JP3870908B2 - サイドノック式シャ−プペンシル - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、軸筒の内部に芯繰り出し機構を配置するとともに、軸筒の側壁にノック駒を径方向に対し押圧可能に配置し、このノック駒の押圧動作により前記芯繰り出し機構を前後動せしめ、これらの動作によって芯を軸筒より繰り出すサイドノック式シャ−プペンシルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
サイドノック式シャ−プペンシルの1例として、特許文献1が知られている。そして、その要旨を、「外筒軸内に、口金を下端に備えており外筒軸より短尺な内筒を移動可能に収容し、上記口金を外筒軸の下端より突出し及び引退させる役目を果たす内部機構戻しばね及び適宜の係止手段を設け、上記外筒軸の把持指頭附近に外窓孔及び上記内筒の外窓孔に対応する部分に内窓孔をそれぞれ設け、上記内筒内に芯ケ−スと中継パイプと三割チャックとが一体になるよう収容し、上記内筒内より突出した三割チャックの外側でかつ口金の内側に締め具を設け、上記内筒内に三割チャックを芯先き方向に移動させ得かつばねにより復帰する摺動子を設け、上記外窓孔内に摺動子の上端傾斜面を下方に押し得るサイドノック釦及び上記芯ケ−スの上端に三割チャックを芯先き方向に押し得るノックカバ−をそれぞれ設けたことを特徴とするヘッド及びサイドノック式シャ−プペンシル。」とするものである。
つまり、芯ケ−スに蓄えられた芯は、中継パイプの上端部によって1本ごと分離され、前記中継パイプを通過し三割チャックへと導かれるものであり、三割チャックに把持された芯は、サイドノック釦の径方向への押圧作用によって摺動子並びに三割チャックが前進し、繰り出されるものである。
【0003】
【特許文献1】
実開昭55−171577号(実用新案登録請求の範囲、第1図)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、サイドノック式シャ−プペンシルで芯繰り出し操作を行うと、つまり、サイドノック釦を押圧すると、摺動子には前進方向への力だけではなく、勿論、サイドノック釦を押圧した方向へも力が作用する。そして、この摺動子に対する押圧方向への力は、摺動子を傾かせる方向への力となり、また、その傾かせる力はサイドノック釦を押圧するに従って増す。そして、摺動子の傾きによって前記中継パイプと三割チャックとの連結部を屈折せしめてしまうことになる。ここで、芯の繰り出しの不良が発生する。つまり、芯が前記屈折によって閊えてしまい繰り出せなくなったり、繰り出し量が少なくなってしまうのである。
【0005】
また、近年において消費者は、低価格な製品を望むようになってきている。企業においても、人件費などが高くなり、製品にかかる費用を低減しなければならないようになってきている。ボ−ルペンやシャ−プペンシルなどの筆記具も例外ではなく、上記のようなサイドノック式シャ−プペンシルも安価に製作することを強いられるようになってきた。ここで、安価に製作する方法としては、2つの部品を1つの部品に一体的に成形するとか、また、組み立て方法を簡単にするとか、部品点数を削減するなどが考えられる。しかし、2つの部品を1つの部品に成形することは、部品自体は安価に製作できるものの、部品の形状によっては成形する金型装置が複雑となり高価なものとなってしまう場合があった。そこで、採られるのが、部品点数の削減である。部品点数を削減すれば組み立ても簡単なものとなる。
しかし、単に部品点数を削減したのでは、必要な機能が失われてしまう。例えば、上記した例で云うならば、芯ケ−スや中継パイプを削減してしまうと、芯は摺動子を超えばね部分に入り込み芯が三割チャックに把持せず芯が繰り出せなかったり、また、サイドノック釦を押圧した際に芯を折損してしまうという問題点がでてくる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、軸筒の内部にスライド部材を有する芯繰り出し機構を配置するとともに、軸筒の側壁にノック駒を径方向に対し押圧可能に配置し、このノック駒の押圧動作により前記芯繰り出し機構を前後動せしめ、これらの動作によって芯を軸筒より繰り出すサイドノック式シャ−プペンシルにあって、前記ノック駒の近傍に少なくとも1つの芯受け部を設け、その少なくとも1つの芯受け部をノック駒、或いは、スライド部材に設け、また、その芯受け部に芯が通過する芯挿通孔を形成するとともに、前記芯受け部の両側に芯挿通孔の断面積よりも大きく、また、使用する芯の直径の2倍以上の直径を持つ断面を有する空間部を形成し、さらに、前記ノック駒の押圧方向に前記空間部の一方を設けたことを要旨とするものである。
【0007】
【実施例】
図1〜図6に第1実施例を示し説明する。軸筒1の側壁には、透孔2が形成されており、その透孔2にはガイド突起3が形成されている。また、透孔2には、断面形状がコ字型のノック駒4が軸筒1に対して垂直方向の径方向に移動可能に取り付けられている。そのノック駒4の側面には、前記ガイド突起3と係合し摺動するガイド溝5が形成されている。また、ノック駒4には、後述する芯繰り出し機構を前進せしめる傾斜面部6も形成されている。また、その傾斜面部6の反対側にも、傾斜面部6と平行な傾斜面部7が形成されている。さらに、ノック駒4のノック面部8の反対側の端部両側面には、軸筒1からの脱落を防止する係合爪9が形成されている。
【0008】
