JPH049067Y2 - - Google Patents

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JPH049067Y2
JPH049067Y2 JP7434086U JP7434086U JPH049067Y2 JP H049067 Y2 JPH049067 Y2 JP H049067Y2 JP 7434086 U JP7434086 U JP 7434086U JP 7434086 U JP7434086 U JP 7434086U JP H049067 Y2 JPH049067 Y2 JP H049067Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、たとえば水ジエツト推進機のイン
ペラのような羽根車を成形する羽根車の成形装置
に関するものである。
[従来の技術] 従来、水ジエツト推進機のインペラなどの羽根
車91は、一般に第10図で示すように、ボス9
2の外周に複数の羽根93を一体に突設させると
ともに、軸方向(図の表裏方向)から見て、隣接
する各羽根93,93の間に若干の隙間94を設
けることにより、各羽根93を重合させない構成
になされている。このように、隣接する各羽根9
3,93の間に若干の隙間94を設けることによ
り、軸方向に開閉する第1および第2の成形型か
らなる成形装置で、上記羽根車91の成形が容易
となり、作業性に劣る成形砂型を用いていること
なく、成形金型による成形を可能にしている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、第1図および第2図で示すように、
羽根車11の効率を向上させるために、羽根13
を周方向へ延長させると、各羽根13の前縁部1
5と、隣接する羽根13の後縁部16とが、軸方
向20から見て重合させると、軸方向20に開閉
する第1および第2の成形型からなる成形装置で
は、上記前縁部15と後縁部16との重合部分1
7の成形が不可能である。
そのため、第3図で示すように、軸方向20に
開閉する上記第1および第2の成形型21,22
のほかに、径方向25に開閉する第3の成形型2
3を用いれば、前記重合部分17をもつた羽根車
11が成形できる。
ところが、上記羽根車11の効率一層向上させ
るために、上記前縁部15と後縁部16との間の
重合部分17において、上記各羽根13の後縁部
16の翼端部16bがその翼根部16aよりも、
隣接する他の羽根13の前縁部15側へ近接させ
たそり返り部27を上記各羽根13の後縁部16
に形成してなる羽根車11を形成しようとする
と、前記第3の成形型23が上記そり返り部27
に係止されて、径方向25へ移動させることがで
きないから、上記重合部分17にそり返り部27
をもつた羽根車11の成形が不可能である。
なお、羽根車11には、第1図で示すように、
ボス12の中央にシヤフト装着孔14が形成され
ている。
[考案の目的] この考案は上記課題を解決するためになされた
もので、複数の羽根の重合部分とそり返り部とを
有する高性能の羽根車を容易に製造できる羽根車
の成形装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案による羽根車の成形装置は、第1およ
び第2の成形型の間に、複数の羽根の重合部分を
含んだ羽根車の側部を成形する第3の成形型を径
方向へ進退可能に介装するとともに、上記第2の
成形型とで羽根のそり返り部を成形するスライド
成形型を、上記第3の成形型に径方向へスライド
可能に装着し、このスライド成形型と上記第2の
成形型との接合面に、前記スライド成形型の径方
向の位置を規制する係合溝と、この係合溝に軸方
向へ進退し、かつ系脱可能に係合される係合凸部
とを設け、さらに、前記第1の成形型と第3の成
形型とのいずれか一方のスライド面に、スライド
突片を有するスライド突起を突設し、上記スライ
ド突片がスライド可能に係合される係合溝をもつ
たスライド溝を他方のスライド面に形成し、上記
スライド溝を前記羽根車のボスに向うにしたがつ
て前記第2の成形型から順次離間する傾斜をもつ
て前記径方向へ延出させたことを特徴とする。
[作用] 上記構成によれば、上記第1および第2の成形
