JP3866030B2 - 家具及び支持台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフィス等で好適に利用される家具及び支持台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えばパソコン等のOA機器を載せ置いて机の下に配置する支持台がある。この支持台は、通常、前記机の天板下空間に配置される収納位置と、机の天板下空間から前方に引き出して使用される引出し位置との間で移動可能なものである。また、この支持台に載せ置いたOA機器は、電気機器であるため電気回線等の配線類を具備しており、この配線類の一端部側は、壁面に設けた電源等に接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記配線類は、通常、机と支持台との間で、なんら特別な手段によって保持されているわけではなく床面にそのまま放置されている。そのため、前記支持台を収納位置と引出し位置の間で移動させる場合には、前記配線類が床面を引き摺られて埃まみれになったり、他の機器や家具等に引っ掛かったり、利用者や支持台が踏み付けたりして支持台の円滑な移動動作を妨げたりするという不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、家具本体と、前記家具本体に対して接近位置と離間位置とを取り得るように移動可能に設けた支持台とを具備してなる家具において、前記支持台が、配線類を具備する電気機器等の被支持体を載せ置くためのものであり、前記配線類の一端部側を当該支持台側に設けた第1の保持手段により一定高さ位置に保持しているとともに他端部側を前記家具本体側に設けた第2の保持手段により一定高さ位置に保持されている状態で前記接近位置と離間位置の間で移動ようにし、前記接近位置で支持台と対向する家具本体との間に配線類を収納するための配線収納空間を形成し得るように構成し、前記支持台の後面に、前記接近位置で支持台と家具本体との間に介在して前記配線収納空間を形成する突出部を設け、当該突出部を家具本体に突き当てることにより前記配線収納空間を形成するようにし、前記第1の保持手段及び前記第2の保持手段の高さ寸法を前記支持台の移動距離の1/2よりも大きく設定していることを特徴とする。
また、本発明の支持台は、家具本体に対して接近位置と離間位置とを取り得るように移動可能に設けてあるものであって、配線類を具備している電気機器等の被支持体を載せ置くためのものであり、前記配線類を一定高さ位置に保持する第1の保持手段を具備し、前記接近位置で家具本体との間に配線類を収納するための配線収納空間を形成し得るように構成し、後面に、前記接近位置で家具本体との間に介在して前記配線収納空間を形成する突出部を設け、当該突出部を家具本体に突き当てることにより前記配線収納空間を形成するようにし、前記第1の保持手段の高さ寸法を前記接近位置と前記離間位置との移動距離の1/2よりも大きく設定していることを特徴とする。
【0005】
このような構成のものであると、前記支持台を接近位置と離間位置との間で移動させる場合に、配線類が床面を引き摺られる等して邪魔になることを有効に防止して支持台の移動動作を円滑に行うことが可能となる。具体的に説明すると、支持台の移動中に、配線類は一定高さ位置で支持台と家具本体との間に保持されていることになるため、配線類が床面上を引き摺られたり、他の機器や家具等に引っ掛かったり、利用者や支持台が踏みつけて支持台の円滑な移動動作を妨げたり、支持台が配線類を踏みつけたまま移動することにより引き起こされる配線類の破断等を防止することができる。
【0006】
支持台が家具本体に近接した接近位置でも両者間に配線類が挟まったり絡まったりすることなく良好に収納されるとともに、接近位置から離間位置へと支持台を移動させる場合にもスムーズに前記配線類を引き出せるようにするには、接近位置で支持台と対向する家具本体との間に配線類を収納するための配線収納空間を形成し得るように構成してあることが望ましい。
【0008】
簡単な構成で配線類を一定高さ位置に確実に保持するには、第1の保持手段が、前記被支持体を載せ置くための支持台本体から起立した複数の支柱と、これら支柱の一定高さ位置に架設した横架部と、この横架部に設けた前記配線類を保持する保持部とを具備していることが望ましい。
【0009】
