JP3046247U - 農業用被覆ネット - Google Patents

農業用被覆ネット

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JP3046247U
JP3046247U JP1997007715U JP771597U JP3046247U JP 3046247 U JP3046247 U JP 3046247U JP 1997007715 U JP1997007715 U JP 1997007715U JP 771597 U JP771597 U JP 771597U JP 3046247 U JP3046247 U JP 3046247U
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JP
Japan
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length
net
identification
woven
yarns
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Application number
JP1997007715U
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English (en)
Inventor
敏次 廣橋
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Nihon Wide Cloth Co Ltd
Original Assignee
Nihon Wide Cloth Co Ltd
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Publication date
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  • Protection Of Plants (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】意匠効果を高めるとともに、切り取りや張設作
業が容易に行なえるようにすること。 【解決手段】たて糸2とよこ糸3を平織してなる帯状の
農業用被覆ネット1において、光沢を有する反射糸4を
格子状に織り込む。また、幅方向の中間部には、中間部
を識別するための識別部5を長さ方向に沿って形成し、
また長さを識別する識別部6を、所定間隔おきに幅方向
に沿って形成した。さらに、両側縁部には補強部8を形
成した。 【効果】格子状の反射糸4によって、意匠感および虫除
け効果が向上するとともに、張設時の基準を得ることが
できる。中間部を識別するための識別部5は、トンネル
ハウスに張る時などの位置決めに大いに貢献し、長さを
識別するための識別部6は切り取り時の作業性向上に貢
献する。補強部8は、強固な張設状態を得るのに役立
つ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】
この考案は、特に虫除けとして有効な農業用被覆ネットに関する。
【0002】
【従来の技術】
上述のようなネットには、光を反射する光沢を有した金属、例えばアルミニウ ムを蒸着等により被覆したフラットヤーンをネット基材に織り込んでなり、光に よって虫を寄せ付けないようにしたものがある。
【0003】 しかし、光沢を有するフラットヤーンの織り込みに当っては防虫効果のみを考 慮しただけで、例えば長さ方向に適宜本数入れるなど、機械の能力に基づいて容 易な織り込み方法を採用している。このため、外観上の美しさを有するような農 業用被覆ネットは少なかった。
【0004】
【解決すべき課題及びそのための手段】
そこでこの考案は、他の機能にも着目して、外観美麗で、効果も高く、使いや すいような農業用被覆ネットの提供を課題とする。
【0005】 そのための手段は、たて糸とよこ糸を平織してなる帯状の農業用被覆ネットで あって、光沢を有する反射糸を格子状に織り込んだ農業用被覆ネットであること を特徴とする。
【0006】 なお、帯状形状の両側縁部に、補強糸を長さ方向に織り込んで適宜幅の補強部 を形成するとよい。
【0007】 また、使用し易くするため、帯状形状の幅方向の中間部に、中間部を識別する ための識別部を、長さ方向に沿って形成したり、帯状形状の長さを識別するため の識別部を、所定間隔おきに幅方向に沿って形成したりするとよい。上記識別部 は、光沢を有する反射糸を複数本織り込んで形成するとよい。
【0008】 好ましくは、たて糸とよこ糸を平織してなる帯状の農業用被覆ネットであって 、幅方向の中間部に、光沢を有する反射糸を長さ方向に沿って複数本織り込んで 中央識別部を形成するとともに、帯状形状の長さ方向の所定間隔おきに、光沢を 有する反射糸を幅方向に沿って複数本織り込んで長さ識別部を形成し、光沢を有 する反射糸を、上記長さ識別部間の長さの複数分割の長さを有する格子状に織り 込んで構成するとよい。
