JP4119786B2 - 記録テープカートリッジ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープ等の記録テープが巻装されたリールを回転可能に収容した記録テープカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ等の外部記録媒体として磁気テープ等の記録テープが用いられている。この記録テープとして、保存時の収容スペースが小さく、大容量の情報が記録できる、記録テープが巻装された単一のリールをケース内に回転可能に収容した所謂1リールの記録テープカートリッジが採用されている。
【0003】
このような記録テープカートリッジは、不使用時にはリールがケース内で回転しないようにブレーキ手段を備えている(例えば、特許文献1参照)。このブレーキ手段を備えた記録テープカートリッジについて、図22及び図23に基づいて説明する。
【0004】
図22に示す記録テープカートリッジ200では、ケース202内に単一のリール204が収容されている。ケース202は、その底板202Aの中央部に設けられたギヤ開口206と、その天板202Bから下方へ突設された回転規制リブ208とを備えている。
【0005】
リール204は、有底円筒状に形成され外周部に記録テープが巻装されるリールハブ210を備えており、リールハブ210の底部210Aの下面には、ドライブ装置の回転シャフト212に形成された駆動ギヤ212Aと噛合可能なリールギヤ214が環状に形成されている。このリールギヤ214の形成部位における円周上で等間隔となる複数箇所には、底部210Aを貫通する挿通孔216が設けられている。一方、底部210Aの上面には、所定の円周に沿う各挿通孔216の間の複数箇所から(部分的に)係止突起218が立設されている。各係止突起218の上端部には、ギヤ歯218Aが形成されている。
【0006】
このリールハブ210内には、ギヤ歯218Aと噛合い可能な環状の制動ギヤ220Aが下面に設けられた円板状の制動部材220が挿設されている。制動部材220は、その上面から立設された突起222内の挿入溝222Aにケース202の回転規制リブ208を挿入することで、該ケース202に対し回転不能で、かつ上下方向に移動可能とされている。また、ケース202の天板202Bと制動部材220との間には圧縮コイルスプリング224が配設されており、通常は、圧縮コイルスプリング224の付勢力によって制動部材220の制動ギヤ220Aがギヤ歯218Aと噛み合うことで、リール204のケース202に対する回転が阻止された回転ロック状態とされている。
【0007】
さらに、リールハブ210の底部210Aと制動部材220との間には、それぞれに当接するように解除部材226が配設されている。解除部材226は、係止突起218に干渉しないように平面視で略三角形の板状に形成されており、また、それぞれ上記略三角形板の頂部から立設された脚部226Aをリール204の挿通孔216に入り込ませている。
【0008】
この解除部材226は、駆動ギヤ212Aがリールギヤ214と噛み合う動作によって、その脚部226Aが駆動ギヤ212Aに押圧されると、図23に示される如く、圧縮コイルスプリング224の付勢力に抗して上方に押し上げられて制動部材220を上方に押し上げる。これにより、制動ギヤ220Aとギヤ歯218Aとの噛み合い、すなわちリール204の回転ロック状態が解除される構成である。この解除部材226は、駆動ギヤ212Aとリールギヤ214との噛み合いが維持されている状態(図23に示す状態)では、制動部材220を上記解除位置に保持する構成である。
【0009】
そして、回転シャフト212が回転すると、リール204がケース202内で回転する構成である。このとき、脚部226Aをリール204の挿通孔216に入り込ませている解除部材226は、リール204と一体に回転し、その軸心部分に設けられた凸部226Bが、ケース202に対し回転不能である制動部材220の軸心部分に設けられた凸部220Bと点接触状態で摺接するようになっている。なお、制動部材220及び解除部材226は、共に樹脂成形によって形成されており、複雑な形状が容易に得られるようになっている。
【0010】
ところで、近年、記録テープカートリッジ200の高記録密度化が要求されており、これに対応するために、例えば、記録テープを薄肉化してリール204への巻装量を延長することが考えられている。また、記録テープへの情報の書き込みまたは記録テープに記録された情報の読み出しの高速化に伴って、記録テープの引き出し速度(送り速度)の高速化が考えらている。これらにより、記録テープカートリッジ200では、リール204の連続回転時間の延長、及びリール204の回転速度の高速化への対応が要求されている。
【0011】
しかしながら、上記従来の記録テープカートリッジ200では、リール204の回転時に、それぞれ樹脂材である制動部材220の凸部220Bと解除部材226の凸部226Bとが互いに摺接するため、該リール204の回転速度が大きく(例えば、記録テープの送り速度で6m/s以上)かつ該回転時間が長いと、凸部220Bまたは凸部226Bが摩耗したり溶けたりすることが懸念される。凸部220Bまたは凸部226Bが摩耗等により低くなると、上記回転シャフト212の移動ストロークでは、制動部材220の制動ギヤ220Aとリール204のギヤ歯218Aとの噛み合いを適正に解除できなくなる。
【0012】
そこで、制動部材220と解除部材226との間の摩耗を防止するために、従来から種々の工夫がされている(例えば、特許文献2乃至特許文献4参照)。
【0013】
特許文献2には、解除部材226における凸部220Bとの摺接部位を金属板とした記録テープカートリッジが記載されている。この金属板は、インサート成形または接着によって解除部材226に固定的に取り付けられる構成である。同様に、特許文献3には、制動部材220または解除部材226における相手方との摺接部位を金属製部材で構成した記録テープカートリッジが記載されている。この金属製部材は、嵌め込みまたは接着によって解除部材226または制動部材220に固定的に取り付けられる構成である。さらに、特許文献4には、制動部材220と解除部材226との当接部に滑り性の良好なシート部材を介在させた構成が記載されている。具体的には、解除部材226に接着剤にてシート材を貼り付け、該シート材を制動部材220の凸部220Bと摺接させるようになっている。
【0014】
【特許文献1】
特許第3187022号明細書
【特許文献2】
特開平11−273307号公報
【特許文献3】
特開2002−197833号公報
【特許文献4】
特開2000−339909号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上記したそれぞれ従来の構成では、何れも制動部材と解除部材との間の摩耗対策として一定の効果を得ることができるが、以下のような問題があった。
【0016】
特許文献2記載の構成では、金属板が解除部材を補強して薄肉化を図る機能をも果たすため、金属板を解除部材の略全面に亘り設ける必要があった。そして、この金属板をインサート成形にて解除部材に固定する場合、単なる平板状の金属板では固着強度が弱く、記録テープカートリッジ落下時の衝撃(落下衝撃)によって金属板が解除部材から脱落してしまう恐れがある。このため、通常インサート成形では、金属板の周縁部に樹脂部に埋め込まれる爪部を形成するが、該爪部を形成することにより金属板を成形するプレス加工の工数(打ち抜き後の折り曲げ工程)が増えてしまう。また、上記解除部材の薄肉化の要求から、金属板の爪部を脚部226A形成部位(近傍)に埋め込むようになっており、該金属板(爪部)のインサート成形用の固定型(脚部226A成形部位)に対する位置決めが煩雑である。これらにより、インサート成形による金属板の解除部材への取付は、生産性が悪かった。また、金属板を接着にて解除部材に固定する場合、一般に摺動性の良好な材料は接着剤による接着が困難または接着性が悪いため、製品得率(歩留り)が悪くなる。すなわち、接着による金属板の解除部材への取付についても、生産性が悪かった。
【0017】
特許文献3記載の構成では、接着については、上記特許文献2の場合と同様に生産性が悪かった。一方、金属製部材を嵌め込みにて解除部材等に固定する場合、平板状の金属製部材の周縁部から略「く」字状に屈曲形成された係合用爪部を延設し、この係合用爪部が解除部材に形成された係合用孔に変形しつつ入り込んで嵌め込まれる。このため、上記特許文献2の金属板と同様に、金属製部材を成形するプレス加工の工数(特に、折り曲げ工程)が増えてしまう。また、この金属製部材は、比較的小型の部品であるためにプレス加工による寸法安定性の確保が困難であり、係合用爪部の寸法(加工)精度が低いと、係合用孔への挿入が困難であったり、落下衝撃によって解除部材から脱落しやすくなったりする。このため、要求される寸法精度の高い金属製部材の製品得率が悪くなる。これらにより、嵌め込みによる金属製部材の解除部材への取付は、生産性が悪かった。
【0018】
特許文献4記載の構成では、摺動性の良好なシート部材を接着によって解除部材に固定するため、上記金属板等の場合と同様に、接着剤による接着が困難または接着性が悪く製品得率(歩留り)が悪くなる。特に、シート材は、薄肉で剛性が低い等の機械的物性によって反りや歪みが生じやすいため、接着剤による接着が一層困難であった。
【0019】
