JP2004334567A - 駐車場管理方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ETC車載器搭載車両とそうでない一般車両とを区別することなく料金徴収できるようにする。
【解決手段】駐車場入出場時に、自動料金徴収可能な車両と一般車の両方の車両の識別情報を取得可能とし、自動料金徴収可能な車両識別情報を取得したときには、自動料金徴収可能な車両としてその識別情報を記録し、いずれかの車両識別情報を取得した時刻を入場時刻または出場口到達時刻として取得し、自動料金徴収可能な車両に対しては、これら時刻に基づき駐車料金を求めて自動徴収するようにする。また、両方の車両識別情報を取得でき、しかも自動料金徴収可能な車両識別情報を取得した場合には、自動料金徴収可能として記録して管理することで、入場時刻と出場口到達時刻で駐車料金を求めて自動徴収できるようになる。これにより、自動料金徴収が可能な車両とそうでない一般車両とを区別することなく駐車場に入場させて管理することができるようになる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は駐車場管理方法および装置に関し、ETC(自動料金収受システム)車載器搭載などの自動料金徴収が可能な車両とそうでない一般車両とを区別することなく駐車場に入場させてETC車両などからの自動料金徴収と一般車両の事前精算による料金精算とができるようにしたもので、駐車場の入出場口での混雑を解消できるとともに、事前精算による不正利用をシステム上で防止できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から有料駐車場の入場から精算を行って出場するまでを管理する管理システムや管理装置については種々提案がなされいる。
【0003】
このような駐車場管理システムの一例としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。この駐車場管理システムでは、駐車場の駐車エリア毎に撮影手段を設け、車両が入場すると、撮影手段により撮影された駐車車両の映像が車番認識手段に送られ、車両番号の認識処理が行われて入場時刻とともに駐車情報記憶手段に記憶する。一方、出場時には、車番認識手段で検知した出場時刻と、記憶された情報に基づいて駐車料金の算出および精算処理を行い、さらに、精算処理結果に基づいて出場判定手段で出場の正当性を判定して出場させるようにしている。
【0004】
また、特許文献2に開示された駐車場管理システムでは、入場する車両に対してナンバーを撮影するとともに駐車券を発行して、管理室の中央処理装置に車両のナンバーと駐車券ナンバーと入庫時刻とを登録し、駐車券に基づいて中間精算を行っている。一方、出場時には、ナンバーを撮影して出庫時刻を登録し、必要な場合に最終的な自動精算を行って出場させるようにしており、駐車券およびレシートに基づいて駐車場付設体のサービス部署での精算や割引処理が容易にできるようにしている。
【0005】
さらに、特許文献3の駐車場の管理装置では、駐車場の入場口にナンバー認識手段を設置し、この認識された車両ナンバーとともに、その入庫時刻を認識してデータベースに登録している。一方、出庫に際してはその出庫する車両の乗員が操作できる位置に前精算手段を設置し、自己の車両のナンバーを手動入力させ、この入力された車両ナンバーに基づきデータベースを検索して、この車両の入庫時刻と前精算手段における入力時刻に基づいて駐車料金を算出し、その表示された料金を支払って出庫が許容されるようになっている。
【0006】
さらに、特許文献4の駐車場運用方法及びシステムでは、駐車場の入出場口に無線でデータのやり取りを行って車両識別情報を読み取る読み取り機を設置し、この車両識別情報を元にポイントの付与、積算、割引額の計算などを行って駐車場を運用するようにしており、無線で車両識別情報を送信するものとして高速道路などにおける料金収受システムに既に用いられているETC車載器や電子ナンバープレートがあげられ、個別の装置IDや車両登録番号などの情報を記憶していることが開示されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−275257号公報
【特許文献2】
特開平9−7014号公報
【特許文献3】
特開平9−160966号公報
【特許文献4】
特開2002−2369458号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1に記載の駐車場管理システムでは、入場時刻と出場時刻を撮影手段と車番認識手段とで読み取ることから利用者は何もすることはないが、駐車場の出場口で精算する必要があり、出場に時間がかかり、出場口での混雑が生じる問題がある。
【0009】
また、特許文献2に記載の駐車場管理システムでは、入場時に車両を撮影してナンバーを管理するとともに、駐車券を発行して管理するようにし、駐車券を用いた事前精算を行うことで出口での混雑を解消できるものの、入場口での駐車券の発行のため混雑が生じる問題がある。
【0010】
さらに、特許文献3の駐車場の管理装置では、入場口での駐車券の発行を必要とせず、しかも出場口での精算の必要がなく、入出場口での混雑は解消できる。しかし、事前精算の際に利用者が自己の車両番号を入力する必要があり、利用者が車両番号を覚えておかなければならず、特に自分の所有する車両以外の会社などの社用車や公用車などを運転する場合には、利用者への負担が大きく煩雑になるという問題がある。
【0011】
また、特許文献4の駐車場運用方法では、無線で車両識別情報を読み取ることから入場口での駐車券の発行を必要とせず、入場口での混雑は解消できるが、無線で車両識別情報を発信することができない車両に対しては対応することができず、現状のように、一般車両とETC搭載車などが混在する場合に十分対応できないという問題がある。
【0012】
この発明はかかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、ETC(自動料金収受システム)車載器搭載などの自動料金徴収が可能な車両とそうでない一般車両とを区別することなく駐車場に入場させてETC車両などからの自動料金徴収と一般車両の事前精算による料金精算とができ、駐車場の入出場口での混雑を解消できるとともに、事前精算による不正利用をシステム上で防止できる駐車場管理方法および装置を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術が有する課題を解決するため、この発明の請求項1記載の駐車場管理方法は、自動料金徴収可能でない車両と自動料金徴収可能な識別情報を有する車両とを区別せずに入出場させて駐車場を管理するに際し、駐車場入出場時に、前記両方の車両の識別情報を取得可能とし、自動料金徴収可能な車両識別情報を取得したときには、自動料金徴収可能な車両としてその識別情報を記録し、前記いずれかの車両識別情報を取得した時刻を入場時刻または出場口到達時刻として取得し、前記自動料金徴収可能な車両に対しては、これら時刻に基づき駐車料金を求めて自動徴収するようにしたことを特徴とするものである。
この駐車場管理方法によれば、自動料金徴収可能でない車両と自動料金徴収可能な識別情報を有する車両とを区別せずに入出場させて駐車場を管理するに際し、駐車場入出場時に、前記両方の車両の識別情報を取得可能とし、自動料金徴収可能な車両識別情報を取得したときには、自動料金徴収可能な車両としてその識別情報を記録し、前記いずれかの車両識別情報を取得した時刻を入場時刻または出場口到達時刻として取得し、前記自動料金徴収可能な車両に対しては、これら時刻に基づき駐車料金を求めて自動徴収するようにしており、両方の車両識別情報を取得でき、しかも自動料金徴収可能な車両識別情報を取得した場合には、自動料金徴収可能として記録して管理することで、入場時刻と出場口到達時刻で駐車料金を求めて自動徴収できるようになる。
