JP3814109B2 - ディスク収納容器 - Google Patents

ディスク収納容器 Download PDF

Info

Publication number
JP3814109B2
JP3814109B2 JP24382999A JP24382999A JP3814109B2 JP 3814109 B2 JP3814109 B2 JP 3814109B2 JP 24382999 A JP24382999 A JP 24382999A JP 24382999 A JP24382999 A JP 24382999A JP 3814109 B2 JP3814109 B2 JP 3814109B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
piece
disc
stored
storage container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24382999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001063790A (ja
Inventor
稔 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Maxell Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Energy Ltd filed Critical Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority to JP24382999A priority Critical patent/JP3814109B2/ja
Publication of JP2001063790A publication Critical patent/JP2001063790A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3814109B2 publication Critical patent/JP3814109B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Packaging For Recording Disks (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、光ディスク、ハードディスクあるいは他の円盤状部材などを収納するディスク収納容器に係り、特に複数枚のディスクを収納できるディスク収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図14ないし図19は実開平4−84189号公報に記載されている磁気記録媒体包装容器を説明するための図で、図14は重畳台の平面図、図15は図14のA−A線断面図、図16は図14のB−B線拡大断面図、図17は筒状蓋の平面図、図18は図17のA−A線断面図、図19は磁気記録媒体を収納した包装容器の断面図である。
【0003】
重畳台101の底板101aに、中央突出軸102、つば部103、つば部103より張り出した周縁部104を有している。筒状蓋111を底板101aのつば部103に装着した際、中央突出軸102の上端部109は筒状蓋111の凹部114に嵌入、支持される。
【0004】
底板101aの周縁部104に、筒状蓋111の突出片112の一部を嵌合、係止する突出片受け105が設けられている。突出片受け105の下面と底板101aの上面との間隔は、突出片112の厚みと略同じで、図16に示すように突出片受け105に開口106が設けられ、突出片受け105の下方に相当する周縁部104に切欠部108が形成されている。図15に示すように突出片受け105の内側端に、つば部103の外周との間に筒状蓋111の厚み以上の隙間107が形成されている。
【0005】
筒状蓋111は図18に示すように円錐台状の上部115と円筒状の下部116から構成され、下部116に水平方向に張り出した複数の突出片112が設けられている。重畳台101と筒状蓋111を組み合わせる際には両者の軸心を合わせ、筒状蓋111の下端を重畳台101のつば部103または周縁部104に当接し、筒状蓋111を図17に示すR方向に回転させ、突出片112を突出片受け105内に嵌合、収容させる。
【0006】
この際、突出片112は図17,図18に示すように突起113を有し、突起113の上部が突出片受け105の下面に接触すると、周縁部104に切欠部108が形成されていることから、突出片112は若干下方に変形する。
【0007】
さらに筒状蓋111を回転すると、突出片112の突起113が突出片受け105に形成されている溝110(図16参照)に嵌入することにより、突出片112の変形が解除され、筒状蓋111は重畳台101に対して位置決めされる。筒状蓋111をR方向と反対側に回転すると、筒状蓋111を重畳台101から外すことができる。
【0008】
図17に示す117は突出片112に設けたストッパー、図19に示す118は重畳台101と筒状蓋111の間に積層された状態で収容された磁気ディスクである。
【0009】
