JP3084429U

JP3084429U - コンパクトディスクボックス

Info

Publication number: JP3084429U
Application number: JP2001005766U
Authority: JP
Inventors: 介一丁
Original assignee: 介一丁
Priority date: 2001-08-31
Filing date: 2001-08-31
Publication date: 2002-03-22
Anticipated expiration: 2007-08-31

Abstract

(57)【要約】【課題】互いに結合でき、コンパクトディスクの取り
出しが容易なコンパクトディスクボックスを提供する。【解決手段】上本体１、下本体２および置き片３から
構成される。上本体１には掛け鈎１４、下本体２には窪
み穴２２が設けられ、二つのコンパクトディスクボック
スを上下に重ねたとき掛け鈎１４と窪み穴２２とが掛り
合い、コンパクトディスクボックス同士が互いに結合す
る。コンパクトディスクが収納される置き片３は引き出
し方式に設置され、両側の緊迫鈎３４により安定してコ
ンパクトディスクボックスの中に設けられ、緊迫鈎３４
と連接される押さえ部３５が押されると、緊迫鈎３４は
コンパクトディスクボックスに掛け止められない状態と
なり、置き片３は容易に引き出され、コンパクトディス
クを取り出すことができる。また、置き片３の中央には
掛け止め片３６とバネ３７が設けられ、コンパクトディ
スクの取り出しが容易である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、コンパクトディスクボックスに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のコンパクトディスクボックスは上箱体と下箱体と収容片から構成され、上、下箱体が互いに回転できるように設置され、嵌め閉めることができる。収容片は下箱体のなかに設けられ、収容片の中央には環状に掛け止め片が設けられる。各掛け止め片が９０度に曲がる形態を呈し、コンパクトディスクを収容片に置くときに掛け止め片によってコンパクトディスクを収容片に掛け止める。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来のコンパクトディスクボックスは実際の使用で下記の欠点がある。（イ）各コンパクトディスクボックスの間には互いに結合する構造が全くないので、使用者が各コンパクトディスクをきちんと整理するためにはコンパクトディスク枠を購買する必要があり、特に使用者が購入したコンパクトディスクの数量が非常に多い場合コンパクトディスク枠も多く購入することが必要であり、経済的な負担が重い。（ロ）使用者はコンパクトディスクを収容片から取り出そうとするとき、第二指で掛け止め片を押えながら、第一指および第三指でコンパクトディスクの両側を掴んで初めて掛け止め片のコンパクトディスクに対する掛け止めを解除してコンパクトディスクを取り出す。しかし、使用上その操作は非常に面倒で不便であり、特に掛け止め片とコンパクトディスクの間の掛け止めがよりタイトであれば、コンパクトディスクの取り出しが困難である。したがって、本考案の目的は、複数のコンパクトディスクボックスを互いに結合でき、コンパクトディスクの取り出しが容易なコンパクトディスクボックスを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記の課題を解決するため、本考案の請求項記載のコンパクトディスクボックスは、下記のような解決手段を採用する。（イ）コンパクトディスクボックスの四角形周縁の端面の上端に立て壁を設置し、両側の立て壁に掛け鈎を設置し、また両側端面の下端に掛け鈎と対応する窪み穴を設ける。前記掛け鈎および窪み穴の設計で各コンパクトディスクボックスを互いに安定して積み止めることができる。（ロ）コンパクトディスクの置き片は引き出し方式でコンパクトディスクボックスのなかに設置し、同時に置き片の両側の弾性の緊迫鈎を利用して置き片をコンパクトディスクボックスの内壁に掛け止めると、置き片が安定してコンパクトディスクボックスの中に設けられ、また緊迫鈎と連接する押え部を押すことによって、緊迫鈎がコンパクトディスクボックスに掛け止められていない状態となり、置き片を順調に引き出してコンパクトディスクを取ることができる。（ハ）置き片の中央には掛け止め片及びバネを交錯させて設け、掛け止め片を押えてコンパクトディスクを取り出すときにバネの回復弾性力がコンパクトディスクの押しを助け、コンパクトディスクの取り出しがより簡単、便利および省力になる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