これにより、ETC(自動料金収受システム)車載器搭載などの車両のように、車両から無線で送信される識別コードによって自動料金徴収が可能な車両とそうでない一般車両とを区別することなく駐車場に入場させてETC車両などからの自動料金徴収ができ、駐車場の入出場口での混雑を解消できるようになる。
【0014】
また、この発明の請求項2記載の駐車場管理方法は、請求項1記載の構成に加え、前記自動料金徴収可能でない車両に対しては、駐車マスへの入庫後に駐車券を発行すると同時に駐車券発行時刻を取得する一方、事前精算時に前記駐車券による駐車券発行時刻とこの精算時刻とから駐車料金を求めて精算し、精算時刻と精算済み情報とを取得し、駐車場出場時に前記各時刻と前記精算済み情報とに基づき駐車場の正規利用と不正利用との利用形態を判断して管理することを特徴とするものである。
この駐車場管理方法によれば、前記自動料金徴収可能でない車両に対しては、駐車マスへの入庫後に駐車券を発行すると同時に駐車券発行時刻を取得する一方、事前精算時に前記駐車券による駐車券発行時刻とこの精算時刻とから駐車料金を求めて精算し、精算時刻と精算済み情報とを取得し、駐車場出場時に前記各時刻と前記精算済み情報とに基づき駐車場の正規利用と不正利用との利用形態を判断して管理するようにしており、入場口では、車両番号などの車両識別情報を検出するだけで駐車券の発行を必要とせずに混雑を解消でき、精算時には、車両番号の入力などを必要とせずに駐車券により精算ができ、出場口では、精算の必要がなく、駐車券の投入などによって出場させることで混雑を解消できる。
そして、駐車券の発行を遅らせることや事前に精算することによる不正を、入場から駐車券発行までの時間や精算後出場までの時間で判断することで不正利用も容易に判断でき、これにより、不正発生も防止できるようにしている。
【0015】
さらに、この発明の請求項3記載の駐車場管理方法は、請求項1または2記載の構成に加え、前記自動料金徴収可能な車両の識別情報を車両から無線で送信される識別コードから取得して管理することを特徴とするものである。
この駐車場管理方法によれば、前記自動料金徴収可能な車両の識別情報を、ETC(自動料金収受システム)車載器搭載車両のように、車両から無線で送信される識別コードから取得して管理するようにしており、高速道路での料金徴収の場合と同様に、駐車場での自動料金徴収ができるようになる。
【0016】
さらに、この発明の請求項4記載の駐車場管理方法は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、前記自動料金徴収可能でない車両の識別情報を、車両の物理的識別情報から取得して管理することを特徴とするものである。
この駐車場管理方法によれば、前記自動料金徴収可能でない車両の識別情報を、車両のナンバープレートや車両固有の形状のように、車両の物理的識別情報から取得して管理するようにしており、画像処理やレーザー光線の形状識別処理などによって簡単に車両識別情報を取得できるようになる。
【0017】
また、この発明の請求項5記載の駐車場管理方法は、請求項1〜4のいずれかに記載の構成に加え、前記自動料金徴収可能でない車両の識別情報を、車両から無線で送信される識別コードから取得して管理することを特徴とするものである。
この駐車場管理方法によれば、前記自動料金徴収可能でない車両の識別情報を、車両から無線で送信される識別コードから取得して管理するようにしており、高速道路の料金徴収に用いられているETC等の車載器、無線ICチップを備えたナンバープレート、車両に取り付けた無線ICチップを備えたタグ、車両内の携帯電話等、車両から送信される識別情報を受信することで簡単に識別情報を取得できるようになる。
【0018】
さらに、この発明の請求項6記載の駐車場管理方法は、請求項2〜5のいずれかに記載の構成に加え、前記不正利用を、前記入場時刻から前記駐車券発行時刻までの時間が予め定めた入場後猶予時間を超えていることで判断し、この時間の駐車料金の支払いを確認した後出場を許容するよう管理することを特徴とするものである。
この駐車場管理方法によれば、前記不正利用を、前記入場時刻から前記駐車券発行時刻までの時間が予め定めた入場後猶予時間を超えていることで判断し、この時間の駐車料金の支払いを確認した後出場を許容するよう管理しており、駐車券の発行を遅らすことによる不正も防止して管理できるようになる。
【0019】
さらに、この発明の請求項7記載の駐車場管理方法は、請求項2〜6のいずれかに記載の構成に加わ、前記不正利用を、前記事前精算が行われていない車両とし、前記駐車券発行時刻と前記出場口到達時刻とから駐車料金を算出し、支払いを確認後出場を許容するよう管理することを特徴とするものである。
この駐車場管理方法によれば、前記不正利用を、前記事前精算が行われていない車両とし、前記駐車券発行時刻と前記出場口到達時刻とから駐車料金を算出し、支払いを確認後出場を許容するよう管理しており、事前精算を忘れたり、意図的に事前精算をしない場合でも料金の徴収などを簡単にできるようにしている。
【0020】
また、この発明の請求項8記載の駐車場管理方法は、請求項2〜7のいずれかに記載の構成に加え、前記駐車券に代え、利用者所有の識別情報を備えた所有媒体を用い、この所有媒体を読み込んで前記駐車券発行時刻に相当するその読み込み時刻を取得するとともに、事前精算時および駐車場出場時にこの所有媒体の識別情報を読み込んで前記精算および前記利用形態の判断を行って管理することを特徴とするものである。
この駐車場管理方法によれば、前記駐車券に代え、利用者所有の識別情報を備えた所有媒体を用い、この所有媒体を読み込んで前記駐車券発行時刻に相当するその読み込み時刻を取得するとともに、事前精算時および駐車場出場時にこの所有媒体の識別情報を読み込んで前記精算および前記利用形態の判断を行って管理するようにしており、利用者が所有しているカード、クレジットカードなどの会員カード、JRで使われているスイカカード、ICチップなどを有するIC機能つき携帯電話、IC機能つき免許証などの所有媒体の識別情報を読み取ることで、駐車券を発行することなく同様の管理ができるようになり、利用者は駐車券を持ち歩くなどの管理の必要がなく、駐車場側は駐車券自体の供給・回収などを行う必要をなくすことができるようになる。
【0021】
また、この発明の請求項9記載の駐車場管理装置は、自動料金徴収可能でない車両と自動料金徴収可能な識別情報を有する車両とを区別せずに入出場させて駐車場を管理する装置であって、駐車場入出場口にそれぞれ設けられ前記両方の車両の識別情報を取得可能かつ前記いずれかの車両識別情報を取得した時刻を入場時刻または出場口到達時刻として取得する車両情報取得手段と、自動料金徴収可能な車両識別情報を取得したときには、自動料金徴収可能な車両としてその識別情報を記録し前記自動料金徴収可能な車両に対してはこれら時刻に基づき駐車料金を求めて自動徴収するとともに管理する中央制御管理手段とを具備することを特徴とするものである。
