JP3164500U - ディスク状記録媒体用収納ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスク状記録媒体の着脱を円滑に行うことができ、またケース本体に若干の反りが生じていても記録面を傷つけず記録媒体の着脱を円滑に行うことができるディスク収納ケースを提供する。【解決手段】ケース本体の閉鎖時内面側に記録媒体の中心孔を係合するディスク嵌合部7を有し、該ディスク嵌合部が2つの対向する弾性変形可能な支持腕部12と2つの前記支持腕部により夫々支持された2つの扇形状のボタン部14とを備え、2つの扇形状のボタン部はV字形状ばね15によって連接する。さらに、前記扇形状のボタン部の扇状外周縁には外周方向へ突出するディスク掛止部16が形成されており、ボタン部をディスク記録媒体の中心孔周縁で押圧することによってV字形状ばねの対向する板間が縮小し2つの扇形状のボタン部が近接することによって、記録媒体の中心孔を2つの扇形状のボタン部に外嵌することができ、ディスク掛止部が記録媒体の中心孔の内周縁を係止するディスク嵌合部が形成されている。【選択図】図2

Description

本考案は、CD、DVD、EVD(Enhanced Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc)、HD DVD(High-Definition Digital Versatile Disc)、HVD(Holographic Versatile Disc)等のディスク状の記録媒体を収納するケースに関し、特にディスクの取り外し安定性に優れたディスク状記録媒体用収納ケースに関するものである。
従来、CD、DVD、EVD、BD等がある。これらのディスク状記録媒体は、露出している記録面を保護するために、不使用時には専用のディスク収納ケースに収納されている。
かかるディスク状記録媒体を収納するケースとして、ケース本体内にディスク状記録媒体の中心孔をボタン状部材に着脱自在に固定し、該ボタン状部材の弾性機構によって、中心部を押圧することによって、簡単にディスク状記録媒体の取り外しが可能となるディスク収納ケースが知られていた(例えば、特許文献1〜4等)。
図10は、従来のディスク状記録媒体用収納ケースの一例を示す平面図である。図10に示す如く、従来のディスク状記録媒体用収納ケース90は、ケース本体91とケース蓋体92とがヒンジ93によって開閉自在に枢支される。ディスク嵌合部95は、2つの支持腕部94,94と、その先端に連設された2つのボタン部97とから構成されている。
従来の支持腕部94,94は基部から中心部までの巾が一定であり、表面に切り込みもない。そのため、外部からボタン部に加わる屈曲応力は、支持腕部94の基部から中心部にあるボタン部までの間で略一定であった。すなわち、図示しないディスク状記録媒体の中心孔を嵌合部95へ嵌め込む際又は取り外す際に動作をスムーズに行うことができないという問題があった。
特に、このようなディスク状記録媒体用収納ケースは、射出成形によって一体成形されるため、製造条件や製造工程における不具合によって、ケース本体91が若干反ることが知られていた。そしてケース本体91が反ることによって、ディスク状記録媒体は嵌合部から取り外す際にボタン部97における掛止部の一方がディスク状記録媒体の中心縁に引っ掛かり、取り外し難いという問題が生じていた。時にはディスク状記録媒体の記録面に傷をつける原因になっていた。
また嵌合部95からディスク状記録媒体を取り外す際に、中心部にあるボタン部97を指で押圧する。この際、ディスク状記録媒体下面側の外周部が縁部98に接触することによって、ディスク状記録媒体を嵌合部95より取り外すことができる。しかし、前述の如くケース本体91が反っている場合は、ディスク状記録媒体下面側の外周部が均等に縁部98に接触していないので、ディスク状記録媒体の中心孔が嵌合部の掛止部に引っ掛かり、取り外し難いという問題も生じていた。
さらに支持腕部94が複数設けられている嵌合部においては、支持腕部の巾が細く、繰返し使用時に支持腕部に割れが生じ弾撥力が弱化したり、支持腕部の特に基部近傍が折れるという問題が生じていた。
