JP2002166120A - 円筒形エアフィルタ - Google Patents

円筒形エアフィルタ

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JP2002166120A
JP2002166120A JP2000362774A JP2000362774A JP2002166120A JP 2002166120 A JP2002166120 A JP 2002166120A JP 2000362774 A JP2000362774 A JP 2000362774A JP 2000362774 A JP2000362774 A JP 2000362774A JP 2002166120 A JP2002166120 A JP 2002166120A
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JP
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filter
cylindrical
air filter
cylindrical air
filter medium
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JP2000362774A
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Takeshi Yamaguchi
健 山口
Hideaki Kawaguchi
秀明 川口
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Nippon Muki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Muki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円筒形エアフィルタの軸方向にかかる荷重に
対して十分な強度を有する円筒形エアフィルタとすると
ともに、前記円筒形エアフィルタを提供することを目的
とする。 【解決手段】 ファンとモータとを備えるケーシングを
上側に載置してクリーンルームのフィルタユニットに用
いられる円筒形エアフィルタであって、前記円筒形エア
フィルタは同心円状に内外二重に配置された円筒状の通
気性を有する補強枠間に濾材を円筒状に介装し前記補強
枠の両端開口部に蓋体を設け、前記蓋体で前記濾材端面
の開口部を閉止するとともに上側の通気用の蓋体に開口
部を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気中の粉塵や汚
染物質を取り除いて空気を清浄化するのに用いられる円
筒形のエアフィルタに関するものであり、かかる円筒形
のエアフィルタは、例えば、半導体・液晶生産用のクリ
ーンルーム等内の空気の清浄化に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来の円筒形エアフィルタは、通気性の
円筒枠に濾材を巻き付け、または通気性の円筒枠の内側
に濾材を固定し、前記枠の上下端面に蓋体を設けた構成
としていた。かかる円筒枠の主たる目的は、エアフィル
タへ送り込まれる空気またはエアフィルタから吹き出さ
れる空気を整流化することにあり、また、円筒枠の内側
に濾材を固定するものでは、傷つきやすい濾材を保護す
るという目的もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
円筒形エアフィルタをファン付きフィルタユニットに組
み込む際に、円筒形エアフィルタの上下面に作業者や工
具等がぶつかることで偏った荷重がかったり、或いは、
ファン等のフィルタユニットを構成する部材を円筒形エ
アフィルタの上面に載置する等して支えるようにした場
合等、前記濾材に軸方向の荷重がかかり潰れる等して破
壊してしまうという欠点があった。本発明は、前記円筒
形エアフィルタの軸方向にかかる荷重に対して十分な強
度を有する円筒形エアフィルタとするとともに、前記円
筒形エアフィルタを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の円筒形エアフィ
ルタは、前記課題を解決すべく、請求項1に記載の通
り、ファンとモータとを備えるケーシングを上側に載置
してクリーンルームのフィルタユニットに用いられる円
筒形エアフィルタであって、前記円筒形エアフィルタは
同心円状に内外二重に配置された円筒状の通気性を有す
る補強枠間に濾材を円筒状に介装し前記補強枠の両端開
口部に蓋体を設け、前記蓋体で前記濾材端面の開口部を
閉止するとともに上側の通気用の蓋体に開口部を設けた
ことを特徴とする。また、請求項2に記載の円筒形エア
フィルタは、請求項1に記載のエアフィルタにおいて、
前記補強枠が通風孔を備えたものであることを特徴とす
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の円筒形エアフィルタに使
用する濾材は、一般には、ガラス繊維等の湿式製不織布
濾紙、合成繊維等の乾式不織布の帯電不織布製濾紙、若
しくはPTFE膜製濾紙等をジグザグ状に折り畳み、前
記ジグザグ状に形成した濾紙のジグザグ間にアルミ箔・
ステンレス箔等の金属箔製、合成繊維不織布製、若しく
は、合成樹脂フィルム製等のジグザグ状セパレータ、ま
たは、ホットメルト樹脂・ガラス糸・ガラス繊維紙等の
リボン材等の間隔保持材を介装させ間隔保持するととも
に端部同士を接着剤で固定して円筒形にして形成使用さ
れる。
【0006】本発明の円筒形エアフィルタに使用する蓋
体は、一般には、鋼板等の金属、またはPET樹脂等の
合成樹脂により形成される。前記円筒形エアフィルタを
ファン付きフィルタユニットに取り付けるには、通気の
ための開口部を、上側の蓋体に設けるようにしている。
【0007】本発明の円筒形高性能(HEPA)フィル
タを構成する内外補強枠は、一般には、鋼板等の金属、
または、PET樹脂等の合成樹脂により形成される。前