この駐車場管理装置によれば、自動料金徴収可能でない車両と自動料金徴収可能な識別情報を有する車両とを区別せずに入出場させて駐車場を管理する装置であって、駐車場入出場口にそれぞれ設けられ前記両方の車両の識別情報を取得可能かつ前記いずれかの車両識別情報を取得した時刻を入場時刻または出場口到達時刻として取得する車両情報取得手段と、自動料金徴収可能な車両識別情報を取得したときには、自動料金徴収可能な車両としてその識別情報を記録し前記自動料金徴収可能な車両に対してはこれら時刻に基づき駐車料金を求めて自動徴収するとともに管理する中央制御管理手段とを具備して構成してあり、両方の車両識別情報を車両情報取得手段で取得でき、しかも自動料金徴収可能な車両識別情報を取得した場合には、中央制御管理手段に自動料金徴収可能として記録して管理することで、入場時刻と出場口到達時刻で駐車料金を求めて自動徴収できるようになる。
これにより、ETC(自動料金収受システム)車載器搭載などの車両ように、車両から無線で送信される識別コードによって自動料金徴収が可能な車両とそうでない一般車両とを区別することなく駐車場に入場させてETC車両などからの自動料金徴収ができ、駐車場の入出場口での混雑を解消できるようになる。
【0022】
さらに、この発明の請求項10記載の駐車場管理装置は、請求項9記載の構成に加え、前記自動料金徴収可能でない車両に対しては、駐車マスへの入庫後に駐車券を発行するとともに、その発行時刻を駐車券発行時刻として取得する駐車券発行手段と、この駐車券により駐車料金を事前精算するとともに、その精算時刻および精算済み情報を取得する事前精算手段と、駐車場の出場口に設けられ前記駐車券が投入され出場情報を検出する出場情報検出手段とを備え、前記中央制御管理手段で、これら各手段から取得した各時刻および各情報を記録するとともに、これら各時刻および各情報に基づき駐車場の正規利用と不正利用との利用形態を判断して管理することを特徴とするものである。
この駐車場管理装置によれば、前記自動料金徴収可能でない車両に対しては、駐車マスへの入庫後に駐車券を発行するとともに、その発行時刻を駐車券発行時刻として取得する駐車券発行手段と、この駐車券により駐車料金を事前精算するとともに、その精算時刻および精算済み情報を取得する事前精算手段と、駐車場の出場口に設けられ前記駐車券が投入され出場情報を検出する出場情報検出手段とを備え、前記中央制御管理手段で、これら各手段から取得した各時刻および各情報を記録するとともに、これら各時刻および各情報に基づき駐車場の正規利用と不正利用との利用形態を判断して管理するようにしており、入場口では、車両番号などの車両識別情報を車両情報取得手段で検出するだけで駐車券の発行を必要とせずに混雑を解消でき、精算時には、車両番号の入力などを必要とせずに入庫後駐車券発行手段で発行した駐車券により精算ができ、出場口では、精算の必要がなく、出場情報検出手段に駐車券を投入することなどによって出場させることで混雑を解消できる。
そして、中央制御管理手段によって駐車券の発行を遅らせることや事前に精算することによる不正を、入場から駐車券発行までの時間や精算後出場までの時間で判断することで不正利用も容易に判断でき、これにより、不正発生も防止できるようにしている。
【0023】
また、この発明の請求項11記載の駐車場管理装置は、請求項9または10記載の構成に加え、前記自動料金徴収可能な車両の識別情報を取得する前記車両識別情報取得手段を、車両から無線で送信される識別情報を受信する車両識別情報受信手段で構成したことを特徴とするものである。
この駐車場管理装置によれば、前記自動料金徴収可能な車両の識別情報を取得する前記車両識別情報取得手段を、ETC(自動料金収受システム)車載器からの無線情報受信手段のように、車両から無線で送信される識別情報を受信する車両識別情報受信手段で構成したので、この車両識別情報受信手段で受信した識別情報によって高速道路での料金徴収の場合と同様に、駐車場での自動料金徴収ができるようになる。
【0024】
さらに、この発明の請求項12記載の駐車場管理装置は、請求項9〜11のいずれかに記載の構成に加え、前記自動料金徴収可能でない車両の識別情報を取得する前記車両識別情報取得手段を、車両から無線で送信される識別情報を受信する車両識別情報受信手段で構成したことを特徴とするものである。
この駐車場管理装置によれば、前記自動料金徴収可能でない車両の識別情報を取得する前記車両識別情報取得手段を、車両から無線で送信される識別情報を受信する車両識別情報受信手段で構成するようにしており、高速道路の料金徴収に用いられているETC等の車載機、無線ICチップを備えたナンバープレート、車両に取り付けた無線ICチップを備えたタグ、車両内の携帯電話等、車両から送信される識別情報を、車両識別情報受信手段で受信することで簡単に識別情報を取得できるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0026】
図1はこの発明の駐車場管理装置の一実施の形態にかかる概略配置図であり、ここでは、平置きの自走式駐車場に適用した場合を図示してあるが、自走式立体駐車場や平置きの駐車場内に二段式や多段式の機械式駐車場を組み合わせた駐車場などに適用することもできる。
【0027】
この駐車場管理装置では、図1に示すように、駐車場10の入場口11には、入口ゲート開閉装置12を備えた入口ゲートバー13が設けてある。
この入場口11には、自動料金徴収が可能でない一般車両の車両固有の識別情報(車両識別情報A)および入場時刻を取得する車両識別情報取得手段を構成する一般車両の車両情報取得装置14Aが設けられており、この車両情報取得装置14Aと入口ゲ−ト開閉装置12が接続されている。
【0028】
さらに、この入場口11には、自動料金徴収可能な車両の識別情報(車両識別情報B)および入場時刻を取得する車両識別情報取得手段を構成する自動料金徴収車用の車両情報取得装置14Bが設けられており、この車両情報取得装置14Bも入口ゲ−ト開閉装置12と接続されている。
【0029】
また、これらの車両情報取得装置14A,14Bには、中央制御管理手段を構成する中央管理システム30が接続されており、一般車から取得した車両識別情報Aとして、例えば車両番号などと入場時刻および自動料金徴収車から取得した自動料金徴収が可能な車両識別情報Bと入場時刻などを記録できるようになっている。
【0030】
さらに、駐車場の出場口15には、出口ゲート開閉装置16を備えた出口ゲートバー17が設けてある。
この出場口15にも、入場口11と同様に、自動料金徴収が可能でない一般車の車両固有の識別情報(車両識別情報A)を取得する車両識別情報取得手段を構成する一般車用の車両情報取得装置18Aが設けられている。
【0031】
さらに、出場口15には、自動料金徴収が可能な車両固有の識別情報(車両識別情報B)を取得する車両識別情報取得手段を構成する自動料金徴収車用の車両情報取得装置18Bが設けられている。
【0032】
これらの車両情報取得装置18A,18Bも同様に、中央制御管理手段を構成する中央管理システム30と接続されており、一般車から取得した車両識別情報Aとして、例えば車両番号などと出場口到達時刻および自動料金徴収車から取得した自動料金徴収が可能な車両識別情報Bと出場口到達時刻などを記録できるようになっている。
【0033】
また、出口ゲート開閉装置16の近傍には、出場情報検出手段を構成する出場情報検出装置19が設けられて出口ゲート開閉装置16および中央管理システム30と接続されている。
【0034】
さらに、駐車場10内には、車両を駐車するスペースとなる駐車マス20が複数設けられる。
【0035】
そして、自動料金徴収が可能でない一般車用として、駐車マス20の近傍に少なくとも1台(図示例では2台)の駐車券発行手段を構成する駐車券発行機21が設置してあり、これら駐車券発行機21も中央管理システム30に接続されている。
【0036】
また、駐車場10の利用者出入口22の近傍などには、自動料金が徴収可能でない一般車用として事前に駐車料金を精算する事前精算手段を構成する事前精算機23が少なくとも1台(図示例では2台)設置してある。
