JPH11165699A - 展開構造物 - Google Patents

展開構造物

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JPH11165699A
JPH11165699A JP9330662A JP33066297A JPH11165699A JP H11165699 A JPH11165699 A JP H11165699A JP 9330662 A JP9330662 A JP 9330662A JP 33066297 A JP33066297 A JP 33066297A JP H11165699 A JPH11165699 A JP H11165699A
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vertical
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Kazutaka Nakajima
一貴 中嶋
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    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B1/00Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
    • E04B1/343Structures characterised by movable, separable, or collapsible parts, e.g. for transport
    • E04B1/344Structures characterised by movable, separable, or collapsible parts, e.g. for transport with hinged parts
    • E04B1/3441Structures characterised by movable, separable, or collapsible parts, e.g. for transport with hinged parts with articulated bar-shaped elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64GCOSMONAUTICS; VEHICLES OR EQUIPMENT THEREFOR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】充分な剛性強度を維持すると共に、収納状態に
おいて充分な高さ方向の減少が達成可能な収納性に優れ
た展開構造物を提供する。 【解決手段】下部構造体10が、ベース部Bに回動自在
に支持された第1側部構造体11と、第2側部構造体1
6とを有し、上部構造体20が、一端が上記下部構造体
10の第2側部構造体16の他端に回動自在に支持され
た第1側部構造体21と、一端が上記下部構造体の第1
側部構造体11に回動自在に支持され他端が第1側部構
造体21に回動自在に支持された第2側部構造体27と
を有し、下部構造体10の第1側部構造体11と第2側
部構造体16を横臥すると共に、該第1側部構造体11
上に上部構造体の第2側部構造体27を、下部構造体1
0の第2側部構造体16上に上記上部構造体20の第1
側部構造体27を各々横臥して重ね合わせて収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、展開物、例えば宇
宙空間における宇宙植民地、太陽発電衛星、大型アンテ
ナ、宇宙基地等のための中、大型展開構造物、或いは可
動式応急仮設構造物等の地上での展開構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、打上げロケットやスペース・シ
ャトルによりペイロードとして宇宙へ運ばれるペイロー
ドは打上げロケットの能力により、その体積と重量に制
限を受けるため軽量で運搬時の収納密度が高く、宇宙空
間での組立作業が容易でかつ、組立てられた構造物の剛
性を有することが要求される。
【0003】これらの背景のもとで、宇宙構造物は打上
げ時には収納状態の占有体積を小さくし、打上げ後宇宙
において展開することによって最終形態となる展開構造
物が有望視されている。
【0004】この展開構造物の先行技術としては、例え
ば特公昭49−26653号公報がある。
【0005】しかし、この展開構造物は、トラス構造の
骨材を中程から関節によって折曲げて畳込むことから、
構造が複雑になり、特に座屈等の影響が最も受けやすい
骨材中央部の剛性強度が低く、展開構造物の剛性強度の
低下を招くおそれがある。
【0006】一方、宇宙空間での展開を自動或いは半自
動的に行うためには、高度なメカニズムの信頼性が要求
される。
【0007】そこで、本出願人は、特公平7−9423
6号公報において骨材の中程を折曲げることなく、剛性
強度の向上が得られる展開構造物を提案した。
【0008】この展開構造物は、図27に展開状態を示
すように、展開状態において4つの節点a、b、c、d
が4辺形をなすように連結された第1組の横骨材A、
B、C、Dと、これらの各節点a、b、c、dに一端が
連結されて上記第1組の横骨材A、B、C、Dがなす平
面に対して直角をなして立ち上がる4本の縦骨材E、
F、G、Hとを有し、これら縦骨材の内1本、例えば縦
骨材Gが他の縦骨材より長く形成され、他の3本の縦骨
材E、F、Hの他端と上記1本の縦骨材Gにおける他の
3本の縦骨材と同じ高さの部分とは4つの節点e、f、
g、hにおいて全体的に四辺形をなすように第2組の横
骨材I、J、K、Lによって連結され、縦骨材Gには節
点gの直上に隣接するスライドヒンジMが嵌合し、節点
aとスライドヒンジMとが斜骨材Nにより連結されてい
る。
【0009】そして長い縦骨材Gの突出する部分に沿っ
てスライドヒンジMを節点cから離れる方向へ摺動させ
ると、図28に示すようにスライドヒンジMの変位につ
れて斜骨材Nは縦骨材Gに近づくように立ち上がり、節
点aに連結されている縦骨材Eが長い縦骨材Gに近づ
き、これに伴って各節点を介して隣接する各横骨材A、
B、C、D、I、J、K、Lがそれらの間の節点を頂点
として山形をなすように漸次立ち上がり、最終的には斜
骨材N、全ての短い縦骨材E、F、H及び横骨材A、
B、C、D、I、J、K、Lが長い縦骨材Gに沿うよう
に集まり、収納状態に畳まれ、また展開は逆の順序で行
われるものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記先行技術による
と、骨材は展開及び収納に際し、骨材の中間部での折り
曲げ及び収縮等の必要がなく展開構造物の剛性強度が確
保できる。
【0011】しかし、収納状態、即ち畳まれた状態にお
いて1本の縦骨材に沿うように全ての縦骨材及び横骨材
が集合することから側面視形状は小型化されるが、その
高さ方向を充分に減少させ得るものではなく、より平面
的に高さ方向を抑制して収納することが望まれている。
【0012】従って、かかる点に鑑みなされる本発明の
目的は、展開状態において充分な剛性強度を維持すると
共に、収納状態において充分な高さ方向の減少が達成可
能な収納性に優れた展開構造物を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の展開構造物の発明は、下部構造体がベース
部に基端が回動自在に支持された第1側部構造体と、該
第1側部構造体と離間して上記ベース部に基端が回転自
在に支持された第2側部構造体とを有し、上部構造体が
一端が上記下部構造体の第2側部構造体の先端に回動自
在に支持された第1側部構造体と、一端が上記下部構造
体の第1側部構造体に回動自在に支持され他端が上記上
部構造体の第1側部構造体に回動自在に支持された第2
側部構造体とを有し、収納状態は、上記下部構造体の第
1側部構造体及び第2側部構造体の各先端がが互いに離
反するように下部構造体の第1側部構造体及び第2側部
構造体を横臥すると共に、該第1側部構造体上に横臥し
て上記上部構造体の第2側部構造体を重ね合わせ、かつ
下部構造体の第2側部構造体上に上記上部構造体の第1
側部構造体を横臥して重ね合わせた状態であって、展開
状態は上記ベース部上に立設した上記下部構造体の第1
側部構造体及び第2側部構造体によって下部構造体を形
成し、該下部構造体上に上記上部構造体の第1側部構造
体及び第2側部構造体によって形成した上部構造体が立
設することを特徴とする。
【0014】従って、請求項1の発明によると、下部構
造体の第1側部構造体と第2側部構造体とを横臥し、該
第1側部構造体に沿って上部構造体の第2側部構造体を
重ね合わせ、かつ下部構造体の第2側部構造体に沿って
上部構造体の第1側部構造体を重ね合わせた状態で格納
することから、高さ寸法が極めて抑制されていわば平面
状に格納され、また各構造体に折り曲げ及び収縮等の必
要がなく展開状態においての剛性強度が確保できる。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の展開構造物において、上記下部構造体及び上部構造体
の各第1側部構造体が、主側面と一対の側面とを有する
断面略コ字状で、各第2側部構造体が平面状に形成さ
れ、展開状態において各第1側部構造体と第2側部構造
体によって略矩形断面形状の下部構造体及び上部構造体
が形成されることを特徴とする。
【0016】請求項2の発明によると、下部構造体及び
上部構造体が各々の第1側部構造体と第2側部構造体に
より断面矩形に形成されると共に、収納状態において下
部構造体の第1側部構造体の側面間に上部構造体の第2
側部構造体が嵌合し、下部構造体の第2側部構造体を上
部構造体の第1側部構造体の側面間に嵌合されてコンパ
クトに収納される。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2の展開構造物において、上記上部構造体の第2側部構
造体の他端と上部構造体の第1側部構造体の他端が上部
部材を介して回動自在に連結されたことを特徴とし、上
部構造体の第2側部構造体の他端と第1側部構造体の他
端間を上部部材を介して回動自在に連結することによっ
て上部部材も平面状に格納されて全体的に平面的な格納
が可能になる。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3の展開構造物において、下部構造体及び上部構造体の
各々の第1側部構造体の側面が主側面に対して主側面の
側縁を回動中心に略直角と平面状との間で回動自在であ
ることを特徴とし、主側面に対して側面を回動して平面
状にすることによって、平面状の格納状態が得られ、収
納性に優れるものである。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項4の展開
