JP3868094B2 - 有料道路の料金収受システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、支払い機能及び通行券の機能を持つICカードを使用して、料金収受処理を行なう有料道路の料金収受システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の有料道路、特に対距離料金道路においては、一般に磁気カード方式の料金収受システムが導入されている。この料金収受システムは、料金所入口で入口情報、及び当該車両の車種情報が記録された磁気通行券を発行し、料金所出口で本情報及びバリア等の経路情報を読み取り、当該車両の料金徴収を行なうシステムである。本システムに付加される形態でクレジットカード等の別納処理、プリペイカード、有料道路運営母体が管理運営する別納処理システムが同時に運営されている。
【0003】
また、近年では、無線通信手段にて路上機と、車両に搭載された車載器との間で料金収受に必要な情報を交換し、有料道路の利用者がノンストップで道路走行しながら料金収受するノンストップ自動料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection)が実用化されている。なお、上記車載器には、ICカードが挿入され、このICカードにより道路利用の課金処理が行なわれる。
【0004】
上記ノンストップ自動料金収受システムを採用した場合、車両は料金所をノンストップで通行でき、料金所で渋滞するという問題を解決することができる。しかし、ノンストップ自動料金収受システムを採用した車両が既存システムの有料道路を走行する場合には、旧システムに従って料金収受を行なわなければならず、特に周回道路において、車両が迂回走行、周回走行した場合、あるいは通常の直線道路において車両がJターン走行した場合の処理が非常に面倒である。
【0005】
図6は、周回道路1を車両が迂回走行した場合の処理を示したものである。
周回道路1には、一般に道路の途中にバリア料金所(チェックバリア料金所)2を設け、通行車両の迂回走行、周回走行等をチェックしている。上記周回道路1には、複数の入口料金所が設けられているが、この例では二つの入口料金所3、4が設けられているものとする。
【0006】
今、料金所3から流入した車両が周回道路1を左回りで走行し、バリア料金所2に達したとすると、この車両は右回り走行よりも距離が短い左回りで走行しているので、バリア料金所2では正常走行と判断し、車両をそのまま通過させる。
【0007】
一方、料金所4から流入した車両が周回道路1を左回りで走行し、バリア料金所2に達したとすると、この車両は右回り走行よりも距離が長い左回りで走行しているので、バリア料金所2では「迂回走行」と判断して処理する。現状では、通行券に記録されている入口料金所No.と進入方向(進入車線)から迂回走行か否かを判断し、「迂回走行」と判断した場合には、バリア料金所2にて「入口i/cNo.(インタチェンジNo.)=000」の通行券を発行し、出口料金所にて料金徴収を行なっている。
【0008】
図7は、周回道路1を車両が周回走行した場合の処理を示したものである。
図7に示すように周回道路1に接続している直線道路5の入口料金所6から車両が進入し、周回道路1に入って左回りで走行し、バリア料金所2に達した場合、バリア料金所2では「周回走行」と判断して処理する。現状では、通行券に記録されている入口料金所No.と走行方向から周回走行か否かを判断し、「周回走行」と判断した場合には、バリア料金所2にて周回料金(ループ)と料金所6からのからバリア料金所2までの料金を徴収する。
【0009】
図8は、直線道路11を車両がJターン走行した場合の処理を示したものである。
直線道路10に対し、車両が任意の方向(上り及び下り)に流入、流出できるA料金所11と、このA料金所11とは反対の方向にのみ流入できるB料金所12が設けられている場合において、A料金所11でB料金所12の通行券を持つ車両が流出した場合には、通常走行では有り得ない走行経路であるので、「Jターン走行」と判断して処理する。A料金所11において、流出車両がJターン走行であると判断した場合は、現状では事務所にて事情聴取の上、通行料金と割増金等を徴収している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように旧システムの有料道路では、料金所の収受員が通行券の記載事項及び車両の走行方向等から「迂回走行」、「周回走行」、「Jターン走行」等を判断して通行料金及び割増金等を徴収しており、ノンストップ自動料金収受システムを採用した車両が通行する場合でも、その機能を有効に利用することができず、料金の収受処理が非常に面倒であった。
