JP6612631B2 - 迂回経路情報提供システムおよびその方法、ならびに迂回経路情報提供システムに適用される道路管理装置 - Google Patents

迂回経路情報提供システムおよびその方法、ならびに迂回経路情報提供システムに適用される道路管理装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、有料道路の渋滞回避のための適切な迂回経路および料金優遇プランを策定するための迂回経路情報提供システムおよびその方法、ならびに迂回経路情報提供システムに適用される道路管理装置に関する。
現在、有料道路を走行する車両について、ETCを利用が普及している。
このような背景の下、2009年からサービスが開始されている「ITSスポットサービス」について、2014年に「ETC2.0」と呼称変更され、車両に搭載されたETC車載器と、路側に設置されたITSスポットとの間でなされる高速、大容量、かつ双方向での通信によって、「渋滞回避支援」、「安全運転支援」、「災害時の支援」などの運転支援サービスが展開されている。
例えば、「渋滞回避支援」に関しては、ドライバーに対して有料道路上で経路誘導を行うことによって渋滞を軽減させる料金収受システム(特許文献1)、道路の渋滞を緩和できる道路交通最適化システム及び最適化方法(特許文献2)、および、ドライバーが状況に応じて適切な迂回経路を選択することが可能な車両用ナビゲーション装置(特許文献3)等が開示されている。
特開2013−196441号公報 特開2014−119951号公報 特開2009−014597号公報 特開2005−174059号公報 特開2015−106278号公報 特開2005−077351号公報
ETC2.0ではさらに、「渋滞回避支援」の一環として、迂回経路を走行した車両に対する料金優遇サービスも検討されている。
本発明が解決しようとする課題は、各車両に応じて個別に策定された渋滞回避のための迂回経路および料金優遇プランを、各車両に個別に通知し、各車両がどの迂回経路を走行したのかを特定することも可能な、迂回経路情報提供システムおよびその方法、ならびに迂回経路情報提供システムに適用される道路管理装置を提供することである。
実施形態の迂回経路情報提供システムは、ETC車載器搭載の車両に対して迂回経路情報を提供する迂回経路情報提供システムであって、路側設備と、料金中央サーバと、ドライバー情報管理サーバとを備える。路側設備は、道路の路側に設けられ、近傍を通過した車両から、車両に関する情報を受信する。料金中央サーバは、車両の出発地と目的地とから決定される通常経路と、通常経路に対する1つまたは複数の迂回経路とを策定する迂回経路策定部と、車両に関する情報に基づいて、車両の通常経路における通行料金を決定する通行料金決定部と、車両が迂回経路を走行する場合における割引料金を決定する割引料金決定部とを備える。ドライバー情報管理サーバは、通常経路と策定された迂回経路とが分岐する前に、車両が、通常経路を走行した場合の通行料金と、策定された迂回経路を走行した場合に決定された割引料金により割引された通行料金比較できるように車両に通知する。
本発明の実施形態の迂回経路情報提供方法が適用される迂回経路情報提供システムの構成例を示すブロック図である。 迂回経路情報提供システムが有料道路に適用されたイメージの一例を示す概念図である。 有料道路の出発地(入口)と目的地(出口)とから決定される通行料金が記載された2次元テーブルの一例を示す概念図である。 ドライバー情報管理サーバの詳細構成例を示すブロック図である。 料金中央サーバの詳細構成例を示すブロック図である。 迂回経路図および迂回経路比較一覧表を例示する図である。 迂回経路情報提供システムを利用するために必要な事前登録の流れを示すフローチャートである。 迂回経路情報提供システムの動作例を説明するためのフローチャート(その1)である。 迂回経路情報提供システムの動作例を説明するためのフローチャート(その2)である。 迂回経路情報提供システムの動作例を説明するためのフローチャート(その3)である。 迂回経路情報提供システムの動作例を説明するためのフローチャート(その4)である。
以下に、本発明の実施形態の迂回経路情報提供方法が適用される迂回経路情報提供システムを、図1〜図11を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態の迂回経路情報提供方法が適用される迂回経路情報提供システム10の構成例を示すブロック図である。
また、図2は、このような迂回経路情報提供システム10が有料道路に適用されたイメージの一例を示す概念図である。
すなわち、迂回経路情報提供システム10は、交通管制センター20と、道路管理センター30と、路側設備40とを備えている。なお、道路管理センター30は、特許請求の範囲において、道路管理装置と称されている。
交通管制センター20は、DSRC中央装置22と、交通管制中央装置24とを備えている。交通管制中央装置24は、有料道路の各所に設けられている気象センサ80aやCCTVカメラ80bから送られる気象情報aや画像データb、およびVICS(登録商標)80cから送られる交通情報c(例えば、通行止情報、渋滞情報、所要時間情報、事故情報、災害情報、交通量情報、道路状態情報等)を収集し、これらをまとめて迂回経路選定元データDとして道路管理センター30へ送る。
DSRC中央装置22は、後述するように、路側設備40側から送られる車載器情報E、ITS識別番号f、および時刻情報gを受け取り、道路管理センター30へ送る。なお、このような交通管制センター20は、各道路事業者毎に設けられており、複数存在しうるが、図1では簡略のために1つしか図示していない。
道路管理センター30は、複数の交通管制センター20を統合的に管理するための施設であり、地図情報データベース31、料金テーブルデータベース32、走行経路履歴情報データベース33、料金中央サーバ34、ドライバー情報管理サーバ36、および登録情報データベース37を備え、例えば混雑時や事故時における迂回経路および料金優遇プランの策定を行う。
地図情報データベース31は、有料道路の地図情報を格納している。この地図情報によれば、有料道路における任意の各位置間の距離や、さらに出入口、ジャンクション、SA等の情報をも把握できるようになっている。
料金テーブルデータベース32は、料金中央サーバ34による迂回経路毎の料金優遇プランの決定の際に使用される料金テーブル32aを格納する。