構造物において、上記側面の端部が互いに回動可能に連
結されて複数の展開構造物が互いに接離方向に移動自在
に列設されたことを特徴とする。この請求項5の発明に
よると、展開構造部が連接されて大型の展開構造物が構
成できる。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項2または
3の展開構造物において、下部構造体及び上部構造体の
各々の第1側部構造体の側面が主側面に対して主側面の
側縁に沿って折り畳み可能であることを特徴とし、側面
を主側面の側縁に沿って折り畳むことによって展開構造
物の側方に突出することなく平面的な収納状態になり収
納性に優れるものである。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の展開構造物において、隣接する第1側部構造体の上記
側面が一体に結合或いは隣接する第1側部構造体が上記
側面を共有して複数の展開構造物が列設されたことを特
徴とする。この請求項7の発明によると、展開構造部が
連接されて大型の展開構造物が構成できる。
【0022】請求項8に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、第2上部構造体及び第3上部構造体を
有し、第2上部構造体が、上部部材に一端が回動自在に
支持された第1側部構造体と、上部部材の他端に一端が
回転自在に支持された第2側部構造体とを有し、第3上
部構造体が第2上部構造体の第2側部構造体の他端に一
端が回動自在に支持された第1側部構造体と、第2上部
構造体の第1側部構造体の主側面の他端に一端が回動自
在に支持された第2側部構造体と、第2側部構造体の他
端と第1側部構造体の主側面の他端との間を回動可能に
連結するに上部部材を有することを特徴とする。
【0023】請求項8の発明によると、展開状態におい
て上部構造体の上方に第2上部構造体及び第3上部構造
体を設けることが可能になり、大型の展開構造物が構成
できる。
【0024】請求項9に記載の発明は、請求項8の展開
構造物において、下部構造体及び上部構造体の各々の第
1側部構造体の側面が主側面に対して主側面の側縁を回
動中心に略直角と平面状との間で回動自在であることを
特徴とする。請求項8の発明によると、各第1側部構造
体における主側面に対して側面を回動して平面状にする
ことによって、平面的の収納が可能になる。
【0025】請求項10に記載の発明は、請求項9の展
開構造物において、上記側面の端部が互いに回動可能に
連結されて複数の展開構造物が互いに接離方向に移動自
在に列設されたことを特徴とする。この請求項10の発
明によると、展開構造部が連接されて大型の展開構造物
が構成できる。
【0026】請求項11に記載の発明は、請求項8の展
開構造物において、下部構造体、上部構造体、第2上部
構造体及び第3上部構造体の各々の第1側部構造体の側
面が主側面に対して主側面の側縁に沿って折り畳み可能
であることを特徴とする。この請求項11の発明による
と、各側面を主側面の側縁に沿って折り畳むことによっ
て展開構造物の側方に突出することなく収納時の平面化
が可能になる。
【0027】請求項12に記載の発明は、請求項11の
展開構造物において、隣接する下部構造体、上部構造
体、第2上部構造体及び第3上部構造体の各第1側部構
造体の側面が一体に結合或いは隣接する第1側部構造体
が上記側面を共用して複数の展開構造物が列設されたこ
とを特徴とする。この請求項12の発明によると、展開
構造部が連接されて大型の展開構造物が構成できる。
【0028】請求項13に記載の発明は、下部構造体
は、ベース部に一端が回動自在に支持された第1側部構
造体と、該第1側部構造体に一端が回転自在に支持され
た第2側部構造体とを有し、上記上部構造体は、一端が
上記下部構造体の第2側部構造体の他端に回動自在に支
持された第1側部構造体と、一端が上記下部構造体の第
1側部構造体に回動自在に支持され他端が上記上部構造
体の第1側部構造体に回動自在に支持された第2側部構
造体とを有し、収納状態は、ベース部上に沿って下部構
造体の第1側部構造体が横臥状態でかつ、該第1側部構
造体上に上部構造体の第1側部構造体が重ね合わされた
横臥状態であり、展開状態は下部構造体の第1側部構造
体をベース部上に起立せしめ、下部構造体の第1側部構
造体及び上部構造体の第1側部構造体を互いに連結する
下部構造体の第2側部構造体及び上部構造体の第2側部
構造体の揺動によりベース上に起立した下部構造体の第
1側部構造体上に上部構造体の第1側部構造体を立設し
たことを特徴とする。
【0029】この請求項13の発明によると、ベース部
上に沿って下部構造体の第1側部構造体を横臥状態に
し、この第1側部構造体上に上部構造体の第1側部構造
体が重ね合わされた横臥状態で収納されることから、高
さ方向が極めて抑制されたいわば平面状に収納され、ま
た各構造体に折り曲げ及び収納等の要素が必要なく展開
状態における剛性強度が確保される。
【0030】請求項14に記載の発明は、下部構造体
が、ベース部に一端が回動自在に支持された第1側部構
造体と、該第1側部構造体に一端が回転自在に支持され
た第2側部構造体とを有し、上部構造体が、一端が上記
下部構造体の第2側部構造体の他端に回動自在に支持さ
れた第1側部構造体と、一端が上記下部構造体の第1側
部構造体に回動自在に支持され他端が上部構造体の第1
側部構造体に回動自在に支持された第2側部構造体とを
有し、収納状態は、ベース部上に沿って下部構造体の第
1側部構造体が横臥状態でかつ、該第1側部構造体上に
上部構造体の第1側部構造体を横臥状態で重ね合わせた
状態であり、展開状態は下部構造体の第1側部構造体を
ベース部上に起立せしめ、下部構造体の第1側部構造体
及び上部構造体の第1側部構造体を互いに連結する下部
構造体の第2側部構造体及び上部構造体の第2側部構造
体の揺動によりベース上に起立した下部構造体の第1側
部構造体上に上部構造体の第1側部構造体を立設したこ
とを特徴とする。
【0031】従って、請求項14の発明によると、横臥
状態の下部構造体の第1側部構造体上に上部構造体の第
2側部構造体が横臥状態で重ね合わせることから、高さ
方向の寸法が極めて抑制されていわば平面状に収納さ
れ、また各構造体に折り曲げ及び収縮等の必要がなく展
開状態においての剛性強度が確保できる。
【0032】請求項15及び16に記載の発明は、請求
項14の展開構造物を具体的に構成したものであり、下
部構造体及び上部構造体の各第1側部構造体を複数の縦
骨材と、下部横骨材と、上部横骨材と中間横部材とによ
り形成し、各第1側部構造体間を下部構造体の第2側部
構造体及上部構造体の第2側部構造体により回動可能に
連結することによって構成される。
【0033】請求項17に記載の発明は、請求項15ま
たは16の展開構造物におて、下部構造体及び上部構造
体の各々の第1縦骨材と第3上部横骨材、第3上部横骨
材と第3縦骨材、第3縦骨材と第2下部骨材、第2下部
骨材と第1縦骨材とが各々回動可能に連結されて第1縦
骨材に沿って折り畳み可能であり、下部構造体及び上部
構造体の各々の第2縦骨材と第2上部横骨材、第2上部
横骨材と第4縦骨材、第4縦骨材と第3下部骨材、第3
下部骨材と第2縦骨材とが各々回動可能に連結されて第
2縦骨材に沿って折り畳み可能であることを特徴とす
る。
【0034】請求項17の発明によると、上記各骨材間
を折り畳み可能にすることによって収納状態の平面化が
可能になり、収納性に優れるものである。
【0035】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1乃至図5によって第1実施形態を説明する。
【0036】図1は本実施形態による展開構造物1が畳
まれた収納状態を示し、図2は展開途中の状態を、図3
は展開状態を各々示す斜視図であり、図4は展開途中の
状態を模型的に示す説明図である。
【0037】図中符Bは展開構造物1が展開されるベー
ス部であり、展開構造物1は下部構造体10と上部構造
体20を有し、下部構造体10は、第1側部構造体11
と第2側部構造体16によって構成されている。
【0038】第1側部構造体11は、図1に示すように
各々の基端がヒンジ15によってベース部Bに揺動可能
に支持され相対向する一対の縦骨材12a、12bと、
両縦骨材12aと12bの各基端部及び中間部を各々連
結する下部横骨材12c、中間部横骨材12dからなる
枠体及び、両縦骨材12a、12bと、下部横骨材12
cと、中間部横骨材12dによって形成される矩形の枠
体内にトラス構造を形成する複数の補助骨材12fから
なる主側面12を有している。
【0039】主側面12には相対向する側面13及び1
4が連接されている。側面13は、縦骨材12aと対向
配置する縦骨材13a及び縦骨材12aと13aの各基
端部、中間部及び先端となる上端部を各々連結する下部
横骨材13c、中間部横骨材13d、上部横骨材13e
からなる枠体及び、両縦骨材12a、13a、下部横骨
材13c、中間部横骨材13dによって形成される矩形
の枠内及び両縦骨材12a、13a、中間横骨材13
d、上部横骨材13eによって各々形成される矩形の枠
体内にはトラス構造を形成する複数の補助骨材13fが
設けられている。
【0040】他方の側面14も同様に、縦骨材12bと
対向配置する縦骨材14a及び縦骨材12bと14aの
各基端部、中間部及び上端部を各々連結する下部横骨材
14c、中間部横骨材14d、上部横骨材14e等から
なる枠体及び、両縦骨材12b、14a、下部横骨材1
4c、中間部横骨材14dによって形成される枠内及び
両縦骨材12b、14a、中間横骨材14d、上部横骨
材14eによって形成される矩形の枠体内にトラス構造
を形成する複数の補助骨材14fが設けられている。
【0041】一方、第2側部構造体16は、ベース部B
上に上記ヒンジ15と対向配置されたヒンジ17によっ
てベース部Bに揺動可能に支持さた第2側部構造体16
の基端となる下部横骨材16c、中間部横骨材16d及
び複数の補助骨材16fによってトラス状に連結され、
第1側部構造体11の長さと略同一の長さを有し、或い
は互いに干渉しないように第1側部構造体11より若干
長く設定されている。
【0042】上部構造体20は、第1側部構造体21と
第2側部構造体27によって構成され、第1側部構造体
21は、図1に示すように主側面22と、主側面22の
両側には少なくとも上記第2側部構造体16の揺動を許
容する寸法離間して対峙する側面23及び24を有して
いる。
【0043】主側面22は、相対向する一対の縦骨材2
2a、22bと、両縦骨材22aと22bの各基端部及
び上端部を各々連結する下部横骨材22c、上部横骨材
22dからなる枠体及び、両縦骨材22a、22b、下
部横骨材22c及び上部横骨材22dによって形成され
る矩形の枠体内にをトラス構造を形成する複数の補助骨