まず、図１から図４までを参考にして説明する。本考案の一実施例によるコンパクトディスクボックスは上本体１、下本体２および置き片３から構成され、前記上本体１および下本体２が互いに回転できるように設けられ、上本体１および下本体２は互いに嵌め閉めることができ、前記置き片３は上本体１および下本体２の結合によって形成された空間のなかに設置されるが、本考案の主要な技術改良特徴は下記にある。

【０００６】（イ）上本体１は四角形の周縁の側壁１１において上へ伸びて立て壁１２、１３を有し、両側の立て壁１３の高さが前後側の立て壁１２より高く、また両側の立て壁１３に数個の掛け鈎１４が形成され、各掛け鈎１４の両側にそれぞれ切り溝１５を有して掛け鈎１４に適当な弾性力を与える。（ロ）下本体２の両側の立て壁２１の外端面には数個の窪み穴２２を有し、各窪み穴２２は全て掛け鈎１４と対応して設けられ、また二つの立て壁２１の内端面の前端にはやや窪んだ掛け穴２３が形成される。（ハ）前記置き片３の前端は表板３１と連接され、前記表板３１の上下縁には数組の互いに対応する掛け爪３２を有し、目録キレ３３が上下掛け爪３２の間を貫き、掛け爪３２に掛けられ、前記目録キレ３３は表板３１の前側に固定され、また置き片３両側の前端にそれぞれ弾性力のある緊迫鈎３４が形成され、前記緊迫鈎３４は押え部と連接され、また置き片３の中央に複数の掛け止め片３６及びバネ３７が環状にたがいに交錯して設けられ、前記掛け止め片３６はＮ字型を呈し、バネ３７がレの字型を呈する。

【０００７】互いに回転できるように連接する上本体１および下本体２を嵌め閉めた後、両者の間に形成される空間のなかに置き片３を嵌め挿し、置き片３の両側の緊迫鈎３４を利用して下本体２の掛け穴２３を緊迫し掛けた後、置き片３をそれに止める。コンパクトディスクボックスを互いに積み上げる場合、直接一つのコンパクトディスクボックスをもう一つのコンパクトディスクボックスの上に置き、前記コンパクトディスクボックスの上本体１の掛け鈎１４をもう一つのコンパクトディスクボックスの下本体２の窪み穴２２に掛けて二つのコンパクトディスクボックスを安定して積み上げる（図５参照）。

【０００８】また置き片３を引き出してコンパクトディスクを置くかまたは取り出そうとするときに、直接置き片３の両側で外に露出する押え部３５を押えると、押え部３５と連結する緊迫鈎３４が力を受けて内へ移動して、下本体２の掛け穴２３から離脱し、順調に置き片３を引き出すことができる。

【０００９】また、コンパクトディスク４を置き片３から取り出すときには（図６、図７を参照）、直接置き片３に設ける掛け片３６に力を加えるので、この力によって掛け片３６はやや変形し、掛け片３６がコンパクトディスク４の中央の丸穴周縁をタイトに緊迫しなくなり、同時にバネ３７の回復弾性力がコンパクトディスク４を弾きだし、コンパクトディスク４はやや浮かび上がり、コンパクトディスク４の取り出しが便利になる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案のコンパクトディスクボックスは下記の長所がある。（イ）本考案の各コンパクトディスクボックスは直接互いに結合してより大きい構造になることができ、使用者がコンパクトディスクを整理するときに別にコンパクトディスク枠を購買する必要がないので従来のものと比べてより経済的である。（ロ）上本体および下本体の中の置き片の前端表板に、目録キレを挟み止める掛け爪を設けるので、各コンパクトディスクボックスを互いに掛け繋ぐときに各コンパクトディスクボックスの中に置くコンパクトディスクの内容がはっきり分かる。（ハ）置き片を取り出すときに、ただ押え部を押して、緊迫鈎を掛け片に掛けさせないようにすることで、置き片を簡単に取り出すことができ、非常に便利である。（二）置き片の中央は交錯させて設けた掛け片及びバネを有するので、掛け片を押えてコンパクトディスクを取り出すときに、バネの回復弾性力はコンパクトディスクを押し上げ、コンパクトディスクの取り出しがより容易、便利、省力になる。（ホ）本考案のコンパクトディスクボックスは、置き片を引き出す方式でコンパクトディスクを取り出す又は収納する他、直接上、下本体を開けてコンパクトディスクを取り出す又は収容することもできるので、使用上非常に便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例によるコンパクトディスクボ
ックスの斜視図である。