図3は料金テーブル32aの一例である。料金テーブル32aは、図3に示すように、有料道路の出発地(入口)と目的地(出口)とから決定される通行料金が記載された2次元テーブルである。図3に示す料金テーブル32aは、一例として、普通車のものであるが、道路事業者によっては、このような料金テーブル32aを、有料道路の路線毎に、普通車の他に、軽自動車/二輪車、中型車、大型車、特大車というような車種毎に備えている場合もある。そのような場合、料金テーブルデータベース32はこれら車種毎の料金テーブル32aも漏れ無く格納している。
図4に示すように、ドライバー情報管理サーバ36は、受取部3601と、通知部3602と、これらを制御するための制御部3600とを備えている。受取部3601および通知部3602は、制御部3600による制御の下、セキュリティ対策を講じた例えばインターネット50のようなネットワークを介して、車両60との通信を行う。この通信は、ユーザ(車両60のドライバー)が迂回経路情報提供システム10を利用するために必要な事前登録を含む。
この事前登録は、ユーザが、例えばETC2.0対応の車載ナビゲーションシステム62や専用端末64を用いて、あるいは、スマートフォン66を用いて、インターネット50を介してドライバー情報管理サーバ36に必要情報を送信することによって実施する。ユーザ登録時の必要情報である登録情報Rは、利用者情報h(住所、氏名、連絡先等)、ETCカード情報i、通知メールアドレスj、管理情報k(ユーザIDおよびユーザパスワード)である。
ユーザは、登録情報Rを、ETC2.0対応の車載ナビゲーションシステム62や専用端末64やスマートフォン66に入力し、インターネット50を経由して、ドライバー情報管理サーバ36へ送信する。
ドライバー情報管理サーバ36は、この登録情報Rを、受取部3601において受け取り、登録情報データベース37に蓄積する。これによって、事前登録が完了する。蓄積された登録情報Rは、後述するように、迂回経路情報提供システム10を利用する車両60の特定のために、受取部3601によって取得され、ドライバー情報管理サーバ36によって適宜利用される。
なお、受取部3601への登録情報Rの通信は、ETC2.0対応の車載ナビゲーションシステム62や専用端末64やスマートフォン66によってなされるのに限定されず、インターネット50に接続できるのであれば、パソコンから行うことも可能としている。
このように事前登録を完了したユーザは、迂回経路情報提供システム10を利用できるようになる。ユーザが実際に迂回経路情報提供システム10を利用する場合には先ず、ユーザがETC2.0対応の車載ナビゲーションシステム62やスマートフォン66を操作することにより、ドライバー情報管理サーバ36へ、出発地A(例えば、入口IC)および目的地B(例えば、出口IC)を、ETCカード情報iおよび管理情報kとともに送信する。
ドライバー情報管理サーバ36は、受取部3601において、出発地Aおよび目的地Bを、ETCカード情報iおよび管理情報kとともに受信する。通知部3602は、制御部3600による制御の下、これら情報を、受取部3601から取得し、料金中央サーバ34へ送る。
図5は、料金中央サーバ34の詳細構成例を示すブロック図である。料金中央サーバ34は、データ受信部3402、迂回経路策定部3404、通行料金決定部3406、割引料金決定部3408、走行位置判定部3410、割引料金適用部3412、および走行経路履歴情報データベース構築部3414と、これらを制御するための制御部3400とを備えている。
料金中央サーバ34は、ドライバー情報管理サーバ36から送られた出発地Aおよび目的地Bに基づいて、迂回経路策定部3404が、地図情報データベース31に格納された地図情報を参照して、この車両60が走行すべき通常経路Tを把握する。料金中央サーバ34はさらに、DSRC中央装置22から送られるこの車両60の車載器情報Eを考慮して、通行料金決定部3406において、通常経路Tにおける料金を計算する。この料金計算の詳細を説明する前に、車両60からどのようにして車載器情報Eが取得されるのかについて説明する。
迂回経路情報提供システム10では、路側設備40が、車両60に搭載された例えばETC2.0規格に従うETC車載器68から、車載器情報Eを取得する。路側設備40は、ITSスポット42とDSRC制御装置(Dedicated Short Range Communication)44とを備えている。
路側設備40は、図1では、1つしか示していないが、実際には、有料道路の路側に一定間隔(例えば、約4kmおき)で設けられており、複数存在する。図2では、有料道路の路側に一定間隔でITSスポット42が設置された状態が示されている。また、有料道路の入口ゲート100および出口ゲート102にもITSスポット42が設けられている。
ITSスポット42は、例えばETC2.0規格に従うETC車載器68と、高速、大容量、かつ双方向での通信を行うことによって、このETC車載器68から、車両60の車載器情報Eを取得する。車載器情報Eは、少なくとも車種情報mおよびETCカード情報nを含んでいる。ITSスポット42は、近傍を通過する車両60のETC車載器68から車載器情報Eを取得すると、この車載器情報Eを、ITSスポット42に個別に付されているITS識別番号fおよび時刻情報gとともに、DSRC制御装置44へ送る。
DSRC制御装置44は、ITSスポット42と1対1で設けられており、対応するITSスポット42から送られた車載器情報E、ITS識別情報f、および時刻情報gを、専用ネットワークのような通信ネットワーク52を介して、交通管制センター20のDSRC中央装置22へ送る。
DSRC中央装置22は、各DSRC制御装置44から送られた車載器情報E、ITS識別番号f、および時刻情報gを、道路管理センター30の料金中央サーバ34へ送る。
これによって、車両60が出発地Aの入口ゲート100を通過すると、入口ゲート100に設置されたITSスポット42が、この車両60のETC車載器68から、車載器情報Eを取得する。そして、取得された車載器情報Eは、最終的には、入口ゲート100に設置されたITSスポット42のITS識別情報f、およびこの車両60が入口ゲート100を通過した時の時刻情報gとともに、料金中央サーバ34へ送られる。
料金中央サーバ34は、前述したようにしてDSRC中央装置22から送られた車載器情報Eと、ドライバー情報管理サーバ36から送られたETCカード情報iとを、データ受信部3402において受信する。
また料金中央サーバ34は、通行料金決定部3406において、車載器情報Eに含まれるETCカード情報nと、ドライバー情報管理サーバ36から送られたETCカード情報iとを照合することによって、迂回経路策定部3404によって把握された通常経路Tが、この車両60に関するものであることを認識する。