材22fによって構成され、下部横骨材22cがヒンジ
26によって上記第2側部構造体16の上端に揺動可能
に支持されている。
【0044】側面23は、縦骨材22aと対向配置する
縦骨材23a、縦骨材22aと23aの各基端部及び上
端部を各々連結する下部横骨材23c、上部横骨材23
dからなる枠体及び、この矩形の枠体内にトラス構造を
形成する複数の補助骨材23fによって形成される。
【0045】他方の側面24も同様に、縦骨材22bと
対向配置する縦骨材24a及び縦骨材22bと24aの
各基端部及び上端部を各々連結する下部横骨材24c、
上部横骨材24dからなる枠体及び、この矩形の枠体内
にトラス構造を形成する複数の補助骨材22fによって
形成されている。
【0046】更に、第1側部構造体21の各上部横骨材
22d、23d及び24dを互いに連結すると共にアン
テナ等の機器を支持する板状の上部部材25が架設され
ている。
【0047】一方、第2側部構造体27は、ヒンジ28
によって下端が下部構造体10の第1側部構造体11に
配設された中間部横骨材12dに揺動可能に支持される
と共に、中間部横骨材27b及び複数の補助骨材27d
によってトラス状に連結され、上端が第1上部構造体2
1の上部横骨材25aにヒンジ29によって各々揺動可
能に連結されている。
【0048】そして下端から中間部横骨材27bの離間
距離が、下部構造体10の第1側部構造体11に配設さ
れた中間部横骨材12dから第1側部構造体11の上端
までの離間距離と略同一に、また中間部横骨材27bか
ら上端までの離間距離が第1上部構造体21の長さと略
同一に形成され、或いはどちらか一方が若干長く設定さ
れている。
【0049】互いにヒンジ26によって揺動自在に結合
される上部構造体20の第1側部構造体21の下端と下
部構造体10の第2側部構造体16の上端との間には第
2側方部構造体16を図2及び図4において反時計方向
に回動付勢するアクチュエータ、例えばコイルスプリン
グ31が、またヒンジ28によって揺動自在に結合され
る第1側部構造体11に設けられた中間部横骨材12d
と上部構造体20の第2側部構造体27との間には第2
側部構造体27を時計回転方向に回動付勢するコイルス
プリング32が各々配設されている。
【0050】更に、下部構造体10の上端と上部構造体
20の下端とを連結するロック機構35が複数設けられ
ている。
【0051】ロック機構35は、例えば、図5に示すよ
うに下部構造体10の第1側部構造体11の縦骨材12
aの上端近傍に突設されるロック部36と第1上部構造
体21の縦骨材23a近傍に設けられたピン37を有し
ている。
【0052】ロック部36は、下部構造体10の第1側
部構造体11から突設されて略上部横骨材13eに沿っ
て開口するピン挿入溝36aと、ピン挿入溝36aを横
切るように対向して穿設されたロックピン収納穴36b
及びロックピン嵌入穴36cと、ロックピン収納穴36
bに出没可能に嵌合するロックピン36dと、ロックピ
ン36dを突出方向に付勢するロックピン付勢スプリン
グ36eと、ロックピン36dに係合してロックピン3
6dを収納位置に保持するロックピン保持位置とロック
ピン36dとの係合を解除してロックピン36dの突出
を許容するロックピン解放位置との間を揺動するラッチ
36fと、ラッチ36fをロックピン保持位置に付勢す
るラッチ付勢スプリング36gとによって構成されてい
る。
【0053】そして、図5(a)に示すようにロックピ
ン36dがロックピン収納穴36b内に収納された収納
位置にラッチ36fによって保持された状態で、上記第
1側部構造体21を移動させてピン37をロック部36
のピン挿入溝36aに挿入すると、その挿入に伴って移
動する第1側部構造体21の下端によってラッチ36f
がラッチ付勢スプリング36gに抗して揺動し、図5
(b)に示すようにラッチ36fとロックピン36dと
の係合が解除され、ロックピン付勢スプリング36eに
よってロックピン36dが押し出され、その先端がロッ
クピン嵌入穴36cに嵌入し、ピン挿入溝36aに嵌入
したピン37をロックピン収納穴36bとロックピン嵌
入穴36cの間に掛け渡されたロックピン36dにより
保持する。
【0054】このように構成された展開構造体1は、図
1に示すようにベース部Bにヒンジ15及び17によっ
て各々支持された下部構造体10の第1側部構造体11
及び第2側部構造体16が互いにその上端が離れて略直
線状に横臥し、かつ第2側部構造体16の上方を上部構
造体20の第1側部構造体21が上端をベース部B側に
し横臥して覆い、上部構造体20の第2側部構造体27
が下部構造体10の第1側部構造体11の両側面23と
24の間に位置した状態で横臥して平面状に畳まれて極
めて高さが抑制された空間に収納できる。
【0055】そして係止具(図示せず)等によって図1
に示す畳まれた状態に維持された状態で例えば、宇宙空
間に運ばれた後、係止具を解放すると、コイルスプリン
グ31による付勢力によって第1側部構造体21がヒン
ジ26を中心に第2側部構造体16に対し時計回転方向
に回動すると共に、コイルスプリング32による付勢力
によって第2側部構造体27がヒンジ28を中心に第1
側部構造体11に対して時計回転方向に回動する。
【0056】この回動に伴って、図2に展開途中の状態
を示すように第1側部構造体11がヒンジ15を中心に
回動して次第に起立する一方、第2側部構造体16もヒ
ンジ17を中心に回動してに起立して次第に下部構造体
10の第1側部構造体11と第1側部構造体16及び上
部構造体20の第1側部構造体21と第2側部構造体2
7が次第に接近する。
【0057】そして、下部構造体10の第1側部構造体
11の側面13及び14の縦骨材13aと14aとの間
に第2側部構造体16が嵌合して断面略矩形の下部構造
体10を形成し、かつ第2側部構造体27が側面23と
24との間を通過して第1側部構造体11の中部横骨材
12dの上方において縦骨材12aと12bの間及び第
2側部構造体27の縦骨材22aと22bとの間に嵌合
して断面略矩形の上部構造体20を形成する。
【0058】従って、図3に斜視図を示すようにベース
部Bに下部構造体10が立設し、下部構造体10の上方
に上部構造体20が立設した状態となり、かつ上記ロッ
ク機構35によって下部構造体10の上端と上部構造体
20の下端とを係合させて展開状態に維持される。
【0059】以上説明では、アクチュエータとしてコイ
ルスプリング31及び32を用いたが、一方のコイルス
プリングを省略することも、また上部構造体20の第1
側部構造体21と第2側部構造体27との間に配設する
ことも可能である。
【0060】また、コイルスプリングに代えてモータ等
他の駆動手段を用いることも可能であり、正逆回転可能
なモータを用いると共にロック機構35を係脱可能な機
構に変更することによって展開構造体1を畳まれた収納
状態から展開状態にまた展開状態から畳まれた収納状態
に移行することも可能である。
【0061】この係脱可能なロック機構は、例えばロッ
クピン36dに凹部を形成し、スプリング等によって押
圧付勢されてこの凹部に嵌合するボール等によってロッ
クピン36dをロックピン収納位置とロックピン突出位
置に節度をもって位置決め保持する保持手段を設け、ロ
ックピン36dを電磁ソレノイド等によってロックピン
収納位置とロックピン突出位置の間を往復駆動するよう
に構成することができる。
【0062】第2実施形態 次に、図6乃至図9によって第2実施形態を説明する。
なお本実施形態において上記第1実施形態と基本構成を
略同一にすることから詳細な説明を省略する。図6は、
本実施形態における展開構造体50の作動状態を模型的
に示す側面図、図7はその斜視図である。なお○印は揺
動可能に連結する連結部材であり、本実施形態ではその
一例としてヒンジを示す。
【0063】展開構造体50は、上記第1実施形態同
様、下部構造体51と上部構造体54とを有している。
【0064】下部構造体51は、第1実施形態と同様に
第1側部構造体52と第2側部構造体53を有し、第1
側部構造体52は下端52Aaがベース部Bにヒンジ結
合された主側面52Aと、主側面52Aの両側縁に各々
ヒンジ結合された両側面52Bによって構成される。
【0065】一方第2側部構造体53は、下端53aが
上記第1側部構造体52をベース部Bに支持するヒンジ
と対向配置されたヒンジによってベース部Bに揺動可能
に支持されている。
【0066】上部構造体54は、第1側部構造体55と
第2側部構造体56及び上部部材57を有し、第1側部
構造体55は下端55Aaがヒンジによって下部構造体
51の第2側部構造体53の上端53bに結合された主
側面55Aと、主側面55Aの両側縁に各々ヒンジ結合
された両側面55Bによって構成されている。
【0067】一方、第2側部構造体56は、下端56a
が上記下部構造体51の第1側部構造体52を形成する
主側面52Aの上端52Abにヒンジ結合され、第2側
部構造体56の上端56bと主側面55Aの上端55A
bがヒンジを介して上部部材56によって連結されてい
る。
【0068】また、上記第1実施形態同様に下部構造体
51の上端と上部構造体54の下端とを結合するロック
機構(図示せず)及び下部構造体51の主側面52Aと
側面52B、上部構造体54の主側面55Aと側面55
B、下部構造体51の主側面52Aと上部構造体54の
第2側部構造体56、下部構造体51の第2側部構造体
53と上部構造体20の第1側部構造体56の各ヒンジ
結合部の相対角度を可変駆動するためのアクチュエー
タ、例えばモータ(図示せず)が各々配設されている。
【0069】このように構成された展開構造体50は、
図6(a)及び図7(a)に示すように下部構造体51
の第1側部構造体52の両側面52Bが主側面52Aと
連続する平面状に、上部構造体54の第1側部構造体5
5の両側面55Bが主側面55Aと連続する平面状に各
々展開して横臥し、下部構造体51の第1側部構造体5
2及び第2側部構造体53上に各々上部構造体54の第
2側部構造体56及び第1側部構造体55が積層されて
横臥した極めて平面状に畳まれた状態で収納される。
【0070】そして展開状態に移行するには、図6
(b)及び図7(b)に示すようにモータにより上部構
造体54の第2側部構造体56及び下部構造体54の第
2側部構造体53をベース部Bに対し起立せしめて、上
部構造体54の第1側部構造体55をベース部Bから離
間させる共に、下部構造体51の第1側部構造体52の
両側面52Bを主側面52Aとなす角度が略直角になる
ようベース部Bと反対側に回動し、かつ上部構造体54
の第1側部構造体55の両側面55Bを主側面55Aと
なす角度が略直角になるようベース部B側に回動する。
【0071】続いてモータにより第1側部構造体55を
ヒンジを中心に第2側部構造体53に対し時計回転方向
に回動すると共に、第2側部構造体56をヒンジを中心
に第1側部構造体52に対して反時計回転方向に回動す
る。
【0072】この第1側部構造体55及び第2側部構造
体56の回動に伴って、図6(c)及び図8(c)に展
開途中の状態を示すようにベース部Bにヒンジ結合され
た第1側部構造体52がヒンジを中心に回動してベース
部B上に次第に起立してする一方、ベース部Bにヒンジ
結合された第2側部構造体53もヒンジを中心に回動し
て起立し、次第に下部構造体51の第1側部構造体52
と第2側部構造体53及び上部構造体54の第1側部構
造体55と第2側部構造体56が互いに次第に接近す
る。
【0073】そして、第1側部構造体52の両側面52
Bの側端縁間に第2側部構造体53が嵌合して断面略矩
形状の下部構造体51を形成し、また第2側部構造体5
6が第1側部構造体55の両側面55Bの側端縁間に嵌
合して断面略矩形の上部構造体54を形成し、更に上部
構造体54の上端が上部部材57によって覆われて、図
6(d)及び図8(d)に示すようにベース部Bに下部
構造体51が立設し、下部構造体51の上方に上部構造
体54が立設すると共に、ロック機構によって下部構造
体51の上端と上部構造体54の下端とが係合させて展
開状態に維持される。
【0074】一方、展開構造体50の展開状態から収納
状態への移行は、ロック機構による下部構造体51と上
部構造体54の係合を解除し、上記と逆の順序で行われ
る。
【0075】また、上記展開構造体50では、図6
(a)及び図7(a)に示すように下部構造体51及び
上部構造体54の各第1側部構造体52の両側面52
B、55Bを主側面52A、55Aに対して連続する平
面状になるよう畳まれるようにしたが、図9に各第1側
部構造体52及び55の側面を示すように側面52B及
び55Bの各部材52Ba、52Bb、52Bc及び、
55Ba、55Bb、55Bcを揺動可能に連結してい
わば平行リンク機構を構成し、図9(a)のように主側
面52A、55Aの両側に沿うように側面52B、55
Bの各部材52Ba、52Bb、52Bc及び、55B
a、55Bb、55Bcを畳み、展開時には図9(b)
のように起立せしめるように構成することによって収納
時の平面的占有面積の削減を図ることにより更に収納性
の向上が得られる。
【0076】なお、収納占有空間が許容される場合に
は、予め下部構造体51において第1側部構造体52の
両側面52Bを主側面52Aとなす角度が略直角でベー
ス部Bと反対側に延設するように固定する一方、上部構
造体54においても第1側部構造体55の両側面55B
を主側面55Aに対して略直角でベース部B側に延設す
るよう固定して回動部を削減して構造の簡素化を図るこ
とも可能である。
【0077】この場合には収納状態の展開構造体50
は、図6(b)及び図7(b)に示す状態となり、展開
状態への移行は上記同様、モータにより上部構造体54
の第1側部構造体55を第2側部構造体53に対し時計
回転方向に回動すると共に、上部構造体54の第2側部
構造体56を第1側部構造体52に対して反時計回転方
向に回動することによって、図6(c)及び図8(c)
に展開途中の状態を介して図6(d)及び図8(d)に
示すようにベース部Bに下部構造体51が立設し、下部
構造体51の上方に上部構造体54が立設した状態にな
り、ロック機構によって下部構造体の上部構造体のとが
係合して展開状態になる。
【0078】また展開状態から収納状態への移行は、ロ
ック機構による下部構造体51と上部構造体54の係合
を解除し、上記と逆の順序で行われる。
【0079】第3実施形態 次に、図10乃至図13により第3実施形態を説明を説
明する。図10及び図11は本実施形態における展開構
造体60の作動状態を模型的に示す側面図であり、図1
2及び13はその斜視図である。なお図6乃至図8と対
応する部分に同一符号を付することで第2実施形態と対
応する部分の詳細な説明は省略する。
【0080】第2実施形態同様、展開構造体60は、下
部構造体51と上部構造体54とを有すると共に、更に
第2上部構造体61及び第3上部構造体64を有してい
る。している。
【0081】下部構造体51は、第2実施形態と同様に
ベース部Bに下端がヒンジ結合された主側面52A及び
その両側縁に各々ヒンジ結合された両側面52Bを有す
る第1側部構造体52と、第2側部構造体53とによっ
て構成される。
【0082】上部構造体54も、第2実施形態と同様に
下端がヒンジによって下部構造体51の第2側部構造体
53上端に結合された主側面55A及びその両側縁に各
々ヒンジ結合された両側面55Bによって構成されてい
る第1側部構造体55と、下端が下部構造体51の第1
側部構造体52の主側面52Aの上端にヒンジ結合され
た第2側部構造体56とを有し、第2側部構造体56の
上端と主側面55Aの上端がヒンジを介して上部部材5
6によって連結されている。
【0083】第2上部構造体61は、第1側部構造体6
2と第2側部構造体63を有し、第1側部構造体62は
下端が上部構造体54の第2側部構造体53の上端に上
部部材56と共にヒンジ結合された主側面62Aと、そ
の両側縁に各々ヒンジ結合された両側面62Bによって
構成される。
【0084】一方第2側部構造体63は、下端が上部構
造体54の主側面52Aの上端にヒンジによって揺動可
能に支持されている。
【0085】第3上部構造体64は、第1側部構造体6
5と第2側部構造体66及び上部部材67を有し、第1
側部構造体65は下端がヒンジによって第2上部構造体
61の第2側部構造体63の上端に結合された主側面6
5Aと、その両側縁に各々ヒンジ結合された両側面65
Bによって構成されている。
【0086】また、第2側部構造体66は、下端66a
が上記第2上部構造体61の主側面62Aの上端にヒン
ジ結合され、第2側部構造体66の上端と主側面65A
の上端がヒンジを介して上部部材67によって連結され
ている。
【0087】下部構造体51と上部構造体54、上部構
造体54と第2上部構造体61、第2上部構造体61と
第3上部構造体64とを各々結合するロック機構(図示
せず)が設けられ、かつ主側面52Aと側面52B、主
側面55Aと側面55B、主側面62Aと側面62B、
主側面65Aと側面65B、下部構造体51の主側面5
2Aと上部構造体54の第2側部構造体63、下部構造
体51の第2側部構造体53と上部構造体20の第1側
部構造体56、第2上部構造体61の主側面62Aと第
2上部構造体61の第2側部構造体63、第3上部構造
体64の主側面65Aと第2上部構造体61の第2側部
構造体63の各ヒンジ結合部の相対角度を可変駆動する
ためモータ等のアクチュエータが各々配設されている。
【0088】このように構成された展開構造体60は、
図10(a)及び図12(a)に示すように下部構造体
51、上部構造体54、第2上部構造体61及び第3上
部構造体64の各側面52B、側面55B、側面62B
及び側面65Bが各々対応する主側面52A、主側面5
5A、主側面62A及び主側面65Aと連続する平面状
で下部部構造体51の第1側部構造体52及び第2側部
構造体53上に順次上部構造体54の第2側部構造体5
6と第1側部構造体55、第2上部構造体61の第1側
部構造体62と第2側部構造体63、第3上部構造体6
5の第2側部構造体66と第2側部構造体65が積層さ
れた平面状に畳まれた状態で収納される。
【0089】そして展開するには、図10(b)及び図
12(b)に示すようにモータにより上部構造体51の
第2側部構造体56及び下部構造体54の第2側部構造
体53をベース部Bに対し起立させて 上部構造体54
の第1側部構造体55をベース部Bから離間せしめると
共に、同様に第3上部構造体64の第2側部構造体66
及び第2上部構造体61の第2側部構造体63を起立せ
しめて第2上部構造体54の第1側部構造体55を下部
構造体51から、第3上部構造体64の第1側部構造体
65を上部構造体54から各々離間させる。
【0090】更に、下部構造体51の第1側部構造体5
2の両側面52Bを主側面52Aとなす角度が略直角に
なるようベース部Bと反対側に回動し、上部構造体54
の第1側部構造体55の両側面55Bを主側面55Aと
なす角度が略直角になるようベース部B側に回動する。
同様に、第2上部構造体61においても第1側部構造体
62の両側面62Bを主側面62Aとなす角度が略直角
になるようベース部Bと反対側に回動し、かつ第3上部
構造体64の第1側部構造体65の両側面65Bを主側
面65Aとなす角度が略直角になるようベース部B側に
回動する。
【0091】続いてモータにより第1側部構造体55を
第2側部構造体53に対し時計回転方向に回動し、第2
側部構造体56を第1側部構造体52に対して反時計回
転方向に回動する。同様に第1側部構造体65を第2側
部構造体63に対し時計回転方向に回動し、第2側部構
造体66を第1側部構造体62に対して反時計回転方向
に回動する。
【0092】この回動に伴って、11(c)及び図13
(c)に展開途中の状態を示すように、第1側部構造体
52及び第2側部構造体53がベース部B上に次第に回
動して起立し、次第に下部構造体51の第1側部構造体
52と第2側部構造体53及び上部構造体54の第1側
部構造体55と第2側部構造体56が互いに次第に接近
する。
【0093】同様に、第2側部構造体56にヒンジ結合
された第1側部構造体62が次第に起立すると共に、第
1側部構造体55にヒンジ結合された第2側部構造体6
3も回動して起立し、次第に第2上部構造体61の第1
側部構造体62と第2側部構造体63及び第3上部構造
体64の第1側部構造体65と第2側部構造体66が互
いに接近する。
【0094】そして、図11(d)及び図13(d)の
ように下部構造体51において第1側部構造体52の両
側面52Bの側端縁間に第2側部構造体53が嵌合し、
かつ上部構造体54において第2側部構造体56が第1
側部構造体55の両側面55Bの側端縁間に嵌合して、
上部構造体54の上端が上部部材57に覆われる。
【0095】更に第2上部構造体61においても第1側
部構造体62の両側面62Bの側端縁間に第2側部構造
体63が嵌合し、かつ第3上部構造体64において第2
側部構造体66が第1側部構造体65の両側面65Bの
側端縁間に嵌合しかつ、上部構造体64の上端が上部部
材67によって覆われて、ベース部B上に下部構造体5
1が立設し、下部構造体51の上方に上部構造体54、
第2上部構造体61、第3上部構造体64が順に立設し
た展開状態になり、かつロック機構によって下部構造体
51と上部構造体54、上部構造体54と第2上部構造
体61、第2上部構造体61と第3上部構造体64との
間が係合させて展開状態に維持される。
【0096】また展開構造体60の展開状態から収納状
態への移行は、ロック機構による下部構造体51と上部
構造体54、上部構造体54と第2上部構造体61、第
2上部構造体61と第3上部構造体64との間の各係合
