JP3195055B2 - 展開型トラス構造体 - Google Patents

展開型トラス構造体

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JP3195055B2 JP18393992A JP18393992A JP3195055B2 JP 3195055 B2 JP3195055 B2 JP 3195055B2 JP 18393992 A JP18393992 A JP 18393992A JP 18393992 A JP18393992 A JP 18393992A JP 3195055 B2 JP3195055 B2 JP 3195055B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば宇宙基地を構
成する構造物や宇宙空間に構築されるアンテナ装置等の
支持構造に好適する展開型トラス構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】宇宙開発の分野においては、宇宙基地構
想の開発が進められている。この宇宙基地構想にあって
は、その宇宙基地の骨格や、アンテナの支持構造体を含
む各種の展開トラス構造体を、予め地上において組立て
た後、折畳み収容してスペースシャトル等の輸送手段を
用いて宇宙空間まで輸送し、宇宙空間で展開させて構築
する方法が考えられ、開発されている。
【0003】このような展開型トラス構造体としては、
例えば特開昭61ー98699号公報等に記載されると
ころの複数の連結棒を立方体状にトラス結合したモジュ
ール単位の展開トラスを複数個、所望の形状に組合わせ
るマルチモジュールと称する組合わせ方法が採られてい
る。このような組合わせ方式の展開型トラス構造体は、
伸縮自在な駆動部材が複数の展開トラスの立方体面の対
角線上にそれぞれ配設されており、これら複数個の展開
トラスの駆動部材を駆動モータを用いて同期して伸縮駆
動させることにより、構造体全体の折畳み展開が行われ
る。
【0004】ところで、このような展開型トラス構造体
は、展開トラスを構成する連結棒の数及び折畳み展開駆
動用モータ等の駆動手段の配置数に応じて、その重量及
び動作制御の信頼性が決定される。このため、上述した
従来の展開型トラス構造体では、部品点数と展開駆動用
モータ数等の点から重量及び折畳み展開動作制御の信頼
性の向上を図ることが困難であり、これらの点から軽量
で、しかも高精度な動作制御の要求される宇宙開発の分
野での適用を考慮すると、満足の行くものでなかった。
【0005】また、最近の宇宙開発の分野においては、
運用の多様化に伴って、例えば大口径のアンテナ反射鏡
等に用いられる展開型トラス構造体の大形化の要請があ
る。そのため、これらの要請を満足する大形で、軽量、
且つ高精度な動作制御が可能な展開型トラス構造体の開
発が重要な課題の一つとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の展開型トラス構造体では、大形化を図ると、重量が
重くなると共に、動作制御の信頼性の点で満足の行くも
のでないという問題を有していた。
【0007】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、簡易な構成で、軽量化の促進を図り得、且つ、動
作制御の信頼性を向上し得るようにした展開型トラス構
造体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明は、中
心縦梁部材の両端から略平行に一対の横梁部材を放射状
に複数延出させて各端部を前記中心縦梁部材の端部に回
動自在に結合させ、これら横梁部材の先端部間に縦梁部
材をそれぞれ架設して略四辺形状に組合わせ、相互の端
部間を回動自在に結合して、これら縦梁部材の対設する
同士の端部間にそれぞれ2本の第1のワイヤ部材を略X
字状に張架し、さらに、これら2本の第1のワイヤ部材
の交点と前記中心縦梁部材の一方の端部間に第2のワイ
ヤ部材をそれぞれ張架し、且つ前記中心縦梁部材、一対
の横梁部材、及び縦梁部材で形成される略四辺形状の
記中心縦梁部材の他方の端部と縦梁部材の一方の端部と
対角線間に斜部材をそれぞれ架設して端部を回動自在
に結合した多角柱展開トラスと、この多角柱展開トラス
の前記中心縦梁部材と前記複数の斜部材間に配設され、
前記斜部材を伸縮駆動して前記中心縦梁部材の一端を中
心として、前記横梁部材、縦梁部材、及び斜部材を回動
付勢して折畳み展開する傘機構とを備えて展開型トラス
構造体を構成した。
【0009】上記構成によれば、多角柱展開トラスは、
傘機構により斜部材が伸縮駆動されることにより、横梁
部材及び縦梁部材が中心縦梁部材を中心に回動されて折
畳み展開される。これにより、折畳み展開駆動用の駆動
源として、傘機構を、中心縦梁部材と斜部材間に配設す
るだけの最小限の構成部品を備えるだけの構成で、全体
の折畳み展開動作が可能となり、軽量で、信頼性の高い
動作制御が実現される構造体の形成が可能となる。
【0010】また、この発明は、中心縦梁部材の両端か
ら略平行に一対の横梁部材を放射状に複数延出させて各
端部を前記中心縦梁部材の端部に回動自在に結合させ、
これら横梁部材の先端部間に縦梁部材をそれぞれ架設し
て略四辺形状に組合わせ、相互の端部間を回動自在に結
合して、これら縦梁部材の対設する同士の端部間にそれ
ぞれ2本の第1のワイヤ部材を略X字状に張架し、さら
に、これら2本の第1のワイヤ部材の交点と前記中心縦
梁部材の一方の端部間に第2のワイヤ部材をそれぞれ張
架し、且つ前記中心縦梁部材、一対の横梁部材、及び縦
梁部材で形成される略四辺形状の前記中心梁部材の他方
の端部と前記縦梁部材の一方の端部との対角線間に斜部
材をそれぞれ架設して端部を回動自在に結合した複数の
多角柱展開トラスと、この複数の多角柱展開トラスの前
記中心縦梁部材と前記複数の斜部材間にそれぞれ配設さ
れ、前記斜部材を伸縮駆動して前記中心縦梁部材の一端
を中心として、前記横梁部材、縦梁部材、及び斜部材を
回動付勢して折畳み展開する複数の傘機構と前記複数の
多角柱展開トラスの一辺を形成する縦梁部材同士を突合
わせるように該複数の多角柱展開トラスを結合する結合
手段とを備えて展開型トラス構造体を構成した。
【0011】上記構成によれば、結合手段を介して結合
配置される複数の多角柱展開トラスは、それぞれの傘機
構により斜部材が伸縮駆動されることにより、それぞれ
が横梁部材及び縦梁部材が中心縦梁部材を中心に同期し
て回動されて折畳み展開される。これにより、折畳み展
開駆動用の駆動源として、傘機構を中心縦梁部材と斜部
材間に配設するだけの構成部品の少ない多角柱展開トラ
スを用いて、大形で、しかも、軽量、且つ信頼性の高い
動作制御が実現される構造体の形成が可能となる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例に係る展開型トラス
構造体について、図面を参照して詳細に説明する。図1
はこの発明の一実施例に係る展開型トラス構造体に適用
される基本モジュールとなる略六角柱状の多角柱展開ト
ラス10を示すものである。
【0013】すなわち、多角柱展開トラス10は、中心
縦梁部材11の両端から略平行に一対の横梁部材12,
13が放射状に複数延出されて各端部が中心縦梁部材1
1の端部に回動自在に結合され、これら横梁部材12,
13の先端部間には、縦梁部材14がそれぞれ架設され
て略四辺形状に組合わされ、相互の端部間が回動自在に
結合される。そして、これら縦梁部材14の対設する同
士の両端部間には第1のワイヤ部材15が略X字状に張
架され、これら第1のワイヤ部材15の交点と中心梁部
材11の一端間には、第2のワイヤ16がそれぞれ張架
される。また、中心縦梁部材11、一対の横梁部材1
2,13、及び縦梁部材14で形成される略四辺形状の
対角線間には、伸縮自在な斜部材17がそれぞれ架設さ
れて端部が回動自在に結合される。
【0014】上記多角柱展開トラス10の中心縦梁部材
11には傘機構18が斜部材17の一端に対応して配設
される。傘機構18は、例えば図2に示すように中心縦
梁部材11の一端部にボール螺子部11aが回転駆動自
在に設けられる。このボール螺子部11aはモータ18
aの回転軸がカップリング18bを介して連結され、こ
のモータ18aの回転力がカップリング18bを介して
伝達される。ボール螺子部18aには螺子受け部18c
が螺合調整自在に螺合され、この螺子受け部18cには
テンションロッド18dの一端が上記斜部材17に対応
して複数個が所定の間隔に支持される。
【0015】また、ボール螺子部11aにはリンク受け
部18eが矢印A,B方向に摺動自在に螺子受け部18
cに対向して設けられ、このリンク受け部18eと螺子
受け部18c間には圧縮ばね18fが係着される。この
リンク受け部18eにはリンクロッド18gの一端が上
記傾斜部材に対応して所定の間隔を有してリンク結合さ
れ、このリンクロッド18gの他端には上記斜部材17
の一端部がそれぞれリンク結合される。そして、リンク
ロッド18gの中間部にはテンションロッド18dの他
端部がそれぞれリンク結合される。
【0016】即ち、傘機構18はモータ18aが回転駆
動されると、回転力がカップリング18bを介して伝達
され、その回転方向に応じて螺子受け部を矢印A,B方
向に移動案内する。すると、螺子受け部18cは、その
矢印A,B方向の移動に伴って、圧縮ばね18fを介し
てリンク受け部18cを同方向に移動付勢して、テンシ
ョンロッド18d及びリンクロッド18gを回動付勢す
る。これにより、傘機構18はモータ18aが回転駆動
されてボール螺子部11aが回転駆動され、螺子受け部
18cが矢印A,B方向に移動されると、これに連動し
てリンク受け部18eが圧縮ばね18fを介して同方向
に移動付勢され、テンションロッド18d及びリンクロ
ッド18gを介して斜部材17を伸縮駆動する。
【0017】ここで、斜部材17が伸長されると、多角
柱展開トラス10は、斜部材17を介して横針部材1
2,13及び縦梁部材14が中心縦梁部材11の一端を
中心に回動付勢されて折畳み収容される。また、斜部材
17が収縮されると、多角柱展開トラス10は、斜部材
を介して横針部材12,13及び縦梁部材14が中心縦
梁部材11の一端を中心に反転されて多角柱形状に展開
される。
【0018】上記構成において、例えば比較的小径のア
ンテナ反射鏡を構成する場合には、上記多角柱展開トラ
ス10を直接的にアンテナ反射鏡支持構造として、その
一方面側にスタッドと称する取付部材を立設した鏡面支
持構造が配設され、この鏡面支持構造上には、例えば可
撓性導電膜製のメッシュ鏡面が被着されて所望の鏡面が
形成される。これにより、多角柱展開トラス10は、上
述したように傘機構18により折畳み展開駆動される
と、それに連動して、例えば一方面に張設される例えば
可撓性導電膜製のメッシュ鏡面が鏡面支持構造を介して
所望の鏡面形状に展張する。
【0019】また、上記アンテナ反射鏡支持構造を構成
する場合には、多角柱展開トラス10の一対の横梁部材
12,13の部材長を一方に比して他方を短くする如く
異ならせて形成することにより、その展開状態におい
て、中心縦梁部材11及び縦梁部材14の各一端を略球
面、あるいはパラボラ面形状等の鏡面形状に形成するこ
とが容易に実現される。
【0020】このように、上記展開型トラス構造体は、
中心縦梁部材11の両端から略平行に一対の横梁部材1
2,13を放射状に複数延出させて各端部を中心縦梁部
材11の端部に回動自在に結合して、これら横梁部材1
2,13の先端部間に縦梁部材14を架設して略四辺形
状に組合わさせ、相互の端部間を回動自在に結合して、
これら縦梁部材14の対設する同士の両端部間に第1の
ワイヤ部材15を略X字状に張架し、さらに、これら第
1のワイヤ部材15の交点と中心梁部材11間に第2の
ワイヤ16をそれぞれ張架し、且つ中心縦梁部材11、
一対の横梁部材12,13、及び縦梁部材14で形成さ
れる略四辺形状の対角線間に斜部材17をそれぞれ架設
して端部を回動自在に結合した多角柱展開トラス10を
形成し、この多角柱展開トラス10の中心縦梁部材11
と、その複数の斜部材17間に傘機構18を配設し、こ
の傘機構18を駆動制御して斜部材17を伸縮駆動し、
横梁部材12,13、縦梁部材14、及び斜部材17を
中心縦梁部材11の一端を中心として回動式に折畳み展
開するように構成した。
【0021】これによれば、折畳み展開駆動用の駆動源
として、傘機構18を、多角柱展開トラス10の中心縦
梁部材11と斜部材17間に配設するだけの最小限の構
成部品を備えるだけで、全体の折畳み展開動作が実現さ
れることにより、軽量化の促進と共に、信頼性の高い動
作制御が実現可能な構造体の形成が可能となる。特に宇
宙開発において強く要請される軽量化の促進と、展開の
信頼性の向上という点で顕著な効果が期待される。
【0022】また、上記実施例では、多角柱展開トラス
10を1個用いて構成した場合で説明したが、これに限
ることなく、複数の多角柱展開トラス10を組合わせ結
合して構成しても良い。
【0023】例えば図3及び図4に示すように7個が互
いの外周の一辺を対向させて組合わされ、大形のアンテ
ナ反射鏡支持構造100が構成される。即ち、多角柱展
開トラス10は、互いの外周の一辺を結合機構20を介
して結合される。結合機構20は、例えば図5に示すよ
うに一対の縦梁部材20a,20aと一対の横梁部材2
0b,20bが略四辺形形状に組合わされて端部が回動
自在に連結された複数の結合部21が7個の多角柱展開
トラス10を組合わせた形状に対応して形成され、これ
ら結合部21には、そのうち1本の縦梁部材20aに、
例えば多角柱展開トラス10の縦梁部材14の1本が剛
に結合される。
【0024】上記結合機構20の結合部21の横梁部材
20bは中間部が回動駆動部20cを介して折曲自在に
設けられる。この回動駆動部20cには、例えばばね機
構、あるいは駆動モータが内臓され、これらばね機構、
あるいは駆動モータにより横梁部材20bが縦梁部材2
0aを中心に回動されて折畳み展開される。これによ
り、結合機構20は、横梁部材20bが縦梁部材20a
を中心に回動されて折畳み展開される。
【0025】上記アンテナ反射鏡支持構造100上に
は、図6に示すようにスタッドと称する取付部材を立設
した鏡面支持構造110が鏡面形状に対応して配設さ
れ、この鏡面支持構造110上には、例えば可撓性導電
膜製のメッシュ鏡面120が被着されて所望の鏡面が形
成される。
【0026】なお、このように複数の多角柱展開トラス
10を組合せ結合してアンテナ反射鏡支持構造100を
構成する場合においても、前述したように多角柱展開ト
ラス10の一対の横梁部材12,13の部材長を一方に
比して他方を短くする如く異ならせて形成することによ
り、展開状態において、中心縦梁部材11及び縦梁部材
14の各一端を略球面、あるいはパラボラ面形状等の鏡
面形状に形成することが容易に実現される。
【0027】上記構成によるアンテナ反射鏡支持構造1
00は、図7(a)に示す折畳み収容状態から展開させ
る場合には、先ず、同図(b)に示すように結合機構2
0の回動駆動部20cが駆動され、折畳み収容された横
梁部材20bを展開方向に回動させて、結合機構20を
展開させる。次に、複数の多角柱展開トラス10の各傘
機構18が、例えば同期して上述したように駆動され
て、斜部材17が収縮される。これにより、複数の多角
柱展開トラス10は、その横梁部材12,13及び縦梁
部材14が中心縦梁部材11に対してそれぞれ回動され
て展開される(図7(c)参照)。ここで、複数の多角
柱展開トラス10は、その展開に伴って、鏡面支持構造
110を展開してメッシュ鏡面12aを所望の鏡面形状
に展開させる(図3参照)。
【0028】そして、展開したアンテナ反射鏡支持構造
100を折畳み収容する場合は、先ず多角柱展開トラス
10の各傘機構18が反転駆動されて、斜部材17が伸
長される。これにより、多角柱展開トラス10は、横梁
