JP3867173B2 - フィルタケーシング - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、交換型フィルタが着脱自在に取り付けられるフィルタケーシングであって、既設のフィルタ取付枠にそのまま適用できるようにしたフィルタケーシングに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図12に示すように、フィルタ1は運搬中や交換時の振動から当該フィルタ1を保護することを目的としてフィルタ枠2と接合一体化され、この状態でフィルタ取付枠3に取付金具などにより固定されていた。
【0003】
ところが、このフィルタに接合一体化されるフィルタ枠には厚さが9mmの合坂や厚さが1mmの鋼板が用いられており、その重量は6〜15kgと重く、接合一体化された状態で取り扱う場合には、交換作業や運搬作業に大変な労力と時間とを要していた。
【0004】
また、このフィルタを廃棄する場合には、鋼板をフィルタ枠として用いたものは燃えないため、また合板を使用したものにあっても、フィルタを固定するための釘やタッカー等の固定具を使用しているため、フィルタとは分離して別々に処分しなければならないという煩雑さがあった。
【0005】
また、このように接合一体化した形態で取り扱う場合、フィルタ枠の耐用年数は10〜15年であるにも拘らず、フィルタの使用限度が6〜24カ月であることから、その交換はフィルタの使用限度に合わせて行われており、十分に使用可能なフィルタ枠までもフィルタとともに廃棄してしまうという大変に無駄な対応
を取らざるを得なかった。
【0006】
さらに、合板や鋼板を用いたフィルタ枠は減容することができないので箱型のままの運搬となり、その分おおきなスペースを確保しなければならなかった。
【0007】
このような事情から、本出願人は、フィルタのみ交換して取り扱うことができる、軽量で簡単に交換でき、しかも廃棄の容易な交換型フィルタを、特願平5−267364号、特願平5−261008号、特願平5−261003号、特願平5−259667号、特願平6−3023号の出願で提案している。
【0008】
ところが、これらの交換型フィルタでは、これらを取り付けるフィルタ枠にも特別な構造が必要であった。例えば特願平5−267364号で示した、「折り加工されたフィルタ両端部に断面L型の耳部が設けられている交換型フィルタ」の場合は、これを取り付けるフィルタ枠にも、フィルタ枠上流の左右内側面に前記交換型フィルタ耳部を受け入れるための凹部が設けられていないと取り付けることができなかった。
【0009】
従って、このような交換型フィルタは既設のフィルタ取付枠に固定することはできず、このような交換型フィルタに対応した特殊な構造を持つフィルタ取付枠を別に作製したり、交換型フィルタに対応した構造に改造したりしなければならないという不都合があった。
【0010】
本発明は、交換型フィルタを既設のフィルタ取付枠で使用できるようにするために、交換型フィルタを着脱自在に取り付けることができ、かつ既設のフィルタ取付枠にそのまま適用できるフィルタケーシングを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、両端部に断面L型の耳部を設け、二次折り加工を施したW型の交換型フィルタを脱着自在に取り付ける取付手段と、フィルタ取付枠への固定手段とを備えたフィルタケーシングであって、
該取付手段は、前記耳部を受け入れる前記ケーシング上流側に設けた凹部であり、かつ該凹部は濾材上流側に向いていると共に、
前記固定手段は、前記ケーシングの側面より突設して既設のフィルタ取付枠の下流側面に掛着し、同ケーシングを既設のフィルタ取付枠に抜け止め状態に固定するためのバネ突起を含む掛着部材として配設されてなることを特徴とするフィルタケーシングをその要旨とした。
【0012】
(削除)
【0013】
請求項2記載の発明は、両端部に断面L型の耳部の先端にフック部を設け、二次折り加工を施したW型の交換型フィルタを脱着自在に取り付ける取付手段と、フィルタ取付枠への固定手段とを備えたフィルタケーシングであって、
該取付手段は、前記フック部を受け入れる前記ケーシングの上流側の左右内側面に設けた凹部であり、かつ該凹部は濾材上流側に向いていると共に、
前記固定手段は、前記ケーシングの側面より突設して既設のフィルタ取付枠の下流側面に掛着し、同ケーシングを既設のフィルタ取付枠に抜け止め状態に固定するためのバネ突起を含む掛着部材として配設されてなることを特徴とするフィルタケーシングをその要旨とした。
【0014】
