JP3859332B2 - 展開構造物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、展開物、例えば宇宙空間における宇宙植民地、太陽発電衛星、大型アンテナ、宇宙基地等のための中、大型展開構造物、或いは可動式応急仮設構造物等の地上での展開構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、打上げロケットやスペース・シャトルによりペイロードとして宇宙へ運ばれるペイロードは打上げロケットの能力により、その体積と重量に制限を受けるため軽量で運搬時の収納密度が高く、宇宙空間での組立作業が容易でかつ、組立てられた構造物の剛性を有することが要求される。
【0003】
これらの背景のもとで、宇宙構造物は打上げ時には収納状態の占有体積を小さくし、打上げ後宇宙において展開することによって最終形態となる展開構造物が有望視されている。
【0004】
この展開構造物の先行技術としては、例えば特公昭49−26653号公報がある。
【0005】
しかし、この展開構造物は、トラス構造の骨材を中程から関節によって折曲げて畳込むことから、構造が複雑になり、特に座屈等の影響が最も受けやすい骨材中央部の剛性強度が低く、展開構造物の剛性強度の低下を招くおそれがある。
【0006】
一方、宇宙空間での展開を自動或いは半自動的に行うためには、高度なメカニズムの信頼性が要求される。
【0007】
そこで、本出願人は、特公平7−94236号公報において骨材の中程を折曲げることなく、剛性強度の向上が得られる展開構造物を提案した。
【0008】
この展開構造物は、図27に展開状態を示すように、展開状態において4つの節点a、b、c、dが4辺形をなすように連結された第1組の横骨材A、B、C、Dと、これらの各節点a、b、c、dに一端が連結されて上記第1組の横骨材A、B、C、Dがなす平面に対して直角をなして立ち上がる4本の縦骨材E、F、G、Hとを有し、これら縦骨材の内1本、例えば縦骨材Gが他の縦骨材より長く形成され、他の3本の縦骨材E、F、Hの他端と上記1本の縦骨材Gにおける他の3本の縦骨材と同じ高さの部分とは4つの節点e、f、g、hにおいて全体的に四辺形をなすように第2組の横骨材I、J、K、Lによって連結され、縦骨材Gには節点gの直上に隣接するスライドヒンジMが嵌合し、節点aとスライドヒンジMとが斜骨材Nにより連結されている。
【0009】
そして長い縦骨材Gの突出する部分に沿ってスライドヒンジMを節点cから離れる方向へ摺動させると、図28に示すようにスライドヒンジMの変位につれて斜骨材Nは縦骨材Gに近づくように立ち上がり、節点aに連結されている縦骨材Eが長い縦骨材Gに近づき、これに伴って各節点を介して隣接する各横骨材A、B、C、D、I、J、K、Lがそれらの間の節点を頂点として山形をなすように漸次立ち上がり、最終的には斜骨材N、全ての短い縦骨材E、F、H及び横骨材A、B、C、D、I、J、K、Lが長い縦骨材Gに沿うように集まり、収納状態に畳まれ、また展開は逆の順序で行われるものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記先行技術によると、骨材は展開及び収納に際し、骨材の中間部での折り曲げ及び収縮等の必要がなく展開構造物の剛性強度が確保できる。
【0011】
しかし、収納状態、即ち畳まれた状態において1本の縦骨材に沿うように全ての縦骨材及び横骨材が集合することから側面視形状は小型化されるが、その高さ方向を充分に減少させ得るものではなく、より平面的に高さ方向を抑制して収納することが望まれている。
【0012】
従って、かかる点に鑑みなされる本発明の目的は、展開状態において充分な剛性強度を維持すると共に、収納状態において充分な高さ方向の減少が達成可能な収納性に優れた展開構造物を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に記載の展開構造物の発明は、下部構造体がベース部に基端が回動自在に支持された主側面と該主側面の両側縁に沿って連設された相対向する一対の側面とを有する断面略コ字状の第1側部構造体と、該第1側部構造体と離間して上記ベース部に基端が回転自在に支持された平面状の第2側部構造体とを有し、上記上部構造体は、一端が上記下部構造体の第2側部構造体の先端に回動自在に支持された主側面と該主側面の両側縁に沿って連設された相対向する一対の側面とを有する断面略コ字状の第1側部構造体と、一端が上記下部構造体の第1側部構造体に回動自在に支持され他端が上記上部構造体の第1側部構造体に回動自在に支持された平面状の第2側部構造体とを有し、収納状態は、上記下部構造体の第1側部構造体及び第2側部構造体の各先端が互いに離反するように下部構造体の第1側部構造体及び第2側部構造体を横臥すると共に、該第1側部構造体上に横臥して上記上部構造体の第2側部構造体を重ね合わせ、かつ下部構造体の第2側部構造体上に上記上部構造体の第1側部構造体を横臥して重ね合わせた状態であって、展開状態は上記ベース部上に立設した上記下部構造体の第1側部構造体及び第2側部構造体によって略矩形断面形状の下部構造体を形成し、該下部構造体上に上記上部構造体の第1側部構造体及び第2側部構造体によって形成した略矩形断面形状の上部構造体が立設することを特徴とする。
【0014】
従って、請求項1の発明によると、下部構造体の第1側部構造体と第2側部構造体とを横臥し、該第1側部構造体に沿って上部構造体の第2側部構造体を重ね合わせ、かつ下部構造体の第2側部構造体に沿って上部構造体の第1側部構造体を重ね合わせた状態で格納することから、高さ寸法が極めて抑制されていわば平面状に格納され、また各構造体に折り曲げ及び収縮等の必要がなく展開状態においての剛性強度が確保できる。
【0016】
また、下部構造体及び上部構造体が各々第1側部構造体と第2側部構造体により断面矩形に形成されると共に、収納状態において下部構造体の第1側部構造体の側面間に上部構造体の第2側部構造体が嵌合し、下部構造体の第2側部構造体を上部構造体の第1側部構造体の側面間に嵌合されてコンパクトに収納される。
【0017】
請求項に記載の発明は、請求項の展開構造物において、上記上部構造体の第2側部構造体の他端と上部構造体の第1側部構造体の他端が上部部材を介して回動自在に連結されたこと特徴とし、上部構造体の第2側部構造体の他端と第1側部構造体の他端間を上部部材を介して回転自在に連結することによって上部部材も平面状に格納されて全体的に平面的な格納が可能になる。
【0018】
請求項に記載の発明は、請求項1または2の展開構造物において、下部構造体及び上部構造体の各々の第1側部構造体の側面が主側面に対して主側面の側縁を回動中心に略直角と平面状との間で回動自在であることを特徴とし、主側面に対して側面を回動して平面状にすることによって、平面状の格納状態が得られ、収納性に優れるものである。
【0019】
請求項に記載の発明は、請求項の展開構造物において、上記側面の端部が互いに回動可能に連結されて複数の展開構造物が互いに接離方向に移動自在に列設されたことを特徴とする。この請求項の発明によると、展開構造物が連接されて大型の展開構造物が構成できる。
【0020】
請求項に記載の発明は、請求項1または2の展開構造物において、下部構造体及び上部構造体の各々の第1側部構造体の側面が主側面に対して主側面の側縁に沿って折り畳み可能であることを特徴とし、側面を主側面の側縁に沿って折り畳むことによって展開構造物の側方に突出することなく平面的な収納状態になり収納性に優れるものである。
【0021】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の展開構造物において、隣接する第1側部構造体の上記側面が一体に結合或いは隣接する第1側部構造体が上記側面を共有して複数の展開構造物が列設されたことを特徴とする。この請求項の発明によると、展開構造物が連接されて大型の展開構造物が構成できる。
【0022】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、第2上部構造体及び第3上部構造体を有し、第2上部構造体は、上記上部部材に一端が回動自在に支持された主側面と該主側面の両側縁に沿って連設された相対向する一対の側面とを有する断面略コ字状の第1側部構造体と、上部部材の他端に一端が回転自在に支持された第2側部構造体とを有し、上記第3上部構造体は、上記第2上部構造体の第2側部構造体の他端に一端が回動自在に支持された主側面と該主側面の両側縁に沿って連設された相対向する一対の側面とを有する断面略コ字状の第1側部構造体と、上記第2上部構造体の第1側部構造体の主側面の他端に一端が回動自在に支持された第2側部構造体と、該第2側部構造体の他端と第1側部構造体の他端との間を回動可能に連結する上部部材を有することを特徴とする。
【0023】
請求項の発明によると、展開状態において上部構造体の上方に第2上部構造体及び第3上部構造体を設けることが可能になり、大型の展開構造物が構成できる。
【0024】
請求項に記載の発明は、請求項7の展開構造物において、下部構造体及び上部構造体の各々の第1側部構造体の側面が主側面に対して主側面の側縁を回動中心に略直角と平面状との間で回動自在であることを特徴とする。請求項の発明によると、各第1側部構造体における主側面に対して側面を回動して平面状にすることによって、平面的に収納が可能になる。
【0025】