すると、走行経路履歴情報データベース構築部3414が、走行経路履歴情報データベース33内に、この車両60の走行経路履歴情報データテーブルQを作成し、走行経路履歴情報データテーブルQの中に、この車両60のETCカード情報iと紐付けて、ITS識別情報fおよび時刻情報gを順次書き込んで行く。
料金中央サーバ34では次に、通行料金決定部3406が、料金テーブルデータベース32に格納された料金テーブル32aを参照し、さらに、車載器情報Eに含まれる車種情報mに基づいて、通常経路Tにおける通行料金を計算する。
料金中央サーバ34はさらに、迂回経路策定部3404において、交通管制中央装置24からの迂回経路選定元データDのうち、特に交通情報cに基づいて、通常経路Tの途中に、通行止、工事、事故、災害、あるいは所定長さ以上(例えば、5km以上)の渋滞があるか否かを把握する。そして、通常経路Tの途中に、通行止、工事、事故、災害、および所定長さ以上(例えば、5km以上)の渋滞、のうちの少なくとも何れかがある場合には、地図情報データベース31に格納された地図情報を用いて、迂回経路Lを策定する。一方、それ以外の場合、すなわち車両の流れがスムーズである場合には、迂回経路Lを策定しない。
迂回経路策定部3404は、迂回経路Lを策定する際には、通常は複数の迂回経路Lを策定する。なお、経路によっては、迂回経路Lを1つしか策定できない場合や、迂回経路Lが存在しない場合もあり得るが、そのような場合を除き、迂回経路策定部3404は、ユーザが、複数の迂回経路Lを比較検討し、その中から希望する迂回経路Lを決定できるように、複数の迂回経路Lを策定する。
図6(a)は、このようにして策定された複数の迂回経路Lをマップ表示した例である迂回経路図108である。図6(a)における例では、出発地Aから目的地Bへの通常経路T内に5kmの渋滞が発生しているので、渋滞前に環状高速ηへ迂回する迂回経路L1と、さらには、迂回経路L1に達する前に、環状高速θを使って迂回経路L1よりも大きく迂回する迂回経路L2とがマップ表示されている。
料金中央サーバ34はさらに、策定された複数の迂回経路L1〜L2の各々に対して、通行料金決定部3406において、車種情報mに基づいて、料金テーブル32aを参照して、通行料金を計算する。そして、通常経路Tを走行した場合における通行料金との差分を、割引金額とする。また、各迂回経路L1,L2毎に、出発地Aから目的地Bまでの走行距離、予想される走行時間等も計算し、通常経路を走行した場合との差分も計算する。
迂回経路Lは、通常経路Tよりも大回りするので、通常であれば、迂回経路Lを通行した場合における通行料金は、通常経路Tを通行した場合における通行料金よりも高くなる。しかしながら、本実施形態では、渋滞緩和を実現するために、ユーザに迂回経路Lの走行を促すために、迂回経路情報提供システム10によって提示された迂回経路Lを走行した場合には、通常経路Tを走行した場合の通行料金と同額の料金しか徴収しないという同一発着、同一料金の原則を適用する。
図6(b)に示す迂回経路比較一覧表110は、このような同一発着、同一料金の原則を適用して算出された割引金額Xを、通常経路Tとの走行距離の差分Y、通常経路Tとの走行時間の差分Zとともに示している。迂回経路比較一覧表110はさらに、割引金額Xが、通行料金が減額されていることを強調するために、割引金額を▽付きで示す割引増減X、通常経路Tの走行距離Yに対する増加分を△付きで示す距離差分Y、通常経路Tの走行時間Zに対する増加分を△付きで、減少分を▽付きで示す距離差分Zをも示している。
一例を挙げて説明すると、環状高速δを経由する通常経路Tの場合および渋滞経路Jの場合に対して、環状高速ηを経由する迂回経路L1の場合、通行料金は、通常であれば、通常経路Tおよび渋滞経路Jの場合よりも、200円高くなる。また迂回経路L2の場合、通行料金は、通常であれば、通常経路Tおよび渋滞経路Jの場合よりも、500円高くなる。しかしながら、本実施形態は、迂回経路Lを通行した場合には、同一発着、同一料金の原則にしたがい、追加で発生する分の料金を課金しない。これによって、結果的には、迂回経路比較一覧表110の割引金額Xおよび割引増減Xに示されているように、迂回経路L1を通行した場合には通行料金を200円割引し、迂回経路L2を通行した場合には通行料金を500円割引することになる。
なお、料金中央サーバ34でなされる割引金額の決定方法は、必ずしも、前述した同一発着、同一料金の原則に限られるものではなく、その他種々の方式も考えられる。例えば、料金中央サーバ34が、迂回経路選定元データDに含まれる交通情報cから判定される交通状況に応じて割引金額を決定するようにしても良い。さらには、その場合、段階的な固定金額によって割引金額を決定するようにしても良い。
割引金額がどのように決定されようとも、迂回経路Lを走行した車両60は、渋滞緩和のために貢献した訳であるので、これら車両60に対しては、金銭的に不利益をもたらすことの無いようにする。
また、図6(b)に示す迂回経路比較一覧表110では一例として、迂回経路Lを選定するための指標として、走行距離Yと走行時間Zしか示されていないが、料金中央サーバ34が迂回経路Lを選定するための指標としては、走行距離Yと走行時間Zに限られるものではなく、例えば、走行距離Yや走行時間Zに加えて、快適性(例えば、車線数、高低差、渋滞発生箇所有無等)のような指標を考慮してもよい。この場合、料金中央サーバ34は、迂回経路策定部3404において、例えば、交通管制中央装置24から送られる迂回経路選定元データDに含まれる交通情報cのうち特に交通量情報や道路状態情報に基づいて、「快適性」を決定する。さらに、「走行時間Y」、「走行距離Z」、「快適性」といった各指標に対する重み付け評価に基づいて決定された優先順位にしたがって、迂回経路Lの優先順位を決定するようにしても良い。
料金中央サーバ34は、迂回経路策定部3404において、これら指標をパラメータとして管理している。さらに料金中央サーバ34は、これらパラメータを、迂回経路策定部3404において、可変テーブルとして設定することによって、施策変更による仕様変更に対して柔軟に条件を変更しながら、迂回経路Lの優先順位を決定することを可能としている。
料金中央サーバ34は、このように策定した迂回経路Lや迂回経路比較一覧表110のための元データを含む迂回経路情報Pを、走行経路履歴情報データベース構築部3414において、ETCカード情報iと紐付けて、走行経路履歴情報データベース33に格納するとともに、この車両60のETCカード情報iと合わせて、データ送信部3416からドライバー情報管理サーバ36へ送信する。
