JP2001278197A - 展開型トラス構造体及びこれを用いたアンテナ装置 - Google Patents

展開型トラス構造体及びこれを用いたアンテナ装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの展開トラス構造体で、収納時の寸法が
小さく、軽量であり、展開時に大きな有効径が得られる
展開トラス構造体を提供する。 【解決手段】 折畳み展開自在な展開型トラス構造にお
いて、中心棒(2)と、この中心棒を一辺とし放射状に
折畳み展開自在となるような複数の四辺リンク構造を形
成する複数の連結棒(3,4,5)を有する骨組構体
(1)と、この骨組構体を折畳み展開する開閉手段
(8)と、この開閉手段により骨組構体とともに連動し
て折畳み展開され、展開時に骨組構体の外側に張り出し
可能となるように骨組構体と連結して設けられる延長棒
(9)とを備えることを特徴とする展開型トラス構造
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、展開型トラス構造
体及びそれを用いたアンテナ装置に係り、特に、宇宙基
地を構成する構造物や宇宙空間に構築されるアンテナ装
置等に用いられる展開型トラス構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】宇宙開発の分野においては、宇宙基地構
想の開発が進められている。この宇宙基地構想にあって
は、その宇宙基地の骨格や、アンテナの支持構造体を含
む各種の展開型トラス構造体を、予め地上において組立
てた後、折畳み収容して宇宙空間まで輸送し、宇宙空間
で展開させる方法が考えられ、開発されている。
【0003】このような従来の展開型トラス構造体の一
例を、図6、7に示す(特開平5−58396号公報参
照)。この展開型トラス構造体においては、中心軸41
の回りに四辺形状に接合された部材42が放射状に配置
されており、四辺形状の対角線上に架設された部材43
を伸縮駆動することで、展開および収納動作が可能にな
っている。なお、収納時の長手方向の寸法44は、およ
そ中心軸41と展開時の半径45を加えた長さである。
【0004】この展開型トラス構造体をアンテナ鏡面の
骨組構造として使用する場合、通信効率の向上のために
は、なるべく直径を大きくする必要がある。一方、収納
時の寸法(特に収納時の長さ)は打ち上げの費用を考慮す
るとなるべく小さいことが望ましい。この要求を満たす
従来の方法の一つとして、図7に示すように、展開型ト
ラス構造体40を複数連結し、全体として一つの展開型
構造体50として機能させることがあげられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、展開型
トラス構造体40を複数連結したとしても、必要とされ
る所望の展開時寸法によっては、展開型トラス構造体を
複数連結したことによる拡大の効果が、構造体の全質量
の増加する割には見合わない場合がある。例えば、図7
に示すように展開型トラス構造体40を3個連結して所
望のアンテナ有効径51を得ようとした場合が顕著で、
これは、連結後の構造体最外周の多角形形状が円形から
大きく異なってしまうことに起因する。
【0006】また、必要とされる所望の展開時寸法によ
っては、複数の展開型トラス構造体を連結するほどでは
なく、単一の展開型トラス構造体で手当て可能な場合も
ある。この場合、一つの展開型トラス構造体で、収納時
の寸法が小さく、軽量であり、展開時に大きな外径が得
られる構造であることが必要である。
【0007】収納時の長手方向の寸法44は、打ち上げ
ロケット内に、可能範囲で最大限にぎりぎりに確保され
た寸法である。
【0008】従来の展開型トラス構造体40において、
展開時の半径45は収納時の長手方向の寸法44よりも
小さく、打ち上げロケット内にぎりぎりに確保された長
手方向の寸法44を十分に有効に利用した構造であると
は言い難い。
【0009】このため、打ち上げロケット内に最大限に
確保された長手方向の寸法44を有効に利用可能な展開
型トラス構造体が望まれていた。
【0010】そこで本発明の目的は、上記従来技術の有
する問題を解消し、打ち上げロケット内に確保された長
手方向の寸法を有効に活用可能な展開型トラス構造体を
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の展開型トラス構造体は、折畳み展開自在な
展開型トラス構造体において、中心棒と、前記中心棒を
一辺とし放射状に折畳み展開自在となるような複数の四
辺リンク構造を形成する複数の連結棒を有する骨組構体
と、前記骨組構体を折畳み展開する開閉手段と、前記開
閉手段により前記骨組構体とともに連動して折畳み展開
され、展開時に前記骨組構体の外側に張り出し可能とな
るように前記骨組構体と連結して設けられる延長棒とを
備えることを特徴とする。
【0012】また、前記延長棒は、前記四辺リンク構造
の前記中心棒から半径方向に延びる前記連結棒の長さと
前記四辺リンク構造の前記中心棒の軸芯方向に延びる前
記連結棒の長さの和よりも大きい長さを有することを特
徴とする。
【0013】前記延長棒は、前記中心棒に折曲自在に結
合された第1延長棒と、前記第1延長棒と折曲自在に結
合されるとともに前記骨組構体の前記連結棒に設けられ
た接合部で摺動自在に保持される第2延長棒と、を有す
ることを特徴とする。
【0014】前記第1延長棒は、展開時の前記四辺リン
ク構造の前記中心棒の軸芯方向に延びる前記連結棒の長
さとほぼ等しいかより短い長さを有し、前記第2延長棒
は、展開時の前記四辺リンク構造の前記中心棒から半径
方向に延びる前記連結棒の長さと前記中心棒の軸芯方向
に延びる前記連結棒の長さの和とほぼ等しいかより短い
長さを有することを特徴とする。
【0015】前記骨組構体は前記四辺リンク構造の対角
線上に架設されて端部がそれぞれ折曲自在な対角連結棒
を有し、前記第1延長棒は、前記対角連結棒の一部を構
成することを特徴とする。
【0016】折畳み時に所定の長手方向長さを有する収
納スペース内に収納可能であることを特徴とする。
【0017】前記延長棒は、前記所定の長手方向長さよ
り大きい長さを有することを特徴とする。
【0018】本発明のアンテナ装置は、前記展開型トラ
ス構造体の一方面に可携性導電膜がパラボラ形状に張設
される反射鏡面が形成されてなることを特徴とする。
【0019】上述の発明において、延長棒を備えている
ので、収納時の展開型トラス構造体を小形かつ軽量にす
ることができ、この一方、展開時の展開型トラス構造体
の有効径を大きくすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の展開型トラス構
造体の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明
する。展開型トラス構造体は折畳み展開自在のものであ
り、折畳み時に所定長さ以下の長手方向長さを有する。
ここで、所定長さとは、打ち上げロケット内に最大限に
確保された収納スペース21の長手方向の寸法22をい
う。展開型トラス構造体は、折畳み時にこの所定長さと
ほぼ同等の長手方向長さ24を有する。
【0021】図4に示すように、展開型トラス構造体3
0は中心部に立設された中心棒2を有し、中心棒2の回
りには円周を等分する角度で例えば8方向に放射状に突
出するように8個の骨組構体1が形成されている。
【0022】図2に示すように、各々の骨組構体1は、
中心棒2の両端に折曲自在に結合された第1の連結棒3
及び第2の連結棒4と、連結棒3,4の端部間に架設さ
れた第3の連結棒5とを有する。一組の第1の連結棒3
と第2の連結棒4と第3の連結棒5は中心棒2を一辺と
する四辺形状で節点において折曲自在に結合されてい
る。
【0023】また、展開型トラス構造体は、骨組構体1
を折畳み展開する開閉手段8を備えている。さらに、展
開型トラス構造体は、開閉手段8により骨組構体1とと
もに連動して開閉し、展開時に前記骨組構体1の外側に
張り出し可能に骨組構体1に取り付けられた延長棒9を
備えている。
【0024】延長棒9は、中心棒2の上端に折曲自在に
結合された第1延長棒10と、第1延長棒10の端部の
折り曲げ部12で折れ曲げ自在に結合される第2延長棒
11とを有する。第2延長棒11は、第1の連結棒3と
第3の連結棒5との結合点の近傍に設けられた接合部1
3に摺動自在に保持され骨組構体1の外側に張り出して
いる。
【0025】接合部13は、図2の紙面に垂直な方向の
回動軸の回りに回動自在に設けられている。接合部13
が図2の紙面に垂直な回動軸の回りに回動自在であるの
で、第2延長棒11は、開閉手段8によって骨組構体1
が折畳み展開することに連動して接合部13で摺動自在
に保持されながら折り曲げ部12を瞬間回転中心として
図2の紙面内で回動する。
【0026】展開時に、折り曲げ部12において第1延
長棒10と第2延長棒11とのなす角度はできるだけ1
80度に近い角度に、例えば160度程度に取られてい
る。これによって、延長棒9の全体の長さ、すなわち第
1延長棒10の長さと第2延長棒11の長さとの和をで
きるだけ大きくとることができる。
【0027】また、骨組構体1は、第1の連結棒3と第
2の連結棒4と第3の連結棒5と中心棒2とで形成され
る四辺形の対角線上に架設されて端部がそれぞれ折曲自
在な対角連結棒14を有する。対角連結棒14によっ
て、第1の連結棒3と第2の連結棒4と第3の連結棒5
と中心棒2とで形成される四辺リンク構造の面内におけ
る剛性を確保することができる。
【0028】第1延長棒10は、展開した状態で対角連
結棒14と同一直線を形成し、対角連結棒14の一部を
構成する。また、第1延長棒10と第2延長棒11との
結合点である折り曲げ部12は、対角連結棒14上に設
けられている。なお、第1延長棒10は展開した状態で
対角連結棒14と同一直線を必ずしも形成する必要はな
く、折り曲げ部12を対角連結棒14上以外に設けらる
ことも可能である。
【0029】対角連結棒14は、折り曲げ部12の位置
よりも中心棒2に近い側に屈曲部15を有する。開閉手
段8による折畳み展開動作に伴い、対角連結棒14は屈
曲部15で二つに折れ曲げが可能である。開閉手段8に
よる折畳み展開動作に伴い、対角連結棒14は屈曲部1
5で折れ曲がる。屈曲部15の対角連結棒14上におけ
る位置は、開閉手段8によって骨組構体1が安定して折
畳み展開可能になる位置に設定されている。折り曲げ部
12の位置を屈曲部15の位置に比べて中心棒2からよ
り離れた側に設定したことにより、延長棒9の全体の長
さ、すなわち第1延長棒10の長さと第2延長棒11の
長さとの和を大きくとることができる。
【0030】開閉手段8は、図3に示すように、中心棒
2に上下動可能に取り付けられた上部材16aと、下部
材16bと、上部材16aと下部材16bとの間で装着
されたバネ部材17と、上部材16aと第1延長棒10
(及び/又は対角連結棒14)との間にヒンジ結合され
た第1操作部材18と、下部材16bと第1操作部材1
8との間にヒンジ結合された第2操作部材19とを有す
る。
【0031】上部材16a及び下部材16bを中心棒2
に沿って引き下げることにより、第1操作部材18と第
2操作部材19は第1延長棒10と対角連結棒14とを
中心棒2側へ接近するように引き込み、これに伴い、延
長棒9は折り曲げ部12で第1延長棒10と第2延長棒
11とに折れ曲がり、対角連結棒14は屈曲部15にお
いて折れ曲がる。
【0032】次に、図1、図2及び図4を参照して、展
開型トラス構造体の折畳み展開動作について説明する。
【0033】図1は、打ち上げロケット内に設けられた
収納スペース21内に収納された展開型トラス構造体の
収納時の形態を示す。対角連結棒14は「くの字」に折
れ曲がって、第1の連結棒3と第2の連結棒4の間に収
納されている。延長棒9は、後述するように、収納スペ
ース21の長手方向長さ22よりも僅かに短いため、収
納スペース21の長手方向に飛び出すことなく、収納ス
ペース21の中に収まっている。
【0034】図2は本発明の展開型トラス構造体の展開
時の形態を示している。図1に示す状態から図2に示す
状態へ展開させる場合、開閉手段8によっては延長棒9
及び対角連結棒14を押し上げ、第1の連結棒3及び第
2の連結棒4を節点の回りに回動させ、中心棒2及び連
結棒3,4,5で構成される四辺リンク構造を開く。対
角連結棒14は四辺リンク構造の面内剛性を保つ位置、
すなわち対角線上の近傍に到達する。この動作と連動し
て、延長棒9は折り曲げ部12及び接合部13にその姿
勢を拘束されながら回転および並進動作を行う。図2に
示す展開完了時には、第2延長棒11の先端が第3の連
結棒5よりも外側に張り出す。この結果、展開時の展開
型トラス構造体は最外径Rを得る。最外径Rの長さは、
後述するように、収納スペース21の長手方向長さ22
より大きい。
【0035】図4は展開型トラス構造体30の展開動作
を示す図である。図4(a)は折畳み状態を示し、図4
(b),(c)は折畳み途中(展開途中)を示し、図4
(d)は展開状態を示す。収納時(図4(a))は円柱状
の収納スペース21に収まっており、展開時(図4
(d))は収納時の長さ22以上の最外径Rをもつ多角
形状に展開する。なお、外側に張り出した第2延長棒1
1の剛性が低いために機能上問題になる場合にはこれを
サポートする部材を設けても良い。
【0036】また、図4は8方向ヘ放射状に突出する8
