JP3860411B2 - 乱反射防止膜用重合体とその製造方法 - Google Patents

乱反射防止膜用重合体とその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体素子の製造工程において、乱反射防止膜として使用できる重合体とその製造方法に関するもので、より詳しくは、半導体素子の製造工程中、193nmArF及び248nmKrFレーザーを用いるリソグラフィー用フォトレジストを使用する超微細パターン形成工程において、下部膜層の反射を防止し、ArF、KrF光及びフォトレジスト自体の厚さ変化による定在波を除去し得る反射防止用有機物質に関するもので、1G、4G DRAMの超微細バターンの形成時に使用できる有機乱反射防止重合体及びその製造方法に関するものである。また、本発明はこのような有機乱反射防止重合体を含有する乱反射防止組成物、これを用いた反射防止膜及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造工程における超微細パターン形成工程においては、ウェーハ上の下部膜層の光学的性質及び感光膜の厚さの変動による定在波(standing wave)、反射ノッチング(reflective notching)と下部膜からの回折光及び反射光によるCD(Critical Dimension)の変動が不可避に起こる。したがって、露光源として使用する光の波長帯で光吸収が良好な層を導入して、下部膜層での反射を防ぐようにしようという提案があり、この膜が反射防止膜と呼ばれている。
【0003】
このような反射防止膜は、使用される物質の種類によって大きくは無機系反射防止膜と有機系反射防止膜に区分される。また、反射防止メカニズムによって吸収系反射防止膜と干渉系反射防止膜に分けられる。波長365nmのI線(I-line)を用いる微細パターン形成工程では主として無機系反射防止膜が使用されており、吸収系反射防止膜としては主としてTiN及び非晶形カーボン(Amorphous C)が、干渉系反射防止膜としては主としてSiONが使用されている。
【0004】
KrF光を用いる超微細パターン形成工程では、主として無機系反射防止膜であるSiONが使用されてきたが、最近では反射防止膜に有機系化合物も使用されるようになってきた。例えば、ArF光を用いる超微細パターンの形成においても、有機反射防止膜を使用することが有効であることが認識されてきた。しかし、ArF光を使用する超微細パターン形成工程においては、満足し得る反射防止膜が開発されていないのが実情である。無機系反射防止膜の場合には、光源である193nmでの干渉現象を制御できる物質がまだ発表されておらず、最近、有機系反射防止膜を使用しようとする努力が続いている。
【0005】
現在までに得られた知見からすると、有機反射防止膜には次のような基本条件が備えられていることが望ましい。
【0006】
(1)工程の適用時、フォトレジストが溶媒により溶解されて剥ける現象があってはならない。このためには、成形膜が架橋構造をなし得るように設計されなければならず、この際に、副産物として化学物質が発生してはならない。
(2)反射防止膜からの酸又はアミンなどの化学物質の出入があってはならない。仮に、反射防止膜から酸が移行(migration)すると、パターンの下部にアンダーカッティング(undercutting)が発生し、アミンなどの塩基が移行しながらフッティング(footing)現象を誘発する傾向があるためである。
(3)反射防止膜は上部の感光膜に比べて相対的に速いエッチング速度を有しなければならないが、このことは、エッチング時、感光膜をマスクとして円滑なエッチング工程を行えるようにするためである。
(4)したがって、反射防止膜はできるだけ薄い厚さで十分に反射防止膜としての機能を発揮できなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、前記反射防止膜として備えるべき条件を全て満足するとともに、半導体素子の製造工程中、193nmArF及び248nmKrF光を用いる超微細パターン形成工程において、反射防止膜として使用し得る新規の有機化合物質とその製造方法を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、このような乱反射防止膜用化合物を含有する乱反射防止組成物及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