記補強枠は、濾材が軸方向に潰れるのを防止するための
強度(軸方向荷重10kg以上に耐えうる強度)を有
し、かつ通気を妨げないものであればその材質について
は特に限定されない。尚、補強枠の上面にかかるファン
等の荷重を考慮すれば、補強枠の厚さは一般的に0.5
mm以上とすることが好ましい。前記内側の補強枠に、
通気性を持たせる方法としては、補強枠の表面積に対し
て開口率30%〜60%となるようなものであれば特に
限定されるものでなく、例えばパンチング孔、スリット
状の開口または長辺が軸方向となるような幅広の開口等
を設ける方法がある。さらに、風速の速い空気から濾材
を保護したり、ファンからの乱流を広く全方向に拡散さ
せる効果を得るために、8〜15mmφの円形孔を設け
ることが好ましい。また、外側の補強枠には、取り扱い
時に濾材を保護したり、風量を均一に拡散させる整流効
果を得るために、2〜3mmφの円形孔を設けることが
好ましい。
【0008】
【実施例】本発明の円筒形エアフィルタの一実施例を比
較例とともに説明する。 (実施例1)図1は、本発明の円筒形高性能(HEP
A)フィルタ1の分解斜視図で、濾材2、補強枠3、
4、蓋体(上蓋5及び下蓋6、以下同様とする)から構
成され、次のようにして組み立てられている。即ち、ま
ず、同心円状に内外二重に配置された円筒状の通気性を
有する補強枠3,4間に濾材2を円筒状に介装し、前記
補強枠3,4の両端開口部に蓋体を設ける。次に、濾材
2の上下端と蓋体との間を、それぞれ2液性ウレタン樹
脂製のシール材16で閉止する。
【0009】尚、前記濾材2は、ガラス繊維濾紙2aを
65mm間隔でジグザグ状に折りたたむとともにそのジ
グザグの間隔を保持するためにホットメルト樹脂のリボ
ン2bを塗布してフィルタパックとし円筒状に巻き込ん
だ。前記フィルタパックの端部同士を接着剤で固定し
て、円筒形に固定したものを使用した。
【0010】前記補強枠3,4は、厚さ1mm鋼板に、
それぞれ10mmφの円形孔3aと3mmφの円形孔4
aを設け、開口率はともに51%とした。尚、本実施例
において、補強枠3,4にはともに10mmφの円形孔
を設けようにしても強度及び通風性の点において不都合
は生じないが、円筒形高性能(HEPA)フィルタ1の
取り扱い時に、指が前記円形孔に入り込まないようにす
るために外側の補強枠4には、3mmφの円形孔を設け
ることとした。
【0011】また、蓋体は鋼板により形成し、上蓋5の
中央には通気のための開口部5aを設け、ファンを挿入
するとともにファン固定用のケーシングを上蓋5に載置
するようにした。前記のように形成した本実施例の円筒
高性能(HEPA)フィルタ(外径950mm、内径7
50mm、高さ500mm)の上面は約30kgの荷重
がかかることになるが、濾材は潰されなかった。
【0012】次に、前記実施例に対して、以下の比較例
を用意して比較試験を行った。 (比較例1)前記実施例の円筒形高性能(HEPA)フ
ィルタに対して、円筒形の濾材のみの円筒形高性能(H
EPA)フィルタを作製し、これを比較例1とし、実施
例1と同様にファンを挿入するとともにファン固定用の
ケーシングを上蓋5に載置するようにしたところ、ケー
シング7の荷重を濾材の強度のみでは耐えることができ
ず、濾材部が潰されてリークを起こしてしまった。
【0013】(比較例2)前記実施例1の円筒形高性能
(HEPA)フィルタに対して、外側の補強枠を取り除
き内側の補強枠のみを設けた構成としたこと以外は同じ
構成の円筒形高性能(HEPA)フィルタを作製し、こ
れを比較例2とし、実施例1と同様にファンを挿入する
とともにファン固定用のケーシングを上蓋5に載置する
ようにしたところ、ケーシングの荷重または設置作業中
にかかる偏荷重によって変形が生じ、濾材が荷重に耐え
られずに破壊が生じた。
【0014】(比較例3)前記実施例1の円筒形高性能
(HEPA)フィルタに対して、内側の補強枠を取り除
き、外側の補強枠のみを設けた構成としたこと以外は同
じ構成の円筒形高性能(HEPA)フィルタを作製し、
これを比較例3とし、実施例1と同様にファンを挿入す
るとともにファン固定用のケーシングを上蓋5に載置す
るようにしたところ、ケーシングの荷重が円筒形高性能
(HEPA)フィルタの内側に偏ってしまったために、
円筒形高性能(HEPA)フィルタの内側下方向かって
変形が生じ、濾材が破損した。
【0015】
【発明の効果】本発明の円筒形エアフィルタは、濾材の
内側と外側とに補強枠を設けたので、ファンを備えたケ
ーシングを載せて使用する際に、内側と外側の両方の補
強枠にバランスよく荷重がかかり、軸方向の荷重により
濾材が潰れて、フィルタが破損することがない。また、
外側の補強枠により、濾材を保護することができ、しか
も、濾材の通風を妨げず、整流効果も同時に発揮するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の円筒形エアフィルタの分解斜視図
【符号の説明】
1 円筒形高性能(HEPA)フィルタ 2 濾材 2a ガラス繊維濾紙 2b リボン 3 内筒 3a 孔 4 外筒 4a 孔 5 蓋体(上蓋) 5a 開口部 6 蓋体(下蓋)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンとモータとを備えるケーシングを
    上側に載置してクリーンルームのフィルタユニットに用
    いられる円筒形エアフィルタであって、前記円筒形エア
    フィルタは同心円状に内外二重に配置された円筒状の通
    気性を有する補強枠間に濾材を円筒状に介装し前記補強
    枠の両端開口部に蓋体を設け、前記蓋体で前記濾材端面
    の開口部を閉止するとともに上側の通気用の蓋体に開口
    部を設けたことを特徴とする円筒形エアフィルタ。
  2. 【請求項2】 前記補強枠が通風孔を備えたものである
    ことを特徴とする請求項1の円筒形エアフィルタ。
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