を解除し、上記と逆の順序で行われる。
【0097】なお、収納占有空間が許容される場合に
は、予め主側面52A、55A、62A及び65Aに対
して側面52B、55B、62B及び65Bを略直角に
固定することによって回動部を削減して構造の簡素化を
図ることも可能である。
【0098】この場合に、収納状態の展開構造体50
は、図10(b)及び図12(b)に示す状態となる。
【0099】また、第3上部構造物64の第1側部構造
体52及び第2側部構造体54に同様に上部構造体を付
加的に連接することによって更に複数の上部構造体を具
備する展開構造体を形成することも可能である。
【0100】第4実施形態 次に、図14及び図15によって第4実施形態を説明す
る。
【0101】図14は、本実施形態における展開構造体
70の作動状態を模型的に示す側面図、図15はその斜
視図であり、展開構造体70は下部構造体71と上部構
造体81とを有している。
【0102】下部構造体71は、第1側部構造体72と
第2側部構造体77を有し、第1側構造体72は4本の
第1、第2、第3、第4の縦骨材73a、73b、73
c、73dと、各縦骨材の下端を連結する第1、第2、
第3、第4の下部横骨材74a、74b、74c、74
dと、縦骨材73aと73bの上端間、縦骨材73aと
73cの上端間、縦骨材73bと73dの上端間を各々
連結する第1、第2、第3の上部横骨材75a、75
b、75cとによって形成される箱形形状であって、下
部横骨材74aはベース部Bにヒンジ結合されている。
【0103】一方、第2側部構造体77は下部横骨材7
4dから下部構造体71の上端までの距離と略同一長さ
を有し、下部横部材74dに下端がヒンジ結合されてい
る。
【0104】上部構造体81は、第1側部構造体82と
第2側部構造体87を有し、第1側構造体82は4本の
第1、第2、第3、第4の縦骨材83a、83b、83
c、83dと、これら縦骨材83aと83c、縦骨材8
3bと83d、縦骨材83cと83dの各下端を連結す
る第1、第2、第3の下部横骨材84b、84c、84
dと、縦骨材83aと83b、縦骨材83aと83c、
縦骨材83bと83d、縦骨材83cと83dの各上端
間を各々連結する第1、第2、第3、第4の上部横骨材
85a、85b、85c、85dによって形成される箱
形形状であって、下部横骨材84dは下部構造体71の
第2側部構造体77の上端にヒンジ結合されている。
【0105】一方、第2側部構造体87は上部横骨材8
5aから上部構造体81の下端までの距離と略同一長さ
を有し、上部横部材85aに上端がヒンジ結合され、下
端が下部構造体71の第1側部構造体72に設けられた
上記上部横骨材75aにヒンジ結合されている。
【0106】また、下部構造体71の上端と上部構造体
81の下端とを結合するロック機構(図示せず)及び下
部構造体71の下部横骨材74aとベース部B、上部横
骨材75dと第2側部構造体77、上部横骨材75aと
第2側部構造体87の各ヒンジ結合部の相対角度を可変
駆動するためのアクチュエータ、例えばモータ(図示せ
ず)が各々配設されている。
【0107】このように構成された展開構造体70は、
図14(a)及び図15(a)に示すようにベース部B
上に沿って下部構造体71の第1側部構造体72が横臥
状態でかつ、この第1側部構造体72上に上部構造体8
1の第1側部構造体82が重ね合わされた横臥状態で収
納される。
【0108】そして展開するには、展開途中の状態を図
14(b)及び図15(b)に示すように下部構造体7
1の第1側部造体72を下部横骨材74aを中心に回動
して起立せしめると共に、第2側部構造体77及び上部
構造体81の第2側部構造体87を図示反時計回りに回
動する。
【0109】この回動に伴って、次第に下部構造体71
の第1側部構造体72の起立と共に上部構造体81の第
1側部構造体82が第1側部構造体72に対して第2側
部構造体77及び87にリンク機構によって上方に移動
しして図14(c)及び図15(c)に示すようにベー
ス部Bに下部構造体71が立設し、下部構造体71の上
方に上部構造体81が立設した状態になり、かつロック
機構によって下部構造体と上部構造体が係合させて展開
状態に維持される。
【0110】一方、展開構造体70の展開状態から畳状
態への移行は、ロック機構による下部構造体71と上部
構造体81の係合を解除し、上記と逆の順序で行われ
る。
【0111】また、展開構造物70は、図16及び図1
7に示すように構成することができる。
【0112】図16は、展開構造体70の作動状態を模
型的に示す側面図、図17はその斜視図であり、展開構
造体70は下部構造体71と上部構造体81とを有して
いる。
【0113】下部構造体71は、第1側部構造体72と
第2側部構造体77を有し、第1側構造体72は4本の
第1、第2、第3、第4の縦骨材73a、73b、73
c、73dと、各縦骨材の下端を連結する第1、第2、
第3、第4の下部横骨材74a、74b、74c、74
dと、縦骨材73aと73b、縦骨材73aと73c、
縦骨材73bと73dの各上端間を各々連結する第1、
第2、第3の上部横骨材75a、75b、75cとによ
って形成される箱形形状であって、第1縦骨材73aと
第2縦骨材73b、第1縦骨材73aと第4縦骨材73
c、第2縦骨材73bと第3縦骨材73d、縦3縦骨材
73cと第4縦骨材73dの各中央部は互いに第1、第
2、第3、第4の中間横部材76a、76b、76c、
76dによって連結され、かつ下部横骨材74aはベー
ス部Bにヒンジ結合されている。
【0114】一方、第2側部構造体77は中間横骨材7
6dから下部構造体71の上端までの距離と略同一長さ
を有し、中間横部材76dに下端がヒンジ結合されてい
る。
【0115】上部構造体81は、第1側部構造体82と
第2側部構造体87を有し、第1側構造体82は4本の
第1、第2、第3、第4の縦骨材83a、83b、83
c、83dと、これら縦骨材83aと83c、縦骨材8
3bと83d、縦骨材83cと83dの各下端を連結す
る第1、第2、第3の下部横骨材84b、84c、84
dと、縦骨材83aと83b、縦骨材83aと83d、
縦骨材83bと83cの各上端間を各々連結する第1、
第2、第3の上部横骨材85a、85b、85cとによ
って形成される箱形形状であって、各縦骨材83a、8
3b、83c、83dの中央部は互いに第1、第2、第
3、第4の中間横部材86a、86b、86c、86d
によって連結され、かつ下部横骨材84dは下部構造体
71の第2側部構造体77の上端にヒンジ結合されてい
る。
【0116】一方、第2側部構造体87は中間横骨材8
6dから上部構造体81の下端までの距離と略同一長さ
を有し、中間横部材86aに上端がヒンジ結合され、下
端が下部構造体71の第1側部構造体72に設けられた
上記上部横骨材75aにヒンジ結合されている。
【0117】また、下部構造体71の上端と上部構造体
81の下端とを結合するロック機構(図示せず)及び下
部構造体71の下部横骨材74aとベース部B、中間横
骨材76dと第2側部構造体77、上部横骨材75aと
第2側部構造体87の各ヒンジ結合部の相対角度を可変
駆動するためのアクチュエータ、例えばモータ(図示せ
ず)が各々配設されている。
【0118】このように構成された展開構造体70は、
図16(a)及び図17(a)に示すように横臥した下
部構造体71上に上部構造体81が積層された平面状に
畳まれた状態で収納される。
【0119】そして展開するには、展開途中の状態を図
16(b)及び図17(b)に示すように下部構造体7
1の第1側部造体72を下部横骨材74aを中心に回動
して起立せしめると共に、第2側部構造体77及び上部
構造体81の第2側部構造体87を図示反時計回りに回
動する。
【0120】この回動に伴って、次第に下部構造体71
の第1側部構造体72の起立と共に上部構造体81の第
1側部構造体82が第1側部構造体72に対して第2側
部構造体77及び87にリンク機構によって上方に移動
しして図16(c)及び図17(c)に示すようにベー
ス部Bに下部構造体71が立設し、下部構造体71の上
方に上部構造体81が立設した状態になり、かつロック
機構によって下部構造体と上部構造体が係合させて展開
状態に維持される。
【0121】一方、展開構造体70の展開状態から収納
状態への移行は、ロック機構による下部構造体71と上
部構造体81の係合を解除し、上記と逆の順序で行われ
る。
【0122】また、図18の(a)、(b)、(c)に
図17の(a)、(b)、(c)と対応する部分に同一
符号を付することで詳細な説明は省略するが、上部構造
体81の上方に更に複数の上部構造体81を配置するこ
とも可能である。
【0123】第5実施形態 次に、図19及び図20によって第5実施形態を説明す
る。
【0124】図19は、本実施形態における展開構造体
90の作動状態を模型的に示す側面図、図20はその斜
視図であり、展開構造体90は下部構造体91と上部構
造体101と、第2上部構造体111を有している。
【0125】下部構造体91は、第1側部構造体92と
第2側部構造体97を有し、第1側構造体92は4本の
第1、第2、第3、第4の縦骨材93a、93b、93
c、93dと、各縦骨材の下端を連結する第1、第2、
第3、第4の下部横骨材94a、94b、94c、94
dと、これら縦骨材93aと93b、縦骨材93aと9
3c、縦骨材93bと93dの上端間と各々連結する第
1、第2、第3の上部横骨材95a、95b、95cに
よって形成される箱形形状であって、下部横骨材94a
はベース部Bにヒンジ結合されている。
【0126】一方、第2側部構造体97は第1側部構造
体92と略同一長さを有し、下部横部材94に下端がヒ
ンジ結合されている。
【0127】上部構造体101は、下部構造体91の略
2倍の長さに形成される第1側部構造体102と第2側
部構造体107と第3側部構造体108を有し、第1側
構造体102は4本の第1、第2、第3、第4の縦骨材
103a、103b、103c、103dと、縦骨材1
03aと103c、縦骨材103bと103d、縦骨材
103cと103dの下端間と各々連結する第1、第
2、第3の下部横骨材104b、104c、104d
と、縦骨材103aと103b、縦骨材103aと10
3c、縦骨材103bと103dの上端間と各々連結す
る第1、第2、第3の上部横骨材105a、105b、
105cとによって形成される箱形形状であって、各縦
骨材103a、103b、103c、103dの中央部
は互いに第1、第2、第3、第4の中間横部材106
a、106b、106c、106dによって連結され、
かつ下部横骨材104dは下部構造体91の第2側部構
造体97の上端にヒンジ結合されている。
【0128】一方、第2側部構造体107は中間横骨材
106aから第1側部構造体102下端までの距離と略
同一長さを有し、中間横部材106aに上端がヒンジ結