好適な実施の形態としては、配線類を配線挿通孔に挿通することにより少なくとも当該配線類の長手方向に沿った一部を略包囲する配線ダクトを具備してなり、この配線ダクトの一端部側を前記第1の保持手段に、他端部側を第2の保持手段に保持させることにより、前記配線類を前記第1、第2の保持手段に保持させるようにしているものが挙げられる。また、前記突出部の後面側に、緩衝部材を設ける態様も望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0011】
本実施の形態では、本発明の構成を、図1に示すサーバラックRに適用した場合について説明する。このサーバラックRは、サーバラック本体1と、このサーバラック本体1の下端部に配置されサーバラック本体1とは独立して移動可能なサーバトラックと称される支持台2とを具備している。
【0012】
先ず、前記サーバラック本体1について簡単に説明すると、このサーバラック本体1は、図示しない梁と枠体とを介して自立される左右一対の側部支持体11の間に天板12、上棚13及び中棚14等を取り付け、必要に応じて図示しない配線ダクト等を取り付けられるように構成したもので、前記天板12、上棚13、中棚14に図示しないディスプレイやキーボード等を配置して使用する。
【0013】
支持台2は、配線類Hを具備してなる電気機器等の被支持体たるサーバSV等を載せ置くためのものであり、前記サーバラック本体1の側部支持体11の下端部を構成し対向配置される一対のベース15間において床面Fに近接するように配置される。そして、この支持台2は、サーバラック本体1の天板12の下方に収納されて前記サーバラック本体1に最も接近する接近位置たる収納位置P(図5参照)と、メンテナンス等のために前方へ引き出されて前記サーバラック本体1から最も離間する離間位置たる引出し位置Q(図6参照)とを取り得るものである。この支持台2は、図1〜図6に示すように、前記サーバSVを載せ置く平面視略矩形状の支持台本体21と、この支持台本体21を床面Fに対して移動可能に支持するキャスタ22と、選択的に床面Fに接地して前記支持台本体21を所定位置に保持する接地体23とを具備している。
【0014】
支持台本体21は、一枚の板金素材を塑性変形加工することにより形成した略矩形状の頂板211、前板212、後板213、側板214及び底板(図示せず)により構成されるとともに、この支持台本体21の下向面である頂板211の底面に沿わせて巾方向の略全域に亘る補強桟(図示せず)を、前端部、後端部及び奥行方向の中央部に溶接等適宜の手段で取り付けたものである。また、前記頂板211には、当該頂板211を上下に貫通するスリット211aを巾方向に所定間隔で開口し、このような複数のスリット211aを前後4列に整列させている。さらに、前記前板212には、移動時に利用者が把持するための把持部24が巾方向に略沿って取り付けてある。この把持部24は、前記前板212の巾方向に沿った複数箇所に設けた取付板tを介して取り付けた円柱状のものである。
【0015】
このような構成のものにおいて、本実施の形態では、前記支持台2とサーバラック本体1との間に配線調節機構3を設けて、前記支持台2を収納位置Pと引出し位置Qとの間で移動させる場合に、配線類Hが支持台2の円滑な移動動作を妨げることを防止するようにしている。
【0016】
配線調節機構3は、前記配線類Hの一端部h1側を一定高さ位置に保持するように前記支持台2側に設けた第1の保持手段4と、前記配線類Hの他端部h2側を一定高さ位置に保持するように前記サーバラック本体1側に設けた第2の保持手段5とを具備してなる。本実施の形態では、この配線調節機構3は、支持台2がサーバラック本体1から最も離間した引出し位置Qで第1、第2の保持手段4、5間に配線類Hが略張った状態となり、最も接近した収納位置Pで第1、第2の保持手段4、5間に撓んだ状態で保持されるように前記配線類Hを略固定状態で保持するようにし、前記引出し位置Qで第1、第2の保持手段4、5間に確保した配線類Hの余長分を利用して前記支持台2を収納位置Pと引出し位置Qとの間で円滑に移動させるようにしている。
【0017】
第1の保持手段4は、前記支持台本体21の後端部側に起立して設けた左右一対の支柱41と、これら左右の支柱41の上端部41a間に架設した横架部42と、前記横架部42に設けてあり配線類Hを略固定状態で保持する保持部43とを具備している。前記支柱41は、横断面略方形状のもので、その後面には、収納位置Pで前記支持台2とサーバラック本体1との間に介在して両者1、2間に配線収納空間Sを形成する空間形成部たる突出部44が設けてある。この突出部44は、一枚の板金素材を側面視台形状に折り曲げることにより形成したものである。