部材12,13及び縦梁部材14が中心縦梁部材11に
対して回動されて折畳み収容される。次に、結合機構1
0の回動駆動部20cが反転される。これにより、結合
機構20は、横梁部材12,13が中間部から折畳み収
容されて縦梁部材14の周囲に折畳み収容され、ここ
に、鏡面支持構造110がメッシュ鏡面120とともに
折畳み収容される(図7(a)参照)。
【0029】このように複数の多角柱展開トラス10
は、結合機構20を用いて組合せ結合して構成すること
により、より大形のアンテナ反射鏡の形成が可能とな
り、最近の宇宙開発において、強く要請されている構造
物の大形化の要請に容易に対応することが可能となる。
この場合においても、上述したように構成部品の少ない
多角柱展開トラス10を結合機構20を用いて組合せ結
合することにより構成されることで、軽量化及び展開の
信頼性の向上の要請にも充分応じることができる。
【0030】なお、上記実施例では、複数の多角柱展開
トラス10を結合する結合手段として、複数の結合部2
1を有した結合機構20を用いて、この結合機構20の
縦梁部材20aの1本に対して多角柱展開トラス10の
縦梁部材14の1本を共有するよう剛に結合して構成し
たが、これに限ることなく、例えば複数の多角柱展開ト
ラス10の縦梁部材14を共有するように直接的に剛に
結合するように構成しても良い。
【0031】また、上記各実施例では、多角柱展開トラ
ス10を折畳み展開するのに、傘機構18を用いて斜部
材17を伸縮駆動するように構成したが、これに限るこ
となく、斜部材17の一端を中心縦梁部材11に対して
摺動制御することにより、折畳み展開するように構成す
ることも可能である。
【0032】さらに、上記実施例では、多角柱展開トラ
ス10を7個を平面状に組合せ結合してアンテナ反射鏡
支持構造100を形成した場合を代表して説明したが、
この組合せに限ることなく、各種の組合せ結合が可能で
ある。そして、適用範囲としては、宇宙基地の骨格を含
む各種の構造物や、地上に構築する各種の建築物に適用
することも可能である。よって、この発明は上記実施例
に限ることなく、その他、この発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の変形を実施し得ることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、簡易な構成で、軽量化の促進を図り得、且つ、動作
制御の信頼性を向上し得るようにした展開型トラス構造
体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る展開型トラス構造体
の展開トラスを示した図。
【図2】図1の傘機構を取出して示した図。
【図3】この発明の他の実施例を示した図。
【図4】図3のアンテナ反射鏡支持構造を分解して示し
た図。
【図5】図3の結合機構を取出して示した図。
【図6】図3を分解して示した図。
【図7】図3の折畳み展開動作を説明するために示した
図。
【符号の説明】
10…多角柱展開トラス、11…中心縦梁部材、11a
…ボール螺子部、12,13…横梁部材、14…縦梁部
材、15,16…第1及び第2のワイヤ部材、17…斜
部材、18…傘機構、18a…モータ、18b…カップ
リング、18c…螺子受け部、18d…テンションロッ
ド、18e…リンク受け部、18f…圧縮ばね、18g
…リンクロッド、20…結合機構、20a…縦梁部材、
20b…横梁部材、20c…回動駆動部、21…結合
部、100…アンテナ反射鏡支持構造、110…鏡面支
持構造、120…メッシュ鏡面。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心縦梁部材の両端から略平行に一対の
    横梁部材を放射状に複数延出させて各端部を前記中心縦
    梁部材の端部に回動自在に結合させ、これら横梁部材の
    先端部間に縦梁部材をそれぞれ架設して略四辺形状に組
    合わせ、相互の端部間を回動自在に結合して、これら縦
