JPH05221394A - 展開型トラス構造体 - Google Patents
展開型トラス構造体Info
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- JPH05221394A JPH05221394A JP4025195A JP2519592A JPH05221394A JP H05221394 A JPH05221394 A JP H05221394A JP 4025195 A JP4025195 A JP 4025195A JP 2519592 A JP2519592 A JP 2519592A JP H05221394 A JPH05221394 A JP H05221394A
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- Japan
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- truss
- deployable
- frame
- frame member
- folded
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、折畳み状態における剛性の向上を
図り、取扱い性の向上を図ることにある。 【構成】骨組部材１３を立方体状に組合せて各節点を折
曲自在に結合して、その四辺形状の面の対角線上に伸縮
自在な斜め部材１５を配設し、この斜め部材１５の伸縮
に連動して、折り畳み展開される骨組構造のにおいて、
骨組構造の骨組部材１３に摺動部材１６を出入自在に配
設し、この摺動部材１６を骨組構造の折り畳み状態で、
骨組部材１３の端部より延出させるようにして骨組部材
１３と摺動部材１６を保持機構１７を介して位置規制す
るようにして、その折畳み状態における剛性を高めるよ
うに構成したものである。
図り、取扱い性の向上を図ることにある。 【構成】骨組部材１３を立方体状に組合せて各節点を折
曲自在に結合して、その四辺形状の面の対角線上に伸縮
自在な斜め部材１５を配設し、この斜め部材１５の伸縮
に連動して、折り畳み展開される骨組構造のにおいて、
骨組構造の骨組部材１３に摺動部材１６を出入自在に配
設し、この摺動部材１６を骨組構造の折り畳み状態で、
骨組部材１３の端部より延出させるようにして骨組部材
１３と摺動部材１６を保持機構１７を介して位置規制す
るようにして、その折畳み状態における剛性を高めるよ
うに構成したものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば宇宙基地を構
成する構造物や宇宙空間に構築されるアンテナ装置等に
用いられる展開型トラス構造体に関する。
成する構造物や宇宙空間に構築されるアンテナ装置等に
用いられる展開型トラス構造体に関する。
【０００２】
【従来の技術】宇宙開発の分野においては、宇宙基地構
想の開発が進められている。この宇宙基地構想にあって
は、その宇宙基地の骨格や、アンテナの支持構造体を含
む各種の展開トラス構造体を、予め地上において組立て
た後、折畳み収容して宇宙空間まで輸送し、宇宙空間で
展開させる方法が考えられ、開発されている。このよう
な展開型トラス構造体は、骨組部材を立方体形状や三角
柱形状等の多角柱形状の骨組構造に組合わせて各節点を
折曲自在に結合した折畳み展開自在な展開トラスを複数
個組合わせて所望の形状に形成することが考えられてい
る。
想の開発が進められている。この宇宙基地構想にあって
は、その宇宙基地の骨格や、アンテナの支持構造体を含
む各種の展開トラス構造体を、予め地上において組立て
た後、折畳み収容して宇宙空間まで輸送し、宇宙空間で
展開させる方法が考えられ、開発されている。このよう
な展開型トラス構造体は、骨組部材を立方体形状や三角
柱形状等の多角柱形状の骨組構造に組合わせて各節点を
折曲自在に結合した折畳み展開自在な展開トラスを複数
個組合わせて所望の形状に形成することが考えられてい
る。
【０００３】そして、このような展開型トラス構造体に
用いられる展開トラスとしては、例えば図５に示すよう