ドライバー情報管理サーバ36は、送信された迂回経路情報PおよびETCカード情報iを、受取部3601において受信する。そして、受信したETCカード情報iに基づいて、登録情報データベース37に格納された登録情報Rから、通知メールアドレスjを把握する。そして、制御部3600は、通知部3602から、この通知メールアドレスj宛に、迂回経路情報Pを送信させる。このようにして、ドライバー情報管理サーバ36は、迂回経路情報Pを、対応するユーザに対して個別に送信する。
なお、ドライバー情報管理サーバ36の通知部3602が、迂回経路情報Pを通知メールアドレスj宛に送信するタイミングは、車両60が、迂回経路分岐Hの所定距離手前に達したとき(例えば、迂回経路分岐Hの手前3kmまでに近づいたとき)とする。
前述したように、走行経路履歴情報データベース33では、ETCカード情報iに紐付けられて、ITS識別情報fおよび時刻情報gが、走行経路履歴情報データテーブルQに書き込まれている。したがって、迂回経路分岐Hの所定距離手前に配置されたITSスポット42からのITS識別情報fが走行経路履歴情報データテーブルQに書き込まれたことを把握することによって、車両60が、迂回経路分岐Hの所定距離手前に達したことを認識する。
あるいは、迂回経路情報提供システム10は、変形例として、車両60が迂回経路分岐Hの所定距離手前に達したことを、車載ナビゲーションシステム62やスマートフォン66に搭載されたGPS機能を利用しても認識することができる。この場合、車載ナビゲーションシステム62やスマートフォン66が、インターネット50を介して、ドライバー情報管理サーバ36へ、位置情報をETCカード情報iとともに送る。ドライバー情報管理サーバ36は、データ受信部3402において、この位置情報およびETCカード情報iを受信し、通行料金決定部3406が、ETCカード情報iに基づいて車両60を特定し、さらに位置情報に基づいて、走行位置判定部3410が、この車両60の位置を把握する。
このようにして、車両60は、迂回経路分岐Hの所定距離手前(例えば、3km前)に達すると、それが、迂回経路情報提供システム10によって把握され、ドライバー情報管理サーバ36の通知部3602から迂回経路情報Pが送信される。
車両60に搭載された車載ナビゲーションシステム62やスマートフォン66は、この迂回経路情報Pを受信すると、この迂回経路情報Pに基づいて、画面から、図6(a)に示すような迂回経路図108と、図6(b)に示すような迂回経路比較一覧表110とを表示する。ユーザは、迂回経路図108および迂回経路比較一覧表110を参照することによって、複数の迂回経路Lのメリット/デメリットを比較検討し、どの迂回経路Lを走行するのかを決定できるようになる。
なお、図6(b)に示す迂回経路比較一覧表110は、迂回経路L1および迂回経路L2のうち、走行距離Yも走行時間Zも短い迂回経路L1を、優先度が最も高い迂回経路Lとして表示し、走行距離Yも走行時間Zも長い迂回経路L2を、優先度が2番目に高い迂回経路L2として表示している。しかしながら、道路状況によっては、走行距離Yが長くても、走行時間Zが短くなる場合や、逆に、走行距離Yが短くても、走行時間Zが長くなる場合もありうる。
そのような場合も考慮し、本実施形態では、ユーザが指定する優先条件に応じて、迂回経路Lの表示順を変えることができるようにしている。例えば、ユーザが、車載ナビゲーションシステム62やスマートフォン66から、例えば優先条件として、「走行時間Z」を指定すると、表示画面からは、走行時間Zの短い順に、複数の迂回経路Lが表示され、「走行距離Y」を指定すると、走行距離の短い順に、複数の迂回経路Lが表示されるという具合である。
なお、図6(a)に示されるような迂回経路図108と、図6(b)に示されるような迂回経路比較一覧表110が表示される場合には、画面割込みによってなされても良い。あるいは、表示の代わりに、音声発報によってなされても良い。これによって、ユーザは、運転中であっても、迂回経路Lの内容を把握することができるようになるとともに、策定された迂回経路Lを走行するか否か、あるいは迂回経路Lが複数提示された場合には、どの迂回経路Lを走行するかを、選択できるようになる。
例えば、ユーザが、迂回経路L1を選択し、迂回経路L1を走行すると、迂回経路L1の路側に設けられたITSスポット42が、この車両60のETC車載器68から送信された車載器情報Eを受信する。この受信された車載器情報Eが、ITS識別情報fおよび時刻情報gとともに、ITSスポット42から、DSRC制御装置44、DSRC中央装置22を介して、最終的には料金中央サーバ34へ送られる。
これにより、料金中央サーバ34の走行経路履歴情報データベース構築部3414は、車載器情報Eに含まれるETCカード情報nに紐付けられた走行経路履歴情報データテーブルQに、ITS識別番号fおよび時刻情報gを蓄積して行く。これによって、料金中央サーバ34は、各車両60毎の走行実績を把握する。
このように、各車両60毎の走行実績が、走行経路履歴情報データベース33内の走行経路履歴情報データテーブルQに蓄積されるので、万が一、ユーザが、迂回経路L1を選択したつもりが、結果的に迂回経路L2を走行してしまった場合であっても、各車両60の走行は、常に追跡されているので、料金中央サーバ34は、どの車両60がどの経路を走行したのかを把握できるようになっている。
そして、この車両60が、迂回経路出口Iを通過して、最終的に目的地Bの出口ゲート102を通過すると、出口ゲート102に設けられたITSスポット42が、この車両60のETC車載器68から送信された車載器情報Eを受信する。この車載器情報Eもまた、ITS識別情報f、および時刻情報gとともに、最終的には料金中央サーバ34へ送られる。そして、料金中央サーバ34では、走行経路履歴情報データベース構築部3414が、車載器情報Eに含まれるETCカード情報nに紐付けられた走行経路履歴情報データテーブルQに、ITS識別番号fおよび時刻情報gを蓄積する。これによって、料金中央サーバ34は、この車両60が、目的地Bに到着したことを把握する。
さらに、料金中央サーバ34は、割引料金決定部3408において、走行経路履歴情報データテーブルQに蓄積されたこの車両60の走行経路履歴情報に基づいて、割引金額Xの決定を行い、走行経路履歴情報データベース構築部3414は、決定された割引金額Xを、走行経路履歴情報データテーブルQに書き込む。