本発明の更に他の目的は、このような乱反射防止組成物を使用して形成された乱反射防止膜及びその形成方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すべての感光膜においては、露光時に発生する定在波及び反射ノッチングと下部膜からの後面回折及び反射による光の干渉を除去するための有機乱反射防止物質の使用が必須であり、有機乱反射防止物質は必ず特定波長に対する吸収度が高い場合にだけ反射防止膜として使用できる。本発明では、波長193nm及び248nmの光を吸収できるように、重合体に吸光度の高い発色団を含有するように設計し、また、有機反射防止膜の成形性、気密性、耐溶解性などを付与するため、コーティング後、ハードベイク(hard bake)時に架橋反応が起こるように、樹脂内のエポキシ構造の開環反応で架橋させるメカニズムを導入した。特に、本発明の反射防止膜樹脂は、ハイドロカーボン系の全ての溶媒に対して溶解性が優秀であり、しかもハードベイク後にはどんな溶媒にも溶解されない耐溶解性を持っている。したがって、感光膜の塗布時、何らの問題も発生しないだけでなく、パターン形成時、アンダーカッティング及びフッティングが発生せず、特に、アクリラート系の高分子からなっていることにより、ArF感光膜に比べて優れたエッチング速度を有するので、エッチング選択比が著しく向上された。
【0011】
本発明の有機反射防止膜として用いられる樹脂の基本式は下記の化学式(1)、化学式(2)及び化学式(3)のようである。
【化7】
Figure 0003860411
【化8】
Figure 0003860411
【化9】
Figure 0003860411
【0012】
ここで、Ra、Rb及びRcはそれぞれ水素又はメチル基を、R1ないしR9はそれぞれ水素、又は炭素数1〜5のアルキルであるか、炭素数1〜5のアルコキシアルキル基を、上記(a)の構造を有するポリマーにおいてx、yはそれぞれ0.01〜0.99のモル分率を、上記(b)の構造を有するポリマーにおいてx、y、zはそれぞれ0.01〜0.9のモル分率を、m、nはそれぞれ1〜5の整数を示す。
【0013】
前記化学式(3)の重合体としては、下記化学式(4)ないし(7)から構成されるグループから選択されるものを使用することも好ましい。
【化10】
Figure 0003860411
【化11】
Figure 0003860411
【化12】
Figure 0003860411
【化13】
Figure 0003860411
【0014】
前記化学式(4)ないし(7)の化合物は、アルコール基を有するほかの重合体と酸の存在下でよく硬化される。
【0015】
前記化学式(1)の重合体は9−アントラセンアルキルアクリラート系単量体とヒドロキシアルキルアクリラート系単量体を開始剤とともに溶媒中に重合反応させて製造することができ、この際に、各単量体は0.01〜0.99モル分率を有する。
【0016】
前記化学式(1)又は(2)の重合体を製造するために使用されるヒドロキシアルキルアクリラート系単量体及びメチルメタクリレート系単量体は商業的に求めるか、直接製造して使用することができる。
【0017】
本発明は前記化学式(3)の構造を有する化合物の製造方法を提供する。
【0018】
前記化学式(3)の重合体の製造方法は、(メト)アクロレインを重合させてポリ(メト)アクロレインを製造した後、製造された結果物を側鎖又は主鎖置換された炭素数1〜10のアルキルアルコールと反応させることからなる。
【0019】
より詳しくは、まず(メト)アクロレインを有機溶媒に溶かし、これに重合開始剤を添加し、真空状態の60〜70℃の温度で4〜6時間重合反応させた後、その結果物に側鎖又は主鎖置換された炭素数1〜10のアルキルアルコールをトリフルオロメチルスルホン酸を触媒として常温で20〜30時間反応させることからなる。
【0020】
前記過程において、前記有機溶媒としては、テトラヒドロフラン(THF)、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、メチルエチルケトン、ベンゼン、トルエン及びキシレンからなるグループから選択される1種又はそれ以上を混合して使用することが好ましい。
【0021】
また、前記重合開始剤としては、2,2−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、ベンゾイルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、ラウリルパーオキサイド、t−ブチルパーアセテート、t−ブチルヒドロパーオキサイド及びジ−t−ブチルパーオキサイドからなるグループから選択されたものを使用することが好ましい。
【0022】
また、前記炭素数1〜10のアルキルアルコールとしては、メタノール又はエタノールを使用することが好ましい。
【0023】
また、本発明は、前記化学式(1)又は(2)の重合体の1種と前記化学式(3)の重合体の1種を有機溶媒中で混合させてなる反射防止膜組成物を提供する。また、本発明は、前記反射防止膜組成物にアントラセン誘導体からなるグループから選択される1種又は2種以上の添加剤を更に添加したことを特徴とする反射防止膜組成物を提供する。
【0024】
前記添加剤としてのアントラセン誘導体は、アントラセン、9−アントラセンメタノール、9−アントラセンカルボニトリル、9−アントラセンカルボン酸、ジトラノ−ル、1,2,10−アントラセントリオール、アントラフラボン酸、9−アントアルデヒドオキシム、9−アントラルデヒド、2−アミノ−7−メチル−オキソ−5H−[1]ベンゾピラノ[2,3−b]ベンゾピリジン−3−カルボニトリル、1−アミノアントラキノン、アントラキノン−2−カルボン酸、1,5−ジヒドロキシアントラキノン、アントロン、9−アントリルトリフルオロメチルケトン、下記化学式(8)の9−アルキルアントラセン誘導体、下記化学式(9)のカルボキシルアントラセン誘導体、下記化学式(10)のカルボキシルアントラセン誘導体からなるグループから選択されたものが好ましい。
【化14】
Figure 0003860411
【化15】
Figure 0003860411
【化16】
Figure 0003860411
【0025】
前記式において、R1、R2、R3はそれぞれ水素、ヒドロキシ基又は炭素数1〜5のアルキル基、アルコキシアルキル基である。
【0026】
また、前記反射防止膜用組成物における重合反応時の有機溶媒としては、通常の有機溶媒を使用することができ、好ましくはエチル3−エトキシプロピオネート、メチル3−メトキシプロピオネート、シクロヘキサノン、プロピレングリコールメチルエーテルアセテートなどを使用することができる。この際に、溶媒の量は200〜5000重量%にすることが好ましい。
【0027】
また、本発明は、前記化学式(1)、(2)及び(3)のいずれか1種以上の化合物を含む反射防止膜用組成物をウェーハに塗布し、ハードベイクする段階を含んでなる反射防止膜の形成方法を提供する。
【0028】
前記ハードベイクは100〜300℃の温度で10〜1000秒間行うことが好ましく、ハードベイクにより反射防止膜樹脂を架橋させて反射防止膜を形成する。
【0029】
前記方法により形成された反射防止膜は、193nmArF、248nmKrF及び157nmF2レーザーを使用する超微細パターン形成工程の有機反射防止膜としても優秀な性能を表すものと確認された。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例に基づいて本発明をより具体的に説明する。しかし、下記の実施例は本発明の権利範囲を限定するものではなく、ただ例示のために提示するものである。
【0031】
(実施例1)ポリ[9−アントラセンメチルアクリラート−(2−ヒドロキシエチルアクリラート)]2元共重合体の合成
(1)9−アントラセンメチルアクリラートの合成
9−アントラセンメタノール0.5モルとピリジン0.5モルをテトラヒドロフランに溶解させた後、アクリロイルクロライド0.5モルを加えて反応させる。反応溶液を濾過した後、再度エチルアセテートで抽出した後、蒸留水で多数回洗浄し、減圧蒸留器で乾燥させることで、下記化学式(11)で表示される9−アントラセンメチルアクリラートを収得する。この際に、収率は84%であった。
【化17】
Figure 0003860411
【0032】
(2)ポリ[9−アントラセンメチルアクリラート−(2−ヒドロキシエチルアクリラート)]2元共重合体の合成
9−アントラセンメチルアクリラート単量体0.5モル、2−ヒドロキシエチルアクリラート0.5モルを500mlの円形フラスコに入れ、撹拌しながら、予め用意したテトラヒドロフラン(THF)300gを加えた後、よく混ぜ合わせ、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.1〜3g加えた後、窒素雰囲気の60℃〜75℃の温度で5〜20時間反応させる。反応の完了後、この溶液をエチルエーテル又はノルマルヘキサン溶媒に沈殿させ、濾過し乾燥させると、本発明による重合体である下記化学式(12)の構造を有するポリ[9−アントラセンメチルアクリラート−(2−ヒドロキシエチルアクリラート)]樹脂が収得される。この際に、収率は83%であった。
【化18】
Figure 0003860411
【0033】
(実施例2)ポリ[9−アントラセンメチルアクリラート−(3−ヒドロキシプロピルアクリラート)]2元共重合体の合成
実施例1で合成した9−アントラセンメチルアクリラート単量体0.5モル、3−ヒドロキシプロピルアクリラート0.5モルを500mlの円形フラスコに入れ、撹拌しながら、予め用意したテトラヒドロフラン(THF)300gを加えた後、よく混ぜ合わせ、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.1〜3g加えた後、窒素雰囲気の60℃〜75℃の温度で5〜20時間反応させる。反応の完了後、この溶液をエチルエーテル又はノルマルヘキサン溶媒に沈殿させ、濾過し乾燥させると、本発明による重合体である下記化学式(13)の構造を有するポリ[9−アントラセンメチルアクリラート−(3−ヒドロキシプロピルアクリラート)]樹脂が収得される。この際に、収率は82%であった。
【化19】
Figure 0003860411
【0034】