に骨組部材１を立方体状の骨組構造に結合して、その四
辺形状の面の対角線上に伸縮自在な斜め部材２を配設
し、この斜め部材２を伸縮駆動することにより、骨組構
造の折畳み展開を実現する平面適応構造トラスと称する
ものがある。なお、図５においては、立方体状の展開ト
ラスを２個組合せ他状態を示す。
用いられる展開トラスとしては、例えば図５に示すよう
に骨組部材１を立方体状の骨組構造に結合して、その四
辺形状の面の対角線上に伸縮自在な斜め部材２を配設
し、この斜め部材２を伸縮駆動することにより、骨組構
造の折畳み展開を実現する平面適応構造トラスと称する
ものがある。なお、図５においては、立方体状の展開ト
ラスを２個組合せ他状態を示す。
【０００４】しかしながら、上記展開型トラス構造体で
は、その骨組構造上、展開トラスの折畳み状態における
長さ寸法が四辺形状の一辺を形成する骨組部材１の長さ
の約２倍となるために、その剛性が非常に弱く、その折
畳み収容状態における取扱いが非常に面倒であるという
問題を有していた。これは、特に、複数個組み合わされ
た展開トラスを折畳み収容した状態で、地上から宇宙空
間に輸送し、宇宙空間に構築するような場合、大きな問
題となる。
は、その骨組構造上、展開トラスの折畳み状態における
長さ寸法が四辺形状の一辺を形成する骨組部材１の長さ
の約２倍となるために、その剛性が非常に弱く、その折
畳み収容状態における取扱いが非常に面倒であるという
問題を有していた。これは、特に、複数個組み合わされ
た展開トラスを折畳み収容した状態で、地上から宇宙空
間に輸送し、宇宙空間に構築するような場合、大きな問
題となる。
【０００５】また、係る事情は、展開トラスとして、周
知の四辺形状の面の対角線上に配設した斜め部材の一端
部を四辺形を形成する骨組部材に沿って摺動して折畳み
展開を実施するＳＨＳＦ（スライディングヒンジ シン
グルフォールド）トラスやＳＨＤＦ（スライディングヒ
ンジ ダブルフォールド）トラスと称するものにおいて
も同様である。
知の四辺形状の面の対角線上に配設した斜め部材の一端
部を四辺形を形成する骨組部材に沿って摺動して折畳み
展開を実施するＳＨＳＦ（スライディングヒンジ シン
グルフォールド）トラスやＳＨＤＦ（スライディングヒ
ンジ ダブルフォールド）トラスと称するものにおいて
も同様である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の展開型トラス構造体では、折畳み収容状態における
剛性が非常に弱く、その取扱いが非常に面倒であるとい
う問題を有していた。
来の展開型トラス構造体では、折畳み収容状態における
剛性が非常に弱く、その取扱いが非常に面倒であるとい
う問題を有していた。
【０００７】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、簡易な構成で、折畳み収容状態における剛性の向
上を図り、取扱い性の向上を図り得るようにした展開型
トラス構造体を提供することを目的とする。
ので、簡易な構成で、折畳み収容状態における剛性の向
上を図り、取扱い性の向上を図り得るようにした展開型
トラス構造体を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明は、骨組部材を
多角柱形状の骨組構造に組合わせて各節点を折曲自在に
結合した折畳み展開自在な展開トラスを複数個組合わせ
てなる展開型トラス構造体において、前記展開トラスの
四辺形状の面の対角線上に架設されて端部が節点に折曲
自在に結合される伸縮自在な斜め部材と、この斜め部材
を伸縮駆動して前記展開トラスを折畳み展開させる伸縮
駆動手段と、前記展開トラスの四辺形状の面の対向辺を
形成する骨組部材に前記展開トラスの折り畳み状態で、
互いに逆方向に延出され、展開状態で前記骨組部材に収
納される摺動部材と、前記展開トラスの折畳み状態で前
記摺動部材を伸長位置で位置規制し、選択的に規制を解
除する規制解除手段とを備えて構成したものである。
多角柱形状の骨組構造に組合わせて各節点を折曲自在に
結合した折畳み展開自在な展開トラスを複数個組合わせ
てなる展開型トラス構造体において、前記展開トラスの
四辺形状の面の対角線上に架設されて端部が節点に折曲
自在に結合される伸縮自在な斜め部材と、この斜め部材
を伸縮駆動して前記展開トラスを折畳み展開させる伸縮
駆動手段と、前記展開トラスの四辺形状の面の対向辺を
形成する骨組部材に前記展開トラスの折り畳み状態で、
互いに逆方向に延出され、展開状態で前記骨組部材に収
納される摺動部材と、前記展開トラスの折畳み状態で前
記摺動部材を伸長位置で位置規制し、選択的に規制を解
除する規制解除手段とを備えて構成したものである。
【０００９】また、この発明は、骨組部材を多角柱形状
の骨組構造に組合わせて各節点を折曲自在に結合した折
畳み展開自在な展開トラスを複数個組合わせてなる展開
型トラス構造体において、前記展開トラスの四辺形状の
面の対角線上に架設されて一端部が節点に折曲自在に結
合され、他端部が骨組部材に対して摺動自在に支持され
る斜め部材と、この斜め部材の他端部を骨組部材に対し
て摺動制御して前記展開トラスを折畳み展開させる摺動
手段と、前記斜め部材の他端部が摺動される骨組部材及
びこの骨組部材の対向辺を形成する骨組部材にそれぞれ
出入自在に設けられ、前記展開トラスの折り畳み状態
で、互いに逆方向に延出され、展開状態で前記骨組部材
に収納される摺動部材と、前記展開トラスの折畳み状態
で前記摺動部材を伸長位置で位置規制し、選択的に規制
を解除する規制解除手段とを備えて構成したものであ
る。
の骨組構造に組合わせて各節点を折曲自在に結合した折
畳み展開自在な展開トラスを複数個組合わせてなる展開
型トラス構造体において、前記展開トラスの四辺形状の
面の対角線上に架設されて一端部が節点に折曲自在に結
合され、他端部が骨組部材に対して摺動自在に支持され
る斜め部材と、この斜め部材の他端部を骨組部材に対し
て摺動制御して前記展開トラスを折畳み展開させる摺動
手段と、前記斜め部材の他端部が摺動される骨組部材及
びこの骨組部材の対向辺を形成する骨組部材にそれぞれ
出入自在に設けられ、前記展開トラスの折り畳み状態
で、互いに逆方向に延出され、展開状態で前記骨組部材
に収納される摺動部材と、前記展開トラスの折畳み状態
で前記摺動部材を伸長位置で位置規制し、選択的に規制
を解除する規制解除手段とを備えて構成したものであ
る。
【００１０】
【作用】上記構成によれば、展開トラスは斜め部材の伸
縮あるいは摺動により、折畳み収容された状態で、摺動
部材が骨組部材の端部から延出され、この摺動部材が延
出位置で規制解除手段を介して隣接される骨組部材の端
部に結合されて相互間が位置規制される。そして、展開
トラスの展開動作に連動して、規制解除手段による摺動
部材の規制が解除され、摺動部材は骨組部材に収容され
る。これにより、展開トラスの展開動作に影響を及ぼす
ことなく、折畳み収容状態における所望の剛性が確保さ
れ、折畳み収容状態における取扱いの向上が図れる。
縮あるいは摺動により、折畳み収容された状態で、摺動
部材が骨組部材の端部から延出され、この摺動部材が延
出位置で規制解除手段を介して隣接される骨組部材の端
部に結合されて相互間が位置規制される。そして、展開
トラスの展開動作に連動して、規制解除手段による摺動
部材の規制が解除され、摺動部材は骨組部材に収容され
る。これにより、展開トラスの展開動作に影響を及ぼす
ことなく、折畳み収容状態における所望の剛性が確保さ
れ、折畳み収容状態における取扱いの向上が図れる。
【００１１】
【実施例】以下、この発明の実施例に係る展開型トラス
構造体について、図面を参照して詳細に説明する。
構造体について、図面を参照して詳細に説明する。
【００１２】図１はこの発明の一実施例に係る展開型ト
ラス構造体に適用される立方体状の展開トラス１０を示
すものである。この展開トラス１０は、例えば図２に示
すように２１個が組合わされてアンテナ装置の鏡面支持
用の展開トラス構造体１１が形成され、その上面部側に
は、反射鏡メッシュ１２が取付けられて鏡面が形成され
る。なお、図２において、同図（ａ）は平面を示し、同
図（ｂ）は側面を示すもので、この展開型トラス構造体
１１は図３に示すように、隣接する展開トラス１０の四
