JPH0136585Y2 - - Google Patents

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JPH0136585Y2
JPH0136585Y2 JP10112882U JP10112882U JPH0136585Y2 JP H0136585 Y2 JPH0136585 Y2 JP H0136585Y2 JP 10112882 U JP10112882 U JP 10112882U JP 10112882 U JP10112882 U JP 10112882U JP H0136585 Y2 JPH0136585 Y2 JP H0136585Y2
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JP
Japan
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comb
block
forming
forming blocks
mold
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JP10112882U
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JPS595323U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、櫛成形用の金型の改良に関するも
のである。
従来、櫛成形用の金型としては、金型全体を二
つ割り形状に形成し、射出時における金型の圧接
合を射出機による押圧によつて行う構成のものが
一般的であつた。しかし、多くの細長状の部分を
もつて形成せられる金型内に合成樹脂を射出成形
しようとすれば、その射出を高圧力下で行わなけ
ればならず、従来のような構成の金型にあつて
は、高圧射出の際、どうしても金型の接合部が開
き気味となり、この結果、櫛刃の先端部にバリを
生じさせ、これが櫛全体の商品価値を阻害するこ
とになつていたのである。
このような欠点を除去しようとするものとして
は、例えば昭和53年特許出願公開第91969号公報
記載の金型がみられるが、なるほど、この種の金
型にあつては、そのような欠点は除去せられるこ
とになるのであるが、反面、射出時における金型
内のエヤー抜きをスムーズに行い得ない結果、そ
の残留エヤーが、成形物に欠損部を生じさせる原
因となるおそれがあるし、また、成形後におい
て、櫛刃についても面取り加工が必要となるとい
う欠点がある。さらに、櫛刃を細長状の穴内で成
形する構成とした場合、その型抜きは上方への引
き抜き以外に方法がないことになるのであるが、
この場合、その引き抜きの際の抵抗があまりにも
過大になりすぎ、このような構成の金型によつて
成形し得る櫛は、上記公報記載のごとく、側面部
に凹部を有する種類のものにおのずと限定せられ
てしまうという欠点があるのである。
この考案は、従来の金型における上記のような
欠点を除去しようとするものである。
図面にもとづいて、この考案にかかる金型の構
成を説明すると、金型本体1は、盤板2、該盤板
2の上面部に摺動自在の状態で配置せられる櫛刃
成形用ブロツク3,3、該櫛刃成形用ブロツク
3,3の摺動状態を制御するためのAブロツク
5、該Aブロツク5の上方に摺動自在の状態で配
置せられる櫛背部成形用ブロツク8,8、該櫛背
部成形用ブロツク8,8の摺動状態を制御するた
めのBブロツク10より成る概略構成となつてい
る。
盤板2は、第4図乃至第6図に示すとおり、バ
ネ11,11を差し入れるための穴12,12を
有し、かつ、図面上は表わされていないが、櫛刃
成形用ブロツク3,3を摺動自在の状態で支持す
るためのアリ溝が形成せられた構成となつてい
る。
櫛刃成形用ブロツク3,3は、第2図に示すと
おり、その一方側面部には櫛刃を成形するための
多数の溝部13……が形成せられており、その背
面部には、テーパー状の面部4が形成せられてお
り、また、その下縁部付近には、バネ14を差し
入れるための穴15……が形成せられた構成とな
つている。さらに、この櫛刃成形用ブロツク3,
3の下方部には、アリ溝16,16が形成せられ
ており、このアリ溝16,16をもつて、盤板2
に摺動自在の状態で係合し得る様に構成せられて
いる。
Aブロツク5は、第4図乃至第6図に示すとお
り、櫛刃成形用ブロツク3,3の各テーパー状の
面部4のテーパー角度に対応するテーパー状の壁
面部6,6が形成せられた構成となつており、こ
のAブロツク5を下方へ押し下げることによつ
て、櫛刃成形用ブロツク3,3の向い面が圧接合
せられた状態となるような構成となつており、ま
た、図面上には示されていないが、その上方部に
は、櫛背部成形用ブロツク8,8を摺動自在の状
態で係合させるためのアリ溝が形成せられてお
り、さらに、その下面部には、バネ11,11を
差し入れるための穴17,17が、また、その上
方の段落部には、同じくバネ18,18を差し入
れるための穴19,19が形成せられた構成とな
つている。
櫛背部成形用ブロツク8,8は、第1図並びに
第3図に示すとおり、櫛刃成形用ブロツク3,3
と対応する「コ」の字形状に形成せられており、
その前面下方縁部には、櫛背部を成形するための
切欠部20が形成せられており、また、その背部
には、テーパー状の面部7が形成せられた構成と
なつており、さらに、図面上には示されていない
が、その下面部には、上記Aブロツク5に形成せ
られたアリ溝と係合させ得るアリ溝が形成せられ
ており、この両アリ溝によつて、Aブロツク5上
を櫛背部成形用ブロツク8,8が水平方向に摺動
し得るような構成となつている。
Bブロツク10は、第4図乃至第6図に示すと
おり、櫛背部成形用ブロツク8,8のテーパー状
の面部7,7のテーパー角度に対応するテーパー
状の壁面部9,9が形成せられた構成となつてお
り、このBブロツク10を下方へ押し下げること
によつて、櫛背部成形用ブロツク8,8の向い面
が圧接合せられた状態となるような構成となつて
いる。
この考案にかかる櫛成形用金型の各構成部材
は、上記のとおりであるが、その作動は、第4図
乃至第6図で示す過程を経てなされる。
すなわち、第4図は、射出機の押圧力によつて
すべてのブロツクが閉じた状態を示し、この状態
の下で合成樹脂の射出がなされる。次に、第5図
に示すとおり、射出機の離隔にともなつて、盤板
2とAブロツク5とが、バネ11,11の作用に
よつて離れた状態となり、これにより、櫛刃成形
用ブロツク3,3が開き、櫛21は、櫛背部成形
用ブロツク8,8のみによつて支持せられた状態
となる。最後に、第6図に示すとおり、Aブロツ
ク5とBブロツク10とが離隔し、これにともな
つて櫛背部成形用ブロツク8,8は開いた状態と
なり、櫛21は、金型本体1から分離せられるこ
とになるのである。
この考案にかかる金型は上記のような構成であ
つて、櫛刃成形用ブロツク3,3並びに櫛背部成
形用ブロツク8,8の締め付けが、それぞれAブ
ロツク5並びにBブロツク10によつて、それぞ
れ圧力を分散させた形でなされるので、従来のも
ののように、高圧力射出時に、金型が開き気味と
なつて櫛にバリを発生させるといつた事態を防止
し得る。ちなみに、耐熱性の櫛の成形にあたつて
は、合成樹脂の射出が高温高圧下でなされるので
あるが、この際金型が開き気味となれば、金型の
合せ部分のすべてについてバリが発生し、商品と
しての価値をいちじるしく阻害することになるの
であるが、この考案にかかる金型にあつては、櫛
刃成形部と櫛背成形部とに適当な圧力分散がはか
られる結果、金型が開き気味となるといつた事態
を完全に防止し得るのである。
また、櫛刃成形用ブロツク3,3が二つ割り形
状とせられているので、従来のもののように、金
型内の残留エヤーによつて、射出がさまたげられ
るといつた事態を防止し得る。
さらに、櫛刃と櫛背部とをそれぞれ別のブロツ
クによつて成形し、しかも、櫛刃成形用ブロツク
3,3の開動後に櫛背部成形用ブロツク8,8の
開動がなされる構成とせられているため、従来の
もののように、型抜きのため被成形物を強引に引
き抜くといつた工程を必要とせず、どのような形
の櫛であつても、その成形を可能にするという利
点があるのである。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、この考案の一実施例を示すもので
あつて、第1図は櫛背部成形用ブロツクを示す斜
視図、第2図は櫛刃成形用ブロツクを示す斜視
図、第3図は櫛刃成形用ブロツクと櫛背部成形用
ブロツクとの組合せ状態を示す斜視図、第4図乃
至第6図は各ブロツクの組合せ状態並びにその作
動状態を示す縦断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 盤板2と、該盤板2の面部に摺動自在の状態で
    配置せられ、かつ、その背部にテーパー状の面部
    4を有する櫛刃成形用ブロツク3,3と、該櫛刃
    成形用ブロツク3,3のテーパー状の面部4に対
    応するテーパー状の壁部6,6を有し、かつ、櫛
    刃成形用ブロツク3,3の開閉作動を制御するた
    めのAブロツク5と、該Aブロツク5の上面(図
    面上)に摺動自在の状態で配置せられ、かつ、そ
    の背部にテーパー状の面部7,7を有する櫛背部
    成形用ブロツク8,8と、該櫛背部成形用ブロツ
    ク8,8のテーパー状の面部7に対応するテーパ
    ー状の壁面部9を有し、かつ、櫛背部成形用ブロ
    ツク8,8の開閉作動を制御するためのBブロツ
    ク10とから成り、射出後における櫛背部成形用
    ブロツク8,8の開動が、櫛刃成形用ブロツク
    3,3の開動後になされるように構成したことを
    特徴とする櫛成形用金型。
JP10112882U 1982-07-02 1982-07-02 櫛成形用金型 Granted JPS595323U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10112882U JPS595323U (ja) 1982-07-02 1982-07-02 櫛成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10112882U JPS595323U (ja) 1982-07-02 1982-07-02 櫛成形用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS595323U JPS595323U (ja) 1984-01-13
JPH0136585Y2 true JPH0136585Y2 (ja) 1989-11-07

Family

ID=30238941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10112882U Granted JPS595323U (ja) 1982-07-02 1982-07-02 櫛成形用金型

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JP (1) JPS595323U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62162970U (ja) * 1986-04-08 1987-10-16

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Publication number Publication date
JPS595323U (ja) 1984-01-13

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