JP3867826B2 - 把持装置 - Google Patents

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久典 永津
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明俊 福田
勝行 西井
邦弘 神下
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下方の把持位置でワークの把持又は解放を行い、上方の搬送位置へ上昇した状態で搬出位置及び搬入位置間を搬送させられる把持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工場の製造工程においてワークを保管場所からラインサイドへ移動させる把持装置では、ワークの把持・解放・搬送のための昇降動作、上昇状態での搬送動作及び下降位置でのワークを把持する指部の開閉動作を要するのが通常である。したがって、これらの3種の搬送駆動・昇降駆動・開閉駆動に対してそれぞれ専用のアクチュエータが必要である。また、例えば自動車の製造工程で、ヘッドランプとターンシグナルランプが隣接した別々のラックに補給され、それぞれラインサイドの別々の作業領域に搬入する場合、単なる直線的な往復動でないために、それぞれ専用の搬送装置に把持装置を設けるか或は複数個所に順に移動するようにプログラムされたロボットが必要になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような点に鑑みて、ワーク把持及び解放並びに上昇搬送の動作、所謂ピック・アンド・プレース動作を行わせるアクチュエータを簡単に構成し得る把持装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この目的を達成するために、請求項1により、下方の把持位置でワークの把持又は解放を行い、上方の搬送位置へ上昇した状態で搬出位置及び搬入位置間を搬送させられる把持装置において、垂直方向へシリンダロッド(1b)を進退駆動するシリンダ(1)のシリンダ本体(1a)の外周面に、把持装置本体(10a)を昇降可能にガイドさせると共に、シリンダロッド(1b)の先端部に、把持装置本体(10a)のフレーム(11)で包囲された内部空間に侵入してフレーム上部(11c)を上面に載置させる駆動ブロック(7)を取り付け、把持装置本体(10a)が、内部空間にシリンダロッド(1b)と同軸状にフレーム下部(11a)に立設されたガイドロッド(14)に昇降可能にガイドされると共に、上方へばね(12a)で付勢されたスライダ(12)と、このスライダに一方の端部が枢着されたリンク(21)及びその他方の端部に上端部が枢着され、途中位置がフレーム下部(11a)に枢着されたリンク(22)を備えることにより、スライダ(12)の下降によりワークを把持する閉鎖方向へ回動させられる指部(20)と、下降した把持装置本体(10a)を把持位置に拘束するストッパ(5a、6a)と、把持装置本体(10a)がストッパ(5a、6a)で拘束された状態で、さらに前進する駆動ブロック(7)で押圧されたスライダ(12)を指閉鎖位置に係止する係止位置及びその外方の係脱位置間で回動可能で、かつばね(13b)で係止位置へ向けて付勢され、また係脱位置にばね力に抗してアクチュエータ(13s)で回動させられるスライダ用係止爪(13)とを備え、このスライダ用係止爪は、把持装置本体(10a)がストッパ(5a、6a)で拘束された時点において、搬出位置では係止位置を占め、搬入位置では係脱位置を占めることを特徴とする。
【0005】
搬出位置では、下降した把持装置本体(10a)がストッパ(5a、6a)により把持位置に拘束された状態で、さらにシリンダロッド(16)が前進することにより、駆動ブロック(7)がフレーム上部(11c)から離反してスライダ(12)を下方へ押圧する。これにより、指部(20)がワークを把持するように閉鎖方向へ回動させられ、スライダ(12)はスライダ用係止爪(13)により指閉鎖位置に係止される。把持装置本体(10a)は搬送位置へ上昇した状態で搬入位置に搬送される。搬入位置では、下降した把持装置本体(10a)が把持位置に拘束された状態で、スライドダ用係止爪(13)は係脱位置を占めることにより、スライダ(12)がそのばね力で上昇することにより指部(20)を開放させる。