(実施例3)ポリ[9−アントラセンメチルアクリラート−(4−ヒドロキシブチルアクリラート)]共重合体の合成
実施例1で合成した9−アントラセンメチルアクリラート単量体0.5モル、4−ヒドロキシブチルアクリラート0.5モルを500mlの円形フラスコに入れ、撹拌しながら、予め用意したテトラヒドロフラン(THF)300gを加えた後、よく混ぜ合わせ、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.1〜3g加えた後、窒素雰囲気の60℃〜75℃の温度で5〜20時間反応させる。反応の完了後、この溶液をエチルエーテル又はノルマルヘキサン溶媒に沈殿させ、濾過し乾燥させると、本発明による重合体である下記化学式(14)の構造を有するポリ[9−アントラセンメチルアクリラート−(4−ヒドロキシブチルアクリラート)]樹脂が収得される。この際に、収率は81%であった。
【化20】
Figure 0003860411
【0035】
(実施例4)ポリ[9−アントラセンメチルメタクリレート−(2−ヒドロキシエチルアクリラート)]2元共重合体の合成
(1)9−アントラセンメチルメタクリレートの合成
9−アントラセンメタノール0.5モルとピリジン0.5モルをテトラヒドロフランに溶解させた後、メタクリロイルクロライド0.5モルを加える。反応溶液を濾過した後、再度エチルアセテートで抽出し、蒸留水で多数回洗浄してから減圧蒸留器で乾燥させることで、下記化学式(15)で表示される9−アントラセンメチルメタクリレートを収得する。この際に、収率は83%であった。
【化21】
Figure 0003860411
【0036】
(2)ポリ[9−アントラセンメチルメタクリレート−(2−ヒドロキシエチルアクリラート)]2元共重合体の合成
9−アントラセンメチルメタクリレート単量体0.5モル、2−ヒドロキシエチルアクリラート0.5モルを500mlの円形フラスコに入れ、撹拌しながら、予め用意したテトラヒドロフラン(THF)300gを加えた後、よく混ぜ合わせ、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.1〜3g加えた後、窒素雰囲気の60℃〜75℃の温度で5〜20時間反応させる。反応の完了後、この溶液をエチルエーテル又はノルマルヘキサン溶媒に沈殿させ、濾過し乾燥させると、本発明による重合体である下記化学式(16)の構造を有するポリ[9−アントラセンメチルメタクリレート−(2−ヒドロキシエチルアクリラート)]樹脂が収得される。この際に、収率は79%であった。
【化22】
Figure 0003860411
【0037】
(実施例5)ポリ[9−アントラセンメチルメタクリレート−(3−ヒドロキシプロピルアクリラート)]2元共重合体の合成
前記実施例4で合成した9−アントラセンメチルメタクリレート単量体0.5モル、3−ヒドロキシプロピルアクリラート0.5モルを500mlの円形フラスコに入れ、撹拌しながら、予め用意したテトラヒドロフラン(THF)300gを加えた後、よく混ぜ合わせ、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.1〜3g加えた後、窒素雰囲気の60℃〜75℃の温度で5〜20時間反応させる。反応の完了後、この溶液をエチルエーテル又はノルマルヘキサン溶媒に沈殿させ、濾過し乾燥させると、本発明による重合体である下記化学式(17)の構造を有するポリ[9−アントラセンメタクリレート−(3−ヒドロキシプロピルアクリラート)]樹脂が収得される。この際に、収率は81%であった。
【化23】
Figure 0003860411
【0038】
(実施例6)ポリ[9−アントラセンメチルメタクリレート−(4−ヒドロキシブチルアクリラート)]2元共重合体の合成
前記実施例4で合成した9−アントラセンメチルメタクリレート単量体0.5モル、4−ヒドロキシブチルアクリラート0.5モルを500mlの円形フラスコに入れ、撹拌しながら、予め用意したテトラヒドロフラン(THF)300gを加えた後、よく混ぜ合わせ、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル (AIBN)を0.1〜3g加えた後、窒素雰囲気の60℃〜75℃の温度で5〜20時間反応させる。反応の完了後、この溶液をエチルエーテル又はノルマルヘキサン溶媒に沈殿させ、濾過し乾燥させると、本発明による重合体である下記化学式(18)の構造を有するポリ[9−アントラセンメチルメタクリレート−(4−ヒドロキシブチルアクリラート)]樹脂が収得される。この際に、収率は81%であった。
【化24】
Figure 0003860411
【0039】
(実施例7)ポリ[9−アントラセンメチルアクリラート−(2−ヒドロキシエチルアクリラート)−メチルメタクリレート]3元共重合体の合成