辺形面が連設され、かつ互いに対向する四辺形面が共用
するように組合せ結合される。
ラス構造体に適用される立方体状の展開トラス１０を示
すものである。この展開トラス１０は、例えば図２に示
すように２１個が組合わされてアンテナ装置の鏡面支持
用の展開トラス構造体１１が形成され、その上面部側に
は、反射鏡メッシュ１２が取付けられて鏡面が形成され
る。なお、図２において、同図（ａ）は平面を示し、同
図（ｂ）は側面を示すもので、この展開型トラス構造体
１１は図３に示すように、隣接する展開トラス１０の四
辺形面が連設され、かつ互いに対向する四辺形面が共用
するように組合せ結合される。
【００１３】上記展開トラス１０は、図４に示すように
１３本の骨組部材１３が立方体状に組合わされて、各節
点（Ａ1 ，Ａ2 ，Ａ3 ，Ａ4 ，Ｂ1 ，Ｂ2 ，Ｂ3 ，Ｂ4
）を折曲自在に結合した骨組構造が形成される。この
骨組構造の４節点（Ａ1 ，Ａ2，Ａ3 ，Ａ4 ）及び（Ｂ1
，Ｂ2 ，Ｂ3 ，Ｂ4 ）で形成される四辺形状の面に
は、節点Ａ1 と節点Ａ3 、節点Ｂ2 と節点Ｂ4 との間に
それぞれ中間部が折曲自在な折曲部材１４が架設されて
端部が折曲自在に結合される。
１３本の骨組部材１３が立方体状に組合わされて、各節
点（Ａ1 ，Ａ2 ，Ａ3 ，Ａ4 ，Ｂ1 ，Ｂ2 ，Ｂ3 ，Ｂ4
）を折曲自在に結合した骨組構造が形成される。この
骨組構造の４節点（Ａ1 ，Ａ2，Ａ3 ，Ａ4 ）及び（Ｂ1
，Ｂ2 ，Ｂ3 ，Ｂ4 ）で形成される四辺形状の面に
は、節点Ａ1 と節点Ａ3 、節点Ｂ2 と節点Ｂ4 との間に
それぞれ中間部が折曲自在な折曲部材１４が架設されて
端部が折曲自在に結合される。
【００１４】また、骨組構造の節点（Ａ2 ，Ａ3 ，Ｂ2
，Ｂ3 ）、節点（Ａ1 ，Ａ2 ，Ｂ1，Ｂ2 ）、節点（Ａ
1 ，Ａ4 ，Ｂ1 ，Ｂ4 ）、節点（Ａ3 ，Ａ4 ，Ｂ3 ，Ｂ
4 ）の周囲四辺形面の互いに対向する対の面には、伸縮
自在な斜め部材１５が、その節点Ａ4 と節点Ｂ3 、節点
Ａ2 と節点Ｂ1 、節点Ａ4 とＢ1 、節点Ａ2 とＢ3 との
間に架設されて両端が折曲自在に結合される。この斜め
部材は、例えば図示しない駆動モータが内蔵され、この
駆動モータ（図示せず）が図示しない制御部を介して伸
縮駆動される。斜め部材１５は骨組部材１３をＬとする
と、最も収縮された状態で、２1/2 Ｌ寸法となり、最も
伸長された状態で、２Ｌとなる。
，Ｂ3 ）、節点（Ａ1 ，Ａ2 ，Ｂ1，Ｂ2 ）、節点（Ａ
1 ，Ａ4 ，Ｂ1 ，Ｂ4 ）、節点（Ａ3 ，Ａ4 ，Ｂ3 ，Ｂ
4 ）の周囲四辺形面の互いに対向する対の面には、伸縮
自在な斜め部材１５が、その節点Ａ4 と節点Ｂ3 、節点
Ａ2 と節点Ｂ1 、節点Ａ4 とＢ1 、節点Ａ2 とＢ3 との
間に架設されて両端が折曲自在に結合される。この斜め
部材は、例えば図示しない駆動モータが内蔵され、この
駆動モータ（図示せず）が図示しない制御部を介して伸
縮駆動される。斜め部材１５は骨組部材１３をＬとする
と、最も収縮された状態で、２1/2 Ｌ寸法となり、最も
伸長された状態で、２Ｌとなる。
【００１５】さらに、骨組構造の節点Ａ2 と節点Ｂ2 、
節点Ａ4 と節点Ｂ4 、節点Ｂ1 と節点Ａ1 及び節点Ｂ3
と節点Ａ3 間に立設される骨組部材１５にはそれぞれ摺
動部材１６が節点Ｂ2 、節点Ｂ4 、節点Ａ1 、節点Ａ3
方向に出入り自在にそれぞれ挿着される（図１参照、図
４中では、図の都合上、図示せず）。これら摺動部材１
６は、例えば図示しないばね機構を介して入り方向に付
勢力が付与されており、展開トラス１０の折畳み状態
で、各先端部が保持機構１７を介して節点Ａ2 、節点Ａ
4 、節点Ｂ1 、節点Ｂ3 に位置規制され、その保持機構
１７の保持解除に連動して骨組部材１５内に収納され
る。
節点Ａ4 と節点Ｂ4 、節点Ｂ1 と節点Ａ1 及び節点Ｂ3
と節点Ａ3 間に立設される骨組部材１５にはそれぞれ摺
動部材１６が節点Ｂ2 、節点Ｂ4 、節点Ａ1 、節点Ａ3
方向に出入り自在にそれぞれ挿着される（図１参照、図
４中では、図の都合上、図示せず）。これら摺動部材１
６は、例えば図示しないばね機構を介して入り方向に付
勢力が付与されており、展開トラス１０の折畳み状態
で、各先端部が保持機構１７を介して節点Ａ2 、節点Ａ
4 、節点Ｂ1 、節点Ｂ3 に位置規制され、その保持機構
１７の保持解除に連動して骨組部材１５内に収納され
る。
【００１６】上記構成において、展開トラス１０は、斜
め部材１５が上記駆動モータ（図示せず）により最も長
い２Ｌの長さ寸法に伸長された状態で、その骨組部材１
３の約２倍程度の長さ寸法に折畳み収容される。この折
畳み収容された展開トラス１０の骨組部材１５の一端部
には、摺動部材１６が対向する骨組部材１３に並設して
それぞれ延出される。そして、この摺動部材１６の先端
部は並設される骨組部材１３の端部に保持機構１７を介
して結合され、展開トラス１０の折畳み状態が保たれる
（図１（ａ）及び図３参照）。
め部材１５が上記駆動モータ（図示せず）により最も長
い２Ｌの長さ寸法に伸長された状態で、その骨組部材１
３の約２倍程度の長さ寸法に折畳み収容される。この折
畳み収容された展開トラス１０の骨組部材１５の一端部
には、摺動部材１６が対向する骨組部材１３に並設して
それぞれ延出される。そして、この摺動部材１６の先端
部は並設される骨組部材１３の端部に保持機構１７を介
して結合され、展開トラス１０の折畳み状態が保たれる
（図１（ａ）及び図３参照）。
【００１７】また、このように折畳み収容された展開ト
ラス１０を展開する場合は、先ず、保持機構１７の保持
が図示しない解放手段により解放され、その後、上記駆
動モータ（図示せず）が駆動される。すると、折畳み状
態の展開トラス１０は、その斜め部材１５が収縮され、
これに伴って骨組部材１３が節点（Ａ1 ，Ａ2 ，Ａ3，
Ａ4 ，Ｂ1 ，Ｂ2 ，Ｂ3 ，Ｂ4 ）を中心に回動され図１
（ｂ），（ｃ）に，示すように立方体状に展開される。
この際、摺動部材１６は上記ばね機構（図示せず）によ
り骨組部材１５内に収容される。ここに展開トラス１０
が立方体状に展開される。
ラス１０を展開する場合は、先ず、保持機構１７の保持
が図示しない解放手段により解放され、その後、上記駆
動モータ（図示せず）が駆動される。すると、折畳み状
態の展開トラス１０は、その斜め部材１５が収縮され、
これに伴って骨組部材１３が節点（Ａ1 ，Ａ2 ，Ａ3，
Ａ4 ，Ｂ1 ，Ｂ2 ，Ｂ3 ，Ｂ4 ）を中心に回動され図１
（ｂ），（ｃ）に，示すように立方体状に展開される。
この際、摺動部材１６は上記ばね機構（図示せず）によ
り骨組部材１５内に収容される。ここに展開トラス１０
が立方体状に展開される。
【００１８】なお、上記展開トラス１０は、上述したよ
うに展開トラス構造体１１を構成する２１個が同期して
展開駆動され、展開型トラス構造体全体の展開が実現さ
れる。
うに展開トラス構造体１１を構成する２１個が同期して
展開駆動され、展開型トラス構造体全体の展開が実現さ
れる。
【００１９】このように、上記展開トラス１０は、骨組
部材１３を立方体状に組合せて各節点を折曲自在に結合
して、その四辺形状の面の対角線上に伸縮自在な斜め部
材１５を配設し、この斜め部材１５の伸縮に連動して、
折り畳み展開される骨組構造のにおいて、骨組構造の骨
組部材１３に摺動部材１６を出入自在に配設し、この摺
動部材１６を骨組構造の折り畳み状態で、骨組部材１３
の端部より延出させるようにして骨組部材１３と摺動部
材１６を保持機構１７を介して位置規制するように構成
した。これによれば、折畳まれた骨組部材１３の先端が
摺動部材１６に保持機構１７を介して連結されることに
より、その折畳み状態における剛性が高められるため、
その輸送を含む取扱いの向上が図れる。
部材１３を立方体状に組合せて各節点を折曲自在に結合
して、その四辺形状の面の対角線上に伸縮自在な斜め部
材１５を配設し、この斜め部材１５の伸縮に連動して、
折り畳み展開される骨組構造のにおいて、骨組構造の骨
組部材１３に摺動部材１６を出入自在に配設し、この摺
動部材１６を骨組構造の折り畳み状態で、骨組部材１３
の端部より延出させるようにして骨組部材１３と摺動部
材１６を保持機構１７を介して位置規制するように構成