請求項3記載の発明は、前記固定手段としての掛着部材が、前記ケーシングの一側面より突設して前記フィルタ取付枠の下流側面に掛着する突起と、当該ケーシングの他側面より突設し、ケーシングがフィルタ取付枠内を通過するときはケーシング内に収納され、通過後はバネ力により元の位置に復帰してフィルタ取付枠の下流側面に掛着するバネ突起とからなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフィルタケーシングをその要旨とした。
【0015】
【作用】
請求項1記載のフィルタケーシングは、交換型フィルタが両端部に断面L型の耳部を設けた耳付フィルタであるとき、当該ケーシング上流側の左右側面に濾材上流側に向けて設けた凹部が前記フィルタの耳部を受け入ることで、フィルタの取付がなされ、かつフィルタ取付枠に抜け止め状態に固定するバネ突起を含む固定手段を備えるため、運転時に加わる下流側への風圧に対し、フィルタ両端部を安定に支えるようになっている。
【0016】
(削除)
【0017】
請求項2記載のフィルタケーシングは、当該ケーシング上流側の左右側面に濾材上流側に向けて設けた凹部内に前記フィルタの耳部先端のフック部が掛着して受け入れることで、フィルタの取付がなされ、かつケーシングの側面より突設して配設されてなる掛着部材が、既設のフィルタ取付枠の下流側面に掛着し、同ケーシングを既設のフィルタ取付枠に抜け止め状態に固定するようになっている。
【0018】
請求項3記載のフィルタケーシングは、当該ケーシングの一側面に突設した突起が既設のフィルタ取付枠の下流側面に掛着すると共に、当該ケーシングの他側面に突設したバネ突起が、ケーシングが既設のフィルタ取付枠内を通過するときに、既設のフィルタ取付枠の内側面に接して押圧されてケーシング内に収納し、通過後はバネ力により元の位置に復帰して既設のフィルタ取付枠の下流側面に掛着して、同ケーシングを既設のフィルタ取付枠に抜け止め状態に固定するようになっている。
【0019】
また、既設のフィルタ取付枠の下流側面に掛着しているバネ突起をケーシング内に収納させることで、当該ケーシングを既設のフィルタ取付枠から取り外すことができるようになっている。
【0020】
【実施例】
以下、本発明のフィルタケーシングを図面に従って詳細に説明する。本発明のフィルタケーシングは、交換型フィルタを収納するものであり、その外形、構造は、交換型フィルタの形状や構造に合わせて、箱型、下流側をフィルタの形状に合わせたW状のもの、フレームや網籠よりなり、交換型フィルタの下流側を支持するようにしたものなど何でもよい。また、その材料も特に限定されず、木製、鉄製、プラスチック製などいずれでもよい。このフィルタケーシングには、交換型フィルタを着脱自在に取り付ける取付手段と、フィルタ取付枠への固定手段とが備わっている。
【0021】
このフィルタケーシングに取り付けられる交換型フィルタとは、特願平5−267364号、特願平5−261008号、特願平5−261003号、特願平5−259667号、特願平6−3023号の出願で提案された耳付フィルタ及びフランジ付フィルタを指す。
【0022】
交換型耳付フィルタとは、図1及び図2に示すように、従来より使用されている不織布や紙やガラス繊維紙など折り加工後の形状が容易に崩れない程度の保形性を持つ濾材Nを、例えばプリーツ加工のみしたもの、あるいはプリーツ加工(一次折り加工)し、さらにW型に折り加工(二次折り加工)して表面積の増大が計られたものなど、所定の折り形状に折り加工したフィルタ11両端部に断面L型の耳部12或いは図5に示すような耳部12の先端にフック部14を設けたものである。
【0023】
耳部12およびこれを延在するフック部は、フィルタ11両端部に設けた断面L型の突出片であり、樹脂を含浸した不織布やプラスチック板など、使用時の風圧や取り扱い時に加わる外力によってその形状が容易に崩れない程度の剛性を有するシート材を素材としている。
【0024】
フランジ付フィルタとは、図3に示すように、折り加工されたフィルタ21の上流側開口を除いた部分、すなわちフィルタ21の天地部、並びにプリーツ状、W状あるいはV状をなすフィルタ21の天地部によって囲まれた部分が当該フィルタ21を構成する濾材Nよりも通気抵抗が大きいかまたは通気性の無いシール材23によってシールされており、かつフィルタ21の上流側開口24周縁に全周に渡ってフランジ22が形成されたものである。
【0025】
シール材23には不織布、織物、フィルム、発泡体、合成ゴムなどのシート状物を用いることができ、これをフィルタ21の天地部及びフィルタ21の天地部によって囲まれた部分の形状に合わせて裁断し接着することでフィルタ21の上流側開口24を除いた部分をシールすることができる。
【0026】
フランジは、フィルタをフィルタケーシングに取り付けるための部分であり、かつフィルタとフィルタケーシングとの間における隙間の発生を防止する部分でもある。フランジの素材としては、濾材よりも通気抵抗が大きいか、あるいは通気性の無いもの、例えば不織布、紙、織物、フィルム、発泡体、合成ゴムなどのシート状物を用いることができる。
【0027】
次に、これらの交換型フィルタを着脱自在に取り付ける取付手段について図4を参照して説明する。交換型フィルタが耳付フィルタであるときは、この耳部を受け入れる当該ケーシング上流側の左右側面に濾材上流側を向いて設けた凹部を取付手段として挙げることができる。
【0028】
凹部13は前記耳付フィルタ11の耳部12を受け入れて、これが容易に外れないように保持するものである。その好ましい態様としては、フィルタ11の耳部の態様に合わせて図4に示すように耳部12先端が挿入されるスリット状の溝よりなるものや、図5に示すように耳部12先端に設けたフック部14が掛着される断面V字状あるいはU字状のもの、底面を広く設けたものであってその立ち上がり面に耳部12先端が引っ掛かるようにしたものなどを挙げることができる。そして、この凹部13内に前記耳付フィルタ11の耳部12を差し込んだり掛させたり嵌合させたりして受け入れさせることで、フィルタ11は運転時に加わる下流側への風圧に対し安定に支えられるようになる。
【0029】
また、フィルタケーシング16の下流側の内側上下面には、図4に示すように、前記耳付フィルタ11の折り形状に対応して土手部15を設けることもできる。土手部15は図1及び図2に示す耳付フィルタ11のダブルジグザグ型の折り形状に対応して同じくダブルジグザグ型に設けたものであり、フィルタ11をフィルタケーシング16に取り付けたとき、同フィルタ11の下流側がこの土手部15に当接して、その折り形状が保持され、かつ下流側で支えられるようになる。
【0030】
交換型フィルタがフランジ付フィルタであるときは、このフランジが当接する当該ケーシング上流側に設けた当接部を凹部として挙げることができる。
【0031】
図6に示すように、当接部25は前記フランジ22の形状、大きさに対応して設けられており、これにフランジ22を当接させ、上流側より押え枠26によって押し付けて、フランジ22を押え枠26と当接部25との間で挟圧固定することで、フランジ22がフィルタ21とフィルタケーシング27との間に密着し、フィルタ21とフィルタケーシング27の隙間が完全になくなり、フィルタ21のフランジ22の取り付け部分におけるエアーリークが確実に防止されるようになる。
【0032】
また、フランジ付フィルタを取り付ける場合、フィルタケーシング27の下流側には、フィルタ21の下流側に接しこれを支持する支持フレーム28を設けるのがよく、これにより風圧によるフィルタ21の変形が防止されるようになっている。この支持フレーム28はフィルタ21の下流側形状に対応してW状、V状といった形状に設けた金属製品または樹脂成形品であり、これがフィルタケーシング27の下流側に間隔をおいて配されている。また、この支持フレーム28はフィルタケーシングに回動可能としてもよく、これにより輸送や保管するときにはこれを折り畳んで減容できるようになる。
【0033】
尚、フィルタを下流側より支持するものとしては、フィルタを下流側より覆う網籠であってもよく、当該フィルタケーシングにフィルタを取り付けたとき、フィルタ枠の下流側に取り付けられた網籠がフィルタの下流側に接しこれを支持して、風圧によるフィルタの変形を防止するようになる。
【0034】
また、図6に示すフィルタケーシング27は、当接部25を当該ケーシング27の上流側内周面に形成した態様であり、フィルタ21のフランジ22を当接部25に当接させたとき、フランジ22は当接部25外側方の立ち上がり片29によって囲まれることになるので、エアーリークの防止という点できわめて有効である。また、この立ち上がり片29にはフランジ22を当接部25側に押え付ける押え枠26を固定する押え金具30が固定手段として取り付けられている。
【0035】
次に、本発明のフィルタケーシングにおける固定手段について説明する。この固定手段としては当該ケーシングを既設のフィルタ取付枠へ固定することができるものであり、例えば当該ケーシングの側面より突設してフィルタ取付枠の上流側から下流側面に掛着し、同ケーシングをフィルタ取付枠に抜け止め状態に固定する掛着部材などがよい。
【0036】
図7に示したものは、ケーシング40をフィルタ取付枠41に抜け止め状態に固定する掛着部材として、図7中矢印で示したようにケーシング40側面に回動可能に突設したバネ突起42を適用したものである。バネ突起42とは、バネを突起状に折り曲げたものや突起の内側にバネを内設したものであり、押圧することでバネが変形あるいは収縮してケーシング40内に収納され、押圧されなくなると、バネの復元力により、元の位置に復帰するように構成したものである。
【0037】
この掛着部材の場合、当該ケーシング40側面に突設したバネ突起42が、ケーシング40がフィルタ取付枠41内を通過するときに、フィルタ取付枠41の内側面に接して押圧されてケーシング40内に収納し、通過後はバネ力により元の位置に復帰してフィルタ取付枠41の下流側面に掛着して、同ケーシング40をフィルタ取付枠41に抜け止め状態に固定でき、フィルタ取付枠41の下流側面に掛着しているバネ突起42をケーシング40内に収納させることで、当該ケーシング40をフィルタ取付枠41から取り外すことができるようになっている。このため、既設のフィルタ取付枠への固定、取り外しが容易で手間を要しない。
【0038】
尚、ケーシング40側面に回動可能に突設するバネ突起42の位置、数は任意であるが、ケーシング側面の対向する位置に配するのがよく、その数も多くなればなるほど、ケーシングが容易に外れないようにフィルタ取付枠へ確実に掛着できるが、反面フィルタ取付枠から外すときには、同時に複数のバネ突起を押圧しなければならず、かえって煩雑になるので、ケーシングを大きさ、形状を考慮して適宜決定するのがよい。
【0039】
図8〜11に示すように、ケーシング40をフィルタ取付枠41に抜け止め状態に固定する掛着部材として、当該ケーシングの一側面より突設する突起43と、当該ケーシング40の他側面より突設するバネ突起42とからなるものを適用することもできる。このバネ突起42は前記図7に示したものと同じものである。この掛着部材の場合、当該ケーシング40の一側面に突設した突起43がフィルタ取付枠41の下流側面に掛着すると共に、当該ケーシング40の他側面に突設したバネ突起42が、図10に示すように、ケーシング40がフィルタ取付枠41内を通過するときに、フィルタ取付枠41の内側面に接して押圧されてケーシング40内に収納し、通過後は図11に示すように、バネ力により元の位置に復帰してフィルタ取付枠41の下流側面に掛着して、同ケーシング40をフィルタ取付枠41に抜け止め状態に固定でき、フィルタ交換の際には、フィルタ取付枠41の下流側面に掛着しているバネ突起42をケーシング40内に収納させることで、当該ケーシング40をフィルタ取付枠41から取り外すことができるようになっている。このため、既設のフィルタ取付枠への固定、取り外しが容易で手間を要しない。
【0040】
尚、上記のような突起やバネ突起などの掛着部材でケーシングをフィルタ取付枠に固定する場合、ケーシングの天地や側面に板を設ける方が、掛着部材をケーシングに取り付け易いことから好ましい。また、ケーシングの天地や側面に板を設ける場合、図9〜11に示すように、その板の上にパッキン材44を張り付けたならば、パッキン材44がケーシング40とフィルタ取付枠41とに密着し、ケーシング40とフィルタ取付枠41との隙間を無くすことができるので、より好ましい。
【0041】
尚、上に示したバネ突起42に換えて内側にゴムなどの弾性体を内設した突起を掛着部材として用いることもできる。
【0042】
【発明の効果】
上記構成を備えたことにより、請求項1記載のフィルタケーシングは、交換型フィルタが両端部に断面L型の耳部を当該ケーシング上流側の左右側面に設けた凹部が受け入ることで、フィルタの取付がなされ、運転時に加わる下流側への風圧に対し、フィルタ両端部を安定に支えるようになっているので、フィルタ交換に手間を要しない。
【0043】
また、このフィルタケーシングは、ケーシング側面に突設した掛着部材がフィルタ取付枠の下流側面に掛着して、同ケーシングをフィルタ取付枠に抜け止め状態に固定するようになっているので、既設のフィルタ取付枠にそのまま適用することができる。このため、交換型フィルタに対応した特殊な構造を持つフィルタ取付枠を別に作製したり改造したりする必要がなく、フィルタのみ交換して取り扱うことができるフィルタ装置として既設のフィルタ装置を利用することができ、フィルタの交換や廃棄の負担を軽減することができる。
【0044】
請求項2記載のフィルタケーシングは、ケーシングの側面より突設して配設されてなる掛着部材が、フィルタ取付枠の下流側面に掛着し、同ケーシングを既設のフィルタ取付枠に抜け止め状態に固定するようになっているので、既設のフィルタ取付枠にそのまま適用することができる。このため、交換型フィルタに対応した特殊な構造を持つフィルタ取付枠を別に作製したり改造したりする必要がない。
【0045】
請求項3記載のフィルタケーシングは、当該ケーシングの一側面に突設した突起がフィルタ取付枠の下流側面に掛着すると共に、当該ケーシングの他側面に突設したバネ突起が、ケーシングがフィルタ取付枠内を通過するときに、フィルタ取付枠の内側面に接して押圧されてケーシング内に収納し、通過後はバネ力により元の位置に復帰してフィルタ取付枠の下流側面に掛着して、同ケーシングをフィルタ取付枠に抜け止め状態に固定でき、フィルタ取付枠の下流側面に掛着しているバネ突起をケーシング内に収納させることで、当該ケーシングをフィルタ取付枠から取り外すことができるようになっている。このため、既設のフィルタ取付枠への固定、取り外しが容易で手間を要しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】交換型フィルタを示した斜視図。
【図2】交換型フィルタの別の態様を示した斜視図。
【図3】交換型フィルタを示した斜視図。
【図4】交換型フィルタをフィルタケーシング内に取り付けた状態を示した平面図。
【図5】交換型フィルタをフィルタケーシング内に取り付ける別の態様を示した拡大平面図。
【図6】交換型フィルタをフィルタケーシング内に取り付けた状態を示した平面図。
【図7】本発明のフィルタケーシングをフィルタ取付枠に挿通しようとする状態を示す側面図。
【図8】本発明のフィルタケーシングの別の態様を示す斜視図。
【図9】図8に示したフィルタケーシングをフィルタ取付枠に挿通しようとする状態を示す側面図。
【図10】図8に示したフィルタケーシングをフィルタ取付枠に挿通している状態を示す側面図。
【図11】図8に示したフィルタケーシングをフィルタ取付枠に挿通して固定した状態を示す側面図。
【図12】従来のフィルタケーシングをフィルタ取付枠に挿通しようとする状態を示す斜視図。
【符号の説明】
11・・・耳付フィルタ
12・・・耳部
13・・・凹部
21・・・フランジ付フィルタ
22・・・フランジ
25・・・当接部
16、27、40・・・フィルタケーシング
41・・・フィルタ取付枠
42・・・バネ突起
43・・・突起
30・・・押さえ金具
Claims (3)
- 両端部に断面L型の耳部を設け、二次折り加工を施したW型の交換型フィルタを脱着自在に取り付ける取付手段と、フィルタ取付枠への固定手段とを備えたフィルタケーシングであって、
該取付手段は、前記耳部を受け入れる前記ケーシング上流側に設けた凹部であり、かつ該凹部は濾材上流側に向いていると共に、
前記固定手段は、前記ケーシングの側面より突設して既設のフィルタ取付枠の下流側面に掛着し、同ケーシングを既設のフィルタ取付枠に抜け止め状態に固定するためのバネ突起を含む掛着部材として配設されてなることを特徴とするフィルタケーシング。 - 両端部に断面L型の耳部の先端にフック部を設け、二次折り加工を施したW型の交換型フィルタを脱着自在に取り付ける取付手段と、フィルタ取付枠への固定手段とを備えたフィルタケーシングであって、
該取付手段は、前記フック部を受け入れる前記ケーシングの上流側の左右内側面に設けた凹部であり、かつ該凹部は濾材上流側に向いていると共に、
前記固定手段は、前記ケーシングの側面より突設して既設のフィルタ取付枠の下流側面に掛着し、同ケーシングを既設のフィルタ取付枠に抜け止め状態に固定するためのバネ突起を含む掛着部材として配設されてなることを特徴とするフィルタケーシング。 - 前記固定手段としての掛着部材が、前記ケーシングの一側面より突設して前記フィルタ取付枠の下流側面に掛着する突起と、当該ケーシングの他側面より突設し、ケーシングがフィルタ取付枠内を通過するときはケーシング内に収納され、通過後はバネ力により元の位置に復帰してフィルタ取付枠の下流側面に掛着するバネ突起とからなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフィルタケーシング。
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- 1994-03-08 JP JP03721094A patent/JP3867173B2/ja not_active Expired - Lifetime
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