本発明は、上記事実を考慮して、生産性の良好な構造で、リールの回転時における制動部材と解除部材との当接部位の摩耗を防止することができる記録テープカートリッジを得ることが目的である。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る記録テープカートリッジは、ケース内に収容され、記録テープを巻装したリールハブの底部に係合部が設けられたリールと、前記ケース内に回転不能に設けられ、前記リールハブの底部に対し接離して、前記係合部に係合する回転ロック位置と、該係合部との係合状態を解除する回転許容位置とを取り得る制動部材と、前記リールハブの底部と前記制動部材との間に前記リールと一体回転するように配置され、前記リールを回転させる際に前記制動部材と当接しつつ該制動部材を前記回転許容位置に保持する解除部材と、を備え、前記制動部材及び前記解除部材をそれぞれ樹脂材で成形し、かつ該制動部材と解除部材との互いの当接部位の一方だけを、樹脂部分をかしめて固定された金属平板で構成したものにおいて、前記解除部材は、前記リールに対する回転を規制するための複数の回転規制リブと、前記リールからの脱落を禁止するための複数の着座リブとが、前記制動部材との当接部位を囲むように前記リールの周方向に交互にかつ等間隔で設けられると共に、前記回転規制リブと同数のかしめ用突起が前記リールの周方向に等間隔となるように、該リールの周方向に隣り合う該回転規制リブと前記着座リブとの間に設けられており、前記金属平板は、前記リールハブと同軸的に配置された円板部から前記回転規制リブの数と前記着座リブの数とを合わせた数だけ径方向外側に延設された耳部と、各耳部に設けられた透孔とを有し、前記各耳部が周方向に隣り合う前記回転規制リブと前記着座リブとの間にそれぞれ入り込まされた状態で、前記透孔に挿通された前記かしめ用突起をかしめることで、前記解除部材に固定されている、ことを特徴としている。
【0021】
請求項1記載の記録テープカートリッジでは、ケースに対し回転不能とされた制動部材が、リールハブの底部に設けられた係合部に係合する回転ロック位置に位置するときには、リールのケースに対する回転が阻止される回転ロック状態となる。一方、リールを回転させる際(記録テープカートリッジの使用時)には、解除部材が制動部材と当接しつつ、該制動部材を係合部との係合を解除する回転許容位置に保持することで、リールのケースに対する回転が許容される。そして、この状態でリールが回転すると、ケースに対し回転不能の制動部材と、リールと一体回転する解除部材とは、互いの当接部位において摺接する。
【0022】
ここで、制動部材と解除部材とは、何れか一方に固定された金属平板と他方(相手方)の樹脂部とにおいて互いに当接するため、リールの回転に伴って摺接する該当接部位の摩耗が防止される。
【0023】
そして、金属平板は、制動部材または解除部材に樹脂部分のかしめによって固定されるため、樹脂部分に埋め込んだり孔に係合させたりするための爪部を設ける必要がなく、折り曲げ加工等を施すことなく形成される。また、金属平板は、樹脂成形後に金型等を用いることなく固定されるため、該金型に対し正確に位置決めする必要もない。このため、上記摩耗を防止する機能を確保しつつ、金属平板を固定して構成される制動部材または解除部材の生産性が向上する。
【0024】
このように、請求項1記載の記録テープカートリッジでは、生産性の良好な構造で、リールの回転時における制動部材と解除部材との当接部位の摩耗を防止することができる。
【0031】
請求項2記載の発明に係る記録テープカートリッジは、請求項1記載の記録テープカートリッジにおいて、前記金属平板は、平板材からの打ち抜きによって形成され、かつ該打ち抜き時におけるパンチ側の面が前記当接部位の一方を構成する樹脂部との当接面とされた、ことを特徴としている。
【0032】
請求項2記載の記録テープカートリッジでは、金属平板は、パンチとダイとによって平板材から打ち抜いて形成され、この打ち抜き時にパンチ側であった面が相手方樹脂部との当接(リール回転時には摺接)面となるように制動部材または解除部材に固定される。このため、打ち抜きによって金属平板の外縁部にかえり(バリ)が形成されても、該かえりが当接面側には存在することがない。これにより、仮に制動部材と解除部材との間に心ずれが生じた場合でも、金属平板のかえり部が相手方樹脂部を攻撃することが防止される。
【0033】
請求項3記載の発明に係る記録テープカートリッジは、請求項2記載の記録テープカートリッジにおいて、前記当接面は、前記打ち抜き前に鏡面に仕上げられている、ことを特徴としている。
【0034】
請求項3記載の記録テープカートリッジでは、上記平板材の一方の面が、例えば機械加工(研削や研磨)、メッキ、またはコーティング等によって鏡面に仕上げられており、該鏡面に仕上げられた側をパンチ側としてこの平板材から金属平板を打ち抜く。これにより、鏡面に仕上げられた側が相手方樹脂部との当接面となり、制動部材と解除部材との摺接による摩耗が一層確実に防止される。また、鏡面仕上げ側をパンチ側として金属平板を打ち抜くため、該打ち抜きに伴って当接面が傷つくことがない。
【0035】
【発明の実施の形態】
参考例に係る記録テープカートリッジ10について、図1乃至図13に基づいて説明する。
【0036】
図1(A)には記録テープカートリッジ10を斜め上方から見た斜視図が示されており、図1(B)には記録テープカートリッジ10を斜め下方から見た斜視図が示されている。また、図2には、記録テープカートリッジ10の断面図が示されている。なお、図1に示す矢印Aは、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を示しており、説明の便宜上、矢印Aにて示す側を前側とする。
【0037】
これらの図に示される如く、記録テープカートリッジ10は、ケース12を備えている。ケース12は、上ケース14と下ケース16とを接合して構成されている。具体的には、上ケース14は、平面視略矩形状の天板14Aの外縁に沿って略枠状の周壁14Bが立設されて構成されており、下ケース16は、天板14Aに略対応した形状の底板16Aの外縁に沿って周壁16Bが立設されて構成されている。そして、ケース12は、周壁14Bの開口端と周壁16Bの開口端とを突き当てた状態で、超音波溶着やビス止め等によって上ケース14と下ケース16とが接合されて、略箱状に形成されている。
【0038】
このケース12には、そのドライブ装置への装填方向先頭側の角隅部において、天板14A、周壁14B、底板16A、周壁16Bがそれぞれ切り欠かれて、該装填方向に対し傾斜した開口18が形成されている。また、底板16Aの略中央部には、該底板16Aを貫通する円形状のギヤ開口20が設けられており、後述するリールギヤ42の露出用とされている。底板16Aにおけるギヤ開口20の縁部には、環状リブ22がケース12の内方へ向けて突設されており(図2参照)、後述するリール28の位置決め用とされている。
【0039】
さらに、ケース12の底板16Aの外面における前端近傍には、一対の位置決め孔24、26が開口している。一対の位置決め孔24、26は、底板16Aからケース12内方に立設された突部(図示省略)内に袋状に設けられ、上記装填方向に直交する仮想線上で互いに離間して配置されている。そして、開口18に近い側の位置決め孔24は、ドライブ装置の位置決めピンに外接する底面視略正方形状とされ、位置決め孔26は、上記仮想線に沿って長手でかつ幅が位置決めピンの直径に対応する長孔とされている。
【0040】
これにより、記録テープカートリッジ10がドライブ装置に装填されて位置決め孔24、26にそれぞれ位置決めピンが挿入されると、該記録テープカートリッジ10がドライブ装置内で水平方向(左右及び前後)に正確に位置決めされるようになっている。
【0041】
さらに、底板16Aにおける位置決め孔24、26廻りの部分は、他の部分(意匠面)よりも平滑に仕上げられた位置決め面24A、26Aとされている。位置決め面24A、26Aは、位置決め孔24、26に位置決めピンが挿入されたときに該位置決めピン廻りに設けられたドライブ装置の位置決め面に当接するようになっている。これにより、記録テープカートリッジ10のドライブ装置内における鉛直方向の位置決めも為される構成である。
【0042】
以上説明したケース12内には、図2に示される如く、後に詳述するリール28が回転可能に収容されている。リール28は、1つだけ設けられている。このリール28には、記録テープとしての磁気テープTが巻装されており、磁気テープTの先端には引出部材としてのリーダブロック30が取り付けられている。
【0043】
リーダブロック30は、記録テープカートリッジ10の不使用時には、ケース12の開口18の内側に収容保持されるようになっている。この状態で、リーダブロック30は、開口18を閉塞し、ケース12内への塵芥等の侵入を阻止している。また、リーダブロック30は、その先端に係合凹部30Aが形成されており、ドライブ装置内で磁気テープTを引き出す際には、係合凹部30Aに係合する引出手段によってケース12から抜き出されてドライブ装置の巻取リールに誘導されるようになっている。さらに、リーダブロック30は、その係合凹部30Aとは反対側の端面が円弧面30Bとされており、上記巻取リールに嵌入されて磁気テープTを巻き取る巻取面の一部を構成するようになっている。
【0044】
以下、本発明の要部であるリール28及び不使用時にリール28の回転を阻止する制動手段について詳細に説明する。
【0045】
(リールの構成)