【0009】
【作用及び効果】
すなわち、上述の構成によれば、光沢を有する反射糸を格子状に織り込んでい るので、従来にない外観上の美しさを得ることができ、意匠効果が高い。また、 格子状ゆえに全面的によく反射して見え、防虫効果も高まる。さらに、縦横の向 きが正しく得られるので、張り方にムラが生じたり、傾いたりすることが一切な く、綺麗な使用状態を得ることができる。
【0010】 請求項2のように、両側縁部に補強部を形成すると、農業用被覆ネットの全体 の形態が安定するので、折り畳み等の取扱いが容易である。また、農業用被覆ネ ットを張るときにクリップ状の部材で止めても、農業用被覆ネットが破れたり伸 びたりすることはなく、また強い止め付け状態を得ることができる。
【0011】 請求項3のように、幅方向の中間部を識別する識別部を長さ方向に沿って形成 すると、例えばトンネルハウスに張る場合には、上記識別部をトンネルの一番上 に対応させれば、簡易迅速に正しく綺麗な張設ができるなど、非常に使いやすい 。
【0012】 請求項4のように、長さを識別できる識別部を形成すると、農業用被覆ネット を注文に応じて必要長さに切断するなどの場合、物差しなどを必要としなくとも 識別部の数を数えるだけで、必要な長さが分かる。しかも、切断においては識別 部に沿って行なえば、不測に曲がってしまうこともなく、容易である。
【0013】 請求項5のように、識別部を、格子状に織り込んだ反射糸と同一のものを複数 本織り込んで形成すると、格子状のもたらす意匠感を阻害することはなく、また 、防虫効果も向上する。なお、2つの識別部は方向性が異なるので、同じ本数の 反射糸で形成しても識別できる。
【0014】 請求項6のように、光沢を有する複数本の反射糸により中央識別部と長さ識別 部を形成するとともに、光沢を有する反射糸を、上記長さ識別部間の長さの複数 分割の長さを有する格子状に織り込むと、請求項1、3、4、5の構成がもたら す効果を併せ持つほか、格子をなす幅方向の反射糸が長さ識別部と同様の作用を するので、所望長さでの切断がより細かい単位で行なえる。
【0015】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図1は、農業用被覆ネット1(以下、ネットという)の一部を示す平面図であ り、このネット1は、たて糸2とよこ糸3を平織してなる長い帯状である。そし てたて糸2とよこ糸3の織成時に、光沢を有する反射糸4をたて糸2間、および よこ糸3間に格子状に、また中央識別部5および長さ識別部6を形成するように 織り込んでいる。
【0016】 上記反射糸4は、合成樹脂製フィルムにアルミニウムを蒸着して形成しており 、たて糸2間およびよこ糸3間に収まる幅に設定している。 図1中左右方向がネット1の長さ方向で、この長さ方向に10cm間隔、また幅 方向に10cm間隔の正方形の格子状に織り込んでいる。なお、図に示したネット 1は、幅180cmのネット1である。
【0017】 そして長さ方向における1m おきに、つまり端から数えて10本目の反射糸4 を織り込む位置に、2本の反射糸4,4をネット1の長さ方向においてずらせて 平行に織り込んで、長さ識別部6を形成し、端から、また隣の長さ識別部6から 1m 離れている事が分かるようにしている。図2は、図1のA部分の拡大平面図 であって、たて糸2とよこ糸3と、これらの間に格子状に織り込んだ反射糸4と 、長さ識別部6をなす反射糸4とを示している。なお、上記10cmという、格子 状に織り込んだ反射糸4のネット1における長さ方向の長さは、上記長さ識別部 6間の長さの複数分割、具体的には10分の1の長さである。つまり、長さ識別 部6間を10cm間隔に区切ったことになる。
【0018】 また、ネット1の幅方向の中間に位置する反射糸4を織り込む位置には、3本 の反射糸4をネット1の幅方向においてずらせて平行に織り込んで、中央識別部 5を形成している。
【0019】 長さ識別部6は2本の反射糸4、中央識別部5には3本の反射糸4と区別した のは、良い意匠感を得るとともに、識別し易くするためであるが、各識別部5, 6は方向性が異なるので、同じ本数の反射糸4で形成しても識別できる。なお、 各識別部5,6は別の色の糸を織り込むなどして形成するもよい。
【0020】 さらに、ネット1の両側縁部には、例えば図3に示したように、たて糸2間に 2本ずつの補強糸7を織り込んで、所定幅の補強部8を形成する。この補強部8 の存在によりネット1全体の形態が安定するので、折り畳み等の取扱いが容易に なるとともに、ネット1を張設するときに、クリップ状の部材で押さえ付けても 、また杭を打ち込んでも、ネット1の損傷がなく、強い止め付け状態を得ること ができる。
【0021】 このように構成したネット1では、販売等において必要長さのネット1を切り 取るときには、長さ識別部6と、格子状をなす反射糸4のうちネット1の長さ方 向のものの数を数えることによって、長さを知ることができる。つまり、物差し 等が必要でないので、便利であるとともに、長さ識別部6を構成する反射糸4や 、格子状をなす反射糸4に沿って切断することで、不測に曲がってしまうことも なく、容易に綺麗な切断ができる。
【0022】 また、例えばトンネルハウス9に張る場合には、図4に示したように、中央識 別部5をトンネルの一番上に対応させればよい。図では、長さ識別部6および格 子状をなす反射糸4は省略した。正しい位置を容易に見出だすことができ、簡易 迅速に綺麗な張設ができる。このため非常に使いやすい。ビニルハスウの上面や 周囲に張る場合も、正しい姿勢にすることが容易で、簡易迅速な張設ができる。
【0023】 さらに、光沢を有する反射糸1を格子状に織り込んでいるので、従来にない外 観上の美しさを得ることができ、意匠効果が高い。また、格子状ゆえに全面的に よく反射して見え、防虫効果も高まる。しかも、使用を便利にする前記中央識別 部5や長さ識別部6は、格子状に織り込んだ反射糸4と同一のものを複数本織り 込んで形成しているので、格子状のもたらす意匠感を阻害することはなく、また 、防虫効果も向上する。 さらにまた、格子状ゆえに縦横の向きが正しく得られるので、張り方にムラが 生じたり、傾いたりすることが一切なく、綺麗な使用状態を得ることができる。
【0024】 図5は、他の実施例に係るネット1の一部の平面図である。このネット1では 、格子状をなす反射糸4を、ネット1の長さ方向においては20cmおきに、幅は 方向においては5cmおきに織り込んで、細長い格子模様を表現している。
【0025】 以上の一実施例における、中央識別部5は、請求項3および請求項5の識別部 に、長さ識別部6は、請求項4および請求項5の識別部に対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】農業用被覆ネットの平面図。
【図2】図1のA部分拡大平面図。
【図3】補強部の拡大断面図。
【図4】使用状態の一例を示す斜視図。
【図5】他の例に係る農業用被覆ネットの平面図。
【符号の説明】
1…農業用被覆ネット 2…たて糸 3…よこ糸 4…反射糸 5…中央識別部 6…長さ識別部 7…補強糸 8…補強部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】たて糸とよこ糸を平織してなる帯状の農業
    用被覆ネットであって、光沢を有する反射糸を格子状に
    織り込んだ農業用被覆ネット。
  2. 【請求項2】帯状形状の両側縁部に、補強糸を長さ方向
    に織り込んで適宜幅の補強部を形成した請求項1記載の
    農業用被覆ネット。
  3. 【請求項3】帯状形状の幅方向の中間部に、中間部を識
    別するための識別部を、長さ方向に沿って形成した請求
    項1または請求項2記載の農業用被覆ネット。
  4. 【請求項4】帯状形状の長さを識別するための識別部
    を、所定間隔おきに幅方向に沿って形成した請求項1か
    ら請求項3のうちのいずれか一項に記載の農業用被覆ネ
    ット。
  5. 【請求項5】前記識別部を、光沢を有する反射糸を複数
    本織り込んで形成した請求項3または請求項4記載の農
    業用被覆ネット。
  6. 【請求項6】たて糸とよこ糸を平織してなる帯状の農業
    用被覆ネットであって、幅方向の中間部に、光沢を有す
    る反射糸を長さ方向に沿って複数本織り込んで中央識別
    部を形成するとともに、帯状形状の長さ方向の所定間隔
    おきに、光沢を有する反射糸を幅方向に沿って複数本織
    り込んで長さ識別部を形成し、光沢を有する反射糸を、
    上記長さ識別部間の長さの複数分割の長さを有する格子
    状に織り込んだ農業用被覆ネット。
JP1997007715U 1997-08-13 1997-08-13 農業用被覆ネット Expired - Lifetime JP3046247U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002339207A (ja) * 2001-05-09 2002-11-27 Toyonen Kk 繊維ネット
JP2012095617A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Nippon Wide Cloth Kk 防虫ネット

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JP2002339207A (ja) * 2001-05-09 2002-11-27 Toyonen Kk 繊維ネット
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