前記軸筒1の前方には、コイルスプリングなどの弾撥部材10によって後方に付勢された芯の貯蔵を行なう芯タンク11が配置されている。この芯タンク11には、少なくとも2本以上の複数本の芯が蓄えられるものである。そして、その芯タンク11の中間部には、前記ノック駒4が位置している。また、芯タンク11の前方には、チャックリング12を被嵌したチャック体13が固定されている。云うまでもなく、チャック体13は、芯の解放、把持を行なうものであり、チャックリング12はチャック体13の開閉を行なうものである。そして、これらの構成により、芯繰り出し機構を構成している。
前記芯タンク11の中間部には、係合部材14が固定されており、その係合部材14には、斜め方向に傾斜溝15が形成されている。そして、この傾斜溝15に前記ノック駒4が摺動自在に嵌まり込んでいる。つまり、前記ノック駒4の傾斜面部6と傾斜面部7とにより、ノック駒4の係合部が形成され、前記係合部材14の係合溝が係合部の係合受部となっている。
尚、前記断面がコ型のノック駒4は、係合部材14に対して遊挿しても良いが、若干圧入ぎみに挿着しても良い。不使用時におけるノック駒4の振れや軸筒1からの脱落を防止することができる。
【0009】
尚、軸筒1の透孔2にガイド溝を形成し、そのガイド溝に係合するガイド突起をノック駒4の側面に形成しても良い。また、そのガイド溝やガイド突起の形状は、図示したように角状であっても良く、円弧状であっても良く、角と円弧の組み合わせの形状であっても良い。要は、互いの係合関係を満足し、ノック駒の軸筒長手方向に対する振れが防止できる形状であれば良いものである。
また、参照符号18は、前記軸筒1の前端に螺着された先部材であるが、前記軸筒1に一体的に成形してもよい。その先部材18の内側には、芯の後退を防止する芯戻り止め部材19が圧入されており、先端には芯を保護するステンレスパイプなどの芯保護管20が圧入されているが、何れも先部材18と一体的に成形してもよい。
【0010】
次ぎに、動作について説明すると、ノック駒4を径方向に垂直に押圧すると、ノック駒4の傾斜面部6が傾斜溝15を摺動しながら係合部材14を前方に押圧する。そして、この押圧動作により、芯タンク11並びにチャック体13が前進し(図5、図6参照)、芯保護管20より芯が突出される。
尚、本例のようなものにおいては、ノック駒の側面を軽く内側に撓ませ軸筒に組み付けることができるため、その組み立てが容易である。
【0011】
次ぎに、ノック駒の変形例を図7に示し説明する。係合部材14の傾斜溝15に係合する係合部21をノック駒22の内壁面に突状に形成したものである。勿論、この係合部21は傾斜した状態で形成されている。このように、ノック駒の内壁面に係合部を形成することにより、軸筒1(透孔2)のガイド溝5に係合するノック駒22のガイド突起23を長く形成することができ、前例に比し、ノック駒の振れを防止することができる。
また、本例の構成に加え、軸筒1内面で透孔2の後方に縮径部24を形成し、その縮径部24によって構成される面部25に前記ノック駒22の後端面26を当接させ摺らせるようにすると、更なるノック駒22の振れ防止が図れる(図8参照)。
【0012】
尚、軸筒にガイド溝やガイド突起を形成した例においては、図9に示すように、ガイド溝やガイド突起を形成したガイド部材27を別部材として軸筒に嵌め込んでも良い。また、ノック駒の振れを更に防止する方法として、前例の構成に加え、ノック駒の表面に天然ゴムやシリコ−ンゴムなどの弾性皮膜を形成したり、また、ノック駒と軸筒との間にコイルスプリングや、互いが反発し合うような磁石などの弾撥部材を介在させても良い。
【0013】
図10〜図12に第2実施例を示し説明する。軸筒1の側壁には、透孔2が形成されており、その透孔2には、断面形状がコ字型のノック駒28が軸筒1に対して垂直方向の径方向に移動可能に取り付けられている。そのノック駒28の側壁29の中間部には、切欠き部30が形成されており、また、ノック駒28の側壁29の前端部には、前部傾斜面31が形成されている。そして、これら、切欠き部30と前部傾斜面31とによって形成されるノック駒28の側壁が第1の係合部32となっている。また、前記切欠き部30の後方面にも後部傾斜面33が形成されており、この後部傾斜面33とノック駒28の後端部34によって形成される、ノック駒28の側壁が第2の係合部35となっている。
符号36は、ノック駒28の底面部の側面に形成された係合爪であり、軸筒1からの脱落を防止している。
【0014】
前記軸筒1の前方には、コイルスプリングなどの弾撥部材10によって後方に付勢された複数の芯の貯蔵を行なう芯タンク37が配置されている。その芯タンク37の前方には、チャックリング12を被嵌したチャック体13が固定されている。 また、前記芯タンク37の中間部には、係合部材38が前記芯タンク37と一体に形成されているが、別部材で構成しても良い。尚、別部材で構成する場合には、芯タンク37と係合部材38とを圧入したり、凹凸嵌合させたり、また、接着するなどしてお互いの固定状態が保たれるようにする。
前記係合部材38の中間部には、切欠き部39が形成されており、その切欠き部39より前方が、前記ノック駒28の第1の係合部32と係合する第1の係合受部40となっている。その第1の係合受部40の後端には、中間傾斜面41が形成されており、前記第1の係合部32の前方傾斜面31と係合している。また、前記係合受部38の切欠き部39より後方が、前記ノック駒28の第2の係合部35と係合する第2の係合受部42となっている。その第2の係合受部42の後端には、後端傾斜面43が形成されており、前記ノック駒28の第2の係合部35の中間傾斜面33と係合している。ここで、更に詳述すると、前記ノック駒28の第1の係合部32は、係合部材38の切欠き部39に挟み込まれた状態で位置しており、また、係合部材38の第2の係合受部42は、前記ノック駒28の第1の係合部32と第2の係合部35により挟み込まれた状態で位置している。
【0015】
尚、ノック駒28の第1の係合部32、並びに、第2の係合部35に形成されている前方傾斜面31や中間傾斜面33の形状を湾曲形成しても良い。摺動抵抗が少なくなり、押圧し易くなるものである。
また、前記第1実施例の変形例のように、ノック駒44の第1の係合部45と第2の係合部46をノック駒の内壁面に形成すると共に、係合部材47には、ノック駒44の第1の係合部45と第2の係合部46とが係合する傾斜した溝状の係合受部48、49を形成しても良い。ノック駒44の第1の係合部45や第2の係合部46を隠すことができ、見栄えの良い製品を提供することができる。
【0016】
次ぎに、動作について説明すると、ノック駒28を径方向に垂直に押圧すると、ノック駒28の前方傾斜面31並びに中間傾斜面33が、係合部材38の中間傾斜面41並びに後端傾斜面43を押圧摺動しながら係合部材38を前方に押圧する。この押圧動作により、芯タンク37並びにチャック体13が前進(図12参照)し芯が繰り出される。
【0017】
次に、本発明に付加価値を付けた例を図14、15に示し説明する。後方に消しゴムの突出量を可変できる棒状体繰り出し装置を取り付けた例である。その棒状体繰り出し装置について説明する。軸筒1の後端内面(後方部1a)は、図15に示すよう十角形状に形成されているが、四角形であっても良く、また、楕円形状であっても良い。非円形状であれば良いものである。また、その後方部1aには、前方部に外形が十角形の嵌入部50aを有する棒状体案内部材50が嵌入している。つまり、軸筒1と棒状体案内部材50とは、互いに回転不能に嵌入している。また、棒状体案内部材50の後方には、対向する側に案内溝50bが形成されており、その案内溝50bは後端部が連結され、更に鍔部50cが形成されている。また、棒状体案内部材50には、外筒51が外嵌しており、その外筒51の内壁面には、螺旋溝51aが形成されている。そして、前記外筒51は、一端を前記鍔部50cに係止され、他端をOリングなどの固定部材52で係止され、挟み込まれた状態で、前記棒状体案内部材50に取り付けられている。
【0018】
符号53は、消しゴム54bを挾持する棒状体受け部材であり、その棒状体受け部材53の側面には、係合突部53aが形成されており、前記案内溝50bを介して螺旋溝51aに係合している。
作用について説明すると、前記外筒51を軸筒1(棒状体案内部材50)に対して相対的に回転させると、前記棒状体受け部材53が螺旋溝51aによって図中上方に移動する。この移動によって、消しゴム54bが突出する。消しゴム54bを収納したいときには、前記外筒を逆に回転させれば良い。
前記第1例に示したように、芯タンクに芯の繰り出しを行なう押圧機構を取り付けることにより、前述した棒状体繰り出し装置を取り付けても、軸全体が長くなることがない。ちなみに、従来技術に示したようなサイドノック式のシャ−プペンシルに、前述の棒状体繰り出し装置を取り付けると、軸全体がかなり長くなってしまい使用しずらくなってしまうものである。押圧機構であるリンク要素が、チャック機構であるリ−ドチャックの位置に付いているためである。言い替えると、芯ケ−スの前方に形成されている芯を一本ごと分離する芯受け部より前方にリンク要素が位置しているためである。ちなみに、第1例においては、芯受け部の後方であって、芯タンクの中間部に押圧機構(ノック駒やスライド部材)が位置している。
【0019】
図16、図17に第3実施例を示し説明する。ノック駒の振れを防止するために、前記第1実施例、第2実施例のノック駒と透孔との嵌挿状態に改良を施した例である。前記第2実施例の参照符号を基に説明すると、ノック駒28の下方(係合爪36の近傍)は、横断面方向から見て幅が広く形成されており、透孔2に対して圧入状態になっている。この幅が広い部分が圧入部54となっている。一方、ノック駒28の上方は、幅が狭く形成されており、その幅は透孔2の幅よりも狭く形成されている。この幅の狭い部分が非圧入部55となっている。そして、ノック駒28を押圧したときには、その押圧過程で、ノック駒28と透孔2との間に隙間Sが生じるようになっている。
次に、動作について説明すると、透孔2に対して圧入状態にあるノック駒28を指などで径方向に垂直に押圧すると、ノック駒28の前部傾斜面31並びに中間傾斜面33が、係合部材38の中間傾斜面41並びに後端傾斜面43を押圧摺動しながら係合部材38を前方に押圧する。この押圧動作の過程で、前記透孔2に対するノック駒28の圧入作用が解除され隙間Sが形成されると共に、芯タンク37並びにチャック体13が前進し芯が繰り出される。
【0020】
次に、前記第3実施例の変形例を図18〜図19に示し説明する。前記係合部材38の切欠き部39の断面形状を上方が拡開した台形状(台形部56)に形成すると共に、コ字型のノック駒28の内面の断面形状も台形状(台形部57)にした例である。また、図18に示すように、非押圧動作時においては、係合部材38の台形部56がノック駒28の台形部57の下端を押し広げ、透孔2に対して圧入状態になるように設定されている。
次に作用について説明する。圧入状態にあるノック駒28を押圧すると、ノック駒28の台形部57の中間部、次いで上方部が、前記係合部材38の台形部56の上方に位置するようになり、拡開されていたノック駒28の台形部57の下方は縮径する方向に復帰する。この復帰動作は、係合部材38の台形部56の下方が縮径しているためによってもなされている。このノック駒28の台形部57の復帰により、前記透孔2との圧入状態が解除され、ノック駒28の側面と透孔2との間に隙間Sが生じることとなる。圧入状態が解除される時期について詳述すると、ノック駒28の台形部57の中間部が、前記係合部材38の台形部56の上端部に達する前に圧入状態が解除されるようになっている。
【0021】
図20〜図24に第4実施例を示し説明する。軸筒1の前方の握る部分(筆記の際の把持部)には、ロ−レット状のあるいは、比較的柔軟性のある塗料や液状ゴム部材などを塗布し固化させたグリップ部58が形成されているが、別部材の筒状のゴムグリップなどを嵌挿しても良い。グリップ部58を形成することにより、また、ゴムグリップなどを取り付けることにより筆記による疲れ、指の痛みなどを緩和させるのである。また、前記グリップ部58の後方で軸筒1の側壁には、透孔2が形成されており、その透孔2には、断面形状がコ字型のノック駒28が軸筒1に対して垂直方向の径方向に移動可能に取り付けられている。このノック駒28は、前記第2実施例のノック駒と略同様な構成をしているので、その説明を省略する。
尚、前記軸筒1の後方には、クリップ59が形成されたキャップ60が着脱自在に嵌合しているが、クリップ59のみを軸筒1と一体成形などしても良い。
【0022】
前記軸筒1の前方には、コイルスプリングなどの弾撥部材61によって後方に付勢されたスライド部材62が配置されている。そのスライド部材62の前方には、チャックリング12を被嵌したチャック体13が固定されている。
前記スライド部材62の中間部には、係合部38が前記スライド部材62と一体に形成されているが、別部材で構成しても良い。尚、別部材で構成する場合には、スライド部材62と係合部(材)38とを圧入したり、凹凸嵌合させたり、また、接着するなどしてお互いの固定状態が保たれるようにする。また、この係合部材38も前記第2実施例の係合部材と略同様な構成をしているので、その説明を省略する。
【0023】
前記スライド部材62の後方には、芯が2〜3本程度入る芯導入孔63が形成されており、その芯導入孔63の後端には、軸筒1の内径と略同径の外径を有する芯受け部材64が圧入されているが、スライド部材62と一体的に形成しても良い。その芯受け部材64の内側は、芯が落下しやすいようにロ−ト状に形成されており、そのロ−ト状部65の下端には、前記芯導入孔63へ芯を導く芯挿通孔66が形成されている。つまり、芯受け部材64を境に軸筒1の後方内側は、芯タンク部67となっていて、芯挿通孔66により芯が1本づつ芯導入孔63へと落下するのである。
また、前記スライド部材62の前方には、前記芯導入孔63と連設して芯の直径(外径)と略同径の孔68と、チャック圧入孔69とが形成されているが、前記孔68を芯導入孔63の内径ともしくは、チャック圧入孔69の内径と同径に形成しチャック体13の後端に形成されている孔13aを芯の直径と同径にしても良い。
【0024】
次に、この第4実施例の作用について説明すると、芯導入孔を芯の直径よりも大きく形成するので、射出成形などにより成形する場合には、コアピンも湾曲しづらく、また、断面の形状が非円形状であっても成形品自体が湾曲しづらく真っ直な芯導入孔が形成される。
また、ノック駒28をグリップ部58の後方であってクリップ59の前方に配置しているので、筆記中における不慮のノック駒の押圧動作を防止することができる。
次ぎに、動作について説明する。複数本の芯を芯タンク部67に挿入すると、芯受け部材64の芯挿通孔66によって芯は、1本分離し芯導入孔63並びに、孔68を経てチャック体13へと導かれる。ここで、芯が多少湾曲していても、或は、成形などによりスライド部材62が多少湾曲していても、芯導入孔63が芯の外径より大きく形成されているので、芯は閊えることなくスム−ズにチャック体13へと導かれる。ここで、ノック駒28を径方向に垂直に押圧すると、ノック駒28の前方傾斜面31並びに中間傾斜面33が、係合部材38の中間傾斜面41並びに後端傾斜面43を押圧摺動しながら係合部材38を前方に押圧する。この押圧動作により、スライド部材62並びにチャック体13が前進し芯が繰り出される。
【0025】
尚、図示はしないが、チャック体の芯把持部から芯受け部までの長さを、使用する芯の長さよりも大きくとることにより、先行している芯の後端に後続する1本の芯を除いて、その他の多数の芯が先行している芯の後端に接触しなくなるので、先行している芯は、スム−ズにチャック体の把持部に挿通(落下)する。また、先行している芯の後端には前記1本の芯が後続しているので、先行している芯の使用(減少)に従って後続する芯もスム−ズに前進し繰り出される。
また、前例においては安価に製作するためにスライド部材を一体成形したが、曲がりなどを防止するために分割して成形、つまり、スライド部材62を2部材で構成しても良い(第5実施例;図25参照)。2部材から構成することにより、チャック体が圧入される部材の材質と係合受部が形成される部材の材質とを特性に合わせて選択することもできる。尚、2部材で構成する場合には、単なる面接触でも良いが、図26に示すように互いが位置決めできるように凹凸嵌合部Xなどを形成するようにすると良い。また、スライド部材を2部材とすることにより、チャック体のスライド部材への圧入距離のばらつきを修正することができ、圧入距離のばらつきによる芯の把持力の低下を防止することができる。また、ノック駒の押圧距離が増えるので押圧した感覚が良好に認識できる。
【0026】