一方、でディスク状記録媒体用収納ケースにディスク状記録媒体を収納し、閉じた状態で、外側からディスク状記録媒体の中央部にあるボタン部97を押圧することにより、ディスク状記録媒体が外れることが知られていた。そのため店頭においてディスク状記録媒体の抜き取られることがあり、盗難防止用の装置を備えたディスク状記録媒体用収納ケースも知られていた。
特許2863317号公報 特表2002−539578号公報 特開2002−293392号公報 特開2007−76742号公報
本考案は、上記従来技術の問題点である、ディスク状記録媒体の着脱を円滑に行うことができるディスク状記録媒体用収納ケースを提供することを目的とする。
またケース本体に若干の反りが生じていてもディスク状記録媒体の記録面を傷つけず、ディスク状記録媒体の着脱を円滑に行うことができるディスク記録媒体用収納ケースを提供することを目的とする。
またディスク状記録媒体を嵌合部より取り外す際に主に嵌合部でディスク状記録媒体の下面を支持することによって、ケース本体に若干の反りが生じていても均等にディスク状記録媒体の下面を支持することができる収納ケースを提供することを目的とする。
さらにディスク状記録媒体の盗難を防止するディスク状記録媒体用収納ケースを射出成形装置で簡易・廉価に製造することを目的とする。
本考案は、上記課題を解決するために以下の構成を採用した。
(1)ケース本体とケース蓋体とがヒンジによって開閉自在に枢支されるディスク収納ケースにおいて、前記ケース本体の閉鎖時内面側にディスク状記録媒体の中心孔を係合するディスク嵌合部を有し、該ディスク嵌合部が2つの対向する弾性変形可能な支持腕部と2つの前記支持腕部により夫々支持された2つの扇形状のボタン部とを備え、当該2つの扇形状のボタン部は略V字形状ばねによって連接し、前記扇形状のボタン部の扇状外周縁には外周方向へ突出するディスク掛止部が形成されており、前記ボタン部を押圧することによって前記V字形状ばねの対向する板間が縮小し2つの扇形状のボタン部が近接することによってディスク状記録媒体の中心孔を前記2つの扇形状のボタン部に外嵌することができ前記ディスク掛止部によってディスク状記録媒体の中心孔の内周縁を係止するディスク嵌合部が形成されていることを特徴とするディスク状記録媒体用収納ケースである。
ここで、扇形状のボタン部は、ディスク状記録媒体の中心孔の内周形状の一部に沿った曲線を有している。かかる曲線部位の上面の一部又は全部を外周方向へ突出させたディスク掛止部が形成されている。
また前記2つの扇形状のボタン部同士をV字形状ばねによって連設することによって、ボタン部同士の近接をV字形状ばねの弾撥力によって規制することができる。ここでV字形状ばねは、ボタン部の平面より下方側に形成されている。
本考案に係るディスク状記録媒体用収納ケースは、上記構造のディスク嵌合部を有することによって、ディスク状記録媒体の着脱を円滑に行うことができる。
(2)前記ディスク嵌合部において、前記扇形状のボタン部が形成された以外でディスク状記録媒体の中心孔を支持する中心孔支持部材がケース本体の内面側より立設し、当該中心孔支持部材が前記扇形状のボタン部の平面と面一又は該ボタン部の平面より突出しており、ディスク状記録媒体を収納した際にディスクの下面に接触するリブが前記中心孔支持部材の外周近傍に設けられていることを特徴とする上記(1)に記載されたディスク状記録媒体用収納ケースである。
前記中心孔支持部材は、前記扇形状のボタン部の曲線部位とともにディスク状記録媒体の中心孔の内周に密接して、ディスク状記録媒体収納時における安定を図り、4箇所でディスク状記録媒体の内周を支持することから、記録媒体を収納したケースが落下した際においても、応力を分散させることができるため、支持腕部の破損を抑止することができる。
また前記リブによってケース本体に若干の反りが生じていても均等にディスク状記録媒体の下面を支持することができ、ディスク状記録媒体の着脱を円滑に行うことができる。
さらに中心孔支持部材を前記扇形状のボタン部の平面と面一又は該ボタン部の平面より突出するように構成することによって、ケースを閉じた状態で、外側からディスク状記録媒体の中央部にあるボタン部97を押圧しても、ケースの蓋体の裏面が中心孔支持部材に接触し、ボタン部を押圧することができず、店頭におけるディスク状記録媒体の盗難を防止することができる。
(3)前記支持腕部の基部近傍であって支持腕部の巾方向に切込部が設けられていることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載されたディスク状記録媒体用収納ケースである。
前記支持腕部の巾方向に切込部を設けることによって、支持腕部における切込部が形成された箇所を他の箇所よりも耐久性を弱化させることによって、屈曲し易くすることによって、支持腕部の可撓性を向上させることができる。
(4)前記支持腕部が、ディスク嵌合部の中心部に向って巾が細くなるように両側面がS字カーブ形状に加工されていることを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれか一に記載されたディスク状記録媒体用収納ケースである。
前記支持腕部の両側面をS字カーブ形状に加工することによって、支持腕部の根元部の強度を上げ、中心部に向うほど屈曲率を上げることができる。このような構造によって支持腕部における靭性と弾性を向上させることができる。
特に根元部が高強度であることによって、支持腕部の基部近傍の割れを防止することができる。
本考案は、ディスク状記録媒体の着脱を円滑に行うことができるディスク状記録媒体用収納ケースを提供するという効果を奏する。
またケース本体に若干の反りが生じていてもディスク状記録媒体の記録面を傷つけず、ディスク状記録媒体の着脱を円滑に行うことができるディスク記録媒体用収納ケースを提供するという効果を奏する。
またディスク状記録媒体を嵌合部より取り外す際に主に嵌合部でディスク状記録媒体の下面を支持することによって、ケース本体に若干の反りが生じていても均等にディスク状記録媒体の下面を支持することができる収納ケースを提供するという効果を奏する。
さらにディスク状記録媒体の盗難を防止するディスク状記録媒体用収納ケースを射出成形装置で簡易・廉価に提供し得るという効果を奏する。
本考案に係るディスク状記録媒体用収納ケースを開いた状態を示す平面図である。 本考案に係るディスク状記録媒体用収納ケースに形成される嵌合部の拡大斜視図である。 図1に示すディスク状記録媒体用収納ケースにおけるIII−III’一部矢視断面図である。 図1に示すディスク状記録媒体用収納ケースにおいて、ディスク状記録媒体を嵌合部に固着する際の作用を説明するためのIII−III’一部矢視断面図である。 図1に示すディスク状記録媒体用収納ケースにおいて、ディスク状記録媒体を嵌合部に固着した状態を示すIII−III’一部断面図である。 図1に示すディスク状記録媒体用収納ケースにおいて、ディスク状記録媒体を嵌合部から取り外す工程を説明するためのIII−III’一部矢視断面図である。 図1に示すディスク状記録媒体用収納ケースにおいて、ディスク状記録媒体を嵌合部から取り外す工程を説明するためのIII−III’一部矢視断面図である。 本考案のディスク状記録媒体用収納ケースの他の実施形態を示す斜視図である。 本考案に係るディスク状記録媒体用収納ケースに形成される嵌合部の拡大斜視図である。 従来のディスク状記録媒体用収納ケースの一例を示す平面図である。
以下、添付図面を参照して、本考案をその好適な実施形態に基づく詳細に説明する。本実施形態に喪徒いられる収納ケースは、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の材料から射出成形等によって一体成形されるものである。
なお、以下の説明は、本発明の例示であって本考案を限定するものではない。
実施形態1
図1は、本考案に係るディスク状記録媒体用収納ケースの一実施形態を示す平面図である。ディスク状記録媒体用収納ケース10は開かれた状態にある。
図1に示す如く、本実施形態に係るディスク状記録媒体用収納ケース10は、ケース本体1とケース蓋体2とがヒンジ3によって開閉自在に枢支されて構成されている。
ケース本体1の裏面側には、図示しないディスク状記録媒体を着脱自在に固着する嵌合部7が略中央に形成されている。
符号4の部材は、後述する追加ディスク収納プレートの軸受部である。また符合5の部材は、取扱説明書等を挟持するための把持部である。
嵌合部7の周囲は記録面収納部6となっており、更にディスク状記録媒体の外周を静置するディスク外周縁部8と略円形状に突出した外周部11が形成されている。外周部11には4箇所にディスク状記録媒体を取り外す際に指等をディスクに引っ掛けるための凹部9,9,9,9が形成されている。
嵌合部7は、前記ケース本体の閉鎖時内面側にディスク状記録媒体の中心孔を係合する機能を有する。そのため嵌合部7は、2つの対向する弾性変形可能な支持腕部12,12と2つの前記支持腕部12,12に連設し、夫々支持された2つの扇形状のボタン部14,14とを備えている。
前記2つの扇形状のボタン部14,14は略V字形状ばね15によって連接している。また前記扇形状のボタン部14の扇状外周縁には外周方向へ突出するディスク掛止部16,16が形成されている。
また前記ディスク嵌合部7において、前記扇形状のボタン部14,14が形成された以外でディスク状記録媒体の中心孔を支持する中心孔支持部材17,17がケース本体1の内面側より立設している。さらにディスク状記録媒体を収納した際にディスク状記録媒体の下面に接触するリブ18,18が前記中心孔支持部材17,17の外周に設けられている。
さらに前記支持腕部12,12の基部26近傍であって支持腕部12の巾方向に切込部20が設けられている。このように前記支持腕部12の巾方向に切込部20を設けることによって、支持腕部12における切込部20が形成された箇所が他の箇所よりも屈曲し易くなる。切込部20を形成することによって、支持腕部12の当該箇所の耐久性が弱化するためである。
また前記支持腕部12,12が、ディスク嵌合部の中心部に向って巾が細くなるように、支持腕部12,12の両側面22,22は図1に示す如くS字カーブ形状に加工されている。
第一の収納ケース10は、ケース本体1が19.2mm×13.5mm、ケース蓋体2が19.2mm×13.5mmであり、ヒンジ部3が19.1mm×12mmである。またケース本体1の厚みが7mmであり、ケース蓋体の厚みが7.5mmであり、ケース本体1とケース蓋体を閉じた際の厚みは14mmである。勿論、本寸法は実施形態1に固有のものであり、本考案の目的の範囲内で自由に設計することができる。
嵌合部7は、支持腕部12の基部26の長さは2.1mmであり、切込部20の長さは16mmであり、中心孔支持部材17とリブ18との間隔は3mmである。
図2は、本実施形態に係るディスク状記録媒体用収納ケースに形成された嵌合部7を示す斜視図である。
図2に示す如く、本実施形態に係る嵌合部7は2つの対向する弾性変形可能な支持腕部12,12と2つの前記支持腕部12に連設し、夫々支持された2つの扇形状のボタン部14,14とを備えている。
前記2つの扇形状のボタン部14,14は略V字形状ばね15によって連接している。また前記扇形状のボタン部14の扇状外周縁には外周方向へ突出するディスク掛止部16,16が形成されている。
前記ボタン部14をディスク状記録媒体の中心孔の内周縁で押圧することによって、前記V字形状ばね15の対向する板間が縮小し2つの扇形状のボタン部14,14が近接し、ディスク状記録媒体の中心孔を前記2つの扇形状のボタン部に外嵌することができる。この際、前記ディスク掛止部16,16がディスク状記録媒体の中心孔の内周縁の上面側に掛かりディスク状記録媒体を係止することによって、ディスク状記録媒体を嵌合部7に固着することができる。
また前記ディスク嵌合部7において、前記扇形状のボタン部14,14が形成された以外でディスク状記録媒体の中心孔を支持する中心孔支持部材17,17がケース本体1の内面側より立設している。さらにディスク状記録媒体を収納した際にディスク状記録媒体の下面に接触するリブ18,18が前記中心孔支持部材17,17の外周に設けられている。
前記中心孔支持部材17,17は、前記扇形状のボタン部14,14の曲線部位とともにディスク状記録媒体の中心孔の内周に密接して、収納時におけるディスク状記録媒体の固定を安定させる。
また前記リブ18,18を設けることによって、ケース本体に若干の反りが生じていても均等にディスク状記録媒体の下面を支持することができ、ディスク状記録媒体の着脱を円滑に行うことができる。
さらに前記支持腕部12,12の基部26近傍であって支持腕部12の巾方向に切込部20が設けられている。このように前記支持腕部12の巾方向に切込部20を設けることによって、支持腕部12における切込部20が形成された箇所が他の箇所よりも屈曲し易くなる。切込部20を形成することによって、支持腕部12の当該箇所の耐久性が弱化するためである。
また前記支持腕部12,12が、ディスク嵌合部の中心部に向って巾が細くなるように、支持腕部12,12の両側面22,22は図1に示す如くS字カーブ形状に加工されている。
前記支持腕部12,12の両側面をS字カーブ形状に加工することによって、支持腕部12の根元部の強度を上げ、中心部に向うほど屈曲率を上げることができる。このような構造によって支持腕部12における靭性と弾性を向上させることができる。
特に根元部が高強度であることによって、支持腕部12の基部近傍の割れを防止することができる。
図3は、図1に示すディスク状記録媒体用収納ケースにおけるIII−III’一部矢視断面図である。特に嵌合部7の断面構造を示している。
図3に示す如く、本実施形態に係る嵌合部7は2つの対向する弾性変形可能な支持腕部12a,12bと、2つの前記支持腕部12に連設し夫々支持された2つの扇形状のボタン部14a,14bとを備えている。支持腕部12a,12bは、基部26,26より中心部方向へ傾斜して形成されている。符号20は、支持腕部12の巾方向に形成された切込部である。
前記2つの扇形状のボタン部14a,14bは略V字形状ばね15によって連接している。V字形状ばね15は、図3に示す如く、底部15bを介して対向する板部15aと15cとからなっている板ばねである。また前記扇形状のボタン部14a,14bの扇状外周縁には外周方向へ突出するディスク掛止部16a,16bが夫々形成されている。
図4は、図1に示すディスク状記録媒体用収納ケースにおいて、ディスク状記録媒体Dを嵌合部7に固着する際の作用を説明するためのIII−III’一部矢視断面図である。
図4に示す如く、本実施形態に係る嵌合部7は2つの対向する弾性変形可能な支持腕部12a,12bと、2つの前記支持腕部12に連設し夫々支持された2つの扇形状のボタン部14a,14bとを備えている。支持腕部12a,12bは、基部26,26より中心部方向へ傾斜して形成されている。符号20は、支持腕部12の巾方向に形成された切込部である。
前記2つの扇形状のボタン部14a,14bは略V字形状ばね15によって連接している。V字形状ばね15は、図3に示す如く、底部15bを介して対向する板部15aと15cとからなっている板ばねである。また前記扇形状のボタン部14a,14bの扇状外周縁には外周方向へ突出するディスク掛止部16a,16bが夫々形成されている。
このような構造において、ディスク状記録媒体Dを嵌合部に固着する際に、先ずディスク状記録媒体Dの中心孔Hにおける内周縁下面が、前記ディスク掛止部16a、16bの傾斜面に接触する。そしてディスク状記録媒体Dを更に押し下げると、ディスクの中心孔Hと摺動するディスク掛止部16a,16bが中心部側へ押される。板ばねにおける板部15aと15cとが接近し底部15bに負荷がかかる。
図5は、図1に示すディスク状記録媒体用収納ケースにおいて、ディスク状記録媒体を嵌合部に固着した状態を示すIII−III’一部矢視断面図である。
図4の状態から更にディスク状記録媒体Dを押し下げると、板ばねによる弾撥力によって、ディスク掛止部16a,16bの下面にディスク状記録媒体Dが係合し固着される。この際、ディスク状記録媒体Dの中心孔Hの内周面は、中心孔支持部材17とも接触し、安定して固着される。
図6は、図1に示すディスク状記録媒体用収納ケースにおいて、ディスク状記録媒体を嵌合部から取り外す工程を説明するためのIII−III’一部断面図である。
図5に示した状態において、指等でボタン部14a,14bに圧力を加えると、板ばね15において対向する板部15aと15cとが近接する。この際、ボタン部14a又は14bのどちらか一方に圧力が加わった場合でも、板ばね15によって、圧力の加わっていないボタン部も圧力が加わった状態と同様の動作が生じる。
そして、ディスク状記録媒体Dは、中心孔支持部材17の外周に設けられている図示しないリブ18にディスク状記録媒体の下面が接触する。
図7は、図1に示すディスク状記録媒体用収納ケースにおいて、ディスク状記録媒体を嵌合部から取り外す工程を説明するためのIII−III’一部矢視断面図である。
図7に示す如く、ディスク状記録媒体Dの下面は中心孔支持部材17の外周に設けられている図示しないリブ18に支持されているため、ボタン部14a,14bに圧力を加えることによって、ディスク状記録媒体の中心孔が嵌合部7のボタン掛止部16a,16bから外れる。
本実施形態に係る上記機構により、ディスク状記録媒体の着脱を円滑に行うことができる。またケース本体に若干の反りが生じていてもディスク状記録媒体の記録面を傷つけず、ディスク状記録媒体の着脱を円滑に行うことができる。
さらにディスク状記録媒体を嵌合部より取り外す際に主に嵌合部でディスク状記録媒体の下面を支持することによって、ケース本体に若干の反りが生じていても均等にディスク状記録媒体の下面を支持することができるという優れた効果を奏する。
実施形態2
図8は、本考案のディスク状記録媒体用収納ケースの他の実施形態2を示す斜視図である。
図8の符号30は、ディスク状記録媒体用収納ケースである。収納ケース30は、ケース本体31と蓋体32と、ケース本体31と蓋体32とがヒンジ33によって開閉自在に枢支されて構成されている。
ヒンジ33に対向してケース本体31の他端側とケース蓋体32の他端側とを着脱自在に係合するようにそれぞれに設けられた係合部材42,43とを具備している。
前記ケース本体31には、ケース蓋体32に対向する内面側にディスク状記録媒体を固着する第1ディスク嵌合部37と、記録面収納部36と、ディスク状記録媒体の外周縁を支持するディスク外周縁部38とが形成されている。
ヒンジ33の内側には軸受部44a,44bが設けられ、当該軸受部44a,44bを介してディスク収納プレート40がヒンジ33に回動自在に設けられている。ディスク収納プレート40には、ケース本体31対向してディスク状記録媒体を取り付ける第2ディスク嵌合部47とディスク外周縁部48とが形成されている。
前記収納ケース30におけるケース蓋体32の内面側に図示しない解説書等の小冊子その他の付属物を差込可能に収納するクリップ38,38が蓋体側壁に沿って二体形成されている。一対のクリップ38,38は、ケース蓋体32から立ち上がって並形に延出しており、クリップ38,38の箇所に対応するケース蓋体32はクリップ型に繰り抜かれて開口39,39している。このようにクリップ38,38は、開口39,39において曲成して延出する形状を融資、弾撥力が付与されている。
実施形態3
図9は、本実施形態に係るディスク状記録媒体用収納ケースに形成された嵌合部67を示す斜視図である。
図9に示す如く、本実施形態に係る嵌合部67は2つの対向する弾性変形可能な支持腕部12,12と2つの前記支持腕部12に連設し、夫々支持された2つの扇形状のボタン部14,14とを備えている。
前記2つの扇形状のボタン部14,14は略V字形状ばね15によって連接している。また前記扇形状のボタン部14の扇状外周縁には外周方向へ突出するディスク掛止部16,16が形成されている。
前記ボタン部14をディスク状記録媒体の中心孔の内周縁で押圧することによって、前記V字形状ばね15の対向する板間が縮小し2つの扇形状のボタン部14,14が近接し、ディスク状記録媒体の中心孔を前記2つの扇形状のボタン部に外嵌することができる。この際、前記ディスク掛止部16,16がディスク状記録媒体の中心孔の内周縁の上面側に掛かりディスク状記録媒体を係止することによって、ディスク状記録媒体を嵌合部7に固着することができる。
また前記ディスク嵌合部67において、前記扇形状のボタン部14,14が形成された以外でディスク状記録媒体の中心孔を支持する中心孔支持部材17,17がケース本体1の内面側より立設している。さらにディスク状記録媒体を収納した際にディスク状記録媒体の下面に接触する曲板状のリブ68,68が前記中心孔支持部材17,17の外周に設けられている。
前記中心孔支持部材17,17は、前記扇形状のボタン部14,14の曲線部位とともにディスク状記録媒体の中心孔の内周に密接して、収納時におけるディスク状記録媒体の固定を安定させる。
また前記リブ68,68を設けることによって、ケース本体に若干の反りが生じていても均等にディスク状記録媒体の下面を支持することができ、ディスク状記録媒体の着脱を円滑に行うことができる。
さらに前記支持腕部12,12の基部26近傍であって支持腕部12の巾方向に切込部20が設けられている。このように前記支持腕部12の巾方向に切込部20を設けることによって、支持腕部12における切込部20が形成された箇所が他の箇所よりも屈曲し易くなる。切込部20を形成することによって、支持腕部12の当該箇所の耐久性が弱化するためである。
また前記支持腕部12,12が、ディスク嵌合部の中心部に向って巾が細くなるように、支持腕部12,12の両側面22,22は図1に示す如くS字カーブ形状に加工されている。
前記支持腕部12,12の両側面をS字カーブ形状に加工することによって、支持腕部12の根元部の強度を上げ、中心部に向うほど屈曲率を上げることができる。このような構造によって支持腕部12における靭性と弾性を向上させることができる。
特に根元部が高強度であることによって、支持腕部12の基部近傍の割れを防止することができる。
1 ケース本体
2 ケース蓋体
3 ヒンジ
4 軸受部
5 把持部
6 記録面収納部
7 嵌合部
8 ディスク外周縁部
9 凹部
10 ディスク状記録媒体用収納ケース
11 外周部
12 支持腕部
14 ボタン部
15 V字形状ばね
16 ディスク掛止部
17 中心孔支持部材
18 リブ
20 切込部
22 両側面22,22は図1に示す如くS字カーブ形状に加工されている。
26 基部

Claims (4)

  1. ケース本体とケース蓋体とがヒンジによって開閉自在に枢支されるディスク収納ケースにおいて、前記ケース本体の閉鎖時内面側にディスク状記録媒体の中心孔を係合するディスク嵌合部を有し、該ディスク嵌合部が2つの対向する弾性変形可能な支持腕部と2つの前記支持腕部により夫々支持された2つの扇形状のボタン部とを備え、当該2つの扇形状のボタン部は略V字形状ばねによって連接し、前記扇形状のボタン部の扇状外周縁には外周方向へ突出するディスク掛止部が形成されており、前記ボタン部をディスク記録媒体の中心孔周縁で押圧することによって前記V字形状ばねの対向する板間が縮小し2つの扇形状のボタン部が近接することによって、ディスク状記録媒体の中心孔を前記2つの扇形状のボタン部に外嵌することができ、前記ディスク掛止部がディスク状記録媒体の中心孔の内周縁を係止するディスク嵌合部が形成されていることを特徴とするディスク状記録媒体用収納ケース。
  2. 前記ディスク嵌合部において、前記扇形状のボタン部が形成された以外でディスク状記録媒体の中心孔を支持する中心孔支持部材がケース本体の内面側より立設し、当該中心孔支持部材が前記扇形状のボタン部の平面と面一又は該ボタン部の平面より突出しており、ディスク状記録媒体を収納した際にディスクの下面に接触するリブが前記中心孔支持部材の外周近傍に設けられていることを特徴とする請求項1に記載されたディスク状記録媒体用収納ケース。
  3. 前記支持腕部の基部近傍であって支持腕部の巾方向に切込部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載されたディスク状記録媒体用収納ケース。
  4. 前記支持腕部が、ディスク嵌合部の中心部に向って巾が細くなるように両側面がS字カーブ形状に加工されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載されたディスク状記録媒体用収納ケース。
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