した。これによれば、折畳まれた骨組部材１３の先端が
摺動部材１６に保持機構１７を介して連結されることに
より、その折畳み状態における剛性が高められるため、
その輸送を含む取扱いの向上が図れる。
【００２０】なお、上記実施例では、斜め部材を伸縮す
ることにより、骨組構造の折畳み展開を行うように構成
した場合で説明したが、これに限ることなく、前述した
斜め部材の一端部を骨組部材に摺動させることにより、
骨組構造の折畳み展開を行うＳＨＳＦトラス構造及びＳ
ＨＤＦトラス構造においても適用可能で、略同様の効果
が期待される。
ることにより、骨組構造の折畳み展開を行うように構成
した場合で説明したが、これに限ることなく、前述した
斜め部材の一端部を骨組部材に摺動させることにより、
骨組構造の折畳み展開を行うＳＨＳＦトラス構造及びＳ
ＨＤＦトラス構造においても適用可能で、略同様の効果
が期待される。
【００２１】また、上記実施例では、展開トラス１０を
２１個組合せてアンテナ装置に適用した場合を代表して
説明したが、この数の組合せに限ることなく、構成可能
である。そして、適用範囲としては、宇宙基地の骨格を
含む各種の構造物や、地上に構築する各種の建築物に適
用することも可能である。
２１個組合せてアンテナ装置に適用した場合を代表して
説明したが、この数の組合せに限ることなく、構成可能
である。そして、適用範囲としては、宇宙基地の骨格を
含む各種の構造物や、地上に構築する各種の建築物に適
用することも可能である。
【００２２】さらに、上記実施例では、立方体状の骨組
構造に形成した場合で説明したが、これに限ることな
く、三角柱形状等の多角柱形状の骨組構造のものに適用
可能である。よって、この発明は上記実施例に限ること
なく、その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形を実施し得ることは勿論である。
構造に形成した場合で説明したが、これに限ることな
く、三角柱形状等の多角柱形状の骨組構造のものに適用
可能である。よって、この発明は上記実施例に限ること
なく、その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形を実施し得ることは勿論である。
【００２３】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、簡易な構成で、折畳み収容状態における剛性の向上
を図り、取扱い性の向上を図り得るようにした展開型ト
ラス構造体を提供することができる。
ば、簡易な構成で、折畳み収容状態における剛性の向上
を図り、取扱い性の向上を図り得るようにした展開型ト
ラス構造体を提供することができる。
【図１】この発明の一実施例に係る展開型トラス構造体
の展開トラスを示した図。
の展開トラスを示した図。
【図２】図１の展開トラスを用いて構成したアンテナ装
置を示した図。
置を示した図。
【図３】図１の詳細を説明するために示した図。
【図４】図１の詳細を説明するために示した図。
【図５】従来の展開型トラス構造体の展開トラスを示し
た図。
た図。
１０…展開トラス、１１…展開型トラス構造体、１２…
反射鏡メッシュ、１３…骨組部材、１４…折曲部材、１
５…斜め部材、１６…摺動部材、１７…保持機構。
反射鏡メッシュ、１３…骨組部材、１４…折曲部材、１
５…斜め部材、１６…摺動部材、１７…保持機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 功一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町１番地 株 式会社東芝小向工場内 (72)発明者 堤 勇二 神奈川県川崎市幸区小向東芝町１番地 株 式会社東芝小向工場内
Claims (2)
- 【請求項１】 骨組部材を多角柱形状の骨組構造に組合
わせて各節点を折曲自在に結合した折畳み展開自在な展
開トラスを複数個組合わせてなる展開型トラス構造体に
おいて、 前記展開トラスの四辺形状の面の対角線上に架設されて
端部が節点に折曲自在に結合される伸縮自在な斜め部材
と、 この斜め部材を伸縮駆動して前記展開トラスを折畳み展
開させる伸縮駆動手段と、 前記展開トラスの四辺形状の面の対向辺を形成する骨組
部材に前記展開トラスの折り畳み状態で、互いに逆方向
に延出され、展開状態で前記骨組部材に収納される摺動
部材と、 前記展開トラスの折畳み状態で前記摺動部材を伸長位置
で位置規制し、選択的に規制を解除する規制解除手段と
を具備したことを特徴とする展開型トラス構造体。 - 【請求項２】 骨組部材を多角柱形状の骨組構造に組合
わせて各節点を折曲自在に結合した折畳み展開自在な展
開トラスを複数個組合わせてなる展開型トラス構造体に
おいて、 前記展開トラスの四辺形状の面の対角線上に架設されて
一端部が節点に折曲自在に結合され、他端部が骨組部材
に対して摺動自在に支持される斜め部材と、 この斜め部材の他端部を骨組部材に対して摺動制御して
前記展開トラスを折畳み展開させる摺動手段と、 前記斜め部材の他端部が摺動される骨組部材及びこの骨
組部材の対向辺を形成する骨組部材にそれぞれ出入自在
に設けられ、前記展開トラスの折り畳み状態で、互いに
逆方向に延出され、展開状態で前記骨組部材に収納され
る摺動部材と、 前記展開トラスの折畳み状態で前記摺動部材を伸長位置
で位置規制し、選択的に規制を解除する規制解除手段と
を具備したことを特徴とする展開型トラス構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4025195A JPH05221394A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 展開型トラス構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4025195A JPH05221394A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 展開型トラス構造体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05221394A true JPH05221394A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=12159183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4025195A Pending JPH05221394A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 展開型トラス構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05221394A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009154926A3 (en) * | 2008-06-17 | 2010-04-15 | Usg Interiors, Inc. | Expandable ceiling grid |
-
1992
- 1992-02-12 JP JP4025195A patent/JPH05221394A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009154926A3 (en) * | 2008-06-17 | 2010-04-15 | Usg Interiors, Inc. | Expandable ceiling grid |
| US8181412B2 (en) | 2008-06-17 | 2012-05-22 | Usg Interiors, Llc | Expandable ceiling grid |
| RU2495206C2 (ru) * | 2008-06-17 | 2013-10-10 | Ю Эс Джи Интериорс, Ллс. | Раздвижная потолочная решетчатая конструкция |
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