JP3682701B2 - 光ディスク収納体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DVD、音楽用コンパクトディスクあるいはコンピューター用CD−ROM等の光ディスクを汚損、損傷させることなく収納・取り出しすることができる収納ケースに関するものであり、特に、流通段階等において落下等の多大な衝撃を受けた場合でも光ディスクを脱落させることなく確実に収納することができるとともに、光ディスク購入者が使用する際にはケースの開閉に応じて光ディスクが起倒して容易に収納・取り出しすることができるように工夫をこらしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、DVD等の光ディスクを収納する収納体としては、光ディスクの中心穴を係合する前記係合突部を備えた保持板と、開閉自在な蓋体とがヒンジ状に一体形成された構造のDVD用の収納体がある。この従来の光ディスク収納体にあっては、光ディスクにとってきわめて重要な中心穴内周が係合突部に擦れることで光ディスクの回転が偏心したり、光ディスクが本来の回転面に対して傾斜したりするおそれがあり、また光ディスクが保持板表面に密接して収納されることで光ディスクを取り出しづらいことから、本発明者は、特願2000−136889において、光ディスクの外周縁を係合することで光ディスクの中心穴を損傷するおそれをなくし、かつ開蓋時に光ディスクを斜め上方に傾斜させることで光ディスクを容易に取り出すことができる光ディスク収納体を案出したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した光ディスク収納体は、ユーザーが使いやすくかつ光ディスクが損傷するおそれのない優れたものであるが、ユーザーが使いやすいように光ディスクを斜め上方に傾斜した状態で立ち上がらせ蓋体の開閉に応じて起倒自在とする構造では、光ディスクの装填が自動化(ロボット化)されている製造工程に対応できないという問題があった。すなわち、現在の製造工程では収納ケースを約10mmの隙間に連続的に通過させることから、光ディスク保持体が持ち上がっているとこの隙間を通過することができず、またロボットが上から下へ垂直に降下させる光ディスクを光ディスク保持体に装填するためには、光ディスク保持体は収納ケースに対して水平に保持されている必要があった。そこで、その対策として光ディスクを保持する保持体を製造工程において一時的に水平に固定する手段も案出されたものの、製造段階において水平に保持する光ディスクを、ユーザーが使用する段階において蓋体の開閉に応じて起倒自在とすることは難しく、ましてや開蓋時に斜め上方に傾斜した状態で立ち上がる光ディスクを閉蓋時に抜け出し・脱落を確実に防止し得る構造の光ディスク収納体は存在しなかった。
【0004】
そこで、本発明にあっては、光ディスクの装填が自動化(ロボット化)されている製造工程に対応して製造段階では光ディスクを水平に保持するとともに、ユーザーの使用段階においては蓋体の開閉に応じて光ディスクが起倒することを可能とし、さらに光ディスクを水平に保持する製造段階と、蓋体の開閉に応じて光ディスクが起倒するユーザー使用段階の双方において、光ディスクの抜け出し・脱落を確実に防止することができる光ディスク収納体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成すべく、本発明の光ディスク収納体は、開閉自在な蓋体を備えた収納ケース、基部を収納ケース内の係合部に取り付け先方部にて光ディスクの外周縁を着脱自在に保持する光ディスク保持体とからなり、該光ディスク保持体の基部は前記収納ケース内の係合部に対して移動自在で、基端部方向に移動させた位置では光ディスク保持体の先方部分が収納ケース底面上に設けた掛止部から離間して掛止状態が解除され光ディスク保持体の先方部分は斜め上方に傾斜した状態で立ち上がり蓋体の開閉に応じて可撓性を有して上下動し、また先方部方向に移動させた位置では光ディスク保持体の先方部分が前記掛止部に掛止され収納ケース底面上に保持されることを特徴とするものである。
【0006】
または、開閉自在な蓋体を備えた収納ケース、基部を収納ケース内の係合部に取り付け先方部にて光ディスクの外周縁を着脱自在に保持する光ディスク保持体とからなり、該光ディスク保持体は光ディスクの底面外周縁を支持する光ディスク支持部と、光ディスクの水平方向への抜け出しを防止すべく光ディスクの外周と当接する側壁部材と、この側壁部材に突設形成され収納する光ディスクの上面方向への抜け出しを防止する掛止部材とを備えるとともに、前記光ディスク保持体の基部は前記収納ケース内の係合部に対して移動自在で、基端部方向に移動させた位置では光ディスク保持体の先方部分が収納ケース底面上に設けた掛止部から離間して掛止状態が解除され光ディスク保持体の先方部分は斜め上方に傾斜した状態で立ち上がり蓋体の開閉に応じて可撓性を有して上下動し、また先方部方向に移動させた位置では光ディスク保持体の先方部分が前記掛止部に掛止され収納ケース底面上に保持されることを特徴とするものである。
【0007】
また、蓋体には閉蓋時に光ディスク保持体からの光ディスクの上面方向への抜け出しを防止すべく光ディスクの上面に位置する抜け出し防止部材と、光ディスク保持体が収納ケース内で水平方向に移動することを防止すべく光ディスク保持体と係合する移動防止係合部を設けてなることを特徴とするものである。
【0008】
また、収納ケースは、収納基体と該収納基体と開閉自在に係合する蓋体と前記収納基体と蓋体の間に介在する背部とから形成され、該背部と蓋体には閉蓋時に光ディスク保持体からの光ディスクの上面方向への抜け出しを防止すべく光ディスクの上面に位置する抜け出し防止部材と、光ディスク保持体が収納ケース内で水平方向に移動することを防止すべく光ディスク保持体と係合する移動防止係合部をそれぞれ設けることを特徴とするものである。
【0009】
また、移動防止係合部は、光ディスク保持体が基端部方向に移動した位置と、光ディスク保持体が先方部方向に移動した位置において閉蓋時にそれぞれ係合することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1〜図11は、本発明の光ディスク収納体を示し、図中1は主にDVDや音楽用コンパクトディスク等に用いられる合成樹脂製の光ディスク収納体である。この光ディスク収納体1は、光ディスク2を着脱自在に保持する光ディスク保持体3と収納ケース4とからなり、さらにこの収納ケース4は、光ディスク保持体3の基部5をその一側に着脱自在に係合する収納基体6と、光ディスク2上方を開閉自在に閉蓋して収納基体6と係合する蓋体7と、この収納基体6と蓋体7との間に介在する背部8とから一体的に構成されている。この収納ケース4は、収納基体6と蓋体7が背部8との境界辺で自在に折曲する丁番構造を有し、蓋体7は収納基体6に係合して閉蓋するとともに、開蓋した状態を保持することもできるものである。
【0011】
本実施例の光ディスク収納体1は、この種光ディスク収納体にとって重要な課題である組立工程のロボット化に適用する構造としたことを特徴としている。すなわち、光ディスク収納体に光ディスクを収納し包装するロボット化された組立工程において、光ディスク収納体1は、蓋体7を開いた状態で高さ10mm程度の隙間を通り抜けなければならず、そのため光ディスク保持体3の先端部が収納基体面から持ち上がらずに密着した状態にし、そして上方から下降してくる光ディスク2を確実に光ディスク保持体3に係合する必要があった。その上で、使用者が使用する際には、蓋体の開閉に応じて光ディスク保持体3の先端部が上下動して光ディスク2を挿脱しやすくする構造とするものである。
【0012】
そこで、本実施例にあっては、収納ケース4の収納基体6の内面上に、光ディスク保持体3の先端部2個所を着脱自在に係止するための鈎部9aを設けた2つの掛止部材9と、光ディスク保持体3の基部5両端を係脱自在かつ水平移動可能に係止する2つの係合部材10を立設するとともに、図1と図2に示すごとく、光ディスク保持体3は係合部材10に対し前後に移動する構造としている。
【0013】
すなわち、図1に示す光ディスク保持体3が先方部方向に移動した位置は、光ディスクの装填を自動化して行うロボット化された組立工程から販売店に至るまでの間のことを考慮したものであり、光ディスク保持体3の先端部は、図3に示すごとく、掛止部材9の鈎部9aに係止され、光ディスク保持体3は収納基体6とほぼ密接した平行状態で固定されるとともに、光ディスク2の先方部分は掛止部材9の円弧状部分に1mm未満の微小間隔で近接し、運搬や落下などの衝撃等で前方方向へ抜け出ることを防止している。
【0014】
そして、この光ディスクの購入者が、光ディスク収納体1を開蓋し、図1に示す位置の光ディスク保持体3の基部5を、前記先方部方向と反対の後方部方向(基端部方向)に引くと、光ディスク保持体3は基端部方向に2〜4mm程度移動する。これにより、光ディスク保持体3の先端部分は掛止部材9の鈎部9aから離脱し、図4に示すごとく、光ディスク保持体3の先方部分は基部5を支点として斜め上方に2〜30°程度の角度で傾斜した状態に立ち上がり、これにより使用者が光ディスクを挿脱し易くするものである。これは、光ディスク保持体3の基部5を水平に保持した場合に、光ディスク保持体3の先方部分が立ち上がり傾斜状態になるように予め形成されているためであり、これにより光ディスク保持体3は蓋体の開閉に応じて可撓性を有して上下動する。尚、光ディスク保持体3が下方に撓みすぎないようにするために、収納基体6内面上の光ディスク保持体3の下面に当接する位置にストッパー部材11を配設してもよい。
【0015】
そして、開蓋した状態で光ディスク保持体3が立ち上がり傾斜状態にあるときに、収納ケース4の蓋体7を閉蓋して収納基体6に係合させると、図1に示す蓋体7に設けられた抜け出し防止部材12と、背部8に設けられた抜け出し防止部材13とが光ディスク2の上面に近接(図8及び図9に示す)することで、光ディスク2の上面方向への抜け出しが防止される。また、この抜け出し防止部材12,13には、光ディスク保持体3の先方部分の両側に設けられた係合段部14,15の溝部にそれぞれ係合するための移動防止係合部12a,13aが突設され、光ディスク保持体3が水平方向に移動しないようにしている。すなわち、図1に示す光ディスク保持体3の先端が掛止部材9の鈎部9aに掛止されている状態(若しくは光ディスク保持体3がその位置で、かつ鈎部9aから離脱して持ち上がった状態)で蓋体7を閉蓋すると、図8に示すごとく、移動防止係合部12aが係合段部14を押動付勢する(若しくは抜け出し防止部材12が係合段部14の頂部を押動付勢することとしてもよい)とともに、移動防止係合部12aが係合段部14の第1の溝部14aに係合する。同様に、図11に示すごとく、移動防止係合部13aが係合段部15を押動付勢する(若しくは抜け出し防止部材13が係合段部15の頂部を押動付勢することとしてもよい)とともに、移動防止係合部13aが係合段部15の第1の溝部15aに係合するものである。これにより、閉蓋した状態で光ディスク2や光ディスク保持体3を持ち上げる力が付勢された場合でも、移動防止係合部13aを含む抜け出し防止部材13が、係合段部15及び光ディスク2上面に近接して位置することで、光ディスク保持体3は鈎部9aに掛止され、かつ光ディスク2は光ディスク保持体3から離脱することはないものである。
【0016】
また、図2に示す光ディスク保持体3の先端が掛止部材9の鈎部9aから離脱して上下動自在な状態にあっては、蓋体7を閉蓋すると、図9に示すごとく、移動防止係合部12aが係合段部14を押動付勢する(若しくは抜け出し防止部材12が係合段部14の頂部を押動付勢してもよい)とともに、移動防止係合部12aが係合段部14の第2の溝部14bに係合する。同様に、移動防止係合部13aが係合段部15を押動付勢する(若しくは抜け出し防止部材13が係合段部15の頂部を押動付勢してもよい)とともに、移動防止係合部13aが係合段部15の第2の溝部15bに係合するものである。このようにして、蓋体7が収納基体6を被蓋した状態では、光ディスク2は光ディスク保持体3に対して上下方向(移動防止係合部12a,13aを含む抜け出し防止部材12,13による)も、水平方向(移動防止係合部12a,13a(及び掛止部材9)による)も確実に固定され、落下等の衝撃があっても光ディスク保持体3から脱落する虞がないものである。
【0017】
光ディスク保持体3は、収納基体6の係合部材10に着脱自在に係合する基部5と、この基部5から斜め上方に延出し上下動自在な可撓性を備える光ディスク支持部16とから構成されている。そして、光ディスク支持部16には、光ディスク2が基部5方向へ抜け出ることを防止すべく、光ディスク2外周と当接する側壁部材17を光ディスク支持部16の基部側に分割状に複数個所(本実施例にあっては2分割状)設けている。さらに、この側壁部材17には、光ディスクが光ディスク支持部16の上面方向へ抜け出ることを防止すべく、光ディスク2の外周縁を先端掛止部18aとの間で挟持する掛止部材18を光ディスク支持部16の中心方向に突出させて両端と中央に合計3個所形成している。そして、この側壁部材17の僅か内周側には、光ディスク2の記録部分が光ディスク支持部16の底面に接触して損傷することがないように、光ディスク2底面の非記録部分である外周縁にのみ当接して光ディスク2を持ち上げる断面三角形状の光ディスク外周縁支持凸部19を、光ディスク2の外周縁の半分以上に相当する幅径で周設している。この光ディスク外周縁支持凸部19の内側部分は、光ディスク2に接触しない程度に下方に位置するとともに、その中央部分は光ディスク2の収納・取り出しにも関係しないことから、先端部分から大きく切り欠いている。
【0018】
前記掛止部材18は、図5及び図7に示すごとく、ディスク外周縁を掛止する先端掛止部18aと、この先端掛止部18aを光ディスクの外周方向に撓曲自在とすべく、その一側を側壁部材17から切り離すとともに、その切り離された一側に繋げて先端掛止部18aの下端を一定程度の幅径で光ディスク支持部16から切り離して構成される水平方向に反り返り自在な薄板状の撓曲部18bから構成される。また、先端掛止部18aは、図5に示すごとく、その上部には光ディスク2内周方向に向かって下方に傾斜(曲線状か直線状かは問わない)するテーパー部を設けることで、光ディスク2の外周縁が降下して当接した際に、先端掛止部18aは光ディスクの外周方向へ撓曲して光ディスク2を降下させていくものである。また、テーパー部の下端には、水平な掛止段部を形成して、一旦掛止した光ディスク2が上方に抜け出ないようにしている。
【0019】
また、光ディスク支持部16における先端部分には、その両端にストッパー部20を突設し、光ディスク2が先端方向へ抜け出ることを防止するとともに、このストッパー部20は光ディスク2の先端部分を持ち上げるようにして先端方向で斜め上方向に移動させることで抜け出ることができる、側壁部材17よりも高さのある形状としている。
【0020】
このような構成からなる本発明の光ディスク収納体1において、光ディスク2を光ディスク支持部16に装填する動作としては、通常は前述した従来の光ディスク収納体と同様に、光ディスク2を前下がりに傾斜させて把持し、これを光ディスク支持部16の基端部方向に向かって斜め下方向に移動させて行く。そして、光ディスク2の前方部分が側壁部材17に当接したところでは、既に光ディスク2はストッパー部21を通り越しており、この状態で光ディスク2の後方部分を光ディスク支持部16に降下させることで、光ディスク2は光ディスク支持部16に装填される。これにより、光ディスク2の基端部方向は側壁部材8と掛止部材9により抜け出しを防止されるとともに、光ディスク2の先端部方向はストッパー部21により抜け出しを防止される。
【0021】
これに対し、ロボットによる光ディスクの自動装填をさせる場合には、図5に示すごとく、光ディスク支持部16の上方に平行に光ディスク2を位置させ、真っ直ぐに降下させる。次に、光ディスク2の外周縁が掛止部材18のテーパー部に当接すると、先端掛止部18は光ディスク2に押され、図7に示すごとく、撓曲部が反り返ることにより外周方向へと撓曲する。さらに、光ディスク2が降下し、光ディスク外周縁支持凸部19に当接すると、図5に示すごとく、先端掛止部18aは光ディスク2による押動付勢がなくなって元の位置へ戻るべく光ディスク内周方向に戻る。これにより、掛止部材18の掛止段部が光ディスク2外周縁上端に掛かることで、光ディスク2は光ディスク支持部16に装填され抜け出しを防止される。
【0022】
また、光ディスク2を光ディスク支持部16から取り出す動作としては、前述した従来の光ディスク収納体と同様に、光ディスク2の先端部分と中心孔2aを把持し、光ディスク2の先端部分を、ストッパー部21を越える高さに持ち上げ、そのまま先端方向の斜め上方向に移動させることで光ディスク2を容易に取り出すことができるものである。
【0023】
尚、上述した実施例にあっては、抜け出し防止部材と移動防止係合部とを蓋体と背部にそれぞれ設ける構成について説明したが、それ以外にも蓋体の両側にそれぞれ抜け出し防止部材と移動防止係合部を設ける構成としてもよいものである。
【0024】
【発明の効果】
しかして本発明によれば、光ディスク保持体の基部は収納ケース内の係合部に対して移動自在で、基端部方向に移動させた位置では光ディスク保持体の先方部分が収納ケース底面上に設けた掛止部から離間して掛止状態が解除され光ディスク保持体の先方部分は斜め上方に傾斜した状態で立ち上がり蓋体の開閉に応じて可撓性を有して上下動し、また先方部方向に移動させた位置では光ディスク保持体の先方部分が掛止部に掛止され収納ケース底面上に保持されることで、光ディスク保持体が先方部方向に移動した位置では光ディスク保持体の先方部分が収納ケース底面上に設けた掛止部に保持され、光ディスクを光ディスク収納体に組み込むロボット化された組立工程に確実に適用できることに加え、光ディスク保持体が基端部方向に移動した位置では、光ディスク保持体が掛止部から離間して光ディスク保持体の先方部分は斜め上方に傾斜して立ち上がり、蓋体の開閉に応じて光ディスク保持体の先端部が上下動することで使用者にとって光ディスクを挿脱し易い便宜なものとすることができる。
【0025】
また、蓋体や背部に、閉蓋時に光ディスク保持体からの光ディスクの上面方向への抜け出しを防止すべく光ディスクの上面に位置する抜け出し防止部材と、光ディスク保持体が収納ケース内で水平方向に移動することを防止すべく光ディスク保持体と係合する移動防止係合部を設けることで、光ディスク及びこれを保持する光ディスク保持体は上面方向への抜け出しが防止され、また光ディスクを保持する光ディスク保持体は収納ケース内で水平移動することなく確実に係合保持される。
【0026】
また、移動防止係合部は、光ディスク保持体が基端部方向に移動した位置と、光ディスク保持体が先方部方向に移動した位置において閉蓋時にそれぞれ係合することで、製造組立段階、流通段階そしてユーザーの使用段階のあらゆる場合において、光ディスク保持体を収納ケース内に確実に係合保持して光ディスクの脱落を確実に防ぐことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク収納体における光ディスク保持体が先方部方向に位置した状態を示す平面図である。
【図2】本発明の光ディスク収納体における光ディスク保持体が基端部方向に移動した状態を示す平面図である。
【図3】本発明の光ディスク収納体における光ディスク保持体が先方部方向に位置して掛止部材に係合する状態を示す要部断面図である。
【図4】本発明の光ディスク収納体における光ディスク保持体が基端部方向に移動して掛止部材から離脱する状態を示す要部断面図である。
【図5】本発明の光ディスク収納体における光ディスク保持体に光ディスクを掛止させる状態を示す要部断面図である。
【図6】本発明の光ディスク収納体における光ディスク保持体に光ディスクを掛止した状態を示す要部断面図である。
【図7】本発明の光ディスク収納体における光ディスク保持体に光ディスクを掛止させる状態を示す要部平面図である。
【図8】本発明の光ディスク収納体の光ディスク保持体を先方部方向に移動した位置における閉蓋した状態を示す要部断面図である。
【図9】本発明の光ディスク収納体における光ディスク保持体を基端部方向に移動した位置における閉蓋した状態を示す要部断面図である。
【図10】本発明の光ディスク収納体における背部の抜け出し防止部材と係合段部との関係を示す開蓋した状態を示す要部断面図である。
【図11】本発明の光ディスク収納体における背部の抜け出し防止部材と係合段部との関係を示す閉蓋した状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 光ディスク収納体
2 光ディスク
2a 中心穴
3 光ディスク保持体
4 収納ケース
5 基部
6 収納基体
7 蓋体
8 背部
9 掛止部材
10 係合部材
11 ストッパー部材
12 抜け出し防止部材
12a 移動防止係合部
13 抜け出し防止部材
13a 移動防止係合部
14 係合段部
14a 第1の溝部
14b 第2の溝部
15 係合段部
15a 第1の溝部
15b 第2の溝部
16 光ディスク保持部
17 側壁部材
18 掛止部材
18a 先端掛止部
19 光ディスク外周縁支持凸部
20 ストッパー部

Claims (5)

  1. 開閉自在な蓋体を備えた収納ケース、基部を収納ケース内の係合部に取り付け先方部にて光ディスクの外周縁を着脱自在に保持する光ディスク保持体とからなり、該光ディスク保持体の基部は前記収納ケース内の係合部に対して移動自在で、基端部方向に移動させた位置では光ディスク保持体の先方部分が収納ケース底面上に設けた掛止部から離間して掛止状態が解除され光ディスク保持体の先方部分は斜め上方に傾斜した状態で立ち上がり蓋体の開閉に応じて可撓性を有して上下動し、また先方部方向に移動させた位置では光ディスク保持体の先方部分が前記掛止部に掛止され収納ケース底面上に保持されることを特徴とする光ディスク収納体。
  2. 開閉自在な蓋体を備えた収納ケース、基部を収納ケース内の係合部に取り付け先方部にて光ディスクの外周縁を着脱自在に保持する光ディスク保持体とからなり、該光ディスク保持体は光ディスクの底面外周縁を支持する光ディスク支持部と、光ディスクの水平方向への抜け出しを防止すべく光ディスクの外周と当接する側壁部材と、この側壁部材に突設形成され収納する光ディスクの上面方向への抜け出しを防止する掛止部材とを備えるとともに、前記光ディスク保持体の基部は前記収納ケース内の係合部に対して移動自在で、基端部方向に移動させた位置では光ディスク保持体の先方部分が収納ケース底面上に設けた掛止部から離間して掛止状態が解除され光ディスク保持体の先方部分は斜め上方に傾斜した状態で立ち上がり蓋体の開閉に応じて可撓性を有して上下動し、また先方部方向に移動させた位置では光ディスク保持体の先方部分が前記掛止部に掛止され収納ケース底面上に保持されることを特徴とする光ディスク収納体。
  3. 蓋体には閉蓋時に光ディスク保持体からの光ディスクの上面方向への抜け出しを防止すべく光ディスクの上面に位置する抜け出し防止部材と、光ディスク保持体が収納ケース内で水平方向に移動することを防止すべく光ディスク保持体と係合する移動防止係合部を設けてなることを特徴とする請求項1又は2記載の光ディスク収納体。
  4. 収納ケースは、収納基体と該収納基体と開閉自在に係合する蓋体と前記収納基体と蓋体の間に介在する背部とから形成され、該背部と蓋体には閉蓋時に光ディスク保持体からの光ディスクの上面方向への抜け出しを防止すべく光ディスクの上面に位置する抜け出し防止部材と、光ディスク保持体が収納ケース内で水平方向に移動することを防止すべく光ディスク保持体と係合する移動防止係合部をそれぞれ設けることを特徴とする請求項1乃至3記載の光ディスク収納体。
  5. 移動防止係合部は、光ディスク保持体が基端部方向に移動した位置と、光ディスク保持体が先方部方向に移動した位置において閉蓋時にそれぞれ係合することを特徴とする請求項3又は4記載の光ディスク収納体。
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