JP3865945B2 - 管継手 - Google Patents

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JP3865945B2
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pipe joint
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和幸 斉藤
敬 川津
正志 鈴木
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大川精螺工業株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホースの内側に挿入され、内周壁に固定される管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図4及び図5に示すように、油圧装置を構成するホース70等の中間部に取り付けられ、自動車のボディパネル66に支持される継手金具68は、ソケット74とホース70に挿入されるニップル72とで構成されている。
【0003】
このニップル72には、外周壁に溝部76が形成されており、ホース70の外側からソケット74を加締めると、この溝部76へホース70の内周壁が食い込み、ニップル72がホース70内で移動しないように固定される。
【0004】
通常、ニップル72の外周壁の溝部76は、切削加工又は転造加工により形成される。切削加工によって溝部76を形成する場合、溝部76の本数に比例して加工時間が長くなるため、溝部76の本数を2〜6本程度に制限し、形状を逆台形状とし、かつ、深さを0.15〜0.20mm程度としている。そして、ソケット74を溝部76に合わせて締め付けることでホース70内でのニップル72の移動が防止される。
【0005】
しかし、この加工方法では工数が掛かってしまい、また、切削加工により生じた肩部76Aのバリでホース70の内周壁が傷ついてしまうという問題が生じた。さらに、ニップル72の溝部76に合わせてソケット74の加締め位置を決めなければならず、面倒であった。
【0006】
一方、図6に示すように、転造加工によって溝部80を形成する場合、ニップル78の生産性が向上し、ニップル78の外周壁にバリが生じることもない。しかし、転造加工では逆台形状の溝部80の深さを余り深くすると、ニップル78の内径にツブレが生じるため、深さLが0.10〜0.15mm程度に制限され、溝部80が浅いため食い込みが小さく、ホース70内でニップル78が移動してしまう恐れがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、ホース内での移動を防止し、ホースの内周壁を傷つけることがない管継手を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、管継手がホースに挿入されており、締め付け部材でホースを締め付けたときホースの内周壁に固定される。この管継手の外周壁へ周方向に複数のV字の溝部を転造加工することで、この溝部の両肩部に山頂部がなだらかな山部が形成される。
【0009】
このため、溝部を余り深くしなくても、山部の山頂部から溝部の底部までの深さが実質的な深さとなるので、ホースの食い込み量を確保できる。
【0010】
また、締め付け部材でホースを締め付けたときに、山部がホースの内周壁に食い込むため、管継手はホース内で移動することなく固定される。さらに、山頂部がなだらかであるため、ホースの内周壁を傷つけることがない。
【0011】
また、山部と山部の間には谷部が形成されている。このため、山部の輪郭が明瞭となり、山部がホースの内周面に食い込み易くなり、谷部へもホースが食い込む。
【0012】
請求項2に記載の発明では、山部の山頂部には転造加工によって管継手の同心円上に平坦部が形成されている。このため、各山部の外径寸法が統一でき、管継手をホース内に挿入するときの荷重が一定となって作業性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】
第1形態に係る管継手について説明する。
【0014】
図1及び図2に示すように、流体が通過するホース10の中間部に取り付けられ、自動車のボディパネル11等に支持される継手金具13は、ソケット14とホース10に挿入される管継手12とで構成されている。
【0015】
そして、ホース10の外側からソケット14を加締めると、後述する管継手12の外周壁12Aの溝部16と谷部18にホース10の内周壁が食い込み、管継手12がホース10内で移動しないように固定される。
【0016】
この管継手12の外周壁12Aには、転造加工によって約0.10〜0.15mmの深さL1 でV字の溝部16が形成されている。このV字の溝部16によって、溝部16の両肩部には山頂部がなだらかな山部20が形成される。
【0017】
この山部20は管継手12の外周壁12Aから約0.02〜0.05mmの高さL2 で形成され、溝部16自体を余り深くしなくても、山部20の山頂部から溝部16の底部までの実質的な深さは、約0.12〜0.20mm(L1 +L2 )となる。このため、ホース10の食い込み量を確保することができる。
【0018】
また、ソケット14でホース10を締め付けたときに、溝部16へホース10の内周壁が食い込むと同時に、山部20にもホース10の内周壁が食い込むので、管継手12はホース10内で移動することなく固定される。さらに、山頂部がなだらかなため、ホース10に管継手12を挿入して締め付けても、ホース10の内周壁が傷つくことがない。
【0019】
一方、山部20と山部20の間には逆台形状の谷部18が形成されている。このため、山部20の輪郭が明瞭となり、山部20にホース10の内周面が食い込み易くなる。また、谷部18が逆台形状となっているため、ホース10の内周面の食い込み量が大きくなる。
【0020】
次に、第2形態について説明する。
【0021】
図3に示すように、この管継手30の外周壁30Aには、転造加工によって約0.10〜0.15mmの深さL3 でV字の溝部32が形成されている。そして、溝部32の両肩部には山頂部がなだらかな山部20(図2参照)が形成される。さらに、この溝部32の間には谷部34が形成され、山部20の輪郭を明瞭にしている。
【0022】
また、この山部20の山頂部には転造加工によって管継手30の同心円上に平坦部38が形成されている。
【0023】
この平坦部38によって、各山部の外径寸法が統一でき、管継手30をホース10内に挿入するときの荷重が一定となって作業性が向上する。
【0024】
なお、第1形態及び第2形態では転造加工を行っているため、エッジ部分にはバリがなく、管継手12、30をホース10に挿入してもホース10の内周壁は傷つかない。また、管継手12、30がホース10の中間部に固定される継手金具の場合に限らず、ホース10の端部に固定されるものでもよい。
【0025】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、請求項1に記載の発明では、溝部を余り深くしなくても、ホースが食い込む溝部の深さを、実質的に深くすることができるのでホースの食い込み量を確保できる。また、締め付け部材でホースを締め付けたときに、溝部と谷部にホースの内周壁が食い込むため、管継手はホース内で移動することなく固定される。さらに、山頂部がなだらかであるため、ホースの内周壁を傷つけることがない。また、山部の輪郭が明瞭となり、山部がホースの内周面に食い込み易くなり、谷部へもホースが食い込む。請求項2に記載の発明では、各山部の外径寸法が統一でき、管継手をホース内に挿入するときの荷重が一定となって作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1形態に係る管継手を用いた継手金具を示す断面図である。
【図2】(A)は第1形態に係る管継手を示す拡大断面図であり、(B)は部分断面図である。
【図3】(A)は第2形態に係る管継手を示す拡大断面図であり、(B)は部分断面図である。
【図4】従来に係る管継手を用いた継手金具を示す断面図である。
【図5】(A)は従来に係る管継手を示す拡大断面図であり、(B)は部分断面図である。
【図6】(A)は従来に係る管継手を示す拡大断面図であり、(B)は部分断面図である。
【符号の説明】
16 溝部
18 谷部
20 山部
32 溝部
34 谷部
38 平坦部

Claims (2)

  1. ホースに挿入され、締め付け部材でホースを締め付けたときホースの内周壁に固定される管継手であって、
    外周壁へ周方向に複数のV字の溝部を転造加工し、前記溝部の両肩部に山頂部がなだらかな山部を形成させ、前記山部と山部の間に谷部を形成したことを特徴とする管継手。
  2. 前記山部の山頂部に同心円上に位置する平坦部を転造加工したことを特徴とする請求項1に記載の管継手。
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