型の間に介装された前記第3の成形型でもつて、
前記重合部分を含んだ羽根車の側部を成形するこ
とができるとともに、前記スライド成形型と前記
第2の成形型とで前記羽根のそり返り部を成形す
ることができる。
また、上記スライド成形型は、上記第3の成形
型に径方向へスライド可能に装着されているけれ
ども、前記第2の成形型との接合面に形成された
係合溝と係合凸部とで位置規制されているから、
前記第3の成形型を径方向へ前進させた状態で
は、前記スライド成形型は第2の成形型に固定さ
れて、前記羽根車の成形を達成することができ
る。
また、前記第1の成形型と第3の成形型とのス
ライド面には、スライド突片を有するスライド突
起と、このスライド突片がスライド可能に係合さ
れる係合溝をもつたスライド溝とを形成するとと
もに、上記スライド溝を前記羽根車のボスに向う
にしたがつて前記第2の成形型から順次離間する
傾斜をもつて前記径方向へ延出させたから、前記
第3の成形型を後退させることにより、前記スラ
イド突片が前記スライド溝の係合溝に沿つて移動
しながら、上記スライド成形型を前記羽根のそり
返り部から離脱させるとともに、これを位置規制
している係合溝と係合凸部との係合を解除させる
ことができる。
したがつて、そり返り部を有する高性能な羽根
車を成形金型で容易に成形できる。
[実施例] 以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第4図はこの考案による羽根車の成形装着の一
例を示す概略的な平面図である。
同図において、羽根車11の周囲には第3の成
形型23が径方向25へ移動可能に3個配置され
て、シリンダ装置26により駆動されるように構
成されている。
上記第3の成形型23は第5図で示すように、
前述した羽根車11の前半部11Aと後縁部11
Bを成形する第1および第2の成形型21,22
の間において、前記重合部分17を含む羽根車1
1の側部11cに対応させて径方向25へ進退可
能に介装されている。また、上記第1の成形型2
1と第3の成形型23との間には、前記羽根13
のそり返り部27を成形するスライド成形型29
が介装されている。
上記スライド成形型29には第6図で示すよう
に、上記第2の成形型22との接合面に対向させ
て、前記径方向25の位置を規制する係合凸部3
3が突設され、この係合凸部33が係脱可能に係
合される係合溝32が上記第2の成形型22に成
形されている。これら両者32,33の係合によ
りスライド成形型29の径方向25の位置が規制
される。
また、上記スライド成形型29には、上記第3
の成形型23との接合面に対向させてスライド突
片36を有するスライド突起30が突設され、前
記スライド突片36がスライド可能に係合される
係合溝35をもつたスライド溝31を前記第3の
成形型23に形成してある。上記スライド溝31
は前記径方向25へ延びかつ前記ボス12に向う
にしたがつて前記第2の成形型22から順次離間
する傾斜面をもつて前記第3の成形型23に形成
されている。これによつて、前記第3の成形型2
3を後退させることにより、前記スライド突片3
6が前記スライド溝31が係合溝35に沿つて移
動しながら、上記スライド成形型29を位置規制
している係合溝32と係合凸部33との係合を解
除することができる。前記係合溝35とスライド
突片36の係合関係は、第7図に明示されてい
る。
前記第3の成形型23にはガイド片37が設け
られ、このガイド片37は第8図で明示するよう
に、前記第2の成形ガイド22に設けたガイド溝
38に挿入され、ロツド39を介してシリンダ装
置26に連結されている。前記第3の成形型23
は上記シリンダ装置26の作動により、上記ガイ
ド片37がガイド溝38に沿つてガイドされなが
ら、径方向25へ進退する。なお、前記スライド
成形型29は羽根13のそり返り部27だけでな
く、その上流側(第8図の上側)および下流側
(第8図の下側)の一部も成形する所定幅の大き
さに形成され、このスライド成形型29により成
形される羽根車11の部分は、第3図に斜線で示
されている。
なお、前記第3の成形型23と第2の成形型2
2の上面にはキヤビテイ41,42がそれぞ形成
され、これらキヤビテイ41,42が第1および
第2の成形型21,22で閉塞されて、第5図で
