JP3859206B2 - 建設機械におけるワイパ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ショベルやブルドーザ、ホイールローダ等の建設機械におけるワイパ装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、油圧ショベルやブルドーザ、ホイールローダ等の建設機械のなかには、運転室の前方に設けられる前窓の窓面を払拭するためのワイパ装置を備えたものがあるが、該ワイパ装置として、雨の日の視界拡大を図るべく払拭面積をできるだけ大きくしたいような場合、ブレードが左右方向略平行に往復払拭運動する平行リンク式のものを採用することがある。
この様な平行リンク式のワイパ装置において、従来、図7、8に示す如く、ワイパモータ20は、運転室21の外殻を形成する構造物の前窓上方側部位22の室内側に取付けられると共に、該ワイパモータ20にリンク機構を介して連結されるワイパ軸23は、構造物の前窓上方側部位22に運転室21内外を貫通する状態で支持されていた。そして、該ワイパモータ20の駆動に基づいてワイパ軸23が軸回り方向に正逆回動することにより、ワイパ軸23に平行アーム24を介して連結されるブレード25が左右方向略平行に往復運動し、これにより前窓26の窓面払拭がなされるように構成されている。
一方、運転室の居住環境を良好にするため、前窓を開閉できるようにしたものがある。この場合、通常、前窓は、運転室前方の窓用開口を塞ぐ閉姿勢と、運転室天井部に収納されて窓用開口を開放する収納姿勢とにスライド移動自在に構成されると共に、運転室天井部の左右両側には、前記図8に示す如く、前窓26の左右上端部をスライド移動自在にガイドするためのガイドレール27が配設されている。尚、図8中、28は前窓26の前方に装着される前ガード、29は運転室1の上方に装着される上ガード(ヘッドガード)である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した前窓26を開閉できるようにしたものにおいて、前記ワイパ装置のワイパモータ20を構造物の前窓上方側部位22の室内側に取付ける場合、前窓26の左右両端部をガイドするべく運転室天井部に配設されるガイドレール27は、前記図8に示す如く、上記ワイパモータ20を避けるようにして配設されることになる。このため、閉姿勢時における前窓26の上端位置がワイパモータ20よりも低位置となって、構造物の前窓上方側部位22による死角範囲Dが広くなり、運転者の視界が狭くなってしまうという問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、運転室の前方に設けられる前窓の窓面を払拭するためのワイパ装置を備えてなる建設機械において、上記ワイパ装置のモータ部を、前窓の上方外部側に取付けるにあたり、ワイパ装置のモータ部は、運転室を保護するべく前窓の前方に装着される前ガードの上部の運転席側の部位で、運転席に座した運転者から見て前窓の上方側の構造物によって死角となる範囲内に位置するようにして取付けられていることを特徴とする建設機械におけるワイパ装置である。
そして、この様にすることにより、運転室内の天井部にモータ部の配設スペースを確保する必要がなくなり、その分、前窓の上端位置を高くし得て、運転者の視界を広く確保でき、作業性の向上に寄与できる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図面において、1は油圧ショベルの運転室であって、該運転室1の外殻は、構造物であるフレーム2や、該フレーム2に取付支持される前後左右の側面板3および天板4等から形成されている。そして、これら前後左右の側面板3および天板4には、窓5やドア6が設けられているが、前側面板3Aに設けられる前窓5Aを払拭するためのワイパ装置7に、本発明が実施されている。
【0006】
上記前窓5Aは、前側面板3Aに開設される窓用開口を塞ぐ閉姿勢と、運転室1内の天井部に収納されて窓用開口を開放する収納姿勢とにスライド移動自在に構成されている。そしてこの前窓5Aのスライド移動は、前窓5Aの左右両側の上下端部に止着されたガイドローラ8が、前窓開口および運転室1天井部の左右両側に配設されたガイドレール9にガイドされることにより行われるようになっている。尚、図中、5Bは天板4に設けられる天窓である。
【0007】
また、10は前窓5Aの前方に装着される前ガード(フロントガード)、11は天板4の上方に装着される上ガード(ヘッドガード)であって、これら前ガード10、上ガード11により、石等の飛散物や落下物から運転室1を保護できるようになっている。
【0008】
一方、前記ワイパ装置7は、平行リンク式のものであって、このものは、ワイパモータ12、該ワイパモータ12の出力軸にリンク機構13を介して連結されるワイパ軸14、該ワイパ軸14に基端部が一体的に連結されるメーンアーム15、該メーンアーム15に対して略平行に配設されるサブアーム16、これらメーンアーム15、サブアーム16による平行リンク作動により左右方向略平行に往復払拭運動するブレード17、該ブレード17に取付けられて前窓5Aの窓面を払拭するラバー18等の部材から構成されている。そして、前記ワイパモータ12の駆動に基づくワイパ軸14の正逆回動により、ブレード17が左右方向略平行に往復払拭運動してラバー18による窓面の払拭がなされるように構成されている。
【0009】
ここで、前記ワイパモータ12は、前ガード10の上部の運転室1側の部位に取付けられている。この場合、ワイパモータ12の取付位置は、運転席に座した運転者から見て、前窓5Aの上方側の構造物(フレーム2、前側面板3Aおよび天板4)によって死角となる範囲D内に位置するように設定されており、而して、ワイパモータ12により運転者の視界が妨げられないようになっている。尚、ワイパモータ12に対する電気配線の接続は、例えば、前側面板3Aの外部側に取付けられたコネクタ受け(図示せず)に、ワイパモータ12から延びるケーブル19の先端部に設けられたコネクタ(図示せず)を接続することでなされる。
【0010】
叙述の如く構成されたものにおいて、前窓5Aの窓面を払拭するためのワイパ装置7は、払拭面積の広い平行リンク式のものであって、雨の日の視界を良好にできるものであるが、該ワイパ装置7を構成するワイパモータ12は、前窓5Aの前方に装着される前ガード10の上部に、前窓5Aの上方側の構造物の死角範囲D内に位置するようにして取付けられている。
この結果、運転室1内の天井部に、ワイパモータ12の配設スペースを確保する必要がなくなり、その分、前窓5Aの上端位置を高くし得て、運転者の視界を広く確保でき、作業性の向上に寄与できる。また、運転室1内の運転者頭上の空間も広くなるから、居住性が向上するという利点もある。さらに、ワイパモータ12を運転室1の外に配したため、運転室1内にモータ音がせず、快適な運転環境にすることができる。
【0011】
図5には参考例1が図示されるが、このものは、ワイパモータ12を、前窓5Aの上方側の構造物(フレーム2や前側面板3A)に取付けたものであり、また、図6に示す参考例2のものは、ワイパモータ12を、上ガード11の下面側に取付けたものである。
さらに本発明は、油圧ショベルだけでなく、ブルドーザ、ホイールローダ等の種々の建設機械に実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 油圧ショベルの側面図である。
【図2】 前ガードの正面図である。
【図3】 ワイパモータの取付け状態を示す図である。
【図4】 ワイパ装置の分解斜視図である。
【図5】 参考例1のワイパモータの取付け状態を示す図である。
【図6】 参考例2のワイパモータの取付け状態を示す図である。
【図7】 平行リンク式ワイパ装置を示す斜視図である。
【図8】 従来例におけるワイパモータの取付けを示す図である。
【符号の説明】
1 運転室
2 フレーム
3A 前側面板
5A 前窓
7 ワイパ装置
9 ガイドレール
10 前ガード
12 ワイパモータ
17 ブレード
Claims (1)
- 運転室の前方に設けられる前窓の窓面を払拭するためのワイパ装置を備えてなる建設機械において、上記ワイパ装置のモータ部を、前窓の上方外部側に取付けるにあたり、ワイパ装置のモータ部は、運転室を保護するべく前窓の前方に装着される前ガードの上部の運転席側の部位で、運転席に座した運転者から見て前窓の上方側の構造物によって死角となる範囲内に位置するようにして取付けられていることを特徴とする建設機械におけるワイパ装置。
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