JPH08238412A - カセットフィルタ - Google Patents
カセットフィルタInfo
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- JPH08238412A JPH08238412A JP8011776A JP1177696A JPH08238412A JP H08238412 A JPH08238412 A JP H08238412A JP 8011776 A JP8011776 A JP 8011776A JP 1177696 A JP1177696 A JP 1177696A JP H08238412 A JPH08238412 A JP H08238412A
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- case
- cassette
- cassette filter
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D46/00—Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
- B01D46/10—Particle separators, e.g. dust precipitators, using filter plates, sheets or pads having plane surfaces
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D46/00—Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
- B01D46/0002—Casings; Housings; Frame constructions
- B01D46/001—Means for connecting filter housings to supports
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D46/00—Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
- B01D46/52—Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material
- B01D46/521—Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material using folded, pleated material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D46/00—Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
- B01D46/56—Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours with multiple filtering elements, characterised by their mutual disposition
- B01D46/62—Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours with multiple filtering elements, characterised by their mutual disposition connected in series
- B01D46/64—Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours with multiple filtering elements, characterised by their mutual disposition connected in series arranged concentrically or coaxially
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D2265/00—Casings, housings or mounting for filters specially adapted for separating dispersed particles from gases or vapours
- B01D2265/04—Permanent measures for connecting different parts of the filter, e.g. welding, glueing or moulding
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S55/00—Gas separation