【0037】
さらに、この駐車場管理装置には、一般車の車両識別情報A、自動料金徴収車の車両識別情報B、入場時刻、出場口到達時刻などの各時刻の記憶や処理、各装置の制御管理のため設けられた中央制御管理手段を構成する中央管理システム30と各装置である入場口側の車両情報取得装置14A,14B、出場口側の車両情報取得装置18A,18B、出場情報検出装置19、駐車券発行機21、事前精算機23とが有線、無線等所要の手段でデータ通信が可能となっている。
【0038】
中央制御管理手段を構成する中央管理システム30は、図2に示すように、中央管理システム情報部31、管理用プログラム32、情報記憶用プログラム33、演算装置34、記憶装置35、時計装置36、通信装置37などを具備している。
【0039】
そして、中央管理システム情報部31は、車両情報部S1‐1、駐車券情報部S1−2、一時記憶部38等を有している。
【0040】
また、管理用プログラム32には、所要の演算プログラム、シーケンスを実行するシーケンスプログラム、駐車の正規利用、不正利用の利用形態を判断する判断プログラム等の制御管理に必要な種々のプログラムが格納され、情報記憶用プログラム33には、駐車場の制御管理に必要な情報を記録するため種々のプログラムが格納されている。
【0041】
さらに、演算装置34では、所要の演算、シーケンスの実行、正規利用や不正利用の利用形態の判断、駐車料金の演算など駐車場の各機器の制御、管理などに必要な演算などが行われる。
記憶装置35は、駐車場の各機器の制御、管理などに必要な情報を一時的に記憶する。
時計装置36は、駐車場の管理に必要な時刻の計測に用いられる。
通信装置37は、駐車場の各機器の制御、管理などに必要な情報の伝達を行う。
【0042】
なお、出場口15付近に設置される管理人室には、駐車場10の各駐車マス20など全体を監視する監視カメラのモニターとビデオ装置が設けてあり、常時監視するとともに、画像を記録できるようになっている。
【0043】
次に、この駐車場管理装置の中央管理システム30の動作とともに、駐車場の管理方法を図3〜図6に示すフロー図および図7に示す情報の流れの説明図により具体的に説明する。
図3〜図6はこの発明の駐車場管理方法の一実施の形態にかかる管理方法のフロー図であり、図3は駐車場入場時を、図4は駐車場出場口到達時を、図5は主として自動料金徴収が可能でない一般車の場合の前半部分を、図6は主として自動料金徴収可能でない一般車の場合の後半部分をそれぞれ示すものである。
【0044】
この駐車場10では、入場しようとする車が入場口11の入口ゲートバー13の手前に停車すると、2つの車両情報取得装置14A,14Bが一般車の車両固有の車両識別情報Aあるいは、一般者の車両固有の車両識別情報Aおよび自動料金徴収が可能な車両の車両識別情報Bを取得する。
この駐車場管理方法では、車両識別情報として、公道を走る一般車全てに備えられている車両識別情報Aを入場する車両の全てから取得するとともに、自動料金徴収可能な車両からは、ETC車載器などのように、車両から無線で送信される車両識別情報Bを合わせて取得する。そして、これら車両識別情報A、Bの取得時刻を時計装置によって計測し、入場時刻として設定する。
【0045】
一般車の車両識別情報Aとしては、車両の物理的識別情報が用いられ、画像処理やレーザー光線の形状識別処理によって取得され、入場時刻が設定される。例えば車両番号が用いられ、車両情報取得装置14Aを撮影装置と画像処理装置とで構成し、撮影した画像を処理することで車両番号を取得するようにする。そして、この車両識別情報Aの取得時刻を時計装置によって計測し、入場時刻として設定する。
【0046】
なお、一般車の車両識別情報Aは、車両のナンバープレートから読み取る車両番号を用いるほか、高速道路の料金徴収に用いられているETC等の車載機から送信される識別情報、無線ICチップを備えたナンバープレートから送信される識別情報、車両に取り付けた無線ICチップを備えたタグから送信される識別情報、車両内の携帯電話から送信される識別情報等を用いるようにし、これらの車両から送信される識別情報を車両識別情報受信手段で受信することで取得するようにしても良い。
【0047】
一方、自動料金徴収可能な車両の車両識別情報Bは、例えば高速道路の料金徴収に用いられているETC等の車載機から送信される識別情報のように予め契約などによって自動料金徴収を行なうことが可能となっている無線で送信される識別情報が用いられる。
【0048】
この車両識別情報Bとしては、上記のETC車のほか、自動料金徴収を可能とした無線ICチップを備えたナンバープレートから送信される識別情報、車両に取り付けた無線ICチップを備えたタグから送信される識別情報、車両内の携帯電話から送信される識別情報等を用いるようにし、これらの車両から送信される識別情報を車両識別情報受信手段で受信することで取得するようにしても良い。
そして、この車両識別情報Bの取得時刻を時計装置によって計測し、入場時刻として設定する。
【0049】
こうして取得した全ての車両識別情報(車両識別情報Aあるいは車両識別情報AおよびB)を記録すると同時に、その取得時刻を入場時刻として設定して取得する。
【0050】
そして、取得した全ての車両情報と関連付けて入場時刻を記録する。これと同時に、入口ゲート開閉装置12に入場を許可する信号が送信され、入口ゲートバー13が開かれ、車の入場が可能となる。
【0051】
すなわち、こうして入場口11で車両識別情報と入場時刻が取得されると、中央管理システム30に送られ、中央管理システム情報部31の車両情報部S1−1に車両識別情報と入場時刻を関連付けて記録する。
【0052】
このとき、自動料金徴収可能な車両の車両識別情報Bを取得した場合には、自動料金徴収可能な車両の識別情報Bを用いた管理を行うことを車両情報部に記録する。
これにより、これ以降は、自動料金徴収車としての管理が行われる。
【0053】
一方、自動料金可能な車両識別情報Bを取得しない場合には、一般車の車両識別情報Aを用いた管理を行うことを車両情報部に記録する。
これにより、これ以降は、一般車としての管理が行われることになる。
【0054】
このようにして駐車場10の入場口11では、一般車も自動料金徴収可能な車両も区別することなく共通の入場口から入場が行われるが、利用者は入場のための操作や手続は何ら必要なく、入口ゲートバー13が開くまで入場口11に一旦停車し、入口ゲートバー13が開いて入場が許可された後入場するだけで良く、入場口11での混雑もなく円滑に入場することができる。
なお、入場の際に自動料金徴収車として管理する車両に対しては、必要に応じて、表示装置などによってその旨を運転者に知らせるようにする。
【0055】
こうして入場した車は、自動料金徴収が可能であるか否かに拘わらず所望の空いている駐車マス20に入庫される。
【0056】
この以降の駐車場の管理方法は、自動料金徴収車と一般車とで大きく異なる。
【0057】
まず、自動料金徴収車の場合には、所望の駐車マス20に駐車した利用者は、特に必要な操作や手続はなく、そのまま車を降り、駐車を継続すれば良い。
【0058】
一方、一般車の場合には、所望の駐車マス20に駐車した利用者は、この駐車マス20に隣接する駐車券発行機21の所に行き、駐車券の発行操作を行う。
すると、駐車券発行機21では、発行する駐車券に駐車券番号を書き込むとともに、この駐車券の発行時刻を設定し、利用者に駐車券を発行する。
【0059】
こうして駐車券を取得した利用者は、駐車場10の利用者出入口22から出て駐車状態が継続することになる。
なお、駐車券発行機21では、駐車券に駐車券番号を書き込むようにする場合に限らず、予め駐車券番号を付けてある駐車券の駐車券番号を読み込むようにしても良い。
また、駐車券に駐車券番号と駐車券発行時刻を書き込んで記録しておくようにしても良く、これにより、中央管理システム30の記憶容量を小さくしたり、中央管理システム30のバックアップとして利用することもできる。
【0060】
発行された駐車券を利用者が駐車券発行機21から抜き取ると、駐車券抜き取り信号を駐車券発行機21が検知し、中央管理システム30に駐車券番号と駐車券発行時刻を送信する。
すると、中央管理システム30では、駐車券情報部S1−2に駐車券番号と駐車券発行時刻を関連付けて記録する。
【0061】
このように一般車に対しても、駐車場10の入場口11で駐車券を発行せず、駐車マス20に入庫して駐車状態となった後、遅れて駐車券を発行することから、これにより、不正利用の形態のひとつとして、利用者が駐車マス20への入庫後時間をおいて駐車券の発行操作を行うことによる不正利用が生じる恐れがあり、特に駐車後出庫前に駐車券の発行操作を行う場合には、大部分の駐車料金の支払いを受けることができなくなってしまうことになる。
そこで、駐車場10への入場時刻と駐車券発行時刻との間の時間を入場後猶予時間として管理することで、後で説明するように、不正利用を防止、解消できるようにしている。
【0062】
所望の用事などを行って駐車場10に戻った利用者は、自動料金徴収車の場合、事前に行なう操作や手続はなく、駐車中の車に乗り駐車マス20から出庫して出場口15に向かう。
【0063】
一方、一般車の場合には、所望の用事などを行って駐車場10に戻った利用者は、駐車券により駐車料金の事前精算を行う。
この利用者が利用者出入口22付近などの駐車場10内に設置された事前精算機23に駐車券を投入すると、事前精算機23では、駐車券番号kを読み取る。
なお、駐車券に駐車券番号のほか駐車発行時刻が書き込まれている場合には、これらの情報も読み取るようにしても良い。
【0064】
駐車券番号を読み取った事前精算機23は、精算の要求がなされた時刻を精算時刻として設定し、一時記憶部に記憶するとともに、駐車券番号kも一時記憶部に記憶する。
【0065】
この後、事前精算機23では、中央管理システム情報部31の駐車券情報部S1−1を参照し、駐車券番号kに関連した駐車券発行時刻を検索して一時記憶部に記憶したのち、一時記憶部の精算時刻と駐車券発行時刻とに基づいて駐車料金を算出し、事前精算機23に表示される。
【0066】
こうして事前精算機23に駐車料金が表示された後、利用者による支払いが行われると、駐車料金の支払いが確認されたのち、事前精算機23では、少なくとも精算済みであることの情報である精算済み情報と精算時刻が一時記憶部に記憶され、中央管理システム30に駐車券番号、精算時刻、精算済み情報が送信され、駐車券が利用者に返却される。
すると、中央管理システム30では、中央管理システム情報部31の駐車券情報部S1−1の駐車券情報に、少なくとも精算時刻と精算済み情報を駐車券番号と関連付けて記録する。
なお、精算時刻と精算済み情報を駐車券に書き込むようにしても良く、これにより中央管理システム30の記憶容量を小さくしたり、バックアップとして利用することができ、信頼性を高めることができる。
【0067】
返却された駐車券を取得した利用者は、駐車マス20に戻り出庫する。
【0068】
出庫した利用者は、いずれの車両の場合も出場口15の出口ゲートバー17の手前に車を停車する。
【0069】
すると、入場口11の場合と同様に、2つの車両情報取得装置18A,18Bが一般車の車両固有の車両識別情報Aあるいは、一般者の車両固有の車両識別情報Aおよび自動料金徴収が可能な車両の車両識別情報Bを取得する。
この車両識別情報としては、公道を走る一般車全てに備えられている車両識別情報Aを車両の全てから取得するとともに、自動料金徴収可能な車両からは、ETC車載器などから送信される車両識別情報Bを合わせて取得する。そして、これら車両識別情報A、Bの取得時刻を時計装置によって計測し、出場口到達時刻として設定する。
【0070】
一般車の車両識別情報Aを取得する車両情報取得装置18Aの構成や自動料金徴収可能な車両の車両識別情報Bを取得する車両情報取得装置18Bの構成は、既に説明した入場口のものと同一のものであればいずれでも良く、ここでは重複する説明は省略する。
そして、取得した全ての車両識別情報(車両識別情報Aあるいは車両識別情報AおよびB)を記録すると同時に、その取得時刻を出場口到達時刻として設定して取得する。
【0071】
こうして出場口15で車両識別情報と出場口到達時刻が取得されると、中央管理システム30に送られ、中央管理システム情報部31の一時記憶部38に出場口到達時刻を記憶し、車両情報部S1−1の車両識別情報に関連付けられた情報を検索する。
そして、車両情報部S1−1の車両識別情報に関連付けて出場口到達時刻を記録する。これと同時に、この車両識別情報に関連した入場時刻を検索し、一時記憶部へ記憶する。
【0072】
こののち、車両識別情報Bの利用の有無が判断され、自動料金徴収車か、一般車か、が判断される。
【0073】
このとき、自動料金徴収可能な車両の車両識別情報Bを取得して車両識別情報Bの利用の有無が「有」になっている場合には、自動料金徴収可能な車両の識別情報Bを用いた管理が行われる。
すなわち、自動料金徴収車の場合には、入場時刻と出場口到達時刻から駐車料金を算出する。
そして、自動料金徴収車の車両識別情報Bによる自動料金精算処理を行い、必要に応じ、駐車料金などを表示する。
【0074】
こうして自動料金の精算処理が完了した後、出場が許可され、出口ゲート開閉装置16に出場を許可する信号が送信され、出口ゲートバー17が開かれ、車の出場が可能となる。
【0075】
このような自動料金徴収車の場合には、駐車料金の精算に不正が行われる余地がなく、不正判断をシステム上行う必要がない。
【0076】
なお、自動料金徴収車の場合にも、一般車の場合と同様に、入場口11から駐車マス20に入庫して駐車するまでの時間や駐車マス20から出庫して出場口15に到達するまでの時間を考慮し、駐車料金の算出を行うようにしても良い。
【0077】
一方、車両識別情報Aの利用の有無が「有」になっている一般車の場合には、出場口15に隣接した出場情報検出装置19に駐車券を投入する。
すると、出場情報検出装置19では、駐車券から駐車券番号kを読み込み、中央管理システム30に送信する。
この中央管理システム30では、送信された駐車券番号kに基づき、駐車券情報部S1−2の駐車券情報を検索し、少なくとも該当する駐車券発行時刻、精算時刻、精算済み情報を一時記憶部へ記憶する。
【0078】
この後、不正利用者であるか否かの判断が行われ、不正利用者でなければ、出口ゲートバー17が開かれて出場が許可され、不正利用者に対しては出場料金(駐車料金)の支払いを指示し、支払いが確認された後出場が許可される。
【0079】
そこで、不正利用の判断について、図8に示すフローにしたがって説明するが、その前に、この駐車場管理方法および装置では、不正利用として次の▲1▼〜▲3▼の3つの場合を想定している。
すなわち、駐車場での時間管理の概念を図9に示すように、既に説明した▲1▼入場後猶予時間を超過している場合(不正判断用規定時間1)、▲2▼事前精算機23での事前精算を済ませていない場合、さらに、事前精算した精算時刻から出場口到達時間までの時間が長い場合、例えば駐車券は受け取ったが、駐車場10を出る前に事前精算を行い、駐車状態としたまま駐車場を出た後、駐車場10に戻って出庫する場合が想定され、このような場合も駐車料金の大部分の支払いを受けることができなくなることから、精算時刻から出場口到達時間までの時間を精算後猶予時間とし、▲3▼精算後猶予時間を超過している場合(不正判断用規定時間2)を設定して管理するようにしている。