【0011】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、道路利用者がICカード付きの車載器を持っている場合、あるいはICカードのみを持っている場合に、「迂回走行」、「周回走行」、「Jターン走行」等に対して、複雑な手続きを必要とせず、簡単に料金収受処理を行ない得る有料道路の料金収受システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、支払い機能及び通行券の機能を持つICカードを使用した有料道路の料金収受システムにおいて、各料金所に料金/通行時間テーブルを備えたICカード処理装置を設け、上記料金/通行時間テーブルに全ての入口i/cNo.を格納すると共に、前記各入口i/cNo.毎に所要通行時間、車種別の通行料金、及び迂回走行フラグ、周回走行フラグ、Jターンフラグを付加し、バリア料金所の前記ICカード処理装置により、利用者の前記ICカードに記録されている通行経路情報と前記料金/通行時間テーブルの記録内容とを比較し、前記各フラグにより迂回走行、周回走行、Jターン走行をチェックし、前記ICカードに記録されている入口i/cNo.が前記料金/通行時間テーブルに登録されている場合は、出口料金所にて通行料金に割増金を加算するために、前記入口i/cNo.に前記Jターンフラグが記録されているか否かをチェックしてJターン走行であると判断された場合は前記ICカードにJターン走行である旨の情報を記録し、前記ICカードに記録されている前記入口料金所の通過時刻に基づいて前記入口料金所からの通行時間を求め、通行時間が超過し、その超過時間が予め設定されている許容時間を越えた場合は、前記料金/通行時間テーブルを参照し、前記入口料金所からの通行料金に割増金を加算した額を前記ICカードの支払い情報に基づいて料金収受処理を行ない、通行時間が所要通行時間を超過していないと判断された場合は、出口料金所にて通行料金に割増金を加算するために、前記迂回走行フラグにより迂回走行か否かをチェックして迂回走行であればその旨をICカードに記録し、迂回走行ではないと判断された場合は、更に周回走行フラグにより周回走行か否かをチェックして周回走行であった場合には周回料金に入口料金所からバリア料金所までの料金を加算しICカードの支払い情報に基づいて収受処理を行なうことを特徴とする。
【0014】
請求項2に係る発明は、支払い機能及び通行券の機能を持つICカードを使用した有料道路の料金収受システムにおいて、各料金所に料金/通行時間テーブルを備えたICカード処理装置を設け、上記料金/通行時間テーブルに全ての入口i/cNo.及びバリア料金所No.を格納すると共に、前記各入口i/cNo.及びバリア料金所No.毎に所要通行時間、車種別の通行料金、及び迂回走行フラグ、周回走行フラグ、Jターンフラグを付加し、出口料金所の前記ICカード処理装置により、利用者の前記ICカードに記録されている通行経路情報と前記料金/通行時間テーブルの記録内容とを比較し、前記各フラグにより迂回走行、周回走行、Jターン走行をチェックし、前記ICカードに記録されている入口i/cNo.、バリア料金所No.が前記料金/通行時間テーブルに登録されている場合は、前記料金/通行時間テーブルの前記Jターンフラグ及びICカードのJターン走行情報によってJターン走行の有無をチェックしてJターン走行であると判断された場合は、通行料金に割増金等を加算し、前記ICカードの支払い情報に基づいて収受処理を行い、前記入口料金所または前記バリア料金所からの通行時間が前記料金/通行時間テーブルに記録されている所要通行時間を超過し、その超過時間が予め設定されている許容時間を越えた場合は、前記料金/通行時間テーブルを参照し、前記入口料金所または前記バリア料金所からの通行料金に割増金を加算した額を前記ICカードの支払い情報に基づいて料金収受処理を行ない、通行時間が所要通行時間を超過していないと判断された場合は、料金/通行時間テーブルの迂回走行フラグ及びICカードの迂回走行情報により迂回走行か否かをチェックして迂回走行であれば通行料金に割増金を加算した額をICカードの支払い情報に基づいて収受処理することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る料金収受装置の構成を示すものである。この料金収受装置は、既存の料金収受システム例えば車種判別装置、通行券処理機、ナンバープレート読取装置等を備えた料金所に対して設置される。
【0017】
図1において、21はICカード処理装置を構成する車線制御装置で、ICカードリーダ/ライタ22、比較処理部23、料金/通行時間テーブル24等を備えている。また、上記車線制御装置21には、データ処理装置25が接続される。上記料金/通行時間テーブル24には、データ処理装置25から図2に示すように、その有料道路における全ての入口i/cNo.. 、各入口料金所(i/c)からの所要通行時間、車種別(車種1〜車種5)の通行料金等が書き込まれると共に、各入口料金所に対する迂回走行フラグF1、周回走行フラグF2、JターンフラグF3が書き込まれる。上記料金/通行時間テーブル24は、上り料金所と下り料金所とでは、所要通行時間、通行料金、フラグF1、F2、F3等の設定内容が異なっており、フラグF1、F2、F3によって通行車両の迂回走行、周回走行、Jターン走行の有無をチェックできるようになっている。上記データ処理装置25は、例えば料金所の事務所に設けられ、各ゲートに設置される車線制御装置21の料金/通行時間テーブル24の内容を書き換える機能及び各種のデータ処理機能を有している。