合され、下端が下部構造体91の第1側部構造体92に
設けられた上記上部横骨材95aにヒンジ結合されてい
る。
【0129】第3側部構造体108は、中間横骨材10
6dから第1側部構造体102上端までの距離と略同一
長さを有し、中間横部材106dに下端がヒンジ結合さ
れている。
【0130】第2上部構造体111は、上部構造体10
1と同様に下部構造体91の略2倍の長さに形成される
第1側部構造体112と第2側部構造体117を有し、
第1側構造体112は4本の第1、第2、第3、第4の
縦骨材113a、113b、113c、113dと、縦
骨材113aと113c、縦骨材113bと113d、
縦骨材113cと113dの各下端間を各々連結する下
部横骨材114b、114c、114dと、縦骨材11
3aと113b、縦骨材113aと113c、縦骨材1
13bと113dの各上端間と各々連結する第1、第
2、第3の上部横骨材115a、115b、115cと
によって形成される箱形形状であって、各縦骨材113
a、113b、113c、113dの中央部は互いに第
1、第2、第3、第4の中間横部材116a、116
b、116c、116dによって連結され、かつ下部横
骨材114dは上部構造体101の第3側部構造体10
8の上端にヒンジ結合されている。
【0131】一方、第2側部構造体117は中間横骨材
116aから第1側部構造体112下端までの距離と略
同一長さを有し、中間横部材116aに上端がヒンジ結
合され、下端が上部構造体101の第1側部構造体10
2に設けられた上記上部横骨材105aにヒンジ結合さ
れている。
【0132】また下部構造体91と上部構造体101及
び上部構造体101と第2上部構造体111の間を結合
するロック機構(図示せず)及び下部構造体91の下部
横骨材94aとベース部B、下部横骨材94dと第2側
部構造体97、上部横骨材95aと第2側部構造体10
7、中間部横骨材106dと第3側部構造体108、上
部横骨材105aと第2側部構造体117の各ヒンジ結
合部の相対角度を可変駆動するためのアクチュエータ、
例えばモータ(図示せず)が各々配設されている。
【0133】このように構成された展開構造体90は、
図19(a)及び図20(a)に示すように横臥した下
部構造体91上に上部構造体101及び第2上部構造体
111が順に積層された平面状に畳まれた状態で収納さ
れる。
【0134】そして、収納状態から展開状態への移行は
展開途中の状態を図19(b)及び図20(b)に示す
ように下部構造体91の第1側部造体92を下部横骨材
94aを中心に回動して起立せしめると共に、下部構造
体91の第2側部構造体97、上部構造体101の第2
側部構造体107及び第3側部構造体108、第2上部
構造体111の第2側部構造体117を図示反時計回り
に回動する。
【0135】この回動に伴って、次第に下部構造体91
の第1側部構造体92の起立と共に上部構造体101の
第1側部構造体102が第1側部構造体92に対して第
2側部構造体107及び第2側部構造体107によるい
わゆるリンク機構によって上方に移動し、同様に第1上
部構造体101が第1側部構造体102に対して第2側
部構造体117及び第3側部構造体108によるリンク
機構によって上方に移動して図19(c)及び図20
(c)に示すようにベース部Bに下部構造体91が立設
し、下部構造体91の上方に順に上部構造体101及び
第2上部構造体111が立設した状態になり、かつロッ
ク機構によって下部構造体91と上部構造体101、上
部構造体101と第2上部構造体111とが係合させて
展開状態に維持される。
【0136】一方、展開構造体90の展開状態から畳み
状態への移行は、ロック機構による各係合を解除し、上
記と逆の順序で行われる。
【0137】また、要求に応じて第2上部構造体111
は省略することも、また上部構造体101と第2上部構
造体111との間に1つまたは複数の上部構造体を配置
することも可能である。
【0138】更に下部構造体91、上部構造体101、
第2上部構造体111等の収納時の平面化が得られるよ
う構成することができる。この構成を上部構造体101
を例に図21によって説明する。上部構造体101の第
1側部構造体102の側面図を図21に示すように、縦
骨材103a、103b、103c、103dと、下部
横骨材105b、105cと、上部横骨材105b、1
05cと、中間横部材106b、106cの各結合部を
ヒンジにより揺動可能に結合する。
【0139】そして縦骨材103c、103dと上部横
骨材105b、105cの節点aと縦骨材103a、1
03bと中間横部材106b、106cの節点bの間を
伸縮部材108aにより連結し、縦骨材103a、10
3bと中間横部材106b、106cの節点bと縦骨材
103c、103dと下部横骨材105b、105cの
節点cと間を伸縮部材108bにより連結して構成され
る。
【0140】この構成により、一方の伸縮部材108a
を収縮し、他方の伸縮部材108bを伸長することによ
って図21(a)に示す展開状態から図21(b)に示
す平面状の畳み状態へ移行し、かつ伸縮部材108aを
伸長し、伸縮部材108bを収縮することによって図2
1(b)の畳まれた状態から図21(a)の展開状態に
移行する。
【0141】次に、この平面化を可能にする他の構造を
図22によって説明する。
【0142】上記同様に、縦骨材103a、103b、
103c、103dと、下部横骨材105b、105c
と、上部横骨材105b、105cと、中間横部材10
6b、106cの各結合部をヒンジにより揺動可能に結
合する。
【0143】そして、スライド部材109aの一端を縦
骨材103c、103dと上部横骨材105b、105
cの節点aにヒンジ結合し、その他端を縦骨材103
a、103bと下部横骨材105b、105cの節点d
と上記節点bととの間において縦骨材103a、103
bにスライド可能にヒンジ結合すると共に、スライド部
材109bの一端を縦骨材103a、103bと下部横
骨材105b、105cの節点dにヒンジ結合し、その
他端を縦骨材103a、103bと中間部横骨材106
b、106cの節点eと上記節点aとの間において縦骨
材103c、103dにスライド可能にヒンジ結合す
る。
【0144】この構成により、一方のスライド部材10
9aの上記他端を縦骨材103a、103bに沿って節
点d方向に、他方のスライド部材109bの上記他端を
縦骨材103c、103dに沿って節点a方向にスライ
ドさせることによって図22(a)に示す展開状態から
図22(b)に示す平面状の畳み状態へ移行し、かつ一
方のスライド部材109aの上記他端を縦骨材103
a、103bに沿って節点b方向に、他方のスライド部
材109bの上記他端を縦骨材103c、103dに沿
って節点a方向にスライドさせることによって図22
(b)に示す畳み状態から図22(a)に示す展開状態
状態へ移行する。
【0145】次に、この平面化を可能にする他の構造を
図23によって説明する。
【0146】上記同様に、縦骨材103a、103b、
103c、103dと、下部横骨材104b、104c
と、上部横骨材105b、105cの各結合部をヒンジ
により揺動可能に結合する。
【0147】そして、中間横骨材106b、106cの
両端を各々縦骨材103a、103b及び103c、1
03dにスライド可能にヒンジ結合する。更にスライド
部材109aを節点aと中間横骨材106b、106c
の一端にヒンジ結合して連結し、スライド部材109b
を節点dと中間横骨材106b、106cの他端にヒン
ジ結合して構成される。
【0148】この構成により、中間横骨材106a、1
06bの各端部を各々縦骨材103a、103b及び1
03c、103dに沿ってスライドさせることによっ
て、図23(a)に示す展開状態から図23(b)に示
す収納状態へ移行し、或いは図23(b)に示す収納状
態から図23(a)に示す展開状態状態へ移行する。
【0149】次に、この平面化を可能にする他の構造を
図24によって説明する。
【0150】上記同様に、縦骨材103a、103b、
103c、103dと、下部横骨材104b、104c
と、上部横骨材105b、105cと、中間横骨材10
6b、106cの各結合部をヒンジにより揺動可能に結
合する。
【0151】そして、スライド部材109aの一端を節
点aにヒンジ結合し、その他端を中間横骨材106b、
106cにスライド可能にヒンジ結合すると共に、スラ
イド部材109bの一端を節点dにヒンジ結合し、その
他端を中間横部材106b、106cにスライド可能に
ヒンジ結合することによって構成される。
【0152】この構成により、スライド部材109a及
び109bの他端を各々上部横骨材105b、105c
及び中間横骨材106b、106cに沿ってスライドさ
せることによって図24(a)に示す展開状態から図2
4(b)に示す平面状の畳み状態へ移行し、かつ図24
(b)に示す畳状態から図24(a)に示す展開状態状
態へ移行する。
【0153】第6実施形態 次に展開構造体を連接して配置する場合を図25及び図
26によって説明する図25及び図26において図12
及び図13と対応する部分に同一符号を付することで詳
細な説明は省略する。
【0154】複数の展開構造体60がガイドレール等に
案内されて互いに接離方向に移動可能に列設され、隣接
する展開構造体60に各々配設された下部構造体51の
側面52B先端縁が互いにヒンジによって揺動自在に結
合されると共に、上部構造体54の側面55Bの先端縁
間が互いに揺動自在にヒンジ結合されている。
【0155】同様に隣接する第2上部構造体61の側面
62Bの先端縁が互いに揺動可能にヒンジ結合され、更
に隣接する第3上部構造体64の側面65Bの先端縁が
互いに揺動可能にヒンジ結合されている。
【0156】そして図25(a)に示すように互いに先
端縁がヒンジ結合された各展開構造体60の側面52
B、55B、62B、65Bを各主側面52A、55
A、62A、65Aと各々連続する平面状に各々展開
し、下部構造体51、上部構造体54、第2上部構造体
61、第3上部構造体64が積層されて極めて平面状に
畳まれた状態で収納される。
【0157】そして展開するには、各隣接する展開構造
物60を互いに接近する方向に移動すると共に、図25
(b)に示すように各側面52B、55B、62B、6
5Bを各主側面52A、55A、62A、65Aに対し
て起立させ、各展開構造物60を第3実施形態同様作動
することによって、図25(c)に示す途中経過を介し
て図25(d)に斜視図を示すようにベース部Bに各展
開構造体600の下部構造体51が立設し、各下部構造
体51の上方に順次上部構造体54、第2上部構造体6
1、第3上部構造体64が立設した状態になり、複数の
展開構造体60が連続配置されて大型の展開構造物が展
開される。
【0158】なお本実施形態でも要求により上記第3実
施形態にように更に複数の上部構造体を付加的に連接す
ることも可能である。
【0159】また、上記図9(a)に示すように、各側
面52B、55B、62B、65Bを各主側面52A、
55A、62A、65Aの両側に沿うよう畳み、展開時
には図9(b)のように起立せしめるように構成するこ
とも可能であり、この構成によると互いに隣接する展開
構造体60を接離方向に移動する必要がなくなり、収納
時の平面的占有面積の削減を図れて収納性の向上が得ら
れる。
【0160】この場合、隣接する下部構造体51、上部
構造体54、第2上部構造体61及び第3上部構造体6
4の各第1側部構造体52、55、62、65の側面5
2B、55B、62B、65Bを一体に結合或いは隣接
する側面52B、55B、62B、65Bの一方を省略
して各1個の側面52B、55B、62B、65Bを共
用して複数の展開構造物を列設することも可能である。
【0161】なお、上記実施形態においてアクチエータ
としてコイルスプリング或いはモータを用いたが、適宜
他の種類のアクチエータに変更することも、またその取
付部を変更する等適宜変更可能であり、また可動式応急
仮設構造物等の地上構造物に利用することも可能であ
り、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0162】
【発明の効果】以上説明した本発明によると、下部構造
体の第1側部構造体と第2側部構造体とを略直線状に横
臥し、該第1側部構造体に沿って上部構造体の第2側部
構造体を重ね合わせ、かつ下部構造体の第2側部構造体
に沿って上部構造体の第1側部構造体を重ね合わせた状
態で格納或いは、横臥状態の下部構造体の第1側部構造
体上に上部構造体の第2側部構造体が横臥状態で重ね合
わせて格納することから、高さ方向の寸法が極めて抑制
されていわば平面状に格納され、また各構造体に折り曲
げ及び収縮等の必要がなく、駆動機構、ロック機構、関
節等の要素数を極めて少なくすることができ、軽量でし
かも充分な剛性強度が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明する第1実施形態における展開構
造物の収納状態を示す斜視図である。
【図2】同じく、第1実施形態における展開構造物の展
開途中の状態を示す斜視図である。
【図3】同じく、第1実施形態における展開構造物の展
開状態を示す斜視図である。
【図4】同じく、第1実施形態における展開構造物の展
開途中の状態を模型的に示す説明図である。
【図5】同じく、第1実施形態における展開構造物のロ
ック機構を示し、(a)はロック前の状態を、(b)は
ロック状態を各々示す説明図である。
【図6】本発明を説明する第2実施形態における展開構
造物を示し、(a)は収納状態を、(b)及び(c)は
展開途中の状態を、(d)は展開状態を各々示す側面図
である。
【図7】同じく、第2実施形態における展開構造物を示
し、(a)は収納状態を、(b)及び(c)は展開途中
の状態を各々示す斜視図である。
【図8】同じく、第2実施形態における展開構造物を示
し、(c)は展開途中の状態を、(d)は展開状態を各
々示す斜視図である。
【図9】同じく、第2実施形態における展開構造物の第
1側部構造体を示し、(a)は収納状態を、(b)は展
開途中の状態を各々示す側面図である。
【図10】本発明を説明する第3実施形態における展開
構造物を示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中
の状態を各々示す側面図である。
【図11】同じく、第3実施形態における展開構造物を
示し、(c)は展開途中の状態を、(d)は展開状態を
各々示す側面図である。
【図12】同じく、第3実施形態における展開構造物を
示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状態を
各々示す斜視図である。
【図13】同じく、第3実施形態における展開構造物を
示し、(c)は展開途中の状態を、(d)は展開状態を
各々示す斜視図である。
【図14】本発明を説明する第4実施形態における展開
構造物を示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中
の状態を、(c)は展開状態を各々示す側面図である。
【図15】同じく、第4実施形態における展開構造物を
示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状態
を、(c)は展開状態を各々示す斜視図である。
【図16】同じく、第4実施形態における他の展開構造
物を示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状
態を、(c)は展開状態を各々示す側面図である。
【図17】同じく、第4実施形態における他の展開構造
物を示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状
態を、(c)は展開状態を各々示す斜視図である。
【図18】同じく、第4実施形態における展開構造物を
示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状態
を、(c)は展開状態を各々示す斜視図である。
【図19】本発明を説明する第5実施形態における展開
構造物を示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中
の状態を、(c)は展開状態を各々示す側面図である。
【図20】同じく、第5実施形態における展開構造物を
示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状態
を、(c)は展開状態を各々示す斜視図である。
【図21】同じく、第5実施形態における展開構造物の
説明図であり、(a)は展開状態を、(b)は収納状態
を各々示す説明図である。
【図22】同じく、第5実施形態における展開構造物の
説明図であり、(a)は展開状態を、(b)は収納状態
を各々示す説明図である。
【図23】同じく、第5実施形態における展開構造物の
説明図であり、(a)は展開状態を、(b)は収納状態
を各々示す説明図である。
【図24】同じく、第5実施形態における展開構造物の
説明図であり、(a)は展開状態を、(b)は収納状態
を各々示す説明図である。
【図25】同じく、第5実施形態における展開構造物を
示し、(a)は収納状態を、(b)は展開途中の状態を
各々示す斜視図である。
【図26】同じく、第5実施形態における展開構造物を
示し、(c)は展開途中の状態を、(d)は展開状態を
各々示す斜視図である。
【図27】従来の展開構造物を説明する斜視図である。
【図28】同じく、図27における展開構造物の展開途
中の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 展開構造物 10 下部構造体 11 下部構造体の第1側部構造体 12 主側面 13、14 側面 16 下部構造体の第2側部構造体 20 上部構造体 21 上部構造体の第1側部構造体 22 主側面 23、24 側面 27 上部構造体の第2側部構造体 50 展開構造体 51 下部構造体 52 下部構造体の第1側部構造体 53 下部構造体の第2側部構造体 54 上部構造体 55 上部構造体の第1側部構造体 56 上部構造体の第2側部構造体 57 上部部材 60 展開構造体 61 第2上部構造体 62 第2上部構造体の第1側部構造体 63 第2上部構造体の第2側部構造体 64 第3上部構造体 65 第3上部構造体の第1側部構造体 66 第3上部構造体の第2側部構造体 67 上部部材 70 展開構造体 71 下部構造体 72 第1側部構造体 73a 73b、73c、73d 第1、第2、第3、
第4の縦骨材 74a、74b、74c、74d 第1、第2、第3、
第4の下部横骨材 75a、75b、75c 第1、第2、第3の上部横骨
材 76a、76b、76c、76d 第1、第2、第3、
第4の中間横部材 77 第2側部構造体 81 上部構造体 82 第1側部構造体 83a、83b、83c、83d 第1、第2、第3、
第4の縦骨材 84b、84c、84d 第1、第2、第3の下部横骨
材 85a、85b、85c 第1、第2、第3の上部横骨
材 86a、86b、86c、86d 第1、第2、第3、
第4の中間横部材 87 第2側部構造体 90 展開構造体 91 下部構造体 92 第1側部構造体 93a、93b、93c、93d 第1、第2、第3、
第4の縦骨材 94a、94b、94c、94d 第1、第2、第3、
第4の下部横骨材 95a、95b、95c 第1、第2、第3の上部横骨
材 97 第2側部構造体 101 上部構造体 102 第1側部構造体 B ベース部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース部上に下部構造体及び上部構造体が
    畳まれた収納状態と上記ベース上に立設した上記下部構
    造体上に上記上部構造体が立設する展開状態との間で移
    行する展開構造物において、 上記下部構造体は、 上記ベース部に基端が回動自在に支持された第1側部構
    造体と、 該第1側部構造体と離間して上記ベース部に基端が回転
    自在に支持された第2側部構造体とを有し、 上記上部構造体は、 一端が上記下部構造体の第2側部構造体の先端に回動自
    在に支持された第1側部構造体と、 一端が上記下部構造体の第1側部構造体に回動自在に支
    持され他端が上記上部構造体の第1側部構造体に回動自
    在に支持された第2側部構造体とを有し、収納状態は、
    上記下部構造体の第1側部構造体及び第2側部構造体の
    各先端がが互いに離反するように下部構造体の第1側部
    構造体及び第2側部構造体を横臥すると共に、該第1側
    部構造体上に横臥して上記上部構造体の第2側部構造体
    を重ね合わせ、かつ下部構造体の第2側部構造体上に上
    記上部構造体の第1側部構造体を横臥して重ね合わせた
    状態であって、展開状態は上記ベース部上に立設した上
    記下部構造体の第1側部構造体及び第2側部構造体によ
    って下部構造体を形成し、該下部構造体上に上記上部構
    造体の第1側部構造体及び第2側部構造体によって形成
    した上部構造体が立設することを特徴とする展開構造
    物。
  2. 【請求項2】上記下部構造体の第1側部構造体は、ベー
    ス部に基端が回動自在に支持された主側面と該主側面の
    両側縁に沿って連設された相対向する一対の側面とを有
    する断面略コ字状であり、下部構造体の第2側部構造体
    は基端がベース部に回動自在に支持された平面状であっ
    て展開状態において該第1側部構造体と第2側部構造体
    によって略矩形断面形状の下部構造体が形成されると共
