不要な間隙が生じることがなく、フレームの中間部に撓みが生じることを確実に防止できるようになり、同時に、従来に比べて嵩を低くコンパクトに梱包できるようになった。
【0021】
そのため、梱包体積を小さくすることができるから、輸送コストを削減することが可能となると共に、保管場所が小さくて済み、また顧客が持ち帰る際も便利になった。
【0022】
また、引き出し上縁がフレーム内に陥入するから、フレームが左右にずれることがなく、安定した状態で梱包できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明にかかる収納キャビネットの部分分解図、(B)はその梱包時の説明図である。
【図2】(A)は従来の収納キャビネットの部分分解図、(B)はその梱包時の説明図である。
【図3】支柱とフレームの関係を示す部分斜視図である。
【図4】(A)は組立式収納キャビネットの一般的な構成の正面概略図、(B)は梱包時の正面の態様の例を示すものである。
【符号の説明】
1 フレーム
2 立ち上がり嵌合部
2a 第1嵌合部
2b 第2嵌合部
3 支柱
3a 上端嵌合片
3b 下端嵌合片
3c 下端延長嵌合片
4 引き出し
4b 上縁

Claims (3)

  1. 各段を構成し、四隅に立ち上がり嵌合部を有する複数のフレームと、各フレームの四隅に設けた前記立ち上がり嵌合部に嵌合、立設して枠体を構成する複数の支柱と、フレームと支柱で構成した枠体に挿脱可能で、上方に拡開する収納部を有する複数の引き出しと、前記枠体の最上段を覆う天板とからなる組立式収納キャビネットにおいて、上記フレームの四隅に設ける立ち上がり嵌合部は、支柱の下端嵌合部が嵌合する細幅の第1嵌合部を外側に設けると共に、この第1嵌合部より高さの低い第2嵌合部をその内側に設けて、嵌合部を2段の構成とし、左右の外側の第1嵌合部間の距離を上記引き出しの収納部の上縁が嵌入可能な大きさとしたことを特徴とする組立式収納キャビネット。
  2. 支柱が、上端に上段のフレームの下面に嵌合する上端嵌合片を有し、下端にフレームの第1嵌合部に設けた第1嵌合孔に嵌入係止する下端嵌合片を有するものである請求項1に記載の組立式収納キャビネット。
  3. 支柱が、更に下端の一部を延長してフレームの第2嵌合部に設けた第2嵌合孔に嵌入係止する下端延長嵌合片を有するものである請求項2に記載の組立式収納キャビネット。
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