【0018】
上記料金/通行時間テーブル24の格納データは、バリア料金所に設置する場合の例について示したものであり、出口料金所に設置される車線制御装置21の料金/通行時間テーブル24には、上記入口料金所に関する情報の他にバリア料金所に関する情報が追加設定される。
【0019】
上記ICカードリーダ/ライタ22には、利用者が所持するICカード30が例えば収受員を介在して挿入される。このICカード30は、単独あるいは車載器に挿入して使用可能なもので、通行券機能及び支払い機能を有しており、図3に示すようにICカード固有の情報(ID番号等)、通行経路として入口情報、バリア情報、出口情報が記録されると共に、車両情報(車種、車両No.等)、入口通過時刻、バリア通過時刻、迂回走行であることを示す迂回走行情報、Jターン走行であることを示すJターン走行情報、支払い情報等が記録されるようになっている。
【0020】
上記入口情報は入口料金所、バリア情報はチェックバリア料金所、出口情報は出口料金所にてそれぞれ書き込まれる。また、支払い情報としては、例えば前納ID、後納ID、プリペイカード、クレジットカード、残金額、支払い使用履歴等が記録される。
【0021】
次に本発明を対距離制料金道路に実施した場合の動作について説明する。
各料金所では、ICカード30を持っていない利用者に対しては従来通りに例えば通行券等による料金徴収処理を行なうので、以下、道路利用者がICカード付きの車載器を車両に搭載している場合、あるいはICカードのみを持っている場合について説明する。
【0022】
[入口料金所]
入口料金所では、道路利用者がICカード付きの車載器を車両に搭載している場合、あるいはICカードのみを持っている場合には、収受員が利用者からICカード30を受け取り、車線制御装置21のICカードリーダ/ライタ22に挿入する。車線制御装置21は、ICカードリーダ/ライタ22により、ICカード30から料金徴収に必要な情報を読み取ってチェックし、それまでの不要な通行履歴を削除した後、入口i/cNo.、入口通過時刻、及び車種判別システムで判別した車種、車両No.等をICカード30に記録する。収受員は、このICカード30を利用者に返却し、車両を発進させる。
【0023】
[バリア料金所]
バリア料金所では、収受員が利用者からICカード30を受け取り、車線制御装置21のICカードリーダ/ライタ22に挿入すると、車線制御装置21は、ICカード30の記録情報をICカードリーダ/ライタ22により読み取り、入口情報、車両情報、支払い情報等に基づいて料金/通行時間テーブル24を参照し、図4のフローチャートに示す処理を実行する。
【0024】
比較処理部23は、ICカード30に記録されている入口i/cNo.が料金/通行時間テーブル24に登録されているか否かをチェックする(ステップA1)。入口i/cNo.が登録されていない場合は、ICカード30の異常、違反走行等が考えられるので、料金所事務所にて事情を聴取し、その走行状態に応じて通行料金を徴収する(ステップA2)。
【0025】
入口i/cNo.が料金/通行時間テーブル24に登録されている場合は、その入口i/cNo.にJターンフラグF3が記録されているか否か、つまり、Jターン走行か否かをチェックする(ステップA3)。JターンフラグF3によってJターン走行であると判断された場合は、ICカード30にJターン走行である旨の情報を記録する(ステップA4)。
【0026】
上記ステップA3で、Jターン走行でないと判断された場合、あるいはステップA4の処理を行なった後は、ICカード30に記録されている入口料金所の通過時刻に基づいて入口料金所からの通行時間を求め、この通行時間が料金/通行時間テーブル24に記録されている所要通行時間を超過しているか否かをチェックする(ステップA5)。通行時間が超過している場合は、その超過時間が予め設定されている許容時間を越えたか否かを判断し(ステップA6)、許容時間を越えていなければ割増金の請求処理を行なわずに通行を許可する(ステップA7)。しかし、上記超過時間が許容時間を越えた場合は、料金/通行時間テーブル24を参照し、入口料金所からの通行料金に割増金を加算した額をICカード30の支払い情報に基づいて収受処理する(ステップA8)。
【0027】
上記ステップA5で入口料金所からの通行時間が所要通行時間を超過していないと判断された場合は、迂回走行フラグF1により迂回走行か否かをチェックし(ステップA9)、迂回走行であればその旨をICカード30に記録する(ステップA10)。