【0006】
請求項2により、指部(20)が120°間隔の3本の指で構成されると共に、この各指が、スライダ(12)に一方の端部が枢着された第1のリンク(21)と、その他方の端部に上端部が枢着され、かつ途中位置で内方へ食込むくの字形に形成されて、途中位置でフレーム下部(11a)に枢着された第2のリンク(22)と、その下端部に上端部が枢着された第3のリンク(23)と、その下端部に上端部が枢着された第4のリンク(24)とを備え、第2及び第3のリンク(22、23)間の枢着部分には、第3のリンク(23)を閉鎖方向へ付勢する関節ばね(22b)と、第3のリンク(23)を下方へ延びつつ外方へ向かう位置に拘束するストッパ(23a)とを設け、第3及び第4のリンク(23、24)間の枢着部分には、第4のリンク(24)を閉鎖方向へ付勢する関節ばね(24b)と、第4のリンク(24)を下方へ延びつつ内方へ向かう位置に拘束するストッパ(24c)とを設けることにより、多段リンクの指部が、開閉駆動専用のアクチュエータ無しで実現される。請求項3により、シリンダ本体(1a)が、経路切換機構(40)を備えて分岐しているレール(30)に沿って搬送されるようにガイドされると共に、基端部が水平面で回動可能に支持された搬送用アクチュエータ(2)により進退駆動されることにより、アクチュエータは単に進退駆動を行うだけでシリンダ本体は分岐しているレールに沿って搬送させられ、経路切換機構により分岐方向が切換えられる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1乃至図8を基に本発明の実施の形態の一例による把持装置を説明する。この把持装置10は、図1及び図3に示すように、ワーク把持及び昇降用アクチュエータとしてエアシリンダ1を備え、そのシリンダ本体1aが、搬送装置9のエアシリンダ2のシリンダロッド2bの先端部に支持され、またシリンダ本体1aの上面に突設されたガイドピン4がレール30のガイド溝31に侵入している。さらに、搬送装置9の水平のシリンダ本体2aの基端部が支軸9bにより基部9aに水平面で回動自在に支持されていることにより、把持装置10はシリンダロッド2bの回動を伴った進退駆動により非直線のレール30に沿って搬送されるようになっている。
【0008】
把持装置本体10aは、シリンダ本体1aの外周面に取付けられたガイド部5に上下方向へスライド可能にガイドされた両側のスライダロッド6の下端部に取り付けられ、中心部をシリンダロッド1bがスライド可能に貫通し、かつその先端部に取付けられた駆動ブロック7の上面に載置される円板状のフレーム上部11cと、その裏側に下設された複数個の支柱状の周辺フレーム11bと、その下端部に取付けられた円形状のフレーム下部11aとを有するフレーム11の内部空間11dに次に説明するように構成されている。
【0009】
即ち、フレーム下部11aの中心部にはシリンダロッド1bに同軸状にガイドロッド14が突設され、スライダ12が昇降可能にガイドされている。このスライダは上方へばね12aで付勢され、駆動ブロック7の下面で下方へ押圧されるようになっている。スライダ12には、周辺フレーム11bにピン13aで枢支され、ばね13bにより内方の係止位置へ付勢された係止爪13が付属し、スライダ12を後述する指部20が閉鎖させられる下方の指閉鎖位置に拘束するようになっている。さらに、駆動ブロック7には、周辺フレーム11bにピン15aで枢支され、ばね15bによる付勢で駆動ブロック7の拘束を解除する外方の解放位置へ回動しているストッパ爪15が付属している。係止爪13は、スプール付のエアスイッチ13sで駆動されることにより、拘束を解除する外方の係脱位置に内方へのばね力に抗して回動する。ストッパ爪15は、スプール付のエアスイッチ15sにより駆動されて駆動ブロック7の下降を拘束する内方の拘束位置へ回動する。ストッパ爪15は係止爪13から順に120°づつずれて2個配置されている。
【0010】
スライダ12には、図4に示すように、120°間隔で放射方向に形成されたリンク枢着用リブ12b及び係止爪13で係止されるように半径方向へ突出したリブ12cが形成されると共に、その裏側からフレーム下部11aの下方に向けて、ワークを把持する指部20が設けられている。即ち、この指部は、一方の端部がリブ12bにピン結合したリンク21、その他方の端部に上端部がピン結合し、途中位置の曲部でフレーム下部11aにピン29で枢着されてフレーム下部11aの隙間を通って下方へ延びたくの字形のリンク22、その下端部に上端部がピン結合したリンク23及びその下端部に上端部がピン結合したリンク24で構成される120°間隔の3本の指を備えている。図5に示すように、リンク22及びリンク23間のピン22aによる枢着部分には、リンク23を把持方向、即ち閉鎖方向へ付勢する関節ばね22bが装着され、さらリンク23の上端部にはこのリンクが下方へ延びつつ外方へ向かう図1、2に示す角度に拘束されるようにストッパ片23aが形成されている。同様に、リンク23及びリンク24間のピン24aによる枢着部分にもリンク24を閉鎖方向へ付勢する関節ばね24b及びこのリンクが下方へ延びつつ内方へ向かう角度に拘束するストッパ片24cが設けられている。くの字形のリンク22により充分な開閉角度が確保され、また想定されるワークの形状或は重量を勘案して強さが調整された関節ばね22b、24bにより、ワークの大きさの変化に柔軟に対応できる。
【0011】
レール30は、図6に示すように、把持装置10を2個所の搬出位置A1、A2及び2個所の搬入位置B1、B2間で搬送するために、単線のレール30cから転轍機構、即ち経路切換機構40が配置された分岐部32、33でレール30a、30bに分岐している。
【0012】
この経路切換機構は、分岐部32について図7に示すように、両側のレール30a、30b間の分岐領域35に設けられたブラケット49に突設され、かつその分岐角度の2等分線D上に位置する垂直方向の支軸45と、この支軸に底辺部分の頂角2等分線Da上で回動自在に支持され、かついずれか一方のレール30a又は30bを横断するように両側のストッパ46まで回動する二等辺三角形状の分岐駒41と、中間位置が支軸45に回動自在に支持され、かつ両側の先端部42a、42bが回動によりレール30a又は30bのガイド溝31へ選択的に突出することにより、レール30cから侵入するガイドピン4で駆動される菱形状のチェックレバー42と、ブラケット49における2等分線D上の支軸45よりも分岐側へ突設されたピン43に一端が取り付けられ、他端がチェックレバー42における両側の先端部42a、42b間の2等分線Db上の支軸45に対して非分岐側に突設されたピン43aに固定された引張りばね44と、ピン43aに一端が固定され、他端が分岐駒41における頂角2等分線Da上のさらに非分岐側に突設されたピン43bに固定された引張りばね44aとを備えている。
【0013】
分岐駒41の下面、チェックレバー42の上面及びこれらの間には、ナイロンワッシャが介在することにより、分岐駒41及びチェックレバー42がスムーズに支軸45を中心に互いに独立に水平面で回動し得るようになっている。分岐駒41の回動にチェックレバー42が連動しないように、引張りばね44の引張り力は引張りばね44aよりも強く設定されている。
【0014】
図7に示す状態でガイドピン4が分岐駒41の辺部41aに沿って搬出位置A1側のレール30aへ移動してくると、そのガイド溝31へ突出し、かつ他方のレール30bに沿ったチェックレバー42の先端部42aが駆動される。その際、チェックレバー42は、2等分線D上でピン43、支軸45及びピン43aが一直線上に揃った位置を越えると、トグル作用によりブラケット49に拘束されるまで引張りばね44により搬出位置A1側へ回動させられ、反対側のレール30bのガイド溝31へ先端部42bが突出する。同時に、分岐駒41は引張りばね44aで引張られてレール30aを横断してその閉鎖位置に回動する(図6の最上段及び図8参照)。ガイドピン4が戻ってくると、分岐駒41を回動させつつ通過し、通過後に引張りばね44aによりレール30a側に復帰する。この状態で、ガイドピン4が再度この分岐部分に侵入してくると、レール30aのストッパ46で拘束された分岐駒41の辺部41bに沿ってレール30bへガイドされ、チェックレバー42が駆動される。つまり、経路切換機構40はガイドピン4が通過するごとに分岐方向を切換える。
【0015】
シリンダ本体1aには、図1に示すように、把持装置10の搬送位置となるシリンダロッド1aの後退位置を検知する位置センサS1及び把持位置となる前進位置を検知する位置センサS2が設けられている。一方、シリンダ本体2aには、把持装置10を搬出位置A1、A2へ移動させるためのシリンダロッド2aの前進位置を検知する位置センサS3及び搬入位置へ後退させるための位置センサS4が設けられている。さらに、これらの位置センサ及び付属のタイマ等により、搬送装置9の搬送動作、把持装置10の昇降動作、係止爪13に付属のエアスイッチ13s及びストッパ爪15に付属のエアスイッチ15s等を順に制御するシーケンス制御回路が付属している。
【0016】
即ち、シリンダロッド2bの前進により搬出位置が位置センサS3で検知されと、シリンダロッド1bが前進を開始する。これにより、把持装置本体10aがスライダロッド6の上端部にねじ込まれたナット6aをガイド部5の上面であるストッパ5aで拘束させる把持位置に達すると、シリンダロッド1bは位置センサS2の検知信号に応答してさらに例えば20mm程度下降して駆動ブロック7をフレーム上部11cから離反させて所定のタイマ時間後に上昇する。ナット6aが位置センサS1に向けて上昇して搬送位置が検知されると、把持装置本体10aはシリンダロッド2bの後退により搬入位置へ移動させられ、位置センサS4の検知信号に応答して把持装置10は再度下降する。位置センサS2が把持位置を検知すると、位置センサS1がシリンダロッド1bの上昇を検知する間エアスイッチ13sを作動させてスライダ12の拘束を解除するように係止爪13を係脱位置に回動させ、同時にエアスイッチ15sを作動させて駆動ブロック7を拘束するようにストッパ爪15を拘束位置に回動させる。
【0017】
このように構成された把持装置10の動作を図6において搬出位置A1からワークを搬入位置B1に搬送し、次いで搬出位置A2から搬入位置B2にワークを搬送する場合について説明する。搬出位置A1で把持装置本体10aが把持位置に下降し、さらに駆動ブロック7がフレーム上部11cから離反してスライダ12をばね力に抗して下方へ駆動して停止する。この過程で、連動するリンク21がリンク22の上端部を外方へ駆動することにより、リンク23、24が閉鎖方向へ駆動され、指部20がばね弾性を伴ってワークを把持する。また、係止爪13がスライダ12の下降に従動して、スライダ12をこの指閉鎖位置に拘束する(図1参照)。
【0018】
把持に要するタイマ時間を経過した後に、シリンダロッド1bが上昇し、途中で把持装置本体10aを駆動ブロック7に載置させて搬送位置まで上昇する。続いて、シリンダロッド2bが所定の後退位置まで後退する過程で、把持装置10はそのガイドピン4がガイド溝31に沿ってガイドされることにより、非直線のレール30aを移動し、分岐部32、33の経路切換機構40の図示の切換動作位置に応じて前述の動作原理によりレール30cを経由して搬入位置B1へ移動する。
【0019】
把持装置本体10aが解放位置ともなる把持位置まで下降した時点で係止爪13が作動してスライダ12の拘束を解除し、指部20を開放させ、把持していたワークを解放する。この時点で、シリンダロッド1bはさらに下降しようとするが、ストッパ爪15が駆動ブロック7の拘束位置へ回動してスライダ12の駆動を回避させる(図2参照)。尚、この図2では、駆動ブロック7はストッパ爪15による拘束に続いて搬送位置に上昇した状態を示す。これにより、ワーク解放状態で、駆動ブロック7がスライダ12を押圧することによる指部20の不要な動きを回避できる。
【0020】
把持装置本体10aが搬送位置まで上昇した時点で係止爪13及びストッパ爪15は復帰作動を行う。続いて、シリンダロッド2bが所定の前進位置まで前進する過程で、把持装置10は分岐部32、33の経路切換機構40の図示の切換動作位置に応じて前述の動作原理により搬出位置A2へ移動する。前述と同様な動作に従い、別種のワークを把持して搬出し、搬入位置B2へ搬入して解放する。
【0021】
尚、別の実施の形態として、前述のストッパ爪を廃止して、位置センサS4により搬入位置が検知された際には把持装置本体が把持位置のストッパへ到達した時点で直ちにシリンダロッドの下降を停止させるように把持装置用エアシリンダを制御することもできる。搬送用のアクチュエータとしては前述のエアシリンダに依らず、油圧シリンダ、他の直動アクチュエータ等を用いることもできる。また、把持装置を搬送装置に直接支持させることなく、ローラを介してレールに載置することにより搬送装置は把持装置を進退駆動するだけに構成することもできる。経路切換機構は、前述のアクチュエータ無しの方式に依ることなく、場合によってはアクチュエータを用いてシーケンス制御するように構成することもできる。指部は、場合によりリンク数を減らした簡単な構成とすることもできる。
【0022】
さらに、本発明を搬出及び搬入の位置関係を含めて典型的な実施の形態を基に説明したが、実際の製造ラインに応じて把持装置が直線状に往復搬送されたり、或は任意の1個もしくは3個以上の分岐部を備えた経路を搬送される場合にも適用される。その際、搬送用のアクチュエータの進退ストロークも3個以上の位置センサを設けて、進退ストロークもシーケンス制御により可変にすることも可能である。
【0023】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、1個のシリンダで把持装置の搬送のための昇降動作及びワークの把持・解放動作を行わせることができ、指部を開閉駆動するための専用のアクチュエータが廃止可能になる。請求項2の発明によれば、3個の関節部を有する指が円周位置に配列された3本で構成され、さらにばね及び指方向の変化で柔軟性を与えられた指部をその開閉駆動専用のアクチュエータ無しで作動させ得る。
【0024】
請求項3の発明によれば、1個の進退駆動を行うアクチュエータで分岐しているレールに沿って把持装置を搬送できるようになり、その際請求項4の発明によれば、アクチュエータ無しの簡単な構成で経路の切換を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態による把持装置の要部縦断図である。
【図2】 同把持装置の動作を説明する要部縦断図である。
【図3】 同把持装置の搬送装置を含めた概略構成を示す側面図である。
【図4】 同把持装置のスライダを説明するもので、同図Aは側面図、同図Bは底面図である。
【図5】 同把持装置の指部の枢着部分を示す側面図である。
【図6】 同把持装置のレールの配列及びその経路切換機構の動作シーケンスを示す平面図である。
【図7】 同レールに付属する経路切換機構を示すもので、同図Aは平面図、同図Bは縦断図である。
【図8】 同経路切換機構の動作を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 エアシリンダ
1a シリンダ本体
1b シリンダロッド
2 エアシリンダ
2a シリンダ本体
2b シリンダロッド
4 ガイドピン
5a ストッパ
7 駆動ブロック
9 搬送装置
9b 支軸
10 把持装置
10a 把持装置本体
11c フレーム上部
11d フレームの内部空間
12 スライダ
13 係止爪
14 ガイドロッド
15 ストッパ爪
20 指部
21〜24 リンク
30、30a、30b、30c レール
31 ガイド溝
32、33 分岐部
40 経路切換機構
41 分岐駒
42 チェックレバー
44、44a 引張りばね
A1、A2 搬出位置
B1、B2 搬入位置
S1〜S4 位置センサ

Claims (4)

  1. 下方の把持位置でワークの把持又は解放を行い、上方の搬送位置へ上昇した状態で搬出位置及び搬入位置間を搬送させられる把持装置において、
    垂直方向へシリンダロッドを進退駆動するシリンダのシリンダ本体の外周面に、把持装置本体を昇降可能にガイドさせると共に、前記シリンダロッドの先端部に、前記把持装置本体のフレームで包囲された内部空間に侵入して前記フレーム上部を上面に載置させる駆動ブロックを取り付け、
    前記把持装置本体が、前記シリンダロッドと同軸状に前記フレーム下部に立設されたガイドロッドに前記内部空間で昇降可能にガイドされ、かつ上方へばねで付勢されたスライダと、このスライダに一方の端部が枢着されたリンク及びその他方の端部に上端部が枢着され、途中位置が前記フレーム下部に枢着されたリンクを備えることにより、前記スライダの下降によりワークを把持する閉鎖方向へ回動させられる指部と、下降した前記把持装置本体を把持位置に拘束するストッパと、前記把持装置本体が前記ストッパで拘束された状態で、さらに前進する前記駆動ブロックで押圧された前記スライダを指閉鎖位置に係止する係止位置及びその外方の係脱位置間で回動可能で、かつばねで前記係止位置へ向けて付勢され、また前記係脱位置に前記ばね力に抗してアクチュエータで回動させられるスライダ用係止爪とを備え、
    このスライダ用係止爪は、前記把持装置本体が前記ストッパで拘束された時点において、搬出位置では前記係止位置を占め、搬入位置では前記係脱位置を占めることを特徴とする把持装置。
  2. 指部が120°間隔の3本の指で構成されると共に、この各指がスライダに一方の端部が枢着された第1のリンクと、その他方の端部に上端部が枢着され、かつ途中位置で内方へ食込むくの字形に形成されて、前記途中位置でフレーム下部に枢着された第2のリンクと、その下端部に上端部が枢着された第3のリンクと、その下端部に上端部が枢着された第4のリンクとを備え、
    前記第2及び前記第3のリンク間の枢着部分には、前記第3のリンクを閉鎖方向へ付勢する関節ばねと、前記第3のリンクを下方へ延びつつ外方へ向かう位置に拘束するストッパとを設け、
    前記第3及び前記第4のリンク間の枢着部分には、前記第4のリンクを閉鎖方向へ付勢する関節ばねと、前記第4のリンクを下方へ延びつつ内方へ向かう位置に拘束するストッパとを設けたことを特徴とする請求項1の把持装置。
  3. シリンダ本体が、経路切換機構を備えて分岐しているレールに沿って搬送されるようにガイドされると共に、基端部が水平面で回動可能に支持された搬送用アクチュエータにより進退駆動されることを特徴とする請求項1の把持装置。
  4. シリンダ本体に、第1のレールから第2及び第3のレールに分岐するレールのガイド溝に挿入されてガイドされるガイドピンを設け、
    前記レールの分岐部に配置される経路切換機構が、前記第2及び前記第3のレール間におけるその2等分線上の固定位置に配置された支軸と、この支軸に底辺部分の頂角2等分線上で回動自在に支持された2等辺三角形状の分岐駒と、中間位置が前記支軸に回動自在に支持され、かつ両側の先端部が回動により前記第2及び前記第3のレールへ選択的に突出することにより、前記第1のレールから侵入する前記ガイドピンで駆動されるチェックレバーと、一端が前記2等分線上の前記支軸に対して分岐側の固定位置に固定され、他端が前記チェックレバーにおける両側の前記先端部間の2等分線上の前記支軸に対して非分岐側へ固定された第1の引張りばねと、この第1の引張りばねの前記他端が固定された位置に一端が固定され、他端が前記分岐駒における前記頂角2等分線上のさらに非分岐側へ固定されると共に、引張力が前記引張りばねよりも弱い第2の引張りばねとを備え、
    前記チェックレバーの一方の前記先端部が前記第2のレールに突出し、前記分岐駒の一方の辺部が前記第2のレールに沿った位置を占め、かつ前記第1のレールからの前記ガイドピン侵入に対して前記第3のレールを閉鎖した第1の切換動作位置と、前記チェックレバーの他方の前記先端部が前記第3のレールに突出し、他方の辺部が前記第3のレールに沿った位置を占め、かつ前記第2のレールを閉鎖した第2の切換動作位置とが、突出した前記先端部が前記第1のレールから侵入する前記ガイドピンで駆動されるごとに、前記第1の引張りばねの引張り力により前記チェックレバーが回動し、この回動により前記第2の引張りばねの引張り力により前記分岐駒が回動することにより交互に切換えられ、
    前記第1及び前記第2の切換動作位置において前記第2又は前記第3のレールから前記第1のレールへ前記ガイドピンが侵入すると、前記分岐駒が前記ガイドピンで駆動されて開放した後に前記第2の引張りばねの引張り力で前記第2又は前記第3のレールを閉鎖する位置に復帰することを特徴とする請求項3の把持装置。
JP02202299A 1999-01-29 1999-01-29 把持装置 Expired - Fee Related JP3867826B2 (ja)

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