さらに、料金中央サーバ34は、ドライバー情報管理サーバ36に対して、走行した迂回経路Lと、決定された割引金額Xとの通知を、この車両60の通知メールアドレスj宛に送信させる。
この通知内容は、ユーザが確認できるように、車載ナビゲーションシステム62やスマートフォン66の画面から表示されたり、あるいは音声出力されるようにしている。
なお、図1に示すようなネットワーク構成により実現される迂回経路情報提供システム10は、イーサネット(登録商標)等のLAN、あるいは公衆回線や専用回線を介して複数のLANが接続されるWAN等を備えうる。LANの場合には、必要に応じてルータを介した多数のサブネットから構成される。また、WANの場合には、インターネットのような公衆回線に接続するためのファイアウォール等を適宜備えているが、ここではその図示及び詳細説明を省略する。
次に、以上のように構成した本実施形態迂回経路情報提供方法が適用される迂回経路情報提供システム10の動作について説明する。
まず、ユーザは、迂回経路情報提供システム10を利用するために、図7のフローチャートに示すように、事前登録をする必要がある。
すなわち、ユーザは、利用者情報h(住所、氏名、連絡先等)、ETCカード情報i、通知メールアドレスj、および管理情報k(ユーザIDおよびユーザパスワード)を含む登録情報Rを、ETC2.0対応の車載ナビゲーションシステム62や専用端末64やスマートフォン66に入力し、インターネット50を経由して、ドライバー情報管理サーバ36へ送信する(S01)。
この登録情報Rがドライバー情報管理サーバ36の受取部3601によって受信され、受取部3601によって登録情報データベース37に蓄積される(S02)。これによって、事前登録が完了する(S03)。
次に、事前登録をしたユーザが、迂回経路情報提供システム10を利用する場合における動作を、図8〜図11のフローチャートを用いて説明する。
図8において、ユーザが迂回経路情報提供システム10を利用する場合には先ず、ユーザが車載ナビゲーションシステム62やスマートフォン66を操作することにより、ドライバー情報管理サーバ36へ、出発地A(例えば、入口IC)および目的地B(例えば、出口IC)を、ETCカード情報iおよび管理情報kとともに送信する(S11)。
出発地Aおよび目的地Bは、ETCカード情報iおよび管理情報kとともにドライバー情報管理サーバ36の受取部3601によって受信され、さらに、通知部3602によって料金中央サーバ34へ送られる(S12)。
料金中央サーバ34では、迂回経路策定部3404において、出発地Aおよび目的地Bに基づいて、地図情報データベース31に格納された地図情報が参照され、この車両60が走行すべき通常経路Tが把握される(S13)。
その後、車両60が出発地Aの入口ゲート100を通過すると、入口ゲート100に設置されたITSスポット42によって、この車両60のETC車載器68から、車載器情報Eが取得される。車載器情報Eには、少なくとも車種情報mおよびETCカード情報nが含まれている。このような車載器情報Eは、ITSスポット42に個別に付されたITS識別情報f、およびこの車両60がITSスポット42を通過した時の時刻情報gとともに、料金中央サーバ34へ送られる(S14)
料金中央サーバ34では、DSRC中央装置22から送られたこの車両60の車載器情報Eがデータ受信部3402において受信される。そして、通行料金決定部3406において、この車載器情報Eが考慮されることによって、通常経路Tにおける料金が計算される(S15)。
また、料金中央サーバ34では、通行料金決定部3406において、車載器情報Eに含まれるETCカード情報nと、ドライバー情報管理サーバ36から送られたETCカード情報iとが照合され、ステップS13において把握された通常経路Tが、この車両60に関するものであることが認識される(S16)。
次に図9において、走行経路履歴情報データベース構築部3414によって、走行経路履歴情報データベース33内に、この車両60の走行経路履歴情報データテーブルQが作成され、走行経路履歴情報データテーブルQの中に、この車両60のETCカード情報と紐付けられて、ITS識別情報fおよび時刻情報gが順次書き込まれる(S17)。
料金中央サーバ34ではさらに、迂回経路策定部3404において、交通管制中央装置24からの迂回経路選定元データDのうち、特に交通情報cに基づいて、通常経路Tの途中に、通行止、工事、事故、災害、あるいは所定長さ以上(例えば、5km以上)の渋滞があるか否かが把握される(S18)。
そして、通常経路Tの途中に、通行止、工事、事故、災害、および所定長さ以上(例えば、5km以上)の渋滞、のうちの少なくとも何れかがある場合(S19:Yes)には、地図情報データベース31に格納された地図情報が用いられて、迂回経路策定部3404によって、通常は複数の迂回経路Lが策定される(S20)。一方、それ以外の場合(S19:No)、すなわち車両の流れがスムーズである場合には、迂回経路Lは策定されない。なお、経路によっては、迂回経路Lを1つしか策定できない場合や、迂回経路Lが存在しない場合もあり得るが、そのような場合を除き、迂回経路策定部3404によって、例えば図6(a)に示す迂回経路L1,L2のように、複数の迂回経路Lが策定される。
料金中央サーバ34ではさらに、通行料金決定部3408において、複数の迂回経路の各々に対して、車種情報mに基づいて、料金テーブル32aを参照して、通行料金が計算される(S21)。さらに、例えば図6(b)に例示されるように、割引金額Xが決定される。さらに、各迂回経路L1,L2毎に、出発地Aから目的地Bまでの走行距離Y、予想される走行時間Z、通常経路Tを走行した場合との走行距離の差分である距離差分Y、および走行距離の差分である距離差分Zも計算される(S22)。
迂回経路Lは、通常経路Tよりも大回りするので、通常であれば、迂回経路Lを通行した場合における通行料金は、通常経路Tを通行した場合における通行料金よりも高くなる。しかしながら、迂回経路情報提供システム10は、渋滞緩和のために迂回経路Lの走行に協力してくれた車両60に対しては、金銭的に不利益をもたらすことの無いようにとの配慮から、例えば、同一発着、同一料金の原則を適用し、通常経路Tを通行した場合における通行料金よりも高くなった分は徴収せず、そのまま割引金額Xとしたり、あるいは、別の考えに基づいて、割引金額Xを決定しても良い。