図20ならびに図21は実開平3−75188号公報に記載されている光ディスク収納用容器を示す図で、図20は収納用容器の斜視図、図21は光ディスクをクランプする直前の状態を示す要部断面図である。
【0010】
図中の205は、光ディスク203を載置するディスク収納凹部201に形成されたクランプ部、205aはクランプ部205を構成する複数のクランプ片で、弾性を有しており、205bはクランプ片205aで囲まれて形成された中央孔である。
【0011】
206は蓋204に設けられた突部で、蓋204を閉じたときにクランプ部205の中央孔205bに嵌入して、各クランプ片205aの上部を図21に示すように径方向外側(矢印C方向)に押し拡げる。
【0012】
この光ディスク収納用容器は、蓋204が開かれた状態では光ディスク203はクランプされておらず、ディスク収納凹部201から光ディスク203を自由に出し入れできる。蓋204を閉じると突部206がクランプ部205の中央孔205bに圧入され、各クランプ片205aの上部を径方向外側(矢印C方向)に押し拡げ、それによって光ディスク203がクランプされる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ディスクの使用態様あるいは保管態様によっては、図19や図21のように横置きでなくディスクを縦置きにする場合がある。ところで、図14〜図19に示す磁気記録媒体包装容器は、筒状蓋111を重畳台101から外して重畳台101を横にすると、すなわち磁気ディスク118を縦にすると、上側にあった磁気ディスク118の何枚かがが中央突出軸102から外れて倒れてしまい、磁気ディスク118の使用あるいは保管に支障をきたす。
【0014】
また図20,図21に示す光ディスク収納用容器では、蓋204を開けると突部206がクランプ部205から抜け、それに伴って各クランプ片205aが復元力で内側に寄って光ディスク203へのクランプ力が無くなる。この状態で光ディスク203を立てるとクランプ部205から抜けて倒れてしまい、光ディスク203の使用あるいは保管に支障をきたす。
【0015】
さらに図14〜図19に示す磁気記録媒体包装容器において筒状蓋111を下にした状態で誤って開けた場合、あるいは図20,図21に示す光ディスク収納用容器において蓋204を下にした状態で誤って開けた場合、収納している磁気ディスク118や光ディスク203が脱落して、ディスクが損傷することがある。
【0016】
さらにまた図14〜図19に示す磁気記録媒体包装容器は、溝110の形成で一部が極薄になった片持梁状の突出片受け105、部分的に径方向外側へ突出した突出片112などが設けられているため、使用中などに突出片受け105や突出片112が曲がったり折れたりして、それの機能を喪失することがある。
【0017】
本発明の第1の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、収納しているディスクが不用意に脱落(転倒を含む)することがなく、取扱性が良好で、またディスク表面に傷を生じることのないディスク収納容器を提供することにある。
【0018】
本発明の第2の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、収納しているディスクが不用意に脱落(転倒を含む)することがなく、取扱性が良好で、またディスク表面に傷を生じることがなく、所定枚数のディスクが確実に収納できるディスク収納容器を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
前記第1の目的を達成するため、第1の本発明は、複数枚例えば光ディスクなどのディスクを重ねて収納できるディスク収納空間部を有するトレイと、そのトレイに対して開閉する蓋部材とを少なくとも備えている。
【0020】
そして収納されるべきディスクの中心孔に挿入する筒状部を前記トレイの底面部から立設し、そのトレイの一部からロック部片を屈曲可能に延設して、そのロック部片の一部を前記筒状部の一部に着脱可能に係止することができるとともに、筒状部に係止しないときにはロック部片を折りたたんでトレイの底面部側に収納でき、その収納状態のときにディスクの非記録領域と当接する凸部が前記ロック部片に設けられていることを特徴とするものである。
【0021】
前記第2の目的を達成するため、第2の本発明は、複数枚例えば光ディスクなどのディスクを重ねて収納できるディスク収納空間部を有するトレイと、そのトレイに対して開閉する蓋部材とを少なくとも備えている。
【0022】
そして収納されるべきディスクの中心孔に挿入する筒状部を前記トレイの底面部から立設し、そのトレイの一部から回動片部を有するロック部片を屈曲可能に延設して、そのロック部片の一部を前記筒状部の一部に着脱可能に係止することができるとともに、筒状部に係止しないときには前記回動片部をほぼ垂直に折ってロック部片をトレイの底面部側に収納でき、その収納状態のときに最下部のディスクの外周部が回動片部の下部に当接することを特徴とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