示すように、羽根13が形成されるように構成さ
れている。
上記構成において、第5図で示すように、成形
型締めを行なつて、湯口48から金属の溶湯を注
入し、羽根車11の成形を行なう、このとき、ス
ライド成形型29の係合凸部33は、第2の成形
型22の係合溝32に係合されている。
成形完了後に成形型開きを行なう際、第9図で
示すように、まず、第1の成形型21を上方へ後
退させ、つづいて、シリンダ装置26の作動によ
り、第3の成形型23を径方向25に沿つて左方
へ後退させる。この状態で、スライド成形型29
は、その係合部33が第2の成形型22の係合溝
32に係合して、径方向25の位置が規制されて
いるから、第3の成形型23の後退によつても、
スライド成形型29が後退しない。したがつて、
第3の成形型23の後退により、第3の成形型2
3の係合溝35がスライド成形型29のスライド
突片36を吊持して、スライド成形型29を若干
上方向へ押し上げ、前記そり返り部27から離脱
させる。
スライド成形型29がさらに上昇すると、係合
溝32と係合部33との係合が外れ、その直後
に、スライド成形型29のスライド突起30の前
面30aがスライド溝31の前端面31aに当接
し、これによつて、スライド成形型29は第3の
成形型23と一体となつて左方へ後退する。この
とき、第3の成形型23は、その係合部33の底
面34が第2の成形型22の上面43に摺接しな
がら後退する。
成形型締めを行う際は、第3の成形型23を径
方向25に沿つて右方へ前進させると、第3の成
形型23のスライド溝31の天井面45により、
スライド突起30の上面46が右方へ押圧される
ので、スライド成形型29が第3の成形型23と
一体的に前進し、スライド成形型29の係合部3
3が係合溝32の前面32aに当接して位置規制
させる。さらに、第3の成形型23が前進する
と、スライド溝31の上記天井面45によりスラ
イド突起30の上面46が下方へ押圧され、スラ
イド成形型29が第2の成形型22に接合され
て、第5図で示した成形型締め完了状態となる。
上記構成によれば、上記第1および第2の成形
型21,22の間に介装された前記第3の成形型
23でもつて、前記重合部分17を含んだ羽根車
11の側部11cを成形することができるととも
に、前記スライド成形型29と前記第2の成形型
22とで前記羽根13のそり返り部27を成形す
ることができる。
また、上記スライド成形型29は、上記第3の
成形型23に径方向25へスライド可能に装着さ
れているけれども、前記第2の成形型22との接
合面に形成された係合溝32と係合凸部33とで
位置規制されているから、前記第3の成形型23
を径方向25へ前進させた状態では、前記スライ
ド成形型29は前記第2の成形型22に固定され
て、前記羽根車11の成形を達成することができ
る。
また、前記第1の成形型21と第3の成形型2
3とのスライド面には、スライド突片36を有す
るスライド突起30と、このスライド突片36が
スライド可能に係合される係合溝35をもつたス
ライド溝31とを形成するとともに、上記スライ
ド溝31を前記羽根車11のボス12に向うにし
たがつて前記第2の成形型22から順次離間する
傾斜をもつて前記径方向25へ延出させたから、
前記第3の成形型23を後退させることにより、
前記スライド突片36が前記スライド溝31の係
合溝35に沿つて移動しながら、上記スライド成
形型29を前記羽根13のそり返り部27から離
間させたのち、上記位置規制を解除させることが
できる。
したがつて、そり返り部を有する高性能な羽根
車を成形金型で容易に成形できる。
なお、上記実施例において、上記スライド成形
型29の径方向25の位置を規制する係合凸部3
3は、スライド成形型29自体に突設されていた
けれども、上記係合凸部33を前記第2の成形型
22に突設し、この係合凸部33が係脱可能に係
合される係合溝32を前記スライド成形型29に
形成してもよい。
このことは、スライド突起30とスライド溝3
1との関係についても同様である。
また、この考案はダイカスト成形、低圧鋳造、
重力鋳造などの成形装置に広く適用できるもので
ある。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、複数