更に図10において、図6(a)に例示されるような迂回経路図108や、図6(b)に例示されるような迂回経路比較一覧表110のための元データを含む迂回経路情報Pは、料金中央サーバ34の走行経路履歴情報データベース構築部3414によって、ETCカード情報iと紐付けられて、走行経路履歴情報データベース33に格納される(S23)。また、迂回経路情報Pは、この車両60のETCカード情報iとともに、料金中央サーバ34のデータ送信部3416からドライバー情報管理サーバ36へ送られる。
ドライバー情報管理サーバ36では、料金中央サーバ34のデータ送信部3416から送られたETCカード情報iが、受取部3601によって受け取られる。そして、ETCカード情報iに基づいて、登録情報データベース37に格納された登録情報Rから、受取部3601によって、通知メールアドレスjが把握される(S24)。
そして、この車両60が、迂回経路分岐Hの所定距離手前に達したとき(例えば、迂回経路分岐Hの手前3kmまでに近づいたとき)に、ドライバー情報管理サーバ36の通知部3602から、対応する通知メールアドレスj宛に迂回経路情報Pが送信される(S25)。このようにして、迂回経路情報Pが、対応するユーザに対して個別に送信される。
なお、この車両60が、迂回経路分岐Hの所定距離手前に達したことの判定は、例えば以下のようにしてなされる。
すなわち、前述したように、走行経路履歴情報データベース33では、ETCカード情報iに紐付けられて、車両60の走行に伴って、ITS識別情報fおよび時刻情報gが、走行経路履歴情報データテーブルQに順次書き込まれている。したがって、迂回経路分岐Hの所定距離手前に配置されたITSスポット42からのITS識別情報fが、走行経路履歴情報データテーブルQに書き込まれたことを、料金中央サーバ34が把握することによって、車両60が、迂回経路分岐Hの所定距離手前に達したことが認識される。
あるいは、車載ナビゲーションシステム62やスマートフォン66に搭載されたGPS機能によって測位された位置情報を、車載ナビゲーションシステム62やスマートフォン66が、インターネット50を介して、ドライバー情報管理サーバ36の受取部3601へ、位置情報をETCカード情報iとともに送る。これによって、ドライバー情報管理サーバ36によって、ETCカード情報iに基づいて車両60が特定され、さらに位置情報に基づいて、この車両60の位置が把握される。
ステップS25において送信された迂回経路情報Pは、車両60に搭載された車載ナビゲーションシステム62やスマートフォン66によって受信される。(S26)。すると、迂回経路情報Pに基づいて、車載ナビゲーションシステム62やスマートフォン66の画面から、図6(a)に示すような迂回経路図108と、図6(b)に示すような迂回経路比較一覧表110とが表示される(S27)。これは、画面割込みによってなされても良いし、あるいは、表示の代わりに、音声発報によってなされても良い。これらによって、ユーザは、運転中であっても、迂回経路Lの内容を把握できるとともに、複数の迂回経路Lのメリット/デメリットを比較検討し、策定された迂回経路Lを走行するか否か、あるいは迂回経路Lが複数提示された場合には、どの迂回経路Lを走行するかを、決定できるようになる。
これに応じて、例えば、ユーザが、迂回経路L1を選択し、迂回経路L1を走行する(S28)と、迂回経路L1の路側に設けられたITSスポット42によって、この車両60のETC車載器68から送信された車載器情報Eが受信される(S29)。
更に図11において、受信された車載器情報Eは、ITS識別情報fおよび時刻情報gとともに、ITSスポット42から、DSRC制御装置44、DSRC中央装置22を介して、最終的には料金中央サーバ34のデータ受信部3402へ送られる(S30)。
これにより、車載器情報Eに含まれるETCカード情報nに紐付けられた走行経路履歴情報データテーブルQに、料金中央サーバ34の走行経路履歴情報データベース構築部3414によって、ITS識別番号fおよび時刻情報gが蓄積されて行く(S31)。これによって、料金中央サーバ34によって、各車両60毎の走行実績が把握される。
このように、各車両60毎の走行実績が、走行経路履歴情報データベース33内の走行経路履歴情報データテーブルQに蓄積されるので、万が一、ユーザが、迂回経路L1を選択したつもりが、結果的に迂回経路L2を走行してしまった場合であっても、各車両60の走行は、常に追跡されているので、どの車両60がどの経路を走行したのかが、料金中央サーバ34によって把握される。
そして、この車両60が、迂回経路出口Iを通過して、最終的に目的地Bの出口ゲート102を通過すると、出口ゲート102に設けられたITSスポット42によって、この車両60のETC車載器68から送信された車載器情報Eが受信される(S32)。この車載器情報Eもまた、ITS識別情報f、および時刻情報gとともに、最終的には料金中央サーバ34へ送られる。そして、車載器情報Eに含まれるETCカード情報nに紐付けられた走行経路履歴情報データテーブルQに、料金中央サーバ34の走行経路履歴情報データベース構築部3414によって、ITS識別番号fおよび時刻情報gが蓄積される。これによって、この車両60が、目的地Bに到着したことが、料金中央サーバ34によって把握される(S33)。
さらに、走行経路履歴情報データテーブルQに蓄積されたこの車両60の走行経路履歴情報に基づいて、料金中央サーバ34の割引料金決定部3408によって、割引金額Xが決定される(S34)。この決定された割引金額Xも、走行経路履歴情報データベース構築部3414によって、走行経路履歴情報データテーブルQに書き込まれる。
その後、ドライバー情報管理サーバ36の通知部3602から、この車両60の通知メールアドレスj宛に、走行した迂回経路Lと、決定された割引金額Xとが通知される(S35)。
この通知内容は、車両60の車載ナビゲーションシステム62やスマートフォン66の画面から表示されたり、あるいは音声出力されることによって、ユーザによって確認される(S36)。
上述したような作用により、本実施形態の迂回経路情報提供方法が適用される迂回経路情報提供システム10によれば、車両60の出発地Aおよび目的地Bに応じて、車両60毎の通常経路Tを把握し、通常経路Tの途中に、通行止、工事、事故、災害、および(例えば、5km以上の)渋滞がある場合には、車両60毎に迂回経路Lおよび割引料金を策定し、車両60が、迂回経路分岐Hの所定距離手前(例えば、迂回経路分岐Hの3km手前)までに近づいたときに、車両60に個別に迂回経路Lおよび割引料金を通知することができる。
これによって、車両60の車載ナビゲーションシステム62やスマートフォン66の画面から、迂回経路図108や迂回経路比較一覧表110が表示されたり、あるいは音声出力されるようになる。