【図２】本考案の一実施例によるコンパクトディスクボ
ックスの平面図である。

【図３】本考案の一実施例によるコンパクトディスクボ
ックスの断面図である。

【図４】本考案の一実施例によるコンパクトディスクボ
ックスの模式的な断面図である。

【図５】本考案の一実施例によるコンパクトディスクボ
ックスを積み上げた状態を示す模式的な断面図である。

【図６】本考案の一実施例によるコンパクトディスクボ
ックスの置き片にコンパクトディスクを収容した状態を
示す断面図である。

【図７】本考案の一実施例によるコンパクトディスクボ
ックスの置き片からコンパクトディスクを取り出す時の
断面図である。

【符号の説明】

３置き片４コンパクトディスク１３，２１立て壁１４掛け鈎２２窪み穴３６掛け止め片３７バネ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】内部にコンパクトディスクの収容に提供
される置き片を備え、両側の立て壁は上方へ伸び上端に
複数の弾性力を有する掛け鈎が形成され、前記両側の立
て壁の下端に前記掛け鈎と対応する窪み穴が設けられ、
前記置き片の中央には複数の掛け止め片およびバネが環
状に互いに交錯して設けられ、前記掛け止め片はＮ型を
呈し、前記バネはレの字型に形成され、前記掛け鈎および前記窪み穴により積み重ねられ、前記
置き片の掛け止め片はコンパクトディスクの中央の丸穴
に掛け止められ、前記コンパクトディスクを取り出すと
き前記バネの回復弾性力によって前記コンパクトディス
クは弾き出されることを特徴とするコンパクトディスク
ボックス。
【請求項２】互いに回転し合って嵌め閉め可能に設置
されている上本体および下本体を備え、前記掛け鈎は前
記上本体と連接され、前記窪み穴は前記下本体に設けら
れていることを特徴とする請求項１に記載のコンパクト
ディスクボックス。
【請求項３】前記立て壁は四角形の周縁の端面の上端
に設置され、前記掛け鈎は前記両側の立て壁により形成
されていることを特徴とする請求項１に記載のコンパク
トディスクボックス。
【請求項４】前記掛け鈎の両側はそれぞれ切り溝を有
し、前記掛け鈎は所定の弾性力が与えられていることを
特徴とする請求項３に記載のコンパクトディスクボック
ス。
【請求項５】前記上本体の四角形周縁の端面の上端に
前記立て壁が凸設され、前記掛け鈎は前記両側の立て壁
により形成されていることを特徴とする請求項２に記載
のコンパクトディスクボックス。
【請求項６】前記掛け鈎の両側はそれぞれ切り溝を有
し、前記掛け鈎は所定の弾性力が与えられていることを
特徴とする請求項５に記載のコンパクトディスクボック
ス。
【請求項７】前記置き片は、引き出し可能に設置され
ていることを特徴とする請求項１に記載のコンパクトデ
ィスクボックス。
【請求項８】互いに回転し合って嵌め閉め可能に設置
されている上本体および下本体を備えることを特徴とす
る請求項１に記載のコンパクトディスクボックス。
【請求項９】前記置き片の前端は表板と連接され、目
録キレが設置可能であることを特徴とする請求項１に記
載のコンパクトディスクボックス。
【請求項１０】前記置き片の前記表板の上下端には互
いに対応する複数組の掛け爪が形成され、前記掛け爪に
前記目録キレが係止されることを特徴とする請求項９に
記載のコンパクトディスクボックス。
【請求項１１】前記置き片の両側の前端はそれぞれ弾
性を有する緊迫鈎を有し、前記緊迫鈎は押え部と連接さ
れ、前記緊迫鈎は内壁を緊迫可能であり、前記押え部が
押えられると前記緊迫鈎による前記内壁の緊迫が解除さ
れ、前記置き片の前記コンパクトディスクボックスの中
への載置あるいは取り出しが容易であることを特徴とす
る請求項１、７、９または１０のいずれか一項に記載の
コンパクトディスクボックス。