JP3870556B2 - 電気床暖房の制御装置 - Google Patents

電気床暖房の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3870556B2
JP3870556B2 JP18185098A JP18185098A JP3870556B2 JP 3870556 B2 JP3870556 B2 JP 3870556B2 JP 18185098 A JP18185098 A JP 18185098A JP 18185098 A JP18185098 A JP 18185098A JP 3870556 B2 JP3870556 B2 JP 3870556B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
heating
resistor
temperature detection
electrode line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18185098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000020140A (ja
Inventor
尚保 片山
雅篤 井上
健実 ▲よし▼永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP18185098A priority Critical patent/JP3870556B2/ja
Publication of JP2000020140A publication Critical patent/JP2000020140A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3870556B2 publication Critical patent/JP3870556B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気カーペット等の電気床暖房の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6に従来の電気床暖房の制御装置の構成を示しており、交流電源1を電力制御素子2を介して、発熱体3に通電し、温度検知電極線4から感温素子5、発熱体3へと流れる電流を温度検出回路6で検出することで発熱体3の温度を検出している。
【0003】
電力制御素子2がショート故障した時はSCR7がオンし抵抗8が発熱して、抵抗8と熱的に結合している温度ヒューズ9が溶断して発熱体3への通電が停止する。温度検知電極線4の断線は交流電源1から抵抗8、ダイオード10を介して温度検知電極線4に流れる電流を断線検出回路11で検出することで行っている。
【0004】
制御部12は温度検出回路6の出力、断線検出回路11の出力、さらに電力制御素子2がオンか、オフかを抵抗13を介して検出した信号を処理して、電力制御素子2の駆動コイル14、及びSCR7へ制御信号を出力して発熱体3の温度制御、及びSCR7の保安動作を行う。
【0005】
制御電源回路15は交流電源1から直流電圧を作り制御部12へ供給している。そして制御電源回路15へは電源スイッチ16によって交流電源1を供給している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような構成では、電源スイッチ16をオフした時においても交流電源1から抵抗8、ダイオード10、温度検知電極線4、断線検出回路11へと電流が流れてしまって無駄な電力を消費してしまい省エネルギー面での課題を有するものである。
【0007】
このため電源スイッチ16を交流電源1の根本に接続して発熱体3も含めた全回路を遮断する方法もあるが、発熱体3の大電流も遮断することとなり電源スイッチ16は容量の大きいものが必要となって、形状が大きく実装出来ない、また値段が高くなる課題が発生してくるものであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、交流電源と発熱体との間に接続した前記発熱体への通電制御を行う電力制御素子と、前記発熱体と温度検知電極線の間に介装した感温素子と、前記交流電源の負サイクル時に前記温度検知電極線から前記感温素子を介して前記発熱体に流れる電流を検出することによって前記発熱体の温度を検出する温度検出回路と、前記電力制御素子がショート故障時前記交流電源と前記発熱体の間に接続した温度ヒューズを熱的に結合している発熱抵抗を加熱して溶断することによって前記発熱体への通電を停止する保安回路と、前記交流電源から直流電源を作る制御電源回路と、前記制御電源回路へ前記交流電源を供給する電源スイッチと、前記交流電源の正サイクル時で前記電力制御素子がオンの時は前記交流電源から前記電力制御素子、整流素子を介し、さらに前記保安回路の発熱抵抗を介して前記温度検知電極線に接続することで前記温度検知電極線に流れる電流の有無を検出し、前記電力制御素子がオフの時は前記交流電源から前記電源スイッチ、整流素子を介し、さらに前記保安回路の発熱抵抗を介して前記温度検知電極線に接続することで前記温度検知電極線に流れる電流の有無を検出する断線検出回路と、前記制御回路電源の直流電源で動作し、前記温度検出回路の出力に応じて前記電力制御素子をオン、オフするとともに、前記断線検出回路が温度検知電極線の断線を検出したとき、および前記電力制御素子がショート故障を生起したとき、前記保安回路の発熱抵抗を加熱して前記温度ヒューズを溶断させる制御部とを有するものである。