実施例1で合成した9−アントラセンメチルアクリラート単量体0.3モル、2−ヒドロキシエチルアクリラート0.5モル、メチルメタクリレート0.2モルを500mlの円形フラスコに入れ、撹拌しながら、予め用意したテトラヒドロフラン(THF)300gを加えた後、よく混ぜ合わせ、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.1〜3g加えた後、窒素雰囲気の60℃〜75℃の温度で5〜20時間反応させる。反応の完了後、この溶液をエチルエーテル又はノルマルヘキサン溶媒に沈殿させ、濾過し乾燥させると、本発明による重合体である下記化学式(19)の構造を有するポリ[9−アントラセンメチルアクリラート−(2−ヒドロキシエチルアクリラート)−メチルメタクリレート]樹脂が収得される。この際に、収率は80%であった。
【化25】
Figure 0003860411
【0040】
(実施例8)ポリ[9−アントラセンメチルアクリラート−(3−ヒドロキシプロピルアクリラート)−メチルメタクリレート]3元共重合体の合成
実施例1で合成した9−アントラセンメチルアクリラート単量体0.3モル、3−ヒドロキシプロピルアクリラート0.5モル、メチルメタクリレート0.2モルを500mlの円形フラスコに入れ、撹拌しながら、予め用意したテトラヒドロフラン(THF)300gを加えた後、よく混ぜ合わせ、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.1〜3g加えた後、窒素雰囲気の60℃〜75℃の温度で5〜20時間反応させる。反応の完了後、この溶液をエチルエーテル又はノルマルヘキサン溶媒に沈殿させ、濾過し乾燥させると、本発明による重合体である下記化学式(20)の構造を有するポリ[9−アントラセンメチルアクリラート−(3−ヒドロキシプロピルアクリラート)−メチルメタクリレート]樹脂が収得される。この際に、収率は82%であった。
【化26】
Figure 0003860411
【0041】
(実施例9)ポリ[9−アントラセンメチルアクリラート−(4−ヒドロキシブチルアクリラート)−メチルメタクリレート]3元共重合体の合成
実施例1で合成した9−アントラセンメチルアクリラート単量体0.3モル、4−ヒドロキシブチルアクリラート0.5モル、メチルメタクリレート0.2モルを500mlの円形フラスコに入れ、撹拌しながら、予め用意したテトラヒドロフラン(THF)300gを加えた後、よく混ぜ合わせ、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.1〜3g加えた後、窒素雰囲気の60℃〜75℃の温度で5〜20時間反応させる。反応の完了後、この溶液をエチルエーテル又はノルマルヘキサン溶媒に沈殿させ、濾過し乾燥させると、本発明による重合体である下記化学式(21)の構造を有するポリ[9−アントラセンメチルアクリラート−(4−ヒドロキシブチルアクリラート)−メチルメタクリレート]樹脂が収得される。この際に、収率は81%であった。
【化27】
Figure 0003860411
【0042】
(実施例10)ポリ[9−アントラセンメチルメタクリレート−(2−ヒドロキシエチルアクリラート)−メチルメタクリレート]3元共重合体の合成
前記実施例4で合成した9−アントラセンメチルメタクリレート単量体0.3モル、2−ヒドロキシエチルアクリラート0.5モル、メチルメタクリレート0.2モルを500mlの円形フラスコに入れ、撹拌しながら、予め用意したテトラヒドロフラン(THF)300gを加えた後、よく混ぜ合わせ、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.1〜3g加えた後、窒素雰囲気の60℃〜75℃の温度で5〜20時間反応させる。反応の完了後、この溶液をエチルエーテル又はノルマルヘキサン溶媒に沈殿させ、濾過し乾燥させると、本発明による重合体である下記化学式(22)の構造を有するポリ[9−アントラセンメチルメタクリレート−(2−ヒドロキシエチルアクリラート)−メチルメタクリレート]樹脂が収得される。この際に、収率は82%であった。
【化28】
Figure 0003860411
【0043】
(実施例11)ポリ[9−アントラセンメチルメタクリレート−(3−ヒドロキシプロピルアクリラート)−メチルメタクリレート]3元共重合体の合成
前記実施例4で合成した9−アントラセンメチルメタクリレート単量体0.3モル、3−ヒドロキシプロピルアクリラート0.5モル、メチルメタクリレート0.2モルを500mlの円形フラスコに入れ、撹拌しながら、予め用意したテトラヒドロフラン(THF)300gを加えた後、よく混ぜ合わせ、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.1〜3g加えた後、窒素雰囲気の60℃〜75℃の温度で5〜20時間反応させる。反応の完了後、この溶液をエチルエーテル又はノルマルヘキサン溶媒に沈殿させ、濾過し乾燥させると、本発明による重合体である下記化学式(23)の構造を有するポリ[9−アントラセンメチルメタクリレート−(3−ヒドロキシプロピルアクリラート)−メチルメタクリレート]樹脂が収得される。この際に、収率は81%であった。