【0028】
上記ステップA9で迂回走行ではないと判断された場合は、更に周回走行フラグF2により周回走行か否かをチェックし(ステップA11)、周回走行であった場合には、周回料金に入口料金所からバリア料金所までの料金を加算し、ICカード30の支払い情報に基づいて収受処理する(ステップA12)。
【0029】
上記ステップA11で周回走行ではないと判断された場合、あるいはステップA7、A8、A10、A12の何れかの処理を終了した後は、バリア情報をICカード30に記録する。
【0030】
以上の処理を終了した後、収受員は、ICカード30をICカードリーダ/ライタ22から取り出して利用者に返却し、その車両をバリア料金所から発進させる。
【0031】
[出口料金所]
出口料金所では、収受員が利用者からICカード30を受け取り、車線制御装置21のICカードリーダ/ライタ22に挿入すると、車線制御装置21がICカードリーダ/ライタ22によりICカード30の記録情報を読み取り、入口情報、バリア情報、車両情報、走行情報、支払い情報等に基づいて料金/通行時間テーブル24を参照し、図5のフローチャートに示す処理を実行する。
【0032】
比較処理部23は、ICカード30に記録されている入口i/cNo.あるいはバリアNo.が料金/通行時間テーブル24に登録されているか否かをチェックする(ステップB1)。入口i/cNo.あるいはバリアNo.が登録されていない場合は、ICカード30の異常、違反走行等が考えられるので、料金所事務所にて事情を聴取し、その走行状態に応じて通行料金を徴収する(ステップB2)。
【0033】
入口i/cNo.、バリアNo.が料金/通行時間テーブル24に登録されている場合は、料金/通行時間テーブル24のJターンフラグF3及びICカード30のJターン走行情報によってJターン走行の有無をチェックする(ステップB3)。Jターン走行であると判断された場合は、通行料金に割増金等を加算し、ICカード30の支払い情報に基づいて収受処理を行なう(ステップB4)。
【0034】
上記ステップB3で、Jターン走行でないと判断された場合、あるいはステップB4の処理を行なった後は、入口料金所またはバリア料金所(バリア料金所を経由している場合)からの通行時間が料金/通行時間テーブル24に記録されている所要通行時間を超過しているか否かをチェックする(ステップB5)。通行時間が超過している場合は、その超過時間が予め設定されている許容時間を越えたか否かを判断し(ステップB6)、許容時間を越えていなければ割増金の請求処理を行なわずに通行を許可する(ステップB7)。しかし、上記超過時間が許容時間を越えた場合は、料金/通行時間テーブル24を参照し、入口料金所またはバリア料金所からの通行料金に割増金を加算した額をICカード30の支払い情報に基づいて収受処理する(ステップB8)。
【0035】
上記ステップB5で入口料金所からの通行時間が所要通行時間を超過していないと判断された場合は、料金/通行時間テーブル24の迂回走行フラグF1及びICカード30の迂回走行情報により迂回走行か否かをチェックし(ステップB9)、迂回走行であれば通行料金に割増金を加算した額をICカード30の支払い情報に基づいて収受処理する(ステップB10)。
【0036】
上記ステップB9で迂回走行ではないと判断された場合は、あるいはステップB7、B8、B10の何れかの処理を終了した後は、出口情報をICカード30に記録する。
【0037】
以上の処理を終了した後、収受員は、ICカード30をICカードリーダ/ライタ22から取り出して利用者に返却し、その車両の通行を許可する。
なお、上記実施形態では、ICカード30に記録されている支払い情報に基づいて料金収受処理を行なった場合について示したが、その他、例えば割増等の処理を行なった通行料金を表示装置に表示して、現金により通行料金を徴収するようにしても良い。
【0038】
また、上記実施形態では、料金所に収受員がいる場合について説明したが、無人の料金所においては、利用者自身がICカード30を車線制御装置21のICカードリーダ/ライタ22に挿入することにより、迂回走行、周回走行、Jターン走行等をチェックして料金収受処理を行なわせるようにしても良い。
【0039】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、各料金所に料金/通行時間テーブルを備えたICカード処理装置を設け、上記料金/通行時間テーブルに全ての入口i/cNo.、及び必要に応じてバリア料金所No.を格納し、これら各入口i/cNo.、バリア料金所No.に対応させて所要通行時間、車種別の通行料金を記録すると共に、迂回走行フラグ、周回走行フラグ、Jターンフラグを付加して、迂回走行、周回走行、Jターン走行をチェックできるようにしたので、道路利用者が所持しているICカードの記録内容と料金/通行時間テーブルの記録内容とを比較することにより、迂回走行、周回走行、Jターン走行の有無を確実に判別して料金収受処理を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る料金収受システムの車線制御装置の構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態における料金/通行時間テーブルの構造を示す図。