第1ならびに第2の本発明は前述のように、トレイから延びたロック部片を筒状部に着脱可能に係止することにより、蓋部材を開いた状態でも収納されたディスクがディスク収納空間部から脱落するのを防止する構成になっているから、ディスクを縦置きにして蓋部材を開いても収納されているディスクが倒れて外に出ることがなく、ディスクを縦置きにして使用あるいは保管することが可能である。また蓋部材を下にした状態で誤って開けた場合も、収納しているディスクが脱落して損傷するようなことがない。このようなことから取扱性の良好なディスク収納容器を提供することができる。
【0024】
第1の本発明は前述のように、ロック部片にディスクの非記録領域と当接する凸部が設けられているから、ロック部片の浮き上がりによるディスク表面の傷付きが防止できる。
【0025】
第2の本発明は前述のように、最下部のディスクの外周部が回動片部の下部に当接する構成になっているから、ロック部片の浮き上がりによるディスク表面の傷付きが防止できるとともに、所定枚数のディスクが確実に収納可能である。
【0026】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は実施の形態に係るディスク収納容器に用いる下ケースの斜視図、図2はそのディスク収納容器に用いる蓋部材の斜視図、図3はそのディスク収納容器に用いるトレイの斜視図、図4はトレイの平面図、図5は図4X−X線上におけるトレイの断面図、図6はトレイの筒状部付近の拡大断面図である。
【0027】
本発明に係るディスク収納容器は、下ケース1と、その下ケース1に装着されるトレイ2と、前記下ケース1またはトレイ2に回動可能に支持される蓋部材3の3ピースから構成され、これら3ピースは分離可能になっており、必要に応じて下ケース1とトレイ2と蓋部材3の3ピースの組み合わせ、ならびに下ケース1と蓋部材3の2ピースの組み合わせが可能になっている。
【0028】
下ケース1と蓋部材3は、ポリスチレンなどの安価で成形性ならびに透明性に優れたスチレン系樹脂で成形される。一方、トレイ2はエチレン−プロピレンランダム共重合体、エチレン−プロピレンブロック共重合体、ポリプロピレンなどからなるポリオレフィン系樹脂あるいはポリアミド樹脂などのポリアミド系樹脂など耐屈曲性に優れた合成樹脂で成形されている。
【0029】
下ケース1は図1に示すように平面形状が四角形で、底面部4と前壁5と後壁6と左右の側壁7を有し、側壁7の後壁6近くに透孔8が開設されている。
【0030】
蓋部材3は図2に示すように平面形状が四角形で、左右の側壁9の内側にライブラリを支持する複数の支持突起10が設けられ、側壁9の後端は蓋部材3の上面部11よりも若干長く形成されて、内側に突出したピン12を有している。
【0031】
トレイ2も平面形状が四角形で、底面部13と前壁14と後壁15と左右の側壁16を有し、側壁16の後壁15近くに透孔17が開設されている。これら底面部13と前壁14と後壁15と左右の側壁16により、ディスク収納空間部18が形成される。
【0032】
前記底面部13のほぼ中央部に円筒状をした筒状部19が底面部13から一体に立設され、筒状部19の外径は収納する光ディスク20の中心孔の内径と略同寸かまたは若干径小に設計され、筒状部19に対して光ディスク20が容易に抜き差しできるようになっている。
【0033】
このトレイ2(ディスク収納空間部18)内に光ディスク20が所定枚(例えば20枚)収納可能で、筒状部19の高さは光ディスク20を所定枚積層したトータル厚さよりも若干高く設計されている。筒状部19の頂部に挿入口21とそれと隣接する略月形の係止片22が設けられ、両者により係止部が構成されている。
【0034】
図4に示すように後壁15から底面部13の筒状部19側に向けて延びた2本のほぼU字状をした切込み溝23a,23bが所定の間隔をおいて設けられ、このU字状切込み溝23a,23bの間に平面形状がほぼU字形のロック部片24が形成されている。図3に示すようにロック部片24は、後壁15の上部に肉薄状の第1ヒンジ部25,25を介して一体に連結され、第1ヒンジ部25,25から延びた回動片部26,26と、回動片部26,26の先端部に肉薄状の第2ヒンジ部27,27を介して一体に連結されディスク押え部28とから構成されている。
【0035】
ロック部片24(ディスク押え部28)の自由端部側のほぼ中央位置に略半月状をした開口部29が開設され、この開口部29は前記係止片22より若干大きく設計されている。開口部29の内側に、一段低くなり後壁15側に向けて突出した突出片30が形成されている(図5参照)。
【0036】
前記開口部29とディスク押え部28の自由端部との間に、平面形状がほぼ半月状をした凸部31が一体に形成されている。この凸部31はディスク押え部28より上方に向けて突出しており、図3ないし図5に示すように前記筒状部19の基部側に設けられた段部32とほぼ同心円状で、かつほぼ同じ高さを有している。
【0037】
この段部32は、トレイ2内に積載する光ディスク20の記録領域に傷が生じないように設けたものである。すなわち図6に示すように、筒状部19が挿入される光ディスク20の中心孔と外周の記録領域33の間にドーナツ状の非記録領域34が形成されている。一方、トレイ2の段部32は底面部13より一段高くなっており、光ディスク20の非記録領域34が前記段部32上に載置されることにより、記録領域33がトレイ2の底面部13に直接接触しないで浮いた状態になり、それで記録領域33に傷が生じないようになっている。