【0080】
そこで、出場時の不正判断は、まず、入場後猶予時間を超過しているかを判断し、超過している場合には、駐車券発行時刻から入場時刻に相当する時間の不正駐車料金2を算出する。
【0081】
入場後猶予時間を超過していない場合には、事前精算機23により駐車料金1の精算を済ませていないかを判断し、事前精算を済ませていない場合には、出場口到達時刻と駐車券発行時刻に相当する駐車料金3を算出する。
この場合には、精算後猶予時間を超過するという不正は起こり得ない(既に出場口に到達しているため)ので、不正駐車料金2と駐車料金3を足し合わせた出場料金2を算出する。そして、この出場料金2を表示し、支払いを指示する。
この出場料金2の支払いが確認された後、出場を許可する。
【0082】
一方、事前精算を済ませている場合には、精算後猶予時間を超過しているかを判断し、超過している場合には、出場口到達時刻から精算時刻に相当する不正駐車料金4を算出する。
【0083】
次に、精算後猶予時間を超過している場合も、超過していない場合のいずれの場合も、不正駐車料金2と不正駐車料金4を足し合わせて出場料金1を算出する。
そして、出場料金1が0円であるかを判断(不正がなければ、出場料金1は0円である)し、0円であれば出場を許可する。
出場料金1がある場合には、出場料金1を表示し、支払いを指示する。
そして、出場料金1の支払いを確認後、出場を許可する。
これにより、想定されるいずれの不正利用に対しても駐車料金を算出して支払いを指示し、これを受け取ることができる。
【0084】
こうして出場口15からの一般車の出場が行われるが、一般車であっても正規の利用者は、出場情報検出装置19に駐車券を投入するだけで精算の必要がなく、出場が許可されるのを待って出場すれば良く、出場口15が混雑することがなく、円滑に出場することができる。
これにより、自動料金徴収が可能な車両や一般の車両のいずれであっても同一の入場口から区別することなく入場させて駐車場を管理することができる。
【0085】
また、駐車券の発行を駐車場内で遅らせて行うことおよび遅れて発行した駐車券に基づいて事前精算を行うことによる不正を、出場口で判断することができ、不正利用者に対しては駐車料金の支払いを確認してから出場させることができ、駐車場側が不利益をこうむることを防止できる。
さらに、駐車券によって事前精算可能なため、利用者が車両番号を覚えておく必要もなく、簡単に事前精算を行なうことができる。
【0086】
なお、この駐車場管理方法および装置で駐車券を用いて行う一般車両の場合に、入場後猶予時間や精算後猶予時間をそれぞれ任意に設定するようにしても良く、例えば入場後猶予時間を長くすれば、商店やデパートなどの付設された駐車場などのように利用者のほとんどが駐車券を取らずに無料で利用できるようにすることができ、時間貸し駐車場として利用する利用者だけが駐車券の発行操作を行うことで、利用者へのサービス用の駐車場と時間貸しの駐車場との併用ができるようになり、また、精算後猶予時間を長くすることで、駐車場に隣接する道路の渋滞状況に対応できるなど、駐車場の様々な運営方法を採用することができる。
【0087】
次に、この発明の他の一実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。
【0088】
この実施の形態では、これまで説明した上記実施の形態の駐車マスへの入庫後駐車券を発行して事前精算や出場口での出場許可を求めるのに代え、駐車場を利用する利用者が所有する所有媒体を用い、この利用者の所有する所有媒体の固有の識別情報を利用して駐車券を発行することなく、駐車場を管理するようにしたものであり、既に説明した駐車場管理装置および方法との相違点を主に説明する。
【0089】
この利用者の所有する所有媒体としては、銀行等の金融機関から発行されるカード、クレジットカード、種々の会員カードなど何らかの固有の識別情報、例えば固有の番号などが記載され、あるいは記憶されているものであれば良く、所有媒体自体の内容を読み取ったり、内容を書き換えたりするものでなく、少なくとも番号などを利用できれば足りるものである。
なお、利用者が所有している所有媒体としては、上記のクレジットカードなどの会員カードのほか、JRで使われているスイカカード、ICチップなどを有するIC機能つき携帯電話、バーコード表示機能付き携帯電話、IC機能つき免許証などのカードの識別情報を利用するようにしても良い。
【0090】
駐車券の発行に代えて利用者の所有する所有媒体を用いるため、既に説明した駐車券発行機21や事前精算機23、出場情報検出装置19にそれぞれ所有媒体読み取り手段として所有媒体読み取り装置が設けられる。
また、中央管理システム30としては、既に説明した中央管理システム情報部31の駐車券情報部S1‐2に代えて所有媒体情報部が設けられる。
そして、この所有媒体情報部には、駐車券番号などに基づく駐車券情報に代えて所有媒体識別情報に基づき駐車券発行時刻に代わる所有媒体読み込み時刻などが記憶されるようになっている。
なお、他の構成は既に説明した駐車場管理装置の自動料金徴収車に対する構成および駐車券を用いる場合の構成と同一である。
【0091】
このように構成した駐車場管理装置および管理方法では、駐車場10への入場から入庫までは既に説明した駐車場10と同様のフローで管理され、入庫を完了した利用者は、駐車券発行機21の読み取り装置に、所有する所有媒体の固有の識別情報(所有媒体識別情報)、例えば、番号を読み取らせる。
すると、駐車券発行機21では、駐車券発行時刻に相当する読み込み時刻が設定されるとともに、所有媒体の識別情報が取得され、中央管理システム30に送信される。
中央管理システム30では、中央管理システム情報部31の所有媒体情報部に所有媒体識別情報と読み込み時刻が、既に説明したフローと同様に、記憶される。
【0092】
また、事前精算を行う場合には、事前精算機23に媒体の識別情報を読み込ませることで、精算時刻が設定されて、既に説明したフローと同様に、駐車券発行時刻に相当する読み込み時刻とこの精算時刻とで事前精算が行われて精算済み情報が取得される。
【0093】
さらに、出場口15では、既に説明した車両識別情報が取得されるとともに、出場口到達時刻が取得されるのに加え、出場情報検出装置19の読み取り装置に所有媒体が読み込まれると、所有媒体識別情報が読み取られ、中央管理システム30に送信される。
これにより、既に説明したフローと同様に、各時刻と精算済み情報などに基づいて不正判断が行われ、出場料金の精算を確認した後出場が許可される。
【0094】
このような駐車場管理装置および方法によれば、既に説明した実施の形態と同様の効果を奏するのに加え、駐車券を発行することなく、個人所有の所有媒体を用いて駐車場を管理することができ、利用者が駐車券を保管する必要もなく一層容易に駐車場を利用することができ、駐車場の管理者も駐車券の発行のための準備や駐車券の回収の必要もなく、管理が容易になる。
【0095】
なお、この所有者の所有する所有媒体などを用いる場合にもカード発行者の許可がある場合などには、所有媒体の読み取り時刻(駐車券発行時刻に相当)や精算済み情報などを所有媒体に書き込むようにしても良く、中央管理システム30の記憶容量を小さくしたり、バックアップとして利用することで信頼性を高めることができる。
【0096】
【発明の効果】