そして、この突出部44の後面側には、前記支持台2を引出し位置Qから収納位置Pへと移動させる場合に、優先してサーバラック本体1の対応する位置にある梁17に突き当って両者1、2間の衝突を防止するためのゴム等の合成樹脂製の緩衝部材45が設けてある。なお、前記支柱41は、支持台本体21の頂板211の後端部211aよりも若干前方よりに設けてあり、前記配線収納空間Sは、前記支持台2が、サーバラック本体1に最も近接した収納位置Pで前記支柱41と前記サーバラック本体1の梁16、17との間に形成される。また、前記横架部42は、横断面円形状の丸パイプ部材であり、巾方向に沿った適宜箇所に配線類Hを保持するための前記保持部43を有している。この保持部43は、前記横架部42の上面から起立した起立部43aと、前記横架部42と略平行に延出する水平部43bとから構成される逆L字形状のものであり、前記水平部43bと横架部42との間に配線類Hを挟み込んで略固定状態で保持するものである。なお、この第1の保持手段4は、前記支柱41の下端部側に設けた左右一対の略コ字形部材46を前記支持台本体21の後端部側にビス等の取付具を利用して取り付けることにより前記支持台本体21に取り付けてある。
【0018】
第2の保持手段5は、サーバラック本体1の左右一対の側部支持体11の下端部11a側を連結する複数の梁16、17のうち、その上面が前記第1の配線保持手段4の横架部42の高さ位置と略等しく設定されている略コ字形状の梁16に設けてある。具体的には、前記梁16の頂壁16aから上方へ突出した起立部5aと、前記頂壁16aと略平行に延出する水平部5bとから構成される逆L字形状のものである。そして、前記第1の保持手段4の保持部43と同様に、水平部5bと頂壁16aとの間に配線類Hを挟み込んで略固定状態で保持するようにしている。
【0019】
なお、図6に示すように、これら第1、第2の保持手段4、5が配線類Hを保持する高さ位置の床面Fからの高さ寸法Aは、支持台2が収納位置Pから引出し位置Qへと移動する際の移動距離Bの1/2よりも若干大きくなるように設定してある。
【0020】
このような構成のものにおいて、前記支持台2を図5に示す収納位置Pと図6に示す引出し位置Qとの間で移動させる場合について説明する。先ず、収納位置Pでは、配線類Hは、図5に示すように、一定高さ位置にある第1、第2の保持手段4、5間に撓んだ状態で保持されることとなる。特に、本実施の形態では、両保持手段4、5の高さ寸法Aが前記支持台2の移動距離Bの1/2よりも若干大きく設定してあるので、この収納位置Pで配線類Hは床面F上に接地することなく前記配線収納空間Sに収納される。一方、この収納位置Pから前記支持台2を図5中矢印で示すようにサーバラック本体1の前方へ引き出すと、撓んでいた配線類Hが一定高さ位置に保持されたまま引き伸ばされることにより、配線類Hが床面Fを這って絡まったりすることなく、前記支持台2はスムーズに図6中実線に示す引出し位置Qへと引き出されることになる。
【0021】
逆に、引出し位置Qから収納位置Pへと支持台2を移動させる場合には、引き出し位置Qで略張った状態で第1、第2の保持手段4、5間に保持されていた配線類Hを除々に撓ませながら、支持台2をサーバラック本体1へと接近させる。前述したように、本実施の形態では、両保持手段4、5の高さ寸法Aを前記支持台2の移動距離Bの1/2より若干大きくなるように設定しているので、サーバラック本体1に支持台2が最も接近する収納位置P付近まで前記支持台2が近接しても配線類Hは床面F上に接地することなく保持されるため、余分になって撓んでいく配線類Hが絡まったり、支持台2が踏みつけて当該支持台2の円滑な移動動作を妨げたりすることを有効に防止することが可能である。
【0022】
このような構成のものであると、サーバSVを載せ置いた支持台2をサーバラック本体1に対して収納位置Pと引出し位置Qとの間で移動させる場合に、配線類Hが床面Fを這う等して邪魔になることを有効に防止して支持台2の移動動作を円滑に行うことが可能となる。具体的には、収納位置Pと引出し位置Qとの間で、配線類Hは一定高さ位置で保持されることになるため、移動中に配線類Hが床面F上を引き摺られたり、他の機器や家具等に引っ掛かったり、利用者や支持台2自身が踏みつけて支持台2の円滑な移動動作を妨げたり、支持台2で踏みつけたまま移動させることにより配線類Hが破断してしまったりすること等を防止することができる。
【0023】
収納位置Pで支持台2とサーバラック本体1との間に配線類Hを収納する配線収納空間Sを形成し得るように構成してあるので、支持台2がサーバラック本体1に最も接近した収納位置Pでもサーバラック本体1と支持台2間に配線類Hが挟まったり絡まったりすることなく収まり、収納位置Pから引出し位置Qへと支持台2を移動させる場合にもスムーズに配線類Hが引き出されることになる。