【化29】
Figure 0003860411
【0044】
(実施例12)ポリ[9−アントラセンメチルメタクリレート−(4−ヒドロキシブチルアクリラート)−メチルメタクリレート]3元共重合体の合成
前記実施例4で合成した9−アントラセンメチルメタクリレート単量体0.3モル、4−ヒドロキシブチルアクリラート0.5モル、メチルメタクリレート0.2モルを500mlの円形フラスコに入れ、撹拌しながら、予め用意したテトラヒドロフラン(THF)300gを加えた後、よく混ぜ合わせ、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.1〜3g加えた後、窒素雰囲気の60℃〜75℃の温度で5〜20時間反応させる。反応の完了後、この溶液をエチルエーテル又はノルマルヘキサン溶媒に沈殿させ、濾過し乾燥させると、本発明による重合体である下記化学式(24)の構造を有するポリ[9−アントラセンメチルメタクリレート−(4−ヒドロキシブチルアクリラート)−メチルメタクリレート]樹脂が収得される。この際に、収率は80%であった。
【化30】
Figure 0003860411
【0045】
(実施例13)ポリ[9−アントラセンエチルアクリラート−(2−ヒドロキシエチルアクリラート)]2元共重合体の合成
(1)9−アントラセンエチルアクリラートの合成
9−アントラセンメタノール0.5モルとピリジン0.5モルをテトラヒドロフランに溶解させた後、アクリロイルクロライド0.5モルを加える。反応溶液を濾過した後、再度エチルアセテートで抽出し、蒸留水で多数回洗浄してから、減圧蒸留器で乾燥させることで、下記化学式(25)で表示される9−アントラセンエチルアクリラートを収得する。この際に、収率は80%であった。
【化31】
Figure 0003860411
【0046】
(2)ポリ[9−アントラセンエチルアクリラート−(2−ヒドロキシエチルアクリラート)]2元共重合体の合成
9−アントラセンエチルメタクリレート単量体0.5モル、2−ヒドロキシエチルアクリラート0.5モルを500mlの円形フラスコに入れ、撹拌しながら、予め用意したテトラヒドロフラン(THF)300gを加えた後、よく混ぜ合わせ、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.1〜3g加えた後、窒素雰囲気の60℃〜75℃の温度で5〜20時間反応させる。反応の完了後、この溶液をエチルエーテル又はノルマルヘキサン溶媒に沈殿させ、濾過し乾燥させると、本発明による重合体である下記化学式(26)の構造を有するポリ[9−アントラセンエチルアクリラート−(2−ヒドロキシエチルアクリラート)]樹脂が収得される。この際に、収率は82%であった。
【化32】
Figure 0003860411
【0047】
(実施例14)ポリ[9−アントラセンエチルメタクリレート−(3−ヒドロキシプロピルアクリラート)]2元共重合体の合成
前記実施例13で合成した9−アントラセンエチルアクリラート単量体0.5モル、3−ヒドロキシプロピルアクリラート0.5モルを500mlの円形フラスコに入れ、撹拌しながら、予め用意したテトラヒドロフラン(THF)300gを加えた後、よく混ぜ合わせ、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.1〜3g加えた後、窒素雰囲気の60℃〜75℃の温度で5〜20時間反応させる。反応の完了後、この溶液をエチルエーテル又はノルマルヘキサン溶媒に沈殿させ、濾過し乾燥させると、本発明による重合体である下記化学式(27)の構造を有するポリ[9−アントラセンエチルメタクリレート−(3−ヒドロキシプロピルアクリラート)]樹脂が収得される。この際に、収率は81%であった。
【化33】
Figure 0003860411
【0048】
(実施例15)ポリ[9−アントラセンエチルアクリラート−(4−ヒドロキシブチルアクリラート)]2元共重合体の合成
前記実施例13で合成した9−アントラセンエチルアクリラート単量体0.5モル、4−ヒドロキシブチルアクリラート0.5モルを500mlの円形フラスコに入れ、撹拌しながら、予め用意したテトラヒドロフラン(THF)300gを加えた後、よく混ぜ合わせ、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.1〜3g加えた後、窒素雰囲気の60℃〜75℃の温度で5〜20時間反応させる。反応の完了後、この溶液をエチルエーテル又はノルマルヘキサン溶媒に沈殿させ、濾過し乾燥させると、本発明による重合体である下記化学式(28)の構造を有するポリ[9−アントラセンエチルアクリラート−(4−ヒドロキシブチルアクリラート)]樹脂が収得される。この際に、収率は80%であった。
【化34】
Figure 0003860411
【0049】
(実施例16)ポリ[アクロレインジメチルアセタル]樹脂の合成