個の骨組構体1が形成された例を示しているが、打ち上
げロケット内において収納時のスペースと重量が許され
れば骨組構体1の個数をさらに増やしてもよい。骨組構
体1の個数が多い方が、有効径(内接する円の直径)を大
きくできて好都合である。また、有効径は小さくなる
が、軽量化と省スペース化のため、骨組構体1の個数を
減らしてもよい。
【0037】次に、延長棒9の長さ寸法について説明す
る。
【0038】第1の連結棒3と第2の連結棒4と第3の
連結棒5と中心棒2とで形成される四辺リンク構造にお
いて、第1の連結棒3と第2の連結棒4の長さをAと
し、第3の連結棒5の長さをBとする。第1延長棒10
は長さAよりわずかに短くほぼ長さAに等しい長さを有
することができる。ここで、第1延長棒10は中心棒2
の上端2aを中心に回動して折り畳まれた場合にほぼ中
心棒2と重なり、第1延長棒10は中心棒2の下端2b
から突出することはない。第2延長棒11は長さ(A+
B)よりわずかに短くほぼ長さ(A+B)に等しい長さ
を有することができる。ここで、第2延長棒11は中心
棒2の上端2aを中心に回動して折り畳まれた場合に、
折り曲げ部12は中心棒2の下端2b近傍に位置するの
で、中心棒2の上端2aから第2延長棒11の先端部ま
での長さは長さBを越えることはない。従って、延長棒
9は全体の長さとして、長さ(2A+B)よりわずかに
短くほぼ長さ(2A+B)に等しい長さを有することが
できる。この結果、最外径Rの長さとして、収納スペー
ス21の長手方向長さ22(ほぼ長さ(A+B)に等し
い長さ)より大きくとることが可能になる。
【0039】次に、図5を参照して、打ち上げロケット
内に設けられた収納スペース21の大きさと、本発明に
係る展開型トラス構造体の骨組構体1と従来の骨組構体
50との大きさの関係について説明する。
【0040】図5(a)は、展開型トラス構造体が折り
畳まれた状態で収納される収納スペース21を模式的に
示す。収納スペース21は、打ち上げロケット内に最大
限に確保された長手方向の寸法22を有する。寸法22
はほぼ長さ(A+B)に等しい長さを有する。
【0041】図5(c)は、延長棒9を備えていない従
来の骨組構体50を示す。骨組構体50は、軸線方向に
長さAを有し、半径方向に長さBを有する。この場合、
従来の展開型トラス構造体の取り得る最外径Rは長さB
であり、収納スペース21の長手方向の寸法22より小
さい。
【0042】これに対し、図5(b)は、延長棒9を備
えた骨組構体1を示す。骨組構体1は、軸線方向に長さ
Aを有し、半径方向に延長棒9の全体の長さ(2A+
B)を有する。この場合、展開型トラス構造体30の取
り得る最外径Rは長さ(2A+B)であり、収納スペー
ス21の長手方向の寸法22より大きくとることができ
る。
【0043】以上のように、本実施の形態によれば、第
1延長棒10と第2延長棒11とからなる延長棒9を備
えているので、展開時の最外径Rとして収納スペース2
1の長手方向寸法22よりも大きくとることができる。
【0044】また、 第1延長棒10の長さを長さAに
とり、第2延長棒11の長さを長さ(A+B)にとるこ
とにより、展開型トラス構造体30の取り得る最外径R
を長さ(2A+B)にほぼ近い長さにとることができ
る。
【0045】この結果、収納時の展開型トラス構造体を
小形かつ軽量にすることができ、この一方、展開時の展
開型トラス構造体の有効径を大きくすることができる。
【0046】次に、図8を参照して、展開型トラス構造
体30をアンテナ装置の鏡面支持用の支持構造体35と
して適用した例を説明する。
【0047】支持構造体35は、図4等に示した展開型
トラス構造体30において延長棒9の先端にスタンドオ
フ31を備え、これを支柱として可擦性導電膜32がパ
ラボラ形状に張設され、反射鏡面が形成されるように構
成されている。収納スペース21に収納される時は、可
携性導電膜32は折りたたまれた部材の内側に入り、全
体は円柱状に折り畳まれ収納スペース21に収納され
る。
【0048】支持構造体35は展開型トラス構造体30
を基礎にして形成されているので、収納スペース21の
長手方向の寸法22よりも大きな有効半径を有する反射
鏡面を形成することができる。
【0049】なお、複数個の展開型トラス構造体30を
所定の分布で配列することにより、さらに大きな複合展
開型トラス構造体を形成することも可能である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明の構成によれ