【図3】同実施形態におけるICカードの記録情報例を示す図。
【図4】同実施形態におけるバリア料金所の処理動作を示すフローチャート。
【図5】同実施形態における出口料金所の料金収受処理動作を示すフローチャート。
【図6】有料道路における迂回走行チェックについて示す図。
【図7】有料道路における周回走行チェックについて示す図。
【図8】有料道路におけるJターン走行チェックについて示す図。
【符号の説明】
21 車線制御装置
22 ICカードリーダ/ライタ
23 比較処理部
24 料金/通行時間テーブル、
25 データ処理装置
30 ICカード
Claims (2)
- 支払い機能及び通行券の機能を持つICカードを使用した有料道路の料金収受システムにおいて、
各料金所に料金/通行時間テーブルを備えたICカード処理装置を設け、
上記料金/通行時間テーブルに全ての入口i/cNo.を格納すると共に、前記各入口i/cNo.毎に所要通行時間、車種別の通行料金、及び迂回走行フラグ、周回走行フラグ、Jターンフラグを付加し、
バリア料金所の前記ICカード処理装置により、
利用者の前記ICカードに記録されている通行経路情報と前記料金/通行時間テーブルの記録内容とを比較し、
前記各フラグにより迂回走行、周回走行、Jターン走行をチェックし、
前記ICカードに記録されている入口i/cNo.が前記料金/通行時間テーブルに登録されている場合は、出口料金所にて通行料金に割増金を加算するために、前記入口i/cNo.に前記Jターンフラグが記録されているか否かをチェックしてJターン走行であると判断された場合は前記ICカードにJターン走行である旨の情報を記録し、
前記ICカードに記録されている前記入口料金所の通過時刻に基づいて前記入口料金所からの通行時間を求め、通行時間が超過し、その超過時間が予め設定されている許容時間を越えた場合は、前記料金/通行時間テーブルを参照し、前記入口料金所からの通行料金に割増金を加算した額を前記ICカードの支払い情報に基づいて料金収受処理を行ない、
通行時間が所要通行時間を超過していないと判断された場合は、出口料金所にて通行料金に割増金を加算するために、前記迂回走行フラグにより迂回走行か否かをチェックして迂回走行であればその旨をICカードに記録し、
迂回走行ではないと判断された場合は、更に周回走行フラグにより周回走行か否かをチェックして周回走行であった場合には周回料金に入口料金所からバリア料金所までの料金を加算しICカードの支払い情報に基づいて収受処理を行なうことを特徴とする有料道路の料金収受システム。 - 支払い機能及び通行券の機能を持つICカードを使用した有料道路の料金収受システムにおいて、
各料金所に料金/通行時間テーブルを備えたICカード処理装置を設け、
上記料金/通行時間テーブルに全ての入口i/cNo.及びバリア料金所No.を格納すると共に、前記各入口i/cNo.及びバリア料金所No.毎に所要通行時間、車種別の通行料金、及び迂回走行フラグ、周回走行フラグ、Jターンフラグを付加し、
出口料金所の前記ICカード処理装置により、
利用者の前記ICカードに記録されている通行経路情報と前記料金/通行時間テーブルの記録内容とを比較し、
前記各フラグにより迂回走行、周回走行、Jターン走行をチェックし、
前記ICカードに記録されている入口i/cNo.、バリア料金所No.が前記料金/通行時間テーブルに登録されている場合は、前記料金/通行時間テーブルの前記Jターンフラグ及びICカードのJターン走行情報によってJターン走行の有無をチェックしてJターン走行であると判断された場合は、通行料金に割増金等を加算し、前記ICカードの支払い情報に基づいて収受処理を行い、
前記入口料金所または前記バリア料金所からの通行時間が前記料金/通行時間テーブルに記録されている所要通行時間を超過し、その超過時間が予め設定されている許容時間を越えた場合は、前記料金/通行時間テーブルを参照し、前記入口料金所または前記バリア料金所からの通行料金に割増金を加算した額を前記ICカードの支払い情報に基づいて料金収受処理を行ない、
通行時間が所要通行時間を超過していないと判断された場合は、料金/通行時間テーブルの迂回走行フラグ及びICカードの迂回走行情報により迂回走行か否かをチェックして迂回走行であれば通行料金に割増金を加算した額をICカードの支払い情報に基づいて収受処理することを特徴とする有料道路の料金収受システム。
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