    梁部材の対設する同士の端部間にそれぞれ2本の第1の
    ワイヤ部材を略X字状に張架し、さらに、これら2本の
    第1のワイヤ部材の交点と前記中心縦梁部材の一方の端
    間に第2のワイヤ部材をそれぞれ張架し、且つ前記中
    心縦梁部材、一対の横梁部材、及び縦梁部材で形成され
    る略四辺形状の前記中心縦梁部材の他方の端部と縦梁部
    材の一方の端部との対角線間に斜部材をそれぞれ架設し
    て端部を回動自在に結合した多角柱展開トラスと、 この多角柱展開トラスの前記中心縦梁部材と前記複数の
    斜部材間に配設され、前記斜部材を伸縮駆動して前記中
    心縦梁部材の一端を中心として、前記横梁部材、縦梁部
    材、及び斜部材を回動付勢して折畳み展開する傘機構と
    を具備したことを特徴とする展開型トラス構造体。
  2. 【請求項2】 前記傘機構は、前記斜部材の一端を前記
    中心縦梁部材に沿って摺動させ、前記横梁部材、縦梁部
    材、及び斜部材を前記中心縦梁部材の一端を中心として
    回動式に折畳み展開してなることを特徴とする請求項1
    記載の展開型トラス構造体。
  3. 【請求項3】 前記多角柱展開トラスは、部材長の異な
    る一対の横梁部材で構成され、一方面にアンテナ反射鏡
    面を形成してなることを特徴とする請求項1又は2記載
    の展開型トラス構造体。
  4. 【請求項4】 中心縦梁部材の両端から略平行に一対の
    横梁部材を放射状に複数延出させて各端部を前記中心縦
    梁部材の端部に回動自在に結合させ、これら横梁部材の
    先端部間に縦梁部材をそれぞれ架設して略四辺形状に組
    合わせ、相互の端部間を回動自在に結合して、これら縦
    梁部材の対設する同士の端部間にそれぞれ2本の第1の
    ワイヤ部材を略X字状に張架し、さらに、これら2本の
    第1のワイヤ部材の交点と前記中心縦梁部材の一方の端
    間に第2のワイヤ部材をそれぞれ張架し、且つ前記中
    心縦梁部材、一対の横梁部材、及び縦梁部材で形成され
    る略四辺形状の前記中心梁部材の他方の端部と前記縦梁
    部材の一方の端部との対角線間に斜部材をそれぞれ架設
    して端部を回動自在に結合した複数の多角柱展開トラス
    と、 この複数の多角柱展開トラスの前記中心縦梁部材と前記
    複数の斜部材間にそれぞれ配設され、前記斜部材を伸縮
    駆動して前記中心縦梁部材の一端を中心として、前記横
    梁部材、縦梁部材、及び斜部材を回動付勢して折畳み展
    開する複数の傘機構と 前記複数の多角柱展開トラスの一辺を形成する縦梁部材
    同士を突合わせるように該複数の多角柱展開トラスを結
    合する結合手段とを具備したことを特徴とする展開型ト
    ラス構造体。
  5. 【請求項5】 前記傘機構は、前記斜部材の一端を前記
    中心縦梁部材に沿って摺動させ、前記横梁部材、縦梁部
    材、及び斜部材を前記中心縦梁部材の一端を中心として
    回動式に折畳み展開してなることを特徴とする請求項4
    記載の展開型トラス構造体。
  6. 【請求項6】 前記結合手段は、前記複数の多角柱展開
    トラスに対して独立して折畳み展開自在に配設されてな
    ることを特徴とする請求項4又は5記載の展開型トラス
    構造体。
  7. 【請求項7】 前記結合手段は、前記複数の多角柱展開
    トラスの少なくとも縦梁部材が結合支持されてなること
    を特徴とする請求項4乃至6のいずれか記載の展開型ト
    ラス構造体。
  8. 【請求項8】 前記多角柱展開トラスは、部材長の異な
    る一対の横梁部材で構成され、一方面にアンテナ反射鏡
    面を形成してなることを特徴とする請求項4乃至7のい
    ずれか記載の展開型トラス構造体。
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