JP3868225B2 - 繊維ネット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、繊維ネットに関し、特に、支柱間などへ最適な張り具合で展張することができる繊維ネットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
繊維ネットは、一般に、金網と比較してコストが安く、耐候性にも優れる。更に、軽量かつ柔軟であるため取り扱いが容易であるという特徴を有する。その為、繊維ネットは、支柱間に展張されて、例えば、鹿などの野生動物の侵入を防止する為の侵入防止柵として使用されたり、或いは、防球フェンス、防風フェンス等としても使用されている。この繊維ネットは、使用される網糸の材質や太さ、網目の大きさや形状等から最適な張り具合を規定して設計されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、繊維ネットは、柔軟であるが故に自立性(保形性)が悪く、引っ張られた方向へ伸長してしまう。そのため、通常の作業者には最適な張り具合で繊維ネットを展張することが困難である。不適切な張り具合で繊維ネットが展張された場合には、その繊維ネットが本来有する性能を充分に発揮することができないという問題点があった。即ち、繊維ネットの張り具合が張り過ぎ(引っ張り過ぎ)である場合には、繊維ネットの網糸に張力がかかり、例えば、野生動物に噛み切られ易くなったり、衝撃吸収能力の低下を招いてしまう。また、繊維ネットの張り具合が緩みすぎている場合には、支柱間へ展張される繊維ネットの長さが長くなり、材料コストの上昇を招いてしまう。
【0004】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、支柱間などへ最適な張り具合で展張することができる繊維ネットを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載の繊維ネットは、支柱間などに展張されるものであり、網糸で編網される基本部分と、前記基本部分と異なる態様に構成された識別部分とを備え、前記識別部分は、前記基本部分の網目に少なくとも1本の網糸を挿入することで、前記基本部分と異なる大きさの網目で編網され、その基本部分と異なる大きさの網目に構成されると共に、一の方向へ等間隔に配設されている。
請求項2記載の繊維ネットは、支柱間などに展張されるものでであり、網糸で編網される基本部分と、前記基本部分と異なる態様に構成された識別部分とを備え、前記識別部分は、前記基本部分の網目に少なくとも1本の網糸を挿入することで、前記基本部分と異なる形状の網目で編網され、その基本部分と異なる形状の網目に構成されると共に、一の方向へ等間隔に配設されている。
【0006】
請求項3記載の繊維ネットは、請求項1又は2に記載の繊維ネットにおいて、前記識別部分は、前記一の方向と略直交する他の方向へ第2の等間隔に配設されている。
【0007】
請求項4記載の繊維ネットは、請求項1から3のいずれかに記載の繊維ネットにおいて、前記基本部分および識別部分と異なる態様に構成された第2識別部分を備え、その第2識別部分は、前記一の方向または他の方向の少なくとも一方へ前記識別部分よりも大きな第3の等間隔に配設されている。
【0008】
請求項5記載の繊維ネットは、請求項1から4のいずれかに記載の繊維ネットにおいて、前記識別部分または第2識別部分は、前記基本部分の網糸と異なる色の網糸で編網され、その基本部分と色分けされた異なる態様に構成されている。
【0009】
請求項6記載の繊維ネットは、請求項1から5のいずれかに記載の繊維ネットにおいて、前記識別部分または第2識別部分は、前記基本部分の網糸と異なる太さの網糸で編網され、その基本部分と異なる態様に構成されている。
【0010】
請求項7記載の繊維ネットは、請求項1から6のいずれかに記載の繊維ネットにおいて、前記識別部分または第2識別部分は、前記基本部分の網糸と異なる本数の網糸で編網され、その基本部分と異なる態様に構成されている。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施例における繊維ネット2が展張された侵入防止柵1の正面図である。なお、図1では、侵入防止柵1の一部を省略して図示すると共に、実線および破線を使用して網目を図示することにより繊維ネット2(基本色部分4および識別色部分5)の着色を区別している。
【0014】
まず、図1を参照して侵入防止柵1に展張される繊維ネット2の全体構成について説明する。繊維ネット2は、農耕地や森林などに複数立設される支柱3間へ展張され、鹿などの野生動物の侵入を防止する侵入防止柵1として使用されるものであり、ポリエチレン等の合成繊維を使用して編網されている。その繊維ネット2は、例えば、幅(図1の上下方向寸法)2mに対して長さ(図1の左右方向寸法)50mといった長尺物であり、その長さ方向(図1の左右方向寸法)へ交互に色分けして配設される基本色部分4と識別色部分5とを備えている。
【0015】
基本色部分4は緑色(基本色)の網糸を使用して編網される部位であり、一方、識別色部分5は、その基本色部分4と視覚的に識別できるように、オレンジ色(識別色)の網糸を使用して編網される部位である。これら基本色部分4と識別色部分5とは、図1に示すように、繊維ネット2の長さ方向(図1の左右方向)へ交互に配設されている。
【0016】
基本色部分4と識別色部分5とは、上記したように使用する網糸の色がそれぞれ異なる以外は、図1に示すように、同じ形状(略菱形状)の網目に編網され、その網目の大きさは同じ大きさとされている。なお、網目の大きさは、一辺が略25〜300mmの大きさとされている。
【0017】
繊維ネット2の長さ方向(図1の左右方向)に配設される網目の数は、基本色部分4および識別色部分5共に40目(但し、図1における網目の数は、省略して模式的に図示されている。)とされている。その結果、色分けされた基本色部分4と識別色部分5とは、繊維ネット2の長さ方向(図1の左右方向)へ略等間隔Lに交互に配設される。よって、繊維ネット2を展張する場合には、その識別色部分5(或いは、基本色部分4)を目印として展張することができるのである。なお、間隔Lは繊維ネット2の張り具合により伸縮するが、第1実施例における繊維ネット2は、間隔Lが略2mに調整された場合に最適な張り具合となるよう設計されている。繊維ネット2の展張作業の詳細については後述する。
【0018】
繊維ネット2を構成する網糸の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、アラミド、ナイロン、ビニロン等の合成繊維を使用することが望ましい。侵入防止柵1は環境条件が厳しい野外で長期にわたり使用されるため、本実施例の繊維ネット2では、耐酸性、耐アルカリ性、耐腐食性等の耐候性に優れており、しかも軽量なポリエチレンが使用されている。しかし、ポリエチレンに代えて、他の合成繊維を繊維ネット2の材質として使用しても良い。また、2種以上の合成繊維を混合して、繊維ネット2の材質としても良い。更に、繊維ネット2の強度を向上させるために、ステンレス鋼などの金属線、炭素繊維またはスーパー繊維などを上記の合成繊維と合糸して使用しても良い。
【0019】
次に、繊維ネット2を使用した侵入防止柵1、及び、その設置方法について説明する。侵入防止柵1は、農耕地や森林などへ鹿などの野生動物が侵入することを防止するためのものであり、主に、上記した繊維ネット2、支柱3、及び、結束部材7等から構成されている。
【0020】
支柱3は、上記した繊維ネット2を展張するために地中に立設される部材であり、本実施例における支柱3には、耐食性に優れた亜鉛メッキ処理鋼管が使用されている。その鋼管の断面は中空でも中実でも良く、また、支柱3は断面くの字状の板状鋼材でも良い。更に、支柱3の材質は、鋼材に限らず、アルミやFRP、木材等であっても良い。
【0021】
結束部材7は、支柱3へ展張された繊維ネット2を固定するための部材であり、ナイロン等の紐が使用される。但し、鉄やステンレス等からなる金属製の針金、ゴム材料等の弾性部材からなるゴムバンド、或いは、プラスチック等の樹脂材料からなるプラスチックバンド等を使用しても良い。
【0022】
次に、侵入防止柵1の設置方法について説明する。まず、図1に示すように、侵入を防止する境界に沿って複数の支柱3を地中に貫入して立設する。各支柱3間の隣接間隔は、繊維ネット2の仕様に応じて決定される。なお、本実施例における支柱3は、略2mで等間隔に立設されている。そして、各支柱3が立設された後は、その各支柱3間へ繊維ネット2を展張する。
【0023】
ここで、繊維ネット2は、網糸の材質や太さ、網目の大きさや形状等から最適な張り具合が規定されており、その規定値通りの最適な張り具合で各支柱3間へ展張する必要がある。しかし、繊維ネット2は、引っ張られた方向へ伸長してしまうため、どの程度の張り具合で繊維ネット2を各支柱3間へ展張すれば良いのかを判断することが困難である。そこで、色分けされた基本色部分4と識別色部分5とを目印とすることにより、繊維ネット2を最適な張り具合に展張することができる。
【0024】
即ち、繊維ネット2を各支柱3間へ展張するには、まず、繊維ネット2の識別色部分5と基本色部分4との境界部である基準部X1を第1の支柱3(図1の左端)へ位置決めし、かかる基準部X1の上端部(図1上側)及び下端部(図1下側)を結束部材7により結束する。
【0025】
そして、第1の支柱3(図1の左端)に結束された繊維ネット2を隣接する第2の支柱3(図1の左から2本目)へ展張する。この場合には、基準部X2(基本色部分4と識別色部分5との境界部)を第2の支柱3(図1の左から2本目)へ位置決めし、かかる基準部X2の上端部(図1上側)及び下端部(図1下側)を結束部材7により結束する。その結果、基本色部分4の幅(間隔L、即ち、基準部X1と基準部X2との間の間隔)が略2mに調整され、繊維ネット2は、引っ張られ過ぎたり、或いは、緩み過ぎたりすることなく、最適な張り具合で支柱3間に展張される。
【0026】
第1,第2の支柱3間に繊維ネット2を展張した後は、同様に、第3の支柱3(図1の左から3本目)へ繊維ネット2の基準部X3を位置決めし、結束部材7により繊維ネット2を結束する。この作業を順次繰り返すことにより、繊維ネット2が最適な張り具合で各支柱3間に展張された侵入防止柵1を設置することができるのである。
【0027】
このように、繊維ネット2は、基本色部分4と識別色部分5とが色分けされて構成されている。よって、繊維ネット2を展張する作業者は、基準部X1(X2,X3,・・・)の配設位置を視覚的に一目で把握することができ、その基準部X1(X2,X3,・・・)を各支柱3へ容易に位置決めすることができるので、繊維ネット2の展張作業の作業効率が向上するのである。
【0028】
また、繊維ネット2は、基本色部分4と識別色部分5とが等間隔に配設されているので、熟練していない作業者であっても、基準部X1(X2,X3,・・・)を目印として各支柱3へ順次位置決めしていくことにより、繊維ネット2を最適な張り具合に展張することができる。その結果、展張された繊維ネット2は、引っ張られ過ぎたり、或いは、緩み過ぎたりすることなく展張され、仕様値(設計値)通りの特性を確実に発揮することができるのである。
【0029】
次に、図2を参照して第2実施例について説明する。第1実施例の繊維ネット2がその長さ方向への張り具合を調整可能に構成されていたのに対し、第2実施例の繊維ネット12は、基本色部分14と識別色部分15とを縦横方向へ格子状に配設して、その縦横方向への張り具合を調整可能に構成されている。なお、前記した第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0030】
図2は、本発明の第2実施例における繊維ネット12が展張された防球フェンス11の正面図である。なお、図2では、防球フェンス11の一部を省略して図示すると共に、網目を図示する線の太さを変更することにより繊維ネット12(基本色部分14および識別色部分15)の着色を区別している。
【0031】
まず、図2を参照して防球フェンス11に展張される繊維ネット12の全体構成について説明する。繊維ネット12は、例えば、野球場などのグランド外縁に立設される枠部材13に展張され、そのグランドからボールが外部に飛び出すことを防止する防球フェンス11として使用されるものである。その繊維ネット12は、第1実施例と同様に、ポリエチレン等の合成繊維を使用して編網されており、例えば、高さ(図2の上下方向寸法)12mに対して幅(図2の左右方向寸法)30mといった大型のものである。繊維ネット12は、基本色部分14とその基本色部分14に対して縦横方向(図2の上下左右方向)へ格子状に色分けして配設される識別色部分15とを備えている。
【0032】
識別色部分15は、繊維ネット12を展張する際の目印とされる部分である。この識別色部分15と基本色部分14とは、使用する網糸の色がそれぞれ異なる(緑色およびオレンジ色)以外は同じ形状(略菱形状)の網目に編網されており、その網目の大きさは同じ大きさとされている。なお、繊維ネット12(基本色部分14および識別色部分15)の網目の大きさは、一辺が略10〜100mmの大きさとされている。
【0033】
基本色部分14と識別色部分15とが繊維ネット12の縦方向(図2の上下方向)及び横方向(図2の上下方向)へ配設される網目の数は、縦方向および横方向共に、基本色部分14が40目(但し、図2における網目の数は、省略して模式的に図示されている。)配設される毎に、識別色部分15が1目配設されている。その結果、識別色部分15は、繊維ネット12の縦方向(図2の上下方向)へ略等間隔Mで配設されると共に横方向(図2の左右方向)へ略等間隔Nで配設されている。よって、繊維ネット12を展張する場合には、その識別色部分15を目印として展張することができるのである。なお、間隔M,Nは繊維ネット12の張り具合により伸縮するが、第2実施例における繊維ネット12は、間隔Mが略3m、間隔Nが略2mに調整された場合に最適な張り具合となるよう設計されている。また、繊維ネット2の展張作業の詳細については後述する。
【0034】
次に、繊維ネット12を使用した防球フェンス11、及び、その設置方法について説明する。防球フェンス11は、野球場などのグランド外縁に設置されボールが外部に飛び出すことを防止するためのものであり、主に、上記した繊維ネット12、枠部材13、及び、結束部材7等から構成されている。
【0035】
枠部材13は、上記した繊維ネット12を展張するために略矩形に組み立てられて立設される部材であり、結束部材7は、枠部材13へ展張された繊維ネット12を固定するための部材である。これらの構成は、第1実施例と同様の為、詳細については省略する。
【0036】
次に、防球フェンス11の設置方法について説明する。まず、枠部材13を略矩形状に組み立て、その組み立てられた枠部材13をボールの飛び出しを防止する領域に立設する。そして、その枠部材13へ繊維ネット12を展張する。但し、枠部材13は、繊維ネット12を展張した後に立設しても良い。
【0037】
繊維ネット12を枠部材13へ展張するには、まず、繊維ネット12の一端を枠部材13の角部(図2の左上側)へ結束部材7により結束する。そして、繊維ネット12の一の辺部(図2の上側)を枠部材13の角部から横方向(図2の右方向)へ向かって結束部材7により順次結束し、他の辺部(図2の左側)を枠部材13の角部から縦方向(図2の下方向)へ向かって結束部材7により順次結束する。また、繊維ネット12の残りの辺部(図2の右側、必要に応じて下側)も同様に結束する。
【0038】
この場合、横方向(図2の右方向)へは、各識別色部分15(以下、横方向へ配設される各識別色部分15を基準部Y1,Y2,・・・と称す。)を目印にして、かかる基準部Y1,Y2,・・・を略2m間隔に調整しつつ枠部材13へ順次結束する。同様に、縦方向(図2の下方向)へは、各識別部材15(以下、縦方向へ配設される各識別色部分15を基準部Z1,Z2,・・・と称す。)を目印にして、かかる基準部Z1,Z2,・・・を略3m間隔に調整しつつ枠部材13へ順次結束する。その結果、繊維ネット12は、識別色部分の間隔M,Nが横方向に略2m、縦方向に略3mとなり、引っ張られ過ぎたり、或いは、緩み過ぎたりすることなく、最適な張り具合で枠部材13に展張されるのである。
【0039】
このように、第2実施例における繊維ネット12は、基本色部分14と識別色部分15とが縦横方向へ等間隔に配設されているので、熟練していない作業者であっても、識別色部分15(基準部Y1,Y2,・・・、及び、基準部Z1,Z2,・・・)を所定間隔に調整しつつ枠部材13へ結束することにより、横方向だけでなく縦方向へも張り具合を調整する必要のある繊維ネット12を最適な張り具合に展張することができる。その結果、展張された繊維ネット12は、引っ張られ過ぎたり、或いは、緩み過ぎたりすることなく展張され、仕様値(設計値)通りの特性を確実に発揮することができるのである。
【0040】
次に、図3を参照して第3実施例について説明する。第1実施例の繊維ネット2が色分けされた基本色部分4と識別色部分5とを交互に配設して構成されていたのに対し、第3実施例の繊維ネット22は、異なる網目の大きさに編網される識別網目部分25及び第2識別網目部26を所定間隔毎に配設して構成されている。なお、前記した第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0041】
図3(a)は、本発明の第3実施例における繊維ネット22が展張された侵入防止柵21の正面図であり、図3(b)は、領域bにおける繊維ネット22の部分拡大図であり、図3(c)は、領域cにおける繊維ネット22の部分拡大図である。なお、図3(a)では侵入防止柵21の一部を省略して、図3(b),(c)では繊維ネット22の後方に配設される支柱3を省略して図示している。
【0042】
まず、図3を参照して第3実施例における繊維ネット22の全体構成について説明する。繊維ネット22は、第1実施例と同様に、ポリエチレン等の合成繊維を使用して編網されており、基本網目部分24、識別網目部分25および第2識別網目部分26を備えている。
【0043】
基本網目部分24は、図3(a)〜(c)に示すように、略菱形状の網目に編網される部位であり、繊維ネット22のほぼ全域にわたって配設されている。識別網目部分25と第2識別網目部分26とは、繊維ネット22の張り具合を調整する際に目印とされる部位であり、基本網目部分24と識別するために網目の大きさを細かくして編網されている。また、識別網目部分25と第2識別網目部分26とは、基本網目部分24に使用される網糸と同色の網糸により編網されている。これら各部分24〜26の網目の形状について詳細に説明する。
【0044】
基本網目部分24を構成する網目は、相互に交差する4本の網糸から略菱形状に編網されている。一方、識別網目部分25を構成する網目は、図3(b)に示すように、略菱形状に形成される網目の水平方向(図3(b)の左右方向)へ1本の網糸を挿入して編網されている。その結果、識別網目部分25の網目は、相互に交差する3本の網糸から略三角形状に編網され、基本網目部分24および第2識別網目部分26の網目と識別可能に構成されている。よって、識別網目部分25は、繊維ネット22を展張する際の目印とすることができるのである。
【0045】
また、第2識別網目部分26を構成する網目は、図3(c)に示すように、略菱形状に形成される網目へ交差する2本の網糸を挿入して編網されている。その結果、第2識別網目部分26の網目は、基本網目部分24よりも小さい面積(略1/4)の略菱形状に編網され、基本網目部分24及び識別網目部分25の網目と識別可能に構成されている。よって、第2識別網目部分26は、繊維ネット22を展張する際の目印とすることができるのである。
【0046】
繊維ネット22の長さ方向(図3(a)の左右方向)に配設される網目の数は、基本網目部分24の網目が20目(但し、図3(a)における網目の数は、省略して模式的に図示されている。)配設される毎に、識別網目部分25または第2識別網目部分26の網目が1目配設されている。その結果、識別網目部分25または第2識別網目部分26は、繊維ネット22の長さ方向(図3(a)の左右方向)へ略等間隔Pで配設される。よって、繊維ネット22を展張する場合には、その識別網目部分25または第2識別網目部分26を目印として展張することができるのである。なお、間隔Pは繊維ネット22の張り具合により伸縮するが、第3実施例における繊維ネット2は、間隔Pが略2mに調整された場合に最適な張り具合となるよう設計されている。繊維ネット2の展張作業の詳細については後述する。
【0047】
第2識別網目部分26は、識別網目部分25が4つ配設される毎に1つ配設される。よって、各第2識別網目部分26間の間隔は、5P、即ち略10m間隔とされている。
【0048】
次に、繊維ネット22を使用した侵入防止柵11の設置方法について説明する。まず、第1実施例と同様に、侵入を防止する境界に沿って複数の支柱3を略2m間隔で地中に貫入して立設し、その各支柱3間へ繊維ネット22を展張する。即ち、図3(a)に示すように、繊維ネット22の識別網目部分25を目印として第1の支柱3(図3(a)の左端)へ位置決めし、かかる識別網目部分25の上端部(図3(a)上側)及び下端部(図3(a)下側)を結束部材7を使用して結束する。
【0049】
そして、第1の支柱3(図3(a)の左端)に結束された繊維ネット22を隣接する第2の支柱3(図3(a)の左から2本目)へ展張する。この場合には、識別網目部分25を目印として第2の支柱3(図3(a)の左から2本目)へ位置決めし、かかる識別網目部分25の上端部(図3(a)上側)及び下端部(図3(a)下側)を結束部材7を使用して結束する。その結果、識別網目部分25間の間隔(間隔P)が略2mに調整され、繊維ネット22は、引っ張られ過ぎたり、或いは、緩み過ぎたりすることなく、最適な張り具合で支柱3間に展張される。
【0050】
第1,第2の支柱3間に繊維ネット22を展張した後は、同様に、第3の支柱3(図1の左から3本目)へ繊維ネット22の識別網目部分25を目印として位置決めし、結束部材7により繊維ネット22を結束する。この作業を順次繰り返すことにより、繊維ネット22が最適な張り具合で各支柱3間に展張される。
【0051】
ここで、支柱3は略2m間隔に立設された。しかし、侵入防止柵21の施工距離は、数キロ〜数十キロに及ぶ場合もある。そのため、所定の区間では支柱3の立設間隔を、例えば、略4m間隔、また別の区間では略10m間隔等として侵入防止柵21の施工コストを低減しても良い。その場合には、目印とする識別網目部分25または第2識別網目部分26を適宜変更する。即ち、支柱3が略4m間隔で立設される区間では、識別網目部分25または第2識別網目部分26を1つ置きに支柱3に結束する。その結果、その支柱3間に展張される繊維ネット22の長さが略4mに調整され、繊維ネット22が最適な張り具合で各支柱3間に展張される。
【0052】
また、支柱3が略10m間隔で立設される区間では、第2識別網目部分26を目印として支柱3に結束することができる。第2識別網目部分26は、上記したように、間隔5P(=略10m)毎に繊維ネット22に配設されているので、かかる第2識別網目部分26を目印として支柱3へ位置決めすることにより、その支柱3間に展張される繊維ネット22の長さを略10mに調整することができる。よって、繊維ネット22を最適な張り具合で各支柱3間に展張することができる。
【0053】
このように、繊維ネット22は、基本網目部分24、識別網目部分25及び第2識別網目部分26を異なる大きさの網目に編網することにより各部分24〜26を識別可能に構成されている。そのため、繊維ネット22全体(各部分24〜26)を同色の網糸で編網することができるので、繊維ネット22の外観が損なわれることを防止することができるのである。
【0054】
また、繊維ネット22は、識別網目部分25及び第2識別網目部分26とが所定の間隔を有して配設されている。よって、熟練していない作業者であっても、識別網目部分25または第2識別網目部分26を目印として各支柱3へ順次位置決めしていくことにより、繊維ネット22を最適な張り具合に展張することができる。その結果、展張された繊維ネット22は、引っ張られ過ぎたり、或いは、緩み過ぎたりすることなく展張され、仕様値(設計値)通りの特性を確実に発揮することができるのである。
【0055】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
【0056】
例えば、第1,第2実施例では、基本色部分4,14と識別色部分5,15とに使用される網糸の色が緑色(基本色)およびオレンジ色(識別色)の場合を説明したが、少なくとも基本色部分4,14と識別色部分5,15とを色彩により識別することができれば良く、網糸には、例えば、赤色、黒色あるいは黄色等、何色を使用しても良い。かかる網糸は、異なる色の糸を合糸したものであっても良い。例えば、白色と緑色の糸を合糸した網糸(基本色)と白色とオレンジ色の糸を合糸した網糸(識別色)とにより基本色部分4,14と識別色部分5,15とを識別可能に構成しても良い。或いは、緑色の網糸(基本色)と緑色とオレンジ色の糸を合糸した網糸(識別色)とにより基本色部分4,14と識別色部分5,15とを識別可能に構成しても良い。
【0057】
繊維ネット2,22全体を、例えば、緑色の網糸により編網しておき、その後、識別色部分5,15に相当する領域へオレンジ色の糸等を網糸へ巻回したり、接着固定することにより、基本色部分4,14と識別色部分5,15とを識別可能に構成しても良い。その結果、繊維ネット2,22の製造が容易となり、製造コストを低減することができる。
【0058】
また、上記各実施例では、繊維ネット2,12,22が侵入防止柵1,12または防球フェンス11に使用される場合を説明したが、他の用途に適用しても良い。一例としては、鳩やカラスなどの侵入を防止する為の防鳥ネット、弓道場等に設けられる防矢ネット、風をさえぎる為の防風フェンス、或いは、海水浴場等に設置される遮光ネット等に適用することができる。
【0059】
また、上記各実施例では、繊維ネット2,12,22の網目が略菱形状に形成される場合を説明したが、その網目の形状は、矩形状、亀甲形等に形成されていても良い。また、繊維ネット2,12,22は、ラッセル網に編網されたものが好ましいが、無結節網、有結節網に編網されたものであっても良い。
【0060】
また、第1、第2実施例では、使用する網糸の色を変更することにより繊維ネット2,12(基本色部分4,14および識別色部分5,15)を色分けする場合を説明し、第3実施例では、網目の大きさを変更することにより繊維ネット22の所定部分を識別する場合を説明した。基本部分と識別部分との識別は、これら網糸の色または網目の大きさに限られず、網糸の太さや各網糸を構成する糸の本数、または、網目の形状等により、或いは、これらの組み合わせにより、基本部分と識別部分とを異なる態様に構成し識別できるようにしても良い。例えば、第3実施例において、識別網目部分25は、網目を細かく編網することにより他の部分と識別されたが、更に、使用する網糸の色も他の部分と色分けして構成されていても良い。また、上記各実施例において、基本色部分4,14および識別色部分5,15とは異なる色(第2識別色)の網糸で編網される部分を更に追加して、繊維ネットを展張する際の目印としても良い。
【0061】
更に、上記各実施例において、使用する網糸の色、太さ若しくは本数、網目の大きさや形状により、繊維ネットの間隔を一目で認知できるように構成しても良い。例えば、網糸の色により区別する場合には、識別色部分のオレンジは略2m間隔に、赤は略10m間隔に、白は略30m間隔に、・・・などというように、網糸の色と繊維ネットの間隔を予め対応付けておくのである。これにより、網糸の色により繊維ネットの間隔を一目で認識することができるのである。
【0062】
また、図4(a)の侵入防止柵31に用いられる繊維ネット32のように、各網目に横糸33を設けて、かかる横糸33により繊維ネット32の長さ方向(図4(a)の左右方向)の張り具合を調整するようにしても良い。即ち、横糸33がピンと張られた状態が繊維ネット31の最適な張り具合となるように横糸33の長さを規定し配設する。展張作業時には、かかる横糸33がピンと張った状態になるまで繊維ネット31を長さ方向に引っ張り展張することにより、繊維ネット31を最適な張り具合で展張することができる。
【0063】
なお、かかる横糸33は、図4(a)の繊維ネット31に示すように、必ずしもすべての網目に設ける必要はなく、例えば、図4(b)の侵入防止柵41に用いられる繊維ネット42のように、繊維ネット42の上下に1本ずつ横糸33を設けるようにしても良い。また、長さ向の所定間隔P毎に、各網目に縦糸34を設け、かかる縦糸34により、繊維ネット42の幅方向(図4(a)の上下方向)の張り具合を調整するようにしても良い。横糸33及び縦糸34の配設本数、位置及び間隔は、図4(a)(b)に限定されるものではなく、適宜変更することは当然に可能である。
【0064】
【発明の効果】
本発明の繊維ネットによれば、基本部分と異なる態様に構成された識別部分が一の方向へ等間隔に配設されている。よって、繊維ネットを支柱間などに展張する場合には、一の方向へ引っ張られた繊維ネットの張り具合を識別部分の間隔から正確に把握することができるという効果がある。その結果、繊維ネットを支柱間などへ最適な状態の張り具合で展張することができ、繊維ネットが備える性能を充分に発揮させることができる。
【0065】
また、識別部分は、一の方向と略直交する方向へも第2の等間隔で配設されている。よって、繊維ネットを支柱間などに展張する場合には、一の方向への張り具合だけでなく、その一の方向と略直交する他の方向への張り具合も識別部分の間隔から正確に把握することができるという効果がある。その結果、繊維ネットを支柱間などへ最適な状態の張り具合で展張することができ、繊維ネットが備える性能を十分に発揮させることができる。
【0066】
更に、繊維ネットは、識別部分よりも大きな間隔(第3の等間隔)で配設される第2識別部分を備えている。よって、第2識別部分の間隔や配設個数を計測することにより繊維ネットの張り具合や長さをより容易に把握することができるという効果がある。例えば、識別部分が1mの等間隔に配設された繊維ネットを5mの長さに切断する場合には、5つめの識別部分を切断すればよい。しかし、繊維ネットを30mの長さに切断するといった場合には、識別部分の配設個数を計数するのは非常に煩雑な作業となる。そこで、第2識別部分を5mの等間隔に配設しておけば、計数作業がより簡便になり、数え間違いも防止することができるのである。
【0067】
識別部分または第2識別部分を、基本部分の網糸と異なる色の網糸で編網し、その基本部分と色分けされた異なる態様に構成することにより、繊維ネットを展張する作業者は一目で識別部分または第2識別部分の間隔を把握することができるという効果がある。その結果、繊維ネットの展張作業の作業効率を向上させることができる。なお、識別部分または第2識別部分は、基本部分の網糸と異なる色の網糸だけで編網しても良く、或いは、基本部分の網糸と異なる色の網糸とを合糸して編網しても良い。
【0068】
また、識別部分または第2識別部分を、基本部分の網糸と異なる太さの網糸で編網し、基本部分の網糸と異なる本数の網糸で編網し、基本部分と異なる大きさの網目で編網し、或いは、基本部分と異なる形状の網目で編網し、その基本部分と異なる態様に構成することにより、繊維ネット全体を同じ色で編網することができるので、繊維ネットの外観が損なわれることを防止することができるという効果がある。なお、網糸の色を含め、網糸の太さ若しくは本数、または、網目の大きさ若しくは形状を組み合わせて、識別部分または第2識別部分を構成するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例における繊維ネットが展張された侵入防止柵の正面図である。
【図2】 本発明の第2実施例における繊維ネットが展張された防球フェンスの正面図である。
【図3】 (a)は、本発明の第3実施例における繊維ネットが展張された侵入防止柵の正面図であり、(b)は、領域bにおける繊維ネットの部分拡大図であり、(c)は、領域cにおける繊維ネットの部分拡大図である。
【図4】 (a)は、第4実施例の繊維ネットが展張された侵入防止柵の正面図であり、(b)は、第5実施例の繊維ネットが展張された侵入防止柵の正面図である。
【符号の説明】
1,21,31,41 侵入防止柵
2,12,22,32,42 繊維ネット
3 支柱
4,14 基本色部分(基本部分)
5,15 識別色部分(識別部分)
13 枠部材
24 基本網目部分(基本部分)
25 識別網目部分(識別部分)
26 第2識別網目部分(第2識別部分)
Claims (7)
- 支柱間などに展張される繊維ネットにおいて、
網糸で編網される基本部分と、
前記基本部分と異なる態様に構成された識別部分とを備え、
前記識別部分は、前記基本部分の網目に少なくとも1本の網糸を挿入することで、前記基本部分と異なる大きさの網目で編網され、その基本部分と異なる大きさの網目に構成されると共に、一の方向へ等間隔に配設されていることを特徴とする繊維ネット。 - 支柱間などに展張される繊維ネットにおいて、
網糸で編網される基本部分と、
前記基本部分と異なる態様に構成された識別部分とを備え、
前記識別部分は、前記基本部分の網目に少なくとも1本の網糸を挿入することで、前記基本部分と異なる形状の網目で編網され、その基本部分と異なる形状の網目に構成されると共に、一の方向へ等間隔に配設されていることを特徴とする繊維ネット。 - 前記識別部分は、前記一の方向と略直交する他の方向へ第2の等間隔に配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の繊維ネット。
- 前記基本部分および識別部分と異なる態様に構成された第2識別部分を備え、
その第2識別部分は、前記一の方向または他の方向の少なくとも一方へ前記識別部分よりも大きな第3の等間隔に配設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の繊維ネット。 - 前記識別部分または第2識別部分は、前記基本部分の網糸と異なる色の網糸で編網され、その基本部分と色分けされた異なる態様に構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の繊維ネット。
- 前記識別部分または第2識別部分は、前記基本部分の網糸と異なる太さの網糸で編網され、その基本部分と異なる態様に構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の繊維ネット。
- 前記識別部分または第2識別部分は、前記基本部分の網糸と異なる本数の網糸で編網され、その基本部分と異なる態様に構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の繊維ネット。
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