ば、延長棒を備えているので、収納時に小形でかつ軽量
であり展開時に大きな有効径を確保可能な展開型トラス
構造体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の展開型トラス構造体を構成する骨組構
体の収納時の形態を示す図。
【図2】本発明の展開型トラス構造体を構成する骨組構
体の展開時の形態を示す図。
【図3】図2に示す骨組構体の中心棒の近傍を拡大して
示す図。
【図4】本発明の展開型トラス構造体の展開動作を示す
図であり、(a)は収納時の状態を示し、(b),
(c)は動作途中の状態を示し、(d)は展開時の状態
を示す。
【図5】収納スペース(a)の大きさと、展開型トラス
構造体の有効径との関係を本発明の場合(b)と従来の
場合(c)とを比較して示す図。
【図6】従来の展開型トラス構造体を示す図であり、
(a)は収納時の状態を示し、(b)は動作途中の状態
を示し、(c)は展開時の状態を示す。
【図7】従来の展開型トラス構造体を3個連結させて大
口径化した場合の例を示す図。
【図8】本発明の展開型トラス構造体に可携性導電膜を
張設し、展開アンテナを構成した例を示す図。
【符号の説明】
1 本発明の展開型トラス構造体を構成する骨組構体 2 中心棒 3 第1の連結棒 4 第2の連結棒 5 第3の連結棒 8 開閉手段 9 延長棒 10 第1延長棒 11 第2延長棒 12 折り曲げ部 14 対角連結棒 15 屈曲部 21 収納スペース 22 収納スペースの長手方向寸法 30 本発明による展開型トラス構造体 35 可携性導電膜を張設した展開型トラス構造体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折畳み展開自在な展開型トラス構造体にお
    いて、 中心棒と、 前記中心棒を一辺とし放射状に折畳み展開自在となるよ
    うな複数の四辺リンク構造を形成する複数の連結棒を有
    する骨組構体と、 前記骨組構体を折畳み展開する開閉手段と、 前記開閉手段により前記骨組構体とともに連動して折畳
    み展開され、展開時に前記骨組構体の外側に張り出し可
    能となるように前記骨組構体と連結して設けられる延長
    棒とを備えることを特徴とする展開型トラス構造体。
  2. 【請求項2】前記延長棒は、前記四辺リンク構造の前記
    中心棒から半径方向に延びる前記連結棒の長さと前記四
    辺リンク構造の前記中心棒の軸芯方向に延びる前記連結
    棒の長さの和よりも大きい長さを有することを特徴とす
    る請求項1に記載の展開型トラス構造体。
  3. 【請求項3】前記延長棒は、 前記中心棒に折曲自在に結合された第1延長棒と、 前記第1延長棒と折曲自在に結合されるとともに前記骨
    組構体の前記連結棒に設けられた接合部で摺動自在に保
    持される第2延長棒と、を有することを特徴とする請求
    項1に記載の展開型トラス構造体。
  4. 【請求項4】前記第1延長棒は、展開時の前記四辺リン
    ク構造の前記中心棒の軸芯方向に延びる前記連結棒の長
    さとほぼ等しいかより短い長さを有し、 前記第2延長棒は、展開時の前記四辺リンク構造の前記
    中心棒から半径方向に延びる前記連結棒の長さと前記中
    心棒の軸芯方向に延びる前記連結棒の長さの和とほぼ等
    しいかより短い長さを有することを特徴とする請求項3
    に記載の展開型トラス構造体。
  5. 【請求項5】前記骨組構体は前記四辺リンク構造の対角
    線上に架設されて端部がそれぞれ折曲自在な対角連結棒
    を有し、 前記第1延長棒は、前記対角連結棒の一部を構成するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の展開型トラス構造体。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか一項に記載の展
    開型トラス構造体の一方面に可携性導電膜がパラボラ形
    状に張設される反射鏡面が形成されてなることを特徴と
    するアンテナ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113540744A (zh) * 2021-07-05 2021-10-22 西安电子科技大学 一种构架式可展开天线模块连接装置

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