図27〜図29に第6実施例を示し説明する。軸筒70の側壁には、長手方向に透孔71が形成されていて、その透孔71には、断面形状がコ字型のノック駒72が軸筒70の径方向に対して、そのノック駒72の後端部を支点とし回転可能に取り付けられている。その取り付け方法としては、図示例のものにおいては、ノック駒72の後端(以下、図面上方を後方といい、下方を前方という。)に凹部73を形成し、その凹部73を透孔71の一端部(後端部)に嵌合させ、また、ノック駒72の前端に突部74を形成し、その突部74を透孔71の他端部(前端部)に係合させることによって取り付けているが、この例に限ったものでなくても良い。例えば、ノック駒72が軸筒70の径方向に対して平行に移動するようにしても良い。
前記軸筒70の前方には、中継ぎ部材75を介して先部材76が螺着されている。その先部材76の内側には、芯の後退を防止する芯戻り止め部材77が圧入されており、また、先部材76の先端には、芯を保護するステンレスパイプなどの芯保護管78が圧入されている。
【0027】
前記中継ぎ部材75には、コイルスプリングなどの弾撥部材79によって後方に付勢されたスライド部材80が配置されている。そして、そのスライド部材80の前方には、チャックリング81を被嵌したチャック体82が固定されている。云うまでもなく、チャック体82は、芯の解放、把持を行なうものであり、チャックリング81はチャック体の開閉を行なうものである。一方、前記スライド部材80の後方は、複数の芯が蓄えられる芯タンク部83となっており、その芯タンク部83は軸筒70の内側でもある。つまり、軸筒70自体が芯タンク83ともなっている。
【0028】
次に、スライド部材80について詳述する。スライド部材80の後端には、傾斜面84が形成されており、その傾斜面84は前記ノック駒72の前端の底面85に当接している。また、スライド部材80の後方の断面形状は、図28に示すように円形状をしており、また、軸筒70の内径と略同径の外径に形成されている。略同径と云っても、スライド部材80が移動できる程度で、且つ、使用する芯が通過しない程度の隙間は有している。具体的には、一般的に呼ばれている0.5mm(JIS(日本工業規格) S6013における呼び直径が0.5mmの鉛芯は、その許容範囲が0.55mm〜0.58mmである)の芯を使用するのであれば、軸筒1とスライド駒9との間に生じる隙間は、0.1mm〜0.3mm程度である。また、0.2mmの芯を使用するのであれば、その隙間は0.05mm〜0.1mm程度に設定すれば良く、その隙間の量は使用する芯によって適宜選択可能である。
さらに、前記スライド部材80の長手方向中心部には、チャック体82に芯を導く芯挿通孔86が形成されている。
以上の基本構成をとることにより、本発明は、軸筒70自体を芯タンク83とすることができ、また、軸筒70(芯タンク83)の芯を良好にチャック体13に導けるに到った。
【0029】
以下、変形例をいくつか挙げ詳述する。第1例は、スライド部材80の後方の断面形状を変えたものである。図29に示すものは、スライド部材80を略四角形状に形成すると共に、その角部を取り除き軸筒70の内壁面に摺動させたものであるが、スライド部材と軸筒内壁面との形状を逆転させても良い。勿論、スライド部材80と軸筒70との間に生じる隙間87は、使用する芯の直径よりも小さいものである。また、図30に示すものは、スライド部材80の表面に微小な突起(縦リブ)88を形成し、軸筒70の内壁面を摺動させたものであるが、前例と同様にスライド部材と軸筒内壁面との形状を逆転させても良い。つまり、スライド部材の断面形状を円形状に形成し、軸筒の内壁面に微小な突起を形成しいても良い。この例も、突起88の高さは、使用する芯の直径よりも小さくしているものである。何れの例もスライド部材の軸筒に対する摺動抵抗を減少させたものである。また、図31に示すものは、軸筒70の内形を六角形に形成すると共に、スライド部材80の外形も六角形に形成したものである。このように、例示した以外にも種々の形状が採用可能である。
【0030】
第2例は、断面が円形状のスライド部材や前記第1例のスライド部材の軸筒70に対する回転を確実に防止したものである。スライド部材80の傾斜面84の外側面に係合部89を形成し、その係合部89をノック駒72の側面に面接触させたものである(図32、図33参照)。つまり、ノック駒72によりスライド部材80の回転を防止している。また、後述する図43、図45に示すように、スライド部材の底部に突部を形成すると共に、その突部が係合する摺動溝を軸筒の内壁面に形成し、回転防止を図ってもよい。
【0031】
第3例は、スライド部材の芯挿通孔に芯を入り込み易くした例である。図35に示すように、スライド部材80の芯挿通孔86の上端部を円錐状(円錐部86a)に形成しても良いし、また、図34乃至図37に示すように、傾斜面84の上端部から内面の中心(芯挿通孔86)に向かって順次縮径するを傾斜面部90を形成しても良い。
【0032】
第4例は、図38に示す例であり、スライド部材に芯が入り込みやすいようにしたものである。スライド部材80の後方部で軸筒70の内壁面には、段部91が形成されており、後方に向けて小径部92となっている。スライド部材80の後端周縁部93にひっかかる芯を防止するのである。
以上の例においては、スライド部材の傾斜面に芯が当接するので、芯に含まれている芯油が前記傾斜面に付着し、よって、ノック駒の傾斜面(スライド部材)に対する押圧動作(摺動動作)を良好にもならしめるものである。また、特に、第4例のように、スライド部材に直接芯受けを部を形成しているものは、軸筒全体の長さを短く形成することもできる。
