JP3857977B2 - ディスクケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンパクトディスク(CD)およびディーブイディー(DVD)を保管するためのディスクケースに関し、特にディスクを収納保持する中央のディスク保持体の形状が円筒体で側壁が渦巻き形状になるように円弧状係合片および円弧状接続部を配置したディスク保持体を有するディスクケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献】
特開2002−68352
【特許文献】
特開2000−22292
【0003】
コンパクトディスク(以下CD)やディーブイディー(以下DVD)等は登場以来爆発的に普及しており、それに伴いそれぞれのディスクを保管するケースも様々な形状のものが開発され製造されている。CDが開発され一般に普及し始めた当初のCDケースには、CDの中央の孔に係合する突起(ディスク保持体)が形成され、そこにCDの孔を嵌め込んで収納保管する形式のものであった。しかし、近年CDやDVDに格納されているデータの重要性や、DVD等の高価なディスクを保管するために確実に収納保持が可能となるディスク保持体を形成したディスクケースが開発され供給されている。形状は主にディスクケースのCDを収納保管するトレイの中央に垂直に高さの低い円筒状の突起が形成され、突起先端部に突設された爪で嵌め込んだCDの中心孔の内縁を係止して保管するディスク保持体を備えた構造である。
【0004】
この構造のディスクケースはディスクを一枚だけ収納保管するディスクケースや、トレイの両面にディスク保持体を有し、ディスクを2枚保管できるダブルディスクケースに使用されている。この形状では突起がトレイに垂直に形成されており、突起に形成された爪によりディスクを保持していたため、ディスクを保持した際に突起がトレイの中央内側方向にディスクにより折り曲げられ、それに伴い微小であるがトレイに反りを発生させていた。反りは瞬間的に負荷がかかるのなら問題ではないが、長期にCDやDVDを収納保管した際に発生した反りでディスク表面に傷がついてしまうことがあった。また、トレイに反りが発生することにより、保持体の収納保持効果が低減し、経年変化により軽度の衝撃でもCDが保持体から外れてしまい、ディスクケースの中で破損する恐れがあった。
【0005】
また、ディスクケースは一般に金型を作成して、そこに樹脂素材を流し込んで成形する方法で製造されている。従来の保持体は上述したように、トレイと垂直に形成された保持体にディスクと係合するように爪を設けた構造である。この構造を金型で成形すると、金型から成形された製品を取り出す際に、保持体に形成した爪が引っかかり抜けにくい問題があった。また、無理に抜いてしまうと保持体が破損してしまい取り出しに失敗することが多かった。逆に金型から簡単に外れるトレイでは、ディスクを収納保持した際に簡単に外れてしまうという欠点があった。
【0006】
複数のディスクを収納できるディスクケースも一般に普及している。主に、トレイの表裏面に保持体を設けてディスクを収納保持する構成が採られている。しかし、1枚だけを保管するディスクケースとは違い、2枚を同時に収納保持する為の条件として、ケース自体がディスクを2枚収納しても従来のケ−ス2枚分よりは厚くならないという条件が必要となる。従って、極力厚さを抑えることが課題であった。そこで、従来のダブル収納型のディスクケースはトレイの表裏面に形成する保持体の高さを極力小さくしていた。そのため、ディスクを確実に収納保持する力を得るために、保持体に形成する爪を大きくしておく必要があった。その結果、上述した通り、金型による成形の際に、外し難く、不良品や使用による破損の発生の原因となっていた。
【0007】
また、高さを低くして収納効果を求めたために、ディスクを収納保持した際に発生する反りが大きくなり、トレイが変形してしまう問題があった。トレイが変形したままの状態でディスクを保管をしていると、不意にディスクケースを持ち上げたり落とした際にディスクがケ−スから外れてしまう可能性が高くなる。また、垂直に形成されている保持体は強い衝撃により折れてしまう可能性もあり、確実な収納保持ができなかったのが現状である。確実に収納保持させるために、中央に保持体を設ける構造ではなく、ディスクの円周に該当する部分に縁を設けて収納保持する構造も開発されているが、金型が複雑となりコストがかかる点で問題があった。
そこで、上記問題を解決するためのディスクケースの開発が待たれていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の問題を解決するために本発明のディスクケースは、ディスクの中心孔と係合しディスクを収納保持するためのディスク保持体の形状を、円筒体とその円筒体側壁に沿って渦状に立設した円弧状係合片と円弧状係合片に弾性を持たせるための孔とトレイと接合するための円弧状接続部により、円弧状係合片でディスクを収納保持してもディスクからかかる力の方向がディスク保持体の円の中心方向になり、直接トレイには影響のないディスクケースを提供する事を目的としている。また、ディスク保持体の幅を小さく設定しなくてはならない2枚組用のディスクケースにおいてもトレイの表面および裏面に同様の構造となるように保持体を形成する事によりトレイに直接的に力が加わらずに変形することがないディスクケースを提供することも目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明に係るディスクケースは、コンパクトディスク(CD)やディーブイディー(DVD)を収納保持するトレイと収納蓋体とからなるディスクケースであって、トレイの中央に設けられるディスクの中心孔に係合するディスク保持体が、トレイ中心部に形成される円筒体と、該円筒体の筒側壁に沿って渦巻状に形成される円弧状係合片と、前記円筒体の筒側壁に沿って円弧状係合片と同様に渦巻状に形成されトレイと接合する円弧状接続部と、前記円弧状係合片を円の中心に向かって収縮自在にするための孔と、からなる構成である。また、円弧状係合片は、前記円筒体の側壁に等間隔で6箇所に配置されており、円弧状係合片は、ディスクを確実に保持するための爪が上部に設けられている構成である。
【0010】
さらに、コンパクトディスク(CD)やディーブイディー(DVD)を2枚一組として保管する2枚組式のディスクケースであって、ディスク収納時にディスクの中心孔に係合し保持するためのトレイの表面および裏面に形成されるディスク保持体が、円筒体と、該円筒体の側壁に沿って渦巻状に形成された円弧状係合片と、前記円筒体の側壁に沿って円弧状係合片と同様に渦巻状に配置され形成されトレイと接合する円弧状接続部と、前記円弧状係合片を中心に向かって収縮自在にするための孔と、からなる構成である。
また、ディスク保持体は、表面のディスク保持体が裏面のディスク保持体と一体に形成されて表裏を連通した構成である。
【0011】
さらに、ディスク保持体は、6箇の円弧状係合片からなり、表面の円弧状係合片には1つ置きにその上部に係合突起が形成され、裏面の円弧状係合片には表面に突起が形成されていない3箇所の円弧状係合片の下部に係合突起が形成されており、円筒体の形状は、三角筒若しくは四角筒若しくは星型筒であることも可能である。
また、円弧状接続部は、トレイと6箇所の円弧状接続部で接続している構成である。
さらに、円筒体は、大量に運搬する際にトレイ同士が上下で接触して破損しないように波形若しくは凹凸状に形成されている構成である。
【0012】
更に又、コンパクトディスク(CD)やディーブイディー(DVD)を収納保持するトレイと収納蓋体とからなるディスクケースであって、トレイの中央に設けられるディスクの中心孔と係合するディスク保持体が、トレイ中心部に形成され円筒形状の円筒体と、該円筒体の筒側壁に渦巻状に形成される円弧状係合片と、前記円筒体の筒側壁に前記円弧状係合片と同様に渦巻状に形成されトレイと接合する円弧状円弧状接続部と、からなる構成である。
【0013】
【作用】
本発明に係るディスクケースは、従来型ではトレイ面に対して垂直方向だった円筒体からなる係合片を、水平方向に円筒体の周面に沿って渦状に形成する事により円の中心方向に弾性を持たせた構造である。円弧状係合片に弾性を持たせることにより、ディスクからの負荷を減らす事が可能となり更に収納保持力を向上させる事が可能である。また、2枚同時に保管できるディスクケースにおいては、表裏のディスクの有無によりトレイに反りが発生しないため、ディスクの挿入力および取り出し力のばらつきが発生しない構造である。また、従来では強制的に取り外すとディスクに破損が生じていたが、無理にディスクを収納保持しなくても確実に収納保持できる構成としたためディスクに破損が起こらない構成でもある。
さらに、金型による成形においても金型からの抜き取りに無理のない構造であり、簡単に取り外せる構成としたため、高性能でありながら金型も簡素化でき、不良率を改善した上に品質も向上し、生産効率が上がる構造である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係るディスクケースを図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。図1は本発明のディスクケースの斜視図であり、図2はディスクケースの保持体の斜視図である。図3はディスクケースの保持体の平面図であり、図4は図3のA−A断面図であり、図5は図3のB−B断面図である。
本発明のディスクケース10は、収納蓋体12と、トレイ14とからなり、トレイ14に形成されるディスク保持体20は、円筒体22と、円弧状係合片24と、円弧状接続部26と、孔28とからなる。
【0015】
収納蓋体12は、ディスクを収納する容器であり、開閉することが可能である蓋状体である。上蓋と下蓋の一対からなり、内部にディスクを係合収納するトレイ14が収容されており、通常の例ではトレイが同時に下蓋の役割を果たす構造となっている事が多い。上蓋は、下蓋であるトレイと開閉自在に係合されており、本を開けるように見開きになり、開かれたトレイにディスクを収納するように形成されている。本発明で使用する収納蓋体は、従来から使用されている収納蓋体であり、特にその構造に限定はなく、収容されるトレイにディスク保持体が形成できる構成ならばその構造は問わない。
【0016】
トレイ14は、ディスクを係止収納する平板体でありディスクに設けられている中央の孔に嵌合するディスク保持体20が突設されている。通常は、収納蓋体12と係合するための係合部がトレイの一端面の左右に形成されており、収納蓋体に設けられている係合部と見開き開閉自在に係合されている構成である。図面に示す実施例は、ディスクを同時に2枚保管する事が可能なディスクケースの例である。トレイの中央部にはディスク支持体20が突設されている。
【0017】
ディスク保持体20は、ディスクの中心孔と係合しディスクを収納保持するための係合部で、円筒体22と円弧状係合片24と円弧状接続部26と孔28とからなりトレイ14の略中心に形成される。トレイ14とディスク保持体20とは樹脂成形で一体に成形されている。
ディスク保持体20は、円筒体22からなり、トレイ14の略中心にトレイ15に対して垂直に形成される。円筒体22は円筒に限定されるものではなく、三角筒や四角筒や星型筒等の任意の形状とする事が可能で、横断面の幅がディスクの中心孔の内径よりやや狭いことが必要である。ただし、収納されているディスクに衝撃等の負荷がかかった場合のことを考えると円筒形状が望ましい。また、他の形状であっても負荷分散を効率よく行える形状であれば用いることが可能である。
【0018】
この実施例の円筒体22の上下端面は2つのトレイを重ねたときに上下のトレイの端面が嵌合するように表裏一体の波状若しくは凸凹状の構造となっている。従来のディスクケースは、トレイのみを運搬する際に、振動等でトレイがぶつかり合い発生していたトレイの破損を防止するために係合部を形成していたが有効に防止できないために運搬の際に損傷を生じていた。本発明では、上述したように円筒体の上面に他のトレイと嵌合する凹凸を設けたことにより、振動による破損の心配なく運搬することが可能となる。
【0019】
円弧状係合片24は、ディスク保持体20の円筒体22の筒側壁に沿って渦巻状に形成される円弧状の薄片であり、ディスク保持体20をディスクの中心孔に係合させたときに確実にディスクを収納保持するための弾性部材である。円筒体22の側壁に沿って立設された薄片でトレイの面に対して水平方向に渦状に形成される。図2および図3および図4に示すように円弧状係合片24は後述する孔28により全体が左右揺動可能なフリーな状態となっており、弾性を持たせた構造となっている。複数の円弧状係合片24がそれぞれ弾性を持つことにより、トレイ中心方向に円を窄ませるように収縮自在となり、ディスクの中心孔と簡単に係合することが可能となる。
この実施例では、円筒体22と接合している円弧状係合片24は等間隔に6箇所形成されている。図2に示す斜視図を見ると円弧状係合片が12箇所あるように見えるが、これは円弧状係合片24と後述する円弧状接続部26が交互に配置されているためである。
【0020】
円弧状係合片24は表に立設された上端の3箇所、裏に立ち上がった面の下端の3箇所に爪25を設けてディスクを収納保持する構成としている。爪25を配置する円弧状係合片は、表裏のそれぞれ爪25を持つ円弧状係合片24が三箇所でディスクの中心孔を係止するように配置される。また、表に爪を設けた円弧状係合片24は、裏では爪が形成されず、また裏で爪を設けた円弧状係合片は表では爪が形成されない構成である。これは図4に示すようにディスク当接面24aが爪のある方から無い方に斜めとなるように形成されているためである。つまり、ディスクを収納保持する爪を持つ方を厚くする事により確実に収納保持を可能とし、また逆に爪が無い方は簡単にディスクを取り出せるようにディスクと係合せずに取り外し易くした構成である。
【0021】
ディスクの収納保持は3箇所の円弧状係合片24で保持するのが最も効果的である。多くの係合片に爪を設けて堅固に保持することも考えられるが、保持箇所を増やしても3箇所で保持するのと効果は変わらず、逆にディスクの脱着時に堅固に保持してしまいディスクを取り出し難くする欠点がある。
従来の円弧状係合片は、トレイに対して垂直に突起を形成し、突起の先端にディスクと係合する爪を形成している構成としているため、円弧状係合片の樹脂素材の弾性力を生かしきれていなかった。すなわち、従来のディスクケースは弾性力に抗してディスクを強制的に挿入し取り外す時も弾性力に抗して取り外しているためトレイおよびディスクの破損の原因となっていた。しかし、本発明のディスクケースでは円弧状係合片を渦状に形成しているためディスクに対して平行でトレイ中心方向へ絞るように窄む弾性力が発生し、樹脂素材の本来の弾性力を滑らかにかつ充分に生かしてディスクを傷つけない保持と衝撃に対する柔軟な対応及び簡易な取り外しができるディスクケースを提供する事ができる。
【0022】
円弧状接続部26は、上述した円弧状係合片24と同様に円筒体22の側面に渦状に形成されるトレイ本体との接合部である。高さは円弧状係合片24と同じ高さであり、先端でトレイ14と接合している構成である。円弧状接続部26はトレイ14と堅固に接続するためのものであり、この実施例では表裏一体となり6箇所で接合している。また、この実施例では円弧状係合片と同じ高さに設定しているが、トレイ14と同じ厚さで接続することも可能であり、高さの設定は任意に決められる。
円弧状接続部26は、この実施例では6箇所でトレイと接続しているが、トレイと接続する箇所の数は任意で設定できる。しかし、円弧状係合片24と同数の円弧状接続部26を形成することにより、円弧状係合片と交互にトレイと接合させることができ、2つおきに円弧状接続部を設けた構成よりも強度を強く設定する事ができ、また、等間隔でシンメトリーとなり見栄えも良くなる。
【0023】
孔28は、円弧状係合片24を左右揺動自在にフリーに構成するために穿孔されている孔であり、この実施例では円弧状係合片24と同様に6箇所に孔が穿孔されている。また、孔を設けずに円弧状係合片をトレイに直付けにした構成も可能である。しかし、直付けにする構成ではトレイ中心方向に発生する弾性力が乏しくなるので孔を設ける事が望ましい。孔28を穿孔することにより、円弧状係合片24はトレイ14と平行にかつトレイに中心方向へ横方向の弾性力を持ちディスクの挿入および取り外しが容易になる。また、弾性力があるので、収納時には窄まり収縮してディスクの孔に容易に嵌入可能であり装着後は拡がって堅固にディスクをトレイに保持することが可能となる。
【0024】
本発明のディスクケースのディスク保持体は、従来にない画期的な構造であり、今まで欠点であったディスクの取り外しや挿入の際に発生していたディスクの破損および脱落を回避することが可能となる。また、2枚保管できるトレイの場合、片面にディスクがセットされているかいないかで挿入力および取り出し力のバラツキを防止することが可能となる。また、従来は規格で定められた容積内で無理にディスクを保持するため樹脂の弾性を無視して嵌入取り外しを行っていたが、樹脂に横方向の窄みまたは収縮による弾性力を与える事により簡単にディスクを着脱させることが可能となる。
さらに、トレイを形成する際に使用する金型を簡素化することが可能となり、従来金型から取り外す際に発生していたトレイの破損や不良品の発生を有効に防止することが可能となる。さらに、トレイに別の円弧状係合片を設けることなく別のトレイと嵌合させ、輸送の際の振動によるトレイの破損を防ぐことが可能となる。
【0025】
【発明の効果】
本発明のディスクケースは上記詳述したような構成であるので以下のような効果を奏する、
1.ディスク保持体が、渦巻状となっており、樹脂素材の弾性力を十分に発揮できる構造となっているため、CDやDVD等のディスクを簡単に収納保持することが可能となる。
2.また、円弧状係合片は6箇所でディスクを確実に保持することが可能となる。
3.さらに、円弧状係合片に爪を設ける事により、ディスクを確実に保持することが可能であり、運搬してもディスクが外れることなく傷がつかない効果がある。
4.2枚組式のディスクケースにも本発明のディスク保持体を形成することが可能であり、上述した構成なのでディスク保持体の高さがとれなくても確実にディスクの収納保持を可能としている。
5.また、表裏面のディスク保持体を一体化して形成することが可能であり、金型による加工も簡単に行う事が可能となる。
【0026】
6.表裏面のディスク保持体は、共に3箇所の円弧状係合片だけで保持する事が可能であり、爪を設けられた表と裏のそれぞれの円弧状係合片は、それぞれの面に係合するディスクのみに係合するため、ディスクの有無でトレイが変形することがない。
7.円筒体の形状を任意に設定することが可能であり、星型筒等にすることにより、ディスクケースのデザインを良くする事が可能である。
8.6箇所の円弧状接続部でトレイと接続しているので、ディスク保持体を確実にトレイと接続し、破損する事がない。
9.円筒体の上面を、表裏一体となるような形状とすることにより、トレイのみを運搬する際に、トレイの円筒体同士を係合させトレイ同士の接触による破損を防ぐことが可能となる。
10.円弧状係合片の周辺に孔を設けない構成のディスクケースを提供する事も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のディスクケースの斜視図
【図2】 ディスクケースのディスク保持体の斜視図
【図3】 ディスクケースのディスク保持体の平面図
【図4】 図3のA−A断面図
【図5】 図3のB−B断面図
【符号の説明】
10 ディスクケース
12 収納蓋体
14 トレイ
20 ディスク保持体
22 円筒体
24 円弧状係合片
24a 当接面
25 爪
26 円弧状接続部
28 孔
Claims (10)
- コンパクトディスク(CD)やディーブイディー(DVD)を収納保持するトレイと収納蓋体とからなるディスクケースにおいて、トレイの中央に設けられるディスクの中心孔に係合するディスク保持体が、トレイ中心部に形成される円筒体と、該円筒体の筒側壁に沿って渦巻状に形成される円弧状係合片と、前記円筒体の筒側壁に沿って円弧状係合片と同様に渦巻状に形成されトレイと接合する円弧状接続部と、前記円弧状係合片を円の中心に向かって収縮自在にするための孔と、からなることを特徴とするディスクケース
- 前記円弧状係合片は、前記円筒体の側壁に等間隔で6箇所に配置されていることを特徴とする請求項1記載のディスクケース
- 前記円弧状係合片は、ディスクを確実に保持するための爪が上部に設けられていることを特徴とする請求項1記載のディスクケース
- コンパクトディスク(CD)やディーブイディー(DVD)を2枚一組として保管する2枚組式のディスクケースにおいて、ディスク収納時にディスクの中心孔に係合し保持するためのトレイの表面および裏面に形成されるディスク保持体が、円筒体と、該円筒体の側壁に沿って渦巻状に形成された円弧状係合片と、前記円筒体の側壁に沿って円弧状係合片と同様に渦巻状に配置され形成されトレイと接合する円弧状接続部と、前記円弧状係合片を中心に向かって収縮自在にするための孔と、からなることを特徴とするディスクケース
- 前記ディスク保持体は、表面のディスク保持体が裏面のディスク保持体と一体に形成されて表裏を連通した構成であることを特徴とする請求項4記載のディスクケース
- 前記ディスク保持体は、6箇の円弧状係合片からなり、表面の円弧状係合片には1つ置きにその上部に係合突起が形成され、裏面の円弧状係合片には表面に突起が形成されていない3箇所の円弧状係合片の下部に係合突起が形成されていることを特徴とする請求項4記載のディスクケース
- 前記円筒体は、形状が三角筒若しくは四角筒若しくは星型筒であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のディスクケース
- 前記円弧状接続部は、トレイと6箇所の円弧状接続部で接続していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のディスクケース
- 前記円筒体は、大量に運搬する際にトレイ同士が上下で接触して破損しないように波形若しくは凹凸状に形成したことを特徴とする請求項6記載のディスクケース
- コンパクトディスク(CD)やディーブイディー(DVD)を収納保持するトレイと収納蓋体とからなるディスクケースにおいて、トレイの中央に設けられるディスクの中心孔と係合するディスク保持体が、トレイ中心部に形成され円筒形状の円筒体と、該円筒体の筒側壁に渦巻状に形成される円弧状係合片と、前記円筒体の筒側壁に前記円弧状係合片と同様に渦巻状に形成されトレイと接合する円弧状円弧状接続部と、からなることを特徴とするディスクケース
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