なお、割引料金の決定の際には、ユーザに迂回経路Lの走行を促すために、同一発着、同一料金の原則が適用されている。これによって、ユーザは、迂回経路Lを走行した場合であっても、通常経路Tを通行した場合と同額の通行料金しか徴収されない。迂回経路Lを走行するユーザは、道路事業者にとって、渋滞緩和に協力してくれる協力者である。したがって、協力者たるユーザに対するインセンティブとして、料金的な不利益をもたらさないように、割引料金が決定されている。
ユーザは、迂回経路図108や迂回経路比較一覧表110によって提供された経路、割引料金、走行距離、走行時間等を参照することによって、迂回経路Lを走行するか否かを決定することができる。
なお、迂回経路Lが複数策定された場合には、これら複数の迂回経路Lは、予め定められた指標(走行距離、走行時間、快適性等)に基づいて決定された優先順位に従って画面表示あるいは音声出力される。
また、車両60側でユーザが、任意の優先条件にしたがって、複数の迂回経路Lをソートし直してから、迂回経路図108や迂回経路比較一覧表110の内容を画面表示あるいは音声出力することも可能である。
また、本実施形態の迂回経路情報提供システム10は、路側設備40のITSスポット42を活用することによって、走行経路履歴情報を、各車両60毎に蓄積することができる。したがって、どの車両60がいつどこを走行したのかを把握することができるので、ユーザが、迂回経路Lを走行した場合には、そのことを把握することができ、ユーザが何ら手続きをすることなく、自動的に割引料金が適用される。
また、例えば、迂回経路が複数あり、ユーザが、迂回経路1を走行するつもりで迂回経路L1を走行していたものの、誤って途中で迂回経路L2に入ってしまった場合であっても、本実施形態の迂回経路情報提供システム10は、走行経路履歴情報を参照することによって車両60の走行を把握することができるので、このような場合であっても、確実に割引料金を提供することができる。
以上説明したように、本実施形態の迂回経路情報提供方法が適用される迂回経路情報提供システム10は、1)「最新の交通情報から作成される迂回経路情報の提供」、2)「迂回経路走行による通行料金の優遇措置適用」、および3)「迂回経路走行による割引適用の通知」の各機能が連携したシステムである。
すなわち、有料道路を走行する各車両60の走行をリアルタイムに管理し、適切な経路誘導を、割引料金の提示とともに行うことができるので、有料道路における交通渋滞緩和と混雑路線への進入防止を実施し、渋滞発生の抑制を行うことが可能となる。このような効果は、道路事業者と、ユーザとの双方に利益をもたらすものである。
また、本実施形態の迂回経路情報提供方法が適用される迂回経路情報提供システム10は、ETC車載器とITSスポット42との間でなされる高速、大容量、かつ双方向での通信を実現するETC2.0を利用したサービスの積極的な普及促進を行う事も可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、本実施形態の迂回経路情報提供方法が適用される迂回経路情報提供システム10によれば、迂回経路L1を走行している途中で、迂回経路L1に渋滞が発生し、迂回経路L1からさらに迂回経路L2への迂回を誘導することも容易に可能であることも、当業者であれば、容易に想到できるであろう。
10 迂回経路情報提供システム、20 交通管制センター、22 DSRC中央装置、24 交通管制中央装置、30 道路管理センター、31 地図情報データベース、32 料金テーブルデータベース、32a 料金テーブル、33 走行経路履歴情報データベース、34 料金中央サーバ、36 ドライバー情報管理サーバ、37 登録情報データベース、40 路側設備、42 ITSスポット、44 DSRC制御装置、50 インターネット、52 通信ネットワーク、60 車両、62 車載ナビゲーションシステム、64 専用端末、66 スマートフォン、68 ETC車載器、80a 気象センサ、80b CCTVカメラ、80c VICS、100 入口ゲート、102 出口ゲート、108 迂回経路図、110 迂回経路比較一覧表、3400 制御部、3402 データ受信部、3404 迂回経路策定部、3406 通行料金決定部、3408 割引料金決定部、3410 走行位置判定部、3412 割引料金適用部、3414 走行経路履歴情報データベース構築部、3416 データ送信部、3600 制御部、3601 受取部、3602 通知部、A 出発地、B 目的地、D 迂回経路選定元データ、E 車載器情報、H 迂回経路分岐、I 迂回経路出口、L 迂回経路、P 迂回経路情報、Q 走行経路履歴情報データテーブル、R 登録情報、T 通常経路、a 気象データ、b 画像データ、c 交通情報、f ITS識別情報、g 時刻情報、h 利用者情報、i ETCカード情報、j 通知メールアドレス、k 管理情報、m 車種情報、n ETCカード情報

Claims (20)

  1. ETC車載器搭載の車両に対して迂回経路情報を提供する迂回経路情報提供システムであって、
    道路の路側に設けられ、近傍を通過した車両から、前記車両に関する情報を受信する路側設備と、
    前記車両の出発地と目的地とから決定される通常経路と、前記通常経路に対する1つまたは複数の迂回経路とを策定する迂回経路策定部、
    前記車両に関する情報に基づいて、前記車両の前記通常経路における通行料金を決定する通行料金決定部、および、
    前記車両が前記迂回経路を走行する場合における割引料金を決定する割引料金決定部、
    を備える料金中央サーバと、
    前記通常経路と前記策定された迂回経路とが分岐する前に、前記車両が、前記通常経路を走行した場合の通行料金と、前記策定された迂回経路を走行した場合に前記決定された割引料金により割引された通行料金とを、比較できるように前記車両に通知するドライバー情報管理サーバと、
    を備える迂回経路情報提供システム。
  2. 前記料金中央サーバはさらに、前記路側設備から出力された情報に基づいて、前記車両が、前記迂回経路を走行していると判定されると、前記車両に対して、前記割引料金を適用する割引料金適用部を備える、請求項1に記載の迂回経路情報提供システム。
  3. 前記車両の通知アドレスを蓄積する登録情報データベースをさらに備え、
    前記ドライバー情報管理サーバは、前記策定された迂回経路を、前記登録情報データベースに蓄積された通知アドレス宛に送信することによって、前記通知を行う、請求項1に記載の迂回経路情報提供システム。
  4. 前記迂回経路策定部は、前記通常経路に、通行止、工事、事故、災害、および、所定長さ以上の渋滞、のうち少なくとも何れかがある場合に、前記1つまたは複数の迂回経路を策定する、請求項1に記載の迂回経路情報提供システム。
  5. 前記道路の地図情報を格納した地図情報データベースをさらに備え、
    前記迂回経路策定部はさらに、前記出発地から前記目的地に達するまでに要する走行距離および走行時間を、前記通常経路を走行した場合と、前記迂回経路を走行した場合とのそれぞれについて、前記地図情報データベースに格納された地図情報を用いて算出する、請求項1に記載の迂回経路情報提供システム。
  6. 前記ドライバー情報管理サーバは、前記迂回経路を、前記車両においてマップ表示させ、前記通常経路および前記迂回経路それぞれの走行距離および走行時間を、前記車両においてテーブル表示させる、請求項1に記載の迂回経路情報提供システム。
  7. 前記路側設備は、前記受信した車両に関する情報を、路側設備識別情報および時刻情報とともに出力し、
    前記料金中央サーバはさらに、前記路側設備から出力された情報を受け取り、前記車両に関連付けて、前記路側設備識別情報および前記時刻情報を蓄積することによって、前記車両の走行経路履歴情報データベースを構築する走行経路履歴情報データベース構築部を備える、請求項1に記載の迂回経路情報提供システム。
  8. 前記迂回経路策定部はさらに、前記迂回経路を複数策定した場合、予め定められた指標に基づいて、前記複数の迂回経路の優先順位を決定し、前記ドライバー情報管理サーバは、前記複数の迂回経路を、前記決定された優先順位に従って前記車両から表示させる、請求項1に記載の迂回経路情報提供システム。
  9. 前記通行料金決定部は、前記迂回経路の通行料金を決定する際に、前記道路における任意の出発地から任意の目的地までの通行料金が、車種情報毎に記載された料金テーブルを用いる、請求項1に記載の迂回経路情報提供システム。
  10. ETC車載器搭載の車両に対して迂回経路情報を提供する道路管理装置であって、
    前記車両の出発地と目的地とから決定される通常経路と、前記通常経路に対する1つまたは複数の迂回経路とを策定する迂回経路策定部、
    前記車両について、前記通常経路における通行料金を決定する通行料金決定部、および、
    前記車両が前記迂回経路を走行する場合における割引料金を決定する割引料金決定部、
    を備える料金中央サーバと、
    前記通常経路と前記策定された迂回経路とが分岐する前に、前記車両が、前記通常経路を走行した場合の通行料金と、前記策定された迂回経路を走行した場合に前記決定された割引料金により割引された通行料金とを、比較できるように前記車両に通知するドライバー情報管理サーバと、
    を備える道路管理装置。
  11. 前記料金中央サーバはさらに、前記道路の路側に設けられた路側設備と通信することで、前記車両が前記迂回経路を走行していると判定されると、前記車両に対して前記割引料金を適用する割引料金適用部を備える、請求項10に記載の道路管理装置。
  12. 前記車両の通知アドレスを蓄積する登録情報データベースをさらに備え、
    前記ドライバー情報管理サーバは、前記策定された迂回経路を、前記登録情報データベースに蓄積された前記通知アドレス宛に送信することによって前記通知を行う、請求項10に記載の道路管理装置。
  13. 前記迂回経路策定部は、前記通常経路に、通行止、工事、事故、災害、および、所定長さ以上の渋滞、のうち少なくとも何れかがある場合に、前記1つまたは複数の迂回経路を策定する、請求項10に記載の道路管理装置。
  14. 前記道路の地図情報を格納した地図情報データベースをさらに備え、
    前記迂回経路策定部はさらに、前記出発地から前記目的地に達するまでに要する走行距離および走行時間を、前記通常経路を走行した場合と、前記迂回経路を走行した場合とのそれぞれについて、前記地図情報データベースに格納された地図情報を用いて算出する、請求項10に記載の道路管理装置。
  15. 前記ドライバー情報管理サーバは、前記迂回経路を、前記車両においてマップ表示させ、前記通常経路および前記迂回経路それぞれの走行距離および走行時間を、前記車両においてテーブル表示させる、請求項10に記載の道路管理装置。
  16. 前記迂回経路策定部はさらに、前記迂回経路を複数策定した場合、予め定められた指標に基づいて、前記複数の迂回経路の優先順位を決定し、前記ドライバー情報管理サーバは、前記複数の迂回経路を、前記決定された優先順位に従って前記車両から表示させる、請求項10に記載の道路管理装置。
  17. 前記通行料金決定部は、前記迂回経路の通行料金を決定する際に、前記道路における任意の出発地から任意の目的地までの通行料金が、車種情報毎に記載された料金テーブルを用いる、請求項10に記載の道路管理装置。
  18. ETC車載器搭載の車両に対して迂回経路情報を提供する、迂回経路情報提供システムによって実施される迂回経路情報提供方法であって、
    前記迂回経路情報提供システムは、道路の路側に設けられた路側設備と、料金中央サーバと、ドライバー情報管理サーバとを備え、
    前記路側設備、近傍を通過した車両から、前記車両に関する情報を受信し、
    前記料金中央サーバ、前記車両の出発地と目的地とから決定される通常経路と、前記通常経路に対する1つまたは複数の迂回経路とを策定し、前記路側設備によって受信された前記車両に関する情報に基づいて、前記車両の前記通常経路における通行料金を決定し、前記車両が前記迂回経路を走行する場合における割引料金を決定し、
    前記ドライバー情報管理サーバが、前記通常経路と前記策定された迂回経路とが分岐する前に、前記車両が、前記通常経路を走行した場合の通行料金と、前記策定された迂回経路を走行した場合に前記料金中央サーバによって決定された割引料金により割引された通行料金とを、比較できるようにドライバー情報管理サーバから前記車両に通知する、
    ようにした迂回経路情報提供方法。
  19. 前記料金中央サーバはさらに、前記路側設備によって受信された情報に基づいて、前記車両が、前記迂回経路を走行していると判定されると、前記車両に対して、前記割引料金を適用する、請求項18に記載の迂回経路情報提供方法。
  20. 前記料金中央サーバはさらに、前記通常経路に、通行止、工事、事故、災害、および、所定長さ以上の渋滞、のうち少なくとも何れかがある場合に、前記1つまたは複数の迂回経路を策定する、請求項18に記載の迂回経路情報提供方法。
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