図3乃至図5にも示される如く、リール28は、その軸心部を構成するリールハブ32を備えている。リールハブ32は、外周面に磁気テープTが巻装される円筒部34と、該円筒部34の下部を閉塞する底部36とを有する略有底円筒状に形成されている。図6にも示される如く、リールハブ32の底部36側端部(下端部)の近傍には、下フランジ38がその径方向外側に同軸的かつ一体に延設されている。
【0046】
一方、リールハブ32の上端部には、上フランジ40が接合されている(図6乃至図8では図示省略)。上フランジ40は、その外径が下フランジ38の外径と同径とされると共に、軸心部に円筒部34の内径に対応する外径の短筒部40Aが設けられており、短筒部40Aが円筒部34の上端近傍に内嵌した状態で超音波溶着によってリールハブ32に同軸的に固着されている。
【0047】
これにより、リール28は、下フランジ38と上フランジ40との対向面間において、リールハブ32の円筒部34の外周面に磁気テープTが巻き回されるようになっている。また、円筒部34は上方に開口している。
【0048】
また、図7及び図8にも示される如く、リールハブ32の底部36の下面(外面)における外周近傍には、全体としてリール28と同軸的な環状に形成されたリールギヤ42が設けられている。リールギヤ42は、ドライブ装置の回転シャフト100(後述)の先端に設けられた駆動ギヤ108と噛み合い可能とされている。リールギヤ42における各歯の径方向外端部分は、歯高方向中央部から歯底にかけて、下フランジ38に連続するテーパ部43によって連結されている。
【0049】
一方、図6及び図8に示される如く、リールハブ32の底部36の上面(内面)における外周近傍には、全体としてリール28と同軸的な環状に形成された係合部としての係合ギヤ44が設けられている。係合ギヤ44は、底部36の内面より若干隆起した環状の台座部46上に形成されており、後述するブレーキ部材60の制動ギヤ66と噛合可能とされている。
【0050】
また、係合ギヤ44(台座部46)の径方向外側には、それぞれリール28の軸線方向に沿い円筒部34の内面及び底部36の上面に連続する立リブ48が、周方向に等間隔で複数設けられている。この立リブ48の存在により、係合ギヤ44は、リールギヤ42よりも径方向内側に位置している(小径の円周に沿って設けられており、本参考例では一部オーバーラップしている)。なお、立リブ48の機能については、ブレーキ部材60と共に後述する。
【0051】
さらに、リールハブ32の底部36における軸心部には、該底部36を貫通する貫通孔50が設けられている。また、底部36の上面からは、貫通孔50の縁部に沿って短円筒状のクラッチ用ボス部52が立設されている。このクラッチ用ボス部52については、後述するクラッチ部材84と共に説明する。
【0052】
以上説明したリール28における上フランジ40を除く部分は、樹脂成形によって一体に形成されている。そして、リールハブ32の底部36の下面におけるリールギヤ42の内側には、磁性材料より成る環状板であるリールプレート54がインサート成形により同軸的かつ一体に設けられている。リールプレート54の軸心部は透孔54Aとされており、透孔54Aの内径は貫通孔50の内径よりも若干小とされている。
【0053】
このリール28は、ケース12に収容されて不使用時には環状リブ22上に載置されるようになっている。具体的には、図4に示される如く、リール28は、底部36におけるテーパ部43の外側部分(下フランジ38の内縁近傍)が環状リブ22の上端面に当接するようになっており、環状リブ22の上端内縁部がテーパ部43に対応したテーパ面22Aとされることで、径方向の移動が規制されている。
【0054】
この状態で、リール28は、全体としてケース12内に位置してリールギヤ42、リールプレート54をギヤ開口20から露出させている(図1(B)参照)。すなわち、リールギヤ42は、底板16Aの外面(下面)よりも下方に突出することなく、ギヤ開口20からケース12外に臨んでいる。
【0055】
これにより、ケース12の外部よりリール28の操作、すなわちチャッキング(保持)及び回転駆動が可能とされている。またこの状態で、リール28の円筒部34の上部には、天板14Aから立設された環状の規制リブ56が入り込んでいる。規制リブ56は、その外周面を上フランジ40の短筒部40Aの内周面に近接させており、ケース12内におけるリール28のガタつきを防止する構成である。
【0056】
(ブレーキ部材の構成)
また、記録テープカートリッジ10は、不使用時にリール28の回転を阻止するための制動手段を備えており、この制動手段は「制動部材」としてのブレーキ部材60を備えている。図4及び図5に示される如く、ブレーキ部材60は本体部62を有しており、本体部62は、短円筒状に形成された筒部62Aと、該筒部62Aの上端を閉塞する円板部62Bとで、下方に開口した略有底円筒状に形成されている。筒部62Aは、その外径が係合ギヤ44(台座部46)の内径よりも小で、かつその内径がクラッチ用ボス部52の外径よりも大とされている。
【0057】
本体部62(筒部62A)の外周部における軸線方向中間部からは、環状に形成されたリング部64が全周に亘り径方向外側に延設されている。リング部64の下面には、全周に亘り制動ギヤ66が設けられている。すなわち、制動ギヤ66は、全体として環状に形成されている。この制動ギヤ66は、リール28の係合ギヤ44と噛み合い可能に構成されている。また、制動ギヤ66を構成する各歯は、その内端部が筒部62Aによって連結されており、その自由状態とされた外端部がリング部64の外縁よりも若干径方向内側に位置している。さらに、リング部64の上面には、その外縁部に沿って環状の補強リブ68が立設されており、該リング部64(制動ギヤ66)の剛性が確保されている。
【0058】
また、本体部62の円板部62Bの下面(筒部62A内側)における軸芯部からは、摺接突部70が突設されている。摺接突部70は、その先端部が略球面状に形成されており、後述するクラッチ部材84の金属プレート96と略点接触するようになっている。摺接突部70の先端は、筒部62Aの下端面よりもわずかに上方(筒部62A内側)に位置している。
【0059】
一方、円板部62Bの上面からは、内部に平面視略十字状に形成された挿入溝72Aを形成した十字突起72が立設されている。また、円板部62Bには、これを板厚方向に貫通する貫通孔74が設けられている。貫通孔74は、平面視で十字状に形成された挿入溝72Aにおける軸心部(である交差部)を除く径方向外側部分と連通するように、4分割されてそれぞれ矩形状に形成されている(図7参照)。これにより、各貫通孔74は、それぞれ摺接突部70の径方向外側に隣接して位置し、筒部62A内部に開口している。
【0060】
また、本体部62の上端外周部には環状のリブ76が立設されており、該リブ76と十字突起72との間の円板部62B上面が後述する圧縮コイルスプリング82の一端部が当接するばね受け面78とされている。
【0061】
以上説明したブレーキ部材60は、リールハブ32の円筒部34内に、略同軸的に、かつ上下方向(リール28の軸線方向)の移動可能に挿設されている。これにより、ブレーキ部材60は、上下方向に移動することで、その制動ギヤ66をリールハブ32の係合ギヤ44と噛み合う位置(回転ロック位置)と、該噛み合いを解除する位置(回転許容位置)とを取り得るようになっている。なお、筒部62Aは、ブレーキ部材60が回転ロック位置に位置するときに、その下端面が底部36に当接しないように長さが決められている(図4参照)。
【0062】
そして、このブレーキ部材60の十字突起72の挿入溝72Aには、ケース12の天板14Aから下方へ突設された十字リブ80(図6及び図7参照)が入り込むようになっている。十字リブ80は、2つの薄板片を互いに直交するように交差させた如き形状とされた回り止め形状とされ、該十字突起72(挿入溝72Aの溝壁)と係合することでブレーキ部材60のケース12に対する回転を阻止する構成である。
【0063】
これにより、ブレーキ部材60は、その制動ギヤ66をリールハブ32の係合ギヤ44と噛み合わせた状態では、リール28の回転を阻止するようになっている。なお、十字リブ80は、ブレーキ部材60の上下方向の全移動ストロークに亘り挿入溝72Aに入り込んだ状態が維持されるようになっており、該ブレーキ部材60の移動方向を上下方向にガイドする機能をも果たす構成である。さらに、十字リブ80は、その下端部におけるブレーキ部材60の各貫通孔74に対応する位置からそれぞれ延設された突片80Aを有している。各突片80Aは、それぞれ貫通孔74の長手寸法に対応して幅(ブレーキ部材60の径方向における長さ)が狭められおり、それぞれ異なる貫通孔74に入り込むことができる構成である。
【0064】
これらの突片80Aは、ブレーキ部材60が回転ロック位置に位置するときには挿入溝72A内に位置し(図4参照)、ブレーキ部材60が回転許容位置に位置するときには、それぞれ貫通孔74を貫通して円板部62Bの下面から突出するようになっている(図5参照)。これにより、十字リブ80は、各突片80Aが延設されることによって、ブレーキ部材60との係合量(挿入深さ)が大幅に増加し、該ブレーキ部材60のケース12に対する傾きを抑制するようになっている。なお、本参考例では、各突片80Aを含む十字リブ80と、回転ロック位置に位置するブレーキ部材60との軸線方向における係合量は、ブレーキ部材60の全移動ストロークよりも十分大きく設定されている(図4参照)。
【0065】