【0038】
前述のようにロック部片24の自由端部に前記段部32とほぼ同じ高さを有する凸部31を設けておけば、ロック部片24がそれ自身の弾性力などでトレイ2の底面部13から持ち上がっていても、トレイ2内に光ディスク20を積載することにより下方に押されて、ロック部片24を図6に示すように所定の位置に納めることができる。なお、凸部31は前記段部32とほぼ同心円状に設けられているから、光ディスク20の非記録領域34と当接し、この凸部31により光ディスク20の記録領域33が傷付くことはない。
【0039】
図3ならびに図4に示すように、ロック部片24の自由端部の内側(後壁15側)には、ロック部片24の取り出しを容易にするための切欠部35が形成されている。また、前壁14と側壁16が接合しているコーナ部付近に、トレイ2からの光ディスク20の取り出しを容易にするための凹部36,36が設けられている。これら切欠部35ならびに凹部36は、指先が挿入できる十分な広さを有している。
【0040】
下ケース1の内側にトレイ2の下部が嵌合され、両者は透孔とピンあるいは凹部と凸部などの係合により着脱可能に連結される。そしてトレイ2の透孔17に蓋部材3のピン12を挿入することにより、蓋部材3がトレイ2に回動可能に支持される。
【0041】
図7は、ロック部片24をトレイ2の底面部13側に納めて、蓋部材3を開いた状態を示している。この状態では、ロック部片24の回動片部25はほぼ垂直になっており、またディスク押え部28は底面部13とほぼ同一平面状になるように納められている。
【0042】
図8は、トレイ2のディスク収納空間部18に所定枚数の光ディスク20を収納した状態を示している。光ディスク20を収納する際は、ロック部片24の自由端部側をトレイ2の底面部13から取り出しながら、回動片部25とディスク押え部28をほぼ垂直状態まで起こす。そしてトレイ2の筒状部19を光ディスク20の中心孔に順次挿入して所定枚数の光ディスク20をディスク収納空間部18内に積載、収納する。
【0043】
次にロック部片24の回動片部25とディスク押え部28をほぼ水平方向まで倒して光ディスク20の上面を覆い、ロック部片24の突出片30を筒状部19の挿入口21から挿入し、筒状部19の係止片22の下側に潜りこませて係止片22と係合する。筒状部19とロック部片24の係合状態が、図8に示されている。
【0044】
図9は、ロック部片24を底面部13に納めたまま、その上から光ディスク20をディスク収納空間部18内に積載、収納した状態を示している。そのとき図10に示すように最下部の光ディスク20の外周部は回動片部26の下部に当接し、第1ヒンジ部25を支点として回動片部26を矢印方向▲1▼に押圧する。
【0045】
回動片部26が破線で示すように斜めになってロック部片24がトレイ2の底面部13の所定位置に収まっていないとき、ディスク押え部28の一部が底面部13と重なり合っている。この重合状態で光ディスク20を収納すると、光ディスク20の記録領域33がディスク押え部28の一部に当接して傷付く虞れがある。また重合状態になっていると、寸法的に所定枚数の光ディスク20を収納することができなくなる場合もある。
【0046】
これを回避するため前述のように、光ディスク20をディスク収納空間部18内に積載した際、最下部の光ディスク20の外周部(非記録領域の部分)が回動片部26の下部に当接するように、ロック部片24の位置を設定しておれば、回動片部26が斜めになっていても、光ディスク20により回動片部26が矢印方向▲1▼に押圧され、それに伴ってディスク押え部28が矢印方向▲2▼に移動して、ロック部片24が底面部13の所定位置に自動的に収まる。
【0047】
図11は蓋部材3を閉じた状態を示しており、トレイ2の上面が蓋部材3で完全に覆われて、トレイ2に収納している光ディスク20が保護される。
【0048】
図示していないが、蓋部材3を略90度開き、光ディスク20を縦置きの状態で保管することもでき、筒状部19とロック部片24の係合で光ディスク20が前に倒れたりすることがなく、縦置きの状態が保持されている。光ディスク20を使用する際にはロック部片24を筒状部19から外して所望の光ディスク20を取り出し、再びロック部片24を筒状部19に係合すればよい。
【0049】
なお、図8や図9とは使用の形態が異なるが、トレイ2を下ケース1から外し、蓋部材3を下ケース1に回動可能に支持して光ディスク20を1枚収納するディスク収納容器として使用することもできる。
【0050】
図12は、筒状部19ならびにロック部片24の変形例を示す図である。この例の場合、筒状部19をほぼ半周取り囲むようにロック部片24が形成され、ロック部片24の内周部側に2つの凸部31が設けられ、段部32の方にはこの凸部31に対応して2つの切欠部が形成されている。またこの例では、突出片30は、前壁14側に向けて突出している。筒状部19ならびにロック部片24の機能などは前記実施の形態とほぼ同様であるから、それらの説明は省略する。
【0051】
図13は、ロック部片24の変形例を示す図である。この例の場合、2つの回動片部26,26の内側寄りにリブ37,37が形成されている。このリブ37を突設することにより、回動片部26と光ディスク20の外周部との接触がより確実となる。