また、図39に示すように、ノック駒72の後端に芯が1本しか入り込まない孔96が形成された規制部97を形成しても良い。芯がスライド部材80の後部に溜ることがないので、芯を良好に芯挿通孔86に導くことができる。つまり、規制部95や規制部97が実質的な芯受け部となり、その後方が芯タンク部となるのである。
【0033】
以上の例においては、中継ぎ部材を有するものについて本発明を適用したが、図40に示すように軸筒の先端に先部材を直接取り付けると共に、芯繰り出し機構を軸筒の前方部に取り付けても良い。さらなる低価格化が図れるものである。
また、ノック駒を押圧した際に、そのノック駒の前端の角部などで芯を折らないように、切欠き部98や傾斜面99あるいは丸み部などを形成しても良い(図41参照)。前記切欠き部98の長さは、勿論、芯が通り抜けない程度の長さである。
【0034】
次に、前記ノック駒後端に形成された規制部の変形例を種々挙げ説明する。
第1例は、図42に示す例であり、規制部100を前記図39に示す例とは反対側、つまり、規制部100が軸筒70に嵌まり込まないように、透孔71に位置するように形成したものである。また、図43に示すように、軸筒70の透孔71の後方には、規制部100が嵌挿し得る大形孔101が形成されている。ノック駒72を透孔71並びに大形孔101から挿入することにより、軸筒70に組み付け可能とし、組立の簡素化を図ったものである。
また、前記ノック駒72の後端には、係止突起102形成されており、その係止突起102が軸筒70の内壁面に係合することにより、軸筒70から脱落を防止している。また、スライド部材80の底面部には、突起103が形成されており、その突起103が軸筒1の内壁面に形成されている溝部104に係合し、スライド部材80の軸筒70に対する回転が阻止されている(図44参照)
【0035】
図45は、ノック駒72の軸筒70の径方向への回転移動の支点を変えたものであり、ノック駒72の規制部105の断面形状を三角形状とすると共に、軸筒70の内面に段部106を形成し、その段部106に規制部105の後端の一部を係合させたものである。そして、この係止箇所をノック駒72の支点とし、回転移動させたのである(図46参照)
以上、規制部を設けた例においては、芯がスライド部材80と軸筒70との間や弾撥部材10に入り込まないように、前記スライド部材80の外径を軸筒70の内径と略同径してあるが、特に限定されるものではない。
尚、軸筒70の後方に、その軸筒70自体を芯タンクとする構成にしてあるので、従来技術に示されるように芯タンクを別部材として構成する必要がなく、低価格化も図れる。更に、ノック駒の後部に芯受け部が形成されているので、ノック駒の前後方向が明確であり、ノック駒を軸筒に挿着するとき、誤って前後逆さまに挿着(組み立てて)しまうことがない。また、ノック駒の前後方向が明確なので、すばやく方向を判断することができ、よって、組立も容易にすばやくできることから生産性が向上する。
【0036】
第2例は、図47、図48に示す例であり、規制部107の芯挿通孔109をスリット状にした例である。軸筒70側壁には、長手方向に透孔71が形成されていて、その透孔71には、断面形状がコ字型のノック駒72が軸筒70の径方向に対して、そのノック駒72の後端部を支点とし回転移動可能に取り付けられている。また、ノック駒72の後端部には、軸筒70の内径と略同径の外径を有する若干く型の規制部107(芯受け部)が一体的に形成されている。略同径と云っても、嵌合状態であっても良く、芯が通過しない程度の隙間を有していても良い。そして、その規制部107によって軸筒70の中間部に壁が形成され、規制部107より後方(図中上方)が芯タンク108となっている。また、規制部107の中心には、スリット状の芯挿通孔109が形成されているが、芯が芯挿通孔109に向かって落下しやすいように、芯挿通孔109の後方に傾斜面を形成しても良い。また、前記規制部107の下端(ノック駒が形成されている側と対向する端部)にも傾斜面110が形成されている。これは、ノック駒72を押圧したときに、規制部107の下端の端部が軸筒70の内側面に接触しないようにしたものである。
また、ノック駒72の前端と後端には、それぞれ突起112、113が形成されており、その突起112、113が透孔71の前端、並びに、後端部内面114、115に係合することにより、軸筒70からの飛び出し(脱落)を防止している。
【0037】
図49は、スライド部材の軸筒に対する回転防止を図った例であり、軸筒の内側の断面形状を略四角形に形成すると共に、スライド部材11の断面形状も四角形に形成したものである。これにより、ノック駒72の規制部115の形状も四角形状に形成したものである。
また、スリット109が位置する軸筒70の内側に突部116を形成し、その突部に係合する溝部117をスライド部材80に形成しても回転防止が図れる(図50、図51参照)
【0038】
次に、ノック駒の軸筒に対する組立の容易性を図った例を挙げ説明する。図52は、ノック駒72の後方にスリット118を形成することにより、突起113に弾性力を持たせ、軸筒70の透孔71にノック駒72を挿着し易くする(図53参照)と共に、挿着した後においては、長手方向に対するガタをも防止したものである。尚、前記スリット118をノック駒72の前方にも形成し、突起112にも弾性力を持たせても良いし、また、ノック駒72の前方のみに形成し、突起112のみに弾性力を持たせても良い。さらに、突起113は、図54に示すように、ノック駒72の内側方向に向けて形成しても良い。このように、突起やスリットの位置は適宜選択可能である。