- Y10S55/31—Filter frame
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 形状安定に構成されたフィルタパック2と、
平坦なプレート1から構成されフィルタパック2を防塵
可能に取り囲む、両端部が開放したケースとからなるカ
セットフィルタを簡易に製造可能なように改良するこ
と。 【解決手段】 プレート1を接着剤層3によって相互に
接合し、またフィルタパック2に対して接合することに
より、プレート1の空間的配置をフィルタパックによっ
て固定する。ケース端部には支持フランジ4を備えて、
カセットフィルタが挿入される枠構造との間にも防塵結
合を得る。
平坦なプレート1から構成されフィルタパック2を防塵
可能に取り囲む、両端部が開放したケースとからなるカ
セットフィルタを簡易に製造可能なように改良するこ
と。 【解決手段】 プレート1を接着剤層3によって相互に
接合し、またフィルタパック2に対して接合することに
より、プレート1の空間的配置をフィルタパックによっ
て固定する。ケース端部には支持フランジ4を備えて、
カセットフィルタが挿入される枠構造との間にも防塵結
合を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカセットフィルタに
関し、詳しくは形状安定に構成されたフィルタパック
と、平坦なプレートから構成され、このフィルタパック
を防塵可能に取り囲む上下が開放したケースとからなる
カセットフィルタに関する。なおここで防塵可能とは、
フィルタパックとケースとの間における塵埃の通過が防
止できることをいう。
関し、詳しくは形状安定に構成されたフィルタパック
と、平坦なプレートから構成され、このフィルタパック
を防塵可能に取り囲む上下が開放したケースとからなる
カセットフィルタに関する。なおここで防塵可能とは、
フィルタパックとケースとの間における塵埃の通過が防
止できることをいう。
【0002】
【従来の技術】上記のようなカセットフィルタは、米国
特許第3,386,231号により公知である。この米国特許の
カセットフィルタを図7に示す。それを構成するフィル
タパック18及びケース12は、それらを別々に単独で見た
場合でも形状安定性を有するように形成されている。即
ちケース12は入口13及び出口14を有し、入口13に隣接す
る内側周縁にはフィルタパック18を受容するためのリッ
ジ16が形成されている。このカセットフィルタは、かく
して形状的に安定して構成されたケース12にフィルタパ
ック18を収容し、フレーム19をクランプ21及びスロット
22によりケース12に固定することによって組み立てられ
る。
特許第3,386,231号により公知である。この米国特許の
カセットフィルタを図7に示す。それを構成するフィル
タパック18及びケース12は、それらを別々に単独で見た
場合でも形状安定性を有するように形成されている。即
ちケース12は入口13及び出口14を有し、入口13に隣接す
る内側周縁にはフィルタパック18を受容するためのリッ
ジ16が形成されている。このカセットフィルタは、かく
して形状的に安定して構成されたケース12にフィルタパ
ック18を収容し、フレーム19をクランプ21及びスロット
22によりケース12に固定することによって組み立てられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カセッ
トフィルタに使用されている慣用のフィルタパックに
は、上記のように形状的に安定したものがある。他方、
フィルタパックをケースへと防塵可能に組み込むために
は、接着剤を用いることが不可欠である。こうした見地
から本発明者らは、フィルタパックと別個に、単独で形
状的に安定したケースを用いることが不要であり得ると
いう認識を得た。本発明はかかる認識をベースとして、
製造がより簡単に行えるように、上記のような種類のカ
セットフィルタを改良することを課題としている。
トフィルタに使用されている慣用のフィルタパックに
は、上記のように形状的に安定したものがある。他方、
フィルタパックをケースへと防塵可能に組み込むために
は、接着剤を用いることが不可欠である。こうした見地
から本発明者らは、フィルタパックと別個に、単独で形
状的に安定したケースを用いることが不要であり得ると
いう認識を得た。本発明はかかる認識をベースとして、
製造がより簡単に行えるように、上記のような種類のカ
セットフィルタを改良することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
課題は、冒頭に挙げた種類のカセットフィルタにおい
て、請求項1の特徴部分に記載の構成によって解決され
る。他の請求項は有利な構成を備えた他の発明の態様に
関するものである。
課題は、冒頭に挙げた種類のカセットフィルタにおい
て、請求項1の特徴部分に記載の構成によって解決され