また、ブレーキ部材60は、回転ロック位置に位置するときには、リール28の立リブ48によって径方向の移動が規制され、回転許容位置に位置するときには、リール28と共に回転する立リブ48との干渉の恐れがないように構成されている。このため、立リブ48は、回転ロック位置に位置するブレーキ部材60のリング部64の補強リブ68に近接して位置する(図4参照)ようになっており、かつ回転許容位置に位置するブレーキ部材60の補強リブ68との間隔が所定値以上となるように、その上部が切り欠かれている(図5参照)。これにより、リール28は、ケース12(環状リブ22、規制リブ56)に直接的に移動規制されるのみならず、その重心位置近傍においてブレーキ部材60を介してケース12に対する径方向の移動が規制されるようになっており、立型(リール28の軸線を水平方向とする)ドライブ装置にも安定して装填可能とされている。
【0066】
また、ブレーキ部材60のばね受け面78と天板14Aとの間には、付勢手段としての圧縮コイルスプリング82が配設されている。圧縮コイルスプリング82は、その一端部がばね受け面78に当接すると共に他端部が天板14Aに当接しており、この他端部は天板14Aにおける十字リブ80の外側から突設された環状壁部83の内側に位置して径方向に位置ずれしないようになっている。
【0067】
この圧縮コイルスプリング82の付勢力によってブレーキ部材60が下方に付勢され、通常は制動ギヤ66が係合ギヤ44に噛み合わされてリール28の不用意な回転が防止される(ブレーキ部材60を回転ロック位置に位置させる)構成である。また、この付勢力によってリール28は、ブレーキ部材60を介して下方に付勢され、環状リブ22に当接してケース12内でガタつかないようになっている。
【0068】
(クラッチ部材の構成)
また、図4乃至図7に示される如く、記録テープカートリッジ10の制動手段は、ブレーキ部材60によるリール28のロック状態を解除するときに外部から操作される「解除部材」としてのクラッチ部材84を備えている。クラッチ部材84は、リール28の底部36とブレーキ部材60との間に配設されている。以下、具体的に説明する。
【0069】
クラッチ部材84は、略円柱状に形成されたクラッチ本体86を有している。クラッチ本体86の外径は、リールプレート54の透孔54A、すなわちクラッチ用ボス部52の内径と一致する貫通孔50の内径よりも若干小とされている。このクラッチ本体86の上端軸心部には、ブレーキ部材60の摺接突部70と常に当接する金属平板としての金属プレート96が固定されている。金属プレート96の詳細構成については後述する。
【0070】
一方、クラッチ本体86における下方に開口して設けられた肉抜き孔86B廻りの平坦な下端面が操作押圧面86Cとされている。そして、クラッチ部材84は、詳細については後述するが、その操作押圧面86Cが上方に押圧されると、圧縮コイルスプリング82の付勢力に抗して上方へ移動し、ブレーキ部材60を回転許容位置へ移動させる構成とされている。
【0071】
このクラッチ部材84は、クラッチ本体86の外周面よりも径方向外側に張り出した回転規制リブ88を備えている。回転規制リブ88は、クラッチ本体86の周方向に等間隔で3つ設けられており、各回転規制リブ88は平面視で放射状に配置されている。また、各回転規制リブ88は、クラッチ本体86の金属プレート96周りの上端面と該上端面近傍の外周面とに跨るように連続し、該上端面よりも上方に突出している。
【0072】
各回転規制リブ88は、それぞれクラッチ用ボス部52の内縁部から凹設された回転規制溝(ガイド溝)90に入り込んでいる。各回転規制溝90は、クラッチ用ボス部52の上端で上方に開口しており、クラッチ部材84は、その回転規制リブ88が回転規制溝90にガイドされつつ上下方向の移動が可能とされている。また、各回転規制リブ88は、クラッチ部材84が上方に移動してブレーキ部材60を回転許容位置に位置させるときにも、回転規制溝90に入り込んだ状態を維持するようになっている。これにより、クラッチ部材84は、リール28の回転に追従する構成とされている。
【0073】
さらに、クラッチ部材84は、そのリールハブ32からの脱落を阻止し、かつ回転ロック位置に位置するブレーキ部材60に対し金属プレート96を当接させるためのストッパ部として機能する着座リブ92を備えている。着座リブ92は、クラッチ本体86における各回転規制リブ88間の周方向中間部に計3つ設けられ、平面視で放射状に配置されている。各着座リブ92は、クラッチ本体86の金属プレート96周りの上端面と該上端面近傍の外周面とに跨るように連続し、上方及び径方向外方に突出している。
【0074】
各着座リブ92は、それぞれクラッチ用ボス部52の内縁部から凹設されたストッパ溝94に入り込むようになっている。各ストッパ溝94は、クラッチ用ボス部52の上端で上方に開口しており、その下端部を閉塞する底部上面がストッパ面94Aとされている。各着座リブ92は、摺接突部70において金属プレート96に常に当接するブレーキ部材60が回転ロック位置に位置するときに、その下端面がストッパ面94Aに当接(着座)するようになっている。これにより、リール28の回転ロック状態におけるクラッチ部材84の位置決めがされる構成である。
【0075】
このように、クラッチ部材84は、回転規制リブ88と着座リブ92とが互いに独立して設けられることにより、そのガイド機能及び回転規制機能と、その軸線方向の移動規制機能とを分けた構成とされている。このクラッチ部材84は、クラッチ本体86と回転規制リブ88と着座リブ92とが樹脂成形によって一体に形成されている。
【0076】
そして、上記機能の相違に基づいて、図9(B)に示される如く、回転規制リブ88は着座リブ92よりも上下方向に長く、回転規制溝90はストッパ溝94よりも上下方向に深い。また、図9(A)に示される如く、回転規制リブ88が着座リブ92よりも薄肉とされると共に、回転規制リブ88と回転規制溝90との間の周方向片側におけるクリアランスC1が着座リブ92とストッパ溝94との間の周方向片側におけるクリアランスC2よりも小とされている。
【0077】
回転規制リブ88は、クラッチ用ボス部52との係合可能量が大きいため、リール28の回転時に該リール28から受ける応力が緩和されると共に、クラッチ部材84が上下動するときのガイド性が向上する。また、ブレーキ部材60を回転許容位置に位置させているときにも、クラッチ部材84のガタつきが抑えられる。また、回転規制リブ88は、その厚み(クラッチ部材84周方向における板厚)が強度上問題とならない範囲で薄肉化されており、樹脂成形による寸法精度が高い構成とされている。このため、上記クリアランスC1をクラッチ部材84が上下する際の摺動抵抗が過大とならない程度に小とすることができ、上記ガタつきを一層効果的に抑制するようになっている。なお、本参考例では、回転規制リブ88の厚さt1を1.5mm、クリアランスC1を0.05mmとしている。
【0078】
一方、着座リブ92は、回転規制リブ88よりも短いことで、リール28における着座リブ92が当接するストッパ面94A形成部位はストッパ溝94が浅く肉厚が大であることで、共に圧縮コイルスプリング82の付勢力に対し十分な剛性(座屈強度)が確保されている。そして、着座リブ92は、その厚さt2が2mmとされ、比較的厚肉であることにより一層高剛性とされている。また、厚肉であり樹脂成形による寸法精度が比較的低い着座リブ92は、クラッチ部材84のガイド機能を要求されず、クリアランスC2が0.1mmとされている。
【0079】
以上説明したクラッチ部材84は、各回転規制リブ88、各着座リブ92をそれぞれ異なる回転規制溝90、ストッパ溝94に挿入した状態で、クラッチ本体86が貫通孔50、透孔54Aに挿通されている。そして通常は、ブレーキ部材60を介して作用する圧縮コイルスプリング82の付勢力によって各着座リブ92がストッパ面94Aに当接した状態で保持されている。この状態で、各回転規制リブ88の下端面は回転規制溝90の底面から若干離間している(図9(B)参照)。
【0080】
この状態では、クラッチ部材84の上部とクラッチ用ボス部52とは、ブレーキ部材60の筒部62A内に入り込んでいる。この筒部62Aは、クラッチ用ボス部52とで迷路構造を形成しており、貫通孔50を経由したケース12(リールハブ32)内への塵芥の侵入を抑制するようになっている。また、着座リブ92は、その機能上はストッパ溝94に入り込む必要はないが、該ストッパ溝94に入り込むことでリールハブ32内への塵芥の侵入を阻止している。
【0081】
そして、このクラッチ部材84は、リールギヤ42がドライブ装置の回転シャフト100に設けられた駆動ギヤ108に噛み合う動作に伴って、該回転シャフト100の解除面114Aに当接しつつ押圧されて上方へ移動するようになっている。この機能を説明する前に、ドライブ装置の回転シャフト100について説明する。
【0082】
図13に分解斜視図にて示される如く、回転シャフト100は回転軸102を備えており、回転軸102の上端から径方向外側に延出したフランジ部102Aには、回転テーブル104の軸心部に形成された嵌合凹部104Aが外嵌している。回転テーブル104の上面から外周部に沿って立設された環状壁106の上端には、記録テープカートリッジ10のリールギヤ42と噛み合い可能な駆動ギヤ108が形成されている。また、回転テーブル104における環状壁106の内側には、略円板状のマグネット110が挿設されている。マグネット110及び回転テーブル104は、それぞれ図示しないビスによって、回転軸102に固定されている。さらに、回転シャフト100は、マグネット110及び回転テーブル104の軸心部の軸心部を貫通して回転軸102のねじ孔102Bにねじ込まれる押えボルト112を備えている。この押えボルト112の頭部114の上端面が、クラッチ部材84の操作押圧面86Cに当接する解除面114Aとされている。解除面114Aは、マグネット110の上面と同等以上の平坦度に仕上げられている。これにより、解除面114Aにおいて当接するクラッチ部材84の姿勢が安定する構成である。回転シャフト100は、押えボルト112のねじ孔102Bへの螺合量を変更することで、解除面114Aの高さを調整可能とされている。
【0083】
そして、記録テープカートリッジ10は、ドライブ装置に装填されると、下方へ移動して回転シャフト100に軸方向から相対的に近接するようになっている。これにより、ギヤ開口20から露出しているリールギヤ42に回転シャフト100の駆動ギヤ108が噛み合うと共に、リールプレート54が回転シャフト100のマグネット110に若干離間した状態で吸着されてリール28が回転シャフト100に保持される構成である。
【0084】
この噛み合い動作(上記軸方向の相対的な近接)に伴って、クラッチ部材84は、その操作押圧面86Cが解除面114Aに当接し、該当接状態で回転シャフト100によって押圧されて上方へ移動してブレーキ部材60を回転許容位置へ移動するようになっている。これにより、リール28は、上記リールギヤ42への駆動ギヤ108の噛み合わせ動作に伴って、圧縮コイルスプリング82の付勢力に抗してケース12内で浮上すると共に、ブレーキ部材60による回転阻止状態が解除されてケース12内で回転可能となる構成である。また、クラッチ部材84は、リールギヤ42が駆動ギヤ108と噛み合っている状態では、その操作押圧面86Cにおける解除面114Aとの当接状態が維持されて、ブレーキ部材60を回転許容位置に保持する構成である。
【0085】
そして、リール28の回転時には、該リール28と一体に回転するクラッチ部材84と該リール28を駆動する回転シャフト100との間には相対回転がなく、一方、クラッチ部材84とケース12に対し回転不能なブレーキ部材60とが相対回転することで、金属プレート96と摺接突部70とが互いに摺接するようになっている。
【0086】
(金属プレートの構成)
この金属プレート96について説明する。金属プレート96は、ステンレス鋼より成り、図9及び図10に示される如く平坦な円板状に形成されている。具体的には、金属プレート96は、図12に示される如く、ステンレス鋼の平板材FPからパンチPとダイスDと(プレス加工)によって打ち抜かれて形成されている。平板材FPは、一方の面が機械加工(研削や研磨)、メッキ、またはコーティング等によって仕上げらた鏡面Mとされており、金属プレート96は、鏡面MをパンチP側にして打ち抜かれて形成されている。そして、金属プレート96における鏡面M側の面が、ブレーキ部材60の摺接突部70に当接する当接面96Aとされている。
【0087】
この金属プレート96における鏡面Mの当接面96Aの表面粗さは、算術平均粗さ(Ra)または中心線平均粗さ(Ra75)で、0.01μmから0.3μmの範囲内、好ましくは0.01μmから0.1μmの範囲内とされている。なお、当接面96Aは、メッキまたはコーティング処理を用いず、機械加工によって仕上げられることが好ましい。
【0088】
この金属プレート96は、クラッチ本体86の上端に固定されてクラッチ部材84を構成している。以下、この固定構造について具体的に説明する。図10(A)及び図11(A)に示される如く、クラッチ本体86の上面には、凹部86Aが開口している。凹部86Aは、金属プレート96に略対応して平面視円形状に形成され、その内径が金属プレート96の該形よりも若干大とされると共に、その深さが金属プレート96の厚みと略一致している。凹部86Aの開口縁には面取りが施されている。
【0089】
図10(B)及び図11に示される如く、凹部86Aには金属プレート96が当接面96Aを上向きに露出させて挿入され、金属プレート96は凹部86A内で径方向のクリアランスをもって位置決めされるようになっている。また、クラッチ本体86の上端面に対する当接面96Aの高位の公差は、±0.3mmに設定されている。なお、金属プレート96(平板材FP)の板厚は、0.05mm以上とすることが好ましく、反りの防止等の観点から0.15mm以上とすることがより好ましい。金属プレート96の板厚の上限は、上記公差を満足するように凹部86Aの深さに依存して決められる。
【0090】
また、クラッチ本体86の上端面からは、複数(本参考例では3つ)の突起としてのかしめ用突起98が一体に突設されている。すなわち、各かしめ用突起98は、クラッチ部材84(金属プレート96を除く)の樹脂成形時に一体に形成されるようになっている。各かしめ用突起98は、凹部86Aの縁部に沿って該凹部86Aを囲むように周方向に等間隔で配置されている。各かしめ用突起98は略円柱状に形成されており、それぞれの外径は、0.4mmから1.8mmの範囲内、好ましくは0.5mmから1.0mmの範囲内とされている。
【0091】
そして、金属プレート96は、クラッチ本体86の凹部86A内に挿入された状態で、図10(B)及び図11(B)に示される如く、各かしめ用突起98が熱かしめされることで、該クラッチ本体86に固定されている。すなわち、金属プレート96は、凹部86Aの底面とかしめられた各かしめ用突起98との間に挟まれて固定的に保持されている。
【0092】
なお、かしめ用突起98のクラッチ本体86の上端面からの突出高は、かしめ後の状態で、ブレーキ部材60が傾いた場合でも該ブレーキ部材60(摺接突部70)に干渉しないように決められている。
【0093】
次に、本参考例の作用を説明する。
【0094】
上記構成の記録テープカートリッジ10では、不使用時には、圧縮コイルスプリング82の付勢力によって、ブレーキ部材60が回転ロック位置に位置して制動ギヤ66を係合ギヤ44に噛み合わせている。このため、リール28は、ケース12に対する回転が阻止されている。このとき、リール28のリールギヤ42がギヤ開口20から露出すると共に、クラッチ部材84のクラッチ本体86が貫通孔50、透孔54Aに挿通されてギヤ開口20に臨んでいる。
【0095】
一方、磁気テープTを使用する際には、記録テープカートリッジ10を矢印A方向に沿ってドライブ装置のバケット(図示省略)へ装填する。そして、記録テープカートリッジ10がバケットに所定深さまで装填されると、該バケットは下降し、ドライブ装置の回転シャフト100がケース12のギヤ開口20に向って相対的に接近(上方へ移動)してリール28を保持する。具体的には、回転シャフト100は、マグネット110によって非接触でリールプレート54を吸着保持しつつ、その駆動ギヤ108をリールギヤ42と噛合わせる。
【0096】
このリールギヤ42と駆動ギヤ108との噛合い、すなわちケース12に対する回転シャフト100の軸方向近接側の相対移動に伴って、回転シャフト100が解除面114Aをクラッチ部材84の操作押圧面86Cに当接して該クラッチ部材84を上方へ押圧する。すると、この押圧力によって、クラッチ部材84は、その回転規制リブ88が回転規制溝90にガイドされつつ、圧縮コイルスプリング82の付勢力に抗してリール28の軸線方向上側に移動する。これにより、摺接突部70においてクラッチ部材84の金属プレート96に当接しているブレーキ部材60も上方に移動し、該ブレーキ部材60の制動ギヤ66と係合ギヤ44との噛み合いが解除される。すなわち、ブレーキ部材60は、リール28に対する相対的な回転許容位置に達する。
【0097】
回転シャフト100がさらに上方へ相対移動すると、圧縮コイルスプリング82の付勢力に抗して、リール28がクラッチ部材84、ブレーキ部材60と共に(相対位置を変化させないまま)上方に持ち上げられ、ブレーキ部材60が絶対的な(ケース12に対する)回転許容位置へ達すると共に、下フランジ38が環状リブ22(テーパ面22A)から離間する。以上により、リール28は、ケース12内で浮上し該ケース12内面と非接触状態で回転可能となる。
【0098】
また、上記バケットすなわち記録テープカートリッジ10のドライブ装置内での下降によって、ケース12の各位置決め孔24、26にそれぞれドライブ装置の位置決めピンが入り込むと共に、ケース12の各位置決め面24A、26Aにドライブ装置の位置決め面が当接する。これにより、記録テープカートリッジ10は、ドライブ装置に対し、水平方向及び鉛直方向に位置決めされる。
【0099】
すると、ドライブ装置の引出手段が、その引出ピン(図示省略)をリーダブロック30の係合凹部30Aに係合させつつ、該リーダブロック30をケース12から抜き出してドライブ装置の巻取リールに誘導する。さらに、リーダブロック30は、巻取リールに嵌入されて円弧面30Bが磁気テープTを巻き取る巻取面の一部を構成する。
【0100】
この状態で、リーダブロック30が巻取リールと一体に回転すると、磁気テープTが巻取リールのリールハブに巻き取られつつ開口18を通じてケース12から引き出される。このとき、記録テープカートリッジ10のリール28は、リールギヤ42に噛み合う駆動ギヤ108によって伝達される回転シャフト100の回転力によって、巻取リールと同期して回転する。
【0101】
そして、ドライブ装置の所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッドによって、磁気テープTへの情報の記録、または磁気テープTに記録された情報の再生が為される。このとき、ケース12に対し回転不能であるブレーキ部材60の摺接突部70は、リール28と共にケース12に対し回転するクラッチ部材84の金属プレート96の当接面96Aと摺接する。
【0102】
一方、磁気テープTがリール28に巻き戻されてリーダブロック30がケース12の開口18近傍に保持されると、記録テープカートリッジ10が装填されたバケットを上昇させる。すると、リールギヤ42と駆動ギヤ108との噛合が解除されると共に解除面114Aとクラッチ部材84の操作押圧面86Cとの当接が解除され、該クラッチ部材84が圧縮コイルスプリング82の付勢力によってブレーキ部材60と共に(当接状態を維持しつつ)下方へ移動する。
【0103】
これにより、クラッチ部材84の各着座リブ92がストッパ面94Aに当接すると共に、ブレーキ部材60の制動ギヤ66が係合ギヤ44と噛み合う。すなわち、ブレーキ部材60がケース12に対するリール28の回転を阻止する回転ロック位置へ復帰する。また、ブレーキ部材60とクラッチ部材84とが圧縮コイルスプリング82の付勢力によって移動する動作に伴って、リール28も下方へ移動してその下フランジ38を環状リブ22に当接させつつリールギヤ42をギヤ開口20から露出させる初期状態に復帰する。この状態で、記録テープカートリッジ10は、バケットから排出される。
【0104】
ここで、記録テープカートリッジ10では、ブレーキ部材60とクラッチ部材84とが、樹脂材にて構成された摺接突部70と金属プレート96とにおいて互いに当接するため、リール28の回転に伴って摺接する互いの当接部位、すなわち樹脂側である摺接突部70の摩耗が防止される。
【0105】
そして、金属プレート96は、クラッチ部材84のクラッチ本体86に樹脂製のかしめ用突起98をかしめて固定されるため、単なる平板でありながらクラッチ本体86に確実に固定される。特に、かしめ用突起98が金属プレート96を外周側から囲むように複数設けられているため、金属プレート96は、クラッチ本体86に確実に固定されると共に、落下衝撃等によるクラッチ本体86からの脱落が効果的に防止される。
【0106】
このため、金属プレート96は、インサート成形や嵌め込みにてクラッチ本体86に固定する場合ように、樹脂部分へ埋め込んだり孔に係合させたりするための爪部を設ける必要がなく、プレスによる折り曲げ加工等を施すことなく、単にパンチPとダイスDとによる打ち抜き加工のみできわめて容易に形成することができる。また、インサート成形のように、金属プレート96を金型に対し正確に位置決めする必要もない。このため、ブレーキ部材60とクラッチ部材84との当接(摺接)部位の摩耗を防止する機能を確保しつつ、クラッチ本体86に金属プレート96を固定して構成されるクラッチ部材84の生産性が向上する。
【0107】
このように、本参考例に係る記録テープカートリッジ10では、生産性の良好な構造で、リール28の回転時におけるブレーキ部材60とクラッチ部材84との当接部位の摩耗を防止することができる。
【0108】
またここで、記録テープカートリッジ10では、クラッチ本体86には金属プレート96が入り込む凹部86Aが設けられているため、金属プレート96(当接面96A)のクラッチ本体86の上端面からの突出高が小さくなくなるか、突出がなくなる。このため、クラッチ部材84は、全体としてケース12内の限られた空間に占める高さ(厚み)が抑えられ、ブレーキ部材60の回転ロック位置と回転許容位置との間の移動ストロークを大きくすることが可能となる。また、金属プレート96がかしめ前に凹部86A内で径方向に移動規制(位置決め)されるため、かしめ作業が容易となる。さらに、凹部86Aの内径が金属プレート96の外径よりも大であるため、自動組立工程においても、金属プレート96をクラッチ本体86の凹部86Aに容易に挿入配置することができる。
【0109】
さらにここで、記録テープカートリッジ10では、金属プレート96を、パンチPとダイスDとによってステンレス鋼の平板材FPから打ち抜いて形成し、この打ち抜き時にパンチP側であった面を当接面96Aとしているため、打ち抜きによる「かえり」が当接面96A側には存在しない。これにより、仮にブレーキ部材60とクラッチ部材84との間に心ずれが生じた場合でも、金属プレート96の当接面96Aと摺接する摺接突部70は、かえり(バリ)によって攻撃されることなく保護される。また、金属プレート96のかえりを除去するための機械加工等を不要とすることができ、該金属プレート96の生産性が一層向上する。
【0110】
また、上記ステンレス鋼の平板材FPにおける一方の面を打ち抜き加工前に鏡面に仕上げ、鏡面MをパンチP側としてこの平板材FPから金属プレート96を打ち抜くため、当接面96Aが鏡面Mで構成され、ブレーキ部材60とクラッチ部材84との摺接抵抗が低減し該摺接による摩耗が一層確実に防止される。また、鏡面MをパンチP側として金属プレート96を打ち抜くため、該打ち抜きに伴って鏡面Mである当接面96Aに傷がつくことが防止される。
【0111】
(リール及び制動手段の変形例)
次に、リール及び制動手段の変形例を説明する。なお、上記の参考例または前出の構成と基本的に同一の部品・部分については、上記参考例または前出の構成と同一の符号を付してその説明を省略する。
【0112】
図14(A)には、第1変形例に係るリール120、制動部材としてのブレーキ部材122、及び解除部材としてのリリースパッド124を示す上方から見た分解斜視図がて示されており、図14(B)には第1変形例に係る上記各部品を示す下方から見た分解斜視図が示されている。
【0113】
これらの図に示される如く、第1変形例の基本構成は、従来の記録テープカートリッジ200と同様である。具体的には、リール120は、円筒部34と底部126とで有底円筒状に形成されたリールハブ128を備えている。このリールハブ128の底部126下面には、リールギヤ42が形成されている。この底部126のリールギヤ42の形成部位における円周上で等間隔となる3箇所には、それぞれ該底部126を貫通する挿通孔130が設けられている。各挿通孔130の径はリールギヤ42のギヤピッチよりも大とされており、各挿通孔130廻りにはリールギヤ42の歯が設けられていない。
【0114】
一方、リールハブ128の底部126の上面には、所定の円周に沿う各挿通孔130の間の複数箇所から(部分的に)係止突起132が立設されている。各係止突起132の上端部には、ブレーキ部材122の制動ギヤ66と噛み合い可能なギヤ歯133(図15参照)が形成されている。そして、リールハブ128内には、ブレーキ部材122が挿設されている。
【0115】
ブレーキ部材122は、円板状に形成され下面に制動ギヤ66が設けられた円板部134と、円板部134の上面から立設された十字突起72(挿入溝72A)と、円板部134の下面軸心部から低く突設された摺接突部70とを有し、これらが樹脂成形にて一体に形成されて構成されている。円板部134の上面における十字突起72に対し径方向外側には、ばね受け面78が形成されている。
【0116】
このブレーキ部材122は、ケース12の十字リブ80が挿入溝72Aに挿入されており、該ケース12に対し回転不能で、かつ十字リブ80にガイドされつつ上下方向に移動可能とされている。これにより、ブレーキ部材122は、制動ギヤ66をギヤ歯133に噛み合わせてリール120のケース12に対する回転を阻止する回転ロック位置(図15(A)参照)と、制動ギヤ66のギヤ歯133との噛み合いを解除してリール120のケース12に対する回転を許容する回転許容位置(図15(B)参照)とを選択的に取り得る構成である。そして、ブレーキ部材122は、そのばね受け面78とケース12の天板14Aとの間に配設された圧縮コイルスプリング82の付勢力によって、通常は回転ロック位置に位置するようになっている。
【0117】
さらに、リールハブ128の底部126とブレーキ部材122との間には、リリースパッド124が配設されている。リリースパッド124は、各係止突起218に干渉しないように平面視で略三角形の板状に形成されたパッド本体136と、パッド本体136の各頂部近傍からそれぞれ下方に立設された脚部138とを備えている。パッド本体136と各脚部138とは、樹脂成形によって一体に形成されている。また、パッド本体136の軸心(中心)部上面には、金属プレート96が固定されている。この金属プレート96の固定構造は、上記参考例に係るクラッチ部材84と全く同様であり、図10及び図11に示される如く、パッド本体136の軸心部(中心部)上面に凹部86A及び3つのかしめ用突起98を設け、凹部86Aに金属プレート96を遊嵌した状態でかしめ用突起98をかしめることで、金属プレート96がパッド本体136に固定されている。
【0118】
以上説明したリリースパッド124は、各脚部138をリール120のそれぞれ異なる挿通孔130に挿入した状態で、パッド本体136が底部126とブレーキ部材122との間に位置しており、その金属プレート96の当接面96Aがブレーキ部材122の摺接突部70と常に当接している。そして、リリースパッド124は、通常は圧縮コイルスプリング82の付勢力によって、パッド本体136の下面が底部126上面に当接している。この状態では、図15(A)に示される如く、ブレーキ部材122は回転ロック位置に位置するようになっている。一方、リリースパッド124は、回転シャフト100の駆動ギヤ108がリールギヤ42に噛み合う動作(相対移動)に伴って、各脚部138が駆動ギヤ108の歯先に押圧されることで、図15(B)に示される如く、圧縮コイルスプリング82の付勢力に抗してブレーキ部材122を回転許容位置へ持ち上げるようになっている。なお、本第1変形例に係る回転シャフト100には、解除面114A(頭部114を有する押えボルト112)は設けられていない。
【0119】
本第1変形例に係る構成によっても、上記参考例と全く同様の効果を得ることができる。特に、本第1変形例では、上記参考例の如くブレーキ部材60の筒部62A内にクラッチ部材84の一部を入り込ませる構成ではない(ブレーキ部材122とリリースパッド124とを高さ方向にオーバーラップさせない)ため、金属プレート96を凹部86Aに挿入することでリリースパッド124を全体として薄型化して、ブレーキ部材122の大きな移動ストロークを確保することが効果的である。
【0120】
図16(A)には、第2変形例に係るブレーキ部材140が回転ロック位置に位置するときの断面図が示されており、図16(B)には、ブレーキ部材140が回転許容位置に位置するときの断面図が示されている。これらの図に示される如く、本第2変形例の基本構成は、第1変形例同様であり、金属プレート96がブレーキ部材140に固定されている点で第1変形例とは異なる。
【0121】
ブレーキ部材140は、本体部142に摺接突部70に代えて凹部86A及び3つのかしめ用突起98(図10参照)が設けられ、クラッチ部材84、リリースパッド124と同様に金属プレート96を固定的に保持している点を除き、第1変形例に係るブレーキ部材122と全く同様に構成されている。また、第2変形例に係るリリースパッド144は、その本体部146の軸心部(中心部)に、凹部86A及び3つのかしめ用突起98に代えて、摺接突部148が樹脂成形にて一体に形成されている点を除き、第1変形例に係るリリースパッド144と全く同様に構成されている。摺接突部148は、略凸球面状に形成されている。
【0122】
したがって、本第2変形例では、ブレーキ部材140の金属プレート96とリリースパッド144の摺接突部148とが圧縮コイルスプリング82の付勢力によって常に点接触状態で当接しており、通常は図16(A)に示される如く、ブレーキ部材140が回転ロック位置に位置している。一方、リリースパッド144は、回転シャフト100の駆動ギヤ108がリールギヤ42に噛み合う動作に伴って各脚部138が駆動ギヤ108の歯先に押圧されることで、図16(B)に示される如く、圧縮コイルスプリング82の付勢力に抗してブレーキ部材140を回転許容位置へ持ち上げるようになっている。
【0123】
本第2変形例に係る構成によっても、上記参考例または上記第1変形例と全く同様の効果を得ることができる。
【0124】
(金属プレートの変形例)
次に、金属平板の固定構造の変形例を説明する。なお、上記の参考例(各変形例を含む)と基本的に同一の部品・部分については、上記参考例と同一の符号を付してその説明を省略する。
【0125】
図17には、クラッチ部材84に代えて適用されることで本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成する、金属プレート150を有するクラッチ部材152の分解斜視図が示されている。クラッチ部材152は、クラッチ本体86の上端部に凹部86Aが形成されていない点で、上記参考例に係るクラッチ部材84とは異なる。このクラッチ本体86の上端面からは、3つのかしめ用突起98が一体に突設されている。各かしめ用突起98は、周方向に等間隔で、かつそれぞれ異なる回転規制リブ88と着座リブ92との間に配置されている。
【0126】
金属プレート150は、円板部156と、該円板部156の外周部から径方向外側に延設された耳部158とで構成されている。耳部158は、本実施の形態では放射状に(周方向に等間隔で)6つ設けられており、それぞれ異なる回転規制リブ88と着座リブ92との間に入り込むようになっている。このため、各回転規制リブ88及び各着座リブ92の径方向内側の縁部では、角部を切り欠いて面取部88A、92Aが形成されている。
【0127】
各耳部158には、かしめ用突起98を挿通可能な透孔160が、板厚方向に貫通して形成されている。そして、金属プレート150は、6つのうち交互に位置する3つの透孔160に、それぞれ異なるかしめ用突起98を係合可能に挿通(貫通)させた状態で、図18に示される如く、各かしめ用突起98(における主に金属プレート150の上面よりも突出した部分)が熱かしめされて、該クラッチ部材152に固定されている。
【0128】
この金属プレート150は、金属プレート96と同様に、パンチPとダイスDとを用いたプレス加工によって、平板材FPから打ち抜かれることで、円板部156と透孔160を有する各耳部158とが一体に形成されている。また、円板部156の上面は、鏡面Mに仕上げられると共に打ち抜き時にパンチP側とされて、ブレーキ部材60の摺接突部70と当接する当接面156Aとされている。当接面156Aの表面粗さは、当接面96Aと同様に、算術平均粗さ(Ra)または中心線平均粗さ(Ra75)で、0.01μmから0.3μmの範囲内、好ましくは0.01μmから0.1μmの範囲内とされている。
【0129】
また、図19(A)に示される如く、各耳部158の上側(当接面156A側)における透孔160の内縁部には、上記プレス加工時に角(エッジ)部が潰されて座ぐり部160Aが形成されている。この座ぐり部160Aには、かしめ時の熱により溶け出したかしめ用突起98の一部が入り込んで、金属プレート150をクラッチ部材152に強固に固定するようになっている。
【0130】
以上説明した金属プレート150は、その板厚tが0.05mmから0.7mmの範囲内(0.05mm≦t≦0.7mm)とされるが、好ましくは0.1mmから0.5mmの範囲内(0.1mm≦t≦0.5mm)とされ、より好ましくは0.2mmから0.3mmの範囲内(0.2mm≦t≦0.3mm)とされる。これらの数値範囲は、本実施の形態では金属プレート150が凹部86Aに入り込まないことから、クラッチ部材152によるブレーキ部材60の解除ストロークを確保するために要求される薄肉化と、寸法精度確保や組付性の観点から要求される反り発生の防止との両立を図るべく設定されている。
【0131】
また、各透孔160の孔径は、0.5mmから2.2mmの範囲内、好ましくは0.8mmから1.2mmの範囲内とされている。そして、透孔160の内周面と、該透孔160を同軸的に挿通しているかしめ用突起98(上記の通り外径が0.4mmから1.8mm、好ましくは0.5mmから1.0mmの範囲内)との片側クリアランスC(図19(B)参照)は、0.05mmから0.5mmの範囲内とされている。
【0132】
一方、かしめ用突起98のクラッチ本体86上端面からの突出高は、金属プレート150の板厚tよりも大で、かつ図18に示すかしめ後の状態で金属プレート150の上面(当接面156A)からの突出高が0.03mmから2.0mmの範囲内となるように、設定されている。これにより、ブレーキ部材60が傾いた場合でも、該ブレーキ部材60(摺接突部70)がかしめ後のかしめ用突起98に干渉しない構成である。
【0133】
本実施の形態に係る構成によっても、凹部86Aを設けたことによる効果を除いて、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、金属プレート150に耳部158や透孔160を形成しても、該金属プレート150は、1工程(1ストローク)で打ち抜き成形することができ、プレスによる折り曲げ加工等が不要であるため、きわめて容易に形成することができる。
【0134】
また、本実施の形態では、金属プレート150は、かしめ用突起98のかしめによるクラッチ部材152への固定前に、各耳部158の透孔160にかしめ用突起98を入り込ませることでクラッチ部材152に位置決めされるため、かしめ作業が容易となる。さらに、6つの耳部158全てに透孔160が設けられているため、3つの耳部158にだけ透孔160を設けた場合に必要な透孔160とかしめ用突起98との位置合わせを行なうことなく、単に各耳部158を回転規制リブ88と着座リブ92との間に入り込ませることで、透孔160にかしめ用突起98が確実に入り込む。このため、自動組立工程においても、金属プレート150をクラッチ部材152に対し容易に位置決めすることができる。
【0135】
なお、図示は省略するが、例えば、かしめ前に透孔160にかしめ用突起98を挿通させる金属プレート150の固定構造を、上記第1または第2変形例に係るリリースパッド124またはブレーキ部材140に金属プレート150を固定する構成に適用しても良いことは言うまでもない。この場合、回転規制リブ88、着座リブ92を備えないリリースパッド124またはブレーキ部材140に固定される金属プレート150は、耳部158を備えず、単に周縁部近傍に透孔160を形成すれば良い。また、本金属プレート150の固定構造において、金属プレート150が、底部からかしめ用突起98が突設された凹部86Aに入り込む構成とし、該金属プレート150の板厚の制限を緩和するようにしても良い。
【0136】
図20(A)及び図20(B)には第4変形例に係る構成が斜視図にて示されており、図21及び図21(B)には第4変形例に係る構成が断面図にて示されている。これらの図に示されるごとく、本第4変形例では、クラッチ本体86、パッド本体136、または本体部142に凹部86Aを設けず、単なる円板である金属プレート96を平坦面上に載置した状態で各かしめ用突起98をかしめることで、該金属プレート96をクラッチ本体86等に固定している。
【0137】
また、この構成では、かしめ前にクラッチ本体86等に対し金属プレート96を位置決めする(面方向の位置ずれを規制する)ために、3つ以上のかしめ用突起98がそれぞれ金属プレート96を近傍から(略接触状態で)囲むように配置されている。この場合における金属プレート96の板厚は、上記実施の形態に係る金属プレート150と同様に決められる。
【0139】
また、上記の実施の形態では、金属プレート150が打ち抜きによって形成される構成としたが、本発明は金属プレート150の製造(加工)方法によって限定されることはない。また、本発明は、当接面156Aが打ち抜き前に鏡面に仕上げられ該鏡面MをパンチP側にして打ち抜く構成であることに限定されることもなく、金属プレート150の材質がステンレス鋼であることにも限定されない。
【0140】
さらに、上記の実施の形態では、かしめ用突起98が熱かしめされる構成としたが、本発明はこれに限定されず、各かしめ用突起98は、例えば、熱板等の接触による加熱の他、超音波振動による発熱による熱的なかしめや機械的なかしめ方法によってかしめられても良い。また、かしめ用突起98は、形状が略円柱状である構成に限定されることはなく、例えば、かしめ前に壁状や角柱状等に形成されても良い。
【0141】
さらにまた、上記の実施の形態では、記録テープカートリッジ10がリーダブロック30を有する構成を例示したが、本発明は、ケース12の形状、磁気テープTの引出構造(リーダ部材の構成)、開口18の位置や開閉構造等によって限定されることはない。したがって、例えば、記録テープカートリッジ10は、磁気テープTの先端にリーダ部材として小円柱状のリーダピンが取り付けられた構成としても良く、開口18を開閉する遮蔽部材(所定の直線または円弧に沿って移動するスライドドア等)を有する構成としても良い。また、本発明における制動部材、解除部材は、上記実施の形態または各変形例における制動部材としてのブレーキ部材60、122、140、解除部材としてのクラッチ部材84、152、またはリリースパッド124、144に限定されないことは言うまでもない。
【0142】
また、上記の実施の形態では、記録テープとして磁気テープTを用いた構成としたが、本発明はこれに限定されず、記録テープは情報の記録及び記録した情報の再生が可能な長尺テープ状の情報記録再生媒体として把握されるものであれば足り、本発明に係る記録テープカートリッジが如何なる記録再生方式の記録テープにも適用可能であることは言うまでもない。
【0143】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る記録テープカートリッジは、生産性の良好な構造で、リールの回転時における制動部材と解除部材との当接部位の摩耗を防止することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例に係る記録テープカートリッジの外観を示す図であって、(A)は上方から見た斜視図、(B)は下方から見た斜視図である。
【図2】 参考例に係る記録テープカートリッジにおけるリールの回転ロック時の断面図である。
【図3】 参考例に係る記録テープカートリッジにおけるリールの回転ロック解除時の断面図である。
【図4】 参考例に係る記録テープカートリッジにおけるリールの回転ロック時の要部拡大断面図である。
【図5】 参考例に係る記録テープカートリッジにおけるリールの回転ロック解除時の要部拡大断面図である。
【図6】 参考例に係る記録テープカートリッジを構成する制動手段及びドライブ装置の回転シャフトを示す上方から見た分解斜視図である。
【図7】 参考例に係る記録テープカートリッジを構成する制動手段を示す下方から見た分解斜視図である。
【図8】 参考例に係る記録テープカートリッジを構成するリールのカット図である。
【図9】 参考例に係る記録テープカートリッジを構成するクラッチ部材のリールへの組付状態を詳細に示す図であって、(A)は平面図、(B)は断面図である。
【図10】 参考例に係る記録テープカートリッジを構成する金属プレートの固定構造を示す図であって、(A)は分解斜視図、(B)は組付状態の斜視図である。
【図11】 参考例に係る記録テープカートリッジを構成する金属プレートの固定構造を示す図であって、(A)はかしめ前の断面図、(B)はかしめ後の断面図である。
【図12】 参考例に係る記録テープカートリッジを構成する金属プレートを平板材から打ち抜過程の状態を示す断面図である。
【図13】 本発明の参考例に係る記録テープカートリッジが装填されるドライブ装置の回転シャフトの分解斜視図である。
【図14】 参考例に係る記録テープカートリッジを構成する第1変形例に係るリール及び制動手段を示す図であって、(A)は上方から見た分解斜視図、(B)は下方から見た分解斜視図である。
【図15】 参考例に係る記録テープカートリッジを構成する第1変形例に係るリール及び制動手段を示す図であって、(A)はリールの回転ロック時の要部拡大断面図、(B)はリールの回転ロック解除時の要部拡大断面図である。
【図16】 参考例に係る記録テープカートリッジを構成する第2変形例に係るリール及び制動手段を示す図であって、(A)はリールの回転ロック時の要部拡大断面図、(B)はリールの回転ロック解除時の要部拡大断面図である。
【図17】 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成する金属プレート及びクラッチ部材を示す分解斜視図である。
【図18】 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成する金属プレートのクラッチ部材への組付状態を示す斜視図である。
【図19】 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成する金属プレートを示す図であって、(A)は透孔を示す断面図、(B)はかしめ用突起を挿通させた透孔を示す断面図である。
【図20】 参考例に係る記録テープカートリッジを構成する第4変形例に係る金属プレートの固定構造を示す図であって、(A)は分解斜視図、(B)は組付状態の斜視図である。
【図21】 参考例に係る記録テープカートリッジを構成する第4変形例に係る金属プレートの固定構造を示す図であって、(A)はかしめ前の断面図、(B)はかしめ後の断面図である。
【図22】 従来の記録テープカートリッジにおけるリールの回転ロック状態を示す断面図である。
【図23】 従来の記録テープカートリッジにおけるリールの回転可能状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 記録テープカートリッジ
12 ケース
28 リール
32 リールハブ
36 底部
44 係合ギヤ(係合部)
60 ブレーキ部材(制動部材)
84 クラッチ部材(解除部材)
86A 凹部
96 金属プレート(金属平板)
96A 当接面
98 かしめ用突起(突起)
122 ブレーキ部材(制動部材)
124 リリースパッド(解除部材)
140 ブレーキ部材(制動部材)
144 リリースパッド(解除部材)
150 金属プレート(金属平板)
152 クラッチ部材(解除部材)
160 透孔
P パンチ
T 磁気テープ(記録テープ)
Claims (3)
- ケース内に収容され、記録テープを巻装したリールハブの底部に係合部が設けられたリールと、
前記ケース内に回転不能に設けられ、前記リールハブの底部に対し接離して、前記係合部に係合する回転ロック位置と、該係合部との係合状態を解除する回転許容位置とを取り得る制動部材と、
前記リールハブの底部と前記制動部材との間に前記リールと一体回転するように配置され、前記リールを回転させる際に前記制動部材と当接しつつ該制動部材を前記回転許容位置に保持する解除部材と、
を備え、
前記制動部材及び前記解除部材をそれぞれ樹脂材で成形し、かつ該制動部材と解除部材との互いの当接部位の一方だけを、樹脂部分をかしめて固定された金属平板で構成したものにおいて、
前記解除部材は、前記リールに対する回転を規制するための複数の回転規制リブと、前記リールからの脱落を禁止するための複数の着座リブとが、前記制動部材との当接部位を囲むように前記リールの周方向に交互にかつ等間隔で設けられると共に、前記回転規制リブと同数のかしめ用突起が前記リールの周方向に等間隔となるように、該リールの周方向に隣り合う該回転規制リブと前記着座リブとの間に設けられており、
前記金属平板は、前記リールハブと同軸的に配置された円板部から前記回転規制リブの数と前記着座リブの数とを合わせた数だけ径方向外側に延設された耳部と、各耳部に設けられた透孔とを有し、前記各耳部が周方向に隣り合う前記回転規制リブと前記着座リブとの間にそれぞれ入り込まされた状態で、前記透孔に挿通された前記かしめ用突起をかしめることで、前記解除部材に固定されている、
ことを特徴とする記録テープカートリッジ。 - 前記金属平板は、平板材からの打ち抜きによって形成され、かつ該打ち抜き時におけるパンチ側の面が前記当接部位の一方を構成する樹脂部との当接面とされた、ことを特徴とする請求項1記載の記録テープカートリッジ。
- 前記当接面は、前記打ち抜き前に鏡面に仕上げられている、ことを特徴とする請求項2記載の記録テープカートリッジ。
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