図55、図56に示すノック駒72の変形例は、軸筒70の透孔71に係合する突起113を後方に向けて形成することにより、非押圧状態においてはノック駒72とスライド部材80とが接触しない例である。つまり、ノック駒72を軸筒から脱落する方向に力が常に作用している例であるが、突起112の係合により脱落はしないものである。そして、ノック駒72を脱落する方向に付勢することにより、ノック駒72の振れが防止されるとともに、チャック体のスライド部材への圧入距離のばらつきを修正することができ、圧入距離のばらつきによる芯の把持力の低下を防止することができる。また、ノック駒の押圧距離が増えるので押圧した感覚が良好に認識できる。
【0039】
【発明の効果】
本発明は、軸筒の内部にスライド部材を有する芯繰り出し機構を配置するとともに、軸筒の側壁にノック駒を径方向に対し押圧可能に配置し、このノック駒の押圧動作により前記芯繰り出し機構を前後動せしめ、これらの動作によって芯を軸筒より繰り出すサイドノック式シャ−プペンシルにあって、前記ノック駒の近傍に少なくとも1つの芯受け部を設け、その少なくとも1つの芯受け部をノック駒、或いは、スライド部材に設け、また、その芯受け部に芯が通過する芯挿通孔を形成するとともに、前記芯受け部の両側に芯挿通孔の断面積よりも大きく、また、使用する芯の直径の2倍以上の直径を持つ断面を有する空間部を形成し、さらに、前記ノック駒の押圧方向に前記空間部の一方を設けたので、安価に製作できながら、本来の性能を落すことなく良好な繰り出し操作が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を示す要部縦半断面図。
【図2】 ノック駒と係合部の係合関係を示す要部斜視図。
【図3】 図1のA−A線断面図。
【図4】 図1に相当する軸筒を示す要部斜視図。
【図5】 ノック駒の押圧状態を示す要部縦半断面図。
【図6】 図5に相当するB−B線断面図。
【図7】 ノック駒の他の例を示す斜視図。
【図8】 軸筒の他の例を示す横断面図。
【図9】 ガイド部材を示す斜視図。
【図10】 本発明の第2実施例を示す縦半断面図。
【図11】 ノック駒と係合部の係合関係を示す要部斜視図。
【図12】 ノック駒の押圧状態を示す要部縦半断面図。
【図13】 ノック駒の他の例を示す斜視図。
【図14】 本発明の他の使用例を示す縦断面図。
【図15】 図14に相当するC−C線断面図。
【図16】 本発明の第3実施例を示す横断面図。
【図17】 図16に相当するノック駒の押圧状態を示す横断面図。
【図18】 第3実施例の変形例を示す横断面図。
【図19】 図18に相当するノック駒の押圧状態を示す横断面図。
【図20】 本発明の第4実施例を示す横断面図。
【図21】 ノック駒と係合部の係合関係を示す要部斜視図。
【図22】 スライド部材を示す縦半断面図。
【図23】 図20に相当するD−D線断面図。
【図24】 図23に相当するノック駒の押圧状態を示す横断面図。
【図25】 スライド部材の変形例を示す縦断面図(第5実施例)。
【図26】 スライド部材の他の変形例を示す縦断面図。
【図27】 本発明の第6実施例を示す要部縦断面図。
【図28】 図27に相当するE−E線断面図。
【図29】 図27に相当する変形例を示す横断面図。
【図30】 図27に相当する他の変形例を示す横断面図。
【図31】 図27に相当する他の変形例を示す横断面図。
【図32】 スライド部材の他の変形例を示す縦断面図。
【図33】 図32に相当するF矢視図。
【図34】 スライド部材の更に他の変形例を示す縦断面図。
【図35】 図33に相当するG矢視図。
【図36】 スライド部材の更に他の変形例を示す縦断面図。
【図37】 図34に相当するH矢視図。
【図38】 軸筒の変形例を示す要部縦断面図。
【図39】 ノック駒の変形例を示す要部縦断面図。
【図40】 図27に相当する変形例を示す要部縦断面図。
【図41】 ノック駒の変形例を示す要部縦断面図。
【図42】 ノック駒の他の変形例を示す要部縦断面図。
【図43】 軸筒の変形例を示す要部外観図。
【図44】 スライド部材と軸筒との係合関係を示す横断面図。
【図45】 ノック駒の更に他の変形例を示す要部縦断面図。
【図46】 図45に相当するノック駒の押圧状態を示す横断面図。
【図47】 ノック駒の更に他の変形例を示す要部縦断面図。
【図48】 図47に相当するI−I線断面図。
【図49】 図48に相当する変形例を示す横断面図。
【図50】 スライド部材と軸筒との係合関係を示す横断面図。
【図51】 図50に相当するJ−J線断面図。
【図52】 ノック駒の更に他の変形例を示す要部縦断面図。
【図53】 図52のノック駒を取り付けた状態を示す要部縦断面図。
【図54】 ノック駒の更に他の変形例を示す要部縦断面図。
【図55】 ノック駒の更に他の変形例を取り付けた状態を示す要部縦断面図
【図56】 図55のノック駒を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 軸筒
2 透孔
3 ガイド突起
4 ノック駒
5 ガイド溝
6 傾斜面部
7 傾斜面部
8 ノック面部
9 係合爪
10 弾撥部材
11 芯タンク
12 チャックリング
13 チャック体
13a 孔
14 係合部材
15 傾斜溝
18 先部材
19 芯戻り止め部材
20 芯保護管
21 係合部
22 ノック駒
23 ガイド突起
24 縮径部
25 面部
26 後端面
27 ガイド部材
28 ノック駒
29 側壁
30 切欠き部
31 前部傾斜面