る。他の請求項は有利な構成を備えた他の発明の態様に
関するものである。
【0005】本発明に基づくカセットフィルタにおいて
は、プレートが接着剤層によって相互に、且つフィルタ
パックに対して接着されており、プレートの空間的配置
はフィルタパックによって固定されるようになってい
る。上述したように本発明は、慣用のフィルタパックに
形状的に安定なものがあり、またケースへとフィルタパ
ックを防塵可能に組み込むためには何れにせよ接着剤が
必要となることを考慮して、単独で見た場合にも形状的
に安定したケースを使用することは不要であるという認
識から出発している。本発明によれば、ケースは、それ
を構成するプレートを接着剤によってフィルタパックに
接着することによって、初めて形状安定性を得るのであ
る。意外なことに、個々に単独で見た場合にはフィルタ
パックもケースもそれほど形状的に安定していない場合
であっても、本発明のように構成することによって、全
体として良好な形状安定性が得られる。従って予めケー
スを形状的に安定なように堅固に構成しておく必要はな
く、本発明に基づくカセットフィルタの製造は、従来に
比して遥かに経済的に行うことができる。
は、プレートが接着剤層によって相互に、且つフィルタ
パックに対して接着されており、プレートの空間的配置
はフィルタパックによって固定されるようになってい
る。上述したように本発明は、慣用のフィルタパックに
形状的に安定なものがあり、またケースへとフィルタパ
ックを防塵可能に組み込むためには何れにせよ接着剤が
必要となることを考慮して、単独で見た場合にも形状的
に安定したケースを使用することは不要であるという認
識から出発している。本発明によれば、ケースは、それ
を構成するプレートを接着剤によってフィルタパックに
接着することによって、初めて形状安定性を得るのであ
る。意外なことに、個々に単独で見た場合にはフィルタ
パックもケースもそれほど形状的に安定していない場合
であっても、本発明のように構成することによって、全
体として良好な形状安定性が得られる。従って予めケー
スを形状的に安定なように堅固に構成しておく必要はな
く、本発明に基づくカセットフィルタの製造は、従来に
比して遥かに経済的に行うことができる。
【0006】ケースの製造のために必要なプレートは、
任意の材料、例えば木材、金属、紙及び/又はプラスチ
ックからなることができる。重量の節減という観点から
は、プラスチック材料からなる、いわゆるウェブ重ねプ
レート(Stegdoppelplatten)を使用するのが有利であ
ることが判明している。
任意の材料、例えば木材、金属、紙及び/又はプラスチ
ックからなることができる。重量の節減という観点から
は、プラスチック材料からなる、いわゆるウェブ重ねプ
レート(Stegdoppelplatten)を使用するのが有利であ
ることが判明している。
【0007】ケースを形成するために必要なプレートを
個々に製造して、専ら接着剤層によってフィルタパック
と互いに結合することが可能である。しかしながら、個
々のプレートが連続した形の、無端帯状のシート材料を
形成し、これによってケースを構成することも可能であ
る。こうした形態は、カセットフィルタの大量生産に関
連して有利であり好ましい。この場合は、あたかも個々
のプレートがフィルタパックの周囲に順次配置されてい
るかのようにして、シート材料でフィルタパックを取り
囲み、必要に応じて切断される。これによって、カセッ
トフィルタの寸法精度と形状安定性を一層増大させるこ
とが可能である。
個々に製造して、専ら接着剤層によってフィルタパック
と互いに結合することが可能である。しかしながら、個
々のプレートが連続した形の、無端帯状のシート材料を
形成し、これによってケースを構成することも可能であ
る。こうした形態は、カセットフィルタの大量生産に関
連して有利であり好ましい。この場合は、あたかも個々
のプレートがフィルタパックの周囲に順次配置されてい
るかのようにして、シート材料でフィルタパックを取り
囲み、必要に応じて切断される。これによって、カセッ
トフィルタの寸法精度と形状安定性を一層増大させるこ
とが可能である。
【0008】運搬中又は組立中のフィルタパックの損傷
を防止するために、場合によってはケースの開放した両
端、即ちカセットフィルタの空気入口側及び出口側とし
て機能する開口の一方又は双方を、取り外し可能な保護
格子又は別のプレートで閉じることができる。
を防止するために、場合によってはケースの開放した両
端、即ちカセットフィルタの空気入口側及び出口側とし
て機能する開口の一方又は双方を、取り外し可能な保護
格子又は別のプレートで閉じることができる。
【0009】接着剤層は、両面接着テープから構成する
ことができる。このような場合には、接着剤層の分布と
厚さが特に均一となり、このため接着が所定の品質で行
われることを容易に保証することができる。また、取り