の羽根の重合部分とそり返り部を有する高性能な
羽根車を成形金型でもつて容易に製造するこがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による成形装置で製造される
羽根車の一例を示す平面図、第2図は同羽根車の
側面図、第3図は同羽根車の成形装置の原理を説
明するための概略的な線図、第4図はこの考案に
よる羽根車の成形装置の一例を示す概略的な平面
図、第5図は第4図の−線に沿う型締め状態
の縦断面図、第6図は同成形装置の要部を示す分
解斜視図、第7図は第5図の−線に沿う断面
図、第8図は同成形装置の要部を示す平面図、第
9図は同成形装置の型開き状態を示す縦断面図、
第10図は従来の羽根車を示す平面図である。 11……羽根車、11a……羽根車の前半部、
11B……羽根車の後半部、11c……羽根車の
側部、12……ボス、13……羽根、15……羽
根の前縁部、16……羽根の後縁部、16a……
翼根部、16b……翼端部、17……羽根車の重
合部分、20……軸方向、21……第1の成形
型、22……第2の成形型、23……第3の成形
型、25……羽根車の径方向、27……そり返り
部、29……スライド形成型、30……スライド
突起、31……スライド溝、32……係合溝、3
3……係合凸部、35……係合溝、36……スラ
イド突片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボスの外周に軸方向へ所定間隔を存して一体形
    成された複数の羽根を周方向へ延長させて、各羽
    根の前縁部とこれに隣接する羽根の後縁部とを軸
    方向において互いに対向させた重合部分を有し、
    上記各羽根の後縁部の翼端部がその翼根部より
    も、隣接する他の羽根の前縁部側へ近接させたそ
    り返り部を上記各羽根の後縁部に形成してなる羽
    根車を成形する装置であつて、互いに異なる軸方
    向へ進退して上記羽根車の前半部と後半部とをそ
    れぞれ成形する第1および第2の成形型と、これ
    ら第1および第2の成形型の間に上記羽根車の径
    方向へ進退可能に介装されて上記重合部分を含ん
    だ羽根車の側部を成形する第3の成形型と、この
    第3の成形型に径方向へスライド可能に装着され
    て上記第2の成形型とで上記そり返り部を成形す
    るスライド成形型と、このスライド成形型と第3
    の成形型とのいずれか一方のスライド面に突設さ
    れたスライド突片を有するスライド突起と、前記
    径方向へ延びかつ前記ボスに向うにしたがつて前
    記第2の成形型から順次離間する傾斜面をもつて
    前記スライド成形型と第3の成形型との他方のス
    ライド面に形成されるとともに前記スライド突片
    がスライド可能に係合される係合溝をもつたスラ
    イド溝と、前記スライド成形型と上記第2の成形
    型とのいずれか一方の接合面に突設されるととも
    に前記スライド成形型と前記第2の成形型との他
    方の接合面に形成された係合溝に係脱可能に係合
    されて前記径方向の位置を規制する係合凸部とを
    具備し、前記第3の成形型の後退により、前記ス
    ライド突片が前記スライド溝の係合溝に沿つて移
    動しながら、前記第2の成形型とスライド成形型
    とで成形された前記羽根のそり返り部から前記ス
    ライド成形型を離脱させるとともに、前記第2の
    成形型との係合を解除するように構成したことを
    特徴とする羽根車の成形装置。
JP7434086U 1986-05-17 1986-05-17 Expired JPH049067Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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JPS62189852U JPS62189852U (ja) 1987-12-03
JPH049067Y2 true JPH049067Y2 (ja) 1992-03-06

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