【0052】
前記実施の形態は下ケース1とトレイ2と蓋部材3の3ピースからディスク収納容器を構成したが、下ケースを省略してトレイと蓋部材とからディスク収納容器を構成することもできる。この場合トレイと蓋部材は別体であっても、薄肉のヒンジ部を介してトレイと蓋部材を一体に形成することもできる。
【0053】
前記実施の形態はトレイ2の後壁15にロック部片24を設けたが、前壁や側壁などトレイの他の部分からロック部片を一体に延設することもできる。
【0054】
前記実施の形態は筒状部19の頂面に係止部を設けたが、筒状部の上部側面に係止部を形成することもできる。
【0055】
前記実施の形態は円筒状の筒状部19を設けたが、三角形以上の多角形の筒状部を設けることもできる。
【0056】
前記実施の形態は蓋部材3をトレイ2に回動可能に支持したが、蓋部材3を下ケース1に回動可能に支持して、その間にトレイ2を配置することもできる。
【0057】
前記実施の形態は光ディスク20を収納する場合を説明したが、ハードディスクや他の円盤状部材などを収納するディスク収納容器にも適用可能である。
【0058】
【発明の効果】
第1ならびに第2の本発明は前述のように、トレイから延びたロック部片を筒状部に着脱可能に係止することにより、蓋部材を開いた状態でも収納されたディスクがディスク収納空間部から脱落するのを防止する構成になっているから、ディスクを縦置きにして蓋部材を開いても収納されているディスクが倒れて外に出ることがなく、ディスクを縦置きにして使用あるいは保管することが可能である。また蓋部材を下にした状態で誤って開けた場合も、収納しているディスクが脱落して損傷するようなことがない。このようなことから取扱性の良好なディスク収納容器を提供することができる。
【0059】
第1の本発明は前述のように、ロック部片にディスクの非記録領域と当接する凸部が設けられているから、ロック部片の浮き上がりによるディスク表面の傷付きが防止できる。
【0060】
第2の本発明は前述のように、最下部のディスクの外周部が回動片部の下部に当接する構成になっているから、ロック部片の浮き上がりによるディスク表面の傷付きが防止できるとともに、所定枚数のディスクが確実に収納可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るディスク収納容器に用いる下ケースの斜視図である。
【図2】そのディスク収納容器に用いる蓋部材の斜視図である。
【図3】そのディスク収納容器に用いるトレイの斜視図である。
【図4】そのトレイの平面図である。
【図5】図4X−X線上の断面図である。
【図6】そのトレイの筒状部付近の拡大断面図である。
【図7】蓋部材を開いて光ディスクを収納する前の状態を示す斜視図である。
【図8】光ディスクを収納してロック部片を筒状部に係止した状態を示す斜視図である。
【図9】ロック部片を取り出さないで光ディスクを収納した状態を示す斜視図である。
【図10】ロック部片を取り出さないで光ディスクを収納したときの回動片部付近の状態を示す拡大断面図である。
【図11】蓋部材を閉じた状態を示す斜視図である。
【図12】筒状部とロック部片の変形例を示すトレイの平面図である。
【図13】ロック部片の変形例を示すトレイの斜視図である。
【図14】従来提案された磁気記録媒体包装容器に用いる重畳台の平面図である。
【図15】図14のA−A線断面図である。
【図16】図14のB−B線拡大断面図である。
【図17】そのディスク収納容器に用いる筒状蓋の平面図である。
【図18】図17のA−A線断面図である。
【図19】磁気記録媒体を収納した包装容器の断面図である。
【図20】従来提案された光ディスク収納用容器の斜視図である。
【図21】光ディスクをクランプする直前の状態を示す光ディスク収納用容器の要部断面図である。
【符号の説明】
1 下ケース
2 トレイ
3 蓋部材
13 底面部
14 前壁
15 後壁
16 側壁
18 ディスク収納空間部
19 筒状部
20 光ディスク
21 挿入口
22 係止片
23a,23b 切り込み溝
24 ロック部片
25 第1ヒンジ部
26 回動片部
27 第2ヒンジ部
28 ディスク押え部
29 開口部
30 突出片
31 凸部
32 段部
33 記録領域
34 非記録領域
35 切欠部
36 凹部
37 リブ

Claims (5)

  1. 複数枚のディスクを重ねて収納できるディスク収納空間部を有するトレイと、そのトレイに対して開閉する蓋部材とを少なくとも備え、
    収納されるべきディスクの中心孔に挿入する筒状部を前記トレイの底面部から立設し、そのトレイの一部からロック部片を屈曲可能に延設して、そのロック部片の一部を前記筒状部の一部に着脱可能に係止することができるとともに、筒状部に係止しないときにはロック部片を折りたたんでトレイの底面部側に収納でき、その収納状態のときにディスクの非記録領域と当接する凸部が前記ロック部片に設けられていることを特徴とするディスク収納容器。
  2. 複数枚のディスクを重ねて収納できるディスク収納空間部を有するトレイと、そのトレイに対して開閉する蓋部材とを少なくとも備え、