付けを特に迅速且つきれいに行うことができる。もちろ
ん、プレートに接着剤を直接コーティングすることも可
能である。
ことができる。このような場合には、接着剤層の分布と
厚さが特に均一となり、このため接着が所定の品質で行
われることを容易に保証することができる。また、取り
付けを特に迅速且つきれいに行うことができる。もちろ
ん、プレートに接着剤を直接コーティングすることも可
能である。
【0010】すべての個所において、接着剤層が一様な
組成のチキソトロープ接着剤、例えばポリウレタン接着
剤からなるならば、個々のプレートとフィルタパックの
間に特に確実な密封と結合が得られる。これによれば特
に、個々の部材を組み合わせた後に、位置に関係なく流
動が防止される。接着剤の最終的硬化の前に、例えば貯
蔵及び/又は包装の目的でなおカセットフィルタの構成
部材の相互位置関係を変えたり、場合によってはフィル
タパックをケース内で垂直/水平軸の周囲で回転させな
ければならないような場合には、フィルタパックとプレ
ートとの間で防塵可能な結合を保証することに関連し
て、上記のことがとりわけ重要である。
組成のチキソトロープ接着剤、例えばポリウレタン接着
剤からなるならば、個々のプレートとフィルタパックの
間に特に確実な密封と結合が得られる。これによれば特
に、個々の部材を組み合わせた後に、位置に関係なく流
動が防止される。接着剤の最終的硬化の前に、例えば貯
蔵及び/又は包装の目的でなおカセットフィルタの構成
部材の相互位置関係を変えたり、場合によってはフィル
タパックをケース内で垂直/水平軸の周囲で回転させな
ければならないような場合には、フィルタパックとプレ
ートとの間で防塵可能な結合を保証することに関連し
て、上記のことがとりわけ重要である。
【0011】ケースが、好ましくは流入する空気に面し
た少なくとも一方の端部に、外方に突出する支持フラン
ジを具備するならば、ケースの外周とこのケースを収容
する枠構造との間での、防塵結合の達成が大幅に簡素化
される。この支持フランジは、流入する空気の方向に対
しておおむね直交方向に延びる。ケースと枠構造との間
に塵埃が通過可能な個所が生ずる危険性は、これによっ
て著しく減少される。更に、ケースを収容する枠構造と
支持フランジの間に、密封部材、例えば弾性変形可能な
材料からなるシールを設けることもできる。場合によっ
ては、このシールを支持フランジに接着することもでき
る。
た少なくとも一方の端部に、外方に突出する支持フラン
ジを具備するならば、ケースの外周とこのケースを収容
する枠構造との間での、防塵結合の達成が大幅に簡素化
される。この支持フランジは、流入する空気の方向に対
しておおむね直交方向に延びる。ケースと枠構造との間
に塵埃が通過可能な個所が生ずる危険性は、これによっ
て著しく減少される。更に、ケースを収容する枠構造と
支持フランジの間に、密封部材、例えば弾性変形可能な
材料からなるシールを設けることもできる。場合によっ
ては、このシールを支持フランジに接着することもでき
る。
【0012】プレート及び/又は支持フランジが、少な
くとも1個の空洞を含むならば、重量を節減する観点か
ら有利であることが判明した。形状安定性を改善するた
めに、この空洞は必要ならば充填体、例えば硬質フォー
ム材料からなる充填体を収容することができる。必要な
らば、こうした充填体は空洞の中に接着することができ
る。
くとも1個の空洞を含むならば、重量を節減する観点か
ら有利であることが判明した。形状安定性を改善するた
めに、この空洞は必要ならば充填体、例えば硬質フォー
ム材料からなる充填体を収容することができる。必要な
らば、こうした充填体は空洞の中に接着することができ
る。
【0013】別の態様によれば、ケースの少なくとも空
気流入側の端部に、前置フィルタのための保持手段を設
けることができる。こうした保持手段は例えば、ケース
の空気流入側の端部において、少なくとも2つの向かい
合ったプレートに設けられる。最も簡単な場合は、この
保持手段はプレートの折り曲げ可能な延長部からなり、
このためカセットフィルタの運搬中に邪魔になることは
ない。ケースと前置フィルタは、相互に差込継手式に固
定可能なように構成することができる。
気流入側の端部に、前置フィルタのための保持手段を設
けることができる。こうした保持手段は例えば、ケース
の空気流入側の端部において、少なくとも2つの向かい
合ったプレートに設けられる。最も簡単な場合は、この
保持手段はプレートの折り曲げ可能な延長部からなり、
このためカセットフィルタの運搬中に邪魔になることは
ない。ケースと前置フィルタは、相互に差込継手式に固
定可能なように構成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に図面に基づき本発明を更に説
明する。図1及び図2に示すカセットフィルタは、形状
的に安定なフィルタパック2と、このフィルタパックを
塵埃を通さないように取り囲む、平坦なプレート1で構
成され両端が開放したケースとからなる。プレート1は
接着剤層3によって、相互に且つフィルタパック2に対
して接着されている。プレート1の空間的配置は、フィ
ルタパック2によって固定されている。従って、プレー
ト1が大きな肉厚を有することは不要である。むしろ、
プレート1はフィルタパック2によって空間的によく固
定されるので、こうした空間的固定に加えて、プレート
1相互の、またフィルタパック2との相互関係に関して
も、優れた安定性が保証される。この場合プレート1
は、流入する空気に面した端部に外方に突出する支持フ
ランジ4を具備する、曲げ剛性のあるプラスチックシー
トからなる。支持フランジ4は、矢印Lで示す流入空気
の方向に対して直交方向に延びる。支持フランジ4は、
カセットフィルタを図示しない枠構造に挿入した後、こ
の枠構造に面一をなして密接し、塵埃を通さないように
設計されている。必要ならば、枠構造と支持フランジ4
の間に、弾性変形可能な材料からなる図示しない密封部
材を設けることもできる。
明する。図1及び図2に示すカセットフィルタは、形状
的に安定なフィルタパック2と、このフィルタパックを
塵埃を通さないように取り囲む、平坦なプレート1で構
成され両端が開放したケースとからなる。プレート1は
接着剤層3によって、相互に且つフィルタパック2に対
して接着されている。プレート1の空間的配置は、フィ
ルタパック2によって固定されている。従って、プレー
ト1が大きな肉厚を有することは不要である。むしろ、
プレート1はフィルタパック2によって空間的によく固
定されるので、こうした空間的固定に加えて、プレート
1相互の、またフィルタパック2との相互関係に関して
も、優れた安定性が保証される。この場合プレート1
は、流入する空気に面した端部に外方に突出する支持フ
ランジ4を具備する、曲げ剛性のあるプラスチックシー
トからなる。支持フランジ4は、矢印Lで示す流入空気
の方向に対して直交方向に延びる。支持フランジ4は、
カセットフィルタを図示しない枠構造に挿入した後、こ
の枠構造に面一をなして密接し、塵埃を通さないように
設計されている。必要ならば、枠構造と支持フランジ4
の間に、弾性変形可能な材料からなる図示しない密封部
材を設けることもできる。
【0015】フィルタパック2は、欧州特許出願第0382
329号に記載された種類に相当するものであってよい。
この欧州特許出願の構成によれば、フィルタパックは、
細長く形成された柔軟なフィルタマットを、部分片が連
続した形となるようにジグザグに折り畳んだものであ
り、その順次続く部分片は、この欧州特許出願の図3に
示されているように、隣接する部分が対称形状で構成さ
れた突出部(凹陥部)を備えている。折り畳まれた場
合、これらの突出部は相互に当接して、部分片を相互に
支え合う。図1及び図2では、こうした突出部を概略的
に参照符号2′で示している。こうしてフィルタパック
2は優れた形状安定性を有し、このためプレート1との
接着が簡単である。またこのようなフィルタパックはさ
ほど偏りを生じることなしに、あらゆる方向に比較的大
きな圧縮荷重に耐えることができる。従ってこの種のフ
ィルタパックが好んで使用される。フィルタパック2は
必要に応じて紙、ガラス繊維紙、不織布又はそのほか関
連して使用される材料からなることができる。他の構成
で製造されたタイプのフィルタパック、例えば隣接する
フィルタ面が別個に作られたスペーサにより相互に支え
合うフィルタパックや、材料それ自体が大きな形状安定
性を有し、浄化する空気の圧力の下で隣接するフィルタ
面が相互に接触する恐れがないようなフィルタパックを
使用することも可能である。特に、比較的曲げ剛性が高
い濾過材からなる折り畳みフィルタであって、折り相互
の間隔が小さい場合には、スペーサの使用を省くことが
できる。接着剤としては、ポリウレタンが好ましく使用
される。ポリウレタンはチキソトロピーを示す。
329号に記載された種類に相当するものであってよい。
この欧州特許出願の構成によれば、フィルタパックは、
細長く形成された柔軟なフィルタマットを、部分片が連
続した形となるようにジグザグに折り畳んだものであ
り、その順次続く部分片は、この欧州特許出願の図3に
示されているように、隣接する部分が対称形状で構成さ
れた突出部(凹陥部)を備えている。折り畳まれた場
合、これらの突出部は相互に当接して、部分片を相互に
支え合う。図1及び図2では、こうした突出部を概略的
に参照符号2′で示している。こうしてフィルタパック
2は優れた形状安定性を有し、このためプレート1との
接着が簡単である。またこのようなフィルタパックはさ
ほど偏りを生じることなしに、あらゆる方向に比較的大
きな圧縮荷重に耐えることができる。従ってこの種のフ
ィルタパックが好んで使用される。フィルタパック2は
必要に応じて紙、ガラス繊維紙、不織布又はそのほか関
連して使用される材料からなることができる。他の構成
で製造されたタイプのフィルタパック、例えば隣接する
フィルタ面が別個に作られたスペーサにより相互に支え
合うフィルタパックや、材料それ自体が大きな形状安定
性を有し、浄化する空気の圧力の下で隣接するフィルタ
面が相互に接触する恐れがないようなフィルタパックを
使用することも可能である。特に、比較的曲げ剛性が高
い濾過材からなる折り畳みフィルタであって、折り相互
の間隔が小さい場合には、スペーサの使用を省くことが
できる。接着剤としては、ポリウレタンが好ましく使用
される。ポリウレタンはチキソトロピーを示す。
【0016】図1と同様のカセットフィルタの、図1に
“B”で示した区域に関して、相異なる設計による対応
部分の構成を図3から図5に示す。図3に示す構成は、
流入する空気に面する側のケース端面において、プレー
ト1の端部が数回折り曲げられて、支持フランジ4の内
側に開放した空洞5を取囲むカセットフィルタに関する
ものである。空洞5の中には硬質プラスチック材料、例
えば硬質フォーム材料からなる充填体6が接着されてい
る。プレート1自体も、互いに平行に伸張する多数の空
洞5′を含んでいる。プレート1はプラスチックからな
り、空洞5′があるために、小さな重量で大きな形状安
定性を有する。
“B”で示した区域に関して、相異なる設計による対応
部分の構成を図3から図5に示す。図3に示す構成は、
流入する空気に面する側のケース端面において、プレー
ト1の端部が数回折り曲げられて、支持フランジ4の内
側に開放した空洞5を取囲むカセットフィルタに関する
ものである。空洞5の中には硬質プラスチック材料、例
えば硬質フォーム材料からなる充填体6が接着されてい
る。プレート1自体も、互いに平行に伸張する多数の空
洞5′を含んでいる。プレート1はプラスチックからな
り、空洞5′があるために、小さな重量で大きな形状安
定性を有する。
【0017】図4は、流入する空気に面する側のケース
端面において、プレート1の端部が数回折り曲げられて
支持フランジ4を形成し、また空洞5を取り囲む変型例
を示している。この場合に生ずる三角形の構造は静力学
的に安定であり、形状的にも非常に安定である。所期の
用途に使用する時に、図示しない枠構造に対面すること
になる部分において、支持フランジ4に軟質フォーム層
9が接着されている。かくして、このカセットフィルタ
を枠構造に挿入した後、例えば圧縮ばね又はクランプを
用いて小さな最小押圧力を得るならば、良好な密封が達
成される。
端面において、プレート1の端部が数回折り曲げられて
支持フランジ4を形成し、また空洞5を取り囲む変型例
を示している。この場合に生ずる三角形の構造は静力学
的に安定であり、形状的にも非常に安定である。所期の
用途に使用する時に、図示しない枠構造に対面すること
になる部分において、支持フランジ4に軟質フォーム層
9が接着されている。かくして、このカセットフィルタ
を枠構造に挿入した後、例えば圧縮ばね又はクランプを
用いて小さな最小押圧力を得るならば、良好な密封が達
成される。
【0018】図5にはプレート1が硬質紙からなる構成
が示されている。流入する空気に面したケース端部は、
内向きに開放した空洞5を取り囲み、その中に木製の充
填体6が接着されて支持フランジ4が形成されている。
これによってケースは大きな形状安定性を得る。このケ
ース端部において、プレート1の端部は延長部8として
形成され、折り曲げることができるように構成されてい
る。図5には、折り曲げない状態が点線で、上へ折り曲
げた状態が実線で示してあり、延長部8は前置フィルタ
7である折り畳みフィルタに挿入されている。所期の用
途に使用する時、この折り畳みフィルタは前置フィルタ
として、粗大な汚れや塵埃を本来のフィルタパック2か
ら遠ざける。こうして、耐用期間が大幅に改善される。
このカセットフィルタは全て、燃焼により分解可能な材
料から構成されており、使用後焼却することによって比
較的簡単に処分され得る。
が示されている。流入する空気に面したケース端部は、
内向きに開放した空洞5を取り囲み、その中に木製の充
填体6が接着されて支持フランジ4が形成されている。
これによってケースは大きな形状安定性を得る。このケ
ース端部において、プレート1の端部は延長部8として
形成され、折り曲げることができるように構成されてい
る。図5には、折り曲げない状態が点線で、上へ折り曲
げた状態が実線で示してあり、延長部8は前置フィルタ
7である折り畳みフィルタに挿入されている。所期の用
途に使用する時、この折り畳みフィルタは前置フィルタ
として、粗大な汚れや塵埃を本来のフィルタパック2か
ら遠ざける。こうして、耐用期間が大幅に改善される。
このカセットフィルタは全て、燃焼により分解可能な材
料から構成されており、使用後焼却することによって比
較的簡単に処分され得る。
【0019】図6には、前置フィルタ7を差込継手式に
ケースに固定した、カセットフィルタの部分図を示す。
カセットフィルタの両端と前置フィルタ7は、支持フラ
ンジ4及び4′を具備している。所期の用途に使用する
時に、カセットフィルタの空気流入側の端部の支持フラ
ンジは、前置フィルタ7の支持フランジ4′と密接して
重なり合う。こうして重なり合う支持フランジ相互の間
に間隙があるならば、例えば表面の凹凸をならすため
に、間隙の中に弾性シールテープを配置することができ
る。
ケースに固定した、カセットフィルタの部分図を示す。
カセットフィルタの両端と前置フィルタ7は、支持フラ
ンジ4及び4′を具備している。所期の用途に使用する
時に、カセットフィルタの空気流入側の端部の支持フラ
ンジは、前置フィルタ7の支持フランジ4′と密接して
重なり合う。こうして重なり合う支持フランジ相互の間
に間隙があるならば、例えば表面の凹凸をならすため
に、間隙の中に弾性シールテープを配置することができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、それ自体で
形状的に安定したフィルタパックを用い、その周囲にプ
レートを配置して接着剤層を用いて固定することによ
り、予めプレートから形状的に安定したケースを作成し
ておく必要なしに、カセットフィルタを簡易に製造する
ことができる。
形状的に安定したフィルタパックを用い、その周囲にプ
レートを配置して接着剤層を用いて固定することによ
り、予めプレートから形状的に安定したケースを作成し
ておく必要なしに、カセットフィルタを簡易に製造する
ことができる。
【図1】本発明に基づく種類のカセットフィルタの縦断
面図である。
面図である。
【図2】Aは図1のカセットフィルタの平面図であり、
Bはフィルタパックを簡略的に描いてなる図1のカセッ
トフィルタの上方斜視図である。
Bはフィルタパックを簡略的に描いてなる図1のカセッ
トフィルタの上方斜視図である。
【図3】ケース端部の支持フランジの構造例を示す断面
図である。
図である。
【図4】ケース端部の支持フランジの構造例を示す断面
図である。
図である。
【図5】ケース端部の支持フランジの構造例を前置フィ
ルタと共に示す断面図である。
ルタと共に示す断面図である。
【図6】ケース端部の支持フランジの構造例を差込継手
式の前置フィルタと共に示す断面図である。
式の前置フィルタと共に示す断面図である。
【図7】従来技術によるカセットパッキンの一例を示す
展開図である。
展開図である。
1 プレート 2 フィルタパック 3 接着剤層 4,4′ フランジ 5,5′ 空洞 6 充填体 7 前置フィルタ 8 延長部 9 軟質フォーム層
Claims (11)
- 【請求項1】 形状安定に構成されたフィルタパック
と、平坦なプレートから構成され前記フィルタパックを
防塵可能に取り囲む、両端部が開放したケースとからな
るカセットフィルタにおいて、前記プレート(1)が接
着剤層(3)によって相互に、且つ前記フィルタパック
(2)に対して接着されており、前記プレート(1)の
空間的配置が前記フィルタパック(2)によって固定さ
れていることを特徴とするカセットフィルタ。 - 【請求項2】 前記接着剤層(3)が全ての個所におい
て同じ組成のチキソトロープ接着剤からなることを特徴
とする、請求項1のカセットフィルタ。 - 【請求項3】 前記接着剤がポリウレタン接着剤である
ことを特徴とする、請求項2のカセットフィルタ。 - 【請求項4】 前記ケースが少なくとも一方の端部に外
方に突出する支持フランジ(4)を具備することを特徴
とする、請求項1から3の何れか1のカセットフィル
タ。 - 【請求項5】 前記プレート及び/又は前記支持フラン
ジ(4)が少なくとも1個の空洞(5,5′)を含むこ
とを特徴とする、請求項1から4の何れか1のカセット
フィルタ。 - 【請求項6】 前記空洞(5)に充填体(6)が収容さ
れていることを特徴とする、請求項5のカセットフィル
タ。 - 【請求項7】 前記充填体(6)が硬質フォーム材料か
らなることを特徴とする、請求項6のカセットフィル
タ。 - 【請求項8】 前記充填体(6)が前記空洞(5)内に
接着されていることを特徴とする、請求項6又は7のカ
セットフィルタ。 - 【請求項9】 前記ケースの少なくとも空気流入側の端
部に、前置フィルタ(7)のための保持手段を設けたこ
とを特徴とする、請求項1から8の何れか1のカセット
フィルタ。 - 【請求項10】 前記保持手段が、前記プレート(1)
の折り曲げ可能な延長部(8)からなることを特徴とす
る、請求項9のカセットフィルタ。 - 【請求項11】 前記ケースと前記前置フィルタ(7)
を差込継手式に互いに固定可能であることを特徴とす
る、請求項9のカセットフィルタ。
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-
1996
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