アクロレイン100g、テトラヒドロフラン(THF)66g、AIBN 2gを500mlの円形フラスコに入れ、真空状態にした後、65℃で5時間反応させた。反応の完了後、生成された白色固体(ポリアクロレイン)をフィルタリングし、エチルエーテルで多数回拭い取った。この際に、収率は80%であった。前記白色固体80gとメタノール500gを1000mlの円形フラスコに加えた後、トリフルオロメチルスルホン酸1mlを触媒として加え、常温(25℃)で24時間以上反応させた。始めには溶けなかった白色固体(ポリアクロレイン)は、反応が完了するにつれて、メタノールに溶けることになる。反応の完了後、赤外線吸収分光器(IRスペクトル)で1690cm −1 の吸収バンドがなくなることを確認し、トリエチルアミンで中和させた後、メタノールを蒸留器で除去してどろりとした状態にし、蒸留水で沈殿させてから真空乾燥することで、前記化学式(4)の化合物を得た。この際に、収率は65%であった。[分子量6,820;多分散度1.60;1H NMR 1.2〜2.1ppb(3H)、3.0〜3.8ppb(6H)、3.8〜4.7(1H)]
【0050】
(実施例17)ポリ[アクロレインジエチルアセタル]樹脂の合成
クロレイン100g、THF 66g、AIBN 2gを500mlの円形フラスコに入れ、真空状態にした後、65℃で5時間反応させた。反応の完了後、生成された白色固体(ポリアクロレイン)をフィルタリングし、エチルエーテルで多数回拭い取った。この際に、収率は80%であった。前記白色固体80gとエタノール500gを1000mlの円形フラスコに入れた後、トリフルオロメチルスルホン酸1mlを触媒として加え、常温(25℃)で24時間以上反応させた。始めには溶けなかった白色固体(ポリアクロレイン)は、反応が完了するにつれて、エタノールに溶けることになる。反応の完了後、赤外線吸収分光器(IRスペクトル)で1690cm −1 の吸収バンドがなくなることを確認し、トリエチルアミンで中和させた後、エタノールを蒸留器で除去してどろりとした状態にし、蒸留水で沈殿させてから真空乾燥することで、前記化学式5の化合物を得た。この際に、収率は60%であった。[分子量7,010;多分散度1.78;1H NMR 1.2〜2.1ppb(9H)、3.0〜3.8ppb(4H)、3.8〜4.7(1H)]
【0051】
(実施例18)ポリ[メタクロレインジメチルアセタル]樹脂の合成
メタクロレイン100g、THF 66g、AIBN 2gを500mlの円形フラスコに入れ、真空状態にした後、65℃で5時間反応させた。反応の完了後、生成された白色固体(ポリメタクロレイン)をフィルタリングした後、エチルエーテルで多数回拭い取った。前記白色固体80gとメタノール500gを1000mlの円形フラスコに入れた後、トリフルオロメチルスルホン酸1mlを触媒として加え、常温(25℃)で24時間以上反応させた。始めには溶けなかった白色固体(ポリメタクロレイン)は、反応が完了するにつれて、メタノールに溶けることになる。反応の完了後、赤外線吸収分光器(IRスペクトル)で1690cm −1 の吸収バンドがなくなることを確認し、トリエチルアミンで中和させた後、メタノールを蒸留器で除去してどろりとした状態にし、蒸留水で沈殿させてから真空乾燥することで、前記化学式(6)の化合物を得た。この際に、収率は65%であった。[分子量6,800;多分散度1.63;1H NMR 1.2〜2.1ppb(5H)、3.0〜3.8ppb(6H)、3.8〜4.7(1H)]
【0052】
(実施例19)ポリ[メタクロレインジエチルアセタル]樹脂の合成
メタクロレイン100g、THF 66g、AIBN 2gを500mlの円形フラスコに入れ、真空状態にした後、65℃で5時間反応させた。反応の完了後、生成された白色固体(ポリメタクロレイン)をフィルタリングした後、エチルエーテルで多数回拭い取った。前記白色固体80gとエタノール500gを1000mlの円形フラスコに入れた後、トリフルオロメチルスルホン酸1mlを触媒として加え、常温(25℃)で24時間以上反応させた。始めには溶けなかった白色固体(ポリメタクロレイン)は、反応が完了するにつれて、エタノールに溶けることになる。反応の完了後、赤外線吸収分光器(IRスペクトル)で1690cm −1 の吸収バンドがなくなることを確認し、トリエチルアミンで中和させた後、エタノールを蒸留器で除去してどろりとした状態にし、蒸留水で沈殿させてから真空乾燥することで、前記化学式(7)の化合物を得た。この際に、収率は61%であった。[分子量7,200;多分散度2.0;1H NMR 1.2〜2.1ppb(11H)、3.0〜3.8ppb(4H)、3.8〜4.7(1H)]
【0053】
(実施例20)反射防止膜の製造