請求項に記載の発明は、請求項の展開構造物において、上記側面の端部が互いに回動可能に連結されて複数の展開構造物が互いに接離方向に移動自在に列設されたことを特徴とする。この請求項の発明によると、展開構造物が連接されて大型の展開構造物が構成できる。
【0026】
請求項10に記載の発明は、請求項の展開構造物において、下部構造体、上部構造体、第2上部構造体及び第3上部構造体の各々の第1側部構造体の側面が主側面に対して主側面の側縁に沿って折り畳み可能であることを特徴とする。この請求項10の発明によると、各側面を主側面の側縁に沿って折り畳むことによって展開構造物の側方に突出することなく収納時の平面化が可能になる。
【0027】
請求項11に記載の発明は、請求項10の展開構造物において、隣接する下部構造体、上部構造体、第2上部構造体及び第3上部構造体の各第1側部構造体の側面が一体に結合或いは隣接する第1側部構造体が上記側面を共用して複数の展開構造物が列設されたことを特徴とする。この請求項11の発明によると、展開構造物が連接されて大型の展開構造物が構成できる。
【0028】
請求項12に記載の発明は、上記下部構造体は、ベース部に一端が回動自在に支持された第1側部構造体と、該第1側部構造体に一端が回転自在に支持された第2側部構造体とを有し、上記上部構造体は、一端が上記下部構造体の第2側部構造体の他端に回動自在に支持された第1側部構造体と、一端が上記下部構造体の第1側部構造体に回動自在に支持され他端が上記上部構造体の第1側部構造体に回動自在に支持された第2側部構造体とを有し、収納状態は、ベース部上に沿って下部構造体の第1側部構造体が横臥状態でかつ、該第1側部構造体上に上部構造体の第1側部構造体が重ね合わされた横臥状態であり、展開状態は下部構造体の第1側部構造体をベース部上に起立せしめ、下部構造体の第1側部構造体及び上部構造体の第1側部構造体を互いに連結する下部構造体の第2側部構造体及び上部構造体の第2側部構造体の揺動によりベース部上に起立した下部構造体の第1側部構造体上に上部構造体の第1側部構造体を立設したことを特徴とする。
【0029】
この請求項12の発明によると、ベース部上に沿って下部構造体の第1側部構造を横臥状態にし、この第1側部構造体上に上部構造体の第1側部構造体が重ね合わされた横臥状態で収納されることから、高さ方向が極めて抑制されたいわば平面状に収納され、また各構造体に折り曲げ及び収納等の要素が必要なく典型状態における剛性強度が確保される。
【0030】
請求項13に記載の発明は、請求項12の展開構造物を具体的に構成したのであり、請求項13の発明によると下部構造体及び上部構造体の各第1側部構造体を複数の縦骨材と、下部横骨材と、上部横骨材と中間横部材とにより形成し、各第1側部構造体の間を下部構造体の第2側部構造体及び上部構造体の第2側部構造体により回動可能に連結することによって構成される。
【0032】
請求項14に記載の発明は、請求項12の展開構造物を具体的に構成したのであり、請求項14の発明によると、下部構造体の第1側部構造体を複数の縦骨材と、下部横骨材と、上部横骨材とにより形成し、上部構造体の第1側部構造体を複数の縦骨材と、下部横骨材と、上部横骨材と、中間横部材により形成し、各第1側部構造体間を下部構造体の第2側部構造体及び上部構造体の第2側部構造体により回動可能に連結することによって構成される。
【0035】
【発明の実施の形態】
第1実施形態
図1乃至図5によって第1実施形態を説明する。
【0036】
図1は本実施形態による展開構造物1が畳まれた収納状態を示し、図2は展開途中の状態を、図3は展開状態を各々示す斜視図であり、図4は展開途中の状態を模型的に示す説明図である。
【0037】
図中符Bは展開構造物1が展開されるベース部であり、展開構造物1は下部構造体10と上部構造体20を有し、下部構造体10は、第1側部構造体11と第2側部構造体16によって構成されている。
【0038】
第1側部構造体11は、図1に示すように各々の基端がヒンジ15によってベース部Bに揺動可能に支持され相対向する一対の縦骨材12a、12bと、両縦骨材12aと12bの各基端部及び中間部を各々連結する下部横骨材12c、中間部横骨材12dからなる枠体及び、両縦骨材12a、12bと、下部横骨材12cと、中間部横骨材12dによって形成される矩形の枠体内にトラス構造を形成する複数の補助骨材12fからなる主側面12を有している。
【0039】
主側面12には相対向する側面13及び14が連接されている。側面13は、縦骨材12aと対向配置する縦骨材13a及び縦骨材12aと13aの各基端部、中間部及び先端となる上端部を各々連結する下部横骨材13c、中間部横骨材13d、上部横骨材13eからなる枠体及び、両縦骨材12a、13a、下部横骨材13c、中間部横骨材13dによって形成される矩形の枠内及び両縦骨材12a、13a、中間横骨材13d、上部横骨材13eによって各々形成される矩形の枠体内にはトラス構造を形成する複数の補助骨材13fが設けられている。
【0040】
他方の側面14も同様に、縦骨材12bと対向配置する縦骨材14a及び縦骨材12bと14aの各基端部、中間部及び上端部を各々連結する下部横骨材14c、中間部横骨材14d、上部横骨材14e等からなる枠体及び、両縦骨材12b、14a、下部横骨材14c、中間部横骨材14dによって形成される枠内及び両縦骨材12b、14a、中間横骨材14d、上部横骨材14eによって形成される矩形の枠体内にトラス構造を形成する複数の補助骨材14fが設けられている。
【0041】
一方、第2側部構造体16は、ベース部B上に上記ヒンジ15と対向配置されたヒンジ17によってベース部Bに揺動可能に支持さた第2側部構造体16の基端となる下部横骨材16c、中間部横骨材16d及び複数の補助骨材16fによってトラス状に連結され、第1側部構造体11の長さと略同一の長さを有し、或いは互いに干渉しないように第1側部構造体11より若干長く設定されている。
【0042】
上部構造体20は、第1側部構造体21と第2側部構造体27によって構成され、第1側部構造体21は、図1に示すように主側面22と、主側面22の両側には少なくとも上記第2側部構造体16の揺動を許容する寸法離間して対峙する側面23及び24を有している。
【0043】
主側面22は、相対向する一対の縦骨材22a、22bと、両縦骨材22aと22bの各基端部及び上端部を各々連結する下部横骨材22c、上部横骨材22dからなる枠体及び、両縦骨材22a、22b、下部横骨材22c及び上部横骨材22dによって形成される矩形の枠体内にをトラス構造を形成する複数の補助骨材22fによって構成され、下部横骨材22cがヒンジ26によって上記第2側部構造体16の上端に揺動可能に支持されている。
【0044】
側面23は、縦骨材22aと対向配置する縦骨材23a、縦骨材22aと23aの各基端部及び上端部を各々連結する下部横骨材23c、上部横骨材23dからなる枠体及び、この矩形の枠体内にトラス構造を形成する複数の補助骨材23fによって形成される。
【0045】
他方の側面24も同様に、縦骨材22bと対向配置する縦骨材24a及び縦骨材22bと24aの各基端部及び上端部を各々連結する下部横骨材24c、上部横骨材24dからなる枠体及び、この矩形の枠体内にトラス構造を形成する複数の補助骨材22fによって形成されている。
【0046】
更に、第1側部構造体21の各上部横骨材22d、23d及び24dを互いに連結すると共にアンテナ等の機器を支持する板状の上部部材25が架設されている。
【0047】
一方、第2側部構造体27は、ヒンジ28によって下端が下部構造体10の第1側部構造体11に配設された中間部横骨材12dに揺動可能に支持されると共に、中間部横骨材27b及び複数の補助骨材27dによってトラス状に連結され、上端が第1上部構造体21の上部横骨材25aにヒンジ29によって各々揺動可能に連結されている。
【0048】
そして下端から中間部横骨材27bの離間距離が、下部構造体10の第1側部構造体11に配設された中間部横骨材12dから第1側部構造体11の上端までの離間距離と略同一に、また中間部横骨材27bから上端までの離間距離が第1上部構造体21の長さと略同一に形成され、或いはどちらか一方が若干長く設定されている。
【0049】
互いにヒンジ26によって揺動自在に結合される上部構造体20の第1側部構造体21の下端と下部構造体10の第2側部構造体16の上端との間には第2側方部構造体16を図2及び図4において反時計方向に回動付勢するアクチュエータ、例えばコイルスプリング31が、またヒンジ28によって揺動自在に結合される第1側部構造体11に設けられた中間部横骨材12dと上部構造体20の第2側部構造体27との間には第2側部構造体27を時計回転方向に回動付勢するコイルスプリング32が各々配設されている。
【0050】
更に、下部構造体10の上端と上部構造体20の下端とを連結するロック機構35が複数設けられている。
【0051】
ロック機構35は、例えば、図5に示すように下部構造体10の第1側部構造体11の縦骨材12aの上端近傍に突設されるロック部36と第1上部構造体21の縦骨材23a近傍に設けられたピン37を有している。
【0052】
ロック部36は、下部構造体10の第1側部構造体11から突設されて略上部横骨材13eに沿って開口するピン挿入溝36aと、ピン挿入溝36aを横切るように対向して穿設されたロックピン収納穴36b及びロックピン嵌入穴36cと、ロックピン収納穴36bに出没可能に嵌合するロックピン36dと、ロックピン36dを突出方向に付勢するロックピン付勢スプリング36eと、ロックピン36dに係合してロックピン36dを収納位置に保持するロックピン保持位置とロックピン36dとの係合を解除してロックピン36dの突出を許容するロックピン解放位置との間を揺動するラッチ36fと、ラッチ36fをロックピン保持位置に付勢するラッチ付勢スプリング36gとによって構成されている。