【0024】
支持台2が、収納位置Pで支持台本体21と対向するサーバラック本体1との間に介在して前記配線収納空間Sを形成する突出部44を具備しているので、簡単な構成で前記配線収納空間Sを形成することができる。
【0025】
引出し位置Qから収納位置Pへと移動させる際に優先して前記サーバラック本体1の梁17と突き当って支持台2とサーバラック本体1との衝突を防止する緩衝部材45を具備しているので、誤って支持台2をサーバラック本体1に勢いよく接近させた際等に支持台2がサーバラック本体1に衝突する等して引き起こされる損傷等を有効に防止することができる。
【0026】
第1の保持手段4が、支持台本体21から起立した左右一対の支柱41と、これら支柱41の上端部41a間の一定高さ位置に架設した横架部42と、前記配線類Hを一定高さ位置で保持する保持部43とを具備しているので、簡単な構成で配線類Hを一定高さ位置に確実に保持して出し入れすることができる。
【0027】
なお、本発明における構成は、以上説明したものに限定されないのは勿論である。例えば、配線類Hを保持させる方法は、上述したものに限定されず、図7に示すようなものであってもよい。具体的には、配線類Hを隠蔽、保護し案内するべく、少なくともその一部を長手方向に沿って略包囲するように設けた配線ダクト6の配線挿通孔(図示せず)に前記配線類Hを挿入した状態で、前記配線ダクト6の両端部6a、6bを前記第1、第2の保持手段4、5に保持させるようにする。前記配線ダクト6は、配線挿通孔を有した配線包囲板61を複数枚順次ヒンジ62を介して連結しておき、前記各ヒンジ62を順次逆方向に折り曲げることによって、全ての配線包囲板61を厚み方向に重合させることができるように構成したもので、使用時には、配線類Hを配線挿通孔に挿入させた後に、図7に示すように各配線包囲板61を離間するように引き延ばすと、ヒンジ62を介して連結されている配線包囲板61がジグザグに伸長して配線類Hを包囲することになる。そして、この配線ダクト6の一端部6a側を前記第1の保持手段4の横架部42にマジックテープ等の固定手段7を利用して固定するとともに、他端部6b側を梁16の上端部に取り付けたフック部材8に配線包囲板61の配線挿通孔を引っ掛けることにより固定するようにしている。この場合、配線類H自体は、前記配線ダクト6に対して固定されていないが、両者間に生じる摩擦によって配線類Hは殆ど配線ダクト6に対して移動せず、位置ずれを生じないような構成となっている。
【0028】
なお、本明細書中でいうところの保持という概念には、配線類を完全に固定する場合や、移動可能に保持している場合や、巾方向への移動は禁止するが支持台の引出し方向へは移動可能に支持している場合等も含めるものである。さらに、第1、第2の保持手段4、5の構成は、前述したものに限定されず、配線類Hを一定高さ位置に保持し得るものであれば、どのようなものであってもよい。また、家具本体と支持台も前述したようなサーバラックやサーバトラックに限定されず、家具本体が机本体であり支持台が引出し等であってもよいのは勿論である。さらに、家具本体が、机、棚、パネル等であってもよい。また、本実施の形態では、第1、第2の保持手段の高さ位置が略同一の高さ寸法を有するものであったが、これに限定されず、両者が一定高さ位置を有するものであれば、それらの高さは略同一でなくてもよい。その他の構成も本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような構成で実施され以下に記載されるような効果を奏する。
【0030】
すなわち、本発明は、前記家具本体に対して接近位置と離間位置とを取り得るように移動可能に設けた支持台に、当該支持台に載せ置いた電気機器等の被支持体の配線類の一端部側を一定高さ位置に保持するように第1の保持手段を設けるとともに、家具本体側にも前記配線類の他端部側を一定高さ位置に保持するように第2の保持手段を設けているので、支持台を家具本体に対して移動させる場合に、配線類が床面を引き摺られる等して邪魔になることを有効に防止して支持台の移動動作を円滑に行うことが可能となる。
【0031】
接近位置で支持台と対向する家具本体との間に配線類を収納する配線収納空間を形成し得るように構成してあるならば、支持台が家具本体に近接した接近位置でも家具本体と支持台間に配線類が挟まったり絡まったりすることなく良好に収納され、この接近位置から離間位置へと支持台を移動させる場合にもスムーズに配線類が引き出されることになる。
