JP3698527B2 - 成形金型 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は成形金型に関し、特にディスクを数多くストックするのに有効なディスク用オートチェンジャーを構成する成形品を成形するための成形金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ディスク用オートチェンジャーを備えたオーディオ関連商品が出てきており、その中で50枚や100枚のディスクを収容可能な大容量のものも出てきている。
【0003】
このような大容量オートチェンジャーにおける従来のディスクストッカーは、図7〜図9に示すようなものである。すなわち、従来のディスクストッカー14は、ディスクDを支持するための多数の三日月状の壁10と、これらの壁10どうしををつなぐための壁10のまわりの肉厚部11と、アンダーカットリブ13Aを持つ両側面の壁13とが樹脂により一体に成形された構成となっている。15はワイヤー線で、ディスクストッカー14からディスクDの径方向に距離をおいた位置に設けられることで、ディスクDの1点を支持可能である。このワイヤー線15とディスクストッカー14とによってディスクDが保持される。
【0004】
図10は、上述の図7〜図9に示されたディスクストッカー14を成形するための成形金型を示す。図9に示すように壁10は1°の抜き勾配を有し、図10の成形金型は、この抜き勾配を有する壁10を形成するキャビインサート16と、つなぎの肉厚部11を形成するコアインサート17と、側面の壁13のアンダーカット部を形成するスライドインサート18とを備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のディスクストッカー14およびその成形金型では、その成形後に、深いリブ状の壁10を固定側金型のキャビインサート16から抜かなければならない。このため壁10は上述の抜き勾配を有するが、この壁10における片側の面の抜き勾配は、金型の折れ残り変形があるため、上記のように1°は必要である。そのため、ディスクストック空間と抜き勾配の寸法とにより、壁10の高さは最大で30mm、壁10と壁10とのピッチは最小で3.4mmがそれぞれ限界である。
【0006】
また、このような従来のディスクストッカー14では、上述のようにその壁10の高さが最大で30mmしかなく、しかも三日月形のディスクストッカー14と定位置のワイヤー線15とによって一定の寸法のディスクDしか保持できないため、たとえば12cmと8cmなどのサイズの異なる複数種類のディスクをストックすることはできない。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するもので、狭ピッチのディスクチェンジャーのストッカー部分の成形を離型対策用の余分な肉厚をつけることなく可能とするとともに、8cmと12cmなどのサイズの異なる複数種類のディスクをストック可能とすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は、底壁における山形の壁とは反対側に突出するフックを成形するための空間を有するとともに、山形の複数の壁を成形するためのそれぞれ複数の第1および第2のインサートを交互に有し、これら第1および第2のインサートは、それぞれ独立に離型動作を行うことができるように構成されて、いずれか一方のインサートが離型動作を行った後に他方のインサートが離型動作を行えるように構成されているようにしたものである。
【0009】
これにより、いずれか一方のインサートの離型動作によってその後の離型抵抗が半減され、フックのアンダーカットにもとづく引張り方向の離型によって、山形の壁の全体が離型されることになり、したがって狭いピッチ間隔でディスク支持用の山形の高い壁が成形されることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の本発明は、立った姿勢の複数のディスクを所定のピッチおきに支持可能な高さの山形の複数の壁と、複数つらなる前記山形の壁を互いにつなげるための底壁と、この底壁における前記山形の壁とは反対側に突出するフックとを有する成形品を成形するための金型が、前記フックを成形するための空間を有するとともに、前記山形の複数の壁を成形するためのそれぞれ複数の第1および第2のインサートを交互に有し、これら第1および第2のインサートは、それぞれ独立に離型動作を行うことができるように構成されて、いずれか一方のインサートが離型動作を行った後に他方のインサートが離型動作を行えるように構成されているようにしたものである。
【0011】
これにより、ディスクを支持可能な山形の壁を2つのインサートで形成したうえで、いずれか一方のインサートを1枚おきに先に離型するため、離型抵抗が半減し、金型が開く時にフック形状側に成形品が引き抜かれることになる。
【0016】
図1〜図3は、本発明にもとづく樹脂成形品としてのデイスクストッカー21を示す。このディスクストッカー21は、ディスク19、20を支持するための多数の山形の壁1を有する。この多数の山形の壁1は、片側の抜き勾配が0.37°、最大高さが42mmであるとともに、3mmピッチで32枚つらなるディスク19、20を支持可能とされている。このディスクストッカー21において、2、2は各壁1どうしをつなぐ一対の底板状の壁である。これらの底板状の壁2は、各ディスク19、20を円周上の2点で支持するための突部22、22を有する。壁2、2どうしの間には、突部22、22で支持されたディスク19、20の下端部を通すための穴部23が形成されている。山形の壁1は、穴部23を通って下方に突出する突出部24を一体に有し、この突出部24は、穴部23を通ったディスク19、20の下端部を支持可能である。
【0017】
壁2、2における山形の壁1とは反対側の部分には、L字状のフック3、3が互いに向かい合わせ状態で設けられている。これらのフック3、3は、ディスク19、20の支持列の方向に7個ずつが設けられている。これらのフック3、3は、後述のように金型の離型の際に山形の壁1、1を離型させるために必要なものである。このため、できるだけ数多く設けられるのが好適である。
【0018】
図4および図5は、図1〜図3のデイスクストッカー21を成形するための金型を示す。ここで4、5はキャビインサートで、多数の山形の壁1を一定ピッチで形成するためのものである。キャビインサート4は長い薄板状に形成され、またキャビインサート5は短く形成されて、これらキャビインサート4、5は交互に32枚が配置されている。また、これらキャビインサート4、5は、図示の型締め状態から、それぞれ独立に離型動作を行うことができるように構成されている。
【0019】
これら多数のキャビインサート4、5の両側端は、ロッキングブロック7、7の力を受けるスライドインサート6、6で締め付けられる構造となっている。8はフック3を形成するためのコアインサート、9はフック3を離型させるための傾斜ピン9である。
【0020】
このような構成において、上述のディスクストッカー21によれば、ディスク19、20は、その中央部が、山形の壁1の最大の高さの所で支持され、たとえば直径8cmのディスク19と直径12cmのディスク20とが共に同じ状態で支持される。ディスク19、20の引き出しは、壁1と壁1との間のスリットから、レバーにて引っ掛けることにより行う。
【0021】
ディスクストッカー21は、ディスク支持面を構成する多数の壁1をつなぐ底板状の壁2、2より突出しているL字状のフック3、3により板金に固定されることで、ディスクチェンジャーの本体に固定される。
【0022】
次に、ディスクストッカー21を成形した後の離型の際の金型動作について、図6を用いて説明する。
成形後の離型の際には、まず成形品としてのディスクストッカー21がフック3の形状にもとづくアンダーカットを有することを利用して、短いキャビインサート5を残した状態で薄板状の長いキャビインサート4のみを先に抜き、これによってその後の離型抵抗を半減させる。そして、上述のフック3の形状にもとづくアンダーカットを利用して、成形品としてのディスクストッカー21を突き出し構造を持つコアインサート8側に引張ることで、壁1の全体をキャビインサート5から離型させる。図6はこのときの状態を示す。なお、フック3は、上記のようにL字状であるほかに、金型の離型方向に対し10°以上の角度をなすものであっても、同様にアンダーカットにもとづく作用を奏することができる。
【0023】
このようにキャビインサート5を間に挟んだ1枚おきのキャビインサート4を先に抜いてその後の離型抵抗を半減させることで、金型開き時に成形品としてのディスクストッカー21を突き出し構造をもつ型板側に残すことが可能となり、ディスクを支持する高い壁を狭いピッチ間隔で成形することが可能となる。なお、上記においてはインサート4を先に動作させるものについて説明したが、逆にインサート5を先に動作させた場合も同様に実施可能である。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、山形の複数の壁を成形するためのそれぞれ複数の第1および第2のインサートを交互に有して、これら第1および第2のインサートを、それぞれ独立に離型動作を行うことができるように構成して、いずれか一方のインサートが離型動作を行った後に他方のインサートが離型動作を行えるように構成したため、いずれか一方のインサートの離型動作によってその後の離型抵抗を半減でき、フックのアンダーカットにもとづく引張り方向の離型によって山形の壁の全体を離型できることになり、したがって狭いピッチ間隔でディスク支持用の山形の高い壁を成形することが可能となるため、ディスクを安定して支持でき、このためたとえばストッカー部分のみの小スペース空間におさまるディスクチェンジャーのストッカー部品などを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の成形品としてのディスクストッカーの側面図である。
【図2】同ディスクストッカーの正面図である。
【図3】同ディスクストッカーの底面図である。
【図4】同ディスクストッカーを射出成形するための本発明の実施の形態の成形金型の正面図である。
【図5】同成形金型の側面図である。
【図6】同成形金型の型開き状態を示す正面図である。
【図7】従来の成形品としてのディスクストッカーの側面図である。
【図8】同ディスクストッカーの正面図である。
【図9】図7におけるA−A線に沿った断面図である。
【図10】図7〜図9に示されるディスクストッカーを成形するための従来の成形金型の正面図である。
【符号の説明】
1 壁
2 壁
3 フック
4 キャビインサート
5 キャビインサート
8 コアインサート
19 ディスク
20 ディスク
21 ディスクストッカー

Claims (1)

  1. 立った姿勢の複数のディスクを所定のピッチおきに支持可能な高さの山形の複数の壁と、複数つらなる前記山形の壁を互いにつなげるための底壁と、この底壁における前記山形の壁とは反対側に突出するフックとを有する成形品を成形するための金型であって、前記フックを成形するための空間を有するとともに、前記山形の複数の壁を成形するためのそれぞれ複数の第1および第2のインサートを交互に有し、これら第1および第2のインサートは、それぞれ独立に離型動作を行うことができるように構成されて、いずれか一方のインサートが離型動作を行った後に他方のインサートが離型動作を行えるように構成されていることを特徴とする成形金型。
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