32 第1の係合部
33 後部傾斜面
34 後端部
35 第2の係合部
36 係合爪
37 芯タンク
38 係合部材
39 切欠き部
40 第1の係合受部
41 中間傾斜面
42 第2の係合受部
43 後端傾斜面
44 ノック駒
45 第1の係合部
46 第2の係合部
47 係合部材
48 傾斜した溝状の係合受部
49 傾斜した溝状の係合受部
50 棒状体案内部材
51 外筒
52 固定部材
53 棒状体受け部材
54 圧入部
55 非圧入部
56 台形部
57 台形部
58 グリップ部
59 クリップ
60 キャップ
61 弾撥部材
62 スライド部材
63 芯導入孔
64 芯受け部材
65 ロ−ト状部
66 芯挿通孔
67 芯タンク部
68 孔
69 チャック圧入孔
70 軸筒
71 透孔
72 ノック駒
73 凹部
74 突部
75 中継ぎ部材
76 先部材
77 芯戻り止め部材
78 芯保護管
79 弾撥部材
80 スライド部材
81 チャックリング
82 チャック体
83 芯タンク部
84 傾斜面
85 底面
86 芯挿通孔
87 隙間
88 微小な突起(縦リブ)
89 係合部
90 円錐部
91 段部
92 小径部
93 後端周縁部
94 孔
95 規制部
96 孔
97 規制部
98 切欠き部
99 傾斜面
100 規制部
101 大形孔
102 係止突起
103 突起
104 溝部
105 規制部
106 段部
107 規制部
108 芯挿通孔
109 芯が芯挿通孔
110 傾斜面
112 突起
113 突起
114 後端部内面
115 後端部内面
116 突部
117 溝部
118 スリット
X 凹凸嵌合部

Claims (10)

  1. 軸筒の内部にスライド部材を有する芯繰り出し機構を配置するとともに、軸筒の側壁にノック駒を径方向に対し押圧可能に配置し、このノック駒の押圧動作により前記芯繰り出し機構を前後動せしめ、これらの動作によって芯を軸筒より繰り出すサイドノック式シャ−プペンシルにあって、前記ノック駒の近傍に少なくとも1つの芯受け部を設け、その少なくとも1つの芯受け部をノック駒、或いは、スライド部材に設け、また、その芯受け部に芯が通過する芯挿通孔を形成するとともに、前記芯受け部の両側に芯挿通孔の断面積よりも大きく、また、使用する芯の直径の2倍以上の直径を持つ断面を有する空間部を形成し、さらに、前記ノック駒の押圧方向に前記空間部の一方を設けたことを特徴とするサイドノック式シャ−プペンシル。
  2. 前記請求項1記載のサイドノック式シャ−プペンシルにあって、前記ノック駒を軸筒の側壁に径方向に垂直押圧可能に配置し、そのノック駒にノック駒の動作方向に対して斜め方向に係合部を形成するとともに、前記芯繰り出し機構には、この係合部と係合する係合受部を形成し、その係合部が係合受部に対して、或いは、係合受部が係合部に対して挟み込まれた状態で摺動自在に係合したことを特徴とするサイドノック式シャ−プペンシル。
  3. 前記請求項2記載のサイドノック式シャ−プペンシルにあって、前記係合部並びに係合受部を少なくとも2つ以上形成したことを特徴とするサイドノック式シャ−プペンシル。
  4. 前記請求項1〜請求項3の何れかに記載のサイドノック式シャ−プペンシルにあって、前記ノック駒を軸筒の側壁に径方向に垂直押圧可能に配置するとともに、前記軸筒に対する圧入部と非圧入部とをノック駒に形成し、その圧入部はノック駒の軸筒に没入している部分に形成され、一方、非圧入部はノック駒の軸筒から露出している部分に形成されていることを特徴とするサイドノック式シャ−プペンシル。
  5. 前記請求項1〜請求項4の何れかに記載のサイドノック式シャ−プペンシルにあって、前記軸筒の前方部には別部材、或いは、凹凸部を形成することによってグリップ部を形成し、一方、軸筒の後方部にはクリップを配置し、また、前記グリップ部の後方であってクリップの前方に前記ノック駒を配置したことを特徴とするサイドノック式シャ−プペンシル。
  6. 前記請求項1〜請求項5の何れかに記載のサイドノック式シャ−プペンシルにあって、前記芯受け部に形成される芯挿通孔の直径を芯が1本通過し得る程度の直径となしたことを特徴とするサイドノック式シャ−プペンシル。
  7. 前記請求項1〜請求項5の何れかに記載のサイドノック式シャ−プペンシルにあって、前記ノック駒の作用を芯繰り出し機構に伝達するスライド部材を芯繰り出し機構に配置し芯繰り出し機構の一部となし、そのスライド部材に芯挿通孔を形成するとともに、スライド部材の外径と前記軸筒との間に生じる隙間を芯の外径よりも小さくしたことを特徴とするサイドノック式シャ−プペンシル。
  8. 請求項7記載のサイドノック式シャ−プペンシルであって、スライド部材の内面に中心に向かって順次縮径する傾斜面を形成し、その傾斜面と芯挿通孔とを連設したことを特徴とするサイドノック式シャ−プペンシル。
  9. 前記請求項1〜請求項8の何れかに記載のサイドノック式シャ−プペンシルにあって、前記ノック駒の後方部に軸筒の内径と略同径の外径を有する芯受け部を形成するとともに、その芯受け部に芯が通過する芯挿通孔を形成したことを特徴とするサイドノック式シャ−プペンシル。
  10. 前記請求項1〜請求項9の何れかに記載のサイドノック式シャ−プペンシルにあって、前記ノック駒の後方部に軸筒の内径と略同径の外径を有する芯受け部を一体的に形成するとともに、その芯受け部に芯が通過するスリット状の芯挿通孔を形成したことを特徴とするサイドノック式シャ−プペンシル。
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