【0032】
支持台が、接近位置で対向する家具本体との間に介在して前記配線収納空間を形成する空間形成部を具備しているならば、支持台を接近位置に配置した際に、簡単且つ確実に前記配線収納空間を形成することが可能である。
【0033】
第1の保持手段が、被支持体を載せ置く支持台本体から起立した複数の支柱と、これら支柱の一定高さ位置に架設した横架部と、前記配線類を一定高さ位置で保持する保持部とを具備しているならば、簡単な構成で配線類を一定高さ位置に確実に保持することができる。
【0034】
配線類を配線挿通孔に挿通することにより少なくとも当該配線類の長手方向に沿った一部を略包囲する配線ダクトを具備してなり、この配線ダクトの一端部側を前記第1の保持手段に、他端部側を第2の保持手段に保持させることにより、前記配線類を前記第1、第2の保持手段に保持させるようにしているならば、配線類を外部から好適に隠蔽且つ保護した状態で、配線類が床面上を引き摺られたりして支持台の円滑な移動動作を妨げることを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における支持台及びサーバラックを示す全体斜視図。
【図2】同支持台を示す斜視図。
【図3】同支持台の平面図。
【図4】同支持台の正面図
【図5】同作用を説明するための一部を破断した側面図。
【図6】同作用を説明するための一部を破断した側面図。
【図7】本実施の形態における一変形例を示す一部を破断した側面図。
【符号の説明】
1…家具本体(サーバラック本体)
2…支持台
21…支持台本体
4…第1の保持手段
41…支柱
42…横架部
43…保持部
44…空間形成部(突出部)
5…第2の保持手段
6…配線ダクト
6a…一端部
6b…他端部
P…接近位置(収納位置)
Q…離間位置(引出し位置)
R…サーバラック
H…配線類
h1…一端部
h2…他端部
S…配線収納空間
SV…被支持体(サーバ)

Claims (5)

  1. 家具本体と、前記家具本体に対して接近位置と離間位置とを取り得るように移動可能に設けた支持台とを具備してなる家具であり、
    前記支持台が、配線類を具備する電気機器等の被支持体を載せ置くためのものであり、前記配線類の一端部側を当該支持台側に設けた第1の保持手段により一定高さ位置に保持しているとともに他端部側を前記家具本体側に設けた第2の保持手段により一定高さ位置に保持されている状態で前記接近位置と離間位置の間で移動するようにし、
    前記接近位置で支持台と対向する家具本体との間に配線類を収納するための配線収納空間を形成し得るように構成し、
    前記支持台の後面に、前記接近位置で支持台と家具本体との間に介在して前記配線収納空間を形成する突出部を設け、当該突出部を家具本体に突き当てることにより前記配線収納空間を形成するようにし、
    前記第1の保持手段及び前記第2の保持手段の高さ寸法を前記支持台の移動距離の1/2よりも大きく設定していることを特徴とする家具。
  2. 家具本体に対して接近位置と離間位置とを取り得るように移動可能に設けてある支持台であって、
    配線類を具備している電気機器等の被支持体を載せ置くためのものであり、前記配線類を一定高さ位置に保持する第1の保持手段を具備し、
    前記接近位置で家具本体との間に配線類を収納するための配線収納空間を形成し得るように構成し、
    後面に、前記接近位置で家具本体との間に介在して前記配線収納空間を形成する突出部を設け、当該突出部を家具本体に突き当てることにより前記配線収納空間を形成するようにし、
    前記第1の保持手段の高さ寸法を前記接近位置と前記離間位置との移動距離の1/2よりも大きく設定していることを特徴とする支持台。
  3. 第1の保持手段が、前記被支持体を載せ置くための支持台本体から起立した複数の支柱と、これら支柱の一定高さ位置に架設した横架部と、この横架部に設けた前記配線類を保持する保持部とを具備していることを特徴とする請求項1記載の家具。
  4. 配線類を配線挿通孔に挿通することにより少なくとも当該配線類の長手方向に沿った一部を略包囲する配線ダクトを具備してなり、この配線ダクトの一端部側を前記第1の保持手段に、他端部側を第2の保持手段に保持させることにより、前記配線類を前記第1、第2の保持手段に保持させるようにしていることを特徴とする請求項1又は3記載の家具
  5. 前記突出部の後面側に、緩衝部材を設けていることを特徴とする請求項1、3又は4記載の家具。
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