【0009】
上記発明によれば、電源スイッチがオフの時は、電源スイッチを介して温度検知電極線に流れる電流はなくなり、また、制御電源回路への供給がなくなるので電力制御素子がオフになり、電力制御素子を介して温度検知電極線に流れる電流もなくなり、全ての電流を遮断することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明は、交流電源と発熱体との間に接続した前記発熱体への通電制御を行う電力制御素子と、前記発熱体と温度検知電極線の間に介装した感温素子と、前記交流電源の負サイクル時に前記温度検知電極線から前記感温素子を介して前記発熱体に流れる電流を検出することによって前記発熱体の温度を検出する温度検出回路と、前記電力制御素子がショート故障時前記交流電源と前記発熱体の間に接続した温度ヒューズを熱的に結合している発熱抵抗を加熱して溶断することによって前記発熱体への通電を停止する保安回路と、前記交流電源から直流電源を作る制御電源回路と、前記制御電源回路へ前記交流電源を供給する電源スイッチと、前記交流電源の正サイクル時で前記電力制御素子がオンの時は前記交流電源から前記電力制御素子、整流素子を介し、さらに前記保安回路の発熱抵抗を介して前記温度検知電極線に接続することで前記温度検知電極線に流れる電流の有無を検出し、前記電力制御素子がオフの時は前記交流電源から前記電源スイッチ、整流素子を介し、さらに前記保安回路の発熱抵抗を介して前記温度検知電極線に接続することで前記温度検知電極線に流れる電流の有無を検出する断線検出回路と、前記制御回路電源の直流電源で動作し、前記温度検出回路の出力に応じて前記電力制御素子をオン、オフするとともに、前記断線検出回路が温度検知電極線の断線を検出したとき、および前記電力制御素子がショート故障を生起したとき、前記保安回路の発熱抵抗を加熱して前記温度ヒューズを溶断させる制御部とを有するものである。
【0011】
そして、電源スイッチがオフの時は、電源スイッチを介して温度検知電極線に流れる電流はなくなり、また、制御電源回路への供給がなくなるので電力制御素子がオフになり、電力制御素子を介して温度検知電極線に流れる電流もなくなり、全ての電流を遮断することができ、電源スイッチオフ時の待機時における消費電力をゼロにすることができる。
【0012】
さらに、電源スイッチから保安回路の発熱抵抗に至る接続ラインの間に過電力印可によって断線するヒューズ抵抗を接続したものである。
【0013】
また、電源スイッチから保安回路の発熱抵抗に至る接続ラインの間に過電流によって断線する電流ヒューズを接続したものである。
【0014】
そして、電力制御素子と保安回路の発熱抵抗の間に接続した整流素子や、電源スイッチと保安回路の発熱抵抗の間に接続した整流素子がショート故障した時、ヒューズ抵抗、または電流ヒューズを断線させることにより、発熱体が連続半波通電になるのを停止することができる。
【0015】
さらに、電源スイッチから保安回路の発熱抵抗に至る接続ラインの間に抵抗と過電力印可によって断線するヒューズ抵抗を接続したものである。
【0016】
そして、電源スイッチから保安回路の発熱抵抗に至る接続ラインの間に接続した抵抗で、ヒューズ抵抗に印可される電力を軽減することにより、保安回路のSCRがノイズで誤動作した時におけるヒューズ抵抗の誤断線を防止することができる。
【0017】
また、複数の電力制御素子と発熱体を並列接続し、これら電力制御素子から保安回路の発熱抵抗を介して温度検知電極線に至る接続ラインの間に定電圧素子を接続したものである。
【0018】
そして、接続した定電圧素子に電流が流れると定電圧を発生する特性により、交流電源に対して複数の電力制御素子と発熱体を並列接続する場合において、この内ひとつでも電力制御素子がオフしていると、温度検出回路が検知する電流の経路に回り込み回路が発生するが、この回り込み回路に温度検出回路が検知する電流が流れないようにすることができる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例についてを図面に基づいて説明する。
【0020】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の電気床暖房の制御装置の構成図である。
【0021】
図1において、21は交流電源、22は発熱体、23は電力制御素子で交流電源21を発熱体22へ通電制御する。24は温度検知電極線、25は感温素子で発熱体22と温度検知電極線24の間に介装し発熱体22の温度によってインピーダンスが負の特性で変化する。26は温度検出回路で逆電圧印可阻止のダイオード27、トランジスタ28、コンデンサ29、抵抗30で構成して、交流電源21のb側がプラスの負サイクル時にトランジスタ28のベースからエミッタ、そしてダイオード27、温度検知電極線24、感温素子25、発熱体22、電力制御素子23、交流電源21へと電流が流れてトランジスタ28がオンして、トランジスタ28がオンすると前記のルートで流れる電流のほとんどがトランジスタ28のコレクタに流れ、コンデンサ29と抵抗30によって電圧に変換され、この電圧Vtで発熱体22の温度を検出しており、検出するのは電力制御素子23がオンしている時だけである。
【0022】
31は保安回路で発熱抵抗32、SCR33、抵抗34、ダイオード35、トランジスタ36で構成して、温度検出回路26の出力電圧Vtが発熱体22の温度が設定より高くなってることを示しているにもかかわらず電力制御素子23がショート故障してオンし続けている時には、ショート故障している電力制御素子23、抵抗34、ダイオード35へとSCR33のトリガ電流が流れ、SCR33がオンして発熱抵抗32に通電され、発熱抵抗32と熱的結合状態にある温度ヒューズ37が発熱抵抗32の熱によって温度が上がり溶断して発熱体22への通電を停止する。
【0023】
トランジスタ36は、電力制御素子23がオフすべき時、すなわち温度検出回路26の出力電圧Vtが発熱体22の温度が設定より高くなってることを示している時はオフして、SCR33のゲートを開放するように動作している。
【0024】
38は断線検出回路で逆電圧印可阻止のダイオード39、抵抗40、トランジスタ41で構成し、温度検知電極線24に流れる電流の有無で温度検知電極線24の断線を検出する。温度検知電極線24の断線を検出しているのは、断線すると温度検出回路26が検出する信号が変わってしまって発熱体22の温度を上昇させてしまうからである。
【0025】
そして、42はダイオードで、温度検出回路26が検出する電流が保安回路31へ流れ込まないようにブロックしている。43、44は整流素子で、整流素子43は電力制御素子23から保安回路31の発熱抵抗32、ダイオード42を介して温度検知電極線24に、交流電源21のa側がプラスの時に電流が流れる方向で接続する。整流素子44は電源スイッチ45から保安回路31の発熱抵抗32、ダイオード42を介して温度検知電極線24に、交流電源21のa側がプラスの時に電流が流れる方向で接続する。
【0026】
46は電力制御素子23を駆動する駆動コイル部、47は制御部で、温度検出回路26の出力電圧Vtと断線検出回路38の出力を処理して電力制御素子23の駆動コイル部46と保安回路31のトランジスタ36を制御する。48は制御電源回路で、交流電源21から直流電源を作り制御部47へ供給する。
【0027】
次に作用を説明する。断線検出回路38は、発熱体22の温度が設定よりも低くて電力制御素子23がオンしている時は、交流電源21のa側がプラスの時、電力制御素子23、整流素子43、発熱抵抗32、ダイオード42、温度検知電極線24、ダイオード39、抵抗40、トランジスタ41のベース、エミッタへと電流が流れ、トランジスタ41が交流電源21のa側がプラスの期間、すなわち、正サイクルの期間オンする。そして制御部47でトランジスタ41がオンしていることを検出することで温度検知電極線24の非断線を検出している。
【0028】
また、発熱体22の温度が設定よりも高くなって電力制御素子23がオフしている時は、交流電源21のa側がプラスの時、電源スイッチ45、整流素子44、発熱抵抗32、ダイオード42、温度検知電極線24、ダイオード39、抵抗40、トランジスタ41のベース、エミッタへと電流が流れ、トランジスタ41が交流電源21のa側がプラスの期間すなわち正サイクルの期間オンする。
【0029】
そして制御部47でトランジスタ41がオンしていることを検出することで温度検知電極線24の非断線を検出している。そして、温度検知電極線24が断線している時は、断線検出回路38に電流が流れずトランジスタ41がオフのままであることで検出する。
【0030】
従って電源スイッチ45がオフ時は、整流素子44を介する電流はなくなり、また電力制御素子23も電源スイッチ45がオフなのでオフとなり、整流素子43を介する電流もなくなる。ゆえに電源スイッチ45がオフの時は電気床暖房の制御装置全ての電流を流さないようにすることができる。
【0031】
(実施例2)
図2は本発明の実施例2を示すもので、図1と同一部品には同一番号を付与し、従って、その動作が同じ所は説明を省略する。
【0032】
図2において、49はヒューズ抵抗である。ヒューズ抵抗49は、整流素子44がショート故障したとき、交流電源21のb側がプラスの負サイクル時に発熱体22、整流素子43、ショート故障した整流素子44、ヒューズ抵抗49、電源スイッチ45、交流電源21へと流れる電流によって過電力となって溶断するので、整流素子44がショート故障したときの発熱体22への通電を遮断することができる。
【0033】
また、整流素子43がショート故障したときも、交流電源21のa側がプラスの正サイクル時に電源スイッチ45、ヒューズ抵抗49、整流素子44、ショート故障した整流素子43、発熱体22、温度ヒューズ37、交流電源21へと流れる電流によって過電力となって溶断するので、整流素子43がショート故障したときの発熱体22への通電を遮断することができる。
【0034】
図3は図2のヒューズ抵抗49を電流ヒューズ50に置き換えた他の実施例で、動作については図2と同様で整流素子43や整流素子44がショート故障したときの過電流で電流ヒューズを断線させることができ、発熱体22への通電を遮断することができる。
【0035】
(実施例3)
図4は本発明の実施例3を示すもので、図2と同一部品には同一番号を付与し、従って、その動作が同じ所は説明を省略する。
【0036】
図4において、51は抵抗である。抵抗51は、SCR33が外来ノイズで誤動作した時にヒューズ抵抗49に印可される電力を軽減して、ヒューズ抵抗49が誤溶断するのを防止することができる。
【0037】
(実施例4)
図5は本発明の実施例4を示すもので、実施例4は交流電源に対して複数の電力制御素子と発熱体を並列接続した場合で、図1から追加となっている部分について同じ動作を行う所は説明を省略し、また図1と同一部品には同一番号を付与し、従ってその動作も同じであるので説明は省略する。
【0038】
図5において、52は発熱体、53は電力制御素子、54は温度検知電極線、55は感温素子、56は温度検出回路、57は抵抗、58は断線検出回路、59はダイオード、60は整流素子で電力制御素子23がオフの時温度検知電極線24、54へ断線検出回路38、58が検出する電流を流す。61は電力制御素子53の駆動コイル部、62は定電圧素子である。
【0039】
次に作用を説明する。電力制御素子23がオン、電力制御素子53がオフのとき感温素子25に流れる電流の経路に回り込み回路が発生する。この回り込み回路は交流電源21のb側がプラスの負サイクル時において、交流電源21、温度ヒューズ37、発熱体52、整流素子60、発熱抵抗32、定電圧素子62、ダイオード42、温度検知電極線24、感温素子25、発熱体22、電力制御素子23、交流電源21の経路である。
【0040】
この経路で電流が流れると温度検出回路26のトランジスタ28のコレクタに流れる電流が減少して、発熱体22の温度が設定よりも高くなっているにもかかわらず温度が低いと誤検出して電力制御素子23をオンし続けてしまう。
【0041】
しかし定電圧素子62を接続すると温度検知電極線24に至るまでに整流素子60、定電圧素子62、ダイオード42と四つのダイオード順方向電圧分、一つ当たり0.7Vとして2.8Vの定電圧分が発生する。これに対して正規の電流経路においては温度検出回路26のトランジスタ28のベースエミッタ間電圧0.7V、ダイオード27の順方向電圧0.7Vの計1.4Vの定電圧分であり、従って感温素子25に流れる電流は定電圧分の低い正規の経路である温度検出回路26側から流れることになる。よって正常な発熱体22の温度を検出できるものである。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明から明らかのように本発明の電気床暖房の制御装置によれば、次の効果が得られる。
【0043】
交流電源の正サイクル時で電力制御素子がオンの時は交流電源から電力制御素子、整流素子を介し、さらに保安回路の発熱抵抗を介して温度検知電極線に接続することで温度検知電極線に流れる電流の有無を検出し、電力制御素子がオフの時は交流電源から電源スイッチ、整流素子を介し、さらに保安回路の発熱抵抗を介して温度検知電極線に接続することで温度検知電極線に流れる電流の有無を検出する断線検出回路とすることにより、電源スイッチがオフの時は電気床暖房の制御装置全ての電流を流さないようにすることができ、電源コードがコンセントに差された待機状態における消費電力をゼロにすることができる。
【0044】
また、電源スイッチから保安回路の発熱抵抗に至る接続ラインの間に過電力印可によって断線するヒューズ抵抗、または、過電流によって断線する電流ヒューズをシリーズ接続することにより、電力制御素子と保安回路の発熱抵抗の間に接続した整流素子や、電源スイッチと保安回路の発熱抵抗の間に接続した整流素子がショート故障した時、このショート故障した整流素子を介して発熱体が通電する異常状態を、ヒューズ抵抗、または、電流ヒューズが断線することで解除することができる。
【0045】
また、電源スイッチから保安回路の発熱抵抗に至る接続ラインの間に抵抗と過電力印可によって断線するヒューズ抵抗を接続することにより、保安回路のSCRがノイズで誤動作した時にヒューズ抵抗に印可される電力を軽減してヒューズ抵抗が誤断線するのを防止することができる。
【0046】
また、交流電源に対して複数の電力制御素子と発熱体を並列接続する場合において、電力制御素子がひとつでもオフしていると温度検出回路が検知する温度検知電極線から感温素子を介して発熱体に流れる電流の経路に回り込み回路が発生するが、電力制御素子から保安回路の発熱抵抗を介して温度検知電極線に至る接続ラインの間に定電圧素子を接続することにより、この回り込み回路に温度検出回路が検知する電流が流れ込むのを防止でき、よって真の発熱体の温度を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の電気床暖房の制御装置の構成図
【図2】 本発明の実施例2の電気床暖房の制御装置の構成図
【図3】 本発明の実施例2の電気床暖房の制御装置の構成図
【図4】 本発明の実施例3の電気床暖房の制御装置の構成図
【図5】 本発明の実施例4の電気床暖房の制御装置の構成図
【図6】 従来の電気床暖房の制御装置の構成図
【符号の説明】
21 交流電源
22 発熱体
23 電力制御素子
24 温度検知電極線
25 感温素子
26 温度検出回路
31 保安回路
32 発熱抵抗
37 温度ヒューズ
38 断線検出回路
43 整流素子
44 整流素子
45 電源スイッチ
47 制御部
48 制御電源回路
49 ヒューズ抵抗
50 電流ヒューズ
51 抵抗
62 定電圧素子

Claims (5)

  1. 交流電源と発熱体との間に接続した前記発熱体への通電制御を行う電力制御素子と、前記発熱体と温度検知電極線の間に介装した感温素子と、前記交流電源の負サイクル時に前記温度検知電極線から前記感温素子を介して前記発熱体に流れる電流を検出することによって前記発熱体の温度を検出する温度検出回路と、前記電力制御素子がショート故障時前記交流電源と前記発熱体の間に接続した温度ヒューズを熱的に結合している発熱抵抗を加熱して溶断することによって前記発熱体への通電を停止する保安回路と、前記交流電源から直流電源を作る制御電源回路と、前記制御電源回路へ前記交流電源を供給する電源スイッチと、前記交流電源の正サイクル時で前記電力制御素子がオンの時は前記交流電源から前記電力制御素子、整流素子を介し、さらに前記保安回路の発熱抵抗を介して前記温度検知電極線に接続することで前記温度検知電極線に流れる電流の有無を検出し、前記電力制御素子がオフの時は前記交流電源から前記電源スイッチ、整流素子を介し、さらに前記保安回路の発熱抵抗を介して前記温度検知電極線に接続することで前記温度検知電極線に流れる電流の有無を検出する断線検出回路と、前記制御回路電源の直流電源で動作し、前記温度検出回路の出力に応じて前記電力制御素子をオン、オフするとともに、前記断線検出回路が温度検知電極線の断線を検出したとき、および前記電力制御素子がショート故障を生起したとき、前記保安回路の発熱抵抗を加熱して前記温度ヒューズを溶断させる制御部とを有する電気床暖房の制御装置。
  2. 電源スイッチから保安回路の発熱抵抗に至る接続ラインの間に過電力印可によって断線するヒューズ抵抗を接続した請求項1記載の電気床暖房の制御装置。
  3. 電源スイッチから保安回路の発熱抵抗に至る接続ラインの間に過電流によって断線する電流ヒューズを接続した請求項1記載の電気床暖房の制御装置。
  4. 電源スイッチから保安回路の発熱抵抗に至る接続ラインの間に抵抗と過電力印可によって断線するヒューズ抵抗を接続した請求項1記載の電気床暖房の制御装置。
  5. 複数の電力制御素子と発熱体を並列接続し、これら電力制御素子から保安回路の発熱抵抗を介して温度検知電極線に至る接続ラインの間に定電圧素子を接続した請求項1記載の電気床暖房の制御装置。
JP18185098A 1998-06-29 1998-06-29 電気床暖房の制御装置 Expired - Fee Related JP3870556B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18185098A JP3870556B2 (ja) 1998-06-29 1998-06-29 電気床暖房の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18185098A JP3870556B2 (ja) 1998-06-29 1998-06-29 電気床暖房の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000020140A JP2000020140A (ja) 2000-01-21
JP3870556B2 true JP3870556B2 (ja) 2007-01-17

Family

ID=16107924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18185098A Expired - Fee Related JP3870556B2 (ja) 1998-06-29 1998-06-29 電気床暖房の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3870556B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5082352B2 (ja) * 2006-09-08 2012-11-28 タイガー魔法瓶株式会社 電気機器の制御方法とそれに用いる安全装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000020140A (ja) 2000-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3773512B2 (ja) モーター電源供給装置
JP2000023357A (ja) 電源回路の突入電流制限装置
JP2656370B2 (ja) 過大電流検出装置
JP3870556B2 (ja) 電気床暖房の制御装置
JPH06245485A (ja) インバータ装置
US7345380B2 (en) Backup power supply system with a null transfer time
KR100933372B1 (ko) 온열기의 제어정류소자 고장시 전원퓨즈 단선장치
JPH08149868A (ja) インバータ
JPH1063352A (ja) 電力制御装置
JP3309821B2 (ja) 加熱調理器
JPH08182187A (ja) 突入電流抑制電源回路
JP4577181B2 (ja) 面状採暖具
JP3545134B2 (ja) 電気加熱具の保安装置
JPH09130960A (ja) 突入電流遮断回路
JP2003136814A (ja) プリンタおよび電源装置
JP3465684B2 (ja) 加熱調理器
KR0172876B1 (ko) 세탁기의 가열히터를 이용한 방전장치
JP3775251B2 (ja) 多出力電源回路および多出力電源供給方法
JPH1050457A (ja) 温度制御装置
JPH039045Y2 (ja)
JP2001176652A (ja) 加熱調理器
KR940005925Y1 (ko) 안전 열보호 릴레이 구동회로
JP3127738B2 (ja) コードレスアイロン
JP3293173B2 (ja) 温度制御装置
JP2830517B2 (ja) 電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050602

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061009

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091027

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111027

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121027

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131027

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees