JP2567192B2 - 展開型トラス構造体 - Google Patents
展開型トラス構造体Info
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- JP2567192B2 JP2567192B2 JP5002255A JP225593A JP2567192B2 JP 2567192 B2 JP2567192 B2 JP 2567192B2 JP 5002255 A JP5002255 A JP 5002255A JP 225593 A JP225593 A JP 225593A JP 2567192 B2 JP2567192 B2 JP 2567192B2
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- Japan
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- drive
- deployable
- deployable truss
- connecting member
- truss structure
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば宇宙基地を構
成する構造物や宇宙空間に構築されるアンテナ装置等に
用いられる展開型トラス構造体に関する。
成する構造物や宇宙空間に構築されるアンテナ装置等に
用いられる展開型トラス構造体に関する。
【０００２】
【従来の技術】宇宙開発の分野においては、宇宙基地構
想の開発が進められている。この宇宙基地構想にあって
は、その宇宙基地の骨格や、アンテナの支持構造体を含
む各種の展開トラス構造体を、予め地上において組立て
た後、折畳み収容して宇宙空間まで輸送し、宇宙空間で
展開させる方法が考えられ、開発されている。このよう
な展開型トラス構造体としては、特開昭６１ー９８６９
９号公報等に記載されるところの骨組部材を立方体状に
トラス結合した展開トラスが複数個、所望の形状に組合
わされて構成するものが知られている。この展開型トラ
ス構造体は、伸縮自在な駆動部材が複数の展開トラスの
立方体面の対角線上にそれぞれ配設されており、これら
複数個の展開トラスの駆動部材を駆動モータを用いて同
期して伸縮駆動させることにより、構造体全体の折畳み
展開が行われる。
想の開発が進められている。この宇宙基地構想にあって
は、その宇宙基地の骨格や、アンテナの支持構造体を含
む各種の展開トラス構造体を、予め地上において組立て
た後、折畳み収容して宇宙空間まで輸送し、宇宙空間で
展開させる方法が考えられ、開発されている。このよう
な展開型トラス構造体としては、特開昭６１ー９８６９
９号公報等に記載されるところの骨組部材を立方体状に
トラス結合した展開トラスが複数個、所望の形状に組合
わされて構成するものが知られている。この展開型トラ
ス構造体は、伸縮自在な駆動部材が複数の展開トラスの
立方体面の対角線上にそれぞれ配設されており、これら
複数個の展開トラスの駆動部材を駆動モータを用いて同
期して伸縮駆動させることにより、構造体全体の折畳み
展開が行われる。
【０００３】ところが、上記展開型トラス構造体にあっ
ては、展開トラス１個当りの構成部品の削減が困難なた
めに、重量が比較的重くなると共に、折畳み展開時に全
ての構成部品を同期して駆動制御しなければならないこ
とにより、宇宙開発の分野での適用を考えると、重量の
点と、動作制御の信頼性の点で満足の行くものでなかっ
た。係る事情は、立方体状に限ることなく、三角柱形状
等の多角柱形状の展開トラスを組合せて用いるものにつ
いても同様である。
ては、展開トラス１個当りの構成部品の削減が困難なた
めに、重量が比較的重くなると共に、折畳み展開時に全
ての構成部品を同期して駆動制御しなければならないこ
とにより、宇宙開発の分野での適用を考えると、重量の
点と、動作制御の信頼性の点で満足の行くものでなかっ
た。係る事情は、立方体状に限ることなく、三角柱形状
等の多角柱形状の展開トラスを組合せて用いるものにつ
いても同様である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の展開型トラス構造体では、重量が比較的重いという
点と共に、動作制御の信頼性の点で満足の行くものでな
いという問題を有していた。
来の展開型トラス構造体では、重量が比較的重いという
点と共に、動作制御の信頼性の点で満足の行くものでな
いという問題を有していた。
【０００５】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、簡易な構成で、軽量化の促進を図り得、且つ、動
作制御の信頼性を向上し得るようにした展開型トラス構
造体を提供することを目的とする。
ので、簡易な構成で、軽量化の促進を図り得、且つ、動
作制御の信頼性を向上し得るようにした展開型トラス構
造体を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、伸縮自在な
駆動部材の一端部に該駆動部材を中心として第１の連結
部材の一端部を略十字状あるいは略Ｙ字状に直交配置し
て該第１の連結部材の一端部を前記駆動部材の一端部に
対してそれぞれ軸方向に折曲自在に結合し、これら第１
の連結部材の他端部と前記駆動部材の他端部間に第２の
連結部材を架設して端部間を軸方向に折曲自在に結合し
た展開トラスを備え、前記展開トラスを複数個、駆動部
材の一端部と他端部を互い違い状に組合わせ配置して、
前記駆動部材の伸縮駆動に連動して折り畳み展開される
ように展開型トラス構造体を構成したものである。
駆動部材の一端部に該駆動部材を中心として第１の連結
部材の一端部を略十字状あるいは略Ｙ字状に直交配置し
て該第１の連結部材の一端部を前記駆動部材の一端部に
対してそれぞれ軸方向に折曲自在に結合し、これら第１
の連結部材の他端部と前記駆動部材の他端部間に第２の
連結部材を架設して端部間を軸方向に折曲自在に結合し
た展開トラスを備え、前記展開トラスを複数個、駆動部
材の一端部と他端部を互い違い状に組合わせ配置して、
前記駆動部材の伸縮駆動に連動して折り畳み展開される
ように展開型トラス構造体を構成したものである。
【０００７】
【作用】上記構成によれば、展開トラスは駆動部材の伸
縮に応じて第１及び第２の連結部材が該駆動部材の両端
を支点として折曲されることにより、折り畳み展開動作
が行われる。これにより、構成部品の削減化が図れて軽
量化の促進と共に、信頼性の高い動作制御が実現され
る。
縮に応じて第１及び第２の連結部材が該駆動部材の両端
を支点として折曲されることにより、折り畳み展開動作
が行われる。これにより、構成部品の削減化が図れて軽
量化の促進と共に、信頼性の高い動作制御が実現され
る。
【０００８】
【実施例】以下、この発明の実施例に係る展開型トラス
構造体について、図面を参照して詳細に説明する。
構造体について、図面を参照して詳細に説明する。
【０００９】図１はこの発明の一実施例に係る展開型ト
ラス構造体の展開トラス１０を取出して示すもので、例
えば外形略四角錐形状に形成される。この展開トラス１
０は、略中央に伸縮自在な駆動部材１１が立設され、こ
の駆動部材１１の一端部には４本の第１の連結部材１２
の一端部が略十字状に対向配置されて折曲自在に結合さ
れる。そして、この第１の連結部材１２の他端部には第
２の連結部材１３の一端部が折曲自在に結合される。こ
の第２の連結部材１３の各他端部には上記駆動部材１１
の他端部が折曲自在に結合される。
ラス構造体の展開トラス１０を取出して示すもので、例
えば外形略四角錐形状に形成される。この展開トラス１
０は、略中央に伸縮自在な駆動部材１１が立設され、こ
の駆動部材１１の一端部には４本の第１の連結部材１２
の一端部が略十字状に対向配置されて折曲自在に結合さ
れる。そして、この第１の連結部材１２の他端部には第
２の連結部材１３の一端部が折曲自在に結合される。こ
の第２の連結部材１３の各他端部には上記駆動部材１１
の他端部が折曲自在に結合される。
【００１０】上記駆動部材１１は中間部にボール螺子機
構部１１ａが設けられ、このボール螺子機構部１１ａが
図示しない駆動モータを介して回転駆動されることによ
り、選択的に伸縮駆動される。
構部１１ａが設けられ、このボール螺子機構部１１ａが
図示しない駆動モータを介して回転駆動されることによ
り、選択的に伸縮駆動される。
【００１１】なお、これら駆動部材１１、第１及び第２
の連結部材１２，１３は略同様に構成される結合手段に
より折曲自在に結合される。例えば第１及び第２の連結
部材１２，１３は、図２に示すように第１の結合部材１
２に凹状の結合部１２ａが形成され、他方の第２の結合
部材１３に凸状の結合部１３ａが形成されて、これら結
合部同士が係合されて係止ピン１５を介して折曲自在に
組合せ結合される。
の連結部材１２，１３は略同様に構成される結合手段に
より折曲自在に結合される。例えば第１及び第２の連結
部材１２，１３は、図２に示すように第１の結合部材１
２に凹状の結合部１２ａが形成され、他方の第２の結合
部材１３に凸状の結合部１３ａが形成されて、これら結
合部同士が係合されて係止ピン１５を介して折曲自在に
組合せ結合される。
【００１２】すなわち、上記展開トラス１０は、例えば
図３に示すように複数個が上下（駆動部材の一端部と他
端部）を互い違い状に組合わされてアンテナ支持構造等
の支持構造物に適した所望の形状に結合構成される。こ
の場合、隣接される展開トラス１０同士は対向する第２
の連結部材１３同士が共用されて組合わされる。
図３に示すように複数個が上下（駆動部材の一端部と他
端部）を互い違い状に組合わされてアンテナ支持構造等
の支持構造物に適した所望の形状に結合構成される。こ
の場合、隣接される展開トラス１０同士は対向する第２
の連結部材１３同士が共用されて組合わされる。
【００１３】上記構成において、展開トラス１０は上記
駆動モータ（図示せず）が駆動されると、ボール螺子機
構部１１ａが駆動され、駆動部材１１が伸縮駆動され
る。すると、駆動部材１１の伸縮に連動して、第１及び
第２の連結部材１２，１３が該駆動部材１１の両端を支
点として折曲され、展開トラス１０は折り畳み展開され
る（図４（ａ）〜（ｃ）参照）。この際、互い違い状に
組合わせ結合された複数の展開トラス１０は、各駆動部
材１１が同期して伸縮駆動され、展開型トラス構造体全
体の展開が実現される。
駆動モータ（図示せず）が駆動されると、ボール螺子機
構部１１ａが駆動され、駆動部材１１が伸縮駆動され
る。すると、駆動部材１１の伸縮に連動して、第１及び
第２の連結部材１２，１３が該駆動部材１１の両端を支
点として折曲され、展開トラス１０は折り畳み展開され
る（図４（ａ）〜（ｃ）参照）。この際、互い違い状に
組合わせ結合された複数の展開トラス１０は、各駆動部
材１１が同期して伸縮駆動され、展開型トラス構造体全
体の展開が実現される。
【００１４】このように、上記展開型トラス構造体は、
伸縮自在な駆動部材１１の一端部に略十字状に第１の連
結部材１２の一端部を対向配置して折曲自在に結合し、
この第１の連結部材１２の他端部に対してそれぞれ第２
の連結部材１３の一端部を折曲自在に結合して、この第
２の連結部材１３の各他端部を上記駆動部材１１の他端
部に折曲自在に結合した展開トラス１０を備え、この展
開トラス１０を複数個、その駆動部材１１の一端部と他
端部を互い違い状に組合せ結合して、各駆動部材１１の
伸縮駆動に連動して折り畳み展開が行われるように構成
した。これによれば、従来の展開トラスに比して、その
構成部品の削減化が図れることにより、軽量化が図れる
と共に、信頼性の高い折畳み展開動作が実現される。
伸縮自在な駆動部材１１の一端部に略十字状に第１の連
結部材１２の一端部を対向配置して折曲自在に結合し、
この第１の連結部材１２の他端部に対してそれぞれ第２
の連結部材１３の一端部を折曲自在に結合して、この第
２の連結部材１３の各他端部を上記駆動部材１１の他端
部に折曲自在に結合した展開トラス１０を備え、この展
開トラス１０を複数個、その駆動部材１１の一端部と他
端部を互い違い状に組合せ結合して、各駆動部材１１の
伸縮駆動に連動して折り畳み展開が行われるように構成
した。これによれば、従来の展開トラスに比して、その
構成部品の削減化が図れることにより、軽量化が図れる
と共に、信頼性の高い折畳み展開動作が実現される。
【００１５】なお、上記実施例では、展開トラス１０を
駆動部材１１に対して第１の連結部材１２を略十字状に
結合した場合で説明したが、これに限ることなく、図５
に示すように駆動部材１１に対して第１の連結部材１２
を略Ｙ字状に結合した外形略三角錘形状に組合せ結合し
た展開トラス１０ａを構成しても良い。この展開トラス
１０ａにおいても、同様に駆動部材１１の伸縮駆動され
ると、第１及び第２の連結部材１２，１３が端部の結合
箇所において図５（ａ）〜（ｃ）に示すようにそれぞれ
折曲され、折り畳み展開が行われる。
駆動部材１１に対して第１の連結部材１２を略十字状に
結合した場合で説明したが、これに限ることなく、図５
に示すように駆動部材１１に対して第１の連結部材１２
を略Ｙ字状に結合した外形略三角錘形状に組合せ結合し
た展開トラス１０ａを構成しても良い。この展開トラス
１０ａにおいても、同様に駆動部材１１の伸縮駆動され
ると、第１及び第２の連結部材１２，１３が端部の結合
箇所において図５（ａ）〜（ｃ）に示すようにそれぞれ
折曲され、折り畳み展開が行われる。
【００１６】また、上記実施例では、駆動部材１１を駆
動モータ（図示せず）を介して駆動されるボール螺子機
構部１１ａを用いて伸縮駆動するように構成した場合で
説明したが、これに限ることなく、ばね機構等の各種の
駆動手段を用いて構成することが可能である。よって、
この発明は上記実施例に限ることなく、その他、この発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得るこ
とは勿論である。
動モータ（図示せず）を介して駆動されるボール螺子機
構部１１ａを用いて伸縮駆動するように構成した場合で
説明したが、これに限ることなく、ばね機構等の各種の
駆動手段を用いて構成することが可能である。よって、
この発明は上記実施例に限ることなく、その他、この発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得るこ
とは勿論である。
【００１７】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、簡易な構成で、軽量化の促進を図り得、且つ、動作
制御の信頼性を向上し得るようにした展開型トラス構造
体を提供することができる。
ば、簡易な構成で、軽量化の促進を図り得、且つ、動作
制御の信頼性を向上し得るようにした展開型トラス構造
体を提供することができる。
【図１】この発明の一実施例に係る展開型トラス構造体
の展開トラスを取出して示した図。
の展開トラスを取出して示した図。
【図２】図１の展開トラスの結合手段を示した図。
【図３】図１の組合せ結合状態を示した図。
【図４】図１の展開トラスの折畳み展開動作状態を示し
た図。
た図。
【図５】この発明の他の実施例を示した図。
１０，１０ａ…展開トラス、１１…駆動部材、１１ａ…
ボール螺子機構部、１２，１３…第１及び第２の連結部
材、１２ａ，１３ａ…結合部、１５…係止ピン。
ボール螺子機構部、１２，１３…第１及び第２の連結部
材、１２ａ，１３ａ…結合部、１５…係止ピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 功一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町１番地 株式会社東芝小向工場内 (56)参考文献 特開 平４−197897（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】 伸縮自在な駆動部材の一端部に該駆動部
材を中心として第１の連結部材の一端部を略十字状ある
いは略Ｙ字状に直交配置して該第１の連結部材の一端部
を前記駆動部材の一端部に対してそれぞれ軸方向に折曲
自在に結合し、これら第１の連結部材の他端部と前記駆
動部材の他端部間に第２の連結部材を架設して端部間を
軸方向に折曲自在に結合した展開トラスを具備し、前記
展開トラスを複数個、駆動部材の一端部と他端部を互い
違い状に組合わせ配置して、前記駆動部材の伸縮駆動に
連動して折り畳み展開されるように構成したことを特徴
とする展開型トラス構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5002255A JP2567192B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 展開型トラス構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5002255A JP2567192B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 展開型トラス構造体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06206596A JPH06206596A (ja) | 1994-07-26 |
| JP2567192B2 true JP2567192B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=11524259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5002255A Expired - Fee Related JP2567192B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 展開型トラス構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2567192B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109469205B (zh) * | 2018-11-30 | 2024-01-30 | 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 | 可展开单元式双层网壳结构 |
| CN114572423B (zh) * | 2022-03-03 | 2022-09-02 | 中国科学院空间应用工程与技术中心 | 基于Myard机构的空间可展开暴露实验平台 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04197897A (ja) * | 1990-11-29 | 1992-07-17 | Uchu Tsushin Kiso Gijutsu Kenkyusho:Kk | 宇宙用展開構造物 |
-
1993
- 1993-01-11 JP JP5002255A patent/JP2567192B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06206596A (ja) | 1994-07-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |