JP3861112B2 - 荷台外板の補強構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷台外板の補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は比較的小型の車輌から成るトラックを斜め後方から見た斜視図であり、図中1はトラックのキャブ、2は該キャブ1の後方に位置する荷台を示し、この荷台2は、床面を成すフロアパネル3と、その車幅方向の両側部に起立するサイドパネル4と、その前端で起立するヘッダボード5と、その後端で起立する開閉自在なテールゲート6とを有する上面開放の箱型構造となっており、前記各サイドパネル4の外側壁を成す荷台外板9の適宜位置には、後側のタイヤ7の外形に沿うホイールアーチ部8が形成されている。
【0003】
そして、特に図示する如き4ドア車(ダブルキャブ車)の場合には、前記荷台外板9におけるホイールアーチ部8の前方部分9aが意匠的に縦長形状を呈するものとなり、この部分の剛性を十分に確保することが困難になるため、例えば図5に示す如く、車幅方向に延びてフロアパネル3の裏面を補強するシルクロス10の長手方向端部下面と、前記前方部分9aの下端部との間をブレース11により連結し、これによって、荷台外板9におけるホイールアーチ部8の前方部分9aを補強するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、荷台2を製作するにあたっては、フロアパネル3の裏面に多数のシルクロス10等を組み付けて成る床アッセンブリと、荷台外板9にインナパネルやフロントエンドポスト等を組み付けて成るサイドアッセンブリとを夫々組み立て終えた後に両アッセンブリを組み合わせるようにしているので、両アッセンブリの組み合わせ時にしかブレース11を取り付けることができないが、該ブレース11の取り付け箇所が狭くなって溶接が困難となるために、ブレース11の取り付けを煩雑なボルト締結で行わなければならず、しかも、床下からの締結となるので、作業性の低下とコストアップを招いてしまうという問題があった。
【0005】
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、荷台外板におけるホイールアーチ部の前方部分を補強するに際し、作業性の向上とコストダウンを図り得るようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、荷台外板におけるホイールアーチ部の円弧形状に沿いホイールハウス側に向け屈曲形成されたフランジと、荷台外板前端をヘッダボードに接続するフロントエンドポストとの間をブレースにより連結すると共に、該ブレースを前記荷台外板の前方部分が外力や振動により捻れ変形を起こす際に折れ曲がりの基点となる捻れ軸に対し交差するように配置したことを特徴とする荷台外板の補強構造、に係るものである。
【0007】
このようにすれば、荷台外板におけるホイールアーチ部のフランジと、ヘッダボードに固着されて高剛性を有するフロントエンドポストとの間でブレースが突っ張り作用を生ずることにより、荷台外板におけるホイールアーチ部の前方部分の剛性が大幅に高められて該前方部分が良好に補強されることになる。
また、荷台外板の前方部分で折れ曲がりの基点となる捻れ軸に対し交差するようにブレースが配置されているので、外部からの小さな負荷(外力)や路面入力(振動)等による捻れ変形の発生が効果的に防止されることになる。
【0008】
しかも、このブレースは、荷台外板にインナパネルやフロントエンドポスト等を組み付けてサイドアッセンブリを組み立てる際に、溶接等で一緒に取り付けることが可能であるので、従来の如き煩雑なボルト締結を採用する必要がなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0010】
図1〜図3は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図4と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0011】
図示する如く、本形態例においては、荷台外板9におけるホイールアーチ部8の円弧形状に沿いホイールハウス側に向け屈曲形成されたフランジ12と、荷台外板9前端をヘッダボード5に接続するフロントエンドポスト13との間をブレース14により連結するようにしている。
【0012】
ここで、前記ブレース14を取り付けるにあたっては、荷台外板9におけるホイールアーチ部8の前方部分9aに存在する捻れ軸xに対し極力直角に交差するように前記ブレース14を配置することが好ましい。
【0013】
尚、前記捻れ軸xとは、縦長形状を呈する前記荷台外板9の前方部分9aが、外部からの小さな負荷(外力)や路面入力(振動)等により捻れ変形を起こす際に、その折れ曲がりの基点となる軸のことを意味しており、一般的には、図2に示す如く、荷台外板9のホイールアーチ部8の比較的上方位置から前方に向け下り傾斜を成すように存在している。
【0014】
そして、このような捻れ軸xに対し極力直角に交差するようにブレース14を配置するには、前記ホイールアーチ部8におけるフランジ12の前方側下方位置から前方に向け上り傾斜を成すようにブレース14を配置すれば良い。
【0015】
更に、図示例のブレース14に関する詳細な形状について詳述すると、このブレース14は、その長手方向一端に前記ホイールアーチ部8のフランジ12に当接する接合面14aを有し且つ他端にはフロントエンドポスト13の背面に当接する接合面14bを有しており、しかも、前記一端側から他端側近傍位置にかけて徐々に車幅方向外側に張り出すようにしたビード14cを付されている。
【0016】
而して、このようにすれば、荷台外板9におけるホイールアーチ部8のフランジ12と、ヘッダボード5に固着されて高剛性を有するフロントエンドポスト13との間でブレース14が突っ張り作用を生ずることにより、荷台外板9におけるホイールアーチ部8の前方部分9aの剛性が大幅に高められて該前方部分9aが良好に補強されることになる。
また、荷台外板9の前方部分で折れ曲がりの基点となる捻れ軸xに対し極力直角に交差するようにブレースが配置されているので、外部からの小さな負荷(外力)や路面入力(振動)等による捻れ変形の発生が効果的に防止されることになる。
【0017】
しかも、このブレース14は、荷台外板9にインナパネルやフロントエンドポスト13等を組み付けてサイドアッセンブリを組み立てる際に、スポット溶接等で一緒に取り付けることが可能であるので、従来の如き煩雑なボルト締結を採用する必要がなくなる。
【0018】
尚、ブレース14をスポット溶接で取り付けるとした場合には、ブレース14両端の各接合面14a,14bが、外観的に隠れ部分となるホイールアーチ部8のフランジ12及びフロントエンドポスト13に対し接合されることになるので、溶接打点が目立たなくて済み、荷台外板9の美観を見栄え良く保持することが可能である。
【0019】
従って上記形態例によれば、サイドアッセンブリの組み立て時に溶接により簡単にブレース14を取り付けて、荷台外板9におけるホイールアーチ部8の前方部分9aを効果的に補強することができるので、従来の如き床アッセンブリとサイドアッセンブリとの組み合わせ時に狭隘な取り付け箇所に対しフロアパネル3の下からブレース14をボルト締結するといった煩雑な作業を回避することができ、その作業性を著しく向上することができると共に、ボルト等の部品類を削減して大幅なコストダウンを図ることができる。
【0020】
また、特に本形態例では、荷台外板9の前方部分9aに存在する捻れ軸xに対し極力直角に交差するようにブレース14を配置しているので、外部からの小さな負荷(外力)や路面入力(振動)等による捻れ変形の発生を効果的に防止することができる。
【0021】
尚、本発明の荷台外板の補強構造は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】
上記した本発明の荷台外板の補強構造によれば、サイドアッセンブリの組み立て時に溶接により簡単にブレースを取り付けて、荷台外板におけるホイールアーチ部の前方部分を効果的に補強することができるので、従来の如き床アッセンブリとサイドアッセンブリとの組み合わせ時に狭隘な取り付け箇所に対しフロアパネルの下からブレースをボルト締結するといった煩雑な作業を回避することができ、その作業性を著しく向上することができると共に、ボルト等の部品類を削減して大幅なコストダウンを図ることができ、しかも、荷台外板の前方部分で折れ曲がりの基点となる捻れ軸に対し交差するようにブレースを配置しているので、外部からの小さな負荷(外力)や路面入力(振動)等による捻れ変形の発生を効果的に防止することができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を斜め前方から見た斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図2のIII−III方向矢視の断面図である。
【図4】比較的小型の車輌から成るトラックを斜め後方から見た斜視図である。
【図5】従来例を斜め後方から見た斜視図である。
【符号の説明】
5 ヘッダボード
8 ホイールアーチ部
9 荷台外板
9a 前方部分
12 フランジ
13 フロントエンドポスト
14 ブレース

Claims (1)

  1. 荷台外板におけるホイールアーチ部の円弧形状に沿いホイールハウス側に向け屈曲形成されたフランジと、荷台外板前端をヘッダボードに接続するフロントエンドポストとの間をブレースにより連結すると共に、該ブレースを前記荷台外板の前方部分が外力や振動により捻れ変形を起こす際に折れ曲がりの基点となる捻れ軸に対し交差するように配置したことを特徴とする荷台外板の補強構造。
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