前記実施例1ないし15で製造した化合物の中から選択されたものを前記実施例16ないし19で製造した化合物の中から選択されたものに混合してプロピレングリコールメチルエチルアセテート(PGMEA)に溶かした後、この溶液を単独で使用するか、この溶液に前記添加剤としてのアントラセン化合物グループから選択されたものを0.1〜30重量%添加してよく溶かした後、この溶液を濾過してウェーハに塗布し、100〜300℃で10〜1000秒間ハードベイクを行った。この後、感光膜を塗布し、微細パターン形成工程を行った。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による前記化学式(1)、(2)及び(3)を基本構造とする重合体は、吸光度の高い発色団を樹脂自体に含有しているばかりでなく、本発明による反射防止膜樹脂はハイドロカーボン系の全ての溶媒に対する溶解性に優れ、ハードベイク後にはどんな溶媒にも溶解されない耐溶解性を有するので、感光膜の塗布時、何らの問題も発生しないだけでなく、パターンの形成時、アンダーカッティング及びフッティングが発生しない優れた効果を表す。
【0055】
特に、アクリラート系の高分子から形成されているため、エッチング時、感光膜に比べて優れたエッチング速度を有して、エッチング選択比が著しく向上する効果がある。
【0056】
したがって、本発明による重合体を、半導体製造工程の超微細パターン形成工程における反射防止膜として使用することにより、半導体製造工程のリソグラフィー工程における下部膜層の反射を防止するだけでなく、光及びフォトレジスト自体の厚さ変化による定在波を除去して、64M、256M、1G、4G、16G DRAMの安定した超微細パターンを形成することができるので、製品の収率を増大することができる。

Claims (8)

  1. 下記の構造のポリ(アセタール)ポリマーを含む反射防止膜組成物。
    Figure 0003860411
    ここで、R10、R11はそれぞれ炭素数1〜10のアルコキシ基を、R12は水素又はアルキル基を示す。
  2. 前記ポリ(アセタール)ポリマーと、下記(a)の構造を有するポリマー又は(b)の構造を有するポリマー、又は前記(a),(b)両ポリマーの組み合わせとを含むポリマー混合物を含有する請求項1に記載の反射防止膜組成物。
    Figure 0003860411
    Figure 0003860411
    ここで、Ra、Rb及びRcはそれぞれ水素又はメチル基を、R1ないしR9はそれぞれ水素、又は炭素数1〜5のアルキルであるか、炭素数1〜5のアルコキシアルキル基を、上記(a)の構造を有するポリマーにおいてx、yはそれぞれ0.01〜0.99のモル分率を、上記(b)の構造を有するポリマーにおいてx、y、zはそれぞれ0.01〜0.9のモル分率を、m、nはそれぞれ1〜5の整数を示す。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の反射防止膜組成物に、アントラセン、9−アントラセンメタノール、9−アントラセンカルボニトリル、9−アントラセンカルボン酸、ジトラノ−ル、1,2,10−アントラセントリオール、アントラフラボン酸、9−アントアルデヒドオキシム、9−アントラルデヒド、2−アミノ−7−メチル−オキソ−5H−[1]ベンゾピラノ[2,3−b]ベンゾピリジン−3−カルボニトリル、1−アミノアントラキノン、アントラキノン−2−カルボン酸、1,5−ジヒドロキシアントラキノン、アントロン、9−アントリルトリフルオロメチルケトン、下記化学式(c)である9−アルキルアントラセン誘導体、下記化学式(d)であるカルボキシルアントラセン誘導体、下記化学式(e)であるカルボキシルアントラセン誘導体からなるグループから選択された1種以上の添加剤を含むことを特徴とする反射防止膜用組成物。
    Figure 0003860411
    Figure 0003860411
    Figure 0003860411
    ここで、R1、R2、R3はそれぞれ水素、ヒドロキシ基又は炭素数1〜5のアルキル基、アルコキシアルキル基である。
  4. さらに有機溶媒を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の反射防止膜組成物。
  5. 前記有機溶媒は、エチル3−エトキシプロピオネート、メチル3−メトキシプロピオネート、シクロヘキサノン、プロピレングリコールメチルエーテルアセテートからなるグループから選択されることを特徴とする請求項記載の反射防止膜組成物。
  6. 請求項記載の(a)又は(b)の構造を有するポリマーのいずれかまたはその両方と請求項1記載のポリ(アセタール)ポリマーとを含むポリマー混合物を有する反射防止膜組成物をウェーハに塗布した後、ハードベイクを行うことを特徴とする半導体素子の製造方法。
  7. 前記ハードベイクは100〜300℃の温度で10〜1000秒間行うことを特徴とする請求項記載の方法。
  8. 請求項に記載の方法により製造された半導体素子。
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