JPH0676790U - 管継手 - Google Patents
管継手Info
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- JPH0676790U JPH0676790U JP3712793U JP3712793U JPH0676790U JP H0676790 U JPH0676790 U JP H0676790U JP 3712793 U JP3712793 U JP 3712793U JP 3712793 U JP3712793 U JP 3712793U JP H0676790 U JPH0676790 U JP H0676790U
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- pipe
- receiving
- saddle
- ring
- rubber ring
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- Joints With Sleeves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 離脱防止具14はパイプ20の外面に係止さ
れるサドル部32を含み、サドル部32から一体に延び
て係合部36が形成される。パイプ20の引き出し時に
は、係合部36(爪40)が継手本体12の係止部30
に係合され、それによって、パイプ20の離脱が防止さ
れる。 【効果】 係合部36をサドル部32と一体に形成する
ようにしているので、屈曲性および伸縮性を損なうこと
なく部品点数を削減できる。したがって、施工性を向上
でき、しかもコストを低減できる。
れるサドル部32を含み、サドル部32から一体に延び
て係合部36が形成される。パイプ20の引き出し時に
は、係合部36(爪40)が継手本体12の係止部30
に係合され、それによって、パイプ20の離脱が防止さ
れる。 【効果】 係合部36をサドル部32と一体に形成する
ようにしているので、屈曲性および伸縮性を損なうこと
なく部品点数を削減できる。したがって、施工性を向上
でき、しかもコストを低減できる。
Description
【0001】
この考案は管継手に関し、特にたとえば伸縮性および屈曲性を有してパイプを 接続するかつパイプの離脱を防止する機能を有する、管継手に関する。
【0002】
図11に示す従来の管継手1は、パイプ2を受容する受口3を有する継手本体 4およびパイプ2の外面に係止される離脱防止具5を含む。継手本体4の外面お よび離脱防止具5の外面には、それぞれ係止部6および7が形成され、係止部6 と係止部7とがアーム8を介して連結されていた。
【0003】
従来の管継手1では、離脱防止具5とアーム8とが互いに独立して形成されて いるため、部品点数が多い。したがって、施工性が悪く、しかもコスト高である という問題点があった。 それゆえに、この考案の主たる目的は、施工性を向上でき、しかもコストを低 減できる、管継手を提供することである。
【0004】
この考案は、ゴム輪受容部とゴム輪受容部より奥部に形成されるかつパイプの 先端を空隙を有して受容する拡径部とを含む受口を有する継手本体、ゴム輪受容 部に受容されるゴム輪、受口の外面に形成される係止部、および受口に差し込ま れたパイプの外面に係止されるサドル部とサドル部から一体に延びて伸縮代を確 保して係止部に係合する係合部とを有する離脱防止具を備える、管継手である。
【0005】
離脱防止具のサドル部から一体に延びて係合部を形成し、この係合部を介して 離脱防止具と継手本体とを連結するようにしているので、従来技術において用い ていたアームは不要となり、部品点数を削減できる。
【0006】
この考案によれば、屈曲性および伸縮性を損なうことなく部品点数を削減でき るので、施工性を向上でき、しかもコストを低減できる。 この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0007】
図1および図2を参照して、この実施例の管継手10は、継手本体12および 離脱防止具14を含む。継手本体12は、ゴム輪16を受容するゴム輪受容部1 8とゴム輪受容部18より奥部に形成されるかつパイプ20の先端を空隙を有し て受容する拡径部22とを有する受口24を含む。受口24の奥端部外面には、 フランジ26が形成され、フランジ26には取付ボルト等を通す孔28が形成さ れる。また、受口24の開口端部外面には、周方向に分布する複数(この実施例 では4つ)の係止部30が形成される。
【0008】 離脱防止具14は、半割りリング状の第1部分14aと第2部分14bとの組 み合わせによって構成され、パイプ20の外径とほぼ等しい内径を有する環状の サドル部32を含む。サドル部32の内面には、周方向に延びる滑り止め用の複 数の突起34(螺旋状の溝等であってもよい)が形成され、サドル部32の外面 には、継手本体12の係止部30と係合する複数(この実施例では4つ)の係合 部36がサドル部32から一体に延びて形成される。係合部36は、アーム部3 8を含み、アーム部38の軸方向端部内面に突出して、継手本体12の係止部3 0と係合する爪40が形成される。また、係合部36の少なくとも1つには、離 脱防止具14の回転を防止するための爪42がアーム部38の周方向両端部内面 に突出して形成される。なお、アーム部38の長さは、パイプ20を含む管路の 伸縮を吸収し得る所定長さに設定され、爪40および42の内径は、パイプ20 の屈曲を吸収し得るように受口24(ゴム輪装着部18)の外径よりもやや大き く設定される。
【0009】 パイプ20の接合時には、図3に示すように、継手本体12の受口24にパイ プ20を所定位置まで挿入し、係止部30がアーム部38の軸方向中央に配置さ れるように離脱防止具の第1部分14aと第2部分14bとでパイプ20を挟む 。そして、ボルト・ナット44を用いて第1部分14aと第2部分14bとを接 続する。
【0010】 施工後、パイプ20を含む管路が加熱される等によって伸長すると、パイプ2 0が受口24の奥部へさらに挿入され、管路の伸長分が吸収される。一方、管路 が冷却される等によって収縮すると、パイプ20が受口24から引き出され、管 路の収縮分が補われる。パイプ20の挿入時および引き出し時には、パイプ20 の移動に伴って離脱防止具14が移動される。そして、パイプ20が一定長さ引 き出されると、離脱防止具14の係合部36(爪40)が係止部30に係合され る。したがって、パイプ20はそれ以上引き出されない。また、不等沈下等によ ってパイプ20が屈曲すると、パイプ20の屈曲に離脱防止具14が追従し、パ イプ20に加わる曲げ応力が吸収される。
【0011】 この実施例によれば、離脱防止具14のサドル32と係合部36とを一体に形 成するようにしているので、アームを用いていた従来技術(図11)に比べて部 品点数を削減でき、したがって、施工性を向上できる。 また、係止部30および係合部36をそれぞれ4つずつ形成するようにしてい るので、1つ当たりの係止部30および係合部36の強度を小さくすることがで き、その結果、全体のサイズを小さくできる。
【0012】 さらに、部品点数を削減でき、しかもサイズを小さくできることから、製造コ ストを大幅に低減できる。 図4および図5に示す他の実施例の管継手50では、上述の実施例における離 脱防止具14に代えて、離脱防止具52が用いられる。離脱防止具52はパイプ 20の外径よりやや大きい内径を有する環状のサドル部54を含み、サドル部5 4の内面には、パイプ20の引き出し方向へ向かって縮径するテーパ面56を有 するリング収納部58が形成される。一方、サドル部54の外面には、継手本体 12の係止部30と係合する複数(この実施例では4つ)の係合部60がサドル 部54から一体に延びて形成される。係合部60は、アーム部62を含み、アー ム部62の軸方向端部内面に突出して、継手本体12の係止部30と係合する爪 64が形成される。なお、アーム部62の長さは、パイプ20を含む管路の伸縮 を吸収し得る所定長さに設定され、爪64の内径は、パイプ20の屈曲を吸収し 得るように受口24(ゴム輪装着部18)の外径よりもやや大きく設定される。 そして、離脱防止具52のリング収納部58には、ステンレス等の金属からなる 略C形状の離脱防止リング66が収納される。離脱防止リング66は、パイプ2 0の引き出し時にパイプ20の外面との抵抗が大きくなるように、たとえば図6 に示すような断面略鋸歯状に形成される。
【0013】 図7を参照して、パイプ20の接合時には、予め、離脱防止具52を図7に示 す状態から係合部60が継手本体12の係止部30と係合し得る位置に位置決め する。そして、たとえば図5に示すように、離脱防止具52の回転を防止するた めの回転防止部材68を2つの係止部30の間に装着する。その後、パイプ20 を離脱防止具52のサドル部54から継手本体12の受口24の所定位置まで挿 入する。
【0014】 施工後、パイプ20を含む管路が加熱される等によって伸長すると、パイプ2 0が受口24の奥部へさらに挿入され、管路の伸長分が吸収される。一方、管路 が冷却される等によって収縮すると、パイプ20が受口24から引き出され、管 路の収縮分が補われる。パイプ20の挿入時および引き出し時には、パイプ20 の移動に伴って離脱防止リング66(図4)が移動され、また、離脱防止リング 66の移動に伴って離脱防止具52が移動される。そして、パイプ20が一定長 さ引き出されると、離脱防止具52の係合部60(爪64)が係止部30に係合 される。その状態からさらにパイプ20を引き出そうとすると、リング収納部5 8に形成されたテーパ面56によって離脱防止リング66が縮径され、その断面 略鋸歯状の内周部(図6)がパイプ20の外面に食い込む。したがって、パイプ 20はそれ以上引き出されない。また、不等沈下等によってパイプ20が屈曲す ると、パイプ20の屈曲に離脱防止具52が追従し、パイプ20に加わる曲げ応 力が吸収される。
【0015】 この実施例によれば、サドル部54が環状の一体物として形成されるので、半 割り物をボルト・ナットで接続する等の手間を省くことができ、施工性をより向 上できる。 また、この実施例においても先の実施例と同様に、部品点数を削減でき、しか もサイズを小さくできるので、製造コストを大幅に低減できる。
【0016】 図8〜図10に示すその他の実施例の管継手70では、離脱防止具72のサド ル部54に、リング収納部58に貫通する孔74(図9,図10)が形成され、 リング収納部58内面の孔74近傍には、係止突起76(図9)が形成される。 また、離脱防止具72が受口24の先端に当接した状態(図8)で、サドル部5 4の奥部と受口24の先端との間に所定の空間78が形成される。
【0017】 この実施例によれば、リング収納部58に貫通する孔74が形成されるので、 孔74から図示しない工具を挿入して離脱防止リング66を拡径することができ 、それによって、離脱防止リング66のパイプ20外面への食い込み状態を解除 することができる。したがって、パイプ20を受口24に挿入した後でも、パイ プ20を簡単に引き抜くことができる。
【0018】 また、離脱防止具72が受口24の先端に当接した状態でも、空間78からチ ェックゲージを挿入することができるので、ゴム輪16の装着状態を簡単に確認 することができる。 なお、上述したそれぞれの実施例では、継手本体12をフランジ短管として形 成した場合を示したが、継手本体12は、エルボ,チーズあるいはレデューサ等 の他の異形管として形成されてもよい。
【図1】この考案の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1の実施例を示す斜視図である。
【図3】図1の実施例を用いたパイプの接合方法を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図4】この考案の他の実施例を示す図解図である。
【図5】図4の実施例を示す斜視図である。
【図6】図4の実施例で用いられる離脱防止リングを示
す断面図である。
す断面図である。
【図7】図4の実施例を用いたパイプの接合方法を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図8】この考案のその他の実施例を示す図解図であ
る。
る。
【図9】図8におけるIX−IX線断面図である。
【図10】図8の実施例を示す斜視図である。
【図11】従来技術を示す図解図である。
10,50,70 …管継手 12 …継手本体 14,52,72 …離脱防止具 16 …ゴム輪 24 …受口 30 …係止部 32,54 …サドル部 34 …突起 38,62 …アーム部 40,42,64 …爪 36,60 …係合部 56 …テーパ面 58 …リング収納部 66 …離脱防止リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 坂本 宏昭 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)考案者 小杉 傑 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内
Claims (4)
- 【請求項1】ゴム輪受容部と前記ゴム輪受容部より奥部
に形成されるかつパイプの先端を空隙を有して受容する
拡径部とを含む受口を有する継手本体、 前記ゴム輪受容部に受容されるゴム輪、 前記受口の外面に形成される係止部、および前記受口に
差し込まれたパイプの外面に係止されるサドル部と前記
サドル部から一体に延びて伸縮代を確保して前記係止部
に係合する係合部とを有する離脱防止具を備える、管継
手。 - 【請求項2】前記サドル部の内面に前記パイプの引き出
し方向に向かって縮径するテーパ面を有するリング収納
部を形成し、前記リング収納部に離脱防止リングを収納
した、請求項1記載の管継手。 - 【請求項3】前記サドル部に前記リング収納部に貫通す
る孔を形成した、請求項2記載の管継手。 - 【請求項4】前記離脱防止具が前記受口の先端に当接し
た状態で、前記サドル部の奥部と前記受口の先端との間
に所定の空間を形成するようにした、請求項2または3
記載の管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993037127U JP2596186Y2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-07-07 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-4778 | 1993-02-17 | ||
JP477893 | 1993-02-17 | ||
JP1993037127U JP2596186Y2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-07-07 | 管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676790U true JPH0676790U (ja) | 1994-10-28 |
JP2596186Y2 JP2596186Y2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=26338614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993037127U Expired - Fee Related JP2596186Y2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-07-07 | 管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596186Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002235886A (ja) * | 2001-02-07 | 2002-08-23 | Sankei Seisakusho:Kk | 電線管用継手 |
KR100808545B1 (ko) * | 2007-08-29 | 2008-03-07 | 주식회사 서일탑스코 | 관이음 장치 |
JP2009008257A (ja) * | 2007-06-11 | 2009-01-15 | Turbomeca | 安全締結具手段を含む結合システム |
WO2024071337A1 (ja) * | 2022-09-30 | 2024-04-04 | ニデック株式会社 | カップリング装置 |
-
1993
- 1993-07-07 JP JP1993037127U patent/JP2596186Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002235886A (ja) * | 2001-02-07 | 2002-08-23 | Sankei Seisakusho:Kk | 電線管用継手 |
JP2009008257A (ja) * | 2007-06-11 | 2009-01-15 | Turbomeca | 安全締結具手段を含む結合システム |
KR100808545B1 (ko) * | 2007-08-29 | 2008-03-07 | 주식회사 서일탑스코 | 관이음 장치 |
WO2024071337A1 (ja) * | 2022-09-30 | 2024-04-04 | ニデック株式会社 | カップリング装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2596186Y2 (ja) | 1999-06-07 |
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Legal Events
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