【0053】
そして、図5(a)に示すようにロックピン36dがロックピン収納穴36b内に収納された収納位置にラッチ36fによって保持された状態で、上記第1側部構造体21を移動させてピン37をロック部36のピン挿入溝36aに挿入すると、その挿入に伴って移動する第1側部構造体21の下端によってラッチ36fがラッチ付勢スプリング36gに抗して揺動し、図5(b)に示すようにラッチ36fとロックピン36dとの係合が解除され、ロックピン付勢スプリング36eによってロックピン36dが押し出され、その先端がロックピン嵌入穴36cに嵌入し、ピン挿入溝36aに嵌入したピン37をロックピン収納穴36bとロックピン嵌入穴36cの間に掛け渡されたロックピン36dにより保持する。
【0054】
このように構成された展開構造体1は、図1に示すようにベース部Bにヒンジ15及び17によって各々支持された下部構造体10の第1側部構造体11及び第2側部構造体16が互いにその上端が離れて略直線状に横臥し、かつ第2側部構造体16の上方を上部構造体20の第1側部構造体21が上端をベース部B側にし横臥して覆い、上部構造体20の第2側部構造体27が下部構造体10の第1側部構造体11の両側面23と24の間に位置した状態で横臥して平面状に畳まれて極めて高さが抑制された空間に収納できる。
【0055】
そして係止具(図示せず)等によって図1に示す畳まれた状態に維持された状態で例えば、宇宙空間に運ばれた後、係止具を解放すると、コイルスプリング31による付勢力によって第1側部構造体21がヒンジ26を中心に第2側部構造体16に対し時計回転方向に回動すると共に、コイルスプリング32による付勢力によって第2側部構造体27がヒンジ28を中心に第1側部構造体11に対して時計回転方向に回動する。
【0056】
この回動に伴って、図2に展開途中の状態を示すように第1側部構造体11がヒンジ15を中心に回動して次第に起立する一方、第2側部構造体16もヒンジ17を中心に回動してに起立して次第に下部構造体10の第1側部構造体11と第1側部構造体16及び上部構造体20の第1側部構造体21と第2側部構造体27が次第に接近する。
【0057】
そして、下部構造体10の第1側部構造体11の側面13及び14の縦骨材13aと14aとの間に第2側部構造体16が嵌合して断面略矩形の下部構造体10を形成し、かつ第2側部構造体27が側面23と24との間を通過して第1側部構造体11の中部横骨材12dの上方において縦骨材12aと12bの間及び第2側部構造体27の縦骨材22aと22bとの間に嵌合して断面略矩形の上部構造体20を形成する。
【0058】
従って、図3に斜視図を示すようにベース部Bに下部構造体10が立設し、下部構造体10の上方に上部構造体20が立設した状態となり、かつ上記ロック機構35によって下部構造体10の上端と上部構造体20の下端とを係合させて展開状態に維持される。
【0059】
以上説明では、アクチュエータとしてコイルスプリング31及び32を用いたが、一方のコイルスプリングを省略することも、また上部構造体20の第1側部構造体21と第2側部構造体27との間に配設することも可能である。
【0060】
また、コイルスプリングに代えてモータ等他の駆動手段を用いることも可能であり、正逆回転可能なモータを用いると共にロック機構35を係脱可能な機構に変更することによって展開構造体1を畳まれた収納状態から展開状態にまた展開状態から畳まれた収納状態に移行することも可能である。
【0061】
この係脱可能なロック機構は、例えばロックピン36dに凹部を形成し、スプリング等によって押圧付勢されてこの凹部に嵌合するボール等によってロックピン36dをロックピン収納位置とロックピン突出位置に節度をもって位置決め保持する保持手段を設け、ロックピン36dを電磁ソレノイド等によってロックピン収納位置とロックピン突出位置の間を往復駆動するように構成することができる。
【0062】
第2実施形態
次に、図6乃至図9によって第2実施形態を説明する。なお本実施形態において上記第1実施形態と基本構成を略同一にすることから詳細な説明を省略する。図6は、本実施形態における展開構造体50の作動状態を模型的に示す側面図、図7はその斜視図である。なお○印は揺動可能に連結する連結部材であり、本実施形態ではその一例としてヒンジを示す。
【0063】
展開構造体50は、上記第1実施形態同様、下部構造体51と上部構造体54とを有している。
【0064】
下部構造体51は、第1実施形態と同様に第1側部構造体52と第2側部構造体53を有し、第1側部構造体52は下端52Aaがベース部Bにヒンジ結合された主側面52Aと、主側面52Aの両側縁に各々ヒンジ結合された両側面52Bによって構成される。
【0065】
一方第2側部構造体53は、下端53aが上記第1側部構造体52をベース部Bに支持するヒンジと対向配置されたヒンジによってベース部Bに揺動可能に支持されている。
【0066】
上部構造体54は、第1側部構造体55と第2側部構造体56及び上部部材57を有し、第1側部構造体55は下端55Aaがヒンジによって下部構造体51の第2側部構造体53の上端53bに結合された主側面55Aと、主側面55Aの両側縁に各々ヒンジ結合された両側面55Bによって構成されている。
【0067】
一方、第2側部構造体56は、下端56aが上記下部構造体51の第1側部構造体52を形成する主側面52Aの上端52Abにヒンジ結合され、第2側部構造体56の上端56bと主側面55Aの上端55Abがヒンジを介して上部部材56によって連結されている。
【0068】
また、上記第1実施形態同様に下部構造体51の上端と上部構造体54の下端とを結合するロック機構(図示せず)及び下部構造体51の主側面52Aと側面52B、上部構造体54の主側面55Aと側面55B、下部構造体51の主側面52Aと上部構造体54の第2側部構造体56、下部構造体51の第2側部構造体53と上部構造体20の第1側部構造体56の各ヒンジ結合部の相対角度を可変駆動するためのアクチュエータ、例えばモータ(図示せず)が各々配設されている。
【0069】
このように構成された展開構造体50は、図6(a)及び図7(a)に示すように下部構造体51の第1側部構造体52の両側面52Bが主側面52Aと連続する平面状に、上部構造体54の第1側部構造体55の両側面55Bが主側面55Aと連続する平面状に各々展開して横臥し、下部構造体51の第1側部構造体52及び第2側部構造体53上に各々上部構造体54の第2側部構造体56及び第1側部構造体55が積層されて横臥した極めて平面状に畳まれた状態で収納される。
【0070】
そして展開状態に移行するには、図6(b)及び図7(b)に示すようにモータにより上部構造体54の第2側部構造体56及び下部構造体54の第2側部構造体53をベース部Bに対し起立せしめて、上部構造体54の第1側部構造体55をベース部Bから離間させる共に、下部構造体51の第1側部構造体52の両側面52Bを主側面52Aとなす角度が略直角になるようベース部Bと反対側に回動し、かつ上部構造体54の第1側部構造体55の両側面55Bを主側面55Aとなす角度が略直角になるようベース部B側に回動する。
【0071】
続いてモータにより第1側部構造体55をヒンジを中心に第2側部構造体53に対し時計回転方向に回動すると共に、第2側部構造体56をヒンジを中心に第1側部構造体52に対して反時計回転方向に回動する。
【0072】
この第1側部構造体55及び第2側部構造体56の回動に伴って、図6(c)及び図8(c)に展開途中の状態を示すようにベース部Bにヒンジ結合された第1側部構造体52がヒンジを中心に回動してベース部B上に次第に起立する一方、ベース部Bにヒンジ結合された第2側部構造体53もヒンジを中心に回動して起立し、次第に下部構造体51の第1の側部構造体52と第2側部構造体53及び上構造体54の第1側部構造体55と第2側部構造体56が互いに次第に接近する。
【0073】
そして、第1側部構造体52の両側面52Bの側端縁間に第2側部構造体53が嵌合して断面略矩形状の下部構造体51を形成し、また第2側部構造体56が第1側部構造体55の両側面55Bの側端縁間に嵌合して断面略矩形の上部構造体54を形成し、更に上部構造体54の上端が上部部材57によって覆われて、図6(d)及び図8(d)に示すようにベース部Bに下部構造体51が立設し、下部構造体51の上方に上部構造体54が立設すると共に、ロック機構によって下部構造体51の上端と上部構造体54の下端とが係合させて展開状態に維持される。
【0074】
一方、展開構造体50の展開状態から収納状態への移行は、ロック機構による下部構造体51と上部構造体54の係合を解除し、上記と逆の順序で行われる。
【0075】
また、上記展開構造体50では、図6(a)及び図7(a)に示すように下部構造体51及び上部構造体54の各第1側部構造体52の両側面52B、55Bを主側面52A、55Aに対して連続する平面状になるよう畳まれるようにしたが、図9に各第1側部構造体52及び55の側面を示すように側面52B及び55Bの各部材52Ba、52Bb、52Bc及び、55Ba、55Bb、55Bcを揺動可能に連結していわば平行リンク機構を構成し、図9(a)のように主側面52A、55Aの両側に沿うように側面52B、55Bの各部材52Ba、52Bb、52Bc及び、55Ba、55Bb、55Bcを畳み、展開時には図9(b)のように起立せしめるように構成することによって収納時の平面的占有面積の削減を図ることにより更に収納性の向上が得られる。
【0076】
なお、収納占有空間が許容される場合には、予め下部構造体51において第1側部構造体52の両側面52Bを主側面52Aとなす角度が略直角でベース部Bと反対側に延設するように固定する一方、上部構造体54においても第1側部構造体55の両側面55Bを主側面55Aに対して略直角でベース部B側に延設するよう固定して回動部を削減して構造の簡素化を図ることも可能である。
【0077】
この場合には収納状態の展開構造体50は、図6(b)及び図7(b)に示す状態となり、展開状態への移行は上記同様、モータにより上部構造体54の第1側部構造体55を第2側部構造体53に対し時計回転方向に回動すると共に、上部構造体54の第2側部構造体56を第1側部構造体52に対して反時計回転方向に回動することによって、図6(c)及び図8(c)に展開途中の状態を介して図6(d)及び図8(d)に示すようにベース部Bに下部構造体51が立設し、下部構造体51の上方に上部構造体54が立設した状態になり、ロック機構によって下部構造体の上部構造体のとが係合して展開状態になる。
【0078】
また展開状態から収納状態への移行は、ロック機構による下部構造体51と上部構造体54の係合を解除し、上記と逆の順序で行われる。
【0079】
第3実施形態
次に、図10乃至図13により第3実施形態を説明を説明する。図10及び図11は本実施形態における展開構造体60の作動状態を模型的に示す側面図であり、図12及び13はその斜視図である。なお図6乃至図8と対応する部分に同一符号を付することで第2実施形態と対応する部分の詳細な説明は省略する。
【0080】
第2実施形態同様、展開構造体60は、下部構造体51と上部構造体54とを有すると共に、更に第2上部構造体61及び第3上部構造体64を有している。している。
【0081】
下部構造体51は、第2実施形態と同様にベース部Bに下端がヒンジ結合された主側面52A及びその両側縁に各々ヒンジ結合された両側面52Bを有する第1側部構造体52と、第2側部構造体53とによって構成される。
【0082】
上部構造体54も、第2実施形態と同様に下端がヒンジによって下部構造体51の第2側部構造体53の上端に結合された主側面55A及びその両側縁に各々ヒンジ結合された両側面55Bによって構成されている第1側部構造体55と、下端が下部構造体51の第1側部構造体52の主側面52Aの上端にヒンジ結合された第2側部構造体56とを有し、第2側部構造体56の上端に主側面55Aの上端がヒンジを介して上部部材57によって連結されている。
【0083】
第2上部構造体61は、第1側部構造体62と第2側部構造体63を有し、第1側部構造体62は下端が上部構造体54の第2側部構造体56の上端に上部部材57と共にヒンジ結合された主側面62Aと、その両側縁に各々ヒンジ結合された両側面62Bによって構成される。
【0084】
一方第2側部構造体63は、下端が上部構造体54の主側面52Aの上端にヒンジによって揺動可能に支持されている。
【0085】
第3上部構造体64は、第1側部構造体65と第2側部構造体66及び上部部材67を有し、第1側部構造体65は下端がヒンジによって第2上部構造体61の第2側部構造体63の上端に結合された主側面65Aと、その両側縁に各々ヒンジ結合された両側面65Bによって構成されている。
【0086】
また、第2側部構造体66は、下端66aが上記第2上部構造体61の主側面62Aの上端にヒンジ結合され、第2側部構造体66の上端と主側面65Aの上端がヒンジを介して上部部材67によって連結されている。
【0087】
下部構造体51と上部構造体54、上部構造体54と第2上部構造体61、第2上部構造体61と第3上部構造体64とを各々結合するロック機構(図示せず)が設けられ、かつ主側面52Aと側面52B、主側面55Aと側面55B、主側面62Aと側面62B、主側面65Aと側面65B、下部構造体51の主側面52Aと上部構造体54の第2側部構造体63、下部構造体51の第2側部構造体53と上部構造体20の第1側部構造体56、第2上部構造体61の主側面62Aと第2上部構造体61の第2側部構造体63、第3上部構造体64の主側面65Aと第2上部構造体61の第2側部構造体63の各ヒンジ結合部の相対角度を可変駆動するためモータ等のアクチュエータが各々配設されている。
【0088】
このように構成された展開構造体60は、図10(a)及び図12(a)に示すように下部構造体51、上部構造体54、第2上部構造体61及び第3上部構造体64の各側面52B、側面55B、側面62B及び側面65Bが各々対応する主側面52A、主側面55A、主側面62A及び主側面65Aと連続する平面状で下部部構造体51の第1側部構造体52及び第2側部構造体53上に順次上部構造体54の第2側部構造体56と第1側部構造体55、第2上部構造体61の第1側部構造体62と第2側部構造体63、第3上部構造体65の第2側部構造体66と第2側部構造体65が積層された平面状に畳まれた状態で収納される。
【0089】
そして展開するには、図10(b)及び図12(b)に示すようにモータにより上部構造体51の第2側部構造体56及び下部構造体54の第2側部構造体53をベース部Bに対し起立させて 上部構造体54の第1側部構造体55をベース部Bから離間せしめると共に、同様に第3上部構造体64の第2側部構造体66及び第2上部構造体61の第2側部構造体63を起立せしめて第2上部構造体54の第1側部構造体55を下部構造体51から、第3上部構造体64の第1側部構造体65を上部構造体54から各々離間させる。
【0090】
更に、下部構造体51の第1側部構造体52の両側面52Bを主側面52Aとなす角度が略直角になるようベース部Bと反対側に回動し、上部構造体54の第1側部構造体55の両側面55Bを主側面55Aとなす角度が略直角になるようベース部B側に回動する。同様に、第2上部構造体61においても第1側部構造体62の両側面62Bを主側面62Aとなす角度が略直角になるようベース部Bと反対側に回動し、かつ第3上部構造体64の第1側部構造体65の両側面65Bを主側面65Aとなす角度が略直角になるようベース部B側に回動する。
【0091】
続いてモータにより第1側部構造体55を第2側部構造体53に対し時計回転方向に回動し、第2側部構造体56を第1側部構造体52に対して反時計回転方向に回動する。同様に第1側部構造体65を第2側部構造体63に対し時計回転方向に回動し、第2側部構造体66を第1側部構造体62に対して反時計回転方向に回動する。
【0092】
この回動に伴って、11(c)及び図13(c)に展開途中の状態を示すように、第1側部構造体52及び第2側部構造体53がベース部B上に次第に回動して起立し、次第に下部構造体51の第1側部構造体52と第2側部構造体53及び上部構造体54の第1側部構造体55と第2側部構造体56が互いに次第に接近する。
【0093】
同様に、第2側部構造体56にヒンジ結合された第1側部構造体62が次第に起立すると共に、第1側部構造体55にヒンジ結合された第2側部構造体63も回動して起立し、次第に第2上部構造体61の第1側部構造体62と第2側部構造体63及び第3上部構造体64の第1側部構造体65と第2側部構造体66が互いに接近する。
【0094】
そして、図11(d)及び図13(d)のように下部構造体51において第1側部構造体52の両側面52Bの側端縁間に第2側部構造体53が嵌合し、かつ上部構造体54において第2側部構造体56が第1側部構造体55の両側面55Bの側端縁間に嵌合して、上部構造体54の上端が上部部材57に覆われる。
【0095】
更に第2上部構造体61においても第1側部構造体62の両側面62Bの側端縁間に第2側部構造体63が嵌合し、かつ第3上部構造体64において第2側部構造体66が第1側部構造体65の両側面65Bの側端縁間に嵌合しかつ、上部構造体64の上端が上部部材67によって覆われて、ベース部B上に下部構造体51が立設し、下部構造体51の上方に上部構造体54、第2上部構造体61、第3上部構造体64が順に立設した展開状態になり、かつロック機構によって下部構造体51と上部構造体54、上部構造体54と第2上部構造体61、第2上部構造体61と第3上部構造体64との間が係合させて展開状態に維持される。
【0096】
また展開構造体60の展開状態から収納状態への移行は、ロック機構による下部構造体51と上部構造体54、上部構造体54と第2上部構造体61、第2上部構造体61と第3上部構造体64との間の各係合を解除し、上記と逆の順序で行われる。
【0097】
なお、収納占有空間が許容される場合には、予め主側面52A、55A、62A及び65Aに対して側面52B、55B、62B及び65Bを略直角に固定することによって回動部を削減して構造の簡素化を図ることも可能である。
【0098】
この場合に、収納状態の展開構造体50は、図10(b)及び図12(b)に示す状態となる。
【0099】
また、第3上部構造物64の第1側部構造体52及び第2側部構造体54に同様に上部構造体を付加的に連接することによって更に複数の上部構造体を具備する展開構造体を形成することも可能である。
【0100】
第4実施形態
次に、図14及び図15によって第4実施形態を説明する。
【0101】
図14は、本実施形態における展開構造体70の作動状態を模型的に示す側面図、図15はその斜視図であり、展開構造体70は下部構造体71と上部構造体81とを有している。
【0102】
下部構造体71は、第1側部構造体72と第2側部構造体77を有し、第1側構造体72は4本の第1、第2、第3、第4の縦骨材73a、73b、73c、73dと、各縦骨材の下端を連結する第1、第2、第3、第4の下部横骨材74a、74b、74c、74dと、縦骨材73aと73bの上端間、縦骨材73aと73cの上端間、縦骨材73bと73dの上端間を各々連結する第1、第2、第3の上部横骨材75a、75b、75cとによって形成される箱形形状であって、下部横骨材74aはベース部Bにヒンジ結合されている。
【0103】
一方、第2側部構造体77は下部横骨材74dから下部構造体71の上端までの距離と略同一長さを有し、下部横部材74dに下端がヒンジ結合されている。
【0104】
上部構造体81は、第1側部構造体82と第2側部構造体87を有し、第1側構造体82は4本の第1、第2、第3、第4の縦骨材83a、83b、83c、83dと、これら縦骨材83aと83c、縦骨材83bと83d、縦骨材83cと83dの各下端を連結する第1、第2、第3の下部横骨材84b、84c、84dと、縦骨材83aと83b、縦骨材83aと83c、縦骨材83bと83d、縦骨材83cと83dの各上端間を各々連結する第1、第2、第3、第4の上部横骨材85a、85b、85c、85dによって形成される箱形形状であって、下部横骨材84dは下部構造体71の第2側部構造体77の上端にヒンジ結合されている。
【0105】
一方、第2側部構造体87は上部横骨材85aから上部構造体81の下端までの距離と略同一長さを有し、上部横部材85aに上端がヒンジ結合され、下端が下部構造体71の第1側部構造体72に設けられた上記上部横骨材75aにヒンジ結合されている。
【0106】
また、下部構造体71の上端と上部構造体81の下端とを結合するロック機構(図示せず)及び下部構造体71の下部横骨材74aとベース部B、上部横骨材75dと第2側部構造体77、上部横骨材75aと第2側部構造体87の各ヒンジ結合部の相対角度を可変駆動するためのアクチュエータ、例えばモータ(図示せず)が各々配設されている。
【0107】
このように構成された展開構造体70は、図14(a)及び図15(a)に示すようにベース部B上に沿って下部構造体71の第1側部構造体72が横臥状態でかつ、この第1側部構造体72上に上部構造体81の第1側部構造体82が重ね合わされた横臥状態で収納される。
【0108】
そして展開するには、展開途中の状態を図14(b)及び図15(b)に示すように下部構造体71の第1側部造体72を下部横骨材74aを中心に回動して起立せしめると共に、第2側部構造体77及び上部構造体81の第2側部構造体87を図示反時計回りに回動する。
【0109】
この回動に伴って、次第に下部構造体71の第1側部構造体72の起立と共に上部構造体81の第1側部構造体82が第1側部構造体72に対して第2側部構造体77及び87にリンク機構によって上方に移動しして図14(c)及び図15(c)に示すようにベース部Bに下部構造体71が立設し、下部構造体71の上方に上部構造体81が立設した状態になり、かつロック機構によって下部構造体と上部構造体が係合させて展開状態に維持される。
【0110】
一方、展開構造体70の展開状態から畳状態への移行は、ロック機構による下部構造体71と上部構造体81の係合を解除し、上記と逆の順序で行われる。
【0111】
また、展開構造物70は、図16及び図17に示すように構成することができる。
【0112】
図16は、展開構造体70の作動状態を模型的に示す側面図、図17はその斜視図であり、展開構造体70は下部構造体71と上部構造体81とを有している。
【0113】
下部構造体71は、第1側部構造体72と第2側部構造体77を有し、第1側部構造体72は4本の第1、第2、第3、第4の縦骨材73a、73b、73c、73dと、各縦骨材の下端を連結する第1、第2、第3、第4の下部横骨材74a、74b、74c、74dと、縦骨材73aと73b、縦骨材73aと73c、縦骨材73bと73dの各上端間を各々連結する第1、第2、第3の上部横骨材75a、75b、74cとによって形成される箱形形状であって、第1縦骨材73aと第2縦骨材73b、第1縦骨材73aと第縦骨材73c、第2縦骨材73bと第縦骨材73d、第3縦骨材73cと第4縦骨材73dの各中央部は互いに第1、第2、第3、第4の中間横部材76a、76b、76c、76dによって連結され、かつ下部横骨材74aがベース部Bにヒンジ結合されている。
【0114】
一方、第2側部構造体77は中間横骨材76dから下部構造体71の上端までの距離と略同一長さを有し、中間横部材76dに下端がヒンジ結合されている。
【0115】
上部構造体81は、第1側部構造体82と第2側部構造体87を有し、第1側部構造体82は4本の第1、第2、第3、第4の縦骨材83a、83b、83c、83dと、これら縦骨材83aと83c、縦骨材83bと83d、縦骨材83cと83dの各下端を連結する第1、第2、第3の下部横骨材84b、84c、84dと、縦骨材83aと83b、縦骨材83aと83、縦骨材83bと83の各上端間を各々連結する第1、第2、第3の上部横骨材85a、85b、85cとによって形成される箱形形状であって、各縦骨材83a、83b、83c、83dの中央部は互いに第1、第2、第3、第4の中間横部材86a、86b、86c、86dによって連結され、かつ下部横骨材84dは下部構造体71の第2側部構造体77の上端にヒンジ結合されている。
【0116】
一方、第2側部構造体87は中間横骨材86dから上部構造体81の下端までの距離と略同一長さを有し、中間横部材86aに上端がヒンジ結合され、下端が下部構造体71の第1側部構造体72に設けられた上記上部横骨材75aにヒンジ結合されている。
【0117】
また、下部構造体71の上端と上部構造体81の下端とを結合するロック機構(図示せず)及び下部構造体71の下部横骨材74aとベース部B、中間横骨材76dと第2側部構造体77、上部横骨材75aと第2側部構造体87の各ヒンジ結合部の相対角度を可変駆動するためのアクチュエータ、例えばモータ(図示せず)が各々配設されている。
【0118】
このように構成された展開構造体70は、図16(a)及び図17(a)に示すように横臥した下部構造体71上に上部構造体81が積層された平面状に畳まれた状態で収納される。
【0119】
そして展開するには、展開途中の状態を図16(b)及び図17(b)に示すように下部構造体71の第1側部造体72を下部横骨材74aを中心に回動して起立せしめると共に、第2側部構造体77及び上部構造体81の第2側部構造体87を図示反時計回りに回動する。
【0120】
この回転に伴って、次第に下部構造体71の第1側部構造体72の起立と共に上部構造体81の第1側部構造体82が第1側部構造体72に対して第2側部構造体77及び87にリンク機構によって上方に移動して図16(c)及び図17(c)に示すようにベース部Bに下部構造体71が立設し、下部構造体71の上方に上部構造体81が立設した状態になり、かつロック機構によって下部構造体と上部構造体が係合させて展開状態に維持される。
【0121】
一方、展開構造体70の展開状態から収納状態への移行は、ロック機構による下部構造体71と上部構造体81の係合を解除し、上記と逆の順序で行われる。
【0122】
また、図18の(a)、(b)、(c)に図17の(a)、(b)、(c)と対応する部分に同一符号を付することで詳細な説明は省略するが、上部構造体81の上方に更に複数の上部構造体81を配置することも可能である。
【0123】
第5実施形態
次に、図19及び図20によって第5実施形態を説明する。
【0124】
図19は、本実施形態における展開構造体90の作動状態を模型的に示す側面図、図20はその斜視図であり、展開構造体90は下部構造体91と上部構造体101と、第2上部構造体111を有している。
【0125】
下部構造体91は、第1側部構造体92と第2側部構造体97を有し、第1側構造体92は4本の第1、第2、第3、第4の縦骨材93a、93b、93c、93dと、各縦骨材の下端を連結する第1、第2、第3、第4の下部横骨材94a、94b、94c、94dと、これら縦骨材93aと93b、縦骨材93aと93c、縦骨材93bと93dの上端間と各々連結する第1、第2、第3の上部横骨材95a、95b、95cによって形成される箱形形状であって、下部横骨材94aはベース部Bにヒンジ結合されている。
【0126】
一方、第2側部構造体97は第1側部構造体92と略同一長さを有し、下部横骨材94dに下端がヒンジ結合されている。
【0127】
上部構造体101は、下部構造体91の略2倍の長さに形成される第1側部構造体102と第2側部構造体107と第3側部構造体108を有し、第1側構造体102は4本の第1、第2、第3、第4の縦骨材103a、103b、103c、103dと、縦骨材103aと103c、縦骨材103bと103d、縦骨材103cと103dの下端間と各々連結する第1、第2、第3の下部横骨材104b、104c、104dと、縦骨材103aと103b、縦骨材103aと103c、縦骨材103bと103dの上端間と各々連結する第1、第2、第3の上部横骨材105a、105b、105cとによって形成される箱形形状であって、各縦骨材103a、103b、103c、103dの中央部は互いに第1、第2、第3、第4の中間横部材106a、106b、106c、106dによって連結され、かつ下部横骨材104dは下部構造体91の第2側部構造体97の上端にヒンジ結合されている。
【0128】
一方、第2側部構造体107は中間横骨材106aから第1側部構造体102下端までの距離と略同一長さを有し、中間横部材106aに上端がヒンジ結合され、下端が下部構造体91の第1側部構造体92に設けられた上記上部横骨材95aにヒンジ結合されている。
【0129】
第3側部構造体108は、中間横骨材106dから第1側部構造体102上端までの距離と略同一長さを有し、中間横部材106dに下端がヒンジ結合されている。
【0130】
第2上部構造体111は、上部構造体101と同様に下部構造体91の略2倍の長さに形成される第1側部構造体112と第2側部構造体117を有し、第1側構造体112は4本の第1、第2、第3、第4の縦骨材113a、113b、113c、113dと、縦骨材113aと113c、縦骨材113bと113d、縦骨材113cと113dの各下端間を各々連結する下部横骨材114b、114c、114dと、縦骨材113aと113b、縦骨材113aと113c、縦骨材113bと113dの各上端間と各々連結する第1、第2、第3の上部横骨材115a、115b、115cとによって形成される箱形形状であって、各縦骨材113a、113b、113c、113dの中央部は互いに第1、第2、第3、第4の中間横部材116a、116b、116c、116dによって連結され、かつ下部横骨材114dは上部構造体101の第3側部構造体108の上端にヒンジ結合されている。
【0131】
一方、第2側部構造体117は中間横骨材116aから第1側部構造体112下端までの距離と略同一長さを有し、中間横部材116aに上端がヒンジ結合され、下端が上部構造体101の第1側部構造体102に設けられた上記上部横骨材105aにヒンジ結合されている。
【0132】
また下部構造体91と上部構造体101及び上部構造体101と第2上部構造体111の間を結合するロック機構(図示せず)及び下部構造体91の下部横骨材94aとベース部B、下部横骨材94dと第2側部構造体97、上部横骨材95aと第2側部構造体107、中間部横骨材106dと第3側部構造体108、上部横骨材105aと第2側部構造体117の各ヒンジ結合部の相対角度を可変駆動するためのアクチュエータ、例えばモータ(図示せず)が各々配設されている。
【0133】
このように構成された展開構造体90は、図19(a)及び図20(a)に示すように横臥した下部構造体91上に上部構造体101及び第2上部構造体111が順に積層された平面状に畳まれた状態で収納される。
【0134】
そして、収納状態から展開状態への移行は展開途中の状態を図19(b)及び図20(b)に示すように下部構造体91の第1側部造体92を下部横骨材94aを中心に回動して起立せしめると共に、下部構造体91の第2側部構造体97、上部構造体101の第2側部構造体107及び第3側部構造体108、第2上部構造体111の第2側部構造体117を図示反時計回りに回動する。
【0135】
この回動に伴って、次第に下部構造体91の第1側部構造体92の起立と共に上部構造体101の第1側部構造体102が第1側部構造体92に対して第2側部構造体107及び第2側部構造体107によるいわゆるリンク機構によって上方に移動し、同様に第1上部構造体101が第1側部構造体102に対して第2側部構造体117及び第3側部構造体108によるリンク機構によって上方に移動して図19(c)及び図20(c)に示すようにベース部Bに下部構造体91が立設し、下部構造体91の上方に順に上部構造体101及び第2上部構造体111が立設した状態になり、かつロック機構によって下部構造体91と上部構造体101、上部構造体101と第2上部構造体111とが係合させて展開状態に維持される。
【0136】
一方、展開構造体90の展開状態から畳み状態への移行は、ロック機構による各係合を解除し、上記と逆の順序で行われる。
【0137】
また、要求に応じて第2上部構造体111は省略することも、また上部構造体101と第2上部構造体111との間に1つまたは複数の上部構造体を配置することも可能である。
【0138】
更に下部構造体91、上部構造体101、第2上部構造体111等の収納時の平面化が得られるよう構成することができる。この構成を上部構造体101を例に図21によって説明する。
上部構造体101の第1側部構造体102の側面図を図21に示すように、縦骨材103a、103b、103c、103dと、下部横骨材105b、105cと、上部横骨材105b、105cと、中間横部材106b、106cの各結合部をヒンジにより揺動可能に結合する。
【0139】
そして縦骨材103c、103dと上部横骨材105b、105cの節点aと縦骨材103a、103bと中間横部材106b、106cの節点bの間を伸縮部材108aにより連結し、縦骨材103a、103bと中間横部材106b、106cの節点bと縦骨材103c、103dと下部横骨材105b、105cの節点cと間を伸縮部材108bにより連結して構成される。
【0140】
この構成により、一方の伸縮部材108aを収縮し、他方の伸縮部材108bを伸長することによって図21(a)に示す展開状態から図21(b)に示す平面状の畳み状態へ移行し、かつ伸縮部材108aを伸長し、伸縮部材108bを収縮することによって図21(b)の畳まれた状態から図21(a)の展開状態に移行する。
【0141】
次に、この平面化を可能にする他の構造を図22によって説明する。
【0142】
上記同様に、縦骨材103a、103b、103c、103dと、下部横骨材105b、105cと、上部横骨材105b、105cと、中間横部材106b、106cの各結合部をヒンジにより揺動可能に結合する。
【0143】
そして、スライド部材109aの一端を縦骨材103c、103dと上部横骨材105b、105cの節点aにヒンジ結合し、その他端を縦骨材103a、103bと下部横骨材105b、105cの節点dと上記節点bととの間において縦骨材103a、103bにスライド可能にヒンジ結合すると共に、スライド部材109bの一端を縦骨材103a、103bと下部横骨材105b、105cの節点dにヒンジ結合し、その他端を縦骨材103a、103bと中間部横骨材106b、106cの節点eと上記節点aとの間において縦骨材103c、103dにスライド可能にヒンジ結合する。
【0144】
この構成により、一方のスライド部材109aの上記他端を縦骨材103a、103bに沿って節点d方向に、他方のスライド部材109bの上記他端を縦骨材103c、103dに沿って節点a方向にスライドさせることによって図22(a)に示す展開状態から図22(b)に示す平面状の畳み状態へ移行し、かつ一方のスライド部材109aの上記他端を縦骨材103a、103bに沿って節点b方向に、他方のスライド部材109bの上記他端を縦骨材103c、103dに沿って節点a方向にスライドさせることによって図22(b)に示す畳み状態から図22(a)に示す展開状態状態へ移行する。
【0145】
次に、この平面化を可能にする他の構造を図23によって説明する。
【0146】
上記同様に、縦骨材103a、103b、103c、103dと、下部横骨材104b、104cと、上部横骨材105b、105cの各結合部をヒンジにより揺動可能に結合する。
【0147】
そして、中間横骨材106b、106cの両端を各々縦骨材103a、103b及び103c、103dにスライド可能にヒンジ結合する。更にスライド部材109aを節点aと中間横骨材106b、106cの一端にヒンジ結合して連結し、スライド部材109bを節点dと中間横骨材106b、106cの他端にヒンジ結合して構成される。
【0148】
この構成により、中間横骨材106a、106bの各端部を各々縦骨材103a、103b及び103c、103dに沿ってスライドさせることによって、図23(a)に示す展開状態から図23(b)に示す収納状態へ移行し、或いは図23(b)に示す収納状態から図23(a)に示す展開状態状態へ移行する。
【0149】
次に、この平面化を可能にする他の構造を図24によって説明する。
【0150】
上記同様に、縦骨材103a、103b、103c、103dと、下部横骨材104b、104cと、上部横骨材105b、105cと、中間横骨材106b、106cの各結合部をヒンジにより揺動可能に結合する。
【0151】
そして、スライド部材109aの一端を節点aにヒンジ結合し、その他端を中間横骨材106b、106cにスライド可能にヒンジ結合すると共に、スライド部材109bの一端を節点dにヒンジ結合し、その他端を中間横部材106b、106cにスライド可能にヒンジ結合することによって構成される。
【0152】
この構成により、スライド部材109a及び109bの他端を各々上部横骨材105b、105c及び中間横骨材106b、106cに沿ってスライドさせることによって図24(a)に示す展開状態から図24(b)に示す平面状の畳み状態へ移行し、かつ図24(b)に示す畳状態から図24(a)に示す展開状態状態へ移行する。
【0153】
第6実施形態
次に展開構造体を連接して配置する場合を図25及び図26によって説明する図25及び図26において図12及び図13と対応する部分に同一符号を付することで詳細な説明は省略する。
【0154】
複数の展開構造体60がガイドレール等に案内されて互いに接離方向に移動可能に列設され、隣接する展開構造体60に各々配設された下部構造体51の側面52B先端縁が互いにヒンジによって揺動自在に結合されると共に、上部構造体54の側面55Bの先端縁間が互いに揺動自在にヒンジ結合されている。
【0155】
同様に隣接する第2上部構造体61の側面62Bの先端縁が互いに揺動可能にヒンジ結合され、更に隣接する第3上部構造体64の側面65Bの先端縁が互いに揺動可能にヒンジ結合されている。
【0156】
そして図25(a)に示すように互いに先端縁がヒンジ結合された各展開構造体60の側面52B、55B、62B、65Bを各主側面52A、55A、62A、65Aと各々連続する平面状に各々展開し、下部構造体51、上部構造体54、第2上部構造体61、第3上部構造体64が積層されて極めて平面状に畳まれた状態で収納される。
【0157】
そして展開するには、各隣接する展開構造物60を互いに接近する方向に移動すると共に、図25(b)に示すように各側面52B、55B、62B、65Bを各主側面52A、55A、62A、65Aに対して起立させ、各展開構造物60を第3実施形態同様作動することによって、図25(c)に示す途中経過を介して図25(d)に斜視図を示すようにベース部Bに各展開構造体600の下部構造体51が立設し、各下部構造体51の上方に順次上部構造体54、第2上部構造体61、第3上部構造体64が立設した状態になり、複数の展開構造体60が連続配置されて大型の展開構造物が展開される。
【0158】
なお本実施形態でも要求により上記第3実施形態にように更に複数の上部構造体を付加的に連接することも可能である。
【0159】
また、上記図9(a)に示すように、各側面52B、55B、62B、65Bを各主側面52A、55A、62A、65Aの両側に沿うよう畳み、展開時には図9(b)のように起立せしめるように構成することも可能であり、この構成によると互いに隣接する展開構造体60を接離方向に移動する必要がなくなり、収納時の平面的占有面積の削減を図れて収納性の向上が得られる。
【0160】
この場合、隣接する下部構造体51、上部構造体54、第2上部構造体61及び第3上部構造体64の各第1側部構造体52、55、62、65の側面52B、55B、62B、65Bを一体に結合或いは隣接する側面52B、55B、62B、65Bの一方を省略して各1個の側面52B、55B、62B、65Bを共用して複数の展開構造物を列設することも可能である。
【0161】
なお、上記実施形態においてアクチエータとしてコイルスプリング或いはモータを用いたが、適宜他の種類のアクチエータに変更することも、またその取付部を変更する等適宜変更可能であり、また可動式応急仮設構造物等の地上構造物に利用することも可能であり、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0162】
【発明の効果】
以上説明した本発明によると、下部構造体の第1側部構造体と第2側部構造体とを略直線状に横臥し、該第1側部構造体に沿って上部構造体の第2側部構造体を重ね合わせ、かつ下部構造体の第2側部構造体に沿って上部構造体の第1側部構造体を重ね合わせた状態で格納或いは、横臥状態の下部構造体の第1側部構造体上に上部構造体の第2側部構造体が横臥状態で重ね合わせて格納することから、高さ方向の寸法が極めて抑制されていわば平面状に格納され、また各構造体に折り曲げ及び収縮等の必要がなく、駆動機構、ロック機構、関節等の要素数を極めて少なくすることができ、軽量でしかも充分な剛性強度が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明する第1実施形態における展開構造物の収納状態を示す斜視図である。
【図2】同じく、第1実施形態における展開構造物の展開途中の状態を示す斜視図である。
【図3】同じく、第1実施形態における展開構造物の展開状態を示す斜視図である。
【図4】同じく、第1実施形態における展開構造物の展開途中の状態を模型的に示す説明図である。
【図5】同じく、第1実施形態における展開構造物のロック機構を示し、(a)はロック前の状態を、(b)はロック状態を各々示す説明図である。
【図6】本発明を説明する第2実施形態における展開構造物を示し、(a)は収納状態を、(b)及び(c)は展開途中の状態を、(d)は展開状態を各々示す側面図である。
【図7】同じく、第2実施形態における展開構造物を示し、(a)は収納状態を、(b)及び(c)は展開途中の状態を各々示す斜視図である。
【図8】同じく、第2実施形態における展開構造物を示し、(c)は展開途中の状態を、(d)は展開状態を各々示す斜視図である。
【図9】同じく、第2実施形態における展開構造物の第1側部構造体を示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状態を各々示す側面図である。
【図10】本発明を説明する第3実施形態における展開構造物を示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状態を各々示す側面図である。
【図11】同じく、第3実施形態における展開構造物を示し、(c)は展開途中の状態を、(d)は展開状態を各々示す側面図である。
【図12】同じく、第3実施形態における展開構造物を示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状態を各々示す斜視図である。
【図13】同じく、第3実施形態における展開構造物を示し、(c)は展開途中の状態を、(d)は展開状態を各々示す斜視図である。
【図14】本発明を説明する第4実施形態における展開構造物を示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状態を、(c)は展開状態を各々示す側面図である。
【図15】同じく、第4実施形態における展開構造物を示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状態を、(c)は展開状態を各々示す斜視図である。
【図16】同じく、第4実施形態における他の展開構造物を示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状態を、(c)は展開状態を各々示す側面図である。
【図17】同じく、第4実施形態における他の展開構造物を示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状態を、(c)は展開状態を各々示す斜視図である。
【図18】同じく、第4実施形態における展開構造物を示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状態を、(c)は展開状態を各々示す斜視図である。
【図19】本発明を説明する第5実施形態における展開構造物を示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状態を、(c)は展開状態を各々示す側面図である。
【図20】同じく、第5実施形態における展開構造物を示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状態を、(c)は展開状態を各々示す斜視図である。
【図21】同じく、第5実施形態における展開構造物の説明図であり、(a)は展開状態を、(b)は収納状態を各々示す説明図である。
【図22】同じく、第5実施形態における展開構造物の説明図であり、(a)は展開状態を、(b)は収納状態を各々示す説明図である。
【図23】同じく、第5実施形態における展開構造物の説明図であり、(a)は展開状態を、(b)は収納状態を各々示す説明図である。
【図24】同じく、第5実施形態における展開構造物の説明図であり、(a)は展開状態を、(b)は収納状態を各々示す説明図である。
【図25】同じく、第5実施形態における展開構造物を示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状態を各々示す斜視図である。
【図26】同じく、第5実施形態における展開構造物を示し、(c)は展開途中の状態を、(d)は展開状態を各々示す斜視図である。
【図27】従来の展開構造物を説明する斜視図である。
【図28】同じく、図27における展開構造物の展開途中の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 展開構造物
10 下部構造体
11 下部構造体の第1側部構造体
12 主側面
13、14 側面
16 下部構造体の第2側部構造体
20 上部構造体
21 上部構造体の第1側部構造体
22 主側面
23、24 側面
27 上部構造体の第2側部構造体
50 展開構造体
51 下部構造体
52 下部構造体の第1側部構造体
53 下部構造体の第2側部構造体
54 上部構造体
55 上部構造体の第1側部構造体
56 上部構造体の第2側部構造体
57 上部部材
60 展開構造体
61 第2上部構造体
62 第2上部構造体の第1側部構造体
63 第2上部構造体の第2側部構造体
64 第3上部構造体
65 第3上部構造体の第1側部構造体
66 第3上部構造体の第2側部構造体
67 上部部材
70 展開構造体
71 下部構造体
72 第1側部構造体
73a 73b、73c、73d 第1、第2、第3、第4の縦骨材
74a、74b、74c、74d 第1、第2、第3、第4の下部横骨材
75a、75b、75c 第1、第2、第3の上部横骨材
76a、76b、76c、76d 第1、第2、第3、第4の中間横部材
77 第2側部構造体
81 上部構造体
82 第1側部構造体
83a、83b、83c、83d 第1、第2、第3、第4の縦骨材
84b、84c、84d 第1、第2、第3の下部横骨材
85a、85b、85c 第1、第2、第3の上部横骨材
86a、86b、86c、86d 第1、第2、第3、第4の中間横部材
87 第2側部構造体
90 展開構造体
91 下部構造体
92 第1側部構造体
93a、93b、93c、93d 第1、第2、第3、第4の縦骨材
94a、94b、94c、94d 第1、第2、第3、第4の下部横骨材
95a、95b、95c 第1、第2、第3の上部横骨材
97 第2側部構造体
101 上部構造体
102 第1側部構造体
B ベース部

Claims (14)

  1. ベース部上に下部構造体及び上部構造体が畳まれた収納状態と上記ベース部上に立設した上記下部構造体上に上記上部構造体が立設する展開状態との間で移行する展開構造物において、
    上記下部構造体は、
    上記ベース部に基端が回動自在に支持された主側面と該主側面の両側縁に沿って連設された相対向する一対の側面とを有する断面略コ字状の第1側部構造体と、
    該第1側部構造体と離間して上記ベース部に基端が回転自在に支持された平面状の第2側部構造体とを有し、
    上記上部構造体は、
    一端が上記下部構造体の第2側部構造体の先端に回動自在に支持された主側面と該主側面の両側縁に沿って連設された相対向する一対の側面とを有する断面略コ字状の第1側部構造体と、
    一端が上記下部構造体の第1側部構造体に回動自在に支持され他端が上記上部構造体の第1側部構造体に回動自在に支持された平面状の第2側部構造体とを有し、
    収納状態は、上記下部構造体の第1側部構造体及び第2側部構造体の各先端が互いに離反するように下部構造体の第1側部構造体及び第2側部構造体を横臥すると共に、該第1側部構造体上に横臥して上記上部構造体の第2側部構造体を重ね合わせ、かつ下部構造体の第2側部構造体上に上記上部構造体の第1側部構造体を横臥して重ね合わせた状態であって、展開状態は上記ベース部上に立設した上記下部構造体の第1側部構造体及び第2側部構造体によって略矩形断面形状の下部構造体を形成し、該下部構造体上に上記上部構造体の第1側部構造体及び第2側部構造体によって形成した略矩形断面形状の上部構造体が立設することを特徴とする展開構造物。
  2. 上記上部構造体の第2側部構造体の他端と上部構造体の第1側部構造体の他端が上部部材を介して回動自在に連結されたことを特徴とする請求項に記載の展開構造物。
  3. 下部構造体及び上部構造体の各々の第1側部構造体の側面が主側面に対して主側面の側縁を回動中心に略直角と平面状との間で回動自在であることを特徴とする請求項1または2に記載の展開構造物。
  4. 上記側面の端部が互いに回動可能に連結されて複数の展開構造物が互いに接離方向に移動自在に列設されたことを特徴とする請求項に記載の展開構造物。
  5. 下部構造体及び上部構造体の各々の第1側部構造体の側面が主側面に対して主側面の側縁に沿って折り畳み可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の展開構造物。
  6. 隣接する第1側部構造体の上記側面が一体に結合或いは隣接する第1側部構造体が上記側面を共有して複数の展開構造物が列設されたことを特徴とする請求項に記載の展開構造物。
  7. 第2上部構造体及び第3上部構造体を有し、
    第2上部構造体は、
    上記上部部材に一端が回動自在に支持された主側面と該主側面の両側縁に沿って連設された相対向する一対の側面とを有する断面略コ字状の第1側部構造体と、
    上部部材の他端に一端が回転自在に支持された第2側部構造体とを有し、
    上記第3上部構造体は、
    上記第2上部構造体の第2側部構造体の他端に一端が回動自在に支持された主側面と該主側面の両側縁に沿って連設された相対向する一対の側面とを有する断面略コ字状の第1側部構造体と、
    上記第2上部構造体の第1側部構造体の主側面の他端に一端が回動自在に支持された第2側部構造体と、
    該第2側部構造体の他端と第1側部構造体の他端との間を回動可能に連結する上部部材を有することを特徴とする請求項に記載の展開構造物。
  8. 下部構造体及び上部構造体の各々の第1側部構造体の側面が主側面に対して主側面の側縁を回動中心に略直角と平面状との間で回動自在であることを特徴とする請求項に記載の展開構造物。
  9. 上記側面の端部が互いに回動可能に連結されて複数の展開構造物が互いに接離方向に移動自在に列設されたことを特徴とする請求項に記載の展開構造物。
  10. 下部構造体、上部構造体、第2上部構造体及び第3上部構造体の各々の第1側部構造体の側面が主側面に対して主側面の側縁に沿って折り畳み可能であることを特徴とする請求項に記載の展開構造物。
  11. 隣接する下部構造体、上部構造体、第2上部構造体及び第3上部構造体の各第1側部構造体の側面が一体に結合或いは隣接する第1側部構造体が上記側面を共用して複数の展開構造物が列設されたことを特徴とする請求項10に記載の展開構造物。
  12. ベース部上に下部構造体及び上部構造体が畳まれた収納状態と上記ベース部上に立設した上記下部構造体上に上記上部構造体が立設する展開状態との間で移行する展開構造物において、
    上記下部構造体は、
    上記ベース部に一端が回動自在に支持された第1側部構造体と、
    該第1側部構造体に一端が回転自在に支持された第2側部構造体とを有し、
    上記上部構造体は、
    一端が上記下部構造体の第2側部構造体の他端に回動自在に支持された第1側部構造体と、
    一端が上記下部構造体の第1側部構造体に回動自在に支持され他端が上記上部構造体の第1側部構造体に回動自在に支持された第2側部構造体とを有し、
    収納状態は、ベース部上に沿って下部構造体の第1側部構造体が横臥状態でかつ、該第1側部構造体上に上部構造体の第1側部構造体が重ね合わされた横臥状態であり、展開状態は下部構造体の第1側部構造体をベース部上に起立せしめ、下部構造体の第1側部構造体及び上部構造体の第1側部構造体を互いに連結する下部構造体の第2側部構造体及び上部構造体の第2側部構造体の揺動によりベース部上に起立した下部構造体の第1側部構造体上に上部構造体の第1側部構造体を立設したことを特徴とする展開構造物。
  13. 下部構造体の第1側部構造体は、
    互いに平行配置された第1、第2、第3、第4の縦骨材と、
    各縦骨材の下端を連結する第1、第2、第3、第4の下部横骨材と、
    上記第1縦骨材と第2縦骨材、第1縦骨材と第縦骨材、第2縦骨材と第縦骨材の各上端間を各々連結する第1、第2、第3の上部横骨材と、
    上記各第1縦骨材と第2縦骨材、第1縦骨材と第縦骨材、第2縦骨材と第4縦骨材、第3縦骨材と第4縦骨材の各中央部を連結する第1、第2、第3、第4の中間横部材とを有し、上記第1下部横骨材がベース部に回動自在に結合され、
    下部構造体の第2側部構造体は、一端が上記下部構造体の第1側部構造体の第4中間横骨材に回動可能に連結され、
    上部構造体の第1側部構造体は、
    互いに平行配置された第1、第2、第3、第4の縦骨材と、
    第1縦骨材と第3縦骨材、第2縦骨材と第4縦骨材、第3縦骨材と第4縦骨材の各下端を連結する第1、第2、第3の下部横骨材と、
    第1縦骨材と第2縦骨材、第1縦骨材と第縦骨材、第2縦骨材と第縦骨材の各上端間を各々連結する第1、第2、第3の上部横骨材と、
    上記各第1縦骨材と第2縦骨材、第1縦骨材と第縦骨材、第2縦骨材と第4縦骨材、第3縦骨材と第4縦骨材の各中央部を連結する第1、第2、第3、第4の中間横部材とを有し、第3下部横骨材が上記下部構造体の第2側部構造体の他端に回動自在に連結され、
    上部構造体の第2側部構造体は一端が下部構造体の第1上部横骨材に回動自在に連結すると共に他端が上記上部構造体の第1側部構造体の第1中間横骨材に回動自在に連結していることを特徴とする請求項12に記載の展開構造物。
  14. 下部構造体の第1側部構造体は、
    互いに平行配置された第1、第2、第3、第4の縦骨材と、
    各縦骨材の下端を連結する第1、第2、第3、第4の下部横骨材と、
    これら第1縦骨材と第2縦骨材、第1縦骨材と第3縦骨材、第2縦骨材と第4縦骨材の各上端間と各々連結する第1、第2、第3の上部横骨材とを有し、第1下部横骨材がベース部に回動自在に連結し、
    下部構造体の第2側部構造体は一端が上記下部構造体の第1側部構造体の第4下部横骨材に回動自在に連結し、
    上部構造体の第1側部構造体は、
    互いに平行配置される第1、第2、第3、第4の縦骨材と、
    第1縦骨材と第3縦骨材、第2縦骨材と第4縦骨材、第3縦骨材と第4縦骨材の各下端間を各々連結する第1、第2、第3の下部横骨材と、
    第1縦骨材と第2縦骨材、第1縦骨材と第3縦骨材、第2縦骨材と第4縦骨材の各上端間を各々連結する第1、第2、第3の上部横骨材と、
    上記各第1縦骨材と第2縦骨材、第1縦骨材と第縦骨材、第2縦骨材と第4縦骨材、第3縦骨材と第4縦骨材の各中央部を連結する第1、第2、第3、第4の中間横部材とを有し、第3下部横骨材が下部構造体の第2側部構造体の他端に回動可能に連結され、
    上部構造体の第2側部構造体は、
    一端が下部構造体の第1側部構造体の第1上部横骨材に回動可能に連結すると共に他端が上部構造体の第1中間横骨材に回動自在に連結していることを特徴する請求項12に記載の展開構造物。
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