以上、実施の形態とともに詳細に説明したように、この発明の請求項1記載の駐車場管理方法によれば、自動料金徴収可能でない車両と自動料金徴収可能な識別情報を有する車両とを区別せずに入出場させて駐車場を管理するに際し、駐車場入出場時に、前記両方の車両の識別情報を取得可能とし、自動料金徴収可能な車両識別情報を取得したときには、自動料金徴収可能な車両としてその識別情報を記録し、前記いずれかの車両識別情報を取得した時刻を入場時刻または出場口到達時刻として取得し、前記自動料金徴収可能な車両に対しては、これら時刻に基づき駐車料金を求めて自動徴収するようにしたので、両方の車両識別情報を取得でき、しかも自動料金徴収可能な車両識別情報を取得した場合には、自動料金徴収可能として記録して管理することで、入場時刻と出場口到達時刻で駐車料金を求めて自動料金徴収を行なうことができる。
これにより、ETC(自動料金収受システム)車載器搭載などの車両のように、車両から無線で送信される識別コードによって自動料金徴収が可能な車両とそうでない一般車両とを区別することなく駐車場に入場させてETC車両などからの自動料金徴収ができ、駐車場の入出場口での混雑を解消することができる。
【0097】
また、この発明の請求項2記載の駐車場管理方法によれば、前記自動料金徴収可能でない車両に対しては、駐車マスへの入庫後に駐車券を発行すると同時に駐車券発行時刻を取得する一方、事前精算時に前記駐車券による駐車券発行時刻とこの精算時刻とから駐車料金を求めて精算し、精算時刻と精算済み情報とを取得し、駐車場出場時に前記各時刻と前記精算済み情報とに基づき駐車場の正規利用と不正利用との利用形態を判断して管理するようにしたので、入場口では、車両番号などの車両識別情報を検出するだけで駐車券の発行を必要とせずに混雑を解消でき、精算時には、車両番号の入力などを必要とせずに駐車券により精算ができ、出場口では、精算の必要がなく、駐車券の投入などによって出場させることで混雑を解消することができる。
そして、駐車券の発行を遅らせることや事前に精算することによる不正を、入場から駐車券発行までの時間や精算後出場までの時間で判断することで不正利用も容易に判断でき、これにより、不正発生も防止することができる。
【0098】
さらに、この発明の請求項3記載の駐車場管理方法によれば、前記自動料金徴収可能な車両の識別情報を車両から無線で送信される識別コードから取得して管理するようにしたので、高速道路での料金徴収の場合と同様に、駐車場での自動料金徴収を行うことができる。
【0099】
さらに、この発明の請求項4記載の駐車場管理方法によれば、前記自動料金徴収可能でない車両の識別情報を、車両の物理的識別情報から取得して管理するようにしたので、画像処理やレーザー光線の形状識別処理などによって簡単に車両識別情報を取得して駐車場を管理することができる。
【0100】
また、この発明の請求項5記載の駐車場管理方法によれば、前記自動料金徴収可能でない車両の識別情報を、車両から無線で送信される識別コードから取得して管理するようにしたので、高速道路の料金徴収に用いられているETC等の車載器、無線ICチップを備えたナンバープレート、車両に取り付けた無線ICチップを備えたタグ、車両内の携帯電話等、車両から送信される識別情報を受信することで簡単に識別情報を取得して駐車場を管理することができる。
【0101】
さらに、この発明の請求項6記載の駐車場管理方法によれば、前記不正利用を、前記入場時刻から前記駐車券発行時刻までの時間が予め定めた入場後猶予時間を超えていることで判断し、この時間の駐車料金の支払いを確認した後出場を許容するよう管理するので、駐車券の発行を遅らすことによる不正もシステム上防止して管理することができる。
【0102】
さらに、この発明の請求項7記載の駐車場管理方法によれば、前記不正利用を、前記事前精算が行われていない車両とし、前記駐車券発行時刻と前記出場口到達時刻とから駐車料金を算出し、支払いを確認後出場を許容するよう管理するので、事前精算を忘れたり、意図的に事前精算をしない場合でも料金の徴収などを簡単に行なうことができる。
【0103】
また、この発明の請求項8記載の駐車場管理方法によれば、前記駐車券に代え、利用者所有の識別情報を備えた所有媒体を用い、この所有媒体を読み込んで前記駐車券発行時刻に相当するその読み込み時刻を取得するとともに、事前精算時および駐車場出場時にこの所有媒体の識別情報を読み込んで前記精算および前記利用形態の判断を行って管理するようにしたので、利用者が所有しているカード、クレジットカードなどの会員カード、JRで使われているスイカカード、ICチップなどを有するIC機能つき携帯電話、IC機能つき免許証などの所有媒体の識別情報を読み取ることで、駐車券を発行することなく同様の管理ができ、利用者は駐車券を持ち歩くなどの管理の必要がなく、駐車場側は駐車券自体の供給・回収などを行う必要をなくすことができる。
【0104】
また、この発明の請求項9記載の駐車場管理装置によれば、自動料金徴収可能でない車両と自動料金徴収可能な識別情報を有する車両とを区別せずに入出場させて駐車場を管理する装置であって、駐車場入出場口にそれぞれ設けられ前記両方の車両の識別情報を取得可能かつ前記いずれかの車両識別情報を取得した時刻を入場時刻または出場口到達時刻として取得する車両情報取得手段と、自動料金徴収可能な車両識別情報を取得したときには、自動料金徴収可能な車両としてその識別情報を記録し前記自動料金徴収可能な車両に対してはこれら時刻に基づき駐車料金を求めて自動徴収するとともに管理する中央制御管理手段とを具備して構成したので、両方の車両識別情報を車両情報取得手段で取得でき、しかも自動料金徴収可能な車両識別情報を取得した場合には、中央制御管理手段に自動料金徴収可能として記録して管理することで、入場時刻と出場口到達時刻で駐車料金を求めて自動徴収することができる。
これにより、ETC(自動料金収受システム)車載器搭載などの車両のように、車両から無線で送信される識別コードによって自動料金徴収が可能な車両とそうでない一般車両とを区別することなく駐車場に入場させてETC車両などからの自動料金徴収ができ、駐車場の入出場口での混雑を解消することができる。
【0105】
さらに、この発明の請求項10記載の駐車場管理装置によれば、前記自動料金徴収可能でない車両に対しては、駐車マスへの入庫後に駐車券を発行するとともに、その発行時刻を駐車券発行時刻として取得する駐車券発行手段と、この駐車券により駐車料金を事前精算するとともに、その精算時刻および精算済み情報を取得する事前精算手段と、駐車場の出場口に設けられ前記駐車券が投入され出場情報を検出する出場情報検出手段とを備え、前記中央制御管理手段で、これら各手段から取得した各時刻および各情報を記録するとともに、これら各時刻および各情報に基づき駐車場の正規利用と不正利用との利用形態を判断して管理するようにしたので、入場口では、車両番号などの車両識別情報を車両情報取得手段で検出するだけで駐車券の発行を必要とせずに混雑を解消でき、精算時には、車両番号の入力などを必要とせずに入庫後駐車券発行手段で発行した駐車券により精算ができ、出場口では、精算の必要がなく、出場情報検出手段に駐車券を投入することなどによって出場させることで混雑を解消することができる。
そして、中央制御管理手段によって駐車券の発行を遅らせることや事前に精算することによる不正を、入場から駐車券発行までの時間や精算後出場までの時間で判断することで不正利用も容易に判断でき、これにより、不正発生もシステム上防止することができる。
【0106】
また、この発明の請求項11記載の駐車場管理装置によれば、前記自動料金徴収可能な車両の識別情報を取得する前記車両識別情報取得手段を、車両から無線で送信される識別情報を受信する車両識別情報受信手段で構成したので、この車両識別情報受信手段で受信した識別情報によって高速道路での料金徴収の場合と同様に、駐車場での自動料金徴収ができる。
【0107】
さらに、この発明の請求項12記載の駐車場管理装置によれば、前記自動料金徴収可能でない車両の識別情報を取得する前記車両識別情報取得手段を、車両から無線で送信される識別情報を受信する車両識別情報受信手段で構成したので、高速道路の料金徴収に用いられているETC等の車載機、無線ICチップを備えたナンバープレート、車両に取り付けた無線ICチップを備えたタグ、車両内の携帯電話等、車両から送信される識別情報を、車両識別情報受信手段で受信することで簡単に識別情報を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の駐車場管理装置および方法の一実施の形態にかかる概略構成図である。
【図2】この発明の駐車場管理装置および方法の一実施の形態にかかる中央管理システムの概略構成図である。
【図3】この発明の駐車場管理方法の一実施の形態にかかる管理方法の駐車場入場時のフロー図である。
【図4】この発明の駐車場管理方法の一実施の形態にかかる管理方法の駐車場出場口到達時のフロー図である。
【図5】この発明の駐車場管理方法の一実施の形態にかかる管理方法の主として自動料金徴収が可能でない一般車の場合の前半部分のフロー図である。
【図6】この発明の駐車場管理方法の一実施の形態にかかる管理方法の主として自動料金徴収が可能でない一般車の場合の後半部分のフロー図である。
【図7】この発明の駐車場管理装置および方法の一実施の形態にかかる中央管理システムでの駐車場の管理の情報の流れの説明図である。
【図8】この発明の駐車場管理装置および方法の一実施の形態にかかる駐車場の不正利用の判断のフロー図である。
【図9】この発明の駐車場管理装置および方法の一実施の形態にかかる管理に用いる種々の時間の説明図である。
【符号の説明】
10 駐車場
11 入場口
12 入口ゲート開閉装置
13 入口ゲートバー
14A 車両情報取得装置(一般車用)
14B 車両情報取得装置(自動料金徴収車用)
15 出場口
16 出口ゲート開閉装置
17 出口ゲートバー
18A 車両情報取得装置(一般車用)
18B 車両情報取得装置(自動料金徴収車用)
19 出場情報検出装置
20 駐車マス
21 駐車券発行機
22 利用者出入口
23 事前精算機
30 中央管理システム
31 中央管理システム情報部
32 管理用プログラム
33 情報記憶用プログラム
34 演算装置
35 記憶装置
36 時計装置
37 通信装置
38 一時記憶部
S1‐1 車両情報部
S1−2 駐車券情報部

Claims (12)

  1. 自動料金徴収可能でない車両と自動料金徴収可能な識別情報を有する車両とを区別せずに入出場させて駐車場を管理するに際し、
    駐車場入出場時に、前記両方の車両の識別情報を取得可能とし、自動料金徴収可能な車両識別情報を取得したときには、自動料金徴収可能な車両としてその識別情報を記録し、前記いずれかの車両識別情報を取得した時刻を入場時刻または出場口到達時刻として取得し、前記自動料金徴収可能な車両に対しては、これら時刻に基づき駐車料金を求めて自動徴収するようにしたことを特徴とする駐車場管理方法。
  2. 前記自動料金徴収可能でない車両に対しては、駐車マスへの入庫後に駐車券を発行すると同時に駐車券発行時刻を取得する一方、事前精算時に前記駐車券による駐車券発行時刻とこの精算時刻とから駐車料金を求めて精算し、精算時刻と精算済み情報とを取得し、駐車場出場時に前記各時刻と前記精算済み情報とに基づき駐車場の正規利用と不正利用との利用形態を判断して管理することを特徴とする請求項1記載の駐車場管理方法。
  3. 前記自動料金徴収可能な車両の識別情報を車両から無線で送信される識別コードから取得して管理することを特徴とする請求項1または2記載の駐車場管理方法。
  4. 前記自動料金徴収可能でない車両の識別情報を、車両の物理的識別情報から取得して管理することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の駐車場管理方法。
  5. 前記自動料金徴収可能でない車両の識別情報を、車両から無線で送信される識別コードから取得して管理することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の駐車場管理方法。
  6. 前記不正利用を、前記入場時刻から前記駐車券発行時刻までの時間が予め定めた入場後猶予時間を超えていることで判断し、この時間の駐車料金の支払いを確認した後出場を許容するよう管理することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の駐車場管理方法。
  7. 前記不正利用を、前記事前精算が行われていない車両とし、前記駐車券発行時刻と前記出場口到達時刻とから駐車料金を算出し、支払いを確認後出場を許容するよう管理することを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の駐車場管理方法。
  8. 前記駐車券に代え、利用者所有の識別情報を備えた所有媒体を用い、この所有媒体を読み込んで前記駐車券発行時刻に相当するその読み込み時刻を取得するとともに、事前精算時および駐車場出場時にこの所有媒体の識別情報を読み込んで前記精算および前記利用形態の判断を行って管理することを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の駐車場管理方法。
  9. 自動料金徴収可能でない車両と自動料金徴収可能な識別情報を有する車両とを区別せずに入出場させて駐車場を管理する装置であって、
    駐車場入出場口にそれぞれ設けられ前記両方の車両の識別情報を取得可能かつ前記いずれかの車両識別情報を取得した時刻を入場時刻または出場口到達時刻として取得する車両情報取得手段と、自動料金徴収可能な車両識別情報を取得したときには、自動料金徴収可能な車両としてその識別情報を記録し前記自動料金徴収可能な車両に対してはこれら時刻に基づき駐車料金を求めて自動徴収するとともに管理する中央制御管理手段とを具備することを特徴とする駐車場管理装置。
  10. 前記自動料金徴収可能でない車両に対しては、駐車マスへの入庫後に駐車券を発行するとともに、その発行時刻を駐車券発行時刻として取得する駐車券発行手段と、この駐車券により駐車料金を事前精算するとともに、その精算時刻および精算済み情報を取得する事前精算手段と、駐車場の出場口に設けられ前記駐車券が投入され出場情報を検出する出場情報検出手段とを備え、前記中央制御管理手段で、これら各手段から取得した各時刻および各情報を記録するとともに、これら各時刻および各情報に基づき駐車場の正規利用と不正利用との利用形態を判断して管理することを特徴とする請求項9記載の駐車場管理装置。
  11. 前記自動料金徴収可能な車両の識別情報を取得する前記車両識別情報取得手段を、車両から無線で送信される識別情報を受信する車両識別情報受信手段で構成したことを特徴とする請求項9または10記載の駐車場管理装置。
  12. 前記自動料金徴収可能でない車両の識別情報を取得する前記車両識別情報取得手段を、車両から無線で送信される識別情報を受信する車両識別情報受信手段で構成したことを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の駐車場管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112990193A (zh) * 2021-02-07 2021-06-18 中国银行股份有限公司苏州分行 一种基于vin码无感知识别的车辆管理方法及系统

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