JP3859349B2 - 単リール型の磁気テープカートリッジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、コンピュータ用データレコーダーの磁気記録媒体に代表される単リール型の磁気テープカートリッジに関し、そのリールロック機構を改良したものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の磁気テープカートリッジにおいて、図6に示す形態のリールロック機構を備えているものがある。そこでは、上フランジ50と下フランジ51、および下フランジ51と一体に成形した円筒状のハブ52とでテープリール53を構成しており、ハブ52の内部に配置したロック部材54で不使用時のテープリール53の遊動回転を防いでいる。ハブ52の内底壁の下面中央には、テープドライブ側の駆動軸で磁気吸着される鉄板55が固定されており、その周囲壁にテープドライブの駆動軸の駆動歯と噛合する駆動歯56が設けられている。
【0003】
ロック部材54は、圧縮コイル形のばね57の下端を受け止める円形の座板58を有し、座板58の中央部の上下にスライドボス59と受動ピン60とを有する。スライドボス59は本体ケース1の上壁61に設けたガイド突起63で上下スライドは可能に、しかし回転は不能に係合案内されている。座板58の下面と、ハブ52の内底に突設した受座62の上面とには、互いに噛合するロック歯64・65を有する。従ってロック歯64・65どうしが噛合した状態においては、テープリール53は回転できない。使用時には、テープリール53の中央部下面に露出する受動ピン60をテープドライブの駆動軸で突き上げて、ロック歯64・65どうしの噛合を解除する。同時に鉄板55を介してテープリール53を駆動軸上の磁石で吸着し、その回転力を駆動歯56を介してテープリール53に伝達している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のテープカートリッジにおいては、ロック部材54の受動ピン60を駆動軸で直接に突き上げて、ロック歯64・65どうしの噛合状態を解除しているので、ロック状態を確実に解除できないことがある。ロック部材54を受座62の上方へ分離操作した状態において、ロック部材54の全体が傾いて座板58側のロック歯64と受座62側のロック歯65とが、傾斜下端側で接当係合していることがあり、こうした場合には駆動軸が空転してテープリール53を確実に回転駆動できないからである。
【0005】
ガイド突起63はスライドボス59と係合しているので、ロック部材54が傾動するのを抑止することに役立ってはいる。しかし、ロック部材54をスムーズに上下スライドさせるためには、スライドボス59およびガイド突起63の摺動面間にある程度のクリアランスを確保する必要があり、このクリアランス分だけロック部材54が傾動するのを避けられない。これもロック部材54が傾く要因になっている。前述のようにテープリール53のロック解除が不十分なままだと、磁気テープに異常な張力が作用して、テープ切断などの重大事故を生じる。またロック歯64・65が欠損したり、あるいは異常に摩耗して、リールロックを確実に行えなくなることもある。
【0006】
本発明の目的は、リールロック機構のロック解除状態への切り換えが常に確実に行え、リールロック状態のままで磁気テープがケース外へ引き出し操作されるのを防止し、これにより磁気テープの切断やロック歯の破損等の重大事故の発生を解消して、信頼性の向上を期すことにある。本発明の他の目的は、ロック解除部材の耐久性の向上を図れる単リール型の磁気テープカートリッジを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の磁気テープカートリッジは、図1および図2に示すごとく本体ケース1の内部に、1個のテープリール2がケース底壁17の駆動軸挿入口18上で回転自在に収容されており、テープリール2の中央に設けたハブ10のハブ底壁11の内側上面と本体ケース1の上壁12との間に、不使用時のテープリール2の遊動回転を阻止するリールロック機構が設けてある。そのリールロック機構は、図1に示すごとく本体ケース1の上壁12の内面側に設けたガイド突起27で上下スライド可能に、しかし相対回転は不能に係合案内してあるロック部材19と、ロック部材19を押し下げ付勢するばね20と、ロック部材19とハブ底壁11の内側上面との間に配置したロック解除部材21とを備えている。
【0008】
上記ロック部材19は、ハブ10の内部に同心円状に内蔵される筒体22と、この筒体22の内部に設けたばね受壁23とを有する。そして筒体22の下端面とハブ底壁11の内側上面とには、互いに凹凸係合してテープリール2の回動を阻止するロック歯24・25をそれぞれ設ける。
【0009】
上記ロック解除部材21は、前記筒体22内のばね受壁23の下面側とハブ底壁11の内側上面との間に配置されて、耐摩耗性の合成樹脂からなる基体34と、基体34の上面に積層された金属板36と、基体34から下方に突設された複数個の同長の脚片35とを備えている。各脚片35はこれの下端をハブ底壁11に設けた脚片突出孔37を介してハブ底壁11の外側下面より下方へ突出している。複数個の脚片35は、基体34の下面中心から等距離位置で、かつ互いに等間隔に配設する。
【0010】
上記ばね受壁23の下面側と金属板36の上面とは、ばね受壁23の下面側または金属板36のいずれか一方の中央から突設した突起30で点接触している。ハブ底壁11の外側下面には、前記脚片突出孔37より外周領域にテープドライブの駆動軸Dの駆動歯16と係合する駆動歯14が環状に設けられている。
【0011】
【作用】
不使用時におけるテープリール2は、図1に示すごとくばね20で押し下げ付勢されたロック部材19にロック歯24・25を介して噛合しており、これで回動不能に保持されている。ロック解除部材21は、その脚片35が脚片突出孔37を介してハブ底壁11の外側下面より下方へ突出している。この状態の脚片35をテープドライブの駆動軸Dで押し上げ操作すると、図3に示すごとくロック部材19がばね20に抗して押し上げられ、ロック歯24・25どうしが互いに離脱してリールロック状態が解除される。
【0012】
ロック解除部材21を介してロック部材19を押し上げ操作するのは、ロック部材19を常に水平に押し上げ操作できるようにするためである。そのためにロック解除部材21には、駆動軸Dで押し上げ操作される複数個の同長の脚片35を設けている。例えば、ロック部材19を駆動軸Dで直接押し上げ操作する場合には、ロック部材19と駆動軸Dの中心が正しく一致していないと、ロック部材19が径方向のいずれかに傾いてしまうが、ロック解除部材21を複数個の同長の脚片35を介して押し上げ操作すれば、ロック解除部材21と駆動軸Dとの中心に少々の位置ずれがあっても、ロック解除部材21を水平に押し上げることができる。その結果、ロック解除部材21が押し上げられた分だけロック部材19を水平に押し上げることができて、そのロック歯24がロック歯25から確実に離脱する。
【0013】
ロック解除部材21の基体34の上面に金属板36を積層し、この金属板36の中央、またはばね受壁23の下面側中央のいずれか一方から突設した突起30を介して金属板36とばね受壁23の下面側とが点接触している。従って、テープリール2の高速回転時にも該テープリール2と同行回転するロック解除部材21と停止状態のロック部材19との間での摩擦抵抗を減少でき、ロック部材19およびロック解除部材21の摩耗損傷をよく防止できる。
【0014】
ロック解除部材21の脚片35は耐摩耗性の合成樹脂で形成してあるので、駆動軸Dの駆動歯16に欠損や損傷を加えることがなく、また脚片35が駆動軸Dの上端面との摺動により摩耗損傷することもよく防止する。金属板36は合成樹脂製の基体34もよく補強し、狭小スペース内に対応するためにロック解除部材21を薄形化しても、その変形防止を図れ、ロック部材19の押し上げ機能を安定確実に達成できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1ないし図4は本発明に係る単リール型の磁気テープカートリッジの一実施例を示す。図2において、磁気テープカートリッジは、角箱状の本体ケース1の内部に一個のテープリール2を収容し、テープリール2に磁気テープ3(以下単にテープと言う)が巻装されている。テープ3の繰り出し端には、テープ3を引き出し操作するローディングピン4を連結してある。ローディングピン4は本体ケース1の前部右隅に開口したテープ引出口5の内方に収容されており、その上下両端がホルダー6・6で係合保持されることで位置決めされている。テープ引出口5はスライド開閉自在なシャッター7で開閉できる。
【0016】
テープリール2は、図1に示すごとく上フランジ8と下フランジ9、および下フランジ9と一体に成形されて上向きに開口する有底筒状のハブ10とからなる。上フランジ8はハブ10の上端に分離不能に溶着固定してある。テープリール2のハブ底壁11の内側上面と、本体ケース1の上壁12との間に、不使用時にテープリール2の遊動回転を阻止するリールロック機構が設けられている。ハブ底壁11の外側下面には、中央に円形の鉄板などの磁性体13を固定し、磁性体13の周囲を囲む状態で駆動歯14を環状に設ける(図4参照)。駆動歯14は放射方向へ延びるギヤ歯の一群で形成してあり、テープドライブの駆動軸Dの上端面に備えた磁石15の周囲に設けた駆動歯16と係合して、駆動軸Dの回転力を受け継ぐ。駆動歯14は、ケース底壁17に設けた駆動軸挿入口18を介してケース外面に露出している。
【0017】
図1および図3においてリールロック機構は、テープリール2のハブ底壁11と、これの上方に対向する本体ケース1の上壁12との間に組み込まれるロック部材19と、ロック部材19と上壁12との間に配置した圧縮コイル形のばね20と、ロック部材19とハブ底壁11の内側上面との間に配置したロック解除部材21などで構成する。
【0018】
ロック部材19は、テープリール2のハブ10の内部に同心円状に内蔵される筒体22と、この筒体22の内部に一体に形成した水平のばね受壁23とを有し、筒体22の下端全周にロック歯24を設けてあり、このロック歯24がハブ底壁11の内側上面の外周領域に放射状に設けたロック歯25と係合する。
【0019】
ばね受壁23の上面中央には筒状のスライドボス26を上向きに突設してあり、このスライドボス26が上壁12の内面に垂設したガイド突起27に外嵌している。スライドボス26の上端の円周一部には縦溝28を入れてあり、この縦溝28をガイド突起27の外周一部に設けた縦リブ29に嵌入させることにより、ロック部材19はガイド突起27で上下スライドは可能に、しかし相対回転は不能に係合案内される。この点に関しては、例えばスライドボス26の孔を多角形に形成し、これに対応してガイド突起27を断面多角形に形成してもよい。
【0020】
ロック部材19はロック歯24がハブ10内のロック歯25と係合することで、テープリール2の回動を阻止する。テープリール2の回動阻止状態は、ガイド突起27およびスライドボス26の外周を囲む状態で上壁12とばね受壁23との間に装着したばね20の押し下げ付勢力によって保持される。
【0021】
テープリール2を回転駆動するときのばね受壁23とロック解除部材21との摩擦抵抗を極力小さくするために、ロック部材19のばね受壁23の下面中央には円錐形や部分球面形の突起30を備えている。この突起30によりロック部材19のばね受壁23の下面側とロック解除部材21の上側とを点接触させる。図示例では、突起30はロック部材19とは別体の円板31の下面中央に突設してあり、この円板31をばね受壁23の下面に重ね合わせ、円板31に設けた複数個の係止爪32をばね受壁23に設けた係止孔33に挿入係合させて固定することで、突起30がばね受壁23の下面中央位置に設定されている。このようにロック部材19と突起30を別体に形成したうえで、両者を一体化することにより、両者の材質を変えることができる。例えば、耐摩耗性を必要とする突起30は、ポリアセタールなどの樹脂で成形し、ロック部材19はそれよりも安価なABS樹脂、PS樹脂などで成形することができる。
【0022】
ロック解除部材21は、アセタール樹脂やナイロン樹脂など耐摩耗性、自己潤滑性に優れる合成樹脂で円形の基体34と、これの下面の外周寄り端から下方へ突設した複数個(図示例では3個)の同長の脚片35とを一体に成形する。各脚片35は基体34の下面中心より等距離位置にあり、かつ互いに等間隔を置いて突設されている。つまり、図4に示すごとく基体34の下面においてこれを中心にして描かれる同一仮想円C上に複数個の脚片35が等間隔で並ぶように設けられている。
【0023】
この基体34の上面には、ステンレス板等の金属板36を積層一体化する。金属板36は基体34の成形と同時にその上面にインサート成形する。尤も、これに代えて基体34の上面に金属板36を接着剤で一体に接合してもよい。
【0024】
ロック解除部材21は、基体34がハブ底壁11の内側上面で受け止め支持され、各脚片35がハブ底壁11に脚片突出孔37を介してハブ底壁11の外側下面より下方へ突出する。脚片突出孔37はハブ底壁11の駆動歯14と磁性体13との間に位置するよう設けてある。
【0025】
上記構成のリールロック機構においては、図1に示すごとくロック部材19がガイド突起27で回転不能に保持され、ばね20で常に押し下げられている。さらに、ロック部材19とハブ底壁11とに設けたロック歯24・25が互いに係合している。従って、不使用状態におけるテープリール2は回動不能にロック保持できる。
【0026】
使用時には、テープドライブに装填するとシャッター7が開放してローディングピン4がローディング機構で捕捉される。同時に、図3に示すごとくテープリール2が磁性体13を介して駆動軸Dの磁石15により下方へ吸着されると同時に、駆動軸Dの駆動歯16とテープリール2側の駆動歯14とが係合する。この係合動作時に、ロック解除部材21の脚片35が駆動軸Dで突き上げられて、脚片突出孔37内へ押し込まれる。これでロック解除部材21はロック部材19をばね20に抗して押し上げ、これまで係合していたロック歯24・25どうしを離脱させて、リールロック状態を解除する。その結果、テープリール2が回転可能になってテープ3を繰り出しあるいは巻き込み駆動できる。この後に駆動軸Dがテープリール2から離れると、再びテープリール2はロック保持される。
【0027】
上記実施例では、ばね受壁23の下面中央に、ばね受壁23とは別体の突起30を設けたが、これに代えて突起30をばね受壁23の下面中央に一体に突出成形することもできる。この場合のロック部材19は耐摩耗性および自己潤滑性を有するポリアセタール樹脂などで成形することが好ましい。図5に示すごとくばね受壁23の下面は平坦に形成し、ロック解除部材21の金属板36の中央に突起30を上向きに膨出形成してもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、ロック部材19とハブ底壁11との間にロック解除部材21を配置し、ロック解除部材21に設けた複数個の脚片35を駆動軸Dで押し上げ操作することにより、ロック部材19によるリールロック状態を解除できるようにした。従って、ロック解除操作時にロック部材19が傾動するのを防止できるため、ロック部材19のロック歯24がハブ底壁11のロック歯25から確実に離脱する。これにより、テープリール2がロックされた状態のままテープ3が引き出し操作されるのを防止でき、テープ破断等の事故発生を防止できる。
【0029】
ロック解除部材21は耐摩耗性の合成樹脂からなる基体34と金属板36との複合体からなり、ロック部材19を押し上げ操作するロック解除部材21の上面は金属板36で構成し、かつ、その金属板36の中央またはばね受壁23の下面側中央のいずれか一方に突起30を設けることで、金属板36とばね受壁23の間は点接触している。従って、テープリール2の高速回転時にもロック部材19とロック解除部材21間での摩擦抵抗を減少できて、摩擦に対する耐久力にも優れ、耐久性の向上を図れる。
【0030】
ロック解除部材21の脚片35は耐摩耗性の合成樹脂で形成してあるので、駆動軸Dの駆動歯16に欠損や損傷を加えることがなく、駆動軸Dの上端面との摺動により脚片35が摩耗損傷することも防止でき、この点でも耐久性に優れる。金属板36による補強によりロック解除部材21の剛性を高めることもできて有利である。
【0031】
ロック解除に際しては、リール中心から離れた位置で複数個の脚片35を突き上げ操作することになるので、ロック解除部材21が径方向へ傾くのを確実に防止でき、ロック部材19を安定的に支持して水平に押し上げ操作でき、テープリール2のロック解除が確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2におけるA−A線断面図である。
【図2】磁気テープカートリッジの内部平面図である。
【図3】ロック解除状態での縦断正面図である。
【図4】図1におけるB−B線矢視図である。
【図5】他の実施例を図1に相応して示す縦断正面図である。
【図6】リールロック機構の比較例を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース
2 テープリール
10 ハブ
11 ハブ底壁
12 本体ケースの上壁
14 テープリールの駆動歯
16 駆動軸の駆動歯
17 ケース底壁
18 駆動軸挿入口
19 ロック部材
20 ばね
21 ロック解除部材
22 筒体
23 ばね受壁
27 ガイド突起
30 突起
34 基体
35 脚片
36 金属板
37 脚片突出孔
D 駆動軸

Claims (2)

  1. 本体ケース(1)の内部に、テープリール(2)がケース底壁(17)の駆動軸挿入口(18)上で回転自在に収容されており、
    テープリール(2)は、中央に上面が開口する有底筒状のハブ(10)を有し、このハブ(10)のハブ底壁(11)の外側下面が駆動軸挿入口(18)に臨んでおり、
    ハブ底壁(11)の内側上面と本体ケース(1)の上壁(12)との間に、不使用時のテープリール(2)の遊動回転を阻止するリールロック機構が設けられている磁気テープカートリッジにおいて、
    前記リールロック機構は、上壁(12)の内面側に設けたガイド突起(27)で上下スライド可能に、しかし相対回転は不能に係合案内してあるロック部材(19)と、ロック部材(19)を押し下げ付勢するばね(20)と、ロック部材(19)とハブ底壁(11)の内側上面との間に配置したロック解除部材(21)とを備えており、
    ロック部材(19)は、ハブ(10)の内部に内蔵される筒体(22)と、この筒体(22)の内部に設けたばね受壁(23)とを有しており、
    前記筒体(22)の下面とハブ底壁(11)の内側上面とには、互いに凹凸係合してテープリール(2)の回動を阻止するためのロック歯(24)・(25)がそれぞれ設けられており、
    ロック解除部材(21)は、前記筒体(22)内のばね受壁(23)の下面側とハブ底壁(11)の内側上面との間に配置されて、合成樹脂からなる平板状の基体(34)と、基体(34)の上面に積層された金属板(36)と、基体(34)から下方へ一体に突設された複数個の同長の脚片(35)とを有しており、
    各脚片(35)はこれの下端がハブ底壁(11)に設けた脚片突出孔(37)を介してハブ底壁(11)の外側下面より下方へそれぞれ突出しており、
    ロック部材(19)のばね受壁(23)の下面側の中央から突設した突起(30)が金属板(36)の上面に点接触し、または金属板(36)の中央から突設した突起(30)がばね受壁(23)の平坦状の下面側に点接触している単リール型の磁気テープカートリッジ。
  2. ロック解除部材(21)の基体(34)と脚片(35)とが、耐摩耗性の合成樹脂で成形されている請求項1記載の単リール型の磁気テープカートリッジ。
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