    に、 上記上部構造体の第1側部構造体は、下部構造体の第2
    側部構造体に一端が回動自在に支持された主側面と該主
    側面の両側縁に沿って連設された相対向する一対の側面
    とを有する断面略コ字状であり、上部構造体の第2側部
    構造体は一端が下部構造体の第1側部構造体に回動自在
    に支持された平面状であって展開状態において該第1側
    部構造体と第2側部構造体によって略矩形断面形状の上
    部構造体が形成されることを特徴とする請求項1に記載
    の展開構造物。
  3. 【請求項3】上記上部構造体の第2側部構造体の他端と
    上部構造体の第1側部構造体の他端が上部部材を介して
    回動自在に連結されたことを特徴とする請求項1または
    2に記載の展開構造物。
  4. 【請求項4】下部構造体及び上部構造体の各々の第1側
    部構造体の側面が主側面に対して主側面の側縁を回動中
    心に略直角と平面状との間で回動自在であることを特徴
    とする請求項2または3に記載の展開構造物。
  5. 【請求項5】上記側面の端部が互いに回動可能に連結さ
    れて複数の展開構造物が互いに接離方向に移動自在に列
    設されたことを特徴とする請求項4に記載の展開構造
    物。
  6. 【請求項6】下部構造体及び上部構造体の各々の第1側
    部構造体の側面が主側面に対して主側面の側縁に沿って
    折り畳み可能であることを特徴とする請求項2または3
    に記載の展開構造物。
  7. 【請求項7】隣接する第1側部構造体の上記側面が一体
    に結合或いは隣接する第1側部構造体が上記側面を共有
    して複数の展開構造物が列設されたことを特徴とする請
    求項6に記載の展開構造物。
  8. 【請求項8】第2上部構造体及び第3上部構造体を有
    し、 第2上部構造体は、 上記上部部材に一端が回動自在に支持された主側面と該
    主側面の両側縁に沿って連設された相対向する一対の側
    面とを有する断面略コ字状の第1側部構造体と、 上部部材の他端に一端が回転自在に支持された第2側部
    構造体とを有し、 上記第3上部構造体は、 上記第2上部構造体の第2側部構造体の主側面の他端に
    一端が回動自在に支持された主側面と該主側面の両側縁
    に沿って連設された相対向する一対の側面とを有する断
    面略コ字状の第1側部構造体と、 上記第2上部構造体の第1側部構造体の主側面の他端に
    一端が回動自在に支持された第2側部構造体と、 該第2側部構造体の他端と第1側部構造体の他端との間
    を回動可能に連結する上部部材を有することを特徴とす
    る請求項3に記載の展開構造物。
  9. 【請求項9】下部構造体及び上部構造体の各々の第1側
    部構造体の側面が主側面に対して主側面の側縁を回動中
    心に略直角と平面状との間で回動自在であることを特徴
    とする請求項8に記載の展開構造物。
  10. 【請求項10】上記側面の端部が互いに回動可能に連結
    されて複数の展開構造物が互いに接離方向に移動自在に
    列設されたことを特徴とする請求項9に記載の展開構造
    物。
  11. 【請求項11】下部構造体、上部構造体、第2上部構造
    体及び第3上部構造体の各々の第1側部構造体の側面が
    主側面に対して主側面の側縁に沿って折り畳み可能であ
    ることを特徴とする請求項8に記載の展開構造物。
  12. 【請求項12】隣接する下部構造体、上部構造体、第2
    上部構造体及び第3上部構造体の各第1側部構造体の側
    面が一体に結合或いは隣接する第1側部構造体が上記側
    面を共用して複数の展開構造物が列設されたことを特徴
    とする請求項11に記載の展開構造物。
  13. 【請求項13】ベース部上に下部構造体及び上部構造体
    が畳まれた収納状態と上記ベース上に立設した上記下部
    構造体上に上記上部構造体が立設する展開状態との間で
    移行する展開構造物において、 上記下部構造体は、 上記ベース部に一端が回動自在に支持された第1側部構
    造体と、 該第1側部構造体に一端が回転自在に支持された第2側
    部構造体とを有し、 上記上部構造体は、 一端が上記下部構造体の第2側部構造体の他端に回動自
    在に支持された第1側部構造体と、 一端が上記下部構造体の第1側部構造体に回動自在に支
    持され他端が上記上部構造体の第1側部構造体に回動自
    在に支持された第2側部構造体とを有し、 収納状態は、ベース部上に沿って下部構造体の第1側部
    構造体が横臥状態でかつ、該第1側部構造体上に上部構
    造体の第1側部構造体が重ね合わされた横臥状態であ
    り、展開状態は下部構造体の第1側部構造体をベース部
    上に起立せしめ、下部構造体の第1側部構造体及び上部
    構造体の第1側部構造体を互いに連結する下部構造体の
    第2側部構造体及び上部構造体の第2側部構造体の揺動
    によりベース上に起立した下部構造体の第1側部構造体
    上に上部構造体の第1側部構造体を立設したことを特徴
    とする展開構造物。
  14. 【請求項14】ベース部上に下部構造体及び上部構造体
    が畳まれた収納状態と上記ベース上に立設した上記下部
    構造体上に上記上部構造体が立設する展開状態との間で
    移行する展開構造物において、 上記下部構造体は、 上記ベース部に一端が回動自在に支持された第1側部構
    造体と、 該第1側部構造体に一端が回転自在に支持された第2側
    部構造体とを有し、 上記上部構造体は、 一端が上記下部構造体の第2側部構造体の他端に回動自
    在に支持された第1側部構造体と、 一端が上記下部構造体の第1側部構造体に回動自在に支
    持され他端が上記上部構造体の第1側部構造体に回動自
    在に支持された第2側部構造体とを有し、 収納状態は、ベース部上に沿って下部構造体の第1側部
    構造体が横臥状態でかつ、該第1側部構造体上に上部構
    造体の第1側部構造体を横臥状態で重ね合わせた状態で
    あり、展開状態は下部構造体の第1側部構造体をベース
    部上に起立せしめ、下部構造体の第1側部構造体及び上
    部構造体の第1側部構造体を互いに連結する下部構造体
    の第2側部構造体及び上部構造体の第2側部構造体の揺
    動によりベース上に起立した下部構造体の第1側部構造
    体上に上部構造体の第1側部構造体を立設したことを特
    徴とする展開構造物。
  15. 【請求項15】下部構造体の第1側部構造体は、 互いに平行配置された第1、第2、第3、第4の縦骨材
    と、 各縦骨材の下端を連結する第1、第2、第3、第4の下
    部横骨材と、 上記第1縦骨材と第2縦骨材、第1縦骨材と第4縦骨
    材、第2縦骨材と第3縦骨材の各上端間を各々連結する
    第1、第2、第3の上部横骨材と上記各第1縦骨材と第
    2縦骨材、第1縦骨材と第4縦骨材、第2縦骨材と第4
    縦骨材、第3縦骨材と第4縦骨材の各中央部を連結する
    第1、第2、第3、第4の中間横部材とを有し、上記第
    1下部横骨材がベース部に回動自在に結合され、 下部構造体の第2側部構造体は、一端が上記下部構造体
    の第1側部構造体の第4中間横骨材に回動可能に連結さ
    れ、 上部構造体の第1側構造体は互いに平行配置された第
    1、第2、第3、第4の縦骨材と、 第1縦骨材と第3縦骨材、第2縦骨材と第4縦骨材、第
    3縦骨材と第4縦骨材の各下端を連結する第1、第2、
    第3の下部横骨材と、 第1縦骨材と第2縦骨材、第1縦骨材と第4縦骨材、第
    2縦骨材と第3縦骨材の各上端間を各々連結する第1、
    第2、第3の上部横骨材と、 上記各第1縦骨材と第2縦骨材、第1縦骨材と第4縦骨
    材、第2縦骨材と第4縦骨材、第3縦骨材と第4縦骨材
    の各中央部を連結する第1、第2、第3、第4の中間横
    部材とを有し、第3下部横骨材が上記下部構造体の第2
    側部構造体の他端に回動自在に連結され、 上部構造体の第2側部構造体は一端が下部構造体の第1
    上部横骨材に回動自在に連結すると共に他端が上記上部
    構造体の第1側部構造体の第1中間横骨材に回動自在に
    連結していることを特徴とする請求項14に記載の展開
    構造物。
  16. 【請求項16】下部構造体の第1側構造体は、 互いに平行配置された第1、第2、第3、第4の縦骨材
    と、 各縦骨材の下端を連結する第1、第2、第3、第4の下
    部横骨材と、 これら第1縦骨材と第2縦骨材、第1縦骨材と第3縦骨
    材、第2縦骨材と第4縦骨材の各上端間と各々連結する
    第1、第2、第3の上部横骨材とを有し、第1下部横骨
    材がベース部に回動自在に連結し、 下部構造体の第2側部構造体は一端が上記下部構造体の
    第1側部構構造体の第4下部横部材に回動自在に連結
    し、 上部構造体の第1側構造体は、 互いに平行配置される第1、第2、第3、第4の縦骨材
    と、 第1縦骨材と第3縦骨材、第2縦骨材と第4縦骨材、第
    3縦骨材と第4縦骨材の各下端間を各々連結する第1、
    第2、第3の下部横骨材と、 第1縦骨材と第2縦骨材、第1縦骨材と第3縦骨材、第
    2縦骨材と第4縦骨材の各上端間を各々連結する第1、
    第2、第3の上部横骨材と、 上記各第1縦骨材と第2縦骨材、第1縦骨材と第4縦骨
    材、第2縦骨材と第4縦骨材、第3縦骨材と第4縦骨材
    の各中央部を連結する第1、第2、第3、第4の中間横
    部材とを有し、第3下部横骨材の一端が下部構造体の第
    2側部構造体の他端に回動可能に連結され、 上部構造体の第2側部構造体は、一端が下部構造体の第
    1側部構造体の第1上部横骨材に回動可能に連結すると
    共に他端が上部構造体の第1中間横骨材に回動自在に連
    結していることを特徴とする請求項14に記載の展開構
    造物。
  17. 【請求項17】下部構造体及び上部構造体の各々の第1
    縦骨材と第3上部横骨材、第3上部横骨材と第3縦骨
    材、第3縦骨材と第2下部骨材、第2下部骨材と第1縦
    骨材とが各々回動可能に連結されて第1縦骨材に沿って
    折り畳み可能であり、 下部構造体及び上部構造体の各々の第2縦骨材と第2上
    部横骨材、第2上部横骨材と第4縦骨材、第4縦骨材と
    第3下部骨材、第3下部骨材と第2縦骨材とが各々回動
    可能に連結されて第2縦骨材に沿って折り畳み可能であ
    ることを特徴とする請求項15または16に記載の展開
    構造物。
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