    収納されるべきディスクの中心孔に挿入する筒状部を前記トレイの底面部から立設し、そのトレイの一部から回動片部を有するロック部片を屈曲可能に延設して、そのロック部片の一部を前記筒状部の一部に着脱可能に係止することができるとともに、筒状部に係止しないときには前記回動片部をほぼ垂直に折ってロック部片をトレイの底面部側に収納でき、その収納状態のときに最下部のディスクの外周部が回動片部の下部に当接することを特徴とするディスク収納容器。
  3. 請求項1または請求項2記載のディスク収納容器において、前記ディスク収納容器が、下ケースと、その下ケースに装着される前記トレイと、前記下ケースまたはトレイに可動可能に支持される蓋部材とから構成されていることを特徴とするディスク収納容器。
  4. 請求項1記載のディスク収納容器において、前記凸部が、前記筒状部の基部に設けられた段部とほぼ同心円状でかつほぼ同じ高さに設けられていることを特徴とするディスク収納容器。
  5. 請求項2記載のディスク収納容器において、前記回動片部にディスクの外周部が当接するリブが設けられていることを特徴とするディスク収納容器。
JP24382999A 1999-08-30 1999-08-30 ディスク収納容器 Expired - Fee Related JP3814109B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24382999A JP3814109B2 (ja) 1999-08-30 1999-08-30 ディスク収納容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24382999A JP3814109B2 (ja) 1999-08-30 1999-08-30 ディスク収納容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001063790A JP2001063790A (ja) 2001-03-13
JP3814109B2 true JP3814109B2 (ja) 2006-08-23

Family

ID=17109565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24382999A Expired - Fee Related JP3814109B2 (ja) 1999-08-30 1999-08-30 ディスク収納容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3814109B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001063790A (ja) 2001-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6454090B1 (en) Disc storage container
US5996788A (en) Storage container for recorded media
EP1137582B1 (en) Disc rosette with release tab
US20080302684A1 (en) Security Storage Container
US6789667B2 (en) Storage container for recorded media
WO2004097830A1 (en) Security device for a disk box
WO2001087741A1 (en) Disc storage container
JP2003063586A (ja) 記録媒体収納ケース
US6119872A (en) Disc storage container with preload
JP3496627B2 (ja) ディスク収納ケース
JP3814109B2 (ja) ディスク収納容器
EP0983204A1 (en) Case and tray for holding compact discs
JP2004532773A (ja) 薄型コンパクトディスク・ホルダ
EP2150956B1 (en) Packages for holding compact discs
JP3814110B2 (ja) ディスク収納容器
JP2000344293A (ja) ディスク収納容器
JP3099296B1 (ja) コンパクトディスク収納ケース及びディスク収納補助トレイ
WO2001026999A1 (fr) Boitier de rangement pour disque optique
KR200284053Y1 (ko) 디스크 보관 케이스
JP2002019871A (ja) ディスク収納用ケース
JP2007168867A (ja) ディスク収納ケース
JP3541533B2 (ja) ディスクカートリッジ収納ケース
JP2651900B2 (ja) 光ディスク収納体
JP4352638B2 (ja) 記録媒体収納ケース
WO2007010809A1 (ja) メモリカードホルダ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060602

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees